JP2005064681A - 撮像・表示装置、撮像・表示システム、映像生成方法、この方法のプログラム、およびこのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

撮像・表示装置、撮像・表示システム、映像生成方法、この方法のプログラム、およびこのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005064681A
JP2005064681A JP2003290027A JP2003290027A JP2005064681A JP 2005064681 A JP2005064681 A JP 2005064681A JP 2003290027 A JP2003290027 A JP 2003290027A JP 2003290027 A JP2003290027 A JP 2003290027A JP 2005064681 A JP2005064681 A JP 2005064681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
user
image
cameras
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003290027A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Shimada
義弘 島田
Minoru Kobayashi
稔 小林
Takashi Yagi
貴史 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2003290027A priority Critical patent/JP2005064681A/ja
Publication of JP2005064681A publication Critical patent/JP2005064681A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】説明者と周囲映像の空間的な関係を考慮し、ユーザ自身とその視点映像を用いて、ゲイズも含めて伝達可能な周囲状況を撮像・表示する。
【解決手段】二台のカメラ101、102の光軸を逆向きになるように設置した撮像装置とし、この二台のカメラで撮影されるそれぞれの映像を重ね合わせて表示する。撮像装置をユーザの顔前に持ってくることで、ユーザの顔映像と、そのユーザの見ている前方風景の同時撮影、表示を実現する。
重ね合わせて表示された二つの映像を意図的に揺らすことで、カメラが固定され、表示映像がフィックスされたときでもユーザはそれぞれの映像を分離して識別可能にする。表示情報空間に床面を描画し、パースをつけた視線での表示で空間的な構造を強調する。映像には影を付け、透明度の濃さにより奥行きを強調し、表示された前面風景が画像枠として表示されることを強調表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、映像を用いた遠隔コミュニケーションに、ユーザの顔画像だけではなく、周囲状況の映像も伝達することで、コミュニケーションを円滑にするための手法に関するものである。
映像を用いた遠隔コミュニケーションシステムにおいて、ユーザの周囲状況を撮影するには、複数のカメラを使ったり、広視野角の映像撮影が可能な全方位視覚センサを使ったりすれば可能である。
例えば、周囲状況を撮影するため、ラインセンサという特殊な撮像装置が用いられている(例えば、非特許文献1参照)
また、撮影された状況に対して、説明者が表示されたほうが効果的に伝達することができる場合があり、この時、説明者の映像を別のカメラで撮影しておき、スーパーインポーズ等、画面を区切った表示をするなど、編集によって、周囲状況と説明者の同時表示が可能になる。また、コンピュータグラフィックス空間に周囲映像を背景枠オブジェクトに貼り付け表示し、説明者としてCGアバタを使う例などがある。
例えば、距離計測技術を利用し、物体の奥行き情報も含めて撮影し、被写領域を奥行き方向に遠景、中景、近景と分け、レイヤー構造で表示するものがある(例えば、非特許文献2参照)。
志村、松本、伊久美、佐野 「ラインセンサを使ったパノラマカメラ」 日本バーチャルリアリティ学会 第二回大会論文集、1997年 T.Ichikawa et.al,"Multi media Ambiance Communication based on Actual on Moving Pictures in a stereoscopic projection display environment",Electronic Image 2000,Vol.3957-38
