JP2005062727A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像濃度測定用のパッチを感光体ドラム上に現像した場合に、パッチを形成するトナーにより転写ローラが汚染されることを防止し、また、濃度測定後におけるパッチの回収率を向上させ、画像不具合の発生を防止することができる手段を提供することを目的とする。
【解決手段】 本画像形成装置は、感光体ドラムと、現像ローラと、転写ローラと、感光体ドラム上に現像されたパッチの画像濃度を測定する濃度測定センサと、この濃度測定センサの測定結果に基づいて画像濃度を補正する制御手段とを具備してなる画像形成装置であって、パッチが感光体ドラムと転写ローラとの当接部に到達する前に、転写ローラが接地されるものであり、また、前記パッチは、ドットの集合体またはラインで形成され感光体ドラムの主走査方向に延びるトナーラインが、感光体ドラムの副走査方向に所定の間隔毎に設けられてなるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、感光体ドラム上に濃度測定用のパッチを現像し、その測定結果を現像条件にフィードバックする画像形成装置に関するものである。
従来から画像形成装置においては、温度や湿度等の使用環境、耐久時間、及び感光体や現像剤の特性のばらつき等によって、画像濃度が大きく変動することが知られている。
従って、画像濃度を一定に維持するための手段として、感光体ドラム上に一定濃度のトナーパターン(以下、「パッチ」という。)を現像し、このパッチの濃度を測定した結果に基づいて、現像プロセスユニットを構成する現像ローラや供給ローラ等に印加する電圧の大きさを変化させる方法(以下、「画像濃度補正モード」という)が従来用いられている。ここで、パッチは、略矩形の形状を有し、その内部をトナーで塗りつぶす(以下、「ベタ像」という。)ことにより形成され(特許文献1参照)、このパッチの濃度が、一対の発光器と受光器からなる濃度測定センサによって測定されるものとなっている。この濃度測定センサを構成する発光器及び受光器は、入射光と反射光のなす角が鋭角となるようにそれぞれ設置されている。
特開2001―166558号公報
しかし、画像濃度のコントロールを目的として、感光体ドラム上にパッチを現像した場合、感光体ドラムに当接して配置された前記転写ローラが、パッチを形成するトナーにより汚染されてしまうという問題があった。
また、パッチがベタ像で形成されるので、感光体ドラムに付着するトナーの量が多く、パッチの濃度を測定した後に、トナーのすべてを現像ローラで回収しきれない場合がある。この場合、感光体ドラム上に残留したトナーが原因となって、次回の画像形成時に画像不具合が発生するという問題もあった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、画像濃度測定用のパッチを感光体ドラム上に現像した場合に、パッチを形成するトナーにより転写ローラが汚染されることを防止し、また、濃度測定後におけるパッチの回収率を向上させ、画像不具合の発生を防止することができる手段を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1の発明は、潜像が形成される感光体ドラムと、この感光体ドラム上の前記潜像をトナーで現像する現像ローラと、前記感光体ドラムに当接して設けられ前記感光体ドラム上の前記トナーを記録用紙に転写する転写ローラと、前記感光体ドラム上に現像されたパッチの画像濃度を測定する濃度測定センサと、この濃度測定センサの測定結果に基づいて画像濃度を補正する制御手段とを具備してなる画像形成装置であって、前記パッチが前記感光体ドラムと前記転写ローラとの当接部に到達する前に、前記転写ローラが接地されるものである。
請求項2の発明は、潜像が形成される感光体ドラムと、この感光体ドラム上の前記潜像をトナーで現像する現像ローラと、前記感光体ドラムに当接して設けられ前記感光体ドラム上の前記トナーを記録用紙に転写する転写ローラと、前記感光体ドラム上に現像されたパッチの画像濃度を測定する濃度測定センサと、この濃度測定センサの測定結果に基づいて画像濃度を補正する制御手段とを具備してなる画像形成装置であって、少なくとも前記パッチが前記感光体ドラムと前記転写ローラとの当接部を通過する間、前記転写ローラに対して、前記パッチと同極性の電圧が印加されるものである。
