JP2005064633A - 帳票読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 帳票を撮像し、フォーマット定義に基づいてその内容を認識する読み取り装置において、撮像部と帳票との距離の変動による影響を抑制する。
【解決手段】 帳票読取装置は、小包の上面に付された宛名ラベルを、スタンドに固定された撮像部20によって上方から撮像する。小包の上面に配置された既知寸法のガイド31を撮像することによって、小包の高さに応じて変動する実精細度を算出する。この実精細度が、宛名ラベルの内容認識に用いられるフォーマット定義で規定されている規定精細度に一致するよう、レンズ21のズーム倍率を制御する。こうすることで、小包の高さが不統一でも、実精細度と規定精細度の差違を補償することができ、宛名ラベルの内容認識精度を向上することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、帳票を撮像し、ラスタデータを得る帳票読取装置に関する。
従来、郵便物の宛名を読み取って自動的に区分けする種々の装置が利用されている(例えば、特許文献1記載の装置など)。宛名は予め用意された規定の枠内に記載されているため、住所の記載枠は、カメラで撮像した画像データにおける座標値で特定することができる。このように、枠内の各項目の記載位置に対応する座標データを記憶したデータベースをフォーマット定義と呼ぶ。読取装置は、このフォーマット定義を参照することにより、撮像した画像データから、住所などの項目に対応する画像を切り出し、必要に応じて文字認識処理などに供する。
特開2001−38303号公報
これらの読取装置の中には、スタンドに保持されたカメラによって、小包の表面に付された宛名ラベルから住所を読み取る型、いわゆるスタンド型の読取装置がある。一般に、小包は高さが不均一であるため、スタンド型の読取装置では、小包の高さに応じてカメラと宛名ラベルの距離(以下、撮像距離と呼ぶ)が変動することになる。この変動は、カメラの実質的な実精細度を変動させる。精細度とは、単位長さ当たりの画素数を意味し、解像度と称されることもある。
図1は小包の高さによる実精細度への影響を示す説明図である。図示する読取装置では、載置台PLTの上に置かれた小包PC1の上面を、スタンドSTDに固定されたディジタルカメラDSCで、上方から撮影する。ディジタルカメラDSCの画角は、図示した通りであり、標準的な小包の場合、小包上の距離L1の部分は撮影時の画素数Npに対応するものとする。図の上方には、小包上の宛名ラベルの記載内容を認識するのに用いられるフォーマット定義の例を示した。フォーマット定義は、図示するように、宛名ラベルの左上の角を原点として定義されたx軸、y軸に基づいて、住所欄に対応する角の座標(x1,y1)、(x2,y2)および氏名欄に対応する角の座標(x3,y3)、(x4,y4)などを記憶している。これらの座標値は、上述の標準的な撮影状態に対応して定義されている。
図中には、高さの高い小包PC2を破線で示した。ディジタルカメラDSCの画角が一定であるとすると、この小包PC2の上面を撮影した場合には、距離L2が画素数Npに対応することになる。距離L2は、標準的な小包の上面における距離L1よりも短いから、撮影時の精細度(Np/L2)は、標準時の精細度(Np/L1)よりも大きくなる。精細度の差違は単位長さ当たりの画素数の差を意味するから、小包PC2については、宛名ラベルの住所欄、氏名欄の角の座標とフォーマット定義の値との間に差違が生じる。かかる差違は、住所、氏名などに対応する文字列の誤認識を招く可能性がある。
このように、従来、スタンド型の読取装置においては、小包の高さによって実質的な精細度が規定された値から変動し、文字の誤認識を招くおそれがあった。かかる課題は、宛名の読取装置に関わらず、フォーマット定義を参照して帳票に記載された事項を読み取る装置に共通の課題であった。本発明は、かかる読取装置において、撮像部と帳票との距離の変動による影響を抑制し、帳票の記載内容の認識精度を向上することを目的とする。
