JP2005067267A

JP2005067267A - Pneumatic tire having block pattern with designated rotating direction

Info

Publication number: JP2005067267A
Application number: JP2003209444A
Authority: JP
Inventors: Hikotoki Noji; 彦旬野地
Original assignee: Yokohama Rubber Co Ltd
Current assignee: Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date: 2003-08-28
Filing date: 2003-08-28
Publication date: 2005-03-17
Anticipated expiration: 2023-08-28
Also published as: JP4345886B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a pneumatic tire having a block pattern whose rotating direction is designated for improving the very high-speed traveling performance and maintaining a grip and steering stability of the tire. <P>SOLUTION: 1-5 sipes per one block are provided on the kicking side of the block of the pneumatic tire having a block pattern whose rotating direction is designated. The length of the sipe in the circumferential direction is 5-33% of the length of the block. The thickness of the sipe is made 0.3-2.0 mm and its depth is made 10-100% of the depth of a main groove. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤのパターンに関し、更に詳しくはタイヤのグリップと操縦安定性を維持すると共に、超高速走行性能を向上する回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から回転方向が指定された空気入りタイヤの高速走行性能を向上する方法として、ブロックの幅方向中央部であって少なくとも走行時の後に接地する蹴り出し部に凹部を設けて、ブロック蹴り出し部のタイヤ負荷転動時における接地面圧およびせん断力を低減することが提案され、高速走行性能向上に一定の効果を上げている（たとえば特許文献１参照。）。
【０００３】
しかし、ブロック表面に凹部を設けてタイヤ負荷転動時における接地面圧およびせん断力を低減するがゆえに、タイヤのグリップと操縦安定性を損なってしまっていた。さらに耐え難い事には、より過酷な超高速走行性能評価時には凹部による放熱効果では不十分であった。ここでより過酷な超高速走行性能評価とはサーキット走行などのスポーツ走行を意味している。
【０００４】
一方、昨今の自動車の技術革新はめざましいものがあり車両性能の高度化は止まる事を知らず、ますますタイヤに対するグリップと操縦安定性を向上する要求が強まっている。そこで、かかる要求に対処するべくタイヤメーカーは個々のブロックを大きくして接地面積を確保する手法を取ってきたが、ブロック体積が大きくなる上に、ハイグリップ（高発熱）なコンパウンドをキャップトレッドに採用せざるをえず、特に超高速で高荷重な実車走行においてブロック長さに対して１／３蹴り出し側近傍で、ブロー故障（発熱によるゴムの破壊）が発生し超高速耐久性能を悪化させてしまっていた。
【０００５】
【特許文献１】
特開平３−８６６０６号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の課題はタイヤのグリップと操縦安定性を維持すると共に、超高速走行性能を向上する回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤを提供することに有る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、トレッド面にタイヤ周方向に延びる複数本の主溝と該主溝に交差してタイヤ幅方向に延びる多数の幅方向溝とでブロックを形成し、しかもタイヤの回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤにおいて、前記ブロックの蹴り出し側に前記ブロック長さの５〜３３％の周方向長さであってブロック１個当り１〜５本のサイプを設け、該サイプの厚さを０．３〜２．０ｍｍとし、該サイプの深さを前記主溝深さの１０〜１００％にした回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤが提供される。こうする事によって、極めて過酷な超高速走行時にブロックのブロー故障の発生する個所にサイプを設置したため、ブロック内で発生した熱を効率よく放熱する事が可能になりブロー故障を抑制できる。
【０００８】
前記ブロックの蹴り出し側のサイプが前記幅方向溝に貫通していない回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤが提供される。こうする事によって、サイプ端がキャップトレッドゴムで拘束されているのでブロック全体としての剛性低下が少ないため、操縦安定性能を確保できる上にサイプ端末での偏摩耗の発生が防止できる。