請求項3の発明は、前記パッチは、感光体ドラムの主走査方向に延びるトナーラインまたはドットの集合体であって、これらが前記感光体ドラムの副走査方向に所定の間隔毎に設けられてなるものである。
請求項4の発明は、前記濃度測定センサは、光を照射する発光器と、その反射光を受光する受光器を備えてなる光学式センサであって、前記発光器から前記感光体ドラムの表面への入射光と、前記感光体ドラムの前記表面から前記受光器への反射光とのなす角が0°でないように、前記発光器と前記受光器がそれぞれ配置されたものである。
請求項5の発明は、前記画像濃度の補正は、前記パッチの画像濃度が高い場合は、露光後の前記感光体ドラムの前記表面と前記現像ローラとの電位差が小さくなるように、また、前記パッチの画像濃度が低い場合は、露光後の前記感光体ドラムの前記表面と前記現像ローラとの電位差が大きくなるように、前記現像ローラに印加する電圧を変化させるものである。
本発明に係る画像形成装置によれば、画像濃度の補正を目的として、感光体ドラム上に濃度測定用のパッチを現像した場合に、感光体ドラムに当接して配置された転写ローラをパッチと同極性に帯電させることにより、パッチを形成するトナーにより転写ローラが汚染されるのを防止することができる。
また、本発明によれば、ドットの集合体またはラインで形成された複数本のトナーラインによりパッチを構成して、パッチを形成するトナーの量を減らしたことにより、濃度測定後におけるパッチの回収率を向上させることができ、感光体ドラム上の残留トナーに起因した画像不具合の発生を低減させることができる。
また、本発明によれば、濃度測定センサの発光器から感光体ドラムの表面への入射光と、感光体ドラムの表面から受光器への反射光とのなす角が鈍角となるように発光器及び受光器を配置したことにより、感光体ドラム上にパッチがない場合と比較して十分な濃淡差が得られ、濃度測定センサの感度を向上させることができる。これにより、パッチをドットまたはラインの集合体とし、且つ各ラインまたはドットの間隔を広くしてパッチを形成した場合でも、パッチの画像濃度を感度良く測定することができる。
感光体ドラム上に濃度測定用のパッチを現像した場合に、パッチを構成するトナーにより転写ローラが汚染されることを防止し、且つ、濃度測定後におけるパッチの回収率を向上させるという目的を、最小の部品点数で、且つ安価なコストで実現した。
以下、本発明の実施例に係る画像形成装置1について図面に基づいて説明する。図4は、画像形成装置1を示す概略縦断面図である。まず、画像形成装置1の画像形成動作について概説する。画像形成装置1は、コロナ帯電器2によって均一に帯電した感光体ドラム3の表面に、LEDヘッド4から画像情報に基づいた光像を露光して潜像を形成し、現像ローラ5で潜像に応じたトナー像を形成することにより可視像化する。一方、画像形成が開始されると、給紙トレイ6に載置された記録用紙Sの最上紙Stがピックアップローラ7により取り出されて搬送路8へと送り出される。そして、搬送路8に適宜配置された搬送ローラ9により記録用紙Sは搬送路8に沿って搬送され、レジストローラ10が前記トナー像の形成と同期して駆動回転することにより記録用紙Sを感光体ドラム3へと搬送する。感光体ドラム3へと搬送された記録用紙Sは、感光体ドラム3に当接して配置された転写ローラ11によって感光体ドラム3に押圧され、この転写ローラ11に、感光体ドラム3上の図示しないトナーと逆極性の電圧を印加することにより、感光体ドラム3上のトナーが記録用紙Sへと転写される。更に、記録用紙Sは、搬送路8に沿って下流へと搬送され、ヒータ12を内蔵する定着ローラ13によって圧力と熱を印加されることにより、記録用紙S上のトナーが記録用紙Sに定着する。その後、記録用紙Sは排紙ローラ14によって排紙トレイ15へと排出されるものとなっている。また、記録用紙Sに転写しきれずに感光体ドラム3上に残留したトナーは、メモリ除去ブラシ16から感光体ドラム3と逆極性の電圧を印加されることによって感光体ドラム3の表面3aから浮き上がり、現像ローラ5によって回収されるものとなっている。
