JP2005072892A - 携帯電話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】受信側携帯電話機の着信時の待ち時間中に、既存技術による呼び出し音を送信者に送信する機能に代えて、着信時に発生する呼び出しメロディ音と同じ呼び出しメロディ音を送信者に送信する機能を有する携帯電話機を提供する。
【解決手段】本発明の携帯電話機は、呼び出しメロディ音を発生して受信者に着信を通報する手段と前記呼び出しメロディ音を送信者に送信する手段を同時に実行する機能を具現化するために、呼び出しメロディ・アプリケーションを配信するサイトからダウンロードした前記呼出しメロディ・アプリケーションを本体に搭載したので、中継局などの設備を必要とせず、携帯電話機単独で、目的を達成できる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の携帯電話機は、呼び出しメロディ音を発生して受信者に着信を通報する手段と前記呼び出しメロディ音を送信者に送信する手段を同時に実行する機能を具現化するために、呼び出しメロディ・アプリケーションを配信するサイトからダウンロードした前記呼出しメロディ・アプリケーションを本体に搭載したので、中継局などの設備を必要とせず、携帯電話機単独で、目的を達成できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、呼び出しメロディ音を送信者に送信する機能を有する携帯電話機に関するものである。
送信者が受信者宛てに電話をかけた場合、受信側携帯電話機が通話待ちの状態のとき、送信者側電話機には、呼び出し音が聞こえ、受信者を呼び出していることが判る。この方式は実用上は何らの不自由はなかった。
しかしながら、通話待ちの状態のとき、送信者側には、受信者を呼び出している呼び出し音や”しばらくそのままでお待ちください”などのメッセージが聞こえ、特に相手がしばらくの間受話器にでない場合は、送信者はいらだつことがあるという欠点があった。
この待ち時間は、潤いがなく、煩雑な実社会では、”いらだち”は、人々の心身に計り知れないストレスを与える。この”いらだち”は、この情報化時代において、通信という情報交換手段に関しては大きな障害である。
この改善策として、相手を呼び出している時間を利用して、送信者に音楽や、声の商用宣伝を流す方法が提案されている(一例としてPCT WO01/06735号)。しかし、これらの方法は、一般的には、電話交換局を含む複雑な構成であり、設備費用も嵩むなどの問題がある。
PCT WO01/06735号
「cdmaOne型式A5302CA」カシオ計算機株式会社2002.12第4版
解決しようとする問題点は、受信側携帯電話機の着信時の待ち時間中に、既存技術による呼び出し音を送信者に送信する機能に代えて、着信時に発生する呼び出しメロディ音と同じ呼び出しメロディ音を送信者に送信する機能を有する携帯電話機を提供する点にある。
本発明は、携帯電話機であって、着信時に発する呼び出しメロディ音と同じ呼び出しメロディ音を送信者に送信する機能を同時に実行するための呼び出しシステム・プログラムおよび呼び出しメロディ・データ・パッケージを備えた呼び出しメロディ・アプリケーションを搭載していることを最も主要な特徴とする。
本発明の携帯電話機は、受信側携帯電話機に着信があったとき、待ち時間を利用して、電話機内に保存されている着信メロディと同じメロディを送信相手側に送信できる機能を有し、送信者は、相手が電話口に出ない間、従来の呼び出し音でなく、メロディを楽しむことができるので、待ち時間中の”いらだち”から開放されるという利点がある。さらに、本発明の携帯電話機は、初回のみ、呼び出しメロディ・アプリケーションを搭載する手続きをすればよく、その後、この携帯電話機を通話の宛先とする場合、特別な手段を講ずることなく、メロディを楽しむことができる。
受信側携帯電話機の着信時に、受信時に発生する呼び出しメロディ音と同じ呼び出しメロディ音を送信者に送信する機能を同時に実行するするために、携帯電話機に呼び出しメロディ・アプリケーションを搭載する。
本発明の携帯電話機は、Java(登録商標)又はBREW(登録商標)で作動し、待受画面上に情報を表示するためのブラウザを備え、呼び出しメロディ音を自動送信する機能を稼動するための呼び出しメロディ・アプリケーションを常駐する。呼び出しメロディ・アプリケーションは、呼び出しシステム・プログラムおよび呼び出しメロディ・データ・パッケージを備える。
図1は、本発明の携帯電話機における1実施例の呼び出しメロディ音送信のフローチャートである。図3は、呼び出しメロディ・アプリケーション取得のフローチャートである。図4は、携帯電話機運用準備に関わる主要構成の概念ブロック図である。図5は、本発明の実施例に係るの携帯電話機の構成ブロック図である。
本発明の携帯電話機の主要構成を、図5によって説明する。携帯電話機21は、通信部211と、データ処理部212と、表示部213と、プログラム記録部214と、呼び出しメロディ音記録部215と、操作部216とを備える。通信部211は、通信を実行する回路を備え、アンテナ210を通じて、通信を行う。プログラム記録部214は、運用開始に先だってサーバ31からダウンロードした呼び出しメロディ・アプリケーションのシステム・プログラムを保存し、呼び出しメロディ音記録部215は、運用開始に先だってサーバ31からダウンロードした呼び出しメロディ・アプリケーションの呼び出しメロディ・データを保存する。データ処理部212は、呼び出しメロディ・アプリケーションの作動を制御する機能を有し、設定、計時、判断などの動作を実行する回路を備える。表示部213は、待受画面上に情報を表示するための表示器を備える。操作部216は、携帯電話機の操作を実行するに必要なファンクションキーを備える。