【０００９】
前記ブロックの蹴り出し側のサイプのタイヤ周方向に対する角度を＋１５度から−１５度以内にした回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤが提供される。こうする事によって、屈曲路を走行するような走行入力であっても十分な操縦安定性能を確保できる。
【００１０】
前記ブロックの蹴り出し側のサイプが屈曲したいわゆる鴎サイプである回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤが提供される。こうする事によって、操舵などによる外力によってブロックが変形してもサイプの両側が凹凸によって互いに拘束されているため、ブロック剛性の低下が少なく良好な操縦安定性を発揮できる利点が有る。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明について図を参照して説明するが、本発明の範囲はこれらの図に限定されないことは言うまでもない。図１は本発明の実施例からなる回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤのトレッドパターンを示したものであって、１はブロックの蹴り出し側のサイプ、２はブロック、３は周方向に伸びる主溝、４はタイヤ幅方向に伸びる幅方向溝、ａはサイプ位置でのブロック長さ、ｂはサイプの長さ、Ｄはタイヤの回転方向である。
【００１２】
また、図の上方が回転方向で走行時の前に接地するブロックの踏み込み側、図の下方が走行時の後に接地するブロックの蹴り出し側であり、ブロックの蹴り出し側のサイプとは、サイプの周方向長さ中心がブロックの蹴り出し側に位置する事を意味し、さらにブロックの蹴り出し側端部からブロック長さの３３％以内がもっとも放熱効果が大きく好ましい。
【００１３】
ここでサイプとは厚さ０．２ｍｍ以上で２．０ｍｍ以下の溝を意味し、さらに好ましくは０．５ｍｍ〜１．２ｍｍが偏摩耗を発生し難く良好である。また、ブロックの蹴り出し側のサイプの長さｂがブロック長さａの５〜３３％であって、ブロック１個あたり１〜５本で、ブロックの蹴り出し側のサイプの深さが周方向に伸びる主溝３の溝深さの１０〜１００％である事を示している。
【００１４】
ブロックの蹴り出し側のサイプの長さｂがブロック長さａの５％未満ではサイプによる放熱効果が不十分であり、３３％超ではブロック剛性の低下が著しくグリップと操縦安定性能が低下してしまう。また、ブロックの蹴り出し側のサイプの本数が６本以上では同じくブロック剛性が低下し操縦安定性能が低下してしまう。また、ブロックの蹴り出し側のサイプの深さが周方向に伸びる主溝３の溝深さの１０％未満ではサイプによる放熱効果が不十分であり、１００％超では偏摩耗が発生しやすくなり好ましくない。
【００１５】
また、ブロックの蹴り出し側のサイプ１が幅方向溝４に貫通していないので、ブロックの蹴り出し側のサイプ端がキャップトレッドで拘束されており、ブロック全体としての剛性低下が少なく、操縦安定性能を確保できる上にブロックの蹴り出し側のサイプ端末での偏摩耗が防止できる。
【００１６】
図２は他の本発明の実施例からなる回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤのトレッドパターンを示したものであって、ブロックの蹴り出し側のサイプ１のタイヤ周方向ｃに対する角度αを＋１５度から−１５度以内にしたので、屈曲路を走行するような入力であっても十分な操縦安定性能を確保できる。ブロックの蹴り出し側のサイプ１の長さｂはタイヤ周方向ｃに投影した長さであって、ブロック長さａはブロックの蹴り出し側のサイプ１の中心部でタイヤ周方向に測定する。
【００１７】
図３は他の本発明の実施例からなる回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤのトレッドパターンを示したもので、ブロックの蹴り出し側のサイプ１が複数本ある場合であって、各々の位置でのサイプの長さｂｉの総和をブロック長さａｉの総和で除した値が５〜３３％である事を示している。ブロックの蹴り出し側のサイプ１が複数本ある事によって、湿潤路面の走行に際し路面の水を複数のサイプが吸水と排水を繰り返すため良好な湿潤路操縦安定性を享受できる。
【００１８】
図４は他の本発明の実施例からなる回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤのトレッドパターンを示したもので、ブロックの蹴り出し側のサイプ１が屈曲したいわゆる鴎サイプである場合であって、ブロックの蹴り出し側のサイプ１の長さｂはタイヤ周方向ｃに投影した長さで、ブロック長さａはブロックの蹴り出し側のサイプ１の中心部でタイヤ周方向に測定する事を示している。鴎サイプは外力によってブロックが変形してもサイプの両側が凹凸によって互いに拘束されておりブロック剛性の低下が少ないため、良好な操縦安定性を発揮できる利点が有る。
【００１９】
【実施例】
タイヤサイズが２５５／４０ＺＲ１７でタイヤ周方向に伸びる主溝の溝深さ７ｍｍ、タイヤ幅方向に伸びる幅方向溝深さ５ｍｍであって、サイプ厚さは１ｍｍ、サイプ長さはブロック長さの２５％、サイプ深さは５ｍｍで１本設けたことを共通とした、本発明の実施例１はタイヤサイプ位置が蹴り出し側３０％である図１、比較例１はタイヤサイプ位置がブロック中央である図５、および比較例２はタイヤサイプ位置が踏み込み側３０％である図６、をそれぞれ試作し以下の条件で表１のとおり比較評価した。
【００２０】
供試タイヤの耐ブロー性能評価は、排気量３リットルのスポーツタイプの後輪駆動車に１７×９ＪＪのリム、内圧を２３０ｋＰａに充填し最大負荷能力６７０ｋｇ／タイヤを積載して、全長約１ｋｍのテクニカルテストコースでレーシングドライバーが８ラップタイムアタックを実施し評価した。また、タイヤの操縦安定性能評価は当該レーシングドライバーの５段階感応評価とし、５を最良１を最低とした。
【００２１】
【表１】

