JP2005066994A - インクジェット記録ヘッド用チップ、このインクジェット記録ヘッド用チップを有するインクジェット記録ヘッド、このインクジェット記録ヘッドを有するインクジェット記録装置、及び、インクジェット記録ヘッド用チップの製造方法 - Google Patents
インクジェット記録ヘッド用チップ、このインクジェット記録ヘッド用チップを有するインクジェット記録ヘッド、このインクジェット記録ヘッドを有するインクジェット記録装置、及び、インクジェット記録ヘッド用チップの製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 インク液室の容積を大きくするためにインク流路側基板に形成する凹部の深さを深くしても、この凹部の底部に良好なフィルター構造部が形成されたインクジェット記録ヘッド用チップを及びその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 シリコンウエハ50Bの一方面側にSiO2膜マスク84を形成する。そして、シリコンウエハ50の他方面側をエッチングすることにより、インク液室124を形成するための凹部116を形成する。更に、SiO2膜マスク84が形成されている側からエッチングして、凹部116の底部116Lを貫通するフィルター状の複数のインク供給口30を形成する。その後、シリコンウエハ58に、凹部116を内側にしてシリコンウエハ50を積層させる。SiO2膜マスク84が形成されている側はインク流入側であるので、SiO2膜マスク84が形成されている側から露光を行う際、シリコンウエハ50に形成された凹部116の深さに影響されない。
【選択図】 図7
【解決手段】 シリコンウエハ50Bの一方面側にSiO2膜マスク84を形成する。そして、シリコンウエハ50の他方面側をエッチングすることにより、インク液室124を形成するための凹部116を形成する。更に、SiO2膜マスク84が形成されている側からエッチングして、凹部116の底部116Lを貫通するフィルター状の複数のインク供給口30を形成する。その後、シリコンウエハ58に、凹部116を内側にしてシリコンウエハ50を積層させる。SiO2膜マスク84が形成されている側はインク流入側であるので、SiO2膜マスク84が形成されている側から露光を行う際、シリコンウエハ50に形成された凹部116の深さに影響されない。
【選択図】 図7
Description
本発明は、インク滴を吐出させるインクジェット記録ヘッド用チップ、このインクジェット記録ヘッド用チップを有するインクジェット記録ヘッド、このインクジェット記録ヘッドを有するインクジェット記録装置、及び、インクジェット記録ヘッド用チップの製造方法に関する。
近年、インクジェット記録装置は低価格でありながら高画質なカラー記録装置として注目されている。インクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドとしては、例えば圧電材料によって圧力室を機械的に変形させることによって発生した圧力によってノズルからインクを噴射させる圧電型のインクジェット記録ヘッドや、個別流路に配設された発熱素子に通電し、インクを気化させた圧力でノズルからインクを噴射させるサーマル型のインクジェット記録ヘッドが知られている。
例えば、特許文献1では、インクジェット記録ヘッド210を構成するインクジェット記録ヘッド用チップ(以下、簡略のため単にヘッドチップという)212は、図11(A)、(B)に示すように、インク流路が形成されたインク流路側基板216と、インク吐出のための発熱素子220(図12(B)参照)などの駆動素子を備える駆動素子側基板214とを積層することによって形成されている。
駆動素子側基板214の表面には、インクから配線などを保護するための保護層218が形成されており、その一部にインクを加熱してインク滴を吐出させるための発熱素子220が配置されている。
一方、駆動素子側基板214に積層されるインク流路側基板216には、図12(A)、(B)に示すように、積層端面216Aに開口したノズル222にインクを供給する個別流路224が形成され、個別流路224の上流側には各個別流路に共通して連通するインク液室226が形成されている。インク液室226には、個別流路近傍に個別流路224の配列方向に沿って個別流路224の略流路幅で柱状体227が配置され、インク液室226から個別流路224に供給されるインクのフィルター部228を構成している。したがって、インク液室226内に個別流路224を塞ぐ異物が進入してもフィルター部228でトラップされ、個別流路224を塞ぐことはなく、個別流路224にインクが安定して供給される。
また、インク流路側基板216の積層端面216Aと直交する上面216Bおよび積層端面216Aと対向する背面216Cには、それぞれインク供給口230A、230Bが多数形成されている。インク供給口230A、230Bも、後述するサブインクタンク236から流入して個別流路224を塞ぐ異物がインク液室226に進入することを防止するトラップ構造とされている。例えば、インク供給口230A、230Bの開口面積が個別流路224の断面積の同等以下であり、フィルター機能を発揮する構造である。この場合には、個別流路224に対するインク供給不足を回避するために、インク供給口230A、230Bの個数が印字に同時使用される個別流路224の最大個数よりも多いことが必要であり、個別流路224の全個数よりも多いことが望ましい。
