JP2005068880A - Door of garage - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、駆動モータにて支柱を中心に扉体を上下に回動させる車庫扉に関するものである。 The present invention relates to a garage door that rotates a door body up and down around a column with a drive motor.
従来から、駆動モータにて支柱を中心に扉体を上下に回動させる車庫扉(跳ね上げ式の車庫扉)には、たとえば特許文献1のものが知られている。この特許文献1に示される車庫扉は、図11のように、車庫の出入口の両脇に支柱3がそれぞれ立設され、先端が扉体1に連結された一対のアーム2の基端に突設された枢支軸5が対応する支柱3の上部に回転自在にそれぞれ枢支され、アーム2を上下に回転駆動させる駆動モータ4が各支柱3の下部にそれぞれ配設され、各支柱3内に柱状の摺動体6が上下に摺動自在に内装され、この摺動体6の上下域に別個のラック7a,7bが設けられ、枢支軸5に取付けたアーム側スプロケット8が上方のラック7aに噛合されると共に駆動モータ4の出力軸に取付けたモータ側スプロケット9が下方のラック7bに噛合されて構成されており、正転駆動した駆動モータ4にて摺動体6を上方に摺動させてアーム2を上方に回動させることで出入口の上方に略水平状態に扉体1を位置させて出入口を開放すると共に、逆転駆動した駆動モータ4にて摺動体6を下方に摺動させてアーム2を下方に回動させることで出入口に略垂直状態に扉体1を位置させて出入口を閉塞するようにされている。
2. Description of the Related Art Conventionally, a garage door (a flip-up garage door) in which a door body is rotated up and down around a support column by a drive motor is known, for example, from
この車庫扉にあって、扉体1の開閉制御は扉体の回動位置に応じた駆動モータ4の駆動制御にて行われている。つまり、上方に回動した扉体1が上限位置に達したときには駆動モータ4の駆動が停止され、下方に回動した扉体1が下限位置に達したときには駆動モータ4の駆動が停止されるのである。具体的に、駆動モータ4の駆動制御は、摺動体6の摺動範囲のうちの上限位置に配置される上限リミットスイッチS1と、摺動体6の摺動範囲のうちの下限位置に配置される下限リミットスイッチS2とで行われている。更に言うと、上限リミットスイッチS1と下限リミットスイッチS2とは棒状の連結体30の上下端に取付けられており、この連結体30は支柱3に上下に高さ調節自在に取付けられている。
ところで、上記車庫扉では扉体1の開閉制御の際、扉体1が上限位置や下限位置に位置しないのに駆動モータ4が止められたり等、扉体1の回動位置に対して正確な駆動モータ4の駆動制御が行われないといった問題があった。この問題は、本発明者の鋭意検討の結果、アーム2の回転運動を上下運動に変換した摺動体6の摺動位置がリミットスイッチS1,S2の判定基準とされていることに起因しており、つまり、摺動体6とアーム2との間の運動の変換点で駆動ロスなどが生じ、摺動体6の摺動位置が扉体1の回動位置を正確に表わさないといった構造的な原因があることが判明した。しかして、上記リミットスイッチS1,S2に代わり、扉体1の回動位置に応じた正確な駆動モータ4の駆動制御を行い得る制御方式の開発が望まれることとなった。
By the way, in the garage door, when the opening / closing control of the
更に言うと、上記車庫扉の上限リミットスイッチS1及び下限リミットスイッチS2は、個別に支柱3内の所定位置に配設するのは煩雑であるため、連結体30を用いて支柱3内に配設しているのであるが、この構造では、たとえば扉体1の下限位置を調節するために下限リミットスイッチS2の位置をずらそうとすると、支柱3内で連結体30の位置を上下にずらすこととなって上限リミットスイッチS1の位置も同時に動いてしまうものであり、つまり、上限リミットスイッチS1、下限リミットスイッチS2各々の微調整が独立して行えず、扉体1の下限位置や上下位置を所定位置に調節することが困難であるといった問題があった。
More specifically, the upper limit switch S1 and the lower limit switch S2 of the garage door are complicated to be individually arranged at predetermined positions in the
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、扉体の回動位置を正確に検知してこの検知結果に基いた正確な駆動モータの駆動制御を行うことができ、且つ扉体の下限位置や上下位置を所定位置に簡単に調節できる車庫扉を提供することを課題とするものである。 The present invention was invented in view of the above-described conventional problems, and can accurately detect the rotational position of the door body and perform accurate drive control of the drive motor based on the detection result. In addition, an object of the present invention is to provide a garage door that can easily adjust the lower limit position and the vertical position of the door body to a predetermined position.
