JP2005065130A - ビット誤り率推定方法およびその方法を用いた伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 伝送シミュレーションによる誤り率推定において、所要計算時間の短縮を可能とする。
【解決手段】 伝送中に生じるビット広がりによって1ビットが広がる範囲(Nビット)を推定し(S1)、前記Nビット構成の試験パターンの中心に位置する基準ビットの誤り率を算出し(S2)、ビット誤り率を推定したい試験パターンの各ビットを中心とする隣接Nビットの信号パターンに応じて、前記シミュレーション結果であるビット誤り率を順次割り当て(S3)、割り当てられた各ビットの誤り率の平均値を算出する(S4)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ビット誤り率推定方法およびその方法を用いた伝送システムに関し、特に有線伝送シミュレータを用いたビット誤り率(Bit Error Rate : BER)推定方法およびその方法を用いた伝送システムに関する。
近年IT(Information Technology)バブルの崩壊に伴い通信業界に対する投資が低減しており、市場からはより低コストの製品を供給することが求められている。このような製品の低コスト化を実現するために研究・開発フェーズでの費用削減が課題の一つとなっている。通常、通信システムの伝送特性を把握するために実機を用いた伝送実験を行うが、これを極力伝送シミュレーションを用いた伝送特性検証に置き換えることにより研究・開発に要する時間・費用の削減が行われている。
特に光伝送シミュレータでは数値計算アルゴリズムとして主にスプリット・ステップ・フーリエ法(以下、SSF法と称す)が用いられてきた。SSF法は他の計算方法と比較すると比較的所要計算時間は短いが、計算時間は試験パターンのパターン長に依存するため、上記のSSF法を使用しても現状の計算機資源を用いると擬似ランダム数列(Pseudo Random Binary Sequence : PRBS)7段(127ビット)程度の信号パターン長を用いることが限界となっている。
一方、現在の通信システムでは、長距離伝送のみならずPON(Passive Optical Network) において分岐数が多い場合にも、FEC(Forward Error Correction)が不可欠なものとなっており、FECによる伝送特性の改善を含めた伝送シミュレーションを行うことが重要となっている。現状では、事前にFEC適用前後のビット誤り率対応関係を把握しておき、伝送シミュレーション出力のビット誤り率に上記の対応関係をそのまま適用してFEC適用後のビット誤り率を得るといった方法で、FECによる改善度を伝送シミュレーション結果と組み合わせている。
このとき、FECの誤り率訂正能力を把握する為にAWGN(Additive White Gaussian Noise )モデルと呼ばれる測定法が一般的に用いられており、FECへの入力信号のビット誤りがランダムに分散している場合の、FEC適用前後のビット誤り率対応関係が公称値として用いられている。
また、ビット誤り率推定回路の一例として、受信データの位相信号から収束点近傍で検出された位相点の分布についての広がりを検出し、検出した位相点の分布についての広がりをもとにビット誤り率の推定を行う技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2002−237858号公報(段落0007、図1参照)
しかしながらFECでは、特定のビット長(またはバイト長)を1ブロックとして、ブロック単位で誤り訂正を行っている。すなわち、この1ブロック中にビット(バイト)誤り数がA個(FECの種類、冗長度により定まる)以下であれば誤り数をゼロに訂正、A個を超える誤りがあれば入力信号をそのまま出力、という信号処理を行っており、ビット(バイト)誤りが特定のブロックに集中した場合、誤り率訂正能力は上記AWGNモデルを用いた測定結果に従わない。
例としてRS(255,239) (Reed Solomon 符号の一例 : BER 1.8e-4 → 1.0e-12) を使用した場合を考える。図23はRS(255,239) において、バイト誤りの訂正可否を示すフローチャートである。
受信信号を255バイト(1ブロック)毎に分割し(ステップS21)、各ブロック中の誤り数をカウントする(ステップS22)。1ブロック中の誤り数が8バイト以下であればこれを訂正し(ステップS23)、8バイトを超える誤りがある場合には入力信号に信号処理を加えずそのまま出力する(ステップS24)。従ってFECの効果を推測するためには誤り発生位置を知る必要があり、これに伴い伝送シミュレーションにおいて、試験パターンの各ビットの誤り率を計算する必要が生じる。
