JP2005071415A - ディスク再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】DVDオーディオ(DVD−Audio)を再生する場合に、メモリーの容量を増大させることなくビデオゾーンのデータ(音楽)のみを再生することを可能にする。
【解決手段】現在のATT(サブグループ)の属性がオーディオゾーンであるか否かが判断され(S2)、オーディオゾーンではない(ビデオゾーンである)場合は、メモリーに記憶されている「ビデオゾーンを再生するか否か」の条件が判断される(S6)。当該条件が「再生する」である場合は現在のATTに属するトラックのデータが再生されるが(S7)、当該条件が「再生しない」である場合は現在のATTに属するトラックの再生がスキップされる(S8)。当該条件は所定の設定操作によりメモリーに設定される。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DVDオーディオ(DVD−Audio)に記録されたオーディオおよびビデオのデータを再生可能なディスク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、音楽はCDに記録されていたが、最近では記録密度の高いDVDにも記録されている。また、DVDよりも良い音質で音楽を再生することのできるDVD−Audio(以下、「DVDオーディオ」という」)も市場に登場している。DVDオーディオにはオーディオデータ(音声データ)以外のデータ(例えば、DVDオーディオの製作会社のロゴの画像、各種の動画、静止画等のデータ)も含まれているため、従来の再生装置は、DVDオーディオのオーディオデータのみならずオーディオデータ以外のデータも再生している。
【0003】
特許文献1には、オーディオトラックとデータトラックとが混在するCD−R中のオーディオトラックのみを再生するために、CD−RのTOC情報を読み出して各トラックがオーディオトラックまたはデータトラックのいずれであるかを識別し、オーディオトラックである場合にはTOC情報中の該当領域にスキップ情報をセットし、当該TOC情報を元のCD−Rに書き込み、CD−Rを再生するときには、当該TOC情報中のスキップ情報に従ってデータトラックをスキップしてオーディオトラックのみを再生することが示されている。
【0004】
特許文献2には、オーディオトラックとデータトラックとが混在するROMディスク中のオーディオトラックのみを再生するために、ROMディスクのTOC情報を読み出して各トラックがオーディオトラックまたはデータトラックのいずれであるかを識別し、オーディオトラックのトラック番号と演奏開始位置との対応を記憶するテーブルを作成し、ROMディスクを再生するときには、当該テーブルを参照してオーディオトラックのみを再生することが示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−177651号公報(段落0028〜段落0042)
【特許文献2】
特開2001−101772号公報(段落0008〜段落0009)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものにおいては、オーディオデータ以外のデータも再生されてしまうので、DVDオーディオの提供する音質の良い音楽をのみを鑑賞したい視聴者にとっては、音楽のみを存分に楽しむことができないという問題がある。また、特許文献1のものにおいては、リードオンリータイプの記録媒体には適用できないという問題がある。特許文献2のものにおいては、全てのオーディオトラックの番号と演奏開始位置との対応を記憶する大きなテーブルを作成するので、メモリーの記憶容量が大幅に増大するという問題がある。また、常にオーディオトラックのみが再生されるので、オーディオデータと共にオーディオデータ以外の映像データを鑑賞することができなくなるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するものであって、その課題とするところは、メモリーの容量を大幅に増大させることなく、DVDオーディオのオーディオゾーンのデータのみを再生することが可能なディスク再生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明では、DVDオーディオ(DVD−Audio)のデータを再生可能なディスク再生装置において、DVDオーディオのデータを再生するデータ再生手段と、DVDオーディオのオーディオゾーンのデータを再生するか否か及びビデオゾーンのデータを再生するか否かの条件を記憶する記憶手段と、データ再生手段を制御する制御手段とを備える。