JP2005070953A - 禁煙支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 禁煙中のユーザの禁煙に挑む意欲を促進、継続させる禁煙支援装置を提供する。
【解決手段】 ユーザの呼気の喫煙による影響を測定する測定部と、禁煙中のユーザをサポートする複数のメッセージや喫煙による影響測定値を記憶する記憶部と、喫煙による影響測定値やユーザをサポートするメッセージを表示する表示部と、禁煙継続時間を計時する計時部と、記憶部に記憶された複数のメッセージの中から、ユーザの禁煙達成度に対応するメッセージを選択して、表示部に表示させる制御部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、禁煙を志す者(以下、ユーザと称す)の禁煙を支援するための禁煙支援装置に関する。
一般に、禁煙を試みる場合、ニコチンによる中毒やニコチンの欠乏による禁断症状、喫煙の一連動作の習慣を絶たれることによる不安感などのストレスが、禁煙継続の障害と言われている。
ユーザは、度々発生するこれらの障害に対して、ただひたすら我慢したり、これらの障害を緩和するための手段を使用したりして、禁煙を継続しようとする。禁煙を継続する際の障害を緩和するための手段としては、例えば、はっか等の香料などをタバコ形状にしたものや(例えば特許文献1参照)、パイプ形状の擬似的な喫煙具(例えば特許文献2参照)など、口にくわえることで気を紛らわせるものや、禁煙しながらも少量のニコチンを摂取できるガム(例えば特許文献3参照)やニコチンパッチ(例えば特許文献4参照)などがある。
実用新案登録第3076841号公報 特開2003−111585号公報 特開2001−199895号公報 特表2002−527353号公報
しかしながら、上記のいずれの緩和手段によっても、禁煙を継続する際の障害を完全には払拭できないため、結局のところユーザの意志の強さが禁煙の成功・不成功を左右することになる。さらに、ガムやパッチなどニコチンを少量摂取する手段においては、ニコチンの摂取によって新たな依存・中毒に陥る可能性もある。
また、催眠療法、セラピスト、書物などにより、禁煙に関する情報を提供し、禁煙を継続する際の障害を心理面から緩和する手段もある。しかし、催眠療法やセラピストなどに通院する時間や費用が多大な負担となる上、一回失敗してしまうと、もうその手段は効き目がないと感じてしまう向きも多い。
本発明は、以上のような状況を鑑みてなされたものであり、喫煙しているユーザをサポートする(禁煙を勧める)メッセージ、例えば禁煙の目的、禁煙の効果等をユーザの要求に応じて表示し、あるいは禁煙中のユーザをサポートする(ニコチン離脱症状に苦しむユーザの心理的負担を緩和、解消する)メッセージ、例えば禁煙成功者の知恵やニコチン離脱症状の緩和方法等をユーザの要求や禁煙達成度に従って表示し、且つ禁煙による影響が低減していく様子を目で見える形で示すことによりユーザの禁煙に挑む意欲を促進、継続させる禁煙支援装置を提供することを目的とする。
本発明に係わる禁煙支援装置の特徴は、ユーザの呼気の喫煙による影響を測定する測定部と、禁煙中の前記ユーザをサポートする複数のメッセージおよび前記測定部によって測定された喫煙による影響測定値を記憶する記憶部と、前記喫煙による影響測定値および前記ユーザをサポートするメッセージを表示する表示部と、禁煙継続時間を計時する計時部と、前記記憶部に記憶された前記複数のメッセージの中から前記喫煙による影響測定値と前記禁煙継続時間による前記ユーザの禁煙達成度に対応するメッセージを選択して、前記表示部に表示させる制御部とを備えることにある。
また、喫煙中の前記ユーザをサポートする動作モードあるいは禁煙中の前記ユーザをサポートする動作モードを入力する入力部を備え、前記記憶部は、前記入力部から入力された前記いずれかの動作モードを記憶し、前記制御部は前記記憶部に記憶された前記複数のメッセージの中から前記記憶部に記憶された動作モードまたは前記喫煙による影響測定値と前記禁煙継続時間による前記ユーザの禁煙達成度に対応するメッセージを選択して、前記表示部に表示させることを特徴とする。
即ち、ユーザの呼気の喫煙による影響を測定、表示し、禁煙中のユーザには禁煙継続時間と共に喫煙による影響が低減していく様子を視覚的に示し、記憶部に記憶されたニコチン離脱症状に苦しむ心理的負担を緩和、解消するメッセージの中から禁煙達成度に応じて選択、表示する、あるいは喫煙中のユーザには動作モードに応じて予め記憶部に記憶した禁煙を勧めるメッセージを選択、表示して禁煙に導く等により、ユーザを支援することができる。
また、前記測定部は、呼気を吹き込む吹込口と呼気を排気する排気口とを有する空洞部と、前記空洞部に吹き込まれた前記ユーザの呼気の量を測定する風量計測部と、前記空洞部を強制換気する換気部と、前記吹込口から吹き込まれた前記ユーザの呼気の圧力または前記換気部の換気の圧力に応じて開閉する吹込弁および排気弁の両方またはいずれか一方を備えることを特徴とする。
さらに、前記制御部は、前記風量計測部からの風量測定値に基づいて前記空洞部に吹き込まれた前記ユーザの呼気の量を計算し、所定時間で所定量に達した時、前記測定部に禁煙による影響を測定させることを特徴とする。
このような構成によれば、測定部は空洞部に貯留された呼気を測定可能とするので、大気の影響を排除して測定することができ、さらに換気部により前回の測定で空洞部に貯留されたユーザの呼気を強制換気することで前回の測定で使用した呼気の影響を排除することができる。
また、風量計測部により空洞部に吹き込まれる呼気の量を計測して、所定時間に所定量以上の呼気が吹き込まれた後の禁煙による影響が安定した呼気を空洞部に保持して禁煙による影響の測定を開始するので、測定部による禁煙による影響の測定精度を一層向上できる。
さらに、前記記憶部は、喫煙による影響の程度に応じて喫煙状況を表すカルテを記憶し、前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記カルテの中から前記喫煙による影響測定値に対応するカルテを選択し、該カルテを前記喫煙による影響測定値に基づいて修正して、前記表示部に表示させることを特徴とする。このように喫煙による影響測定値からユーザに客観的な喫煙による影響の程度を知らせることで、ユーザを禁煙に導くことができる。