図24は試験パターンの長さとFECにおけるブロック長の対応を示す概念図である。この試験パターン長が短い場合、1ブロックの中で同じ信号パターンが繰り返されることになり、特定のブロックにビット誤りが局在する状況を再現できない。FECで考慮する各ブロックに異なった数のビット誤りが生じるようにするには、試験パターン長はブロック長に比べて十分に長くなければならない。このような長い試験パターン(数千、数万ビット)を用いると伝送シミュレーションに要する時間は非常に長くなり、その結果、研究・開発に要する期間も長くなるという問題があった。
また、伝送特性が信号パターンによって変化することは良く知られており、特定のパターンが多く現れるような場合や、マーク率が均等でない場合の伝送特性をシミュレートする場合には試験パターンに擬似ランダム数列を使用するのは適切とはいえない。実際に伝送する信号やそれと同等のランダムさを有する試験パターンを用いて伝送シミュレーションを行う必要がある。こういった信号を127ビット(PRBS7段)相当で再現するのは困難であり、より長いパターン長が必要となり、この場合も所要計算時間の問題が生じる。以上のような長試験パターンを用いた伝送シミュレーションの所要計算時間を短縮する必要がある。
一方、特許文献1に開示されている技術は、位相点の分布についての広がりをもとにビット誤り率の推定を行うものであり、伝送中のビットの広がりをもとにビット誤り率の推定を行う本発明とは構成、作用、効果のいずれもが全く相違する。
そこで本発明の目的は、伝送シミュレーションによる誤り率推定において、所要計算時間の短縮が可能なビット誤り率推定方法およびその方法を用いた伝送システムを提供することにある。
本発明によるビット誤り率推定方法は、有線伝送系の伝送特性を、伝送シミュレーションを用いて確認するためのビット誤り率推定方法であって、伝送中に生じるビット広がりによって1ビットが広がる範囲(Nビット)を推定するステップと、前記Nビット構成の試験パターンの中心に位置する基準ビットの誤り率を算出するステップと、ビット誤り率を推定したい試験パターンの各ビットを中心とする隣接N ビットの信号パターンに応じて、前記シミュレーション結果であるビット誤り率を順次割り当てるステップと、割り当てられた各ビットの誤り率の平均値を算出するステップとを含むことを特徴とする。
また本発明による伝送システムは、伝送中に生じるビット広がりによって1ビットが広がる範囲(Nビット)を推定するステップと、前記Nビット構成の試験パターンの中心に位置する基準ビットの誤り率を算出するステップと、ビット誤り率を推定したい試験パターンの各ビットを中心とする隣接Nビットの信号パターンに応じて、前記シミュレーション結果であるビット誤り率を順次割り当てるステップと、割り当てられた各ビットの誤り率の平均値を算出するステップとを含む伝送シミュレーションにおけるビット誤り率推定方法を用いたことを特徴とする。
すなわち、本発明は1ビットが広がる範囲(Nビット)を推定し、そのNビットに基づくパターン長の短い仮試験パターンで現実にシミュレーションを行い、その結果を本試験パターンに割り当てることにより、パターン長の長い本試験パターンのシミュレーションを行わなくても、行ったのと同様のシミュレーション結果、すなわち、ビット誤り率の推定値が得られる。
本発明によれば、伝送シミュレーションによる誤り率推定において、所要計算時間の短縮が可能となる。
図1は本発明に係るビット誤り率推定方法の処理手順の一例を示すフローチャート、図2はビットの広がりを説明するための概念図である。
まず、あるビットが伝送中に隣接ビットに広がり影響を及ぼす範囲(Nビットとする)を推定する(図1のステップS1)。図2は伝送中にビットが広がることによって隣接ビットにまたがる様子を示しており、この場合のNは7となる。このようなビットの広がりはビット伝送中の分散あるいはフィルタによる波形広がり(1から0へのパワーのもれこみ)等により発生する。
ここで、誤り率を求めたいビット(以下、基準ビットと称する)の誤り率は、主にその周辺のビットが伝送中に広がり、基準ビットにまたがることによる影響(符号間干渉)によって定まる。そこでNビットで構成される全試験パターンを含む短い試験パターン(以後、伝送シミュレーションに用いる短い試験パターンを「仮試験パターン」と称する)を用いて伝送シミュレーションを行い、シミュレーション出力として誤り率をビット毎に算出する(図1のステップS2)。
次に、ビット誤り率を推定したい試験パターン(以後、「本試験パターン」と称する)の各ビットを中心とする隣接Nビットの信号パターンに応じて、シミュレーション結果のビット誤り率を順次割り当てる(図1のステップS3)。
最後に、割り当てられた各ビットの誤り率の平均値を算出する(図1のステップS4)。この平均値が本試験パターン全体のビット誤り率となる。
