JP2005072080A - Lng気化熱利用発電装置 - Google Patents

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徳雄 大岩
Etsuo Sato
悦男 佐藤
Masakatsu Arakane
昌克 荒金
Minoru Watanabe
稔 渡邊
Hitoshi Ono
仁志 櫻野
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Chubu Electric Power Co Inc
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Abstract

【課題】LNGからNGへの気化エネルギーを有効に利用していなかった。
【解決手段】気化器1のLNG流路20、20a …と海水流路23、23a …の間に、両側の基板31、31a 間に熱電素子30、30a …を配置した熱電モジュール3、3a…を、熱電素子30、30a …の両端に温度差が発生する様に、設けることによって、LNG流路20、20a …と海水流路23、23a …に直接又は間接的に接触して熱電モジュール3、3a…に熱伝導し、温度差が保持された熱電素子30、30a …で発電する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、LNG(液化天然ガス)を天然ガス(NG)に気化させる時の熱エネルギー(気化熱)を利用するLNG気化熱利用発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、発電エネルギーとして火力、水力、原子力各種のものが使用されていたが、安全、クリーン、安定供給の観点から液化天然ガス(LNG)を用いた発電システムが注目されている。
LNGを用いた発電システムでは、海水でLNGを気化したNGをタービン発電機に供給して発電しているが、LNGを気化させる熱エネルギーは大半が低温化した海水として廃棄されている(例えば、特許文献1の図3参照)。
【0003】
一部では熱サイクルの活用として、発電所内の冷却水、ガスタービン吸気冷却水の熱交換に利用されたり(例えば、特許文献1の図1、2、4参照)、フロンを二次媒体とした発電を行っているが、この熱サイクルは設備設置が必要であったり、保守性が悪かったり、フロンによるオゾン層破壊の問題があり、LNGからNGへの気化熱を利用した熱交換や発電は一部での利用にとどまっていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−213001号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、LNGをNGに気化させる熱エネルギーを有効利用する様にしたLNG気化熱利用発電装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来技術に基づく、LNGからNGへの気化エネルギーを有効に利用していなかった課題に鑑み、LNGを海水でNGに気化する気化器のLNG流路と海水流路の間に、両側の基板間に熱電素子を配置した熱電モジュールを、熱電素子の両端に温度差が発生する様に、設けることによって、LNG流路と海水流路に直接又は間接的に接触して熱電モジュールに熱伝導し、温度差が保持された熱電素子で発電する様にして、上記課題を解決する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示す様に、LNG(液化天然ガス)をNG(天然ガス)に気化させる気化器1は、LNGがNGに気化されながら低速で流通する気化パネル2、発電機能を有する熱電モジュール3、3a…及び海水が接触流通する海水パネル4が接触した3層構造となっている。
【0008】
気化パネル2の上流側(図示のものでは下方)にLNG入口ヘッダー5が接続されると共に、該LNG入口ヘッダー5にLNGタンク6と接続する受入配管7が連結され、該受入配管7の中間にLNG加圧ポンプ8が介装されている。
又、気化パネル2の下流側(図示のものでは上方)にNG出口ヘッダー9が接続されると共に、該NG出口ヘッダー9にガスタービン(図示せず)等に連結された払出配管10が接続されている。