また、前記制御部は、前記入力部から入力された前記ユーザの指示により、前記記憶部に記憶された動作モードに対応して、前記記憶部に記憶された禁煙の記録を前記表示部に表示させることを特徴とする。このようにユーザに禁煙の記録を提示することで禁煙に挑む意欲を促進し、ユーザを一層支援することができる。
さらに、前記測定部は、呼気の一酸化炭素濃度を測定することで禁煙による影響を測定することにある。このように呼気に含まれる一酸化炭素濃度を測定することで、短時間に、簡単に喫煙による影響を測定することができる。
また、前記禁煙支援装置は、携帯用タバコケース型の筐体に収納されるよう構成しても、衣服に装着するためのフック部を備えるペン型の筐体に収納されるよう構成しても良い。このように構成することで、禁煙支援装置は、ユーザの携帯を可能とし禁煙しようとするユーザを常時支援することができる。
本発明によれば、喫煙中のユーザには禁煙を勧めるメッセージを示して禁煙に導くことができ、禁煙中のユーザには喫煙による影響が低下していく様子を示したり、禁煙達成等に応じて禁煙に対する意欲を継続、促進させるメッセージを示したりして禁煙達成に導くことが可能な禁煙支援装置を提供することができる。
以下、図1から図22を参照しながら、本発明の実施の形態について詳しく説明する。なお、各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の参照符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
1.第1の実施の形態
[禁煙支援装置の構成]
図1に示すように、禁煙支援装置10は、制御部11、記憶部13、測定部14、表示部15、時計部16等で構成され、図2(a)に示す携帯用タバコケース型の筐体30aや図2(b)に示すフック部25を備えるペン型の筐体30bに収納され、携帯に便利なように形成される。
制御部11は、図示しないCPU、RAM、ROM等で構成され、CPUがROMや記憶部13に記憶されたプログラムやデータによりRAMをワークエリアとして処理して、禁煙支援装置10の動作を制御する。
記憶部13は、禁煙中のユーザをサポートするメッセージや測定部14等で測定された測定データを記憶する記憶手段であり、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成される。
測定部14は、ユーザの呼気の喫煙による影響を測定する測定部であり、例えば、測定部14のセンサーに吹き付けられた呼気の一酸化炭素濃度(以降、CO濃度と称す)を測定する。
表示部15は、禁煙中のユーザをサポートするメッセージや呼気CO濃度等を表示する表示手段であり、液晶パネル等で構成される。
時計部16は、時間を計時するための計時手段であり、クロックジェネレーター等で構成される。
禁煙中のユーザをサポートするメッセージは、ニコチン離脱症状に苦しむユーザの心理的負担を緩和、解消する複数の、例えば禁煙成功者の知恵、ニコチン離脱症状緩和方法、激励メッセージ等で構成される。これらのメッセージは予め記憶部13に記憶され、ユーザからの要求の都度、禁煙達成度に応じて選択され、表示部15に表示される。
[禁煙支援装置の処理動作]
次に、図6に示すフローチャートに従って、第1の実施形態における禁煙支援装置10の処理動作例について説明する。
禁煙支援装置10の使用を開始する場合、ユーザが電源スイッチ(図示しない)を投入(オン)すると、処理動作は開始される。
ステップS01の処理において制御部11は、電源スイッチが投入されると、禁煙継続時間を計時する計時カウンター(図示しない)をゼロにリセットし、時計部16により計時を開始する。なお、禁煙支援装置10は、一度電源が投入されると、電源スイッチを切断(オフ)しても制御部11および時計部16は動作を継続し、以後、電源スイッチは処理開始スイッチとして動作するよう構成されている。
ステップS02の処理において制御部11は、表示部15に呼気CO濃度を測定するため『所定時間呼気をセンサーに吹き付けてください』と表示する。
ステップS03の処理において制御部11は、測定部14に呼気CO濃度を所定時間測定させ、測定値を取得する。所定時間は時計部16により計時する。この場合、所定時間は測定部14のCO濃度測定器の測定に要する測定時間に相当し、最近のCO濃度測定器の測定時間は最短10秒程度である。
ステップS04の処理において制御部11は、呼気CO濃度測定値を表示部15に表示すると共に記憶部13に記憶する。この時、呼気CO濃度測定値を記憶部13に記憶する時、禁煙継続時間もあわせて記憶する。
ステップS05の処理において制御部11は、記憶部13に記憶されている呼気CO濃度測定値と呼気CO濃度の最低値との差(ΔCO濃度)を式(1)により計算する。
ΔCO濃度 =(今回の呼気CO濃度測定値)−(今回までの呼気CO濃度の最低値)
(1)
呼気CO濃度の最低値が記憶されていない場合あるいは ΔCO濃度<0(ゼロ) の場合は、「今回の呼気CO濃度測定値」を「呼気CO濃度の最低値」として記憶部13に記憶する(書き換える)。
ステップS06の処理において制御部11は、ΔCO濃度 ≦ 所定値 を満足するか否かを判別する。判別の結果、ΔCO濃度 ≦ 所定値 を満足しない(喫煙した)と判別した場合は、処理をステップS07に進め、満足する(禁煙継続中)と判別した場合、処理をステップS08に進める。なお、所定値については[呼気CO濃度測定例]の項で説明する。
ステップS07の処理において制御部11は、表示部15に『喫煙しましたね』と表示し、記憶部13に記憶されている呼気CO濃度の測定値、呼気CO濃度の最低値、禁煙継続時間、および禁煙継続時間を計時する計時カウンター(図示しない)をゼロにリセットし、処理をステップS09に進める。
一方、ステップS06の処理において、満足する(禁煙継続中)と判別した場合、ステップS08の処理において制御部11は、ユーザの禁煙達成度に応じて、図18に例示する禁煙中のユーザをサポートするメッセージを表示部15に表示する。なお、禁煙達成度とは、ΔCO濃度 ≦ 所定値 を満足している場合の禁煙継続時間を意味する。
さらに、禁煙中のユーザを支援するメッセージは、度重なるアクセスに対し同一のメッセージが連続的に表示されないよう禁煙達成度毎に用意されることが望ましい。さらに、ニコチン離脱症状は禁煙開始の一週間が最も強いので、この期間に対応するメッセージは、頻繁なアクセスに対応できるよう禁煙達成度毎に複数用意されることが望ましい。