本発明の一部をなす呼び出しメロディ・アプリケーションを説明する。呼び出しメロディ・アプリケーションは、呼び出しシステム・プログラムと呼び出しメロディ・データ・パッケージを備える。呼び出しメロディ・アプリケーション・システムは、従来の呼び出し音の呼び出し機能に加え、メロディ音の呼び出し機能を有するシステムを備える。そのシステムは、有料系のシステムAと無料系のシステムBを備える。有料系システムAは、回線接続中の課金は受信側携帯電話機の加入者2(以下単に受信者2とする)が負担し、無料系システムBは、回線接続中の課金の一部又は全部をサーバ運営者3が負担する。本明細書においては、有料系システムAを実施例1とし、無料系システムBを実施例2とした。
本発明の携帯電話機を用いて運用開始に先だって行う準備工程を説明する。準備工程は、呼び出しメロディ・アプリケーションのダウンロードとインストールと初期設定よりなる。受信者2は、サーバ運営者3が運営するサイトから呼び出しメロディ・アプリケーションの配信を受ける。図3と図4によって、受信者2が呼び出しメロディ・アプリケーションをダウンロードして受信側携帯電話機21にインストールする手順をしめす。以下の総ての操作は受信側携帯電話機の表示部213の待受画面上で行われる。受信者2は、サイトにアクセスして、サーバ31に個人情報を登録する(ステップS31)[以下S字の前のステップの文字を省略して表示する]。契約条件などが成立すれば、次に移行する(S32)。受信者2は、システム・プログラムの選択と呼び出しメロディ音群を指定する。システム・プログラムには、システムAとシステムBとあり、両者か、いずれか一つを選択する(S33)。次に、選択したシステム・プログラムとメロディ群をダウンロードする(S34)。ダウンロードを終了したら(S35)、受信者2は、ダウンロードした呼び出しメロディ・アプリケーションを受信側携帯電話機にインストールする(S36)。受信者2は、待受画面上で呼び出しメロディ・アプリケーションのシステムの選択設定と、呼び出しメロディ音の選択設定とを行う(S37)。メロディ群は、単にメロディのみの場合のほか商用宣伝音声が重畳された場合などがある。
図1によって、受信側携帯電話機21が通信状態になったとき、着信時に発生する呼び出しメロディ音と同じ呼び出しメロディ音を送信者に送信する手順を説明する。携帯電話機操作のほかは、各ステップは全自動で作動するようにプログラムされている。受信側携帯電話機は、機能選択画面上で、予めシステムの選択・設定操作を完了してあるものとする(S101)。送信側1からの着信があったとき(S102)、話中であれば話中信号を返す(S103)。話中でなければ、受信側携帯電話機は、設定された従来システムかAシステムかBシステムの何れか一つのシステムを自動で選び(S104)、選択したシステムの実行に移行する(S105)。
本発明は、従来システムの一部の機能を利用しているので、発明との関連において、従来システムの作動手順を説明する。S101において、従来システムの選択操作を実行すると、受信側携帯電話機は、従来システムの実行を開始する(S105)。呼び出し音のタイマー・カウンターが作動し(S106)、受信者2が応答したか、時間経過したか、所定の回数になったか検出し(S107),否定であれば、呼び出し音を出し続ける(S108).受信者が応答したら(S109),応答信号のある場合は、携帯電話機は、通話状態にすすみ、無い場合は、タイマー・カウンターにもどる(S110)。呼び出し音のタイマー・カウンターが作動し(S106)、受信者が応答がなく、時間経過したか、所定の回数になったか検出し(S107),肯定であれば、携帯電話機は留守録状態になり(S120)、留守録メッセージを送信する(S121)。留守録機能のタイマー・カウンターが作動して(S122)、留守録メッセージの指示で録音が開始される(S123)。録音が終了すれば(S124)、回線は自動遮断される(S125)。録音は、タイマーの設定時間内に行う。設定時間内は回線は遮断されない。
本発明は、従来システムの一部の機能を利用しているので、発明との関連において、従来システムの一部の機能を加味して、システムAの作動手順を説明する。受信側携帯電話機がシステムAを設定してあると(S101)、着信時に、自動着信機能が作動して、S102とS103とS104とS105のステップを経たのち、図1のAにしめす点を経由して、直ちにシステムAの開始状態になる(S130)。この状態は、携帯電話機の設定画面上の簡易留守電機能と同様な機能である。次に、呼び出しタイマー・カウンターが作動する(S131)。設定時間・設定回数以内なら(S132)、受信側携帯電話機は、予め設定した呼び出しメロディ音を発生して、着信があったことを受信者2に知らせると同時に送信者側送話器11に送信しつづける(S133)。受信者2が応答すると(S134)、その時点で、メロディの発信は中止され、通話が開始される(S135、S136)。応答がなく、(S135)設定時間・設定回数を超えてしまったとき(S132)、図1のCにしめす点を経由して、留守録開始に続く(S120)。以下のステップは、従来システムと同じである。
本発明の第2の実施例は、携帯電話機を無料系システムBとして利用する場合である。本発明は、従来システムの一部の機能を利用しているので、発明との関連において、従来システムの一部の機能を加味して、無料系システムBの作動手順を図2によって説明する。図2は、無料系システムBの呼び出しメロディ音送信のためのフローチャートである。企業は、サーバ運営者3と利用者の通話料金の負担について個別に契約する。サーバ運営者3は、受信者2の通話料金の一部又は全部負担について、中継局4と契約する。この機能は呼び出しメロディ音に企業の広告宣伝用の広告音を重畳すると、企業は利用者の通話料金の負担の代償として、売上拡大におおいに寄与するという新たな効果が得られる。