中間層のパネル状の熱電モジュール3、3a…に送電線11を接続すると共に、該送電線11に直流を交流に変えたり、電圧を変化させて外部出力する変電器12が接続されている。
海水パネル4の上流側(図示のものでは上方)に給水ヘッダー15が接続されると共に、該給水ヘッダー15に給水路16が接続され、該給水路16の中間に海水ポンプ17を設けると共に、先端を海中に没入させている。
又、海水パネル4の下流側(図示のものでは下方)に低温化して自然落下した海水を受け止める海水パン18を設けると共に、該海水パン18に放水路19が接続されている。
【0009】
以下、気化パネル2、熱電モジュール3、3a…及び海水パネル4からなる発電部の詳細を説明する。
図2に示す様に、複数の並行立設されたLNG流路20、20a …を有するLNGパイプ21、21a …の周囲に熱伝導性が良いLNG導熱体22を配置して気化パネル2を構成し、該気化パネル2の外側に接触状態で熱電モジュール3、3a…を介在させると共に、海水が接触流通する海水流路23、23a …を有する熱伝導性が良い海水導熱体24から成る海水パネル4を熱電モジュール3、3a…に接触配置している。
【0010】
上記実施例ではLNG導熱体22は、LNGパイプ21、21a …の形状、列設状態に合わせた嵌合凹部25、25a …を有した2分割のパネル体26、26a と成し、列設したLNGパイプ21、21a …の両側を一対のパネル体26、26a で挟持して、LNGパイプ21、21a …外周の略半円弱(劣弧部)と嵌合凹部25、25a …の内面を対向させている。
そして、LNGパイプ21、21a …と嵌合凹部25、25a …の間と、列設したLNGパイプ21、21a …の間におけるパネル体26、26a の対向面を夫々空間部27と成し、該空間部27に熱伝導性が良い熱媒体28を充填している。
又、海水パネル4の海水流路23、23a …面に海水接触時の熱伝導を効率良くする為に、多数のフィン29、29a …を設けたり、LNGパイプ21、21a …対応位置で突出させているが、これらは適宜変更する。
【0011】
尚、熱媒体28を充填する空間部27はLNGパイプ21、21a …とLNG導熱体22の間等に発生する密接不可能な全ての空間部27と成し、熱伝導的にLNGパイプ21、21a …とLNG導熱体22を接触させている。
又、LNG導熱体22は2分割のパネル体26、26a と成したが、一体形成のパネル体に穿孔してLNGパイプ21、21a …を配置しても良い。
【0012】
図2に示す第1実施例では、海水導熱体24の海水流路23、23a …が開空間(大気開放)で、海水はフィン29、29a …を有する海水導熱体24の表面に沿って流下するものを示したが、図3に示す様に、気化パネル2、熱電モジュール3、3a…及び海水パネル4が連続で接触併設される場合もあり、その時には海水導熱体24の内部に海水流路23、23a …を形成する。
尚、この第2実施例では、パネル体26、26a の嵌合凹部25、25a …の内面とLNGパイプ21、21a …の外面を嵌合密接し、パネル体26、26a の対向面間だけに空間部27を形成して熱媒体28を充填している。
【0013】
図2に示す様に、熱電モジュール3、3a…は多数の熱電素子(ペルチェ素子)30、30a …を、その両側の平面状の基板31、31a の間に規則的に配置し、夫々の熱電素子30、30a …は電気的に接合すると共に、送電線11に接続している。
詳しくは、LNG側の放熱側および海水側の吸熱側に対向配置される絶縁性の一対の基板31、31a の間に、P型およびN型のペルチェ素子から成る熱電素子30、30a …を電気的に直列に、熱的に並列に規則配置し、基板31、31a の対向両内面と熱電素子30、30a …の両端の接合面に、隣接する熱電素子30、30a …を電気的に接合する接合電極(図示せず)を設け、又基板31、31a の適宜箇所に熱電素子30、30a …に接続された入出力端子(図示せず)を設けて送電線11に接続している。
尚、熱電素子30、30a …は下記の実施例も含めてLNGまたは海水に非接触と成している。
【0014】
次に、図4に示す第3実施例を説明する。
列設方向に長寸と成した熱電モジュール3、3a…は、列設したLNGパイプ21、21a …の配列に適合して、嵌合凹部25、25a …をLNGパイプ21、21a …の外側劣弧部に直接接触させると共に、LNGパイプ21、21a …間で近接させ(この形状はパネル体26、26a の内面形状と類似)、且つ、熱電モジュール3、3a…の基板31、31a は海水に対する耐性を持たせたものと成している。