なお、禁煙中のユーザを支援するメッセージは、予め記憶部13に記憶されている。
ステップS09の処理において制御部11は、禁煙継続時間をカウントする計時カウンターを参照して禁煙継続時間が禁煙達成時間未満であるか否かを判別する。判別の結果、禁煙達成時間未満であると判別した場合は処理をステップS01に戻し、禁煙達成時間に達していると判別した場合は処理をステップS10に進める。一般的に喫煙習慣を離脱できるのは約6週間と言われており、デフォルト値として禁煙達成時間はこの値に設定されている。しかし、禁煙達成時間はこの値に限定されるものではなく適宜設定しても良い。
一方、ステップS09の処理において禁煙継続時間が禁煙達成時間に達していると判別した場合、ステップS10の処理において制御部11は、図20に例示する禁煙達成の終了メッセージを表示部15に表示し、記憶部13に記憶した呼気CO濃度の測定値、呼気CO濃度の最低値、禁煙継続時間、および禁煙継続時間を計時する計時カウンター(図示しない)をゼロにリセット(オールクリア)し、処理を終了する。
このように、第1の実施形態における禁煙支援装置10は、禁煙達成度に応じてニコチン離脱症状に苦しむ心理的負担を緩和、解消するメッセージを選択、表示することで、禁煙中のユーザの禁煙に挑む意欲を促進、継続させ、禁煙達成を支援することができる。
2.第2の実施の形態
[禁煙支援装置の構成]
図3から図5に示すように、第2の実施の形態における禁煙支援装置10は、第1の実施の形態における禁煙支援装置10の構成に、入力部12、呼気を貯留するための空洞部24、空洞部24に呼気を吹き込むための吹込口22、呼気の吹き込みや換気に応じて吹込口22を開閉する吹込弁19、空洞部24を換気するための排気口23、呼気の吹き込みや換気に応じて排気口23を開閉する排気弁20、風量計測部35、および換気部36等を加えて構成され、図4(a)に示す携帯用タバコケース型の筐体30aに収納、図4(b)に示すフック部25を備えるペン型の筐体30bに収納されて、携帯に便利なように形成される。
制御部11、記憶部13、測定部14、表示部15、時計部16は、第1の実施の形態で説明した内容と大略同じであり省略する。
入力部12は、ユーザの個人情報や動作モード等を入力する入力手段であり、スイッチやキー等で構成される。なお、入力部12から入力される個人情報としては、例えばユーザの年齢、喫煙開始年齢、一日当たりの平均喫煙本数、一箱当たりの購入金額、本数等である。さらに、動作モードには、禁煙中のユーザを支援する禁煙モードと、喫煙中のユーザをサポートする非禁煙モードとがある。
また、表示部15に表示されるメッセージは、第1の実施の形態で説明した禁煙中のユーザをサポートするメッセージ、および喫煙中のユーザをサポートする(禁煙を勧める)メッセージで構成され、これらのメッセージは予め記憶部13に記憶され、ユーザからの要求の都度、記憶部13に記憶された動作モード、禁煙達成度、禁煙継続時間、禁煙挫折回数等に応じて選択され、表示部15に表示される。
さらに、測定部14の測定時間にわたって呼気を貯留する空洞部24は、空洞部24に呼気を吹き込むための吹込口22、空洞部24に貯留された呼気を換気するための排気口23を有する。吹込弁19、排気弁20は、呼気の吹き込みや換気に応じて吹込口22、排気口23を開閉して大気の混入を防止する弁である。なお、吹込弁19、排気弁20は、測定部14の測定時間や空洞部24形状によってはどちらか一方或いは両方無くてもよいが、現在、測定部14のCO濃度測定器は最短10秒程度の測定時間を要するので吹込弁19、排気弁20等を設け、測定部14のCO濃度測定器に対する大気の影響を排除することが好ましい。
また、風量計測部35は空洞部24に吹き込まれた呼気の量を計測する手段であり、例えば回転翼21と回転翼計測部18で構成され、吹込口22から吹き込まれた呼気の流れにより回転翼21が回転し、回転翼21の回転数を回転翼計測部18が計測し、制御部11が回転翼計測部18により計測された回転数と吹き込み時間により空洞部24に吹き込まれた呼気の量を計算する。
また、換気部36は、空洞部24に貯留された呼気を強制換気する手段であり、例えば回転翼21と回転翼駆動部17で構成され、回転翼駆動部17が回転翼21を回転駆動して空洞部24に貯留された呼気を強制換気する。この時、排気弁20、吹込弁19は、回転翼21の風圧により開閉されるよう構成されている。なお、風量計測部35は空洞部24を流れる呼気の量を計測可能で、換気部36は空洞部24に貯留された呼気を強制換気可能であれば、本実施例に限定される必要はない。
また、吹き込み開始直後の呼気CO濃度は不安定で、安定した測定結果が得られないので、所定時間内に所定量の呼気が空洞部24に吹き込まれたことを検知した時点で制御部11は、測定部14が測定を開始するよう制御することが好ましい。
また、所定時間内の呼気の吹き込み量が所定量に達しない場合、制御部11は吹き込み量が足りない旨を表示部15に表示して、ユーザに知らせることが好ましい。
[禁煙支援装置の処理動作]
次に、図7から図14に示すフローチャートに従って、第2の実施形態における禁煙支援装置10の処理動作例について説明する。
図7は、禁煙支援装置10の処理動作全体を例示するフローチャートである。
禁煙支援装置10の使用を開始する場合、ユーザが、電源スイッチ(図示しない)を投入(オン)すると処理動作は開始される。
電源スイッチが投入されると、ステップS21の処理において制御部11は、処理動作を開始する。なお、禁煙支援装置10は、一度電源が投入されると、電源スイッチを切断(オフ)しても、制御部11および時計部16は動作を継続し、以後、電源スイッチは処理開始スイッチとして動作するよう構成されている。
ステップS22において制御部11は、記憶部13に動作モードが記憶されているか否かを判別する。判別の結果、記憶部13に動作モードが記憶されていないと判別した場合は処理をステップS23に進め、記憶部13に動作モードが記憶されていると判別した場合は処理をステップS24に進める。
ステップS23の処理において制御部11は、初期化処理を実行する。初期化処理が終了したら処理をステップS22に戻す。なお、ステップS23の初期化処理は[初期化処理]の項で詳述する。