【００２２】
表１によればブロックの蹴り出し側のサイプの長さｂがブロック長さａの５〜３３％である本発明の場合に限って、ブロー故障を無くせる事が分かる。
【００２３】
【表２】

【００２４】
さらに、図１のサイプ位置を蹴り出し側３０％で固定し、サイプ深さを種々変化させて供試タイヤの耐ブロー性能を表２のとおり評価した。その結果サイプの深さを前記主溝深さの１０〜１００％にした時に限って、良好な耐ブロー性能を発揮できる事が確認された。
【００２５】
【表３】

【００２６】
さらに、図１のサイプ位置蹴り出し側２５％でサイプ端末が幅方向溝４に貫通している（幅方向溝４接続するように同一サイプを移動した。）場合とサイプ位置蹴り出し側３０％で幅方向溝４に貫通していない場合の、２種類の供試タイヤの耐ブロー性能を表３のとおり評価した。その結果、ブロックの蹴り出し側のサイプが前記幅方向溝に貫通していない、本発明の実施例の操縦安定性が優れている事が理解される。
【００２７】
【発明の効果】
回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤのブロックの蹴り出し側に、前記ブロック長さの５〜３３％の周方向長さであって、ブロック１個当り１〜５本のサイプを設け、該サイプの厚さを０．３〜２．０ｍｍとし、該サイプの深さを前記主溝深さの１０〜１００％にしたことにより、タイヤのグリップと操縦安定性を維持すると共に、超高速走行性能を向上する回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤを提供する事が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤのトレッドパターンの一実施例を示す平面展開図
【図２】他の本発明の回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤのトレッドパターンの一実施例を示す平面展開図
【図３】他の本発明の回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤのトレッドパターンの一実施例を示す平面展開図
【図４】他の本発明の回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤのトレッドパターンの一実施例を示す平面展開図
【図５】比較例の回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤのトレッドパターンの平面展開図
【図６】比較例の回転方向を指定されたブロックパターンを有する空気入りタイヤのトレッドパターンの平面展開図
【符号の説明】
１ブロックの蹴り出し側のサイプ
２ブロック
３周方向に伸びる主溝
４タイヤ幅方向に伸びる幅方向溝
５ブロック中心のサイプ
６ブロックの踏み込み側のサイプ
ａサイプ位置でのブロック長さ
ｂサイプの長さ
ｃタイヤ周方向
Ｄタイヤの回転方向
α ブロックの蹴り出し側のサイプのタイヤ周方向に対する角度[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pneumatic tire pattern having a block pattern in which a rotation direction is designated, and more specifically, a block pattern in which a rotation direction is designated to maintain the grip and steering stability of the tire and improve ultra-high speed running performance. It is related with the pneumatic tire which has.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a method of improving the high speed running performance of a pneumatic tire whose rotation direction is specified, a block is provided at the center part in the width direction of the block and a recess is provided at least in the kicking part that contacts the ground after running. It has been proposed to reduce the contact surface pressure and shearing force during rolling of the tire load, and a certain effect has been achieved in improving high-speed running performance (for example, see Patent Document 1).
[0003]
However, since the concave portion is provided on the block surface to reduce the contact surface pressure and shearing force at the time of tire load rolling, the grip and steering stability of the tire are impaired. Furthermore, when it was difficult to withstand, the heat dissipation effect due to the recesses was insufficient when evaluating the more severe ultra-high speed running performance. Here, the harsher super-high-speed driving performance evaluation means sports driving such as circuit driving.
[0004]
On the other hand, the recent technological innovation of automobiles is remarkable, and it is not known that the advancement of vehicle performance will stop, and there is an increasing demand for improving grip and handling stability for tires. To deal with this demand, tire manufacturers have taken the approach of securing individual contact areas by enlarging individual blocks. However, the block volume is increased and a high grip (high heat generation) compound is applied to the cap tread. It must be adopted, especially in high-speed, heavy-duty driving, blow failure (breakdown of rubber due to heat generation) occurs near the 1/3 kicking side with respect to the block length, which deteriorates ultra-high-speed durability performance. I was allowed to.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 3-86606 [0006]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, an object of the present invention is to provide a pneumatic tire having a block pattern in which a rotation direction is specified to maintain the grip and steering stability of the tire and improve the ultra-high speed running performance.