本発明は、帳票を撮像し、ラスタデータを得る帳票読取装置において、帳票を撮像する撮像部と、精細度補償部とを備える。精細度補償部は、帳票に記載される項目の位置を規定するフォーマット定義に対応する規定精細度と、撮像部によって撮像される画像データの実精細度との差違を所定の許容範囲内に収まるよう補償する。補償は、規定精細度と実精細度を一致させるよう施すことが望ましい。
本発明によれば、精細度補償部の作用により、撮像部と帳票との距離が変動した場合でも、規定精細度と実精細度との差違に起因する認識精度の低下を回避することができる。本発明において撮像部としては、例えば、ディジタルカメラやスキャナなどを用いることができる。撮像部は、帳票に対してほぼ法線方向から撮影可能なように、読取装置に設置されていることが好ましい。
本発明において、補償は種々の態様を採ることができる。第1の態様として、撮像部の光学系を制御してもよい。かかる態様には、例えば、撮像部のズーム倍率の制御が含まれる。こうすることで、撮像した画像の画質を保持しつつ、補償を実現することができる。
第2の態様として、撮像された画像データと、フォーマット定義の少なくとも一方に対して精細度変換処理を施すようにしてもよい。画像データに処理を施す場合には、画素の間引き処理、または画素間の補間処理によって精細度を変換することができる。フォーマット定義に対する処理は、フォーマット定義に記憶されている座標値の換算によって実現することができる。第2の態様によれば、撮影部が、光学的な補償機構を有しない場合でも、精細度の差違を補償することができる。なお、これらの補償は、撮像直後に施しても良いし、撮像された画像とフォーマット定義を対比する際に施しても良い。
第3の態様として、撮像時に、撮像部と帳票との距離を調整する調整機構の制御によってもよい。撮像部または帳票の少なくとも一方を移動させ、両者の距離を標準値とすることにより精細度の差違を補償することができる。
本発明において、実精細度は、種々の態様で特定することができる。第1の態様として、既知の間隔で設けられた2点以上の基準マーカを備えるガイド部材を、帳票の表面に接するように置いた状態で撮像した画像データに基づいて、実精細度を特定するようにしてもよい。かかる態様では、基準マーカ間の距離および画素数に基づいて実精細度を特定することができる。ガイド部材は、本発明の読取装置に取り付けられていても良いし、別部材であってもよい。
第2の態様として、帳票と撮像部の距離に関わらず既知の一定間隔で2点以上の基準マーカを帳票の表面に投写可能なマーカ投写部を用い、この投写された基準マーカを撮像した画像データに基づいて、実精細度を特定するようにしてもよい。こうすることにより、ガイド部材を置くまでなく、精細度を特定することができ、操作の簡素化を図ることができる。マーカ投写部としては、例えば、レーザ光を帳票の法線方向から照射するレーザ光源を用いることができる。
第3の態様として、帳票において間隔が既知の2点以上の部位を撮像した画像データに基づいて、実精細度を特定してもよい。被写体となる帳票が既知のサイズである場合には、例えば、所定の角の間隔を用いて実精細度を特定することができる。帳票に、間隔が既知の2点以上のマーカを予め印刷などしておくようにしてもよい。第3の態様によれば、ガイド部材、マーカ投写部などの構成を要さず、実精細度を容易に特定することができる。
本発明において、実精細度の特定は、上述の方法に限らず、例えば、撮像部と帳票間の距離と、撮像部のズーム倍率などに基づいて設定してもよい。また、本発明では、例えば、基準マーカ間の画素数、撮像部と帳票間の距離および撮像部のズーム倍率など、精細度に換算可能な種々のパラメータを用いることができる。
本発明においては、帳票の表面上に設定された一直線上にない3点以上の基準マーカに基づき、少なくとも2方向の実精細度を特定するようにしてもよい。こうすることにより、特定された実精細度に基づき、2方向について補償を行うことができ、より精度を向上することができる。2方向の補償を個別に行ってもよいし、2方向の実精細度の平均値などに基づいて全体の補償を行ってもよい。