一方、ステップS22の処理において動作モードが記憶されていると判別した場合、ステップS24の処理において制御部11は、メニューを表示部15に表示し、メニューの一つを選択するよう指示する。具体的には、メニューは4項目で、「I:呼気CO濃度を測定する」「II:記録を参照する」「III:アドバイスが欲しい」「IV:設定を変更する」の各項目である。
ステップS25の処理においてユーザは、所望するメニューを一つ選択し、入力部12から入力する。
ステップS26の処理において制御部11は、「メニューIV」が選択されたか否かを判別する。判別の結果、「メニューIV」が選択されたと判別した場合は処理をステップS27に進め、「メニューIV」が選択されていないと判別した場合は処理をステップS28に進める。
ステップS27の処理において制御部11は、設定変更処理を実行し、設定変更処理が終了したら処理をステップS35に進める。なお、ステップS27の設定変更処理は後で詳述する。
ステップS35の処理において制御部11は、スリープ処理を実行し、処理をステップS21に戻す。スリープ処理は、処理を終了して所定時間何も操作がなされない場合、制御部11が制御部11と時計部16以外の動作を停止する処理である。
一方、ステップS26の処理において「メニューIV」が選択されていないと判別した場合、ステップS28の処理において制御部11は、「メニューIII」が選択されたか否かを判別する。判別の結果、「メニューIII」が選択されたと判別した場合は処理をステップS29に進め、「メニューIII」が選択されていないと判別した場合は処理をステップS30に進める。
ステップS29の処理において制御部11は、アドバイス表示処理を実行する。アドバイス表示処理が終了したら処理をステップS35に進める。なお、ステップS29のアドバイス表示処理は後で詳述する。また、ステップS35以下の処理は説明済みであり省略する。
一方、ステップS28の処理において「メニューIII」が選択されていないと判別した場合、ステップS30の処理において制御部11は、「メニューII」が選択されたか否かを判別する。判別の結果、「メニューII」が選択されたと判別した場合は処理をステップS31に進め、「メニューII」が選択されていないと判別した場合は処理をステップS32に進める。
ステップS31の処理において制御部11は、記録参照処理を実行する。記録参照処理が終了したら処理をステップS35に進める。なお、ステップS31の記録参照処理は後で詳述する。また、ステップS35以下の処理は説明済みであり省略する。
一方、ステップS30の処理において「メニューII」が選択されていないと判別した場合、ステップS32の処理において制御部11は、記憶部13に動作モードとして禁煙モードが記憶されているか否かを判別する。判別の結果、禁煙モードが記憶されていないと判別した場合、制御部11は処理をステップS33に進め、禁煙モードが記憶されていると判別した場合、処理をステップS34に進める。
ステップS33の処理において制御部11は、非禁煙モード処理を実行する。非禁煙モード処理が終了したら処理をステップS35に進める。なお、ステップS33の非禁煙モード処理は後で詳述する。また、ステップS35以下の処理は説明済みであり省略する。
一方、ステップS32の処理において禁煙モードが記憶されていると判別した場合、ステップS34の処理において制御部11は、禁煙モード処理を実行する。禁煙モード処理が終了したら処理をステップS35に進める。なお、ステップS34の禁煙モード処理は後で詳述する。また、ステップS35以下の処理は説明済みであり省略する。
[初期化処理]
図8は、初期化処理を例示するフローチャートである。初期化処理は、禁煙支援装置10の処理動作に必要な動作モードの設定(選択)、個人情報の入力等を行う処理である。
ステップS41の処理において制御部11は、個人情報を入力する入力画面を表示部15に表示し、個人情報を入力するよう指示する。
ステップS42の処理においてユーザは、個人情報を入力部12から入力する。
ステップS43の処理において制御部11は、入力された個人情報を記憶部13に記憶する。
なお、表示部15の表示領域の大きさによりステップS41で表示する入力画面が一度に表示できない場合は入力画面を分割し、分割された入力画面毎にステップS41、ステップS42、ステップS43の処理を順次繰り返し実行してもよい。
ステップS44の処理において制御部11は、呼気CO濃度を測定し、呼気CO濃度測定が終了したら処理をステップS45に進める。ステップS44の呼気CO濃度測定については[呼気CO濃度測定処理]の項で詳述する。
ステップS45の処理において制御部11は、測定した呼気CO濃度測定値を制御部11のRAMに記憶する。
ステップS46の処理において制御部11は、カルテを表示部15に表示する。カルテは図15(a)に例示するように、呼気CO濃度に応じてユーザの喫煙状況を客観的に示すように作成され、記憶部13に記憶されている。
具体的には、例えば、図15(a)のカルテ5は、図15(b)に例示するように、記憶部13に記憶された複数のカルテの中から呼気CO濃度測定値に応じて選択され、A部は呼気CO濃度測定値、B部は呼気CO濃度測定値から推定される喫煙本数および客観的喫煙状況等が表示される。次いで制御部11は、ユーザに禁煙を開始するか(禁煙モード)否か(非禁煙モード)を選択させる画面を表示部15に表示し、いずれかの動作モードを入力するよう指示する。
ステップS47の処理においてユーザは、いずれかの動作モードを選択し、入力部12から入力する。
ステップS48の処理において制御部11は、ユーザが禁煙モードを選択したか否かを判別する。判別の結果、禁煙モードを選択していないと判別した場合は処理をステップS49に進め、禁煙モードを選択していると判別した場合は処理をステップS50に進める。
ステップS49の処理において制御部11は、記憶部13に動作モードとして非禁煙モードを記憶し、ステップS25の処理でRAMに記憶した呼気CO濃度測定値をクリアーし、処理を終了する。
一方、ステップS48の処理においてユーザが禁煙モードを選択したと判別した場合、ステップS50の処理において制御部11は、動作モードとして禁煙モードを、初回データとしてステップS45の処理でRAMに記憶した呼気CO濃度を、記憶部13に記憶(禁煙継続時間を含む)する。さらに、制御部11は時計部16により禁煙継続時間を計時する計時カウンターをゼロにリセットして計時を開始し、処理を終了する。
[呼気CO濃度測定処理]
図9を用いて、呼気CO濃度測定処理について詳述する。