以下、図3〜図7を参照しながら実施例1について説明する。図3は誤り率を割り当てる(アサインする)方法の一例を示す概念図、図4は本発明に係る光伝送システムの実施例1の構成図、図5は伝送信号(RZ(Return to Zero)信号)の光スペクトルの一例を表す図、図6は1ビットが伝送後に5ビットまで広がることを表す概念図、図7は仮試験パターンを用いた伝送シミュレーション結果のビット誤り率と、本試験パターンの推定ビット誤り率の比較の一例を示す図である。
図4を参照すると、本発明に係る伝送システムは光送信器511と、伝送路512と、光減衰器(ATT)513と、ビット誤り率モニタ(BERモニタ)514とを含んで構成される。すなわち、本実施例では、光伝送系においてシングルモードファイバ(SMF)40kmからなる伝送路512に、光送信器511を用いて波長1550nm、伝送速度10Gb/sのRZ信号を伝送する場合を考える。このRZ信号および後述するNRZ信号は二値強度変調(On Off Keying信号である。
伝送後に光減衰器513で所定の光強度に設定した後、ビット誤り率モニタ514で伝送信号の各ビットの誤り率を検出する。波長1550nm付近でのSMFの波長分散値は約17ps/nm/kmであるので、40km伝送後の蓄積分散は680ps/nmとなる。
一方、送信信号のαパラメータを−0.6とした場合、図5の様にスペクトルのピークから30dBの範囲までが約0.48nmの波長範囲に収まる。信号のアイパタンに変化を与えうるのはこの30dBの範囲内であると考えられるので、0.48nmの波長範囲と680ps/nmの蓄積分散により326psの群速度分散が生じる。
基準ビットがその前後に均等に広がる場合、図6に示す様に伝送後に前後2ビットずつ、計5ビット(N=5)まで広がることになる。つまり、基準ビットを中心とした5ビットが伝送後に広がり、基準ビットに影響を与えることになるため、基準ビットの誤り率を計算するには隣接5ビットで十分、ということになる。そこで、5ビットから作られる全てのパターンを含む仮試験パターンとしてPRBS7段(127ビット)の信号を用いる。
一方、本試験パターンには十分長いパターン長を有するPRBS15段(32767ビット)を用いる。このような本試験パターンを用いて伝送シミュレーションを行うと途方もない計算時間がかかる。そこで図3に示す様に試験パターンに沿ってその前後ビットを参照して基準ビットの誤り率を同定することによって本試験パターンのビット毎の誤り率が得られる。
以下に図3を具体的に説明する。図中の本試験パターン12中の基準ビット121を含む前後5 ビットのパターンは”11101”である。仮試験パターン11において”11101”のビットパターンを検索すると、基準ビット112を含む前後5ビットのパターンがこれに該当することが分かる。従って基準ビット121(“11101”の真中の”1”)の誤り率には基準ビット112(“11101”の真中の”1”)の誤り率と同じ値を用いることができる。
同様に、基準ビット122(“01101”の真中の”1”)の誤り率には基準ビット111(“01101”の真中の”1”)の誤り率と同じ値を用いる。以上の作業を本試験パターンの全ビットに対して行うことにより本試験パターンの各ビットの誤り率を推定できる。また、本試験パターン全体のビット誤り率を求めるには、ビット毎の誤り率を平均する。
図7の仮試験パターン全体のビット誤り率と本試験パターン全体のビット誤り率の対応例を参照すると、仮試験パターン(PRBS7段)を用いた伝送シミュレーション結果のビット誤り率を変化させたとき、本試験パターン(PRBS15段) のビット誤り率推定値が伝送シミュレーション結果とほぼ一致していることが分かる。これはPRBS7段、15段ともに擬似ランダム数列であり、5ビットで作られる全てのビットパターンを均等に含んでいるためである。上記計算方法によって伝送特性を短時間で推測することが出来る。
伝送シミュレーションに要する時間に比べて、ビット誤り率を割り当てるのに要する時間は無視できるほど短い。従って本実施例における伝送シミュレーションに要する時間(T1)と、本試験パターンを用いて伝送シミュレーションするのに要する時間(T2)との比は試験パターン長の比とみなすことができる。
従って、T1:T2=(PRBS7段のパターン長):(PRBS15段のパターン長)=1:256(概算)となり、本発明によれば伝送シミュレーションに要する時間を大幅に短縮することが可能となる
以下、図8および図9を参照しながら実施例2について説明する。図8は誤り率を割り当てる方法の実施例2の概念図、図9は誤り率を割り当てる際に考慮する仮試験パターンと基準ビットの誤り率の対応を示す図である。