上記課題を解決するために請求項1の車庫扉は、車庫の出入口の脇に支柱3を立設し、先端が扉体1に連結されたアーム2の基端を支柱3に回転自在に装着し、アーム2を上下に回転駆動させる駆動モータ4を支柱3に備え、出入口に略垂直状態に扉体1を位置させて出入口を閉塞すると共に、出入口の上方に略水平状態に扉体1を位置させて出入口を開放するようにした車庫扉において、回動するアーム2の角度を検知する角度検知手段16と、角度検知手段16の出力値を監視すると共にアーム2の上限位置及び下限位置を示す基準値とを比較することで上限位置と下限位置とを検知して駆動モータ4の駆動制御を行う制御部15と、上記基準値を調整する基準値調整手段17とを備えたことを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problem, the garage door according to
これによると、角度検知手段16は扉体1に直接連結されたアーム2の角度を検知するので扉体1の回動位置を正確に検知でき、ひいては扉体1の回動位置に応じた正確な駆動モータ4の駆動制御が確保できるのであり、また、アーム2の上限位置及び下限位置は制御部15で基準値を基に決定されるのであるが、この基準値は基準値調整手段17によって調整できるので、アーム2の上限位置や下限位置の設定を簡単に変更できるのであり、これによりたとえば、角度検知手段16の取付け誤差などにより角度検知手段16の出力値とアーム2の回動位置との間にズレが生じている場合には、基準値を基に決定されたアーム2の上限位置や下限位置も本来アーム2を停止させるべき所定位置からずれてしまうのであるが、基準値調整手段17によって基準値を角度検知手段16の出力値に合わせるように調整することで、アーム2の上限位置や下限位置を本来アーム2を停止させるべき所定位置に簡単に正しく設定し直すことができるのである。
According to this, since the angle detection means 16 detects the angle of the
また、請求項2の車庫扉は、請求項1において、車庫の出入口の両脇に支柱3をそれぞれ立設し、先端を扉体1の両幅端部に連結した各アーム2a,2bの基端を各支柱3a,3bにそれぞれ枢支し、各アーム2a,2bを独立駆動させるために各支柱3a,3bにそれぞれ駆動モータ4を備えた車庫扉であって、各アーム2a,2bに対応して角度検知手段16及び基準値調整手段17をそれぞれ設けたことを特徴とする。
Further, the garage door according to
これによると、各アーム2a,2bに対応して角度検知手段16及び基準値調整手段17をそれぞれ設けたので、たとえば上限位置や下限位置が各アーム2a,2bの間でずれていた場合には扉体1にねじれ応力が発生するのであるが、各アーム2a,2bに対応して設けた各基準値調整手段17によって各アーム2a,2b間の回動位置のずれを解消すべくそれぞれ基準値を調節することで、各アーム2a,2bの上限位置や下限位置を同高さ位置に設定でき、扉体1の水平度を確保して扉体1へのねじれ応力の発生を抑制できるのである。
According to this, since the angle detection means 16 and the reference value adjustment means 17 are provided corresponding to each
本発明は、叙述したように、扉体に直接連結されたアームの角度を検知する角度検知手段によって、扉体の回動位置を正確に検知して扉体の回動位置に応じた正確な駆動モータの駆動制御が確保されているのであり、また、アームの上限位置及び下限位置は制御部で基準値を基に決定されるのであるが、この基準値は基準値調整手段によって調整できるので、アームの上限位置や下限位置の設定を簡単に変更できるのであり、これによりたとえば、角度検知手段の取付け誤差などにより角度検知手段の出力値とアームの回動位置との間にズレが生じた場合にも、基準値調整手段によって基準値を角度検知手段の出力値に合わせるように調整できるから、アームの上限位置や下限位置を本来アームを停止させるべき所定位置に簡単に正しく設定し直すことができるのであり、また、扉体を左右のアームで支持した車庫扉にあって各アームに対応して角度検知手段及び基準値調整手段をそれぞれ設けると、各基準値調整手段によって各アーム間の回動位置のずれを解消すべく左右の基準値をそれぞれ調節できるから、各アームの上限位置や下限位置を同高さ位置に設定でき、扉体の水平度を確保して扉体へのねじれ応力の発生を抑制できるのである。 