本発明は、上述した帳票読取装置としての構成の他、帳票読取装置の制御方法または帳票読取方法として構成してもよい。また、帳票読取装置における上述の制御、撮像した画像またはフォーマット定義に対する画像処理を実現するためのコンピュータプログラムおよびこれを記録した記録媒体として構成してもよい。ここで、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
本発明によれば、精細度補償部の作用により、撮像部と帳票との距離が変動した場合でも、規定精細度と実精細度との差違を所定の許容範囲内に抑制することができる。従って、精細度の差違に起因する認識精度の低下を回避することができる。
本発明の実施の形態について、以下の項目に分けて説明する。
A.システム構成
図2は第1実施例としての帳票読取装置の概略構成を示す説明図である。実施例の帳票読取装置は、小包の上面に付された宛名ラベルの記載内容を読み取るための装置である。帳票読取装置は、大きくは、撮像部20を備える撮像装置と、撮像された画像を利用して宛名を認識する宛名認識装置40から構成される。
宛名認識装置40は、例えば、汎用のパーソナルコンピュータに、宛名認識用のコンピュータプログラムをインストールすることにより構成することができる。図中には、このプログラムによってソフトウェア的に実現される機能ブロックを例示した。画像入力部41は、撮像部20からケーブル、記録媒体などを介して宛名ラベルを撮像した画像を入力する。
OCR処理部42は、この画像から、住所、氏名などの項目に対応した領域を抽出し、文字認識を行う。フォーマット定義44は、図1に示した通り、画像中で定義された座標系に基づき、住所、氏名などの各項目が記載されるべき領域を特定する座標値を記憶する。この座標値は任意の精細度に基づいて設定可能であるが、本実施例では、宛名ラベルを400DPI(ドット・パー・インチ)の精細度で撮影した時の画像に基づいて定義した。OCR処理部42は、このフォーマット定義44を参照しながら、文字認識を行う。結果出力部43は、認識結果を出力する。
撮像装置の構成は、載置台10および撮像部20を備えている。小包PC1は、載置台10の上に置かれる。載置台10には、撮像部20を保持するためのスタンド11が固定されている。撮像部20は、ディジタルカメラおよびその動作を制御するための制御回路によって構成されており、小包PC1の上面を鉛直上方から撮影する。
図中に撮像部20の画角を実線および破線で示した。レンズ21は光学的に画角を変更するズーム機能を備えている。高さの高い小包PC2の宛名ラベルを読み取る時の画角(図中の破線)は、低い小包PC1を読み取る時の画角(図中の実線)よりも広くなる。画角を大きくすることは、ズーム倍率を下げることを意味し、画角を小さくすることはズーム倍率を上げることを意味する。
スタンド11には、上下に可動の保持部30によって、ガイド31が取り付けられている。小包の高さに応じて保持部30を手動で移動させることにより、ガイド31を小包の上面に配置することができる。後述する通り、レンズ21のズーム倍率は、ガイド31を撮影した画像に基づいて決定される。
図中には、制御回路に含まれる機能ブロックを併せて示した。本実施例では、制御回路は、CPU ,ROM,RAMを備えるマイクロコンピュータとして構成されており、これらの機能ブロックは、ROMに記憶されたプログラムによってソフトウェア的に構築されるものとした。各機能ブロックは、ハードウェア的に構成してもよい。
撮像制御部23は、ディジタルカメラの動作を制御して、宛名ラベルの撮影を行う。本実施例では、宛名ラベルの実精細度を算出するための予備撮影と、宛名認識用の画像データを取得するための本撮影の2段階で撮影を行う。予備撮影は、精細度算出部24からの指示によって実行される。本撮影は、レンズ21のズーム倍率が調整された後に実行される。本撮影で得られた画像は、画像出力部22を介して宛名認識装置40に出力される。
精細度算出部24は、小包PC1が置かれ、ガイド31がその上面に設置されたところで、予備撮影の指示を撮像制御部23に出力する。この指示は、オペレータの操作に基づいて出力してもよいし、ガイド31の動作が停止した時点を検出した時点、小包PC1が置かれた後、所定時間が経過した時点などのタイミングで自動的に出力してもよい。