インク液室226は、後述するサブインクタンク236にヘッドチップ212が装着されることにより、インク供給口230A、230Bを介してサブインクタンク236のサブインク室240に連通されるものである。
なお、インク流路側基板216の長手方向両端部には、図11(A)に示すように、ノズル背面側に切欠216Dが形成されており、この切欠216Dによって駆動素子側基板214に形成された入出力端子232が表面に露出しており、後述するヒートシンク234の回路に接続される。
このように形成されるヘッドチップ212は、図13に示すように、サブインクタンク236に装着されることによって、インクジェット記録ヘッド210が構成される。すなわち、ヘッドチップ212の駆動素子側基板214がヒートシンク234上に固着されると共に、サブインクタンク236の先端に弾性シール部材238を介して圧着されることによって、インク液室226がサブインクタンク236のサブインク室240と連通される。サブインク室240は、フィルター242を介して図示しないインクタンクに接続されている。
このサブインクタンク236は、インクタンクからのインク液室226にインクを供給する機能を果たすと共に、サブインク室240が簡単な構造(略直方体形状)であることによってインク供給性とインク排出性を向上させると共に、十分な容量(断面積)を有するためサブインク室内部に気泡が存在してもインク液室226に確実にインクを供給できるという点で、インクタンクと同様の機能を果たしている。
このように形成されたヘッドチップ212を含むインクジェット記録ヘッド210についてヘッドチップの従来の作製方法と共に説明する。
駆動素子側基板214の作製方法としては、例えばLSIの製造技術および製造装置を用いて作製することができる。具体的には、単結晶シリコンウエハ258に蓄熱層、発熱素子となる発熱層、発熱素子の発熱によって発生した気泡の圧力によって発熱素子が破損することを防止する保護層などを積層する(図14(A)参照)。また、発熱層には外部からの電力や信号を供給するための信号線が接続される。同様に設けられたドライバ回路252、信号処理回路254、外部信号入出力端子232が複数ヘッド分同時に形成される。さらに、インクに対する保護層として、例えば感光性ポリイミドなどの樹脂層256が積層される(図14(B)参照)。
一方、インク流路側基板216も、駆動素子側基板214と同様に作製できる。具体的には、シリコンウエハ250に対して、例えば結晶性異方性エッチングによってそれぞれインク液室226、インク供給口230および切欠216Dとなる溝260、262、264が形成される(図14(C)参照)。さらに、特許文献2に開示されている反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching:RIE)によって、個別流路224やインク供給口230Bとなる溝266、268が形成される(図14(D)参照)。
更に、2枚のシリコンウエハ250、258が、位置合わせマーク270、272を基準として精度良く位置合わせされて接合される(図14(E)、(F)参照)。
以下、ヘッドチップ212の作製工程について、図15を用いてやや詳細に述べる。
まず、シリコンウエハ250の両面側を酸化してSiO2膜280、282を形成し、更に、上面側のSiO2膜280をパターンニングしてSiO2膜マスク281とする。
次に、シリコンウエハ250の両面側にSi3N4膜290、292を成膜し、紙面上面側のSi3N4膜290をパターンニングしてSi3N4膜マスク291とする。
更に、シリコンウエハ250の両面側にポリシリコン膜300、302を成膜し、紙面上面側のポリシリコン膜300をパターンニングしてポリシリコン膜マスク301とする。
そして、シリコンウエハ250の両面側にSi3N4膜310、312を成膜し、紙面上面側のSi3N4膜310をパターンニングしてSi3N4膜マスク311とする。
この結果、図15(A)に示すように、インク液室を形成するための凹部316(図15(B)参照)の形成に必要なマスクがシリコンウエハ250の紙面上面側に形成される。
次に、シリコンウエハ250を紙面上面側からウェット異方性エッチングすることにより、凹部316が形成される。そして、Si3N4膜312及びSi3N4膜マスク311を除去する(図15(B)参照)。なお、この凹部316をドライエッチングで形成することは、エッチング時間がかかり、生産性の点であまり好ましくない。
更に、凹部316が形成されている側(以下、凹部316側という)からウェット異方性エッチングをすることにより、凹部316の深さ及び周囲形状を調整すると共に、個別流路内ドーム型構造というチャネルピット318がシリコンウエハ250に形成される。その後、Si3N4膜301を除去する(図15(C)参照)。