DVDオーディオのデータを再生する際に、制御手段は、再生するトラックが属するサブグループの管理情報から当該サブグループの属性がオーディオゾーンまたはビデオゾーンのいずれであるかを調べる。当該属性がオーディオゾーンである場合、制御手段は、オーディオゾーンのデータを再生するか否かの条件に従って、当該サブグループに属する1または複数のトラックのデータを再生するか、または再生をスキップするようにデータ再生手段を制御する。また、当該属性がビデオゾーンである場合、制御手段は、ビデオゾーンのデータを再生するか否かの条件に従って、当該サブグループに属する1または複数のトラックのデータを再生するか、または再生をスキップするようにデータ再生手段を制御する。尚、オーディオゾーンのデータのみを再生するという条件は、オーディオゾーンのデータを再生し、ビデオゾーンのデータを再生しないという条件と等価である。
【0009】
このようにすることで、オーディオゾーンに属するトラックのみ、ビデオゾーンに属するトラックのみ、またはオーディオゾーンもしくはビデオゾーンに属するトラックのいずれかを再生することが可能となる。この際、いずれのゾーンに属するトラックが再生されるか否かは、記憶手段に記憶されている条件によって決められる。これにより、DVDオーディオに記録されているビデオゾーンのデータを再生することなくオーディオゾーンに記録されている音楽のみを再生したい場合には、オーディオゾーンのデータのみを再生するという条件を記憶手段に記憶させることにより、音楽好きの視聴者は高音質の音楽のみを存分に楽しむことができる。また、全てのオーディオトラックの番号と演奏開始位置との対応を記憶する大きなテーブルを作成する必要がないので、記憶手段が大容量化することもない。
【0010】
また、本発明では、DVDオーディオ(DVD−Audio)データを再生可能なディスク再生装置において、DVDオーディオのデータを再生するデータ再生手段と、DVDオーディオのデータの内、オーディオゾーンのデータのみを再生するか否かの条件を記憶する記憶手段と、データ再生手段を制御する制御手段とを備える。DVDオーディオのデータを再生する際に、制御手段は、条件を調べ、条件がオーディオゾーンのデータのみの再生である場合、再生するトラックが属するサブグループの管理情報から当該サブグループの属性がオーディオゾーンまたはビデオゾーンのいずれであるかを調べ、当該属性がオーディオゾーンであるときは、当該サブグループに属する1または複数のトラックのデータを再生するようにデータ再生手段を制御する。また、当該属性がビデオゾーンであるときは、当該サブグループに属する1または複数のトラックの再生をスキップするようにデータ再生手段を制御する。
【0011】
このようにすることで、全てのオーディオトラックの番号と演奏開始位置との対応を記憶する大きなテーブルを作成しなくても、オーディオゾーンに属するトラックのみを再生することが可能となる。この際、オーディオゾーンに属するデータのみを再生するか否かは、記憶手段に記憶されている条件によって決められる。これにより、条件をオーディオゾーンのデータのみを再生するとすれば、DVDオーディオに記録されているビデオゾーンのデータを再生することなくオーディオゾーンに記録されている音楽のみを再生することができ、音楽好きの視聴者は高音質の音楽のみを存分に楽しむことができる。
【0012】
本発明においては、記憶手段は不揮発性メモリーであり、前記条件は所定の設定操作によって記憶部に設定される。このようにすることで、ディスク再生装置の電源が入り切りされても、記憶された条件は保存される。また、新たな設定操作が行われない限り、記憶された条件は保存される。これにより、例えば、視聴者がオーディオゾーンのみを再生するように一度設定操作を行えば、DVDオーディオを再生する際には、特別な操作をすることなくオーディオゾーンに記録されている音楽のみが再生される。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るディスク再生装置1のブロック図である。このディスク再生装置1は、映像(ビデオ)および/または音声(オーディオ)の記録されたDVD、CD、VCD(ビデオCD)、DVD−Audio(以下、「DVDオーディオ」という)等の各種の記録媒体であるディスク10のデータを再生する。