精細度算出部24は、ガイド31を含む画像に基づいて実精細度を算出する。この方法については後述する。実精細度は小包の高さに応じて変動する。ズーム制御部25は、フォーマット定義44に対応する精細度(以下、「規定精細度」と称する)に実解像度が一致するよう、レンズ21のズーム倍率を制御する。本実施例では、先に説明した通り、規定精細度は400DPIである。ズーム倍率の設定方法については後述する。
図3はガイド31の構成を示す説明図である。図の上方にはガイド31の平面図を示した。下方には、ガイドを小包PCLの上に配置した状態の斜視図を示した。
図示する通り、ガイド31は、略L字のフレーム32を有している。フレーム32は、撮像部20で撮影した画像のx軸方向、y軸方向に沿って延びている。フレーム32の角部および端部には、マーカ33〜35が上面に貼り付けてある。マーカ33,34は、x方向に既知の間隔Gxだけ離れており、マーカ33、35は、y方向に既知の間隔Gyだけ離れている。
本実施例では、ガイド31の上面は全体に黒とし、マーカ33〜35は白とした。両者の色は任意に選択可能であるが、マーカの位置を精度良く検出するためには、このように両者のコントラストを大きくしておくことが好ましい。
小包PCLは、上面に付された宛名ラベルLBLの角が、ガイド31の角にほぼ一致するように配置する。ガイド31の角に付されたマーカ33に基づいて宛名ラベルLBLを撮影した画像データの原点を特定することができ、フォーマット定義との対応づけが容易となる。この状態で、ガイド31を撮影すれば、既知の間隔Gx,Gyに対応する画素数に基づいて、x方向、y方向の実精細度を算出することが可能となる。
B.撮像制御処理
図4は撮像制御処理のフローチャートである。撮像部20が実行する処理であり、小包に付された宛名ラベルを、フォーマット定義に対応した規定精細度で撮影し、宛名認識装置40に画像を出力するための処理である。
処理が開始されると、撮像部20は、小包上に配置されたガイドを撮像する(ステップS10)。この撮像は、オペレータが撮像部20のスイッチを操作して行っても良いし、ガイド31の移動が停止した時点などを検出して自動的に実行してもよい。
撮像部20は、次に、撮像時の実精細度Rrを次の手順で算出する(ステップS12)。撮像した画像について、マーカ33,34の中心間の画素数Npx、およびマーカ33,35の中心間の画素数Npyを求める。これらの画素数Npx,Npyは既知の距離Gx,Gyに対応している。従って、x方向、y方向の実精細度Rrx,Rryは、それぞれ次式で求められる。
Rrx=Npx/Gx; Rry=Npy/Gy;
x方向、y方向の実精細度を個別に扱っても良いが、本実施例では、次に示す通り、両者の平均を実精細度Rrと設定した。
Rr=(Rrx+Rry)/2
こうして実精細度Rrが求まると、撮像部20は、実精細度Rrが規定精細度Rdに一致するようにズーム倍率Zを設定する(ステップS14)。ズーム倍率Zは「Z=Rd/Rr」式で得られる。例えば、規定精細度Rdが400DPIで、実精細度Rrが200DPIである場合には、規定精細度での撮影を行うために、ズーム倍率は2倍に設定されることになる。
予め設定された基準高さの小包に付された宛名ラベルを撮影した時に 規定精細度に対応する画像が得られるズーム倍率をデフォルト値とすると、ズーム倍率と小包の高さには次の傾向がある。小包の高さが基準高さよりも高い場合には、ズーム倍率はデフォルト値よりも低くなる。小包の高さが基準高さよりも低い場合には、ズーム倍率はデフォルト値よりも高くなる。
撮像部20は、レンズ21を設定されたズーム倍率となるよう制御し、宛名ラベルを撮像する(ステップS16)。また、こうして得られた画像を、宛名認識装置40に出力して、この処理を完了する(ステップS18)。
宛名認識装置40は、先に図2で説明した通り、受け取った画像から、フォーマット定義に従って、住所、氏名などの領域を抽出し、それぞれOCR処理によって文字認識して、結果を出力する。
以上で説明した第1実施例の帳票読取装置によれば、小包の高さが変動しても、撮像部20のズーム倍率を光学的に調整することで、規定精細度で撮像することができる。光学的に精細度を調整するため、画質の劣化が比較的少ないという利点もある。従って、帳票に記載された各項目に対応する領域をフォーマット定義に従って精度良く抽出することができる。