そして、一方の放熱側(内側)基板31の嵌合凹部25、25a …をLNGパイプ21、21a …に直接接触させると共に、他方の吸熱側(外側)基板31a に対して海水を直接接触させる様にし、LNGパイプ21、21a …間で近接させた対向一対の熱電モジュール3、3a…を間隔保持材32を有した結合材33で結束して、列設したLNGパイプ21、21a …の両側を熱電モジュール3、3a…で挟持し、隣接するLNGパイプ21、21a …間で非接触対向させた両側一対の熱電モジュール3、3a…の内側基板31同志の間の空間部27に熱媒体28を充填している。
尚、上記実施例では熱電モジュール3、3a…の形状を列設したLNGパイプ21、21a …の配列形状に適合させたものと成したが、熱電モジュール3、3a…基板31、31a に屈曲性を持たせて、LNGパイプ21、21a …の外面を挟持して適宜箇所で結束する様にしても良い。
【0015】
次に図5乃至図7に示す第4実施例について説明する。
この実施形態では気化パネル2、熱電モジュール3、3a…及び海水パネル4の接触3層構造は同一であるが、気化パネル2及び海水パネル4はパネル体34、34a にLNG流路20、20a …及び海水流路23、23a …を屈曲させて流路を長く穿孔したものと成し、気化パネル2及び海水パネル4自体をLNG導熱体22及び海水導熱体24と成し、これらのLNG、海水導熱体22、24の間にに熱電モジュール3、3a…を接触配置している。
【0016】
次に本発明に係るLNG気化熱利用発電装置の作用について説明する。
LNGタンク6から気化パネル2にLNG加圧ポンプ8で送り込まれた超低温(摂氏−163度)のLNGは、気化パネル2内のLNG流路20、20a …をゆっくり気化しながら流通すると共に、海水パネル4には海水ポンプ17等を介して常温の海水が常時接触している。
図2、3の第1、2実施例では、LNGの超低温はLNG導熱体22(一部は熱媒体28)を介して、海水の常温はフィン29、29a …、海水導熱体24を介して、熱電モジュール3、3a…に熱伝導し、図4の第3実施例では、LNGの超低温は直接に(一部は熱媒体28を介して)、海水の常温も直接に、熱電モジュール3、3a…に熱伝導し、図5〜7の第4実施例では、LNGの超低温および海水の常温はLNG導熱体22及び海水導熱体24を介して熱電モジュール3、3a…に熱伝導する。
【0017】
したがって、LNG流路20、20a …、海水流路23、23a …からLNG導熱体22や海水導熱体24等を介して間接的に又は直接的に熱電モジュール3、3a…に熱伝導した超低温と常温は、熱電モジュール3、3a…の基板31、31a を介して熱電素子30、30a …に熱伝導する。
これにより、熱電素子30、30a …の一端がLNGと略同一の超低温に、熱電素子30、30a …の他端が海水と略同一の常温に夫々保持され、熱電素子30、30a …の両端(基板31、31a との接触側)の温度差により、熱電素子30、30a …の内部で熱と共に電子も流れて、熱電流(P型とN型は逆方向)が発生し、送電線11を介して外部へ取り出される。
【0018】
次に、図8に示す第5実施例について説明する。
図2、3、5〜7に示す第1、2、4実施例では、LNGおよび海水に間接的に接触する熱電モジュール3、3a…を単層で配置したものを示したが、熱電素子30、30a …の両端温度差が大きいことによる熱電素子30、30a …の損傷防止と発電する際に発生するモジュール熱の熱伝導のため、熱電モジュール3、3a…は図8に示す第5実施例の複層熱電体35としても良い。
複層熱電体35の構成としては、熱電モジュール3、3a…を段積み状で複数層に配置すると共に、隣接する配置層36、36a …間に熱伝導性が良い金属製等の熱伝導板37、37a を介在させ、LNG流路20、20a …に近い配置層36b の熱電モジュール3、3a…の配置数を多くしている。
図示のものでは、熱電モジュール3、3a…を3層と成すと共に、熱伝導板37、37a を2枚と成しており、各層における熱電モジュール3、3a…の配置数は海水流路23、23a …に近い配置層36では1個、中間の配置層36a では2個、LNG流路20、20a …に近い配置層36b では4個を配置し、接触面積が順次大きくなる様にしている。
