JP2005069482A - 流体切換のための方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体をポンプからパイロット制御圧に関連して種々異なる管路接続部に切り換え、これによって、このために必要となる時間が短縮され、切換がただ1つの弁によって実現され、この場合、弁の構成サイズが二義的な変更しか被らないようにする。
【解決手段】スプール2が、第1のスプールエレメント2と第2のスプールエレメント16とを有しており、両スプールエレメント2,16を少なくとも切換過程の時間間隔の間に互いに無関係に加速させるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハイドロリック区間またはニューマチック区間における液状のまたはガス状の媒体をポンプによってパイロット制御圧に関連して蓄え容器またはハイドロリック区間/ニューマチック区間に切換弁によって迅速に切り換えるための方法および装置に関する。
ハイドロリック区間における、たとえばオイル流の制御は、第1に少なくとも1つのポンプを介して行われる。この場合、方向および通流量は、ハイドロリック区間に配置された適宜にパイロット制御される弁によって規定される。ハイドロリック量の補償は蓄え容器を介して実現されるので、適宜な弁または弁装置が、ポンプからハイドロリック区間または蓄え容器への流体切換を実現するために設けられている。
したがって、たとえば、平行な絞り区間を備えた逆止弁を使用することが慣用である。この場合、構造上適宜に形成された絞り挿入体はこの絞り区間で量調整器として作業する。さらに、種々異なる機能、たとえば逆止弁機能および過圧弁機能の複数の弁、たとえば逆止弁を備えたパイロット制御される圧力調整弁を互いに連結することができる。この場合、圧力調整ピストンのばね室が、圧力調整ピストン自体に設けられた別の絞り孔を介して圧力接続部またはポンプ接続部に接続されている。形成された静圧が圧力弁の調整値を超えて上昇すると、この圧力弁が開放され、この場合、ハイドロリック液が蓄え容器に流出することができる。この流出は圧力調整ピストンのばね室内の圧力減少を生ぜしめる。これによって、ばねの閉鎖力が排除され、逆止弁の圧力調整ピストンが、蓄え容器に通じる経路を開放する。
しかし、この解決手段のためには、個々の複数の弁が必要となる。このことは、一方で技術的な手間を要し、他方で相応のスペース需要を要求する。
流体切換もしくは圧力媒体路の制御の、より洗練された解決手段は、ドイツ連邦共和国特許第3723672号明細書に開示される。この解決手段は、複数の弁の機能の組合せを技術的に1つの弁ユニットに置き換えている。この場合、1つの弁が2つのハウジング接続部の間に配置される。弁のハウジングは、ばね負荷されたスプール状の2つの閉鎖片を備えている。両閉鎖片は弁孔内で互いに移動可能である。この場合、ハウジング孔内に案内された閉鎖片は、ハウジングに対して不動の弁座と協働する。この場合、閉鎖片の両ばね室は互いに接続されている。弁スプールとして作業する第1の閉鎖片は、圧力制限弁に接続された少なくとも1つの制御接続部を制御するために働く。弁スプールが、ばね室内の両ばね力よりも高い圧力で負荷されると、弁スプールが、ハウジングに対して不動の弁座から持ち上げられ、この場合、制御接続部を閉鎖する。他方の閉鎖片は圧力調整ピストンとして作業し、ハウジング側の別の接続部に接続されている。この接続部はこの過程の間に相応に解放されるかまたは開放される。
しかし、流体切換のこの過程はある程度の時間を必要とする。したがって、弁スプールが、規定された時間に対する切換の間、ハウジングにおける、ハイドロリック区間が蓄え容器に直接接続され得ないように技術的に制限されなければならない規定された範囲に重なる。弁スプールがハイドロリック区間およびポンプへのハウジング側の接続部に重なる段階では、通常ポンプの前方で増加させられる圧力が、ハイドロリック区間とポンプとの間に位置する圧力制限弁によって制限される。
圧力制限弁の代わりに、逆止弁の使用も知られている。しかし、逆止弁の使用時には、逆止弁が確実に機能することが保証されていない。パイロット制御圧が上昇すると、逆止弁が開放される。パイロット制御圧が低下すると、逆止弁が時間的に遅れて応答し、オイルがその間にハイドロリック区間だけでなく蓄え容器にも流出し得る。
ドイツ連邦共和国特許第3723672号明細書