C.第1変形例
図5は第1変形例としての撮像制御処理のフローチャートである。撮像した画像に対して画像処理を施すことで、実精細度と規定精細度との差違を補償する例について示す。
この処理では、撮像部20は、ガイド31および宛名ラベルを規定のズーム倍率で撮像する(ステップS20)。また、こうして得られた画像に基づき、実施例と同様の方法で、実精細度を算出する(ステップS22)。
次に、撮像部20は、実精細度Rrが規定精細度Rdに一致するように画像の拡大率Zeを設定する(ステップS24)。拡大率Zeは、「Ze=Rd/Rr」式によって求められる。例えば、規定精細度Rdが400DPIで、実精細度Rrが200DPIの時、拡大率Zeは2倍となる。
撮像部20は、ステップS20で撮像した画像について、こうして得られた拡大率Zeで、精細度変換処理を施す(ステップS26)。画像を拡大する場合には画素間を補間し、画像を縮小する場合には画素の間引き処理を行うことになる。また、撮像部20は変換後の画像を宛名認識装置40に出力して(ステップS28)、この処理を完了する。宛名認識装置40での処理は、実施例と同じである。
第1変形例によれば、光学的にズーム倍率を調整する機構がない場合でも、実精細度と規定精細度の差違を補償することができる利点がある。
D.第2変形例
図6は第2変形例としての帳票読取処理のフローチャートである。実精細度と規定精細度の差違を補償するための処理を、宛名認識装置40で実行する場合を例示する。単に、第1変形例で説明した精細度変換処理を宛名認識装置40で施して精細度の差違を補償することも可能であるが、ここではフォーマット定義に記憶された座標値を変換することによって補償する例を示す。左側に示した撮像制御処理は、撮像部20が実行する処理であり、右側に示した帳票読取処理は、宛名認識装置40が実行する処理である。
この処理では、撮像部20は、ガイド31および宛名ラベルの画像を撮像し(ステップS30)、宛名認識装置40に出力する(ステップS32)。
宛名認識装置40は、この画像を入力し(ステップS40)、実施例と同様の方法で実精細度Rrを算出する(ステップS42)。次に、フォーマット定義の座標変換に用いる拡大率Zfを、規定精細度Rdが実精細度Rrに一致するように設定する(ステップS44)。拡大率Zfは、「Zf=Rr/Rd」によって設定することができる。
宛名認識装置40は、この拡大率Zfを用いて、フォーマット定義の精細度を変換する(ステップS46)。つまり、フォーマット定義に記憶されている各座標値に拡大率Zfを乗じて、座標変換を施す。宛名認識装置40は、こうして変換された後の座標値を用いて、宛名領域の抽出およびOCR処理を施し(ステップS48)、その結果を出力する(ステップS50)。
図7はフォーマット定義に対する精細度変換を示す説明図である。規定精細度で定義されたフォーマット定義を実線で示した。このフォーマット定義では、住所欄が2点の座標(x1,y1)、(x2,y2)で規定されており、氏名欄が座標(x3,y3)、(x4,y4)で規定されている。
規定精細度よりも大きい実精細度で撮像された画像を破線で示した。この画像では、住所欄、氏名欄はフォーマット定義で規定された領域内に収まらない。本実施例では、破線で示した画像に対してフォーマット定義を適用可能とするため、実精細度と規定精細度の比で求まる拡大率Zfを乗じることで、フォーマット定義中の各座標値を変換する。例えば、図中に示すように、住所欄を規定する座標値(x2,y2)は、拡大率Zfを乗じることにより、座標値(x6,y6)に変換される。その他の座標値についても同様の変換が施される。かかる変換を施すことにより、変換後の各座標値は、実精細度に対応したフォーマット定義となるため、破線で示した画像について、各項目の記載領域を適切に抽出可能となる。
第2変形例の処理によれば、フォーマット定義に記憶された座標値の変換という比較的負荷の軽い処理によって、規定精細度と実精細度の差違を補償することができる利点がある。
E.第2実施例
図8は第2実施例としての帳票読取装置の概略構成を示す説明図である。宛名認識装置の構成は省略し、撮像装置の構成のみを図示した。