図1は、画像形成装置1において、特に感光体ドラム3近傍を示す模式図である。図に示すように、画像形成装置1は、LEDヘッド4から画像情報に基づいた光が照射されることにより、表面に潜像が形成される感光体ドラム3と、この感光体ドラム3の表面3aを均一に帯電させるコロナ帯電器2と、前記潜像をトナーTを用いて現像する現像ローラ5と、現像ローラ5に当接して設けられた規制ブレード17と、現像ローラ5にトナーTを供給する供給ローラ18と、感光体ドラム3上に現像されたパッチPの濃度を測定する濃度測定センサ19と、転写スイッチ20を介して正極性電源21または負極性電源22に接続可能、あるいは接地可能に設けられた転写ローラ11と、感光体ドラム3上に残留したトナーTに感光体ドラム3と逆極性の電圧を印加するメモリ除去ブラシ16と、現像ローラ5、規制ブレード17、及び供給ローラ18にそれぞれ接続された電圧可変型の電源23を制御する電圧コントローラ24と、濃度測定センサ19から入力された情報に基づいて電圧コントローラ24や転写スイッチ20等を制御するプリンタコントローラ(制御手段)25とを具備してなるものである。以下、各構成要素について更に詳細に説明する。
感光体ドラム3は、図に詳細は示さないが、アルミドラムの外周面に感光層が蒸着されてなるものであり、図示しないモータ駆動機構により所定の速度で時計回りに回転駆動されている。この感光体ドラム3の表面3aに、LEDヘッド4から画像情報に基づいた光が照射されることにより、潜像が形成されるものとなっている。
コロナ帯電器2は、図1に示すように、感光体ドラム3から所定距離をおいて配置され、帯電スイッチ26を介して帯電バイアス電源27に接続された放電ワイヤ28と、この放電ワイヤ28を覆うようにして設けられたケーシング電極29を具備してなるものである。この放電ワイヤ28に対して帯電バイアス電源27から高電圧が印加されると、放電ワイヤ28の周囲に局所的な強い電場が形成され、部分的な空気の絶縁破壊が発生することにより、持続的な放電であるコロナ放電が発生する。これにより、感光体ドラム3の表面3aが一様に帯電されるものとなっている。本実施例では、感光体ドラム3を負極性に帯電させるものとしているが、もちろんこれとは逆に正極性に帯電させることも可能である。また、感光体ドラム3を帯電させる手段としては、本実施例のコロナ帯電器2に限られず、例えば、図示しない帯電ローラ等を用いた接触方式等を採用することも可能である。
現像ローラ5は、図1に示すように、ローラ軸30の周囲にウレタンゴム部材31等が設けられてなるものであり、その表面5aに保持したトナーTを感光体ドラム3に供給して、感光体ドラム3の表面3aに形成された潜像を可視像化する、いわゆる現像手段の役割を果たすものである。また、現像ローラ5は、現像手段として役割を果たすと同時に、所謂クリーニング手段としての役割も果たしている。すなわち、現像ローラ5は、画像形成時に感光体ドラム3が回転を開始してから1回転目を行う際には現像手段としての役割を果たし、感光体ドラム3が2回転目を行う際には、前記記録用紙Sに転写しきれずに感光体ドラム3上に残留し、前記メモリ除去ブラシ16の作用により感光体ドラム3上から浮き上がったトナーTを除去する役割を果たしている。このように、現像ローラ5を、現像手段及びクリーニング手段として兼用することにより、クリーニング手段を別途設ける必要がなくコストダウンを図ることができるという利点がある。
また、現像ローラ5は、図1に示すように、電圧値可変型の現像バイアス電源32に接続されており、現像ローラ5に対して任意の大きさの電圧を印加することが可能となっている。これにより、現像ローラ5の表面5aに保持されたトナーTは、図に詳細は示さないが、現像ローラ5と感光体ドラム3との電位差に応じた静電力の作用を受けて、現像ローラ5から感光体ドラム3へと移動するものとなっている。従って、現像ローラ5と感光体ドラム3との電位差を変化させることにより、現像ローラ5から感光体ドラム3へと移動するトナーTの量を変化させ、画像濃度を調節することが可能となっている。
規制ブレード17は、図1に示すように、その一端部が現像ローラ5の表面5aに当接するようにして設けられたものであり、図に詳細は示さないが、現像ローラ5に付着したトナーTを均一化してトナー薄層を形成するものである。また、規制ブレード17は、電圧値可変型の規制バイアス電源33に接続されており、規制ブレード17に対して任意の大きさの電圧を印加することが可能となっている。この規制ブレード17に印加する電圧の大きさを変化させることにより、規制ブレード17に集中する磁界の大きさに応じて前記トナー薄層の厚さが変化し、これにより、現像ローラ5から感光体ドラム3へと移動するトナーTの量を変化させ、画像濃度を調節することが可能となっている。