本発明の課題は、流体をポンプからパイロット制御圧に関連して種々異なる管路接続部に切り換え、これによって、このために必要となる時間が短縮され、切換がただ1つの弁によって実現され、この場合、弁の構成サイズが二義的な変更しか被らないようにすることである。
この課題を解決するために本発明の方法では、スプールが、第1のスプールエレメントと第2のスプールエレメントとを有しており、両スプールエレメントを少なくとも切換過程の時間間隔の間に互いに無関係に加速させるようにした。この加速は、切換過程を短縮するために働き、これによって、切換の間にポンプの前方に生ぜしめられる圧力上昇が可能な限り迅速に減少させられる。これによって、特にポンプの寿命が延長される。
この場合、付加的な逆止弁を使用する必要なしに、ポンプから流体区間または蓄え容器への流体切換を、パイロット制御圧に関連した三方弁によって行うことができると有利である。
有利には、弁内のスプールの軸方向の運動に軸方向の別の運動が重畳される。これに基づき、同方向に向けられた力と、逆方向に向けられた力との合計の結果である合成運動が得られる。この場合、両力は切換過程の間に同時にまたは時間的にずらされてスプールに作用する。
この場合、スプールに、切換過程の間、設定された方向に案内可能である規定されたオイル量を蓄えることが特に有利である。
この経過を実現しかつひいては本発明による課題を解決するためには、ポンプが、流体区間または蓄え容器に、パイロット制御圧に関連した三方弁によって接続されており、該三方弁が、第1のスプールエレメントと第2のスプールエレメントとを備えた、2つの部分から成るスプールを有しており、弁のハウジングが、ポンプに通じる別の接続部を有しており、該接続部が、既存の接続部に軸方向で続いていて、該接続部からだけでなく、互いにも間隔を置いて配置されていると特に有利である。
本発明の別の有利な構成では、第2の別の接続部の後方で圧縮ばねの方向にハウジングの肉厚が段状に減少させられていて、残りのハウジング部分に対して不変である。段部に形成された半径方向の環状面は同時に、ハウジング内に案内されたスプールのための当接面を形成している。
さらに、スプールが、その圧縮ばね側の端部の前方に切込みを有しており、該切込みが、相応に広幅の2つの段部において前記端部の方向でスプールの直径を再び達成していて、一番外側の別の段部でハウジングの内径に適合されていると有利である。切込みのこの段状の構成は、こうして同時に、規定されたストッパを実現することができるという利点を有している。したがって、ハウジングの構造上の構成によって、スプールの一番外側の段部によって形成された半径方向の環状面が、戻り面を形成していて、有利には、当接面と共に圧縮ばねのストロークを制限するようになっていることが提案される。
スプールが、半径方向に、中央に配置された貫通孔を備えていると有利である。この孔の直径は付加的な両ポンプ接続部の直径と同じに選択することができ、これによって、確実な接続をポンプとスプールとの間に形成することができ、圧力損失は得られない。
さらに、スプールの溝が、重なり範囲に位置してる時点で、スプールが貫通孔を介して付加的な左側の接続部に接続されているように、圧着面からの貫通孔の間隔を選択することが有利である。
本発明の別の有利な構成では、スプールに、該スプールの圧縮ばね側の端部から出発して、軸線中央に、貫通孔に開口した盲孔が設けられており、該盲孔にピンが案内されるようになっている。
スプールに設けられた、1つの管路に対して直角を成して接続された孔は、段状の切込みと一緒に、規定されたオイル体積を収容するために働く。このオイル体積で、必要な場合に、圧力負荷または放圧によって構成部材の運動を実施することができる。したがって、これによって、盲孔に設けられたピンが、盲孔の内部でハウジング壁の方向にまたは孔の方向に運動させられる。この場合、有利には、ピンが、規定された長さを有しており、これによって、さらに、ハウジング内のスプールに対してセンタリングされ得る。
本発明の別の有利な構成では、機能制限されて、切込みの一番内側の段部の幅が、後続の第2の段部の段までの貫通孔の直径の外側の壁の間の距離によって規定されるようになっており、第2の段部の幅が、付加的な両ポンプ接続部の直径の合計と、該ポンプ接続部相互の間隔とから得られるようになっている。
さらに、切込みの第2の段部の幅が、一番内側の段部の幅に続いていて、ハウジングの肉厚の段状の減少部を越えていると有利である。これによって、付加的な圧力室が形成される。この圧力室は同じくスプールの軸方向の運動に影響を与えるために働く。