As described above, the present invention accurately detects the rotation position of the door body by the angle detection means for detecting the angle of the arm directly connected to the door body, and accurately detects the rotation position of the door body. The drive control of the drive motor is ensured, and the upper limit position and the lower limit position of the arm are determined by the control unit based on the reference value, but this reference value can be adjusted by the reference value adjusting means. Therefore, the setting of the upper limit position and the lower limit position of the arm can be easily changed. As a result, for example, a deviation occurs between the output value of the angle detection means and the rotation position of the arm due to an attachment error of the angle detection means. Even in this case, since the reference value can be adjusted by the reference value adjusting means to match the output value of the angle detecting means, the upper limit position and the lower limit position of the arm can be easily set correctly to the predetermined positions where the arm should be stopped. If the angle detection means and the reference value adjustment means are provided for each arm in the garage door that supports the door body with the left and right arms, each arm can be adjusted by each reference value adjustment means. The left and right reference values can be adjusted to eliminate the deviation of the rotation position between them, so the upper limit position and lower limit position of each arm can be set to the same height position, ensuring the level of the door body to the door body The generation of torsional stress can be suppressed.
図1〜8に本発明の実施の形態の例の車庫扉を示す。本例の車庫扉は、図2,3のように、車庫の出入口の両脇に支柱3(左支柱3a、右支柱3b)をそれぞれ立設し、上記出入口の幅方向に亙る板状の扉体1の両幅端部にそれぞれアーム2(左アーム2a、右アーム2b)の先端を連結し、各アーム2a,2bの基端を対応する各支柱3a,3bに上下回転自在に装着し、各支柱3a,3bに駆動モータ4(左駆動モータ4a、右駆動モータ4b)や伝達機構をそれぞれ内装し、各駆動モータ4a,4bの駆動によって伝達機構を介して各アーム2a,2bを回転駆動させて扉体1を上下に回動させ、図2(a)のように出入口に略垂直状態に扉体1を位置させて出入口を閉塞すると共に、図2(b)のように出入口の上方に略水平状態に扉体1を位置させて出入口を開放するようにした跳ね上げ式の車庫扉であり、その特徴としては、扉体1の回動位置を検知する手段(後述する角度検知手段16)の取付誤差などが生じても、扉体1の回動位置を正確に検知してこの検知結果に基いた正確な駆動モータ4の駆動制御を行わせ、更には扉体1の水平度も確保できる工夫が施されたことにある。以下、詳述する。