供給ローラ18は、図1に示すように、ローラ軸34の周囲にスポンジ材35等が設けられてなるものであり、ケーシング36に収容されアジテータ37によって攪拌されるトナーTをスポンジ材35で補足して、現像ローラ5に供給するものである。この供給ローラ5は、電圧値可変型の供給バイアス電源38に接続されており、供給ローラ18に対して任意の大きさの電圧を印加することが可能となっている。これにより、供給ローラ18の表面18aに捕捉されたトナーTは、図に詳細は示さないが、供給ローラ18と現像ローラ5との電位差に応じた静電力の作用を受けて、供給ローラ18から現像ローラ5へと移動するものとなっている。従って、供給ローラ18と現像ローラ5との電位差を変化させることにより、供給ローラ18から現像ローラ5へと移動するトナーTの量を変化させ、画像濃度を調節することが可能となっている。
パッチPは、画像濃度測定用に感光体ドラム3上に現像されるトナーパターンである。図2は、感光体ドラム3を示す概略平面図であるが、図に示すように、パッチPは、ドットDの集合体で形成され感光体ドラム3の主走査方向Xに延びるトナーライン39が、感光体ドラム3の副走査方向Yに所定の間隔をおいて互いに平行となるように設けられてなるものである。ここで、感光体ドラム3の主走査方向Xとは、感光体ドラム3の表面3aにおける母線方向をいい、副走査方向Yとは、主走査方向Xに直交する方向をいう。パッチPをこのように形成することにより、パッチPをベタ像で形成する場合と比較して、パッチPを形成するトナーTの量を大幅に減らすことができ、濃度測定後における現像ローラ5によるパッチPの回収率を向上させ、画像不具合の発生を防止することができる。ここで、トナーライン39は、ドットDの集合体に限られず、一本のラインとして形成することも可能であるが、本実施例のようにドットDの集合体として形成することにより、パッチPを形成するトナーTの量をさらに少なくして、パッチPの回収率をさらに向上させることができる。尚、互いに隣接するトナーライン39同士の間隔は、広くすることが好ましい。これは、トナーライン39同士の間隔が狭い場合、前記コロナ帯電器2で感光体ドラム3の表面3aを均一に帯電することができず、トナーTの感光体ドラム表面3aからの剥離性が悪くなることにより、現像ローラ5によるパッチPの回収率が低下するからである。また、パッチPは、図2に示すように、感光体ドラム3の表面3aにおけるパッチ領域40に形成されている。ここで、パッチ領域40とは、感光体ドラム3の表面3aにおいて、通常の画像形成時に潜像が形成される領域である画像形成領域41以外の部分に設けられたものであり、本実施例では、感光体ドラム3の主走査方向Xに沿ってギアフランジ42と逆側の端部に設けられている。
濃度測定センサ19は、所謂反射式の光学センサであり、図1及び図3に示すように、感光体ドラム3の表面3aに向かって光を照射する発光器19aと、感光体ドラム3の表面3aで反射した光を受光する受光器19bにより構成され、画像濃度によって光の反射率が異なることを利用してパッチPの画像濃度を測定するものである。すなわち、画像濃度が高い場合は、発光器19aから照射された光がトナーTによって散乱される度合いが高いので、受光器19bによる受光量が少なく、逆に画像濃度が低い場合は、発光器19aから照射された光がトナーTによって散乱される度合いが低いので、受光器19bによる受光量は多くなる。濃度測定センサ19は、この受光量に応じた電気信号を前記プリンタコントローラ25へと発するものとなっている。尚、濃度測定センサ19としては、反射式の光学センサに代えて、透過式の光学センサを用いることもできる。
また、濃度測定センサ19を構成する発光器19a及び受光器19bは、発光器19aから感光体ドラム3への入射光Liと、感光体ドラム3から受光器19bへの反射光Loのなす角αが鈍角となるようにそれぞれ配置されている。これは、前述のように、パッチPを複数本のトナーライン39で構成した場合、パッチPを真上から見た場合よりも、斜め上方から見た場合のほうが、見かけ上、相隣接するトナーライン39の間隔が狭く見えることを利用したものである。より詳細に説明するに、図3(b)に示すように、発光器19aと受光器19bを、前記入射光Liと前記反射光Loのなす角αが鋭角となるようにそれぞれ配置した場合、発光器19aから照射された光の多くは感光体ドラム3の表面3aで反射され、受光器19bでの受光量は多くなるので、感光体ドラム3上にパッチPがない場合と比較して十分な濃淡差が得られない。これに対して、図3(a)に示す本実施例のように、発光器19aと受光器19bを、前記入射光Liと前記反射光Loのなす角αが鈍角となるようにそれぞれ配置した場合、パッチPを形成する各トナーライン39間の間隔は、発光器19a及び受光器19bからの見かけ上狭くなる。