さらに、切込みの一番内側の段部にスライドリングが被せられており、該スライドリングを、一番内側の段部に対して軸方向に運動させることができると有利である。これによって、スプールの質量が2つの部分質量に分割される。したがって、互いに作用結合された質量は、互いに異なる大きな力で負荷することができる。この力の方向も同じく互いに異なっていてよい。
さらに、スライドリングの外径が、ハウジングの内径に合致している、すなわち、両方が互いに接触していると有利である。これによって、一方では、付加的な各ポンプ接続部を閉鎖することができ、他方では、第2の圧力室内で増加させられた圧力をコントロールすることなしに減少させることができることが保証される。
本発明の有利な改良形では、スライドリングの幅が、一番内側の段部幅の幅と、接続部の直径との差から得られるようになっている。これによって、スライドリングがその一方の終端位置で一番内側の段部に位置している場合に常に付加的な一方のポンプ接続部が開放していることが確保されている。
さらなる利点は、スライドリングの外径と内径との表面粗さが互いに異なっていることにある。スライドリングの外径における表面の粗さが、内径よりも高く設定されていると特に有利である。これによって、スライドリングの表面とハウジングの内径の面との間の静摩擦が達成される。この静摩擦は、スライドリングの運動方向の逆転時の遅れを達成するために使用される。
さらに、スプールとスライドリングとが金属材料から製作されていると有利である。しかし、両方が同じく良好に非金属材料ならびにプラスチック材料から成っていてもよい。また、両構成部材が、互いに異なる材料を有していてもよい。このことは、その都度の使用事例に関連している。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面につき詳しく説明する。
図1から、ハイドロリック区間における本発明の原理的な構造および機能形式が明らかである。2つの接続部を介してアッセンブリに接続されている三方弁の形の切換弁は、制御装置(図示せず)によって、ピストンにより形成されるパイロット制御圧で負荷される。これによって、弁に設けられた閉鎖体もしくはスプールが運動させられ、これによって、所望の管路が互いに接続される。
図1によれば、主として、ポンプからハイドロリック区間への接続を認めることができる。この接続は、パイロット制御圧の低下時に弁の閉鎖体によって遮断され、これによって、ハイドロリック区間から蓄え容器への接続が形成される。異なる接続への切換を実施し、これによって、同時にハイドロリック流の変向が達成されるまで、弁ハウジング内のスプールが、規定された範囲に重なるので、この範囲では、2つの接続部への接続が形成不可能となり、常にハウジング接続部が閉鎖される。しかし、この重なり範囲は、ハイドロリック区間と蓄え容器との接続を排除するために技術的に制限されている。この技術的な要求に従うものの、切換過程を一時的に短縮するためには、弁に連結されたアッセンブリが働く。このアッセンブリの作用形式を図2〜図4につき詳しく説明する。
それぞれ本発明による解決手段の配置形式を示した図2〜図4から、切換弁の作用形式が明らかとなる。
弁8は、主として、ハウジング1とスプール2とから成っている。このスプール2は、特に圧縮ばね11によって、規定された位置に保持される。段部を形成するために圧縮ばね側で段状に減少させられた肉厚を備えたハウジング1は、相応の管路に対する6つの孔もしくは接続可能性を有している。この場合、1つの接続部3は、規定された圧力(パイロット制御圧)でスプール2の圧着面14を負荷するためのハイドロリックオイルの導入のために働く。その他の孔は、ポンプへの接続部4,4a,4b、蓄え容器への接続部5ならびにハイドロリック区間に通じる接続部6のために設けられている。
スプール2は圧着面14から所定の間隔を置いて、全周にわたって延びる溝7を備えている。この溝7の幅は、隣り合った2つの接続部の間隔と、両接続部の直径との合計から得られる。溝7が、スプール2の軸方向の運動時に、隣り合った接続部6,4,5のそれぞれ2つに重なることが保証されているように、溝7と圧着面14との間隔は、ハウジング1に対するスプール2の当接に関連している。この当接は、ハウジング1の当接面9に対するスプール2の戻り面12の衝突から生ぜしめられる。