複層熱電体35の構成を全体的に整理すると、LNG流路20、20a …に近い側から、気化パネル2に接触する配置層36b の多数の熱電モジュール3、3a…、熱伝導板37a 、配置層36a の中間数の熱電モジュール3、3a…、熱伝導板37、海水パネル4に接触する配置層36の熱電モジュール3、3a…の複数層状と成り、海水流路23、23a …側の熱電モジュール3、3a…の外側基板31a からLNG流路20、20a …側の熱電モジュール3、3a…の内側基板31に順次熱伝導する。
かかる構成により、温度差は熱電モジュール3、3a…の配置層数に分割された適当条件で発電し、一方発電時に発生するモジュール熱が熱伝導板37、37a 等を介してLNG流路20、20a …側へ熱伝導する時に、隣接配置層36、36a …間で熱電モジュール3、3a…の配置数がLNG流路20、20a …側で多いため、モジュール熱は分散されてLNG流路20、20a …側へ熱伝導する。
【0019】
次に、図9に示す第6実施例について説明する。
内側基板31がLNGパイプ21、21a …に接触すると共に、外側基板31a が海水に直接接触する図4の第3実施例でも、熱電素子30、30a …を複数層化して温度差を分割することが可能である。
例えば、熱電素子30、30a …を3層化する場合、海水接触する外側基板31a の内側配置層36に少数の熱電素子30、30a …を配置すると共に、該熱電素子30、30a …の内側に熱伝導板37を配置し、その内側で配置層36a に中間数の熱電素子30、30a …および熱伝導板37a を順次配置し、該熱伝導板37a の内側配置層36b に多数の熱電素子30、30a …を配置すると共に、該熱電素子30、30a …の内側に配置した内側基板31をLNGパイプ21、21a …に接触させている。
尚、熱伝導板37、37a に面する3層の熱電素子30、30a …の一端または両端の必要箇所に絶縁性材および接合電極を設けている。
上記の様に、熱電素子30、30a …を複数配置層36、36a …と成すと共に、隣接層間に熱伝導板37、37a を介在させ、LNG流路20、20a …に近い配置層36b の熱電素子30、30a …の配置数を多くすることにより、第5実施例と同様の作用が発生し、即ち、LNGと海水の温度差は3分割されて熱電素子30、30a …に作用して発電し、熱電素子30、30a …で発生するモジュール熱等は熱電素子30、30a …が多数配置のLNG流路20、20a …側へ分散されて熱伝導する。
【0020】
【発明の効果】
要するに本発明は、LNGを海水でNGに気化する気化器1のLNG流路20、20a …と海水流路23、23a …の間に、両側の基板31、31a 間に熱電素子30、30a …を配置した熱電モジュール3、3a…を設けたので、熱電素子30、30a …の両端をLNGの低温と海水の常温に保持することが出来、その結果、熱電素子30、30a …の両端に温度差が発生するので、熱電流を発生して、LNGの気化時にも発電して、保守性が良い簡易装置で従来廃棄の気化エネルギーを有効に活用することが出来る。
【0021】
LNGパイプ21、21a …の外側に配置したLNG導熱体22と海水が流通接触する海水導熱体24の間に熱電モジュール3、3a…を配置したので、現行のLNGパイプ21、21a …を列設した気化器1に簡単に取付けて廃熱利用発電をすることが出来る。
【0022】
LNGパイプ21、21a …とLNG導熱体22の間の空間部27に熱伝導性が良い熱媒体28を充填したので、LNGパイプ21、21a …とLNG導熱体22を非接触としてLNGパイプ21、21a …の損傷を防止することが出来ると共に、非接触空間があってもLNGパイプ21、21a …とLNG導熱体22の間で熱媒体28で熱伝導を良好として効率を向上させることが出来る。
【0023】
列設したLNGパイプ21、21a …の両側を一対の熱電モジュール3、3a…で挟持したので、廃熱利用発電する熱電モジュール3、3a…を極めて容易に取付けることが出来、又LNGパイプ21、21a …の外側略半円と熱電モジュール3、3a…の内側基板31を接触状態と成すと共に、熱電モジュール3、3a…の外側基板31a と海水を接触状態と成したので、熱電素子30、30a …両端の温度差を効率良く保持することが出来、又隣接するLNGパイプ21、21a …の間で一対の熱電モジュール3、3a…の内側基板31、31a 同志を非接触と成した空間部27に熱伝導性が良い熱媒体28を充填したので、LNGパイプ21、21a …の非配置位置でも、その超低温を熱媒体28を介して熱電素子30、30a …の一端に熱伝導することが出来る。