【0014】
再生部16は、ディスク10を戴置して搬入出するためのトレイ、ディスク10のデータを再生するための再生ヘッド、再生の際にディスク10を回転させるための回転駆動機構、および再生ヘッドをディスク10の径方向に移動させる移動機構等から構成される。また、再生部16にはセンサが設けられており、CPU11からディスク10の有無、トレイのオープン状態等を調べることができるようになっている。再生部16で再生されたディスク10のデータは、再生信号処理部17で音声データ、映像データごとに復号化され、夫々D/A変換される。D/A変換された音声信号は、音声出力装置21(例えば、オーディオセット、テレビジョン受像機の音声出力部等)に送られる。D/A変換された映像信号は、OSD処理部18を経由して表示装置22(例えば、モニタ、テレビジョン受像機の表示部)に送られる。
【0015】
本ディスク再生装置1は、ディスク10の有無、トレイのオープン状態等を視聴者に知らせるために各種メッセージを表示装置22に表示するオンスクリーン表示(以下、OSDという)機能を備えている。メモリー12から読み出されたOSDのデータは、場合によってはCPU11によって部分的に加工され、CPU11を介してOSD処理部18に送られ、そこでディスク10の再生データに重畳されて表示装置22に送られる。
【0016】
CPU11には、メモリー12、操作部13、および受信部14が接続されている。メモリー12には、ディスク再生装置1の動作を制御するためのプログラム、上述のOSDデータ、および各種の制御データ等が格納されている。メモリー12はCPU11の演算作業領域としても使用される。また、本ディスク再生装置1の不図示の前面パネルに設けられた操作部13には、ディスク10の再生の開始、再生の一時停止等の基本的な操作を行うための「再生」キー、「一時停止」キー等が備えられている。リモートコントローラ15には、上記の基本的な操作を行うキー以外にも多数のキー(例えば、「カーソル」キー、「決定」キー、「戻る」キー、「メニュー」キー、「セットアップ」キー等)が設けられている。リモートコントローラ15の各キーの信号は、光信号として受信部14に送られる。操作部13またはリモートコントローラ15のいずれかのキーが押されると、当該キーの種類に応じた処理がCPU11によって実行される。
【0017】
図2は、DVDオーディオのデータ構造を階層的に示した図である。図2(a)は最上位階層を示しており、最上位階層は1つのディスク管理領域と少なくとも1つのグループとから構成される。各グループは番号で特定され、最初のグループの番号は1であり、グループの番号は順番に1つずつ大きくなっていく。図2(a)では5つのグループ(グループ#1〜グループ#5)が示されている。ここでいうグループとは、複数の曲から構成されるものであって、例えば、それらを歌手別、年代別等のルールでグループ化したものに相当する。
【0018】
図2(b)は第2階層を示しており、ここではグループ#1に属する3つのATT(ATT#1〜ATT#3、ATTは「サブグループ」ともいう)が示されている。各ATTの先頭には管理領域が配される。各ATTは番号で特定され、DVDオーディオの最初のATTの番号は1であり、ATTの番号は順番に1つずつ大きくなっていく。従って、グループ#2に属する最初のATTの番号は4となる。また、各グループは少なくとも1つのATTを含む。
【0019】
図2(c)は第3階層を示しており、ここではATT#1〜ATT#3に属する6つのトラック(トラック#1〜トラック#6)が示されている。各トラックは番号で特定され、DVDオーディオの最初のトラックの番号は1であり、トラックの番号は順番に1つずつ大きくなっていく。従って、ATT#4に属する最初のトラックの番号は7となる。また、各ATTは少なくとも1つのトラックを含む。尚、上記グループとトラックとは視聴者からアクセス可能な単位であり、グループの番号またはトラックの番号を指定して、指定された範囲でDVDオーディオの再生を行うことができる。それに対して、ATTは1つまたは複数のトラックを管理するための管理単位であって、サブグループ的なものである。
【0020】