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, a block is formed by a plurality of main grooves extending in the tire circumferential direction on the tread surface and a plurality of width direction grooves extending in the tire width direction so as to intersect the main grooves, and the rotation direction of the tire is determined. In the pneumatic tire having the specified block pattern, the block is provided with 1 to 5 sipes per block, the circumferential length being 5 to 33% of the block length on the kicking side of the block, There is provided a pneumatic tire having a block pattern in which a sipe thickness is set to 0.3 to 2.0 mm, a sipe depth is set to 10 to 100% of the main groove depth, and a rotation direction is designated. By doing so, the sipe is installed at a location where the blow failure of the block occurs during extremely severe ultra-high speed traveling, so that the heat generated in the block can be efficiently radiated and the blow failure can be suppressed.
[0008]
There is provided a pneumatic tire having a block pattern in which a rotation direction in which a sipe on the kicking side of the block does not penetrate the width direction groove is designated. By doing so, since the sipe end is restrained by the cap tread rubber, the rigidity of the block as a whole is less deteriorated, so that the steering stability can be secured and the occurrence of uneven wear at the sipe terminal can be prevented.
[0009]
There is provided a pneumatic tire having a block pattern in which a rotation direction is designated by setting an angle of the sipe on the kicking side of the block to +15 degrees to −15 degrees with respect to the tire circumferential direction. By doing so, sufficient steering stability performance can be ensured even with a travel input that travels on a curved road.
[0010]
There is provided a pneumatic tire having a block pattern in which a rotation direction is designated which is a so-called saddle sipe in which a sipe on the kicking side of the block is bent. By doing so, even if the block is deformed by an external force due to steering or the like, both sides of the sipe are constrained to each other by the unevenness, so that there is an advantage that good steering stability can be exhibited with little decrease in block rigidity.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Although the present invention will be described with reference to the drawings, it goes without saying that the scope of the present invention is not limited to these drawings. FIG. 1 shows a tread pattern of a pneumatic tire having a block pattern with a designated rotation direction according to an embodiment of the present invention, wherein 1 is a sipe on the kicking side of the block, 2 is a block, A main groove extending in the circumferential direction, 4 is a width direction groove extending in the tire width direction, a is a block length at the sipe position, b is a length of the sipe, and D is a rotation direction of the tire.
[0012]
The upper side of the figure is the stepping side of the block that touches the ground before running in the rotational direction, and the lower side of the figure is the kicking side of the block that touches after running, and the sipe on the kicking side of the block is the sipe This means that the center of the circumferential length of the block is located on the kicking side of the block, and within the range of 33% of the block length from the kicking side end of the block is most preferable because of its greatest heat dissipation effect.
[0013]
Here, sipe means a groove having a thickness of 0.2 mm or more and 2.0 mm or less, and more preferably 0.5 mm to 1.2 mm is less likely to cause uneven wear. Further, the sipe length b on the block kicking side is 5 to 33% of the block length a, and 1 to 5 blocks per block, and the sipe depth on the block kicking side is the circumferential direction. It is 10 to 100% of the groove depth of the main groove 3 extending in the figure.
[0014]
If the sipe length b on the kicking side of the block is less than 5% of the block length a, the heat dissipation effect due to the sipe is insufficient, and if it exceeds 33%, the block rigidity is significantly reduced and the grip and steering stability performance are reduced. End up. Further, when the number of sipes on the kicking side of the block is 6 or more, the block rigidity is similarly lowered and the steering stability performance is lowered. Also, if the depth of the sipe on the kicking side of the block is less than 10% of the groove depth of the main groove 3 extending in the circumferential direction, the heat dissipation effect by the sipe is insufficient, and if it exceeds 100%, uneven wear tends to occur. It is not preferable.
