JP2005065010A - 複数モード通信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型かつ安価で量産性に優れた、受信信号の到来方向推定可能な複数モード通信機を実現することを目的とする。
【解決手段】 アンテナ放射パターンを切り替えて受信信号を出力する受信アンテナ切り替えスイッチ109と、前記受信信号の受信電力レベルを検出するレベル検出部116と、受信アンテナ切り替えスイッチ109にて前記アンテナ放射パターンを切り替えることによりレベル検出部116にて検出された少なくとも2つ以上の受信電力レベルを比較してその差を算出する比較部120と、比較部120にて算出した受信電力レベルの差を用いて到来電波の到来方向を推定するアンテナ判定部122と、を備えた構成により、電波の到来方向の推定をすることが可能な高性能な通信機を実現できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は主として、マイクロ波帯からミリ波帯の信号を搬送波に用いて通信を行う通信器において、複数の放射パターンのアンテナを切り替えて信号を受信することによって、信号の到来方向を推定する複数モード通信機及び無線システムに関する。
近年の携帯電話の急速な普及に加えて、ホットスポットと呼ばれる屋内外の人が集まる場所での無線LANアクセスサービスも急速な広がりが予想されており、周波数資源を有効に利用していく技術の確立が急務となっている。その一つとして、任意の方向にアンテナの放射パターンを向けるアダプティブアレーアンテナ(AAA:Adaptive Array Antenna)技術がある。AAAを有効に働かせるためには、通信相手の方向を正確に調べる方向推定技術が必須である(例えば、特許文献1参照。)。
図6に、従来の方向推定の例として電波方向探知装置の構成を示す。この電波方向探知装置は、受信用アンテナ601a〜601cを介して測定電波603を受信し受信信号として出力する複数の受信部602a〜602cと、各受信用アンテナに対して基準方向に配設され、規定電界レベルの校正電波620を出力する校正用アンテナ617と、各受信部から出力された受信信号相互間の位相差を一定周期で順次検出していく位相差検出手段624、検出された位相差から電波の到来方向を算出する到来方向算出手段629、校正位相差Θ1〜Θ3を記憶保持する位相差メモリ626等からなる方向測定処理部619と、を有し、方向測定処理部619において、受信信号の信号レベルが規定レベルのとき受信した電波を校正電波とみなして、信号レベルが所定レベルを上回るとき、到来方向算出手段629で、算出された測定電波の到来方向aを、記憶された校正位相差Θ1〜Θ3で補正する。
特開平10−170621号公報
しかしながら複数のアンテナで受信した信号の位相差を比較する従来の方向推定方法では、アンテナ間隔を受信信号の位相が比較可能な距離に離す必要があるため機器が大型化するとともに、アンテナ間隔が離れているため、各アンテナに夫々無線部を備えることが必要となり、無調整で位相比較回路までの位相が等しい無線部を複数製造することが困難であるという問題を有していた。前述の従来の方向推定の例では、校正用の信号源618を別途設置することで無線部の位相を補正する試みがなされているが、通信機を移動する度に校正用信号源と自局の位置関係を正確に測定することが必要であるため実現は困難である。
本発明は、複数のアンテナ放射パターンで受信した信号の受信電力レベルをもとに方向推定を行うことによって、無線部を共通化することが可能となり、小型かつ安価で量産性に優れた、受信信号の到来方向推定可能な複数モード通信機を実現することを目的とする。
この課題を解決するために本発明は、異なるアンテナ放射パターンを切り替えて到来した信号を受信し、受信電力レベルの差と既知のアンテナ放射パターンを比較することで受信信号の到来方向を推定する複数モード通信機と無線システムを構成したものである。
これにより、小型かつ安価な機器構成で受信信号の到来方向を推定することが可能となり、通信相手の方向に自局のアンテナ指向を向けることで、送信出力・消費電力を低減することができ、同一システム内の通信機間の干渉及び他の無線システムや電気・電子機器への干渉が少なく、また逆に干渉されにくい狭域通信が可能な無線システムを実現できる。