The garage door of the example of embodiment of this invention is shown in FIGS. As shown in FIGS. 2 and 3, the garage door of this example is a plate-like door that has columns 3 (left column 3 a and right column 3 b) standing on both sides of a garage entrance and exits in the width direction of the entrance. The ends of the arms 2 (the
扉体1は車庫の出入口の幅寸法と略同様の幅寸法を有する板状のもので、その両幅端部にアーム2の先端がそれぞれ回転自在に連結されている。この一対のアーム2はその基端に水平な枢支軸5がそれぞれ一体に連結され、各支柱3a,3bの上部に水平に穿孔した枢支孔(図示せず)に各枢支軸5が軸支され、各アーム2a,2bが各支柱3a,3bに上下に回動自在に枢支されている。なお、図中12は各アーム同士に剛接合して扉体1のねじれ剛性を高める剛体の補強横材である。また、枢支軸5は支柱3の内部で伝達機構を介して駆動モータ4と連結されている。この伝達機構は、駆動モータ4の駆動をアーム2に伝達させる機構であり、図4,5のように、駆動モータ4の駆動を受けて支柱3の内部で上下に昇降する昇降体6、枢支軸5に固定されて昇降体6に噛合するアーム側スプロケット8、駆動モータ4の出力軸に固定されて昇降体6に噛合するモータ側スプロケット9とで構成されている。詳しくは、昇降体6は角柱状部材であり、適所に設けたガイドローラ6aを支柱3の内壁面に転動させることで支柱3内でのスムーズな上下移動が可能とされている。この昇降体6の隣接する2側面にはそれぞれ上下に延伸したチェーン状のラック7a,7bが設けられ、一方のラック7aにアーム側スプロケット8が噛合し、他方のラック7bにモータ側スプロケット9が噛合している。
The
しかして、駆動モータ4を正転駆動させると、図2(b)のように昇降体6が支柱3内で上方に摺動し、枢支軸5及びアーム2が上方に回転駆動され、出入口を開放するように扉体1が上昇するようになっている。一方、駆動モータ4を逆転駆動させると、図2(a)のように昇降体6が支柱3内で下方に摺動し、枢支軸5及びアーム2が下方に回転駆動され、出入口を閉塞するように扉体1が下降するようになっている。また、支柱3内には昇降体6を上方に押し上げる付勢機構が内装されている。この付勢機構によると、駆動モータ4によるアーム2の持ち上げを補助したり、扉体1の出入口の地面への衝突回避が図られている。この付勢機構には本例ではガススプリング10が用いられているが、コイルスプリングで代替してもよい。
When the
なお、図6のように、本例の車庫扉には、扉体1の駆動開始を操作するリモコンスイッチ13及び据付スイッチ14が併設されている。リモコンスイッチ13は、使用者が持つ別体のリモコン操作杆13a、リモコン操作杆13aの操作キーの操作にて発信される電波信号を受信するアンテナ11、アンテナ11で受信した電波信号をアナログデジタル変換するアナログデジタル変換部13bを有し、アンテナ11をアナログデジタル変換部13bに接続すると共に、車庫扉の開閉動作をマイコン制御する制御部15にアナログデジタル変換部13bを接続したことで構成されている。一方、据付スイッチ14は支柱3の外表面に設置されていて直接制御部15に接続されている。しかして、本例の車庫扉の使用者は、リモコンスイッチ13による車庫扉から離れた場所(たとえば車内)からの車庫扉の遠隔操作及び、据付スイッチ14による車庫扉付近での車庫扉の操作の両方が可能であり、使い勝手の向上が図られている。
As shown in FIG. 6, the garage door of this example is provided with a
ところで、本例の車庫扉では、上記リモコンスイッチ13や据付スイッチ14で駆動された扉体1を停止させる扉体1の開閉制御も行われている。つまり、出入口を開放するために扉体1を上方回動させるべく駆動モータ4が正転駆動された状態では、扉体1が上限位置に達したときに駆動モータ4の駆動を停止させる制御が行われ、また、出入口を閉塞するために扉体1を下方回動させるべく駆動モータ4を逆転駆動させた状態では、扉体1が下限位置に達したときに駆動モータ4の駆動を停止させる制御が行われるのである。この扉体1の開閉制御は、回動するアーム2の角度を検知する角度検知手段16と上記制御部15との協働による駆動モータ4の駆動制御によって行われている。詳しくは、制御部15には、あらかじめアーム2の上限位置及び下限位置を示す基準値が設定されており、回動するアーム2の角度を検知する角度検知手段16の出力値を常時監視し、この角度検知手段16の出力値が上記基準値に合致したときにアーム2が上限位置または下限位置にあると判断し、駆動モータ4の制御(停止)が行われるのである。