別のポンプ接続部を実現するためには、弁8のハウジング1に接続部4a,4bが設けられている。ポンプへの接続部4aまたは接続部4bが解放される接続可能性を制御するためには、スプール2が半径方向の切込み10を有している。この切込み10はスプール2の直径を、規定された直径に減径している。この直径は、後続の段部を介して、まず、スプール2の元々の直径が再び達成されるまで、規定された長さにわたって軸方向で維持される。スプール2に継続する、このスプール2の元々の直径よりも大きい直径を備えた別の段部はハウジング1と共にストッパの形成のために働く。さらに、スプール2は半径方向に、中央に配置された貫通孔13を備えている。この貫通孔13は周面の2つの箇所で切込み10を貫通していて、この場合、この切込み10に貫通孔13の外壁で接触している。有利には、孔13の直径が接続部4a;4bの直径と同じである。さらに、スプール2は軸線中心の盲孔17を備えている。この盲孔17は、圧縮ばね側の端部から出発して貫通孔13に合流している。盲孔にはピン18が配置されている。このピン18はスプール2をセンタリングするためにハウジング1の内壁に支持されている。さらに、両孔13,17はハイドロリック液で充填されている。
切込み10の一番内側の段部はスライドリング16を収容するために働く。このスライドリング16は段部の仕切りの内部で、すなわち、貫通孔13の外壁から後続の段部にまで軸方向に可動である。スライドリング16は、この箇所でハウジング1の内径に適合された外径を有している。スライドリング16の幅は、接続部4a,4b相互の間隔と、両接続部の一方の直径との合計によって規定される。この場合、両直径は機能制限されて同じ大きさに寸法設定されている。さらに、スライドリング16の表面は外周面で粗面化されているので、スライドリング16は、確かに軸方向にスプール2に対して運動可能であるが、しかし、ハウジング1の内壁に対する規定された静摩擦が常に保証されている。
スライドリング16を切込み10の一番内側の段部に被せるためには、後続の段部が始まる箇所でスプールが分割されるかまたは一番内側の段部の直径が付設部として端部にまで維持され、ねじ山を備えていると有利である。この場合、スプール2の、相応の雌ねじ山を有する段状の別の分割片が第1の分割片に螺合され得る。両分割片の別の結合可能性、たとえば接着、溶接またはこれに類するものも可能である。この結合可能性は、スプール2の、選択された材料に関連している。問題の別の解決手段は、少なくとも2つの部分へのスライドリング16の分割によって提供される。この場合、両部分は、一番内側の段部に被せた後、再び接合されなければならない。
本発明による課題を解決するためには、切込み10の配置形式および構成が特に重要となる。全周にわたって延びる溝7が、ハウジング1の、接続部4しか開放され続けない領域に位置している場合には、孔4aが貫通孔13に整合していなければならない。この図示で貫通孔に続く切込み10は、すでに前述したように、2つの段部を有している。この場合、一番内側の段部の幅は、両接続部4a,4bにその中間室を含めて重なるように大きく寸法設定されている。後続の段部は、この場合、ハウジング1の段部を越えるように広幅に寸法設定されていなければならず、これによって、一番外側の段部に相俟って、スプール2のこの位置に第2の圧力室20が提供される。両孔13,17は一緒に第3の圧力室21を形成している。
図2によれば、スプール2は弁8のハウジング1の左側の内壁の近くに位置している。この内壁に中央で取り付けられた適宜に寸法設定されたスペーサによって、スプール2が常にハウジング1の内壁から所定の間隔を置いて保持され、これによって、適宜なパイロット制御圧を付随したハイドロリック液を第1の圧力室19内に供給することができる。スプール2の終端面に作用する両力が釣り合っている場合には、スプールが、図2に示した位置をとっている。すなわち、ポンプ4がハイドロリック区間6に接続されている。第1の圧力室19内のパイロット制御圧ひいては圧縮ばね11のばね力と逆方向に向けられた力が上昇すると、弁8の内部の力平衡が排除され、圧着面14を押圧するハイドロリック液がスプール2を圧縮ばね11の方向に運動させる。この軸方向の運動時には、全周にわたって延びる溝7が接続部6,4の領域に到達する。この場合、スライドリング16が、その左側の制限部で接触して連動される。
同時にスプール2の戻り面12がハウジング1の当接面9から離され、ハイドロリック液が接続部4bを介して、切込み10の自由室と、スプール2とハウジング1との、逆方向に向けられた両段部によって形成された第2の圧力室20とに流入することができる。この方向での運動は、切換過程が終了する、すなわち、スプール2の溝7が接続部4,5を解放するまで継続される。