これにより、発光器19aから照射された光のうち、感光体ドラム3の表面3aで反射される光は少なく、受光器19bでの受光量は少なくなるので、感光体ドラム3上にパッチPがない場合と比較して十分な濃淡差を得ることができる。従って、前述のように、パッチPをドットDまたはラインの集合体とし、且つ各ドットDまたはラインの間隔を広くしてパッチPを形成した場合でも、パッチPの画像濃度を感度良く測定することができ、濃度測定センサ19の出力を増幅するために図示しない増幅器等を別途設ける必要がないという利点がある。尚、発光器19aと受光器19bの設置角度は特に限定されるものではないが、前記入射光Liと前記反射光Loのなす角αが可能な限り広角となるようにするのが好適である。
転写ローラ11は、図1及び図4に示すように、当接部43において感光体ドラム3と当接して設けられ、搬送路8に沿って搬送されてきた記録用紙Sを感光体ドラム3に押圧し、感光体ドラム3の表面3aに付着したトナーTを記録用紙Sに転写するものである。この転写ローラ11は、図1に示すように、転写スイッチ20を介して、正極性電源21または負極性電源22に接続可能に設けられ、転写ローラ11に対して正極性電圧または負極性電圧を印加することが可能となっている。また、同時に、転写ローラ11は、転写スイッチ20を介して接地可能に設けられており、転写ローラ11をグラウンド電位とすることが可能になっている。通常の画像形成時には、この転写スイッチ20を正極性電源21に接続し、転写ローラ11を感光体ドラム3と逆極性である正極性に帯電させる。これにより、感光体ドラム3上に付着し、感光体ドラム3と同極性である負極性に帯電されたトナーTは、感光体ドラム3から転写ローラ11方向への静電力の作用を受けることにより、記録用紙Sに転写されるものとなっている。
一方、感光体ドラム3の表面3aにパッチPが現像されて、画像濃度補正モードが実行される場合、感光体ドラム3と転写ローラ11の間には記録用紙Sが供給されないので、感光体ドラム3上に付着したトナーTが、物理的に及び転写ローラ11方向への静電力の影響を受けて転写ローラ11に付着して転写ローラ11を汚染するという問題が生じる。本発明では、この問題を解決するための第1の手段として、感光体ドラム3上のパッチPが感光体ドラム3と転写ローラ11の当接部43に到達する前に、転写スイッチ20を介して転写ローラ11を接地させるものとしている。この場合、転写ローラ11はグラウンド電位となるが、負極性に帯電された感光体ドラム3と当接しているために、感光体ドラム3の表面電位によって、感光体ドラム3と同極性すなわち負極性に帯電される。これにより、感光体ドラム3上に付着して負極性に帯電されたパッチPと、同じく負極性に帯電された転写ローラ11との間には、電気的斥力が作用するために、パッチPを形成するトナーTが転写ローラ11に付着するのを低減させることができる。尚、転写ローラ11を接地させるタイミングの制御は、例えば、プリンタコントローラ25が、濃度測定センサ19によりパッチPが検出された時点から、前記当接部43までの距離、及び感光体ドラム3の回転速度を考慮して、パッチPが当接部43に到達する時間を予測し、これに同期して転写スイッチ20に制御信号を発することで行うことができる。
また、転写ローラ11の汚染の問題を解決するための第2の手段として、本実施例では、少なくともパッチPが前記当接部43を通過する間、転写スイッチ20を介して転写ローラ11を負極性電源22に接続し、転写ローラ11を感光体ドラム3と同極性である負極性に帯電させるものとしている。これにより、感光体ドラム3上に付着して負極性に帯電されたパッチPと、同じく負極性に帯電された転写ローラ11との間には電気的斥力が作用するために、パッチPを形成するトナーTが転写ローラ11に付着するのを低減させることができる。尚、転写ローラ11を負極性電源22に接続するタイミングの制御についても、前述の転写ローラ11を接地させるタイミングの制御と同様にして行うことができる。
プリンタコントローラ(制御手段)25は、図1に示すように、濃度測定センサ19から入力されたパッチPの画像濃度に基づいて、前記電圧コントローラ24の動作を制御して画像濃度補正モードを実行するものである。より詳細に説明するに、濃度測定センサ19により測定されたパッチPの画像濃度が通常より高い場合は、電圧コントローラ24を制御して、LEDヘッド4による露光後の感光体ドラム3と現像ローラ5との電位差が小さくなるように、現像ローラ5への印加電圧を変化させる。また、現像ローラ5への印加電圧の変化に対応させて、規制ブレード17及び供給ローラ18への印加電圧も変化させる。これにより、現像ローラ5から感光体ドラム3へと移動するトナーTの量を減少させ、画像濃度を低くするものとなっている。