図3は、管理領域に格納されている管理データを示す図である。図3(a)はディスク管理領域に格納されている管理データを示す図である。「ATT個数」はディスク10に含まれる全てのATTの個数であり、ここではATTの個数をn個としている。「ATT#1ポインタ」〜「ATT#nポインタ」(以下、「ATTポインタ」という)は、ディスク10上のn個の各ATTの先頭アドレスを指すポインタである。
【0021】
図3(b)は各ATTの管理領域に格納されている管理データを示す図である。「オーディオゾーン/ビデオゾーン」は、当該ATTの属性を示すもの、つまり、当該ATTに属するトラックのデータの種類を示すものである。その内容が「オーディオゾーン」となっているときは、当該ATTに属するトラックのデータがDVDオーディオ規格にかかるオーディオデータであることを示す。その内容が「ビデオゾーン」となっているときは、当該ATTに属するトラックのデータがDVDオーディオ規格にかかるオーディオデータ以外のデータ(例えば、DVDオーディオの製作会社のロゴの画像、各種の動画、静止画等のデータ)であることを示す。「所属グループ番号」は、当該ATTが属するグループの番号を示す。例えば、図2に示されるATT#3の「所属グループ番号」には、グループ#1を示す1が設定されている。
【0022】
「トラック個数」は、当該ATTに属するトラックの個数を示す。ここではトラックの個数をm個としている。「トラック#1ポインタ」〜「トラック#mポインタ」(以下、「トラックポインタ」という)は、ディスク10上のm個の各トラックの先頭アドレスを指すポインタである。例えば、図2に示されるATT#3の「トラック個数」は2であり、トラック#1ポインタおよびトラック#2ポインタは夫々トラック#5およびトラック#6の先頭アドレスを指すように設定されている。
【0023】
図4は、DVDオーディオを再生するためのメニュー画面の一例を示す図である。DVDオーディオが再生部16のトレイにセットされている状態でリモートコントローラ15の「メニュー」キーが押されると、図4(a)に示される第1メニュー画面31が表示装置22に表示される。図中の斜線部は背景画像である。リモートコントローラ15の「カーソル」キーが操作されて「プレイリスト」が選択されている状態でリモートコントローラ15の「決定」キーが押されると、図4(b)に示される第2メニュー画面32が表示される。尚、第1メニュー画面31において、リモートコントローラ15の「戻る」キーが押されると第1メニュー画面31は消滅する。
【0024】
第2メニュー画面32においては、リモートコントローラ15の「カーソル」キーが操作されることにより、「全グループ」または「グループ#1」〜「グループ#5」のいずれかが選択される。ここで、「全グループ」は、全てのグループのデータを再生することを意味する。「グループ#1」〜「グループ#5」は、選択(指定)されたグループのデータのみを再生することを意味する。いずれかが選択された状態でリモートコントローラ15の「決定」キーが押されると、図4(c)に示される第3メニュー画面33が表示される。尚、第2メニュー画面32において、リモートコントローラ15の「戻る」キーが押されると第1メニュー画面31に戻る。
【0025】
第3メニュー画面33においては、リモートコントローラ15の「カーソル」キーが操作されることにより、「リピートする」または「リピートしない」のいずれかが選択される。リピートとは、第2メニュー画面32において選択された再生対象のデータの再生が終了した後に再生対象のデータを繰り返して再生することをいう。いずれかが選択された後にリモートコントローラ15の「決定」キーが押されると、本発明にかかるDVDオーディオの再生のプログラムの実行が開始される。プログラムの実行については後述する。尚、第3メニュー画面33において、リモートコントローラ15の「戻る」キーが押されると第2メニュー画面32に戻る。
【0026】
図5は、設定画面の一例を示す図である。リモートコントローラ15の「セットアップ」キーが押されると、図5(a)に示される第1設定画面34が表示装置22に表示される。ここで、リモートコントローラ15の「カーソル」キーが操作されて「DVD−Audioの再生の設定」が選択されている状態でリモートコントローラ15の「決定」キーが押されると、図5(b)に示される第2設定画面35が表示される。尚、第1設定画面34において、リモートコントローラ15の「戻る」キーが押されると第1設定画面34は消滅する。