本実施例では、光伝送系においてSMF20kmからなる伝送路に、波長1550nm、伝送速度10Gb/sのRZ信号を伝送した場合を考える。第1実施例と同様にSMF20km伝送後の蓄積分散は約340ps/nmとなり、送信信号のαパラメータを−0.6とした場合、群速度分散は163psとなり、計3 ビット(N=3)まで広がることになる。
N=3であるので000、001、010、011、100、101、110、000のそれぞれのパターンを仮試験パターンとして伝送シミュレーションを行い、それぞれの仮試験パターンの中央ビットのビット誤り率をそれぞれp1、p2、p3、p4、p5、p6、p7、p8とする(図9参照)。
実施例1では全てのパターンを含む仮試験パターン(PRBS7段(127ビット))に対して伝送シミュレーションを1回行なったが、実施例2では全てのパターン(すなわち、000から111までの合計8個のパターンの各々)について合計8回の伝送シミュレーションを行う。これが実施例1との相違点である。
図8は本試験パターン(PRBS15段)の一部69を示している。同図を参照すると、基準ビット61の前後3ビットのパターンは”010”であり、”010”を仮試験パターンとしたときの真中の”1”の誤り率は図9中のP3であるので、基準ビット61(“010”の真中の”1”)の誤り率はP3となる。同様に基準ビット62(“101”の真中の”0”)の誤り率はP6、基準ビット63(“010”の真中の”1”)の誤り率はP3、基準ビット64(“100”の真中の”0”)の誤り率はP5となる。以降、順次本試験パターンに沿って各ビットの誤り率を決定する。
また、ビット毎の誤り率を平均することによって本試験パターン全体のビット誤り率を求めることができる。所要計算時間の大まかな比は、本実施例の場合は仮試験パターン(ビット長3ビット)を用いた伝送シミュレーションを8回行うのに対して、PRBS15段のパターン長は32767ビットであるので、(仮試験パターン長)×8:(PRBS15段のパターン長)=24:32767=1:1400(概算)となる。
以下、図10〜図12を参照しながら実施例3について説明する。図10は
本発明に係る伝送システムの実施例3の構成図、図11は伝送シミュレーションを行った伝送系の概念図、図12は伝送後の誤り率に対するFECの効果を計算したグラフである。
図10を参照すると、光伝送システムはFEC符号器(FEC Encode)71と、伝送路(DSF(Dispersion Shift Fiber)80km)721〜723と、中継器731〜733と、FEC復号器(FEC Decode)74とを含んで構成される。
本実施例では光伝送において、図10に示すように、DSF721〜723と中継器731〜733を用いた長距離伝送にFECを使用する場合を考える。伝送信号は送信器内のFEC符号器71でFECエンコードされ、伝送路(DSF721,722,723、中継器731,732,733)を通った後で、受信器内のFEC復号器74においてFECデコードされる。各DSFは80km、中継器731,732,733にはErドープ光ファイバ増幅器(EDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier))を使用し、FECにはRS(255,239) を使用する。
以上の伝送システムを、伝送シミュレーションにより評価するために、図11の伝送シミュレーション系を考える。図11を参照すると、伝送シミュレーション系は伝送路(DSF 80km)751〜7510と、Erドープ光ファイバ増幅器(EDFA)761〜7610と、光減衰器(光ATT)77と、ビット誤り率モニタ(BERモニタ)78とを含んで構成される。
DSF80kmとErドープ光ファイバ増幅器(EDFA)を1中継スパンとして、10スパンからなる伝送路に、波長1550nm、伝送速度10Gb/sのRZ信号を伝送する。スパンへの入力光パワーは−5dBmとし、伝送路(751,752,・・・,7510)でのロスはスパン後段に設置されたErドープ光ファイバ増幅器(EDFA)761,762,・・・7610で補償され、各スパンへの入力パワーは一様に−5dBmに設定されている。
また、波長1550nmでのDSF(751,752,・・・,7510)の波長分散値は+1ps/nm/kmであるとする。伝送路後に設置した光減衰器77により受信光パワーを設定し、ビット誤り率モニタ78で各ビットの誤り率を求める。
伝送路中での光パワーは−5dBm以下と十分に低いので非線形光学効果による波形歪は無視してよく、蓄積分散による波形歪のみを考える。DSF800km伝送後の蓄積分散は800ps/nmとなり、実施例1および2と同様に送信信号のαパラメータを−0.6とした場合、群速度分散は400psとなり、計5ビット(N=5)まで広がることになる。そこで、5ビットから作られる全てのパターンを含む仮試験パターンとしてPRBS7段(127ビット)の信号を用いる。