続いて、SiO2膜マスク281をエッチングマスクとしてSi基板のドライエッチング(例えば反応性イオンエッチング(RIE))を実施する。このRIE加工では、Siの結晶方向に依存せず、マスクされている部分以外を均等に厚さ方向にエッチングすることができる。すなわち、マスクパターン形状に従って個別流路227となる断面が略矩形状の溝を形成するとともに、それまでの工程で形成されている形状もそのまま加工深さだけエッチングされる。そのため、図15(C)の工程で液体流路となる位置に形成した凹部の形状がほぼそのまま維持されてなる凹部316が、個別流路227となる溝の底部に形成される(図15(D)参照)。
更に、凹部316側のSiO2膜マスク281を除去した後、レジスト膜を凹部316側に成膜し、高深度焦点用の露光装置を用いてパターンニングしてレジストマスク320を形成する(図15(E)参照)。そして、凹部316側からドライエッチング(例えば反応性イオンエッチング)を行い、凹部316の底部316Lを貫通する多数の開口を形成することにより上述したインク供給口230Aを形成する。この結果、凹部316の底部316Lにフィルター構造部322が形成される。そして、レジストマスク320を除去する(図15(F)参照)。
更に、このフィルター構造部322が形成されたシリコンウエハ250を、凹部316側を内側にして(すなわちインク流入側を外側に向けて)、上記の発熱素子等が設けられたシリコンウエハ258に接合させる(図15(G)参照)。接合させる方法は、例えば特許文献3に開示された方法である。この結果、シリコンウエハ250とシリコンウエハ258との間にインク液室226が形成されると共に、後述のダイシングによって形成されるインク吐出口となる細径の孔部(図示せず)が形成される。
この後、接合されたシリコンウエハは特許文献4に記載された方式等でダイシングライン274に沿ってさいの目の状に切断・分離されることによって、複数のヘッドチップ212が同時に作製される(図14(F)参照)。この切断(ダイシング)によって、個別流路224の端部が開口し、インク滴を吐出するノズル222とされると共に、溝268の後端も開口してインク供給口230Bとなる。
なお、シリコンウエハ250に開口を形成してフィルター構造部を形成する際、ウェット異方性エッチングで行ってフィルター構造部352を形成し、シリコンウエハ250をシリコンウエハ258に接合してもよい(図16参照)。
ところで、従来、高深度焦点用の露光装置を用いても、最長の焦点距離は150μmである。一方、特許文献1などに開示されている従来例では、インク液室226の底側から開口、すなわちインク供給口230Aを形成することによりフィルター構造部322を形成している。従って、凹部316の深さD(図15(G)参照)が150μmよりも深いと、フィルター構造部322を形成するために露光処理する際、露光装置からの光の焦点位置を露光したいシリコンウエハ部分にすることができないので、凹部316の深さを150μm以下にしなければならない。このため、インク液室226の容積を大きくすることができず、インク液室226から個別流路224への流出抵抗によって、個別流路224へ高繰り返し数でインク液を供給することが困難であり、高速印刷に対応できないという問題があった。なお、凹部316の深さを150μm以下にしなければならないため、凹部316の深さDとフィルター構造部322の厚みtとの比t/D値は2/11にまでしか下げられないのが現状である。
また、フィルター構造部322を形成するためのレジスト膜が厚い。このため、このレジスト膜をパターンニングしたレジストマスク320を用いて露光した後、ウェットエッチングしてフィルター構造部322を形成すると、エッチングした側すなわち凹部316の底部側の開口縁部にアンダーカット316Cが入ってしまい、高精度なフィルター構造部を形成できないという問題もあった。
なお、特許文献2では、インク吐出口の近傍にフィルター構造部が設けられており、インク液の供給への影響を考慮すると、フィルター構造部がインク吐出口から遠い位置に設けられていることが好ましい。
特開2002−301824号公報
特開平11−227208号公報
特願平11−312456号公報
特許2888474号公報
特開2001−246758号公報
本発明は、上記事実を考慮して、インク液室の容積を大きくするためにインク流路側基板に形成する凹部の深さを深くしても、この凹部の底部に良好なフィルター構造部が形成されたインクジェット記録ヘッド用チップ、このインクジェット記録ヘッド用チップを有するインクジェット記録ヘッド、このインクジェット記録ヘッドを有するインクジェット記録装置、及び、インクジェット記録ヘッド用チップの製造方法を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、インク液室を形成するための凹部と、前記凹部の底部を貫通させることによって形成されたインク供給口とを有するインク流路側基板と、インク滴を吐出させるための駆動素子が設けられ、前記インク流路側基板の前記凹部との間に前記インク液室を形成する駆動素子側基板と、を備え、インク液が前記インク供給口から前記インク液室へ流入するインクジェット記録ヘッド用チップにおいて、前記インク供給口が、前記凹部の底部をインク流入側から露光してエッチング処理することにより形成されていることを特徴とする。