【0027】
第2設定画面35においては、「カーソル」キーが操作されることにより、「オーディオゾーンのみを再生」、「ビデオゾーンのみを再生」または「両方を再生」のいずれかが選択される。いずれかが選択された状態で「決定」キーが押されると、選択されていた内容に関するデータがメモリー12に記憶される。DVDオーディオの再生が行われる際には、このデータ(以下、「オーディオ/ビデオ再生指定データ」という)に基づいてオーディオゾーンのデータの再生を行うか否か、およびビデオゾーンのデータの再生を行うか否かが判断される。尚、第2設定画面35において、リモートコントローラ15の「戻る」キーが押されると第1設定画面34に戻る。また、DVDオーディオは音質の良い音楽を楽しむものであるので、上記の「ビデオゾーンのみ再生」が選択されることは少ないと考えられる。ここで説明された「オーディオ/ビデオ再生指定データ」をメモリー12に記憶させる操作が本発明の所定の設定操作に相当する。
【0028】
図6は、全グループのデータの再生を行うときの動作を示すフローチャートである。このプログラムは、図4(b)に示される「全グループ」が選択されていた場合に起動され、リピートをするか否かのデータが引数として呼び出し元から渡される。まず、メモリー12に現在のATT番号を記憶する領域を確保し、そこに1を設定する。つまり、現在のATTの番号を1に設定する(S1)。
【0029】
次に、ATTポインタ(図3(a)参照)で指されるアドレスにある「オーディオゾーン/ビデオゾーン」(図3(b)参照)の内容を調べることにより、現在のATTがオーディオゾーンであるか否かが判断される(S2)。ここで、現在のATTの番号が1である場合はATT#1ポインタが使用され、現在のATTの番号がnである場合はATT#nポインタが使用される。オーディオゾーンであると判断された場合は、メモリー12に記憶されている「オーディオ/ビデオ再生指定データ」を調べることにより、オーディオゾーンを再生するか否かが判断される(S3)。オーディオゾーンを再生すると判断された場合は、現在のATTに属するトラックのデータの再生を行った(S4)後に、S9に進む。オーディオゾーンを再生しないと判断された場合は、現在のATTに属するトラックの再生をスキップした(飛ばした)(S5)後に、S9に進む。
【0030】
現在のATTに属するトラックのデータの再生を行う際には、「トラックの個数」および「トラックポインタ」(図3(b)参照)が使用される。これにより、現在のATTに属する最初のトラックから最後のトラックまでの各トラックの先頭アドレスが得られ、当該アドレスから順次データの再生が行われる。このとき、再生されているグループの番号およびトラックの番号をOSDとして表示装置22に表示するようにしてもよい。
【0031】
S2で現在のATTがオーディオゾーンではないと判断された場合は(この場合、現在のATTはビデオゾーンである)、メモリー12に記憶されている「オーディオ/ビデオ再生指定データ」を調べることにより、ビデオゾーンを再生するか否かが判断される(S6)。ビデオゾーンを再生すると判断された場合は、現在のATTに属するトラックのデータの再生を行った(S7)後に、S9に進む。ビデオゾーンを再生しないと判断された場合は、現在のATTに属するトラックの再生をスキップした(飛ばした)(S8)後に、S9に進む。
【0032】
S9では、「ATTの個数」(図3(a)参照)の内容と現在のATTの番号とを比較することにより、現在のATTが最後のATTであるか否かが判断される(S9)。最後のATTではないと判断された場合は、現在のATTの番号を1つ増やして(S10)、S2に戻る。これにより、次の番号のATTの再生が行われる。最後のATTであると判断された場合は、呼び出し元から渡された引数を調べることにより、リピート(再生を繰り返すこと)を行うか否かが判断され(S11)、リピートを行う場合はS1に戻る。これにより、番号1のATTからの再生が繰り返される。リピートを行わない場合は、再生動作を停止して(S12)、呼び出し元に戻る。尚、図6では再生動作中に「一時停止」キー等が押されたときの動作の図示は省略されているが、例えば、「一時停止」キーが押された場合には、再生動作が一時的に停止されるのは勿論である。この点は次の図7でも同様である。