By the way, in the garage door of this example, opening / closing control of the
ここで、制御部15は、図6のように、制御ボックス15aの中に内装されて一方の支柱3(本例では左支柱3a)に配設されており、角度検知手段16のほかに、上記基準値を調整する基準値調整手段17が接続されている。詳しくは、図1のように、この制御部15は、基準値調整手段17が接続されて基準値の設定を変更する下限補正部18及び上限補正部19を有すると共に、下限補正部18及び上限補正部19に接続されて駆動モータ4の駆動指示を発令するモータ指令生成部20を有して構成されている。このモータ指令生成部20は、駆動モータ4への通電制御を行うモータ駆動部27を介して駆動モータ4に接続されている。本例では、下限補正部18は左下限補正部18a及び右下限補正部18bで構成されると共に、モータ指令生成部20は左モータ指令生成部20a及び右モータ指令生成部20bで構成されており、左モータ指令生成部20aは左モータ駆動部27aを介して左駆動モータ4aに接続されると共に、右モータ指令生成部20bは右モータ駆動部27bを介して右駆動モータ4bに接続されている。なお、制御ボックス15aには、電源スイッチ21、アーム2が上限位置にある判断したとき発光するLEDで構成された上限検知ランプ22、アーム2が下限位置にある判断したとき発光するLEDで構成された下限検知ランプ23がそれぞれ設けられている。
Here, as shown in FIG. 6, the
また、角度検知手段16は各アーム2a,2bに対応して配設されており(左アーム2aには左角度検知手段16aが対応して配設され、右アーム2bには右角度検知手段16bが対応して配設されている)、各角度検知手段16a,16bはアナログデジタル変換部24a,24bを介して制御部15に接続されている。詳しくは、左角度検知手段16aはアナログデジタル変換部24aを介して左モータ指令生成部20aに接続されており、右角度検知手段16bはアナログデジタル変換部24bを介して右モータ指令生成部20bに接続されている。ここで、角度検知手段16は回動するアーム2の回動角度を検知する手段であり、具体的にはアーム2を支柱3に枢支する枢支軸5の回転具合を検知するロータリーポジションセンサにて構成されている。なお、ロータリーポジションセンサにはポテンシオメータが好適に用いられる。アーム2は扉体1に直接連結されているからアーム2の角度は扉体1の回動位置に略正確に連動するのである。このように、アーム2の角度を検知した角度検知手段16の出力値によっては回動する扉体1の回動位置が正確に検知されるから、制御部15によって扉体1の回動位置に基いた正確な駆動モータ4の駆動制御を行うことが可能となり、正確な扉体1の開閉制御が行われるようになっている。
The angle detection means 16 is arranged corresponding to each
ところで、図7のように制御部15であらかじめ設定された下限基準値A及び上限基準値Bとアーム2の下限位置及び上限位置を表す角度検知手段16の出力値とが一致していれば、駆動モータ4は扉体1の下限位置及び上限位置で停止制御されるのであるが、角度検知手段16に取付け誤差などが生じていると、図8のように扉体1が実際には下限位置に達していないのに角度検知手段16の出力値が下限基準値Aと一致する値を出力していたり、扉体1が実際には下限位置に位置しているのに角度検知手段16の出力値が下限基準値Aと一致しない値を出力していたりといったように、本来出力されるべき角度検知手段16の出力値がずれてしまうこともあり得る。このような場合、本例の車庫扉では、下記に詳述する基準値調整手段17によって、扉体1の回動位置に基いた正確な駆動モータ4の駆動制御を可能にしている。
By the way, if the lower limit reference value A and the upper limit reference value B set in advance by the