以上のように本発明によれば、同一システム内の通信機間の干渉及び他の無線システムや電気・電子機器への干渉が少なく、また逆に干渉されにくい狭域通信が可能な無線システムを、異なる複数のアンテナ放射パターンを切り替えて、受信信号の到来方向を推定し、アンテナ放射パターンを到来方向に向けることによって実現できるという有利な効果が得られる。
本発明は、アンテナ放射パターンを切り替えて受信信号を出力するアンテナ放射パターン切り替え手段と、前記受信信号の受信電力レベルを検出する受信電力レベル検出手段と、前記アンテナ放射パターン切り替え手段にて前記アンテナ放射パターンを切り替えることにより前記受信電力レベル検出手段にて検出された少なくとも2つ以上の受信電力レベルを比較してその差を算出する比較手段と、前記比較手段にて算出した受信電力レベルの差を用いて到来電波の到来方向を推定する方向推定手段と、を備えたことを特徴とする複数モード通信機であり、異なるアンテナ放射パターンを切り替えて、受信信号の電力レベルを比較することにより、受信された信号の到来方向を推定することが可能な高性能な機器を小型で安価に実現できる。
更に、到来電波を受信し且つおのおの異なる放射パターンを有する複数のアンテナと、を有し、アンテナ放射パターン切り替え手段は、前記複数のアンテナとの接続を切り替えることでアンテナ放射パターンを切り替えるのが、好適である。
あるいは、更に、到来電波を受信し且つ複数の放射パターンを有するアンテナと、を有し、アンテナ放射パターン切り替え手段は、前記アンテナの有する複数の放射パターンを切り替えることでアンテナ放射パターンを切り替えるのが、好適である。
また、本発明は、同一の送信機からアンテナ放射パターンを切り替えて送信された少なくとも2つの送信電波に各々対応する受信信号の受信電力レベルを検出する受信電力レベル検出手段と、前記受信電力レベル検出手段にて検出された少なくとも2つの受信電力レベルを比較してその差を算出する比較手段と、前記比較手段にて算出した受信電力レベルの差を用いて到来電波の到来方向を推定する方向推定手段と、前記到来方向を前記送信機へ伝達する伝達手段と、を備えたことを特徴とする複数モード通信機であり、異なるアンテナ放射パターンを切り替えて送信された送信電波に各々対応する受信信号の電力レベルを比較することにより、受信された信号の到来方向を推定することが可能な高性能な機器を小型で安価に実現できる。
更に、方向推定手段によって推定された到来電波の到来方向を用いて、前記到来方向に対するアンテナ利得を推定するアンテナ利得推定手段と、を有することを特徴とする複数モード通信機としても良い。
また、本発明は、アンテナ放射パターンを切り替えて少なくとも2つの送信電波を送信する送信手段と、伝達されてきた到来方向情報を用いて最適なアンテナ放射パターンを選択するアンテナ放射パターン切り替え手段と、を有し、前記到来方向情報は、前記送信手
段が送信した前記少なくとも2つの送信電波を用いて受信機側で推定されたものであることを特徴とする複数モード通信機であり、異なるアンテナ放射パターンを切り替えて送信した送信電波を用いて受信機側で推定された方向に、アンテナ放射パターンを切り替えて送信することが可能となり、高性能な通信機を小型で安価に実現できる。
更に、おのおの異なる放射パターンを有し且つ送信電波を送信する複数のアンテナと、を有し、アンテナ放射パターン切り替え手段は、前記複数のアンテナとの接続を切り替えて最適なアンテナ放射パターンを選択するのが、好適である。
あるいは、更に、複数の放射パターンを有し且つ送信電波を送信するアンテナと、を有し、アンテナ放射パターン切り替え手段は、前記アンテナの有する複数の放射パターンを切り替えて最適なアンテナ放射パターンを選択するのが、好適である。
また、通信に用いる搬送波は少なくとも2つの周波数帯の信号が用いられ、アンテナ放射パターンは、搬送波周波数毎に異なることを特徴とする複数モード通信機としても良い。