第2実施例の撮像装置では、撮像部20Aは保持部28によって、スタンド11Aに取り付けられている。保持部28は、撮像部20Aからの制御信号に従って、スタンド11Aに沿って上下に移動する。保持部28には、周知の種々の可動機構を適用可能であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
第2実施例の撮像部20Aは、レーザ照射部27を備えている。レーザ照射部27は、一定間隔の平行な2本のレーザ光を小包の上面に向けて、鉛直下方に照射する。第2実施例では、小包の上面に照射された2つのレーザスポットの間隔によって、実精細度を特定し、規定精細度との補償を行う。
図中には、第2実施例の撮像部20Aにおける機能ブロックを併せて示した。撮像制御部23A、画像出力部22Aは、第1実施例と同様の機能を奏する。レーザ制御部26Aは、精細度算出部24Aからの指示に応じて、レーザ照射部27からレーザ光を照射させる。精細度算出部24Aは、上述の通り、レーザスポットの間隔に基づいて実精細度を特定する。第2実施例では、この実精細度に基づき、撮像部20Aの位置を上下動することで、実精細度と規定精細度との差違を補償する。カメラ位置制御部25Aは、かかる補償を実現するよう、保持部28を制御する。こうした補償方法を適用するため、第2実施例では、レンズ21Aはズーム機構を有さない固定焦点タイプであっても構わない。第2実施例においては、カメラ位置の制御に代えて、第1実施例および変形例で説明した種々の補償方法を適用することも可能である。
図9はレーザスポットによる実精細度の特定方法を示す説明図である。図の上方に、宛名ラベル上に照射されたレーザスポットP1,P2を示した。両者はx方向に既知の間隔Lxだけ離れているものとする。レーザ光は鉛直下方に照射されるため、小包の高さが変動しても、レーザスポットの間隔Lxは不変である。
図の下方には、撮像部20Aで撮像した画像の光強度、または明度を模式的に示した。レーザスポットP1、P2に対応する部分では、他の部分に比べて光の強度が強い。従って、撮像した画像中で、所定の閾値Thを超える画素を抽出することにより、容易にレーザスポットP1、P2の位置を特定することができ、実精細度を求めることができる。閾値Thの値は、レーザスポットの強度と、その他の部位の強度を明確に識別可能な範囲で任意に設定可能である。第1実施例のガイドに付されたマーカのように、一直線上にない3カ所にレーザ光を照射してもよい。
第2実施例における撮像制御処理では、第1実施例(図4)において、ステップS14,S16の処理に代えて、実精細度が規定精細度に一致するように撮像部20Aを上下動させればよい。例えば、実精細度、規定精細度と上下の移動量との関係を予め関数またはマップなどで記憶しておき、この記憶内容を参照して、撮像部20Aの移動量を設定する方法を採ることができる。また、撮像部20Aを少しずつ移動させながら実精細度を求めることにより、実精細度が規定精細度と一致する位置をフィードバック的に探すようにしてもよい。
第2実施例によっても第1実施例と同様、小包の高さに関わらず規定精細度での画像を得ることができる。また、レーザスポットを用いるため、小包の上面が湾曲している場合など第1実施例で示したガイドを適切に配置できない場合でも、実精細度を精度良く特定することができる利点がある。
F.その他の変形例
(1) 本発明は、小包に限らず、種々の帳票の読取装置に広く適用可能である。
(2) 本発明は、実施例のように鉛直下方に撮像する装置に限らず、水平方向に撮像する装置など、種々の方向に撮像する装置に適用可能である。
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。
小包の高さによる実精細度への影響を示す説明図である。 第1実施例としての帳票読取装置の概略構成を示す説明図である。 ガイド31の構成を示す説明図である。 撮像制御処理のフローチャートである。 第1変形例としての撮像制御処理のフローチャートである。 第2変形例としての帳票読取処理のフローチャートである。 フォーマット定義に対する精細度変換を示す説明図である。 第2実施例としての帳票読取装置の概略構成を示す説明図である。 レーザスポットによる実精細度の特定方法を示す説明図である。