受信側携帯電話機が無料系システムBを設定してあると(S101)、着信時に、S102とS103とS104とS105のステップを経たのち、図1のBにしめす点を経由して、直ちにシステムBの開始状態になり(S200)、呼び出しタイマー・カウンターが作動する(S201)、と同時に計時・計数を開始する(S210)。設定時間・設定回数以内なら(S202)、受信側携帯電話機は、予め設定したメロディを発生して、着信があったことを受信者2に知らせると同時に送信者側送話器11に送信し続ける(S203)。受信者2が応答すると(S204)、その時点で、メロディの発信は中止され、通話が開始される(S205、S206)。応答がなく、設定時間・設定回数を超えてしまったとき(S202)、図1のCにしめす点を経由して、留守録状態開始に続く(S120)。以下のステップは、従来システムと同じである。
システムBにおける料金計算手段をのべる。システムBの作動と同時に計時が開始する(S210)。受信者2が応答したために(S205)計時を停止するか(S211)、又は、受信者2が通話を終了したために(S207)計時を停止するか(S211)、停止した場合計測値はサーバ31に送信する(S213)。計時が停止しなければ(S212)、計時は続けられる。サーバ管理者3はその計測値をもって料金を計算し、通話料金の精算に利用する。
呼び出しメロディ・アプリケーションは、待ち時間を利用して、メロディを自動的に送信者に流す機能を有するが、メロディに代わって、天気予報やニュース等一般情報を流すこともできる。また、メロディに代えて、受信者が自ら作成した情報を質問してきた複数の送信者に同じ情報を連絡情報として流すことも可能となり、災害時の連絡用としての活用にも発展できる。
1 送信者
11 送信者携帯電話機
2 受信者
21 受信者携帯電話機
3 サーバ運営者
31 サーバ
4 中継局
11 送信者携帯電話機
2 受信者
21 受信者携帯電話機
3 サーバ運営者
31 サーバ
4 中継局
Claims (1)
- 呼び出しメロディ音を発生して受信者に着信を通報する手段と前記呼び出しメロディ音を送信者に送信する手段とを同時に実行するための呼び出しシステム・プログラム及び呼び出しメロディ・データ・パッケージを備えた呼び出しメロディ・アプリケーションを搭載したことを特徴とする携帯電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003299014A JP2005072892A (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 携帯電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003299014A JP2005072892A (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 携帯電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005072892A true JP2005072892A (ja) | 2005-03-17 |
Family
ID=34404349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003299014A Withdrawn JP2005072892A (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 携帯電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005072892A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008109365A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Ntt Docomo Inc | 移動端末通信システム、移動体端末装置及び通信方法 |
JP2012095154A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Kyocera Corp | 携帯通信装置、サーバ、通信システム及び同期音響出力方法 |
-
2003
- 2003-08-22 JP JP2003299014A patent/JP2005072892A/ja not_active Withdrawn
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JP2008109365A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Ntt Docomo Inc | 移動端末通信システム、移動体端末装置及び通信方法 |
JP2012095154A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Kyocera Corp | 携帯通信装置、サーバ、通信システム及び同期音響出力方法 |
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Legal Events
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