[0015]
Further, since the sipe 1 on the kicking side of the block does not penetrate the width direction groove 4, the sipe end on the kicking side of the block is constrained by a cap tread, and the rigidity of the block as a whole is less lowered and the steering is stable. In addition to ensuring performance, uneven wear at the sipe terminal on the block kick-out side can be prevented.
[0016]
FIG. 2 shows a tread pattern of a pneumatic tire having a block pattern in which the rotation direction is specified according to another embodiment of the present invention, and is relative to the tire circumferential direction c of the sipe 1 on the kicking side of the block. Since the angle α is within +15 degrees to −15 degrees, sufficient steering stability performance can be ensured even with an input that travels on a curved road. The length b of the sipe 1 on the kicking side of the block is the length projected in the tire circumferential direction c, and the block length a is measured in the tire circumferential direction at the center of the sipe 1 on the kicking side of the block.
[0017]
FIG. 3 shows a tread pattern of a pneumatic tire having a block pattern with a designated rotation direction according to another embodiment of the present invention, in which there are a plurality of sipes 1 on the block kick-out side. The value obtained by dividing the sum of the sipe lengths bi at each position by the sum of the block lengths ai is 5 to 33%. Since there are a plurality of sipes 1 on the kicking side of the block, a plurality of sipes repeatedly absorb water and drain water when traveling on a wet road surface, so that it is possible to enjoy good wet road handling stability.
[0018]
FIG. 4 shows a tread pattern of a pneumatic tire having a block pattern with a designated rotation direction according to another embodiment of the present invention, which is a so-called saddle sipe in which the sipe 1 on the kicking side of the block is bent. In this case, the length b of the sipe 1 on the kicking side of the block is the length projected in the tire circumferential direction c, and the block length a is in the tire circumferential direction at the center of the sipe 1 on the kicking side of the block. Indicates that it is to be measured. The sipe has an advantage that even if the block is deformed by an external force, both sides of the sipe are constrained to each other by unevenness and the block rigidity is hardly lowered, so that good steering stability can be exhibited.
[0019]
【Example】
The tire size is 255 / 40ZR17, the groove depth of the main groove extending in the tire circumferential direction is 7 mm, the width groove depth extending in the tire width direction is 5 mm, the sipe thickness is 1 mm, and the sipe length is 25 of the block length. %, Sipe depth is 5 mm, and a common one is provided. Example 1 of the present invention is a tire sipe position of 30% on the kick-out side in FIG. 1, and Comparative Example 1 is a tire sipe position at the block center. 5 and Comparative Example 2 were each prototyped as shown in FIG. 6 in which the tire sipe position was 30% on the depression side, and compared and evaluated as shown in Table 1 under the following conditions.
[0020]
The blow-resistant performance of the test tire was evaluated by loading a sports-type rear-wheel drive vehicle with a displacement of 3 liters with a 17 × 9JJ rim, an internal pressure of 230 kPa, a maximum load capacity of 670 kg / tire, and a total length of about 1 km. The racing driver performed an 8-lap time attack on the technical test course and evaluated it. In addition, the steering stability performance evaluation of the tire was a five-step sensitivity evaluation of the racing driver, with 5 being the best and 1 being the lowest.
[0021]
[Table 1]