また、本発明は、アンテナ放射パターンを切り替えて少なくとも2つの送信電波を送信する送信手段、複数のアンテナ放射パターンから1つを選択するアンテナ放射パターン切り替え手段、を有する第1の通信機と、前記第1の通信機の送信手段からアンテナ放射パターンを切り替えて送信された少なくとも2つの送信電波に各々対応する受信信号の受信電力レベルを検出する受信電力レベル検出手段、前記受信電力レベル検出手段にて検出された少なくとも2つの受信電力レベルを比較してその差を算出する比較手段、前記比較手段にて算出した受信電力レベルの差を用いて前記第1の通信機から送信された送信電波の到来方向を推定する方向推定手段、前記到来方向を前記第1の通信機へ伝達する伝達手段、を有する第2の通信機と、を用いて構成される無線システムであって、前記第1の通信機のアンテナ放射パターン切り替え手段は、前記前記第2の通信機の伝達手段から伝達されてきた前記到来方向の情報の情報を用いてアンテナ放射パターンを選択することを特徴とする無線システムであり、第1の通信機のアンテナ放射パターンを切り替えて送信した信号を、第2の通信機で受信して、夫々のアンテナ放射パターンでの信号の電力レベルを比較することにより、第2の通信機が、自局の第1の通信機に対しする方向を推定することが可能な高性能な無線システムを安価に実現できる。
更に、第1の通信機は、おのおの異なる放射パターンを有し且つ送信電波を送信する複数のアンテナ、を有し、アンテナ放射パターン切り替え手段は、前記複数のアンテナとの接続を切り替えてアンテナ放射パターンを選択するのが、好適である。
あるいは、更に、第1の通信機は、複数の放射パターンを有し且つ送信電波を送信するアンテナ、を有し、アンテナ放射パターン切り替え手段は、前記アンテナの有する複数の放射パターンを切り替えてアンテナ放射パターンを選択するのが、好適である。
また、更に、第2の通信機は、方向推定手段によって推定された到来電波の到来方向を用いて、前記到来方向に対するアンテナ利得を推定するアンテナ利得推定手段、を有することを特徴とする無線システムとしても良い。
また、通信に用いる搬送波は、少なくとも2つの周波数帯の信号が用いられ、アンテナ放射パターンは、搬送波周波数毎に異なることを特徴とする無線システムとしても良い。
なお、少なくとも2つ以上の周波数帯の信号を搬送波に用い、搬送波周波数毎に異なるアンテナ放射パターンを用いる複数モード通信機及び無線システムの場合は、通信相手の
方向又は通信相手にとっての自局の方向を推定すると共に、2つ以上の搬送波周波数を切り替えて通信が可能な高性能な機器及び無線システムを安価に実現できる。
また、前記信号の周波数帯として夫々20GHz〜70GHzの周波数帯と、6GHz以下の周波数帯を少なくとも1つ以上用いた複数モード通信機または無線システムとすれば、2つ以上の周波数帯域の離れた搬送波周波数を用い、異なる伝搬特性を有する搬送波を使い分けて、安価に高性能な機器及び無線システムを実現できる。
特に、前記信号の周波数として24.75GHz〜25.25GHz及び26.75〜27.25GHzのいずれかを用いれば、電子部品が安価な約25GHzを搬送波周波数に選択することで、安価に高性能な機器及び無線システムを実現できる。
また、少なくとも2台の前記複数モード通信機によって無線システムを構成すれば、夫々の通信機が、通信相手の方向を推定することが可能な高性能な無線システムを実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1に本発明の複数モード通信機のブロック図、図2にアンテナ放射パターンを切り替えて測定した受信電力レベルより通信相手の方向を推定する方法を示す。
まず、複数モード通信機の動作を簡単に説明する。送信時には、端末101より入力されたデータは、アクセス制御を行う処理部102にて通信用の信号列(送信データ)に整えられ、変復調部103に送られる。変復調部103でIF信号として変調されて無線部110に入力され、送信ミキサ104でLOモジュール115の出力と混合して搬送波周波数に変換され、送信バンドパスフィルタ(BPF)106を通過して送信アンプ105にて増幅された後、送信ローパスフィルタ(LPF)108を通過させることで、スプリアス抑圧及びレベル調整されて、送信アンテナ切替スイッチ107を介して送信アンテナ111aまたは111bより送信される。
受信時は、受信アンテナ123aまたは123bで受信された受信信号が、受信アンテナ切り替えスイッチ109を通って、受信低雑音アンプ112にて低雑音増幅され、受信バンドパスフィルタ(BPF)113を通過した後、受信ミキサ114でIF信号にダウンコンバートされる。
受信IF信号は変復調部103で受信データに復調され、処理部102にて端末101で処理可能な信号に変換され、端末101に情報が伝わる。この際、変復調部103で受信IF信号をレベル検出部116に入力することで受信電力レベルを電圧として検出し、A/D変換部117でA/D変換して処理部102に引き渡される。