上記のように、請求項1に記載の発明では、上記のインク供給口は、インク流路側基板がインク流入側から露光されエッチング処理されることにより形成されている。従って、この露光を行う際、凹部の深さに影響されないので、凹部が深い、すなわちインク液室の容積が大きくても、露光する際に焦点位置を意図する位置に合わせて行うことができ、凹部の底部にフィルター状の複数のインク供給口を高精度で形成することができる。
よって、凹部の底部の厚みtとインク液室の深さDとの比 t/D を従来に比べて充分に小さくすることができる。例えば、凹部の厚みtと、インク液室の深さDとが、1/54 ≦ t/D ≦ 1 の関係を満たすようにすることを容易に行うことができる。
このように、t/D を従来に比べて充分に小さくすることができるので、インクジェット記録ヘッド用チップを大型化しなくてもインク液室の容積を大きくすることができ、個別流路へインク液を高周波数(例えば20kHzよりも高い周波数)で送給し易くなる。従って、駆動素子側基板を高周波数で駆動させて単位時間あたりのインク吐出回数を増大させても、インク吐出部から良好にインク滴を飛翔させることができ、高速で良好な印字を行うことができる小型のインクジェット記録ヘッド用チップを実現できる。
請求項2に記載の発明は、前記インク供給口が正方形状であって、前記インク液室側の一辺の長さが5〜500μmの範囲内であることを特徴とする。
これにより、インク液室への流入を阻止できる異物の最小径を適度な大きさにすると共に、駆動素子側基板を高周波数で駆動させて単位時間あたりのインク吐出回数を増大させても、インク吐出部から良好にインク滴を飛翔させ易いインクジェット記録ヘッド用チップとすることができる。
請求項3に記載の発明は、インクジェット記録装置が、請求項1又は2に記載のインクジェット記録ヘッド用チップを有することを特徴とする。
これにより、単位時間あたりの吐出回数を増大させてもインク吐出部から良好にインク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドを実現できる。
請求項4に記載の発明は、インクジェット記録装置が、請求項3に記載のインクジェット記録ヘッドを有することを特徴とする。
これにより、インク吐出部から良好にインク滴を吐出して記録媒体に良好な記録を行うことができる高速印刷可能なインクジェット記録装置を実現できる。
請求項5に記載の発明は、ウエハの一方面側に、フィルター状の複数の開口が形成されたフィルター用マスクを形成する工程と、前記ウエハの他方面側をエッチングすることにより、インク液室を形成するための凹部を形成する工程と、前記フィルター用マスクが形成されている側から前記ウエハをエッチングして、前記凹部の底部を貫通するフィルター状の複数のインク供給口を形成する工程と、インク滴を吐出させるための駆動素子を有する基板に、前記凹部を内側にして前記ウエハを積層させる工程と、を有することを特徴とする。
上記のフィルター用マスクが形成されている側はインク流入側であるので、この露光を行う際、ウエハに形成された凹部の深さに影響されない。従って、凹部が深い、すなわちインク液室の容積が大きくても、露光する際に焦点位置を意図する位置に合わせて上記のインク供給口を形成することができる。
このように、容積が大きいインク液室を形成できるので、個別流路へインク液を高周波数で送給し易くなる。従って、駆動素子側基板を高周波数で駆動させて単位時間あたりのインク吐出回数を増大させても、インク吐出部から良好にインク滴を飛翔させることができ、高速で良好な印字を行うことができる小型のインクジェット記録ヘッド用チップを製造することができる。
なお、フィルター用マスクを形成する工程を、凹部を形成する工程後に行ってもよい。これにより、凹部を形成する際にフィルター用マスクを保護しておく必要がなくなる。
請求項6に記載の発明は、前記フィルター用マスクを、酸化膜又は窒化膜を形成してパターンニングすることにより形成したことを特徴とする。
酸化膜や窒化膜は、レジスト膜に比べ、エッチングする際の選択比が高い。従って、酸化膜や窒化膜で形成するフィルター用マスクの厚みを、レジスト膜で形成する場合に比べて大幅に薄くすることができる。よって、このフィルター用マスクでウェットエッチングして上記の複数のインク供給口を形成しても、このインク供給口に生じるアンダーカットは小さい。これにより、意図する形状のインク供給口を高精度で形成することができる。
請求項7に記載の発明は、前記フィルター用マスクが形成されている側から前記フィルター用マスクをエッチングする際、ウェットエッチングすることを特徴とする。
これにより、ドライエッチングをする場合に比べて短時間でエッチング処理を行うことができる。
請求項8に記載の発明は、前記フィルター用マスクが形成されている側から前記ウエハをエッチングする工程を、前記ウエハを積層させる工程後に行うことを特徴とする。
これにより、ドライエッチングのときにウエハチャックにHeパージを行っても、このエッチングではウエハに貫通孔が形成されないのでHe漏れが発生せず、高精度なパターンを形成できるという効果を奏することができる。
