JP2005062063A - 物体形状測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多重反射の影響下で測定物体の形状測定の信頼性を、各種のパターン投影法に適確に対応した状態で高精度に検出可能な物体形状測定装置を提供する。
【解決手段】プロジェクタ2により照射パターンが測定物体に照射され、カメラ8により照射パターンの測定物体1での反射撮像パターンが撮像され、形状演算部13により、反射パターンに基づき測定物体1の表面形状が演算され、信頼度演算部14により、照射パターンの光量下限値をPlb、光量上限値をPub、照射パターンの光量をIaとして、測定物体の測定信頼度を示すコントラスト比が、Ia/(Pub−Plb)により演算され、データ出力手段により表面形状データとコントラスト比データとが出力され、多重反射の影響を受ける測定物体1の形状測定データの信頼性を、各種のパターン投影法に広く適確に対応して高精度に検出し撮像画像の画素ごとに適確に把握可能になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、測定物体に照射パターンを照射し、測定物体から反射する反射撮像パターンを撮像することにより、測定物体の形状測定を非接触で行なう物体形状測定装置に関する。
測定物体にプロジェクタから照射光パターンを照射し、測定物体からの反射光パターンをカメラで撮像し、反射光パターンの照射光パターンからのずれ変形に基づいて、測定物体の形状測定を非接触で行なうパターン投影法による三次元計測が知られている。
ポターン投影法としては、照射光パターンに位相の異なる正弦波状の光量分布を有する縞パターンを使用する縞走査法がよく用いられるが、この縞走査法については、後記する非特許文献1に原理が説明されている。
非特許文献1の記載によると、x軸方向の照度変化I(x)がI(x)=A(x)+B{φ(x)+φo}となる照射パターンを測定物体に照射した場合に、φo=0、π/2、3π/2に対応する照射パターンのカメラが撮像する測定物体からの反射撮像パターンの光量分布を、Io、I1、I2、I3とし、関数tanの逆関数をatanとして、位相分布φ(x)は、(1)式で表される。
φ(x)=atan{(I3(x)−I1(x))/(Io(x)−I2(x)}
・・・(1)
(1)式においてφ(x)はプロジェクタの照射角度に対応するが、φとしては各領域ごとに0から2πの値をとるので、このままでは照射角度と1対1に対応付けることはできず、領域番号をLid(1、2、・・m−1)、測定領域での大域位相をφgとして、(2)式で大域位相φgと照射角度との対応付けが可能になる。
φg=φ+2πLid ・・・(2)
(2)式のφgから反射撮像パターンの各画素ごとに、プロジェクタからの照射角度αを知ることができ、カメラの各画素ごとの入射光の入射角度βと、予め設定されるカメラ及びプロジョクタの光学中心間距離Lに基づいて、三角測量の原理から、(3)式によって測定物体の撮像画像の各画素ごとの測定物体表面とカメラの光学中心間の距離zが測定される。
z=L/(tanα+tanβ) ・・・(3)
縞走査法では領域番号Lidは、撮像パターンからは知ることはできないので、位相不定のφからφgを求めるために、アンラッピングと呼ばれる処理が施される。このアンラッピング処理としては、特定の縞にマーカを付したり、縞の空間周波数に制限を付けフーリエ変換を利用したり、隣接周期間で位相の連続性を仮定するなどの方法が採用されている。
ところで、パターン投影法で物体の形状測定を行なう場合には、図7に示すように、プロジェクタ2からの照射光を測定物体1に照射して、測定物体1のA点からの反射撮像パターンを撮像する場合、例えば、プロジェクタ2からの照射光が測定物体1のA点の近傍のB点で多重反射し、測定物体1のA点には、本来の照射光IioとB点での反射光が多重散乱光Iimとして入射することになる。このために、測定物体1のA点からは、照射光Iioと多重散乱光Iimに基づく反射撮像パターン光Iro+Irmがカメラ8に入射し、この反射撮像パターン光に基づいた撮像画像が得られる。
このようにして、測定点周辺の反射光が積分された多重散乱光が含まれると、撮像画像分布が平滑化されることになり、空間周波数に関する一種のローパスフィルタとして機能するので、繰り返し光パターンからなる照射パターンを照射すると、空間周波数が高いほどなまり易くなり、正弦波パターンを照射する縞走査法の場合には、多重散乱光の重畳によって、ピークとボトムの光量差が減少し、観察される撮像画像のコントラストが劣化する。
ところで、(1)式によりすでに説明したように、背景光を除いた光量分布Pa=I3−I1、Pb=Io−I2とし、φ(x)=atan(Pa/Pb)から照射角度αが演算されるが、正弦波のコントラストが低下すると、PaとPbの絶対値が減少する。