図3には、全周にわたって延びる溝7の重なり範囲15の超過が示してある。切換過程の終了まで、接続部4bを介してハイドロリック液を第2の圧力室20内に集めることができる。このことは、同時に、1つの管路の閉鎖によってポンプの前方で増加させられた圧力が再び減少し得るという利点を有している。第2の圧力室20内に位置するハイドロリック液は、スライドリング16がその別の位置を維持することを生ぜしめる。
図4から明らかであるように、切換過程が終了し、これによって、接続部4,5が互いに接続されている場合には、スライドリング16が接続部4bを閉鎖すると同時に接続部4aが開放するまで、スプール2が圧縮ばね11の方向に運動させられる。この場合、第3の圧力室21内に位置するハイドロリック液が同時にピン18をハウジング1の壁に対して押圧する。この場合、再び減少させられようとした圧力が増加させられる。この圧力減少によって、スプール2が、ピン18によって案内されて再びその出発位置に運動させられる。スライドリング16がその右側のストッパに到達する時点まで、接続部4,5は互いに接続されている。
図5から明確に分かるように、パイロット制御圧が低下すると、スプール2が再び逆方向に運動させられる。スライドリング16は、その高められた摩擦に基づき、ハウジング1の内壁でまずその位置を維持する。いま、圧力補償が、第3の圧力室21によって生ぜしめられて、貫通孔13に接続された接続部4aを介して行われ得る。この過程の間、スプール2しか運動させられず、スライドリング16はその右側のストッパでとどめられている。いま、全周にわたって延びる溝7が再び重なり範囲に位置している。同時にスライドリング16の移動によって、第2の圧力室20内で圧力が増加させられる。この圧力は、同じく補償されようとしていて、これによって、スライドリング16を再びその左側の当接面に運動させる。いま、接続部4bが開放されており、切換過程がこの方向で終了する。
ハイドロリック区間における本発明による解決手段の原理図である。
第1のパイロット制御圧の場合の本発明による切換弁の作用形式を示す図である。
第2のパイロット制御圧の場合の本発明による切換弁の作用形式を示す図である。
第3のパイロット制御圧の場合の本発明による切換弁の作用形式を示す図である。
第4のパイロット制御圧の場合の本発明による切換弁の作用形式を示す図である。
符号の説明
1 ハウジング、 2 スプール、 3 接続部、 4,4a,4b 接続部、 5 接続部、 6 接続部、 7 溝、 8 弁、 9 当接面、 10 切込み、 11 圧縮ばね、 12 戻り面、 13 貫通孔、 14 圧着面、 15 重なり範囲、 16 スライドリング、 17 盲孔、 18 ピン、 19 第1の圧力室、 20 第2の圧力室、 21 第3の圧力室

Claims (26)

  1. 1つの入口接続部(3)と、第1の出口接続部(6)と、第2の出口接続部(5)とを備えたハウジング(1)と、該ハウジング(1)内で運動可能なスプール(2)とを有する弁(8)によって出口接続部を解放するための方法において、スプール(2)が、第1のスプールエレメント(2)と第2のスプールエレメント(16)とを有しており、両スプールエレメント(2,16)を少なくとも切換過程の時間間隔の間に互いに無関係に加速させることを特徴とする、弁によって出口接続部を解放するための方法。
  2. ポンプから流体区間(6)または蓄え容器(5)への流体切換を、パイロット制御圧に関連した三方弁(8)によって行う、請求項1記載の方法。
  3. パイロット制御圧の上昇または低下が、弁(8)内のスプール(2)の一方の軸方向の運動を生ぜしめ、該運動を他方の軸方向の運動によって重畳する、請求項1記載の方法。
  4. スプール(2)の合成運動を、同方向に向けられた力と、逆方向に向けられた力との合計から得る、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 切換過程の間のスプール(2)の運動の重畳を同時にまたは時間的にずらして行う、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. スプール(2)に蓄えられたオイル量が、切換過程の間、設定された方向に案内可能である、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 請求項1から6までのいずれか1項記載の方法を実施するための装置において、ポンプが、流体区間(6)または蓄え容器(5)に、パイロット制御圧に関連した三方弁(8)によって接続されており、該三方弁(8)が、第1のスプールエレメント(2)と第2のスプールエレメント(16)とを備えた、2つの部分から成るスプール(2)を有していることを特徴とする、装置。