一方、本試験パターンには、FECによる訂正効果を推測するため、RS(255,239)符号の1ブロック長(255バイト=2040ビット)と比べて十分長いパターン長を有するPRBS15段(32767ビット)を用いる。以後、実施例1(図3参照)と)同様に各基準ビットの誤り率を同定する。
続いて本試験パターンの各ビットの誤り率に従ってランダムに誤りを割り当てる。具体的には、”00100”のパターンの中央ビット”1”の誤り率が1e−2であったとすると、”00100”が100回あるとき、ランダムに1回の割合で該当ビット(“00100”の中央の”1”)が誤りであると決定する。以上のようにして得られたエラー信号に対して、図23に示したアルゴリズムを用いて誤り訂正を行う。この際、光減衰器を調整してビット誤り率モニタ78への入力光パワーを変化させ、すなわちFECへの入力BERを変化させ、出力BER関係のグラフを作成した。
図12はその計算結果を示している。同図中の実線”―”はランダムエラーに対するRS(255,239 )符号の入出力BER関係を、黒丸”●”は本実施例で得られた伝送後の信号に対するRS(255,239 )符号の誤り訂正効果を表す。図中の”―”と”●”は入力BERの悪い領域では同一曲線状に乗って
いるが、入力BERが良くなるにつれて差が見え始める。これは、伝送路での蓄積分散により波形歪が生じ、ビット誤りが局在して生じることにより、FECの誤り率訂正効果が公称値(ランダムエラーに対するFECの効果)でなくなる、という状況を表している。
以上のようにして伝送シミュレーションとFECの理論式を組み合わせることにより、伝送路で生じるエラーに対するFECの効果を推測することができる。
すなわち、本実施例はFECによる伝送特性の改善を見積もりたい場合等、特に試験パターンのパターン長が長い場合に限定したものである。
以下、図8、図13〜図16を参照しながら実施例4について説明する。図13は本発明に係る伝送システムの実施例4の構成図、図14は伝送信号(NRZ信号)の光スペクトルを表す概念図、図15は10GbE(10 Gigabit Ethernet (登録商標))で使用されるスクランブラの符号器を表す概念図、図16は伝送後の誤り率に対するFECの効果を計算したグラフである。本実施例ではPON(Passive Optical Network )を考える。PONでは、受動部品(ファイバ、スプライス、スプリッタ等)のみを用いてP2MP(point to multipoint )のネットワーク構成を実現する。
図13を参照すると、光伝送システムは端局(OLT:Optical Line Terminal )81と、伝送路(SMF5km)821〜826と、スプリッタ(Splitter)83と、端末(ONU:Optical Network Unit)841〜845とを含んで構成される。
PONでは光スプリッタ83を用いて光を分岐するため、分岐数が多い場合、光パワーの低下による伝送損失を補償するため、FECを適用することが提案されている。本実施例では実施例3と同様にRS(255,239)を適用する。
図13にPONの伝送特性をシミュレーションするための伝送系を示す。端局(Optical Line Terminal : OLT) 81から送信された光は伝送路821を通って、スプリッタ83によって5分岐され、それぞれ伝送路822,823,824,825,826を通って端末(ONU)841,842,843,844,845まで伝送される。このとき伝送する下り信号は波長1550nm、伝送速度10.3Gb/sのNRZ(Non Return to Zero ) 信号とした。
通常、PONにおいて光信号はLD直接変調技術を用いて作られる。このような技術を用いた場合、半導体レーザ媒質屈折率変化に伴い高チャープが生じるので、光信号のαパラメータが大きくなる。αパラメータを+3としたNRZ信号の光スペクトルは図14のようになり、スペクトルのピークから30dBの範囲までが約0.96nmの波長範囲に収まる。また伝送路はSMFとし、OLT81からスプリッタ83まで(伝送路821)の距離を5km、スプリッタから各ONU841,842,843,844,845まで(伝送路822,823,824,825,826)の距離をそれぞれ5kmとした。従って、各々の光信号はSMF10kmを伝送されるので、実施例1と同様に考えると、蓄積分散は170ps/nm、群速度分散は164psとなり、N=3となる。
現在、PONでは10Mb/s、100Mb/s、1000Mb/s(Gigabit Ethernet (登録商標):GbE)が規定されているが、近い将来10GbEも使用されることが予想される。この10GbEでは64B/66Bという符号化が用いられており、当符号化ではX58+X39+1スクランブラを用いてデータのスクランブルが行われている。