しかし、従来の手法でユーザの周囲状況を撮影するには、説明者とは別に専用のカメラマン等が必要であり、説明者が一人で、自身が写りながら視線方向の風景など周囲映像を含めて、リアルタイムに実況中継を行うことは困難であった。
また、編集によってスーパーインポーズ等を用いた複数映像の提示方法は、説明者と周囲映像の関係を意味的に提示しているだけであり、説明者が表示されている周囲状況のどこを注目しているか分からなかった。
また、CGでアバタ表示する場合も、ユーザの目線の検知を行わねばならず、ゲイズを含めた情報伝達は困難である。なお、ゲイズとは、ある期間、顔を凝視することを意味する。アイコンタクトが、対話中に相手を見たり、スピーチの最中に聞き手に視線を向けるという目の接触のことを意味するのに対し、このアイコンタクトの総合量がゲイズとなる。
本発明は、説明者と周囲映像の空間的な関係を考慮し、ユーザ自身の映像とその視点映像を用いて、ゲイズも含めて伝達可能な周囲状況を撮像および表示できる撮像・表示装置、撮像・表示システム、映像生成方法、この方法のプログラムおよびこのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
本発明は、二台のカメラの光軸を逆向きになるように設置した撮像装置とし、この二台のカメラで撮影されるそれぞれの映像を、透明度処理を行い重ね合わせて表示する。
これにより、カメラのレンズや実空間での位置関係を考慮した映像配置を行うことで、ユーザのゲイズを再現した表示インタフェースが可能となる。
また、カメラのレンズの画角は二台とも同一である必要はなく、ユーザの顔映像を近距離から撮影できるようにするため、ユーザの顔映像を撮影するカメラには広角のレンズを用いることも可能である。
また、撮像装置をユーザの顔前に持ってくることで、ユーザの顔映像と、そのユーザの見ている前方風景の同時撮影、表示を実現する。
それぞれの映像をこのように配置することによって、ユーザは相手が何を見ているかということを把握しながら対話が可能となる。
ここで、重ね合わせて表示された二つの映像において、カメラが動いている場合は、動きの方向成分が異なるため、分離して見ることが可能である。しかし、カメラを静止させると重なった映像に対して、どちらがユーザの顔画像をとらえたカメラのものか、ユーザの前方周囲画像をとらえたカメラのものなのか、わからなくなってしまう。そこで、映像を意図的に揺らす、すなわち所定周期で移動させる方法をとる。映像が表示される空間において、例えば、ユーザの顔映像は縦に、ユーザの前方周囲画像は横に動かす。こうすることで、カメラが固定され、表示映像がフィックスされたときでもユーザはそれぞれの映像を分離して識別することができる。
しかし、単純に奥行きある情報空間に二枚の映像を重ねて置き、対面コミュニケーションを図ろうとする場合、このままでは、相手との間に挟まれる前方風景映像が逆パースの映像であるため、ユーザは提示された情報を理解しづらい。そこで、前方風景映像がユーザ同士の中間にある枠オブジェクトに投影されたものであるということを強調したデザインを行う。まず、表示情報空間に床面を描画し、パースをつけた視線での表示を実現することで、空間的な構造を強調する。さらに、映像も一つのオブジェクトとして考え、表示オブジェクトには影を付け、透明度の濃さにより奥行きを強調し、表示された前面風景が画像枠として表示されることを強調表示する。
以上のことから、本発明は、以下の装置、システム、方法、プログラム、記録媒体を特徴とする。
(1)二台のカメラの光軸を逆向きになるように設置し、一方のカメラはユーザ側を撮影し、他方のカメラはユーザ側から見た前方を撮影し、これら二台のカメラで撮影される映像を重ね合わせて伝達映像および表示映像とすることを特徴とする撮像・表示装置。
(2)二台のカメラを光軸方向が逆向きになるように設置し、該二台のカメラで撮影した映像を得る撮影部と、
三次元構造をもつ情報空間を表示し、前記映像を貼り付けた枠オブジェクトを配置した映像を生成する映像生成部と、
前記映像生成部で生成した映像を基地局を介して他の撮像・表示装置に送信し、該他の撮像・表示装置の映像生成部で生成した映像を基地局を介して受信する送受信部と、
前記送受信部で受信した映像を表示する映像表示部と、
を備えたことを特徴とする撮像・表示装置。
(3)二台のカメラを光軸方向が逆向きになるように設置し、該二台のカメラで撮影した映像を得る撮影部と、
前記映像を基地局を介して他の撮像・表示装置に送信し、該他の撮像・表示装置で得る映像を基地局を介して受信する送受信部と、
前記送受信部で受信した映像を表示する映像表示部と、
を備えたことを特徴とする撮像・表示装置。