これとは逆に、パッチPの画像濃度が通常より低い場合は、電圧コントローラ24を制御して、露光後の感光体ドラム3と現像ローラ5との電位差が大きくなるように、現像ローラ5への印加電圧を変化させる。また、現像ローラ5への印加電圧の変化に対応させて、規制ブレード17及び供給ローラ18への印加電圧も変化させる。これにより、現像ローラ5から感光体ドラム3へと移動するトナーTの量を増加させ、画像濃度を高くするものとなっている。表1は、画像濃度補正モードについてその一例を示したものである。
Figure 2005062727
また、プリンタコントローラ25は、図1に示すように、転写スイッチ20、除電スイッチ44、及び帯電スイッチ26の動作を制御する役割も果たしており、転写ローラ11、メモリ除去ブラシ16、及びコロナ帯電器2に対して電圧を印加するタイミングを制御している。
本画像形成装置は、コピー機、ファックス機、スキャナー等に適用することが可能である。
本発明の実施例に係る画像形成装置1における感光体ドラム3近傍を示す模式図。 本発明の実施例に係る感光体ドラム3を示す概略平面図。 本発明の実施例に係る濃度測定センサ19を説明するための説明図。 本発明の実施例に係る画像形成装置1を示す概略縦断面図。
符号の説明
1 画像形成装置
3 感光体ドラム
3a 表面(感光体ドラム)
5 現像ローラ
11 転写ローラ
19 濃度測定センサ
19a 発光器
19b 受光器
25 プリンタコントローラ(制御手段)
39 トナーライン
43 当接部
D ドット
Li 入射光
Lo 反射光
P パッチ
S 記録用紙
T トナー
X 主走査方向
Y 副走査方向
α 角

Claims (5)

  1. 潜像が形成される感光体ドラムと、この感光体ドラム上の前記潜像をトナーで現像する現像ローラと、前記感光体ドラムに当接して設けられ前記感光体ドラム上の前記トナーを記録用紙に転写する転写ローラと、前記感光体ドラム上に現像されたパッチの画像濃度を測定する濃度測定センサと、この濃度測定センサの測定結果に基づいて画像濃度を補正する制御手段とを具備してなる画像形成装置であって、
    前記パッチが前記感光体ドラムと前記転写ローラとの当接部に到達する前に、前記転写ローラが接地されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 潜像が形成される感光体ドラムと、この感光体ドラム上の前記潜像をトナーで現像する現像ローラと、前記感光体ドラムに当接して設けられ前記感光体ドラム上の前記トナーを記録用紙に転写する転写ローラと、前記感光体ドラム上に現像されたパッチの画像濃度を測定する濃度測定センサと、この濃度測定センサの測定結果に基づいて画像濃度を補正する制御手段とを具備してなる画像形成装置であって、
    少なくとも前記パッチが前記感光体ドラムと前記転写ローラとの当接部を通過する間、前記転写ローラに対して、前記パッチと同極性の電圧が印加されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記パッチは、感光体ドラムの主走査方向に延びるトナーラインまたはドットの集合体であって、これらが前記感光体ドラムの副走査方向に所定の間隔毎に設けられてなることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記濃度測定センサは、光を照射する発光器と、その反射光を受光する受光器を備えてなる光学式センサであって、前記発光器から前記感光体ドラムの表面への入射光と、前記感光体ドラムの前記表面から前記受光器への反射光とのなす角が0°でないように、前記発光器と前記受光器がそれぞれ配置されたことを特徴とする請求項1乃至3記載の画像形成装置。
  5. 前記画像濃度の補正は、前記パッチの画像濃度が高い場合は、露光後の前記感光体ドラムの前記表面と前記現像ローラとの電位差が小さくなるように、また、前記パッチの画像濃度が低い場合は、露光後の前記感光体ドラムの前記表面と前記現像ローラとの電位差が大きくなるように、前記現像ローラに印加する電圧を変化させるものであることを特徴とする請求項1乃至4記載の画像形成装置。
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