ステップS61の処理において制御部11は、換気部36による換気時間を計時する計時カウンターをゼロにリセットして計時を開始する。
ステップS62の処理において制御部11は、換気部36により空洞部24内を強制換気する。
具体的には、制御部11は、回転翼駆動部17を駆動して回転翼21を回転駆動する。回転翼21が回転駆動されると排気口23側の圧力が高まり、排気弁20が開いて排気される。逆に、吹込口22側の圧力が低くなり吹込弁19が開いて、大気が空洞部24に流入し、強制換気される。
ステップS63の処理において制御部11は、換気時間が所定時間経過したか否かを判別し、所定時間経過するまで処理を繰り返す。所定時間経過したと判別した場合は、処理をステップS64に進める。
ステップS64の処理において制御部11は、換気部36による強制換気を停止し、空洞部24に貯留されている大気のCO濃度を測定部14により測定し、測定が終了したら処理をステップS65に進める。
ステップS65の処理において制御部11は、測定された大気のCO濃度が規定値を超えているか否かを判別する。判別の結果、規定値を超えていると判別した場合は、処理をステップS66に進め、規定値を超えていないと判別した場合は、処理をステップS68に進める。ここで規定値とは大気中に含まれる平均的CO濃度にマージンを加えた値を意味する。
ステップS66の処理において制御部11は、『測定場所の大気CO濃度が高いので、正確な呼気CO濃度を測定するため場所を変えて再測定してください』と表示部15に表示する。
ステップS67の処理においてユーザが、場所を変えて、電源スイッチ(図示しない)を投入(オン)すると処理をステップS61に戻す。
一方、ステップS65の処理においてCO濃度が規定値を超えていないと判別した場合、ステップS68の処理において制御部11は、『吹込口22から息を吹き込む』指示を表示部15に表示する。
ステップS69の処理において制御部11は、ユーザが呼気の吹き込みを開始したか否かを回転翼計測部18の計測値により判別し、判別の結果、呼気の吹き込みを開始していないと判別した場合は処理をステップS70に進め、呼気の吹き込みを開始したと判別した場合は処理をステップS71に進める。
ステップS70の処理において制御部11は、『もっと強く息を吹き込む』指示を表示部15に表示し、処理をステップS69に戻す。この場合、警告音を併用するとさらに好ましい。
一方、ステップS69の処理においてユーザが呼気の吹き込みを開始したと判別した場合、ステップS71の処理において制御部11は、回転翼計測部18の計測値をカウントする呼気カウンターと呼気の吹き込み時間をカウントする計時カウンターをゼロにリセットし、計測を開始する。
ステップS72の処理において制御部11は、呼気の吹き込み時間が所定時間に達したか否かを判別し、所定時間に達するまで処理を繰り返す。所定時間に達したと判別した場合は、処理をステップS73に進める。
ステップS73の処理において制御部11は、回転翼計測部18の出力により吹き込まれた呼気の吹き込み量が所定量に達したか否かを判別し、判別の結果、所定量に達していないと判別した場合は処理をステップS70に戻し、所定量に達していると判別した場合は処理をステップS74に進める。なお、ステップS70の処理は説明済みであり省略する。
一方、ステップS73の処理において呼気の吹き込み量が所定量に達していると判別した場合、ステップS74の処理において制御部11は、測定部14により呼気CO濃度を測定し、測定が終了したら処理をステップS75に進める。
ステップS75の処理において制御部11は、回転翼計測部18の計測値をカウントする呼気カウンターと呼気の吹き込み時間を計測する計時カウンターを停止し、処理を終了する。
[設定変更処理]
設定変更処理は、初期化処理時に入力した個人情報の修正、また、デフォルトで設定されているスリープ開始時間、禁煙達成時間(禁煙目標時間)などの設定値を変更する処理である。図10を用いて、設定変更処理について詳述する。
ステップS81の処理において制御部11は、個人情報や、スリープ開始時間および禁煙達成時間の設定値を修正する修正画面を表示部15に表示する。
ステップS82の処理においてユーザは、修正したい個人情報や設定値を入力部12から入力する。
ステップS83の処理において制御部11は、入力された個人情報や設定値を記憶部13に記憶(上書き)して処理を終了する。
[アドバイス表示処理]
アドバイス表示処理は、初期化処理時に選択された動作モードに対応するメッセージを表示する処理である。具体的には、非禁煙モードの場合は喫煙中のユーザの要求に応じて、禁煙を勧めるメッセージを、禁煙モードの場合は禁煙中のユーザを支援するメッセージ、即ちニコチン離脱症状に苦しむユーザの心理的負担を緩和、解消するメッセージを表示部15に表示する処理である。図11を用いて、アドバイス表示処理について詳述する。
ステップS85の処理において制御部11は、記憶部13に記憶されている動作モードが禁煙モードか否かを判別する。判別の結果、禁煙モードが記憶されていないと判別した場合は処理をステップS86に進め、禁煙モードが記憶されていると判別した場合は処理をステップS87に進める。
ステップS86の処理において制御部11は、図16に例示するような禁煙を勧めるメッセージを表示し、処理を終了する。この場合、記憶部13に予め記憶された複数の禁煙を勧めるメッセージの中から順番あるいはランダムに選択する等して、毎回変化するように表示することが好ましいが、一種類だけ記憶部13に予め記憶し毎回同じ禁煙を勧めるメッセージを表示してもよい。
一方、ステップS85の処理において禁煙モードが記憶されていると判別した場合、ステップS87の処理において制御部11は、複数の支援メッセージの中からユーザの禁煙継続時間に応じて選択して表示部15に表示し、処理を終了する。なお、支援メッセージは図18に例示するようにユーザの禁煙継続時間に応じて作成され、予め記憶部13に記憶されている。
さらに、支援メッセージは同一のメッセージが連続的に表示されないよう、禁煙継続時間毎に複数用意されることが望ましい。また、ニコチン離脱症状は禁煙開始の一週間が最も強いので、この期間に対応する支援メッセージは、ニコチン離脱症状を緩和する方法や禁煙成功者の知恵等が多数用意され、頻繁なアクセスに対応できることが望ましい。
[記録参照処理]
記録参照処理は、初期化処理時に選択された動作モードに対応する記憶部13に記憶されたユーザの禁煙の記録を表示する処理である。図12を用いて、記録参照処理について詳述する。