(4)二台のカメラを光軸方向が逆向きになるように設置し、該二台のカメラで撮影した映像を得、この映像を仮想的な枠オブジェクトに貼り付け、三次元構造をもつ情報空間の任意の位置に表示した映像を生成する第1の撮像・表示装置と、
前記撮像・表示装置で生成した映像を受信し、この映像を送信する基地局と、
前記基地局から受信した映像を表示する第2の撮像・表示装置とを備えたことを特徴とする撮像・表示システム。
(5)二台のカメラを光軸方向が逆向きになるように設置し、該二台のカメラで撮影した映像を得る第1の撮像・表示装置と、
前記撮像・表示装置から受信した映像に仮想的な枠オブジェクトに貼り付け、三次元構造をもつ情報空間の任意の位置に表示した映像を生成し、この映像を送信する基地局と、
前記基地局から受信した映像を表示する第2の撮像・表示装置とを備えたことを特徴とする撮像・表示システム。
(6)光軸方向が逆向きに設置した二台のカメラで撮影し、これら二台のカメラで撮影した映像を仮想的な枠オブジェクトに貼り付け、三次元構造をもつ情報空間の任意の位置に表示した映像を生成する映像生成方法であって、
二台のカメラの中間点を情報空間内の原点位置に対応させ、二台のカメラの中間点とユーザ側に向けているカメラの位置との距離分だけ空間の奥行きマイナス方向にずらし、空間の奥行きマイナス方向にユーザ側に向けているカメラのレンズの画角に対応した四角錘を設定し、二台のカメラの中間点とユーザとの距離分だけ離れた四角錘内の場所に枠を設置し、ユーザ側に向いているカメラからの入力映像を貼り付ける過程と、
二台のカメラの中間点とユーザに対して逆に向いているカメラの位置との距離分だけ空間の奥行きブラス方向にずらし、空間の奥行きプラス方向にユーザに対して逆に向いているカメラのレンズの画角に対応した四角錘を設定し、四角錘内の任意の場所に枠を設置し、ユーザに対して逆向きに向いているカメラからの入力映像を貼り付ける過程と、
情報空間を見るための視点位置をユーザに対して逆向きに向いているカメラ映像が貼り付けられている枠よりも奥行きプラス方向に設定し、視線方向を原点方向にし、表示される二枚の映像には透明度を設定し、二枚の映像が重なって見える映像を生成する過程と、
を有することを特徴とする映像生成方法。
(7)上記の(6)の情報空間において、
ユーザ側に向けているカメラからの映像を貼り付けた枠は所定周期で所定の方向に移動させ、ユーザに対して逆に向いているカメラからの映像を貼り付けた枠は前記ユーザ側に向けているカメラからの映像を貼り付けた枠の所定方向とは異なる方向に所定周期で移動させ過程と、
情報空間内に床面を設定し、二つの映像が貼り付けられた枠オブジェクトの影を床面に投影表示し、立体感を強調する過程と、
を有することを特徴とする映像生成方法。
(8)上記の(6)または(7)において、ユーザに対して逆向きに向いているカメラからの入力映像を貼り付ける枠に関して、枠の周囲に枠オブジェクトを設定し、映像が枠状オブジェクトに表示されていることを強調する過程を有することを特徴とする映像生成方法。
(9)上記の(6)、(7)、(8)において、情報空間を見るための視点位置に関して、ユーザに対して逆向きに向いているカメラ映像が貼り付けられている枠よりも奥行きプラス方向に設定し、視線方向を原点方向にし、奥行き方向以外の方向に一定距離ずらし、情報空間をパース表示し、立体感を強調する過程を有することを特徴とする映像生成方法。
(10)上記の(6)、(7)の情報空間において、情報空間を見るための視点位置をユーザ側に向いているカメラ映像が貼り付けられている枠よりも奥行きマイナス方向に設定し、視線方向を原点方向にし、表示される二枚の映像には透明度を設定し、二枚の映像が重なって見える映像を生成する過程を有することを特徴とする映像生成方法。
(11)上記の(5)〜(10)のいずれか1項に記載の映像生成方法における処理手順をコンピュータで実行可能にしたことを特徴とするプログラム。
(12)上記の(5)〜(10)のいずれか1項に記載の映像生成方法における処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを、該コンピュータが読み取り可能に記録したことを特徴とする記録媒体。
以上のとおり、本発明によれば、映像を用いた遠隔対面コミュニケーションにおいて、簡易な撮像装置を用い、ユーザの顔面像だけではなく、相手の見ている前方周囲映像も撮影し、相手に表示することが容易に出来る。このとき、ユーザと撮影周囲画像に対して空間的に考察した配置を行うため、相手の視線周囲映像を見ることによって相手がどこを見ているか判断したコミュニケーションができる。
また、従来の非特許文献1では、周囲状況を撮影するため、ラインセンサという特殊な撮像装置が用いられるのに対して、本発明では携帯電話に取付けられたカメラなど汎用的な撮影装置を利用して実現できる。