基準値調整手段17は、アーム2の上限位置及び下限位置を示す基準値を調整する手段である。この基準値調整手段17にはいわゆるボリューム(可変抵抗)が用いられ、制御部15を内装する制御ボックス15aの表面にツマミ25が設けられ、このツマミ25をドライバーなどの工具を用いて回転させることで、抵抗を変化させて補正値Cの大小が変化自在にされている。この基準値調整手段17は制御部15の下限補正部18及び上限補正部19に接続されており、ツマミ25の回動に応じた補正値Cが下限補正部18及び上限補正部19に入力されるようになっている。下限補正部18及び上限補正部19では入力された補正値Cを既定の基準値Aに加えることで新たな基準値A´の設定が可能にされている。つまり、上記補正値Cを角度検知手段16の出力値が本来出力されるべき出力値からずれた分の値とすることで、既定の基準値A,Bに補正値Cを加えて設定された新たな基準値A´,B´は実際の扉体1の下限位置及び上限位置を示すものとなり、扉体1の回動位置に基いた正確な駆動モータ4の駆動制御が可能にされるのである。
The reference value adjusting unit 17 is a unit that adjusts a reference value indicating the upper limit position and the lower limit position of the
具体的に、本例の基準値調整手段17は、図1のように、左アーム2aの下限位置を決定する左下限基準値を調整する左下限調整手段17a、右アーム2bの下限位置を決定する右下限基準値を調整する右下限調整手段17b、及び左右両アーム2の上限位置を決定する上限基準値を調整する上限調整手段17cで構成されている。ここで、左下限調整手段17aはアナログデジタル変換部26aを介して左下限補正部18aに接続され、右下限調整手段17bはアナログデジタル変換部26bを介して右下限補正部18bに接続され、上限調整手段17cはアナログデジタル変換部26cを介して左上限補正部19a及び右上限補正部19bにそれぞれ接続されている。また、左下限補正部18a及び左上限補正部19aは左モータ指令生成部20aにそれぞれ接続されており、左下限補正部18aと左上限補正部19aとも接続されている。また、右下限補正部18b及び右上限補正部19bは右モータ指令生成部20bにそれぞれ接続されており、右下限補正部18bと右上限補正部19bとも接続されている。
Specifically, the reference value adjusting means 17 of this example determines the lower limit position of the left lower limit adjusting means 17a for adjusting the left lower limit reference value for determining the lower limit position of the
そして、図8のように、左下限調整手段17aのツマミ25aを回動させた際には、左下限調整手段17aのツマミ25aを回動に応じた左下限補正値C1が左下限補正部18aに入力され、左下限補正部18aにて既定の左下限基準値A1に左下限補正値C1が加えられて新たな左下限基準値A1´が設定される(新たな左下限基準値A1´=既定の左下限基準値A1+左下限補正値C1)。同様に、右下限調整手段17bのツマミ25bを回動させた際には右下限補正部18bにて新たな右下限基準値A2´が設定される(新たな右下限基準値A2´=既定の右下限基準値A2+右下限補正値C2)。また、このように左下限基準値や右下限基準値を調整した際には、上限基準値も左右のアーム2で異なるようになる。つまり、上記左下限補正部18aにて算出された新たな左下限基準値Aが左上限補正部19aに入力され、左上限補正部19aにて、既定のアーム2の回動範囲に相当する回動既定値Dに上記新たな左下限基準値A1´を加えて新たな左上限基準値B1´が設定される(新たな左上限基準値B1´=回動既定値D+新たな左下限基準値A1´)。同様に、右上限補正部19bによっては新たな右上限基準値B2´が設定される(新たな右上限基準値B2´=回動既定値D+新たな右下限基準値A2´)。このように、本例の左下限調整手段17a及び右下限調整手段17bによると、ツマミ25を回動させるといった簡単な作業で、実際のアーム2の下限位置に合わせた下限基準値の設定が可能とされており、実際のアーム2の回動位置に基く正確な駆動モータ4の駆動制御が確保されているのである。しかも、上限基準値の算出に回動既定値Dを用いているから、下限基準値の設定と同時に上限基準値の設定も可能とされている。更に言うと、このとき実際の左右のアーム2の下限及び上限位置は同高さに設定されるので、左右のアーム2が支持する扉体1の水平度の確保が可能とされ、扉体1へのねじれ応力の発生を抑制することが可能とされている。