本発明は上記構成としたので、インク液室の容積を大きくするためにインク流路側基板の凹部の深さを深くしても、凹部の底部に良好なフィルター構造部を形成することができる。従って、良好にインク滴を吐出できるインクジェット記録ヘッド用チップを実現させることができ、また、このインクジェット記録ヘッド用チップを有するインクジェット記録ヘッド、及び、このインクジェット記録ヘッドを有するインクジェット記録装置を実現させることができる。
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。なお、第2実施形態以後では、既に説明した構成要素と同様のものには同じ符号を付してその説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。本実施形態では、図1に示すようなインクジェット記録装置11にはインクジェット記録ヘッド10(図4参照)が設けられており、インクジェット記録ヘッド10には、インクジェット記録ヘッド用チップ(以下、簡略のため単にヘッドチップという)12が設けられている。
まず、第1実施形態について説明する。本実施形態では、図1に示すようなインクジェット記録装置11にはインクジェット記録ヘッド10(図4参照)が設けられており、インクジェット記録ヘッド10には、インクジェット記録ヘッド用チップ(以下、簡略のため単にヘッドチップという)12が設けられている。
図2に示すように、インクジェット記録ヘッド用チップ12は、インク流路が形成されたインク流路側基板16と、インク吐出のための発熱素子20(図3(B)参照)などの駆動素子を備える駆動素子側基板14とを積層することによって形成されている。
駆動素子側基板14の表面には、インクから配線などを保護するための保護層18が形成されており、その一部にインクを加熱してインク滴を吐出させるための発熱素子20が配置されている。
一方、駆動素子側基板14に積層されるインク流路側基板16には、図3(A)、(B)に示すように、積層端面(ノズル端面)16Aに開口したノズル22にインクを供給する個別流路24が形成され、個別流路24の上流側には各個別流路に共通して連通するインク液室26が形成されている。インク液室26には、個別流路近傍に個別流路24の配列方向に沿って個別流路24の略流路幅で柱状体27が配置され、インク液室26から個別流路24に供給されるインクのフィルター部28を構成している。したがって、インク液室26内に個別流路24を塞ぐ異物が進入してもフィルター部28でトラップされ、個別流路24を塞ぐことはなく、個別流路24にインクが安定して供給される。
また、インク流路側基板16の積層端面16Aと直交する上面16Bには、インク供給口30が多数形成されている。インク供給口30も、後述するサブインクタンク36から流入して個別流路24を塞ぐ異物がインク液室26に進入することを防止するトラップ構造とされている。例えば、インク供給口30の開口面積が個別流路24の断面積の同等以下であり、フィルター機能を発揮する構造である。
インク液室26は、後述するサブインクタンク36にヘッドチップ12が装着されることにより、インク供給口30を介してサブインクタンク36のサブインク室40に連通されるものである。
なお、インク流路側基板16の長手方向両端部には、図2に示すように、ノズル背面側に切欠16Dが形成されており、この切欠16Dによって駆動素子側基板14に形成された入出力端子32が表面に露出しており、後述するヒートシンク34の回路に接続される。
このように形成されるヘッドチップ12は、図4に示すように、サブインクタンク36に装着されることによって、インクジェット記録ヘッド10が構成される。すなわち、ヘッドチップ12の駆動素子側基板14がヒートシンク34上に固着されると共に、サブインクタンク36の先端に弾性シール部材38を介して圧着されることによって、インク液室26がサブインクタンク36のサブインク室40と連通される。サブインク室40は、フィルター42を介して図示しないインクタンクに接続されている。
このサブインクタンク36は、インクタンクからのインク液室26にインクを供給する機能を果たすと共に、サブインク室40が簡単な構造(略直方体形状)であることによってインク供給性とインク排出性を向上させると共に、十分な容量(断面積)を有するためサブインク室内部に気泡が存在してもインク液室26に確実にインクを供給できるという点で、インクタンクと同様の機能を果たしている。
このように形成されたヘッドチップ12を含むインクジェット記録ヘッド10についてヘッドチップの作製方法と共に説明する。
駆動素子側基板14の作製方法としては、例えばLSIの製造技術および製造装置を用いて作製することができる。具体的には、単結晶シリコンウエハ58に蓄熱層、発熱素子となる発熱層、発熱素子の発熱によって発生した気泡の圧力によって発熱素子が破損することを防止する保護層などを積層する(図5(A)参照)。また、発熱層には外部からの電力や信号を供給するための信号線が接続される。同様に設けられたドライバ回路52、信号処理回路54、外部信号入出力端子32が複数ヘッド分同時に形成される。さらに、インクに対する保護層として、例えば感光性ポリイミドなどの樹脂層56が積層される(図5(B)参照)。