また、従来の非特許文献2では、距離計測技術を利用し、物体の奥行き情報も含めて撮影し、被写領域を奥行き方向に遠景、中景、近景と分け、レイヤー構造で表示するものであるのに対して、本発明ではユーザおよびユーザが見ている風景を、その間に位置し光軸を逆方向に向けた撮像装置で撮影した映像を、レイヤー構造を持った映像で提示することができ、撮影方法、ならびに、現実では見られない位置からの視点を構成するレイヤー構造を持った映像の表示ができる。
図1は、本発明における撮像・映像装置のうちの撮像装置を示す図である。同図において、100は撮影操作するユーザであり、101はユーザを撮影するためのカメラ、102はユーザがみている視線周囲状況を撮影するためのカメラであり、この二台のカメラの光軸は互いに外側を向き、逆向きになるように設置する。ユーザは103のグリップ部を持ち自身の顔の前に撮像系をかざして撮影を行う。
二台のカメラ101、102の光軸は、互いに逆向きに一直線上に配置されていることが望ましい。しかし、一直線上に配置されていなくても、逆向きに平行に設置されていれば問題はない。その場合、カメラの光軸のずれを考慮にいれて映像表示位置を調整する必要がある。一方、二台のカメラの光軸の角度がずれていることは望ましくない。
本発明における撮像装置では、上記のような配置を行うことにより、ユーザが相手に自分が見ている対象を伝えたいときに、撮像装置を目の前にかざすことで、その対象とともに、自分の顔画像も伝達可能となる。
また、本発明における撮像装置では、現在の携帯電話で使用されているような小型のCCDカメラを適用することができ、かつ、カメラの光軸を逆向きに設置するという非常に簡易な構造のみで装置を構築できるため、軽量な撮像装置の実現が可能となる。
図2は、情報空間内に表示される映像の配置に関して説明する図である。200はユーザであり、ユーザが持つ201の撮像装置において、撮像系の中心から、それぞれのカメラ201、202までの距離をLとし、さらに、撮像系の中心から、200のユーザの顔までの距離をPとする。
ユーザの視線周囲状況を撮影するカメラ202のレンズの画角をα、ユーザ側を撮影するカメラ201のレンズの画角をβとする。実空間と距離をあわせた表示情報空間内において、ユーザに対して逆向きのカメラ202の光軸方向を奥行きZ軸+方向として、201Aのユーザ側映像表示枠を原点からマイナス方向に距離Pだけ離れた位置におき、原点から距離L離れた位置を中心とした角度βに広げた線に接する大きさにする。また、202Aの視線周囲映像表示枠を原点からプラス方向の任意の位置におき、原点から距離L離れた位置を中心とした角度αに広げた線に接する大きさにする。
図3に情報空間内に空間性を考慮して表示された映像枠を示す。情報表示空間において、グリッド状の模様をつけた床面300を表示する情報表示空間上には、図2に示した配置に301のユーザ側映像表示枠(四角錐)を置き、ユーザ側に向いているカメラからの入力映像を貼り付ける。また、302の視線周囲映像表示枠(四角錐)を置き、ユーザに対して逆向きに向いているカメラからの入力映像を貼り付ける。
また、301のユーザ側映像表示枠は縦方向に、302の視線周囲映像表示枠は横方向に一定周期で揺らす(移動させる)。
また、図3には、点光源を情報空間の上方任意位置に設定し、床面には、303のユーザ側映像表示枠の影、304の視線周囲映像表示枠の影を表示し、立体感を強調する。
図4は、本発明における撮像・表示装置が映像生成部をもたない構成の場合で、複数人で対面コミュニケーションを行う際のシステム図を示す。遠隔地にいる400のユーザ、407のユーザがそれぞれ401の撮像・表示装置に、映像情報の提示部としての402の表示部、映像信号の送受信手段としての403の無線部を取り付けた端末を持ち、撮影した映像を404の基地局へ送信する。基地局は、405の映像生成部で、図3に示した情報空間へ映像データの配置を行い、視点映像を作成する。作成された視点映像は、406のネットワークを介して相手側基地局へ送られ、相手基地局から407の相手ユーザの持つ端末に送られてその表示部に表示される。
図5は、図4におけるシステム構成において、400(および407)のユーザがもつ撮像・表示装置401のブロック構成を示し、図5の(a)には個人使用時の系統構成を示し、(b)にはコミュニケーション時の系統構成を示す。
図5において、501の撮像部は、ユーザ側撮影カメラ501Aと対象側撮影カメラ501Bで構成し、両カメラでの撮影画像信号は503の映像入力部で透明度を設定し、二枚の映像が重なって見える映像を生成し、コミュニケーション時には504の無線部で無線送信のための変調をして基地局に送信する。また、無線部504では基地局を介して相手ユーザ端末から送信された映像信号を復調し、505の映像表示部に表示する。