[0022]
According to Table 1, it can be seen that the blow failure can be eliminated only in the case of the present invention in which the length b of the sipe on the kick-out side of the block is 5 to 33% of the block length a.
[0023]
[Table 2]

[0024]
Further, the sipe position in FIG. 1 was fixed at 30% on the kick-out side, and the sipe depth was variously changed, and the blow resistance performance of the test tire was evaluated as shown in Table 2. As a result, it was confirmed that good blow-proof performance can be exhibited only when the sipe depth is 10 to 100% of the main groove depth.
[0025]
[Table 3]

[0026]
Further, when the sipe terminal penetrates the width direction groove 4 at 25% of the sipe position kicking side in FIG. 1 (the same sipe has moved so as to be connected to the width direction groove 4) and 30% of the sipe position kicking side. The blow resistance performance of the two types of test tires when not penetrating through the width direction groove 4 was evaluated as shown in Table 3. As a result, it is understood that the steering stability of the embodiment of the present invention in which the sipe on the kicking side of the block does not penetrate the width direction groove is excellent.
[0027]
【The invention's effect】
On the kicking side of a block of a pneumatic tire having a block pattern in which the rotation direction is specified, 5 to 33% of the block length in the circumferential direction, and 1 to 5 sipes per block The thickness of the sipe is set to 0.3 to 2.0 mm, and the depth of the sipe is set to 10 to 100% of the depth of the main groove, thereby maintaining the grip and steering stability of the tire, It is possible to provide a pneumatic tire having a block pattern in which the rotation direction is specified to improve ultra-high speed running performance.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a developed plan view showing an embodiment of a tread pattern of a pneumatic tire having a block pattern with a designated rotation direction according to the present invention. FIG. 2 shows another block pattern with a designated rotation direction according to the present invention. FIG. 3 is a plan development view showing an example of a tread pattern of a pneumatic tire having a block pattern with a designated rotation direction according to another embodiment of the present invention. FIG. 4 is a developed plan view showing another embodiment of a tread pattern of a pneumatic tire having a block pattern with a designated rotation direction according to the present invention. FIG. 5 shows a block pattern with a designated rotation direction of a comparative example. FIG. 6 is a development plan view of a tread pattern of a pneumatic tire having a tread pattern. A plan developed view of Ddopatan DESCRIPTION OF SYMBOLS
1 Block sipe on block 2 Block 3 Main groove extending in the circumferential direction 4 Groove in the width direction extending in the tire width direction 5 Sipe at the center of the block 6 Sipe on the stepping side of the block a Block length b at the sipe position b Sipe length C Tire circumferential direction D Tire rotation direction α Angle of sipe on the block kick-out side with respect to tire circumferential direction

Claims

A block pattern in which a plurality of main grooves extending in the tire circumferential direction on the tread surface and a plurality of width direction grooves extending in the tire width direction intersecting the main grooves and having a designated tire rotation direction is formed. A pneumatic tire having 1 to 5 sipes each having a circumferential length of 5 to 33% of the block length on the kicking side of the block, and the thickness of the sipes being 0 A pneumatic tire having a block pattern in which a rotation direction is specified with a sipe depth of 10 to 100% of the main groove depth.

The pneumatic tire having a block pattern with a specified rotation direction according to claim 1, wherein a sipe on the kick-out side of the block does not penetrate the width direction groove.

The pneumatic tire having a block pattern with a specified rotation direction according to claim 1 or 2, wherein an angle of the sipe on the kicking side of the block with respect to the tire circumferential direction is within +15 degrees to -15 degrees.

The pneumatic tire having a block pattern with a specified rotation direction according to any one of claims 1 to 3, wherein the sipe on the kicking side of the block is a bent sipe.