一方、インク流路側基板16も、駆動素子側基板14と同様に作製できる。具体的には、シリコンウエハ50に対して、例えば結晶性異方性エッチングによってそれぞれインク液室26、インク供給口30および切欠16Dとなる溝60、62、64が形成される(図5(C)参照)。さらに、反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching:RIE)によって、個別流路24となる溝66が公知の方法により形成される(図5(D)参照)。
更に、2枚のシリコンウエハ50、58が、位置合わせマーク70、72を基準として精度良く位置合わせされ、公知の方法で接合される(図5(E)、(F)参照)。
以下、上記の作製工程について、図6〜図9を用いて詳細に説明する。
まず、シリコンウエハ50の両面側を酸化してSiO2膜80、82を形成する(図6(A)参照)。
次に、シリコンウエハ50の紙面上面側のSiO2膜80上にレジスト膜を塗布して成膜し、更にレジスト膜をパターンニングしてレジストマスク86を形成する(図6(B)参照)。レジスト膜をパターンニングするには、露光、現像により行う。
更に、SiO2膜80をドライエッチングしレジストマスク86を除去することにより、SiO2膜80がパターンニングされてなるSiO2膜マスク84を形成する(図6(C)参照)。SiO2膜マスク84には、フィルター状の多数の開口が形成されている。
次に、シリコンウエハ50を反転させてSiO2膜マスク84を紙面下面側にすると共に、紙面上面側のSiO2膜82上に、パターンニングされたレジストマスク88を形成する(図6(D)参照)。
そして、紙面上面側から露光した後、SiO2膜82をエッチングしレジストマスク88を除去することにより、SiO2膜82がパターンニングされてなるSiO2膜マスク83を形成する(図6(E)参照)。
次に、Si3N4膜90、92をシリコンウエハ両面側に成膜し、更に、紙面上面側に、パターンニングされたレジストマスク96を形成する(図6(F)参照)。
更に、シリコンウエハ50を紙面上面側からドライエッチングすることにより、紙面上面側のSi3N4膜90をパターンニングしてSi3N4膜マスク91を形成し、続いて、レジストマスク96を除去する(図6(G)参照)。
次に、シリコンウエハ両面側にポリシリコン膜100、102を成膜し、紙面上面側のポリシリコン膜100をパターンニングしてポリシリコン膜マスク101を形成した後、シリコンウエハ両面側にSi3N4膜110、112を成膜し、紙面上面側のSi3N4膜110をパターンニングしてSi3N4膜マスク111を形成する(図7(H)参照)。
更に、紙面上面側からウェット異方性エッチングを行うことによりインク液室を形成するための凹部116を形成する。そして、Si3N4膜112及びSi3N4膜マスク111を除去する(図7(I)参照)。
更に、紙面上面側からウェット異方性エッチングを行うことにより、凹部116の深さ及び周囲形状を調整すると共に、チャネルピット118(図7(J)参照)を形成する。そして、Si3N4膜マスク91及びSi3N4膜92を除去する。
更に、凹部116が形成されている側(以下、凹部116側という)からドライエッチング(例えば反応性イオンエッチング)することにより、個別流路27が形成される。この状態では、シリコンウエハ50のインク流入側にSiO2膜マスク84が露出している(図7(K)参照)。
次に、SiO2膜マスク84を利用して、凹部116が形成されていないインレット側(すなわちインク流入側)からドライエッチング(例えば反応性イオンエッチング)をして、凹部116の底部116Lを貫通する多数の開口を形成することにより上述したフィルター状のインク供給口30を形成する。この結果、シリコンウエハ50にフィルター構造部122が形成される。その後、SiO2膜マスク84を除去する(図7(L)参照)。なお、上記の個別流路27を形成する工程を、フィルター構造部122を形成した後に行ってもよい。
更に、このフィルター構造部122が形成されたシリコンウエハ50を、凹部116が形成された側を内側にして(すなわちインク流入側を外側に向けて)、上記の発熱素子等が設けられたシリコンウエハ58に公知の方法で接合させる(図7(M)参照)。この結果、シリコンウエハ50とシリコンウエハ58との間にインク液室26及び個別流路126が形成されると共に、後述のダイシングによって形成されるインク吐出口となる細径の孔部22(図8参照)が形成される。
この後、接合されたシリコンウエハは公知の方式でダイシングライン74に沿ってさいの目の状に切断・分離されることによって、複数のヘッドチップ12が同時に作製される(図5(F)、図7(M)、図8参照)。この切断(ダイシング)によって、個別流路126の端部が開口し、インク滴を吐出するノズル22とされる。