図6は、本発明の撮像・表示装置が映像生成部を有する構成とし、複数人で対面コミュニケーションを行う際のシステム図を示す。遠隔地にいる600のユーザ、607のユーザがそれぞれ601の撮像・表示装置に602の表示部、603の無線部を取り付けた端末を持ち、撮影した映像を映像生成部(後に示す)で視点映像を作成して604の基地局へ送信する。基地局からは、視点映像信号を606のネットワークを介して相手側基地局へ送り、相手基地局から607の相手ユーザの持つ端末に送られてその表示部に表示される。
図7は、図6におけるシステム構成において、600(および607)のユーザがもつ撮像・表示装置601のブロック構成を示し、図7の(a)には個人使用時の系統構成を示し、(b)にはコミュニケーション時の系統構成を示す。
図7において、701の撮像部は、ユーザ側撮影カメラ701Aと対象側撮影カメラ701Bで構成し、両カメラでの撮影画像信号は703の映像入力部で透明度処理を行い重ね合わせ、706の映像生成部で情報空間へ映像データの配置を行い、視点映像を作成し、この視点映像を映像表示部705で表示し、コミュニケーション時には704の無線部で無線送信のための変調をして基地局に送信する。また、無線部704では基地局を介して相手ユーザ端末から送信された映像信号を復調し、705の映像表示部に表示する。
図8は図4の映像生成部405または図7の映像生成部706による処理フローを示す。図8の処理手順を以下に説明する。
(S801)図3に示す情報空間の原点を中心に、高さ0の平面に床オブジェクトを設置する。
(S802A)ユーザ側撮影カメラ用。撮像装置とユーザとの距離に応じて情報空間内のZ軸−方向にユーザ側映像貼り付け用の枠オブジェクトの配置位置を決定する。この位置決定は、対象側撮影カメラの映像とが重なって見える映像を生成するものである。
(S802B)対象側撮影カメラ用。情報空間内のZ軸+方向の任意の位置に視線方向周囲映像貼り付け用の枠オブジェクトの配置位置を決定する。この位置決定は、ユーザ側撮影カメラの映像とが重なって見える映像を生成するものである。
(S803A)ユーザ側撮影カメラ用。ユーザ側カメラのレンズ画角に応じて枠オブジェクトの大きさを決定する。
(S803B)対象側撮影カメラ用。視線方向周囲撮影用カメラのレンズ画角に応じて枠オブジェクトの大きさを決定する。
(S804A)ユーザ側撮影カメラ用。ユーザ側撮影カメラから入力したユーザ側映像をその貼り付け用枠オブジェクトに貼り付ける。
(S804B)対象側撮影カメラ用。対象側撮影カメラから入力した視線方向周囲映像をその貼り付け用枠オブジェクトに貼り付ける。
(S805A)ユーザ側撮影カメラ用。ユーザ側映像枠オブジェクトの動きの割り当てを行う。
(S805B)対象側撮影カメラ用。視線方向周囲映像を枠オブジェクトの動きの割り当てを行う。
(S806)点光源位置を決定し、枠オブジェクトの影を床面に表示する位置を決定する。
(S807)二次元ディスプレイに情報空間を表示するための視点位置を決め、視点位置からのパース画像を作成する。
なお、本発明は、図8等に示した映像生成方法の一部又は全部の処理機能をプログラムとして構成してコンピュータに実行させることができる。また、コンピュータでその各部の処理機能を実現するためのプログラム、あるいはコンピュータにその処理手順を実行させるためのプログラムを、そのコンピュータが読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、MO、ROM、メモリカード、CD、DVD、リムーバブルディスクなどに記録して、保存したり、提供したりすることが可能であり、また、インターネットのような通信ネットワークを介して配布したりすることが可能である。
本発明における撮像装置の構成図。 本発明における撮像装置での情報空間に表示される映像の配置例を示す図。 本発明における撮像装置での情報空間に空間性を考慮した映像枠の表示例を示す図。 本発明の撮影・表示装置を用いて、複数人で対面コミュニケーションを行う際のシステム構成例を示す図。 図4における撮影・表示装置のブロック構成図。 本発明の撮影・表示装置を用いて、複数人で対面コミュニケーションを行う際のシステム構成例を示す図。 図6における撮影・表示装置のブロック構成図。 本発明における映像生成部の映像生成処理フロー。
符号の説明
101、201、501A ユーザ側撮影カメラ
102、202、501B 対象側撮影カメラ
401、601 撮像・表示装置
402、602 表示部
403、603 無線部
404、604 基地局
405、706 映像生成部
406、606 ネットワーク
501、701 撮影部
503、703 映像入力部
504、704 無線部