As shown in FIG. 8, when the
また、上限調整手段17cのツマミを回動させた際には、上限調整手段17cのツマミ25cの回動に応じた上限補正値C3が左上限補正部19a及び右上限補正部19bに入力され、左上限補正部19aにて上記新たな左上限基準値B1´に上限補正値C3を加え更に新たな左上限基準値B1´´が設定される(更に新たな左上限基準値B1´´=新たな左上限基準値B1´+上限補正値C3)と共に、右上限補正部19bにて上記新たな右上限基準値B2´に上限補正値C3を加え更に新たな右上限基準値B2´´が設定される(更に新たな右上限基準値B2´´=新たな右上限基準値B2´+上限補正値C3)。本例の上限調整手段17cによると、アーム2の回動範囲(すなわち扉体1の開き度)の設定変更が簡単に行い得るようにされているのである。つまり、本例では、既定のアーム2の回動範囲に相当する回動既定値Dを用いて上限基準値を算出しているから、上限調整手段17cはアーム2の回動範囲(すなわち扉体1の開き度)の設定変更機能を有するのみであり、したがって、左右それぞれに設けずとも1つ設けるだけで済み、車庫扉の構成の簡単化、コストの低廉化などが図られているのである。
When the knob of the upper
なお、基準値の設定変更に回動既定値Dを用いない場合には、図9,10のように、上限調整手段17cは左アーム2a用の左上限調整手段17d及び右アーム2b用の右上限調整手段17eで構成される。なお、左上限調整手段17dはアナログデジタル変換部26dを介して左上限補正部19aに接続されており、右上限調整手段17eはアナログデジタル変換部26eを介して左上限補正部19bに接続されている。この場合には、左上限調整手段17dのツマミ25dを回動させた際には、左上限調整手段17dのツマミ25dを回動に応じた左上限補正値C4が左上限補正部19aに入力され、左上限補正部19aにて既定の左上限基準値B1に左上限補正値C4が加えられて新たな左上限基準値B1´が設定される(新たな左上限基準値B1´=既定の左上限基準値B1+左上限補正値C4)。同様に、右上限調整手段17eのツマミ25eを回動させた際には右上限補正部19bにて新たな右上限基準値B2´が設定される(新たな右上限基準値B2´=既定の右上限基準値B2+右上限補正値C5)。この例の場合、先例と同様、角度検知手段16の取付け誤差があった場合にも、ツマミ25を回動させるといった簡単な操作にてアーム2の回動位置に基く正確な駆動モータ4駆動制御が確保されているのであり、また特に、左右の角度検知手段16の性能に差がある場合などに有利である。つまり、本例の構成によると左右の角度検知手段16に同一性能のものを用いる制約が無く、様々な車庫扉に広く適用することが可能である。
When the rotation default value D is not used to change the reference value setting, as shown in FIGS. 9 and 10, the upper limit adjusting means 17c is a left upper limit adjusting means 17d for the
1 扉体
2 アーム
3 支柱
4 駆動モータ
16 角度検知手段
17 基準値調整手段
25 ツマミ
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009180002A (en) * | 2008-01-30 | 2009-08-13 | Shikoku Chem Corp | Flip-up gate |
JP2018178580A (en) * | 2017-04-17 | 2018-11-15 | 株式会社ソリック | Automatic door device with display function |
-
2003
- 2003-08-26 JP JP2003301909A patent/JP2005068880A/en active Pending
Cited By (2)
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JP2009180002A (en) * | 2008-01-30 | 2009-08-13 | Shikoku Chem Corp | Flip-up gate |
JP2018178580A (en) * | 2017-04-17 | 2018-11-15 | 株式会社ソリック | Automatic door device with display function |
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