図15を参照すると、スクランブラ符号器の一例はシフトレジスタ851,852,・・・,856と、排他的論理和を行う加算器861および加算器862とを含んで構成される。
シフトレジスタ851,852,・・・,856には”0”か”1”のいずれかが入っており、矢印に沿って1ビットずつ動いていく。排他的論理和を行う加算器861では入力された1ビットと、加算器862からの信号を加算する。加算器862ではシフトレジスタ853と856に収められたビットの排他的論理和を計算する。受信信号を1ビットずつ加算器861に入力し、以上の動作を繰り返すことにより入力信号にスクランブルをかけた信号が出力される。64B/66B符号では最大同符号連続ビット長が66ビットとなり、FECを含めた伝送特性を推測するのに、最大同符号連続ビット長が7ビットしかないPRBS7段(127ビット)の信号は適さない。実際に64B/66B符号化されたデータを本試験パターンとし、図8に示すように本試験パターン69のビット誤り率を推測した後、実施例3と同様にFECによる誤り訂正効果を推測する。
計算結果を図16に示す。実施例3の計算結果と比較して、本実施例の結果(●)とランダムエラー入力に対するRS(255,239)の効果(―)がよく一致しているのが分かる。従って170ps/nm程度の蓄積分散によって生じる波形歪はRS(255,239)の誤り率訂正効果を損なうものでないことが推測できる。
実施例1乃至4は共に光伝送システムにおいて、伝送路で生じる波長分散によってビットが広がる場合の実施例を記述したが、本発明は、言うまでもなく、上記実施形態に限定されるものではない。光伝送システムにおいて偏波モード分散や非線形光学効果によって波形歪が生じる場合や伝送路中のデバイスで生じる伝播遅延の周波数依存性によってビットが広がる場合も本発明に含まれる。
以下、図8、図17〜図20を参照しながら実施例5について説明する。図17は本発明に係る伝送システムの実施例5の構成図、図18はデバイスの特性を表す概念図、図19はビット誤り率のパターン依存を示す概念図、図20は仮試験パターンを用いた伝送シミュレーション結果のビット誤り率と、本試験パターンの推定ビット誤り率の比較を表す図である。
実施例1乃至4はいずれも光伝送におけるビット広がりに関したものであったが、電気伝送においても本方式を用いることにより、ビット誤り率を推定することができる。実施例5は電気伝送において、伝送路固有の損失の周波数依存性によって、波形歪が生じる場合についてのものである。
図17を参照すると、伝送システムは送信器91と、伝送路92と、ビット誤り率モニタ(BERモニタ)93とを含んで構成される。送信器91から送出された10Gb/sのNRZ信号は、図18のような損失特性をもつ伝送路92を伝送され、最後にBERモニタ93でビット毎の誤り率を計算される。図18は伝送路における減衰を表しており、同図より周波数の高い領域で減衰係数が大きいことが分かる。従って伝送前のNRZ波形94は、伝送路92により高周波成分が削られ、伝送後には波形95に示す様になだらかな波形となる。ここで、伝送シミュレーションに用いる試験パターンにはPRBS7段の信号を用いた。
図19に上記シミュレーション結果であるビット毎の誤り率と、各ビットの値(“0”または”1”)を対応させたものを示す。同図より明らかなように、誤り率は信号パターンによって分類できる。本実施例では、あるビットの前後1ビットずつ、合計3ビットにより分類できることが分かる。以後上記の実施例と同様に本試験パターン(PRBS15段)の誤り率を推定する。
伝送シミュレーション出力であるPRBS7段のビット誤り率と本試験パターンであるPRBS15段のビット誤り率の対応を図20に示す。両ビット誤り率が良く一致していることが確認できる。
上記の例は電気伝送において伝送路固有の損失の周波数依存性によって波形歪が生じる場合を記述したが、本発明は、言うまでもなく、上記実施形態に限定されるものではない。
伝送路中に置かれたデバイスの損失の周波数依存性によって波形歪が生じる場合も本発明に含まれる。
以下、図21を参照しながら実施例6について説明する。図21は誤り率を割り当てる動作の実施例6の説明図である。実施例1乃至5はいずれも基準ビットが1ビットである場合に関して述べたが、基準ビットが2ビット以上の場合も図21に示す様に、同様に考えて本方式を用いることにより、ビット誤り率を推定することができる。同図は1ビットが伝送後に3ビットにまたがる場合(N=3)である。
図21を用いて基準ビットが2ビットである場合の詳細を説明する。1ビットが伝送後に3ビットにまたがる場合、基準ビットが1ビットならその前後1ビットずつ計3ビットの信号パターンで誤り率の分類を行ったが、基準ビットを2ビットとすると基準ビットとその前後1ビットずつ計4ビットで誤り率の分類を行う。換言すると、前記4ビットが伝送後に広がり基準ビットである2ビットに影響を与えうる、ということである。