【0033】
上記の場合において、第2設定画面35での操作により「オーディオゾーンのみを再生」に設定しておけば、ビデオゾーンの再生がスキップされ(S8)、オーディオゾーンのデータのみが再生される(S4)ので、視聴者は良い音質の音楽のみを存分に楽しむことができる。また、上記の設定された条件を記憶するメモリー12が不揮発性であれば、電源を入り切りするたびに第2設定画面35での設定操作を行う必要がないので、常にオーディオゾーンの再生のみを行いたい視聴者を設定操作の煩わしさから解放する。それに対し、設定画面35で「両方を再生」に設定しておけば、ビデオゾーンのビデオデータを鑑賞しつつ、良い音質の音楽を楽しむこともできる。また、上記の場合において、第3メニュー画面33で「リピートする」を選択しておけば、DVDオーディオに記録されている全てのオーディオデータを繰り返し楽しむことができる。ここで、メモリー12にはオーディオ/ビデオ再生指定データを条件として記憶させるだけでよいので、全てのオーディオトラックの番号と演奏開始位置との対応を記憶する大きなテーブルは不要となり、メモリー12は小容量のもので済む。
【0034】
図7は、指定されたグループの再生を行うときの動作を示すフローチャートである。このプログラムは、図4(b)に示される「グループ#1」〜「グループ#5」のいずれかが選択されていた場合に起動され、指定されたグループの番号とリピートをするか否かのデータとが引数として呼び出し元から渡される。まず、指定されたグループの番号から当該グループに属する最初のATTの番号を求めて、これを現在のATTの番号としてメモリー12に記憶させる(S21)。上記の演算は以下のように行われる。ATT#1ポインタ(図3(a)参照)から順番に各ATTポインタで指されるATTの管理領域に格納されている「所属グループ番号」(図3(b)参照)に設定されている値を得る。この値と指定されたグループの番号とを比較し、最初に一致したときのATTの番号を指定されたグループに属する最初のATTの番号とする。
【0035】
S21が実行された後、S22〜S28が実行されてS29に進む。S22〜S28の内容は図6のS2〜S8と同じであるので、説明を省略する。S29では、現在のATTの番号を1つ増やす。次に、現在のATTが属するグループが指定されたグループと同じであるか否かが判断され(S30)、同じである場合は、S22に戻る。これにより、指定されたグループに属する次のATTに属するトラックの再生が行われることになる。
【0036】
S30でNOと判断された場合は、指定されたグループの再生は終了しているので、呼び出し元から渡された引数を調べることにより、リピート(再生を繰り返すこと)を行うか否かが判断され(S31)、リピートを行う場合はS21に戻る。これにより、指定されたグループに属する最初のATTに属するトラックからの再生が繰り返される。リピートを行わない場合は、再生動作を停止して(S32)、呼び出し元に戻る。
【0037】
以上述べた実施形態においては、ディスク再生装置1が再生専用機である場合について説明したが、本発明はディスクに対して記録と再生の両方が行える装置や、ディスク装置一体型テレビジョン受像機等にも適用することができる。また、上記実施形態では、メモリー12が1つである場合について示したが、上記の「オーディオ/ビデオ再生指定データ」を不揮発性の第1メモリーに記憶させ、揮発性の第2メモリーにCPU11の演算作業領域を確保するようにしてもよい。
【0038】
さらに、上記実施形態では、第2設定画面35で「オーディオゾーンのみを再生」等の条件を設定するようにしたが、これと異なる操作方法で設定することもできる。例えば、リモートコントローラに「オーディオのみ再生」キーと「オーディオおよびビデオ再生」キーを設け、いずれかのキーが押されるたびにメモリー12に「オーディオゾーンのみを再生」等の条件を設定するようにしてもよい。また、以下のようにすることもできる。第3メニュー画面33においてリモートコントローラ15の「決定」キーが押されたときに第2設定画面35と同様な第4のメニュー画面を表示し、「オーディオゾーンのみを再生」等のいずれかが選択された状態でリモートコントローラ15の「決定」キーが押されたときに再生プログラムの実行が開始されるようにしてもよい。この方法では、常にオーディオゾーンのみを再生したいような場合には操作が煩雑になるが、再生する対象を頻繁に変更する場合には不都合はない。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、DVDオーディオに記録されているビデオゾーンのデータを再生することなくオーディオゾーンに記録されている音楽のみを再生することが可能となり、音楽好きの視聴者は高音質の音楽のみを存分に楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク再生装置のブロック図である。