505、705 映像表示部

Claims (12)

  1. 二台のカメラの光軸を逆向きになるように設置し、一方のカメラはユーザ側を撮影し、他方のカメラはユーザ側から見た前方を撮影し、これら二台のカメラで撮影される映像を重ね合わせて伝達映像および表示映像とすることを特徴とする撮像・表示装置。
  2. 二台のカメラを光軸方向が逆向きになるように設置し、該二台のカメラで撮影した映像を得る撮影部と、
    三次元構造をもつ情報空間を表示し、前記映像を貼り付けた枠オブジェクトを配置した映像を生成する映像生成部と、
    前記映像生成部で生成した映像を基地局を介して他の撮像・表示装置に送信し、該他の撮像・表示装置の映像生成部で生成した映像を基地局を介して受信する送受信部と、
    前記送受信部で受信した映像を表示する映像表示部と、
    を備えたことを特徴とする撮像・表示装置。
  3. 二台のカメラを光軸方向が逆向きになるように設置し、該二台のカメラで撮影した映像を得る撮影部と、
    前記映像を基地局を介して他の撮像・表示装置に送信し、該他の撮像・表示装置で得る映像を基地局を介して受信する送受信部と、
    前記送受信部で受信した映像を表示する映像表示部と、
    を備えたことを特徴とする撮像・表示装置。
  4. 二台のカメラを光軸方向が逆向きになるように設置し、該二台のカメラで撮影した映像を得、この映像を仮想的な枠オブジェクトに貼り付け、三次元構造をもつ情報空間の任意の位置に表示した映像を生成する第1の撮像・表示装置と、
    前記撮像・表示装置で生成した映像を受信し、この映像を送信する基地局と、
    前記基地局から受信した映像を表示する第2の撮像・表示装置とを備えたことを特徴とする撮像・表示システム。
  5. 二台のカメラを光軸方向が逆向きになるように設置し、該二台のカメラで撮影した映像を得る第1の撮像・表示装置と、
    前記撮像・表示装置から受信した映像に仮想的な枠オブジェクトに貼り付け、三次元構造をもつ情報空間の任意の位置に表示した映像を生成し、この映像を送信する基地局と、
    前記基地局から受信した映像を表示する第2の撮像・表示装置とを備えたことを特徴とする撮像・表示システム。
  6. 光軸方向が逆向きに設置した二台のカメラで撮影し、これら二台のカメラで撮影した映像を仮想的な枠オブジェクトに貼り付け、三次元構造をもつ情報空間の任意の位置に表示した映像を生成する映像生成方法であって、
    二台のカメラの中間点を情報空間内の原点位置に対応させ、二台のカメラの中間点とユーザ側に向けているカメラの位置との距離分だけ空間の奥行きマイナス方向にずらし、空間の奥行きマイナス方向にユーザ側に向けているカメラのレンズの画角に対応した四角錘を設定し、二台のカメラの中間点とユーザとの距離分だけ離れた四角錘内の場所に枠を設置し、ユーザ側に向いているカメラからの入力映像を貼り付ける過程と、
    二台のカメラの中間点とユーザに対して逆に向いているカメラの位置との距離分だけ空間の奥行きブラス方向にずらし、空間の奥行きプラス方向にユーザに対して逆に向いているカメラのレンズの画角に対応した四角錘を設定し、四角錘内の任意の場所に枠を設置し、ユーザに対して逆向きに向いているカメラからの入力映像を貼り付ける過程と、
    情報空間を見るための視点位置をユーザに対して逆向きに向いているカメラ映像が貼り付けられている枠よりも奥行きプラス方向に設定し、視線方向を原点方向にし、表示される二枚の映像には透明度を設定し、二枚の映像が重なって見える映像を生成する過程と、
    を有することを特徴とする映像生成方法。
  7. 請求項6の情報空間において、
    ユーザ側に向けているカメラからの映像を貼り付けた枠は所定周期で所定の方向に移動させ、ユーザに対して逆に向いているカメラからの映像を貼り付けた枠は前記ユーザ側に向けているカメラからの映像を貼り付けた枠の所定方向とは異なる方向に所定周期で移動させ過程と、
    情報空間内に床面を設定し、二つの映像が貼り付けられた枠オブジェクトの影を床面に投影表示し、立体感を強調する過程と、
    を有することを特徴とする映像生成方法。
  8. 請求項6または7において、ユーザに対して逆向きに向いているカメラからの入力映像を貼り付ける枠に関して、枠の周囲に枠オブジェクトを設定し、映像が枠状オブジェクトに表示されていることを強調する過程を有することを特徴とする映像生成方法。
  9. 請求項6、7、8において、情報空間を見るための視点位置に関して、ユーザに対して逆向きに向いているカメラ映像が貼り付けられている枠よりも奥行きプラス方向に設定し、視線方向を原点方向にし、奥行き方向以外の方向に一定距離ずらし、情報空間をパース表示し、立体感を強調する過程を有することを特徴とする映像生成方法。