符号の説明
10...載置台
11、11A...スタンド
20、20A...撮像部
21、21A...レンズ
22、22A...画像出力部
23、23A...撮像制御部
24、24A...精細度算出部
25...ズーム制御部
25A...カメラ位置制御部
26A...レーザ制御部
27...レーザ照射部
28...保持部
30...保持部
31...ガイド
32...フレーム
33〜35...マーカ
40...宛名認識装置
41...画像入力部
42...OCR処理部
43...結果出力部
44...フォーマット定義

Claims (10)

  1. 帳票を撮像し、ラスタデータを得る帳票読取装置であって、
    前記帳票を撮像する撮像部と、
    前記帳票に記載される項目の位置を規定するフォーマット定義に対応する規定精細度と、該撮像部によって撮像される画像データの実精細度との差違を所定の許容範囲内に収まるよう補償する精細度補償部とを備える帳票読取装置。
  2. 請求項1記載の帳票読取装置であって、
    前記精細度補償部は、前記撮像部の光学系を制御することにより前記補償を行う帳票読取装置。
  3. 請求項1記載の帳票読取装置であって、
    前記精細度補償部は、前記撮像された画像データと、前記フォーマット定義の少なくとも一方に対して精細度変換処理を施すことにより、前記補償を行う帳票読取装置。
  4. 請求項1記載の帳票読取装置であって、
    前記撮像時に、前記撮像部と帳票との距離を調整する調整機構を備え、
    前記精細度補償部は、前記調整機構の制御により、前記補償を行う帳票読取装置。
  5. 請求項1記載の帳票読取装置であって、
    既知の間隔で設けられた2点以上の基準マーカを備えるガイド部材を、前記帳票の表面に接するように置いた状態で撮像した画像データに基づいて、前記実精細度を特定する精細度特定部を備え、
    前記精細度補償部は、該特定された実精細度に基づき、前記補償を行う帳票読取装置。
  6. 請求項1記載の帳票読取装置であって、
    前記帳票と撮像部の距離に関わらず既知の一定間隔で2点以上の基準マーカを前記帳票の表面に投写可能なマーカ投写部と、
    該投写された基準マーカを撮像した画像データに基づいて、前記実精細度を特定する精細度特定部を備え、
    前記精細度補償部は、該特定された実精細度に基づき、前記補償を行う帳票読取装置。
  7. 請求項1記載の帳票読取装置であって、
    前記帳票において間隔が既知の2点以上の部位を撮像した画像データに基づいて、前記実精細度を特定する精細度特定部を備え、
    前記精細度補償部は、該特定された実精細度に基づき、前記補償を行う帳票読取装置。
  8. 請求項1記載の帳票読取装置であって、
    前記帳票の表面上に設定された一直線上にない3点以上の基準マーカに基づき、少なくとも2方向の実精細度を特定する精細度特定部を備え、
    前記精細度補償部は、該特定された実精細度に基づき、前記2方向について補償を行う帳票読取装置。
  9. 帳票を撮像し、ラスタデータを得る帳票読取方法であって、
    前記帳票を撮像する撮像工程と、
    前記帳票に記載される項目の位置を規定するフォーマット定義に対応する規定精細度と、該撮像部によって撮像される画像データの実精細度との差違を所定の許容範囲内に収まるよう補償する精細度補償工程とを備える帳票読取方法。
  10. 帳票を撮像して得られた画像データを画像処理するためのコンピュータプログラムであって、
    前記画像データを入力する機能と、
    前記画像データと、前記フォーマット定義の座標値の少なくとも一方に対して精細度変換処理を施すことにより、該撮像された画像データの実精細度と、前記フォーマット定義に対応した規定精細度との差違を所定の許容範囲内に収まるよう補償する機能とをコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
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