【0024】
一対のパネル体34、34a の間に熱電モジュール3、3a…を設け、一方のパネル体34にLNG流路20、20a …を設けると共に、他方のパネル体34a に海水流路23、23a …を設けたので、堅固な機器で液漏れの心配が無く、容易に廃熱利用発電を行うことが出来る。
【0025】
熱電モジュール3、3a…または熱電素子30、30a …を複数層と成したので、LNGの超低温と海水の常温の温度差は複数分割されて熱電素子30、30a …への負荷を適正化して損傷防止を図ることが出来、又隣接層間に熱伝導板37、37a を介在させ、LNG流路20、20a …に近い配置層36、36a …の熱電モジュール3、3a…または熱電素子30、30a …の配置数を多くしたので、発電時に発生するモジュール熱は分散されて熱伝導し、LNGの気化熱として効率良く利用することが出来る等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るLNG気化熱利用発電装置の全体像を示す概略図である。
【図2】気化パネル、熱電モジュール及び海水パネルの配置状態を示す断面図である。
【図3】気化パネル、熱電モジュール及び海水パネルを連続設置した配置状態を示す断面図である。
【図4】熱電モジュールをLNGパイプに直接接触させた実施例の断面図である。
【図5】2枚のパネル体にLNG流路及び海水流路を設けた例を示す平面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図5の断面図である。
【図8】熱電モジュールを3層構成とした例を示す断面図である。
【図9】熱電素子を3層構成とした例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 気化器
3、3a… 熱電モジュール
20、20a … LNG流路
21、21a … LNGパイプ
22 LNG導熱体
23、23a … 海水流路
24 海水導熱体
27 空間部
28 熱媒体
30、30a … 熱電素子
31、31a 基板
34、34a パネル体
36、36a … 配置層
37、37a 熱伝導板

Claims (7)

  1. LNGを海水でNGに気化する気化器のLNG流路と海水流路の間に、両側の基板間に熱電素子を配置した熱電モジュールを、熱電素子の両端に温度差が発生する様に、設けたことを特徴とするLNG気化熱利用発電装置。
  2. LNGパイプの外側に配置したLNG導熱体と海水が流通接触する海水導熱体の間に熱電モジュールを配置したことを特徴とする請求項1記載のLNG気化熱利用発電装置。
  3. LNGパイプとLNG導熱体の間の空間部に熱伝導性が良い熱媒体を充填したことを特徴とする請求項2記載のLNG気化熱利用発電装置。
  4. 列設したLNGパイプの両側を一対の熱電モジュールで挟持し、LNGパイプの外側略半円と熱電モジュールの内側基板を接触状態と成すと共に、熱電モジュールの外側基板と海水を接触状態と成し、隣接するLNGパイプの間で一対の熱電モジュールの内側基板同志を非接触と成した空間部に熱伝導性が良い熱媒体を充填したことを特徴とする請求項1記載のLNG気化熱利用発電装置。
  5. 一対のパネル体の間に熱電モジュールを設け、一方のパネル体にLNG流路を設けると共に、他方のパネル体に海水流路を設けたことを特徴とする請求項1記載のLNG気化熱利用発電装置。
  6. 熱電モジュールを複数層と成すと共に、隣接層間に熱伝導板を介在させ、LNG流路に近い配置層の熱電モジュールの配置数を多くしたことを特徴とする請求項2、3又は5記載のLNG気化熱利用発電装置。
  7. 熱電素子を複数層と成すと共に、隣接層間に熱伝導板を介在させ、LNG流路に近い配置層の熱電素子の配置数を多くしたことを特徴とする請求項4記載のLNG気化熱利用発電装置。
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