電圧値として検出された受信電力レベルは、変換テーブル118aで電力値に変換され、データ保存部119に保存される。同様にして受信アンテナを切り替えて再度電力値を検出し、比較部120にて異なるアンテナで受信した電力の差を計算する。
こうして求められた電力差とアンテナ放射パターンを変換テーブル121にて照らし合わせることで受信信号の到来方向及び、到来方向に対するアンテナ利得を推定し、アンテナ判定部122にて必要に応じて送信アンテナ切り替え指令を出して、信号の到来方向にアンテナ放射パターンを向ける。なお、レベル検出部116としてAGCアンプを用い、そのRSSI出力を用いてもよい。
また、以上の説明では変復調部103にて受信電力レベルの検出を行う例で説明したが、例えば受信ミキサ114で周波数変換する前の信号や、周波数変換した後のIF信号を検波することで受信電力レベルを検出するように構成してもよい。
図2を用いて通信相手の方向を推定する方法について詳細に述べる。送信源201から送信された搬送波は、伝搬路206a、bを通って第1のアンテナ202及び第2のアンテナ203で受信される。この際に送信源201と第1のアンテナ202及び第2のアンテナ203が十分に離れていれば、伝搬路206aと伝搬路206bは等しいとみなすことができ、受信電力レベルの差はアンテナ利得差となる。第1のアンテナの放射パターン204と第2のアンテナの放射パターン205は既知であるので、夫々のアンテナパターンがE面とH面で等しく、かつE面とH面で左右対称であるなら、受信アンテナに対する伝搬路206の入射角度は一意に決まる。
なお、以上の構成では2つのアンテナを切り替えて動作させる例について述べたが、3つ以上のアンテナを切り替えて動作させることによって、方向推定の精度を向上させるように構成してもよい。
以上の構成にて、放射パターンの異なるアンテナを切り替えて受信電力を測定し、受信電力の差とアンテナ放射パターンを比較することにより電波の到来方向の推定をすることが可能な高性能な通信機を実現できる。
なお、以上の構成では異なる放射パターンのアンテナを切り替えて動作させる例について述べたが、図3に示すように、放射パターン切り替え回路301を備えたアンテナ302を用いて、アンテナの放射パターンを切り替えて動作させても同様に実施可能である。
(実施の形態2)
図4に本発明の複数モード通信機を用いた無線システムの概略システム図を示す。前述の実施の形態1と異なるのは、送信側でアンテナを切り替え、受信側で方向推定を行っている点である。
第1の通信機401は、アンテナ放射パターンの異なる第1のアンテナ202と第2のアンテナ203を切り替えて送信信号を発射する。第2の通信機402は第3のアンテナ404を用いて信号を受信し、受信電力の差と第1のアンテナ202と第2のアンテナ203のアンテナ放射パターンより、第2の通信機402の第1の通信機401に対する方向を推定する。推定された方向は第2の通信機402から第1の通信機401に伝えられ、第1の通信機はセクター切り替えスイッチ407により送信アンテナのセクターを切り替え、条件のよい第5のアンテナ409を用いて通信を行う。
以上の構成にて、送信側の通信機で放射パターンの異なるアンテナを切り替えて送信した信号を、受信側の通信機で受信電力を測定し、受信電力の差とアンテナ放射パターンを比較することにより、送信側の通信機に対する受信機側の通信機の方向の推定をすることが可能な、高性能な無線システムを実現できる。
なお、以上の説明では2つの放射パターンの異なるアンテナを切り替えて動作させた例を示したが、放射パターン切り替え回路を備えたアンテナを用い、放射パターンを切り替えて電力を測定するように構成しても同様に実施可能である。
なお、以上の実施の形態1及び実施の形態2で、2つ以上の搬送波周波数を用いて、搬送波周波数ごとに異なる放射パターンのアンテナを用いるように構成しても同様に実施可
能である。この場合、同一の搬送波周波数のアンテナを複数用いる場合と比べ、一方の搬送波に高い周波数を用いることでアンテナの小型化を図ることが可能で、更に異なる伝搬特性を有する搬送波を用いて通信を行うことが可能となるため、広い通信エリアが実現できるという新たな効果が得られる。搬送波周波数としては、例えば2.4GHz帯及び5GHz帯、約25GHz帯、約27GHz帯、約38GHz帯、約60GHz帯がある。