以上説明したように、本実施形態では、フィルター構造部122を形成するためのSiO2膜マスク84を、シリコンウエハ50をエッチングする前にシリコンウエハ50の一方面側に予め形成しておき、フィルター構造部122を形成する際にはインク流入側からドライエッチング処理を行っている。従って、この処理を行う際、凹部116の深さに影響されない。これにより、凹部116が深い、すなわちインク液室26の容積が大きくて、しかもフィルター構造部122が高精度で形成されたヘッドチップ12を形成することができる。
従って、個別流路126へインク液を送給する際の周波数を高くしても、ノズル22から良好にインク滴を飛翔させることができる。
なお、図7(K)、(L)に示すように、本実施形態の手法でフィルター構造部122を形成することにより、フィルター構造部122の厚みtとインク液室の深さDとの比 t/Dを1/54にまで縮めることは容易である。
また、このようにして得られたヘッドチップ12を用いたインクジェット記録ヘッド10(図1参照)は、単位時間あたりの吐出回数を増大させてもノズル22から良好にインク滴を吐出できる。また、このインクジェット記録ヘッド10を有するインクジェット記録装置11は、ノズル22から良好にインク滴を吐出して記録媒体に良好な記録を行うことができる高速印刷可能な装置となる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、フィルター構造部122を形成するためにSiO2膜マスク84を利用してインレット側(インク流入側)からドライエッチングではなくウェット異方性エッチングを行う。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、フィルター構造部122を形成するためにSiO2膜マスク84を利用してインレット側(インク流入側)からドライエッチングではなくウェット異方性エッチングを行う。
これにより、エッチング処理にかかる時間を大幅に短縮することができる。また、ウェット異方性エッチングを行った結果、図9に示すように、インク流入側に向けて先細りの形状となったフィルター構造部152が形成される。すなわちフィルター構造部122に比べ、インク流出側(インク液室側)の開口面積は同じで且つインク流入側の開口面積は広いので、インク液室26への流入を阻止できる異物の最小径を大きくすることなく流入抵抗を低減させることができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態に比べ、ヘッドチップの製造方法が異なる。
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態に比べ、ヘッドチップの製造方法が異なる。
図10(A)から(F)は、本実施形態の製造手順を示す工程毎の基板断面図である。本実施形態では、第1実施形態と同様にして、第1実施形態で説明した図7(K)に示す状態になるまでの製造工程を行う(図10(A)から(D)参照)。
次に、凹部116側のSiO2膜マスク84を除去せずに、凹部116側を内側にしてシリコンウエハ50をシリコンウエハ58に接合させる(図10(E)参照)。この結果、インク液室26が形成される。
更に、シリコンウエハ50のインク流入側からドライエッチング(例えば反応性イオンエッチング)をした後、SiO2膜マスク84を除去することにより、凹部116の底部116Lにフィルター構造部122を形成する(図10(F)参照)。
その後、第1実施形態と同様にしてダイシングを行うことにより、複数のヘッドチップが得られる。
以上説明したように、本実施形態では、凹部116及び個別流路126が形成されたシリコンウエハ50を、フィルター構造部122を形成する前にシリコンウエハ58に接合している。そして、接合した後、シリコンウエハ50のインク流入側から露光処理してフィルター構造部122を形成している。
これにより、ドライエッチングのときにウエハチャックにHeパージを行っても、このエッチングではウエハに貫通孔が形成されないのでHe漏れが発生せず、高精度なパターンを形成できるという効果を奏することができる。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10 インクジェット記録ヘッド
11 インクジェット記録装置
12 インクジェット記録ヘッド用チップ
14 駆動素子側基板
16 インク流路側基板
26 インク液室
30 インク供給口
50 シリコンウエハ(ウエハ)
84 SiO2膜マスク(フィルター用マスク)
116 凹部
116L 底部
210 インクジェット記録ヘッド
212 インクジェット記録ヘッド用チップ
216 インク流路側基板
214 駆動素子側基板
226 インク液室
230A インク供給口
250 シリコンウエハ(ウエハ)
11 インクジェット記録装置
12 インクジェット記録ヘッド用チップ
14 駆動素子側基板
16 インク流路側基板
26 インク液室
30 インク供給口
50 シリコンウエハ(ウエハ)
84 SiO2膜マスク(フィルター用マスク)
116 凹部
116L 底部
210 インクジェット記録ヘッド
212 インクジェット記録ヘッド用チップ
216 インク流路側基板
214 駆動素子側基板
226 インク液室
230A インク供給口
250 シリコンウエハ(ウエハ)
Claims (8)