本試験パターン102中の基準ビット1021の前後4ビットのパターンは”1110”であり、仮試験パターン101から同じ4ビットパターンを検索すると、基準ビット1012を中心とした4ビットがこれに該当する。従って基準ビット1012(“1110”の真中の”11”)の誤り率を基準ビット1021(“1110”の真中の”11”)の誤り率として用いることができる。同様に基準ビット1011(“0110”の真中の”11”)の誤り率は基準ビット1022(“0110”の真中の”11”)の誤り率となる。
また、ビット毎の誤り率を平均することによって本試験パターン全体のビット誤り率を求めることができる。
以下、図22を参照しながら実施例7について説明する。図22は誤り率を割り当てる動作の実施例7の説明図である。以上の実施例は全て二値(0,1)伝送の場合に関して述べたが、多値(三値以上)を用いた伝送シミュレーションに関しても図22に示す様に同様に考えて本方式を用いることによりビット誤り率を推定することが出来る。
図22を用いて三値伝送(0,1,2)の場合の詳細を説明する。同図は伝送後に1ビットが3ビットまで広がる場合(N=3)の実施例である。上記の実施例と同様に3ビットで構成される全てのパターンを含む短い仮試験パターン111を用いて伝送シミュレーションを行う。
本試験パターン112中の基準ビット1121の前後3ビットのパターンは”020”であり、仮試験パターン111から同じ3ビットパターンを検索すると、基準ビット1111を中心とした3ビットがこれに該当する。従って基準ビット1111(“020”の真中の”2”)の誤り率を基準ビット1121(”020”の真中の”2“)の誤り率として用いることができる。同様に基準ビット1112(”012”の真中の”1”)の誤り率は基準ビット1123(“012”の真中の”1”)の誤り率となり、基準ビット1113(”021”の真中の”2”)の誤り率は基準ビット1122(“021”の真中の”2”)の誤り率となる。また、ビット毎の誤り率を平均することによって本試験パターン全体のビット誤り率を求めることができる。
なお、実施例1では仮試験パターンが1個の場合について説明し、実施例2では仮試験パターンが複数個の場合について説明した。一方、実施例3〜7においては、仮試験パターンが1個あるいは複数個いずれかの場合について説明したが、1個あるいは複数個どちらの仮試験パターンを適用することも可能である。
また、各実施例において伝送符号に誤り訂正符号(FEC)を適用すること、および伝送符号として64B/66B符号を適用することも可能である。
本発明に係るビット誤り率推定方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 ビットの広がりを説明するための概念図である。 誤り率を割り当てる(アサインする)方法の一例を示す概念図である。 本発明に係る光伝送システムの実施例1の構成図である。 伝送信号(RZ(Return to Zero)信号)の光スペクトルの一例を表す図である。 1ビットが伝送後に5ビットまで広がることを表す概念図である。 仮試験パターンを用いた伝送シミュレーション結果のビット誤り率と、本試験パターンの推定ビット誤り率の比較の一例を示す図である。 誤り率を割り当てる方法の実施例2の概念図である。 誤り率を割り当てる際に考慮する仮試験パターンと基準ビットの誤り率の対応を示す図である。 本発明に係る伝送システムの実施例3の構成図である。 伝送シミュレーションを行った伝送系の概念図である。 伝送後の誤り率に対するFECの効果を計算したグラフである。 本発明に係る伝送システムの実施例4の構成図である。 伝送信号(NRZ信号)の光スペクトルを表す概念図である。 10GbEで使用されるスクランブラの符号器を表す概念図である。 伝送後の誤り率に対するFECの効果を計算したグラフである。 本発明に係る伝送システムの実施例5の構成図である。 デバイスの特性を表す概念図である。 ビット誤り率のパターン依存を示す概念図である。 仮試験パターンを用いた伝送シミュレーション結果のビット誤り率と、本試験パターンの推定ビット誤り率の比較を表す図である。 誤り率を割り当てる動作の実施例6の説明図である。 誤り率を割り当てる動作の実施例7の説明図である。 RS(255,239) において、バイト誤りの訂正可否を示すフローチャートである。 試験パターンの長さとFECにおけるブロック長の対応を示す概念図である。
符号の説明
11、101,111 仮試験パターン
12,69、102,112 本試験パターン
41,531 伝送前のビット列
42,532 伝送後のビット列
71 FEC符号器(FEC Encode)
74 FEC復号器(FEC Decode)
77 光減衰器(光ATT)
78 ビット誤り率モニタ(BERモニタ)