ステップS91の処理において制御部11は、記憶部13に記憶されている動作モードが禁煙モードか否かを判別する。判別の結果、禁煙モードが記憶されていないと判別した場合は処理をステップS92に進め、禁煙モードが記憶されていると判別した場合は処理をステップS93に進める。
ステップS92の処理において制御部11は、図19(a)に例示する記録参照画面を表示部15に表示し、処理を終了する。記録参照画面には禁煙躊躇回数(ステップS107)、禁煙挫折回数(ステップS118)、最長禁煙継続時間(ステップS119)と最低呼気CO濃度(ステップS106)などが表示される。
一方、ステップS91の処理において禁煙モードが記憶されていると判別した場合、ステップS93の処理において制御部11は、図19(b)に例示する記録表示画面を表示部15に表示し、処理を終了する。記録表示画面には記憶部13に記憶されている禁煙継続時間と呼気CO濃度および禁煙開始時の呼気CO濃度等のデータなどが表示される。
なお、記録表示画面に表示されるデータは上記説明に限定されるものではなく、禁煙の経過や禁煙の効果が判るデータであれば良い。
[非禁煙モード処理]
非禁煙モード処理とは、喫煙中(禁煙に関心はあるが禁煙実行に至らない)のユーザをサポートする(禁煙を勧める)処理である。図13を用いて、非禁煙モード処理について詳述する。
ステップS101の処理において制御部11は、呼気CO濃度を測定する。呼気CO濃度測定は、[呼気CO濃度測定処理]の項で説明したので省略する。
ステップS102の処理において制御部11は、測定した呼気CO濃度を制御部11のRAMに記憶すると共に表示部15に表示する。
ステップS103の処理において制御部11は、図16に例示するような禁煙を勧めるメッセージを表示部15に表示する。この場合、記憶部13に予め記憶された複数の禁煙を勧めるメッセージの中から順番あるいはランダムに選択する等して、毎回変化するように表示することが好ましいが、一種類だけ記憶部13に予め記憶し毎回同じ禁煙を勧めるメッセージを表示してもよい。さらに制御部11は、禁煙を開始(禁煙モードを選択)するか否かを選択する画面を表示部15に表示し、いずれかの動作モードを入力するよう指示する。
ステップS104の処理においてユーザは、禁煙を開始(禁煙モードを選択)するか否かを入力部12から入力する。
ステップS105の処理において、制御部11は禁煙モードが選択されたか否かを判別し、判別の結果、禁煙モードが選択されていないと判別した場合は、処理をステップS106に進め、禁煙モードが選択されたと判別した場合は処理をステップS108に進める。
ステップS106の処理において、制御部11はステップS102の処理においてRAMに記憶した呼気CO濃度と記憶部13に記憶されている呼気CO濃度を比較し、低い方の呼気CO濃度を最低呼気CO濃度として記憶部13に記憶する(書き換える)。なお、記憶部13に最低呼気CO濃度が記憶されていない場合はRAMに記憶されている呼気CO濃度を最低呼気CO濃度として記憶する。
ステップS107の処理において制御部11は、禁煙を開始(禁煙モードを選択)しなかった禁煙躊躇回数をカウントするカウンターに1加算し、処理を終了する。
一方、ステップS105の処理において禁煙を開始する(禁煙モードが選択された)と判別した場合、ステップS108の処理において制御部11は、禁煙モード移行処理を実行し、処理をステップS122(図14参照)に進める。
禁煙モード移行処理は、記憶部13に記憶されている動作モードを禁煙モードに書き換える、ステップS102の処理でRAMに記憶されている呼気CO濃度(禁煙継続時間を含む)を初回データとして記憶部13に記憶する、禁煙継続時間をカウントする計時カウンターをゼロにリセットし計時を開始する、等の処理である。
[禁煙モード処理]
禁煙モード処理とは、禁煙中のユーザをサポートする処理である。図14を用いて、禁煙モード処理について詳述する。
ステップS111の処理において制御部11は、呼気CO濃度を測定する。呼気CO濃度測定は、[呼気CO濃度測定処理]の項で説明したので省略する。
ステップS112の処理において制御部11は、呼気CO濃度測定値を制御部11のRAMに記憶すると共に表示部15に表示する。
ステップS113の処理において制御部11は、記憶部13に記憶されている呼気CO濃度測定値と呼気CO濃度の最低値との差(ΔCO濃度)を式(2)により計算する。
ΔCO濃度 =(今回の呼気CO濃度測定値)−(今回までの呼気CO濃度の最低値)
(2)
記憶部13に呼気CO濃度の最低値が記憶されていない場合あるいは ΔCO濃度<0(ゼロ) の場合は「今回の呼気CO濃度測定値」を「呼気CO濃度の最低値」として記憶部13に記憶する(書き換える)。
ステップS114の処理において制御部11は、ΔCO濃度 ≦ 所定値 を満足するか否かを判別する。判別の結果、ΔCO濃度 ≦ 所定値 を満足しない(喫煙した)と判別した場合は、処理をステップS115に進め、満足する(禁煙継続中)と判別した場合、処理をステップS122に進める。なお、所定値については[呼気CO濃度測定例]の項で説明する。
ステップS115の処理において制御部11は、表示部15に『喫煙しましたね』と表示し、次いで、禁煙(禁煙モード)を継続するか否かを選択する画面を表示する。
ステップS116の処理においてユーザは、禁煙(禁煙モード)を継続するか否かを入力部12から入力する。
ステップS117の処理において制御部11は、『禁煙モードを継続する』が選択されたか否かを判別し、判別の結果、『禁煙モードを継続する』が選択されていないと判別した場合は処理をステップS118に進め、『禁煙モードを継続する』が選択されたと判別した場合は処理をステップS121に進める。
ステップS118の処理において制御部11は、禁煙を挫折した禁煙挫折回数をカウントするカウンターに1加算する。
ステップS119の処理において制御部11は、非禁煙モード移行処理を実行し、処理をステップ120に進める。非禁煙モード移行処理には、最低呼気CO濃度と最長禁煙継続時間を除き記憶部13に記憶されているデータを全てクリアーする、動作モードを非禁煙モードに書き換える、および禁煙継続時間をカウントする計時カウンターをゼロにリセットし計時を停止する等がある。