【図2】DVDオーディオのデータ構造を階層的に示した図である。
【図3】管理領域に格納されている管理データを示す図である。
【図4】DVDオーディオを再生するためのメニュー画面の一例を示す図である。
【図5】設定画面の一例を示す図である。
【図6】全グループの再生を行うときの動作を示すフローチャートである。
【図7】指定されたグループの再生を行うときの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ディスク再生装置
10 ディスク
11 CPU(制御手段)
12 メモリー(記憶手段)
16 再生部(データ再生手段)
17 再生信号処理部(データ再生手段)
21 音声出力装置
22 表示装置
31 第1メニュー画面
32 第2メニュー画面
33 第3メニュー画面
34 第1設定画面
35 第2設定画面

Claims (3)

  1. DVDオーディオ(DVD−Audio)に記録されたオーディオおよびビデオのデータを再生可能なディスク再生装置であって、
    DVDオーディオのデータを再生するデータ再生手段と、DVDオーディオのオーディオゾーンのデータを再生するか否か及びビデオゾーンのデータを再生するか否かの条件を記憶する記憶手段と、前記データ再生手段を制御する制御手段とを備え、
    DVDオーディオのデータを再生する際に、前記制御手段は、再生するトラックが属するサブグループの管理情報から当該サブグループの属性がオーディオゾーンまたはビデオゾーンのいずれであるかを調べ、
    当該属性がオーディオゾーンである場合、前記制御手段は、前記条件を調べ、前記条件が「オーディオゾーンのデータを再生する」であるときは、当該サブグループに属する1または複数のトラックのデータを再生するように前記データ再生手段を制御し、前記条件が「オーディオゾーンのデータを再生しない」であるときは、当該サブグループに属する1または複数のトラックの再生をスキップするように前記データ再生手段を制御し、
    当該属性がビデオゾーンである場合、前記制御手段は、前記条件を調べ、前記条件が「ビデオゾーンのデータを再生する」であるときは、当該サブグループに属する1または複数のトラックのデータを再生するように前記データ再生手段を制御し、前記条件が「ビデオゾーンのデータを再生しない」であるときは、当該サブグループに属する1または複数のトラックの再生をスキップするように前記データ再生手段を制御することを特徴とするディスク再生装置。
  2. DVDオーディオ(DVD−Audio)に記録されたオーディオおよびビデオのデータを再生可能なディスク再生装置であって、
    DVDオーディオのデータを再生するデータ再生手段と、DVDオーディオのデータの内、オーディオゾーンのデータのみを再生するか否かの条件を記憶する記憶手段と、前記データ再生手段を制御する制御手段とを備え、
    DVDオーディオのデータを再生する際に、前記制御手段は、前記条件を調べ、前記条件がオーディオゾーンのデータのみの再生である場合、再生するトラックが属するサブグループの管理情報から当該サブグループの属性がオーディオゾーンまたはビデオゾーンのいずれであるかを調べ、当該属性がオーディオゾーンであるときは、当該サブグループに属する1または複数のトラックのデータを再生するように前記データ再生手段を制御し、当該属性がビデオゾーンであるときは、当該サブグループに属する1または複数のトラックの再生をスキップするように前記データ再生手段を制御することを特徴とするディスク再生装置。
  3. 請求項2に記載のディスク再生装置において、前記記憶手段は不揮発性メモリーであり、前記条件は所定の設定操作によって前記メモリーに設定されることを特徴とするディスク再生装置。
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