81 端局(OLT:Optical Line Terminal )
83 スプリッタ(Splitter)
91 送信器
92 伝送路
93 ビット誤り率モニタ(BERモニタ)
511 光送信器
512 伝送路
513 光減衰器(ATT)
514 ビット誤り率モニタ(BERモニタ)
721〜723 伝送路
731〜733 中継器
751〜7510 伝送路
761〜7610 Erドープ光ファイバ増幅器(EDFA)
821〜826 伝送路
841〜845 端末(ONU:Optical Network Unit)
851〜856 シフトレジスタ
861,862 加算器

Claims (12)

  1. 有線伝送系の伝送特性を、伝送シミュレーションを用いて確認するためのビット誤り率推定方法であって、
    伝送中に生じるビット広がりによって1ビットが広がる範囲(Nビット)を推定するステップと、
    前記Nビット構成の試験パターンの中心に位置する基準ビットの誤り率を算出するステップと、
    ビット誤り率を推定したい試験パターンの各ビットを中心とする隣接Nビットの信号パターンに応じて、前記シミュレーション結果であるビット誤り率を順次割り当てるステップと、
    割り当てられた各ビットの誤り率の平均値を算出するステップとを含むことを特徴とするビット誤り率推定方法。
  2. 前記Nビット構成の試験パターンは、Nビットで構成される全ての信号パターンを含む1個の試験パターンで構成されることを特徴とする請求項1記載のビット誤り率推定方法。
  3. 前記Nビット構成の試験パターンは、Nビットで構成される全ての信号パターンからなる複数個の試験パターンで構成されることを特徴とする請求項1記載のビット誤り率推定方法。
  4. 前記有線伝送系は光伝送システムであり、前記ビット広がりは伝送路の波長分散、偏波モード分散、非線形光学効果、伝送路中のデバイスで生じる伝播遅延の周波数依存性によって引き起こされることを特徴とする請求項1から3いずれかに記載のビット誤り率推定方法。
  5. 前記有線伝送系は電気伝送システムであり、前記ビット広がりは伝送路固有の損失、伝送路中に置かれたデバイスの損失の周波数依存性によって引き起こされることを特徴とする請求項1から3いずれかに記載のビット誤り率推定方法。
  6. 前記伝送信号は二値強度変調(On Off Keying) 信号であることを特徴とする請求項1から5いずれかに記載のビット誤り率推定方法。
  7. 前記伝送信号に誤り訂正符号(FEC:Forward Error Correction)を適用することを特徴とする請求項1から6いずれかに記載のビット誤り率推定方法。
  8. 前記伝送信号に64B/66B符号を用いることを特徴とする請求項1から7いずれかに記載のビット誤り率推定方法。
  9. 前記試験パターンの中心に位置する基準ビットは複数個で構成されることを特徴とする請求項1から8いずれかに記載のビット誤り率推定方法。
  10. 伝送符号は二値符号であることを特徴とする請求項1から9いずれかに記載のビット誤り率推定方法。
  11. 伝送符号は三値以上の符号であることを特徴とする請求項1から9いずれかに記載のビット誤り率推定方法。
  12. 伝送中に生じるビット広がりによって1ビットが広がる範囲(Nビット)を推定するステップと、
    前記Nビット構成の試験パターンの中心に位置する基準ビットの誤り率を算出するステップと、
    ビット誤り率を推定したい試験パターンの各ビットを中心とする隣接Nビットの信号パターンに応じて、前記シミュレーション結果であるビット誤り率を順次割り当てるステップと、
    割り当てられた各ビットの誤り率の平均値を算出するステップとを含む伝送シミュレーションにおけるビット誤り率推定方法を用いたことを特徴とする伝送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009094842A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Sony Corp 受信装置、受信方法、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2010517392A (ja) * 2007-03-12 2010-05-20 ▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司 データを符号化および復号化するための方法および機器
WO2013093993A1 (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 三菱電機株式会社 ネットワークシステム

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