ステップS120の処理において制御部11は、図17に例示する再度禁煙することを勧めるメッセージを表示部15に表示する。この場合、記憶部13に予め複数記憶した再度禁煙することを勧めるメッセージの中から禁煙挫折回数に応じて厳しい表現となるよう予め定めた順番あるいは無作為に選択する等して、毎回異なるメッセージを表示することが好ましいが、一種類だけ記憶部13に予め記憶し毎回同じ内容の再度禁煙することを勧めるメッセージを表示してもよい。
一方、ステップS117の処理において、『禁煙モードを継続する』が選択されたと判別した場合、ステップS121の処理において制御部11は、ステップS112で記憶した呼気CO濃度を最低呼気CO濃度として記憶部13に記憶し(書き換える)、処理をステップS123に進める。なお、記憶部13に記憶した呼気CO濃度データおよび禁煙継続時間をカウントする計時カウンターをゼロにリセットし、改めて禁煙(禁煙モード)を開始したとして処理してもよい。
一方、ステップS114の処理において、 ΔCO濃度 ≦ 所定値 を満足する(禁煙継続中)と判別した場合、ステップS122の処理において制御部11は、禁煙継続時間をカウントする計時カウンターを参照して禁煙継続時間が禁煙達成時間未満であるか否かを判別する。判別の結果、禁煙達成時間未満であると判別した場合は処理をステップS123に進め、禁煙達成時間以上であると判別した場合は処理をステップS124に進める。一般的に喫煙習慣を離脱できるのは約6週間と言われているが、禁煙達成時間はこの値に限定されるものではなく適宜設定しても良い。
ステップS123の処理において制御部11は、禁煙達成度に応じて、図18に例示する禁煙中のユーザをサポートする(禁煙継続の意欲を向上させる)メッセージを表示部15に表示する。なお、禁煙達成度は第1の実施形態での説明と同じである。
さらに、禁煙中のユーザをサポートするメッセージは、度重なるアクセスに対し同一の支援メッセージが連続的に表示されないよう禁煙達成度毎に用意されることが望ましい。さらに、ニコチン離脱症状は禁煙開始の一週間が最も強いので、この期間に対応するメッセージは、頻繁なアクセスに対応できるよう禁煙達成度毎に複数用意されることが望ましい。
なお、支援メッセージは図18に例示するように禁煙達成度毎に複数作成され、予め記憶部13に記憶されている。
一方、ステップS122の処理において禁煙継続時間が禁煙達成時間以上であると判別した場合、ステップS124の処理において制御部11は図20に例示する禁煙達成のメッセージを表示部15に表示し、処理を終了する。なお、この場合、記憶部13に記憶された全てのデータは保存されたままでも自動的にクリアーされても良い。
[呼気CO濃度測定例]
図21および図22は、測定部14のCO測定センサーを用いて呼気CO濃度を測定した結果を示す図である。
図21(a)は、被験者8人の呼気CO濃度を3乃至10回測定し、被験者毎の呼気CO濃度の最大値と最小値を示す図である。なお、図21(b)は図21(a)をグラフにした図である。
被験者毎に多少異なるが、呼気CO濃度と一日当たりの喫煙量には相関関係が有り、全く喫煙しない場合は 5ppm 以下、一日20本を超える被験者の場合は 20ppm を超えている。なお、被験者毎の呼気CO濃度のばらつきは、喫煙から呼気測定までの経過時間の長短に依存するものと考えられ、特に被験者Hの呼気CO濃度の最小値は長時間(約6時間)喫煙しなかった場合の測定値である。
図22(a)は、図21(a)の被験者Hが禁煙した時の禁煙継続時間と呼気CO濃度との関係を示す図である。なお、図22(b)は図22(a)をグラフにした図である。
被験者Hが禁煙を開始した直後の呼気CO濃度は 20.1ppm で、禁煙継続時間と共に呼気CO濃度は減少している。禁煙継続時間124.4時間で呼気CO濃度が突然上昇しているのは喫煙によるものである。しかし呼気CO濃度は一旦上昇するが禁煙開始当初の呼気CO濃度までは戻らず、そのまま禁煙を継続すると、呼気CO濃度は再び減少している。
このように禁煙を継続している場合、(今回の呼気CO濃度測定値)−(今回までの呼気CO濃度の最低値)=ΔCO濃度(差)は 最大0.7ppm であり、ステップS06、ステップS114で説明した所定値、即ち禁煙継続中か喫煙したかを判別する閾値はマージンを加えて 2〜3ppmとしても、禁煙した場合(5.2ppm)を判別することが可能である。
そして、禁煙継続時間が300時間(約2週間)を超えると呼気CO濃度は、非喫煙者と同じ呼気CO濃度(5ppm以下)で推移している。
このように、第2の実施形態における禁煙支援装置10は、禁煙中のユーザに対しては呼気CO濃度と禁煙継続時間を記憶部13に記憶して、禁煙の効果(呼気CO濃度の低下)を表示し、ニコチン離脱症状に苦しむ心理的負担を緩和、解消するメッセージを禁煙継続時間や禁煙達成度に応じて選択、表示することで禁煙に挑む意欲を促進、継続させ、禁煙達成を支援することができる。また喫煙中のユーザに対しては呼気CO濃度を測定、表示し、さらに禁煙を勧めるメッセージ例えば禁煙の目的、禁煙の効果等を表示して禁煙に導くことができる。
また、ユーザの求めに応じて禁煙継続や禁煙開始を促すアドバイスおよび禁煙の記録を表示することで、禁煙中のユーザや喫煙中のユーザの禁煙に挑む意欲を促進して禁煙を支援することができる。
以上、説明したように、本実施形態における禁煙支援装置10によれば、喫煙中のユーザには禁煙を勧めるメッセージを表示して禁煙に導くことができ、禁煙中のユーザにはニコチン離脱症状に苦しむユーザの心理的負担を緩和、解消するためのメッセージをユーザの要求や禁煙達成度に従って表示し、且つ禁煙による影響が低減していく様子を目で見える形で示すことにより、ユーザの禁煙に挑む意欲を促進、継続させ禁煙成功に導くことができる禁煙支援装置を提供することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の色々な形で実施することができる。
例えば、ユーザの呼気から喫煙による影響を測定するために、呼気中のCO濃度を測定する例を示したが、CO濃度以外にも、例えばシアン化水素濃度、窒素酸化物濃度、ニコチン濃度、タール濃度等を測定することで喫煙による影響を測定しても良い。また、ユーザの呼気以外にも、例えばユーザの血圧や脈拍数を測定することで喫煙による影響を測るようにしても良し、これらを適宜組み合わせても良い。