  10. 請求項6、7の情報空間において、情報空間を見るための視点位置をユーザ側に向いているカメラ映像が貼り付けられている枠よりも奥行きマイナス方向に設定し、視線方向を原点方向にし、表示される二枚の映像には透明度を設定し、二枚の映像が重なって見える映像を生成する過程を有することを特徴とする映像生成方法。
  11. 請求項5〜10のいずれか1項に記載の映像生成方法における処理手順をコンピュータで実行可能にしたことを特徴とするプログラム。
  12. 請求項5〜10のいずれか1項に記載の映像生成方法における処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを、該コンピュータが読み取り可能に記録したことを特徴とする記録媒体。
JP2003290027A 2003-08-08 2003-08-08 撮像・表示装置、撮像・表示システム、映像生成方法、この方法のプログラム、およびこのプログラムを記録した記録媒体 Pending JP2005064681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003290027A JP2005064681A (ja) 2003-08-08 2003-08-08 撮像・表示装置、撮像・表示システム、映像生成方法、この方法のプログラム、およびこのプログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003290027A JP2005064681A (ja) 2003-08-08 2003-08-08 撮像・表示装置、撮像・表示システム、映像生成方法、この方法のプログラム、およびこのプログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005064681A true JP2005064681A (ja) 2005-03-10

Family

ID=34368177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003290027A Pending JP2005064681A (ja) 2003-08-08 2003-08-08 撮像・表示装置、撮像・表示システム、映像生成方法、この方法のプログラム、およびこのプログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005064681A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008235989A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像処理装置および画像処理方法
JP2009044510A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Ntt Docomo Inc 移動機、サーバ、および、移動機における映像再生方法
JP2009193468A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Olympus Corp 仮想風景表示装置
US8717411B2 (en) 2008-02-05 2014-05-06 Olympus Imaging Corp. Virtual image generating apparatus, virtual image generating method, and recording medium storing virtual image generating program

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008235989A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像処理装置および画像処理方法
JP2009044510A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Ntt Docomo Inc 移動機、サーバ、および、移動機における映像再生方法
US8717411B2 (en) 2008-02-05 2014-05-06 Olympus Imaging Corp. Virtual image generating apparatus, virtual image generating method, and recording medium storing virtual image generating program