なお、以上の実施の形態1及び実施の形態2では、受信電力レベルをもとに方向を推定する例について述べたが、処理部にてビットエラーレート(BER)又はパケットエラーレート(PER)を測定し、これとアンテナパターンとの相関にもとづいて通信相手の方向を推定してもよい。
(実施の形態3)
図5に本発明の複数モード通信機を用いた無線システムの運用例を示す。図5は、室内にて、天井501に有線網502と接続されている基地局503及びアンテナ504を設置し、フロア内に端末局505a、505bを任意の場所にて使用している2人の利用者506a、bがいる例である。
実施の形態1又は実施の形態2の方法にて端末局505a、505bは基地局503の方向を推定しており、端末局505aはアンテナ放射パターンを広い放射パターンから鋭い放射パターンに切り替えている。また、端末局505bは、例えばセクター切り替えのような方法でアンテナ放射パターンを基地局に向けている。
以上の構成により、通信相手の方向に自局のアンテナ指向を向けることで、送信出力・消費電力を低減することができ、同一システム内の通信機間の干渉及び他の無線システムや電気・電子機器への干渉が少なく、また逆に干渉されにくい狭域通信が可能な無線システムを実現できる。
本発明にかかる複数モード通信機は、同一システム内の通信機間の干渉及び他の無線システムや電気・電子機器への干渉が少なく、また逆に干渉されにくい狭域通信が可能な無線システムを、異なる複数のアンテナ放射パターンを切り替えて、受信信号の到来方向を推定し、アンテナ放射パターンを到来方向に向けることによって実現できるという有利な効果を有し、マイクロ波帯からミリ波帯の信号を搬送波に用いて通信を行う通信器、例えば複数モード通信機及び無線システム等に適用できる。
本発明の一実施の形態による複数モード通信機のブロック図 本発明の一実施の形態によるアンテナパターン切り替えイメージ図 本発明の一実施の形態によるアンテナパターン切り替えイメージ図 本発明の一実施の形態による無線システムの概略システム図 本発明の一実施の形態による無線システムの運用イメージ図 従来の無線機のブロック図
符号の説明
101 端末
102 処理部
103 変復調部
104 送信ミキサ
105 送信アンプ
106 送信BPF
107 送信アンテナ切り替えスイッチ
108 送信LPF
109 受信アンテナ切り替えスイッチ
110 無線部
111a、111b 送信アンテナ
112 受信低雑音アンプ
113 受信BPF
114 受信ミキサ
115 LOモジュール
116 レベル検出部
117 A/D変換部
118 変換テーブル
119 データ保存部
120 比較部
121 変換テーブル
122 アンテナ判定部
123a、123b 受信アンテナ
201 送信源
202 第1のアンテナ
203 第2のアンテナ
204 第1のアンテナの放射パターン
205 第2のアンテナの放射パターン
206a、206b 伝搬路
301 放射パターン切り替え回路
302 アンテナ
401 第1の通信機
402 第2の通信機
404 第3のアンテナ
405 無線部
406 無線部
407 セクター切り替えスイッチ
408 第4のアンテナ
409 第5のアンテナ
501 天井
502 有線網
503 基地局
504 アンテナ
505a、505b 端末局
506a、506b 利用者

Claims (14)

  1. アンテナ放射パターンを切り替えて受信信号を出力するアンテナ放射パターン切り替え手段と、前記受信信号の受信電力レベルを検出する受信電力レベル検出手段と、前記アンテナ放射パターン切り替え手段にて前記アンテナ放射パターンを切り替えることにより前記受信電力レベル検出手段にて検出された少なくとも2つ以上の受信電力レベルを比較してその差を算出する比較手段と、前記比較手段にて算出した受信電力レベルの差を用いて到来電波の到来方向を推定する方向推定手段と、を備えたことを特徴とする複数モード通信機。
  2. 更に、到来電波を受信し且つおのおの異なる放射パターンを有する複数のアンテナと、を有し、アンテナ放射パターン切り替え手段は、前記複数のアンテナとの接続を切り替えることでアンテナ放射パターンを切り替えることを特徴とする請求項1記載の複数モード通信機。