  8. 請求項1から7までのいずれか1項記載の方法を実施するための装置において、弁(8)のハウジング(1)が、ポンプに通じる別の接続部(4a,4b)を有しており、該接続部(4a,4b)が、既存の接続部(6,4,5)に軸方向で続いていて、該接続部(6,4,5)からだけでなく、互いにも間隔を置いて配置されていることを特徴とする、装置。
  9. 接続部(4b)の後方の圧縮ばね側でハウジング(1)の肉厚が段状に減少させられていて、残りのハウジング部分に対して同じままであり、段部に形成された半径方向の環状面が、当接面(9)を形成している、請求項8記載の装置。
  10. スプール(2)が、その圧縮ばね側の端部の前方に切込み(10)を有しており、該切込み(10)が、相応に広幅の2つの段部において前記端部の方向でスプール(2)の直径を再び達成していて、一番外側の別の段部でハウジング(1)の内径に適合されている、請求項7記載の装置。
  11. 一番外側の段部によって形成された半径方向の環状面が、戻り面(12)を形成しており、該戻り面(12)が、当接面(9)と共に圧縮ばね(11)のストロークを制限するようになっている、請求項9または10記載の装置。
  12. スプール(2)が、半径方向に、中央に配置された貫通孔(13)を備えており、該貫通孔(13)の直径が、接続部(4a,4b)の直径と同じである、請求項7から11までのいずれか1項記載の装置。
  13. スプール(2)の溝(7)が、重なり範囲(15)に位置してる間、貫通孔(13)を介して接続部(4a)への接続が形成されるように、圧着面(14)からの貫通孔(13)の間隔が選択されるようになっている、請求項12記載の装置。
  14. スプール(2)に、該スプール(2)の圧縮ばね側の端部から出発して、軸線中央に、貫通孔(13)に開口した盲孔(17)が設けられており、該盲孔(17)にピン(18)が案内されるようになっている、請求項12または13記載の装置。
  15. ピン(18)が、端部側でハウジング(1)の内壁に支持されていて、盲孔(17)の長さよりも小さいかまたは盲孔(17)の長さと同じである長さを有している、請求項14記載の装置。
  16. 切込み(10)の一番内側の段部の幅が、後続の第2の段部の段までの貫通孔(13)の直径の外側の壁の間の距離によって規定されるようになっている、請求項10記載の装置。
  17. 第2の段部の幅が、接続部(4a,4b)の直径の合計と、該接続部(4a,4b)相互の間隔とから得られるようになっている、請求項10記載の装置。
  18. 切込み(10)の第2の段部の幅が、一番内側の段部の幅に続いていて、ハウジング(1)の肉厚の段状の減少部を越えている、請求項10記載の装置。
  19. 切込み(10)の一番内側の段部にスライドリング(16)が被せられており、該スライドリング(16)が、一番内側の段部に対して軸方向に運動させられるようになっている、請求項7から18までのいずれか1項記載の装置。
  20. スライドリング(16)の外径が、ハウジング(1)の内径に合致している、請求項19記載の装置。
  21. スライドリング(16)の外径が、ハウジング(1)の内径と共に摩擦対偶を形成している、請求項19または20記載の装置。
  22. スライドリング(16)の内径が、切込み(10)の直径と共にギャップを形成している、請求項19から21までのいずれか1項記載の装置。
  23. スライドリング(16)の幅が、一番内側の段部幅の幅と、接続部(4a)の直径との差から得られるようになっている、請求項19から22までのいずれか1項記載の装置。
  24. スライドリング(16)の外径と内径との表面粗さが互いに異なっている、請求項19から23までのいずれか1項記載の装置。
  25. スライドリング(16)の外径の表面の粗さが、内径の粗さよりも高く設定されている、請求項20記載の装置。
  26. スプール(2)、スライドリング(16)およびハウジングが、金属材料または非金属材料またはプラスチックから製作可能である、請求項7から25までのいずれか1項記載の装置。
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