- インク液室を形成するための凹部と、前記凹部の底部を貫通させることによって形成されたインク供給口とを有するインク流路側基板と、
インク滴を吐出させるための駆動素子が設けられ、前記インク流路側基板の前記凹部との間に前記インク液室を形成する駆動素子側基板と、
を備え、インク液が前記インク供給口から前記インク液室へ流入するインクジェット記録ヘッド用チップにおいて、
前記インク供給口が、前記凹部の底部をインク流入側から露光してエッチング処理することにより形成されていることを特徴とするインクジェット記録ヘッド用チップ。 - 前記インク供給口が正方形状であって、前記インク液室側の一辺の長さが5〜500μmの範囲内であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド用チップ。
- 請求項1又は2に記載のインクジェット記録ヘッド用チップを有することを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
- 請求項3に記載のインクジェット記録ヘッドを有することを特徴とするインクジェット記録装置。
- ウエハの一方面側に、フィルター状の複数の開口が形成されたフィルター用マスクを形成する工程と、
前記ウエハの他方面側をエッチングすることにより、インク液室を形成するための凹部を形成する工程と、
前記フィルター用マスクが形成されている側から前記ウエハをエッチングして、前記凹部の底部を貫通するフィルター状の複数のインク供給口を形成する工程と、
インク滴を吐出させるための駆動素子を有する基板に、前記凹部を内側にして前記ウエハを積層させる工程と、
を有することを特徴とするインクジェット記録ヘッド用チップの製造方法。 - 前記フィルター用マスクを、酸化膜又は窒化膜を形成してパターンニングすることにより形成したことを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録ヘッド用チップの製造方法。
- 前記フィルター用マスクが形成されている側から前記ウエハをエッチングする際、ウェットエッチングすることを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録ヘッド用チップの製造方法。
- 前記フィルター用マスクが形成されている側から前記ウエハをエッチングする工程を、前記ウエハを積層させる工程後に行うことを特徴とする請求項5〜請求項7のうち何れか1項に記載のインクジェット記録ヘッド用チップの製造方法。
Priority Applications (1)
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JP2003298874A JP2005066994A (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | インクジェット記録ヘッド用チップ、このインクジェット記録ヘッド用チップを有するインクジェット記録ヘッド、このインクジェット記録ヘッドを有するインクジェット記録装置、及び、インクジェット記録ヘッド用チップの製造方法 |
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JP2003298874A Withdrawn JP2005066994A (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | インクジェット記録ヘッド用チップ、このインクジェット記録ヘッド用チップを有するインクジェット記録ヘッド、このインクジェット記録ヘッドを有するインクジェット記録装置、及び、インクジェット記録ヘッド用チップの製造方法 |
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JP (1) | JP2005066994A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009083140A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Fujifilm Corp | 液体吐出ヘッド及びその製造方法 |
JP2009096036A (ja) * | 2007-10-16 | 2009-05-07 | Canon Inc | 記録ヘッド基板及びその製造方法 |
US8778200B2 (en) | 2007-10-16 | 2014-07-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Method for manufacturing liquid discharge head |
JP2014213485A (ja) * | 2013-04-23 | 2014-11-17 | キヤノン株式会社 | 基板の加工方法 |
-
2003
- 2003-08-22 JP JP2003298874A patent/JP2005066994A/ja not_active Withdrawn
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