また、本実施形態における禁煙支援装置10は、ユーザの禁煙を支援する用途以外にも、生命保険や医療保険などの契約時において非喫煙者か喫煙者かを判別するといった用途や、病院などの医療機関で喫煙の有無を診断する用途にも適用可能である。
このように、前述の実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
第1の実施形態による禁煙支援装置の構成を例示するブロック図である。 図1に示す禁煙支援装置の外観斜視図である。 第2の実施形態による禁煙支援装置の構成を例示するブロック図である。 図3に示す禁煙支援装置の外観斜視図である。 図3に示す禁煙支援装置のA−A断面を示す図である。 図1に示す禁煙支援装置の処理動作を示すフローチャートである。 図3に示す禁煙支援装置の処理動作を示すフローチャートである。 図3に示す禁煙支援装置の初期化処理を示すフローチャートである。 図3に示す禁煙支援装置の呼気CO濃度測定処理例を示すフローチャートである。 図3に示す禁煙支援装置の設定変更処理を示すフローチャートである。 図3に示す禁煙支援装置のアドバイス表示処理例を示すフローチャートである。 図3に示す禁煙支援装置の記録参照処理例を示すフローチャートである。 図3に示す禁煙支援装置の非禁煙モード処理例を示すフローチャートである。 図3に示す禁煙支援装置の禁煙モード処理例を示すフローチャートである。 図3に示す禁煙支援装置の表示部に表示されるカルテの例を示す図である。 図3に示す禁煙支援装置の表示部に表示される禁煙を勧めるメッセージの例を示す図である。 図3に示す禁煙支援装置の表示部に表示される禁煙挫折時に禁煙を勧めるメッセージの例を示す図である。 図1または図3に示す禁煙支援装置の表示部に表示される禁煙中のユーザを支援する支援メッセージ例を示す図である。 図3に示す禁煙支援装置の表示部に表示される禁煙記録参照画面の例を示す図である。 図1または図3に示す禁煙支援装置の表示部に表示される禁煙達成時の例を示す図である。 本実施形態における測定部を用いた、被験者の呼気CO濃度測定結果を示す図である。 本実施形態における測定部を用いた、被験者の禁煙継続時間と呼気CO濃度測定結果を示す図である。
符号の説明
10…禁煙支援装置
11…制御部
12…入力部
13…記憶部
14…測定部
15…表示部
16…時計部
17…回転翼駆動部
18…回転翼計測部
19…吹込弁
20…排気弁
21…回転翼
22…吹込口
23…排気口
24…空洞部
25…フック部
30a…筐体
30b…筐体
35…風量計測部
36…換気部

Claims (9)

  1. ユーザの呼気の喫煙による影響を測定する測定部と、
    禁煙中の前記ユーザをサポートする複数のメッセージおよび前記測定部によって測定された喫煙による影響測定値を記憶する記憶部と、
    前記喫煙による影響測定値および前記ユーザをサポートするメッセージを表示する表示部と、
    禁煙継続時間を計時する計時部と、
    前記記憶部に記憶された前記複数のメッセージの中から前記喫煙による影響測定値と前記禁煙継続時間による前記ユーザの禁煙達成度に対応するメッセージを選択して、前記表示部に表示させる制御部と
    を備えることを特徴とする禁煙支援装置。
  2. 喫煙中の前記ユーザをサポートする動作モードあるいは禁煙中の前記ユーザをサポートする動作モードを入力する入力部を備え、
    前記記憶部は、前記入力部から入力された前記いずれかの動作モードを記憶し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記複数のメッセージの中から、前記記憶部に記憶された動作モードまたは前記喫煙による影響測定値と前記禁煙継続時間による前記ユーザの禁煙達成度に対応するメッセージを選択して、前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の禁煙支援装置。
  3. 前記測定部は、
    呼気を吹き込む吹込口と呼気を排気する排気口とを有する空洞部と、
    前記空洞部に吹き込まれた前記ユーザの呼気の量を測定する風量計測部と、
    前記空洞部を強制換気する換気部と、
    前記吹込口から吹き込まれた前記ユーザの呼気の圧力または前記換気部の換気の圧力に応じて開閉する吹込弁および排気弁の両方またはいずれか一方と
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の禁煙支援装置。
  4. 前記制御部は、前記風量計測部による風量測定値に基づいて前記空洞部に吹き込まれた前記ユーザの呼気の量を計算し、所定時間で所定量に達した時、前記測定部に禁煙による影響を測定させる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の禁煙支援装置。
  5. 前記記憶部は、喫煙による影響の程度に応じて喫煙状況を表すカルテを記憶し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記カルテの中から前記喫煙による影響測定値に対応するカルテを選択し、該カルテを前記喫煙による影響測定値に基づいて修正して、前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の禁煙支援装置。
  6. 前記制御部は、前記入力部から入力された前記ユーザの指示により、前記記憶部に記憶された動作モードに対応して、前記記憶部に記憶された禁煙の記録を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項5に記載の禁煙支援装置。
  7. 前記測定部は、呼気の一酸化炭素濃度を測定することで禁煙による影響を測定することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の禁煙支援装置。
  8. 前記禁煙支援装置は、携帯用タバコケース型の筐体に収納されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の禁煙支援装置。
  9. 前記禁煙支援装置は、衣服に装着するためのフック部を備えるペン型の筐体に収納されること
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の禁煙支援装置。
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