  3. 更に、到来電波を受信し且つ複数の放射パターンを有するアンテナと、を有し、アンテナ放射パターン切り替え手段は、前記アンテナの有する複数の放射パターンを切り替えることでアンテナ放射パターンを切り替えることを特徴とする請求項1記載の複数モード通信機。
  4. 同一の送信機からアンテナ放射パターンを切り替えて送信された少なくとも2つの送信電波の各々に対応する受信信号の受信電力レベルを検出する受信電力レベル検出手段と、前記受信電力レベル検出手段にて検出された少なくとも2つの受信電力レベルを比較してその差を算出する比較手段と、前記比較手段にて算出した受信電力レベルの差を用いて到来電波の到来方向を推定する方向推定手段と、前記到来方向を前記送信機へ伝達する伝達手段と、を備えたことを特徴とする複数モード通信機。
  5. 更に、方向推定手段によって推定された到来電波の到来方向を用いて、前記到来方向に対するアンテナ利得を推定するアンテナ利得推定手段と、を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか記載の複数モード通信機。
  6. アンテナ放射パターンを切り替えて少なくとも2つの送信電波を送信する送信手段と、伝達されてきた到来方向情報を用いて最適なアンテナ放射パターンを選択するアンテナ放射パターン切り替え手段と、を有し、前記到来方向情報は、前記送信手段が送信した前記少なくとも2つの送信電波を用いて受信機側で推定されたものであることを特徴とする複数モード通信機。
  7. 更に、おのおの異なる放射パターンを有し且つ送信電波を送信する複数のアンテナと、を有し、アンテナ放射パターン切り替え手段は、前記複数のアンテナとの接続を切り替えて最適なアンテナ放射パターンを選択することを特徴とする請求項6記載の複数モード通信機。
  8. 更に、複数の放射パターンを有し且つ送信電波を送信するアンテナと、を有し、アンテナ放射パターン切り替え手段は、前記アンテナの有する複数の放射パターンを切り替えて最適なアンテナ放射パターンを選択することを特徴とする請求項6記載の複数モード通信機。
  9. 通信に用いる搬送波は少なくとも2つの周波数帯の信号が用いられ、アンテナ放射パターンは、搬送波周波数毎に異なることを特徴とする請求項1から8のいずれか記載の複数モード通信機。
  10. アンテナ放射パターンを切り替えて少なくとも2つの送信電波を送信する送信手段、複数のアンテナ放射パターンから1つを選択するアンテナ放射パターン切り替え手段、を有する第1の通信機と、前記第1の通信機の送信手段からアンテナ放射パターンを切り替えて送信された少なくとも2つの送信電波に各々対応する受信信号の受信電力レベルを検出する受信電力レベル検出手段、前記受信電力レベル検出手段にて検出された少なくとも2つの受信電力レベルを比較してその差を算出する比較手段、前記比較手段にて算出した受信電力レベルの差を用いて前記第1の通信機から送信された送信電波の到来方向を推定する方向推定手段、前記到来方向を前記第1の通信機へ伝達する伝達手段、を有する第2の通信機と、を用いて構成される無線システムであって、前記第1の通信機のアンテナ放射パターン切り替え手段は、前記前記第2の通信機の伝達手段から伝達されてきた前記到来方向の情報の情報を用いてアンテナ放射パターンを選択することを特徴とする無線システム。
  11. 更に、第1の通信機は、おのおの異なる放射パターンを有し且つ送信電波を送信する複数のアンテナ、を有し、アンテナ放射パターン切り替え手段は、前記複数のアンテナとの接続を切り替えてアンテナ放射パターンを選択することを特徴とする請求項10記載の無線システム。
  12. 更に、第1の通信機は、複数の放射パターンを有し且つ送信電波を送信するアンテナ、を有し、アンテナ放射パターン切り替え手段は、前記アンテナの有する複数の放射パターンを切り替えてアンテナ放射パターンを選択することを特徴とする請求項10記載の無線システム。
  13. 更に、第2の通信機は、方向推定手段によって推定された到来電波の到来方向を用いて、前記到来方向に対するアンテナ利得を推定するアンテナ利得推定手段、を有することを特徴とする請求項10から12のいずれか記載の無線システム。
  14. 通信に用いる搬送波は、少なくとも2つの周波数帯の信号が用いられ、アンテナ放射パターンは、搬送波周波数毎に異なることを特徴とする請求項10から13のいずれか記載の無線システム。
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