US9412204B2 (en) 2008-02-05 2016-08-09 Olympus Corporation Virtual image generating apparatus, virtual image generating method, and recording medium storing virtual image generating program
US9807354B2 (en) 2008-02-05 2017-10-31 Olympus Corporation Virtual image generating apparatus, virtual image generating method, and recording medium storing virtual image generating program
US10027931B2 (en) 2008-02-05 2018-07-17 Olympus Corporation Virtual image generating apparatus, virtual image generating method, and recording medium storing virtual image generating program
JP2009193468A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Olympus Corp 仮想風景表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9774896B2 (en) Network synchronized camera settings
CN109952759B (zh) 用于具有hmd的视频会议的改进的方法和系统
JP5659304B2 (ja) 画像生成装置および画像生成方法
TWI223561B (en) Data processing device, data processing system and method for displaying conversation parties
US20150358539A1 (en) Mobile Virtual Reality Camera, Method, And System
US20070182812A1 (en) Panoramic image-based virtual reality/telepresence audio-visual system and method
JP5769813B2 (ja) 画像生成装置および画像生成方法
US9426379B2 (en) Photographing unit, cooperative photographing method, and recording medium having recorded program
JP5865388B2 (ja) 画像生成装置および画像生成方法
WO2013069050A1 (ja) 画像生成装置および画像生成方法
US7643064B1 (en) Predictive video device system
JP6165681B2 (ja) 画像表示装置及び画像表示方法
JP2008515275A (ja) 立体的イメージ作成機能を有する移動通信装置
CN106454138A (zh) 一种变焦全景摄像头
JP5923595B2 (ja) 画像処理装置及び方法並びに撮像装置
JP2004193962A (ja) 画像通信装置、および画像通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
EP3465631B1 (en) Capturing and rendering information involving a virtual environment
US20130021448A1 (en) Stereoscopic three-dimensional camera rigs
JP2010034652A (ja) 多方位カメラ搭載型携帯端末装置
JPWO2013145820A1 (ja) 撮影装置、方法、記憶媒体及びプログラム
JP2018033107A (ja) 動画の配信装置及び配信方法
JP2005064681A (ja) 撮像・表示装置、撮像・表示システム、映像生成方法、この方法のプログラム、およびこのプログラムを記録した記録媒体
WO2017092369A1 (zh) 一种头戴设备、三维视频通话系统和三维视频通话实现方法
EP2852149A1 (en) Method and apparatus for generation, processing and delivery of 3D video
WO2017163649A1 (ja) 画像処理装置