一方、カメラの光量感度は有限なので、Pa、Pbは量子化されて測定され、Pa、Pbの絶対値が小さくなると情報量が減少し、位相分布φ(x)の信頼度が低下し、測定物体の計測誤差が増大する。
この問題を解決するために、後記する特許文献1には、パターン投影法として空間コード化法を用いた場合に、測定空間に割り当てられた空間コードが、一定の規則のもとに変化することに基づき、或る空間コードに対して隣接する空間の空間コードを予想することにより、多重反射の影響を検出する三次元形状の計測方法が開示されている。
この特許文献1の方法では、空間コード増減抽出工程を設けることにより、予め予想される増減から所定値を越えてずれて計測される空間コードを、多重反射の影響を受けたとして除去している。
また、後記する特許文献2には、同様にしてパターン投影法として空間コード化法を用い、得られる撮像画像のパターンと、所定の基準パターンとの光量差を取った差分画像が、予め設定した閾値を越えるかどうかで光量ノイズを判断する画像ノイズ検出装置が開示されている。
前述した特許文献1に開示されている三次元形状の計測方法は、空間コード化法でのコードを予想し、予想からのずれに基づいて多重反射の影響を検出する空間コード法以外のパターン投影法に適用することはできない。
また、前述した特許文献2の開示では、差分画像が示すのは光量であり、光量の絶対値そのものは、測定物体の反射率などの計測条件に大きく依存し、多重反射の影響に基づく信頼性の判定には向いていない。
吉沢 徹 編「光三次元計測」新技術コミュニケーションズ 特開2000−193438号公報 特開平7−225834号公報
本発明は、前述したようなこの種のパターン投影法による物体形状測定装置の動作の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、多重反射の影響を受けて計測される測定物体の形状測定データの信頼性を、各種のパターン投影法に適確に対応した状態で高精度に検出可能な物体形状測定装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、繰り返し光パターンからなる照射パターンを測定物体に照射する照射手段と、該照射手段と異なる位置に配設され、前記照射パターンが前記測定物体で反射して得られる反射撮像パターンを撮像する撮像手段と、該撮像手段が撮像する反射撮像パターンに基づいて、前記測定物体の表面形状を演算する形状演算手段とを備えた物体形状測定装置において、前記照射パターンの光量分布の下限値をPlb、前記照射パターンの光量分布の上限値をPubとし、前記照射パターンの光量をIaとして、前記測定物体の測定信頼度を示すコントラスト比RをIa/(Pub−Plb)により演算する信頼度演算手段と、前記形状演算手段が演算する表面形状データと前記信頼度演算手段が演算するコントラスト比データとを出力するデータ出力手段とを有することを特徴とするものである。
このような手段によると、照射手段によって、繰り返し光パターンからなる照射パターンが測定物体に照射され、照射手段と異なる位置に配設された撮像手段によって、照射パターンが測定物体で反射して得られる反射撮像パターンの撮像が行なわれ、形状演算手段によって、撮像手段が撮像する反射撮像パターンに基づいて、測定物体の表面形状の演算が行なわれるが、照射パターンの光量分布の下限値をPlb、照射パターンの光量分布の上限値をPub、照射パターンの光量をIaとして、信頼度演算手段によって、測定物体の測定信頼度を示すコントラスト比Rが、Ia/(Pub−Plb)に基づいて演算され、データ出力手段によって、形状演算手段が演算する表面形状データと信頼度演算手段が演算するコントラスト比データとが出力されるので、多重反射の影響を受けて計測される測定物体の形状測定データの信頼性を、各種のパターン投影法に広く適確に対応した状態で高精度に検出し、撮像画像の画素ごとに適確に把握する。
同様に前記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、A、B、φcを定数、φを0〜2π範囲の位相、初期位相をφoとして、照射パターンの光量分布IがI=A+Bcos(φ+φo)、前記照射パターンの光量分布の下限値PlbがPlb=A−B、前記照射パターンの光量分布の上限値PubがPub=A+Bであり、φo=0、π/2、π、3π/2の前記照射パターンの光量分布Iを、それぞれPpc、Pns、Pnc、Ppsとし、tan関数の逆関数をatan、測度関数をφとして、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、φ=atan{(Pps−Pns)/(Ppc−Pnc)}+φcに基づいて行なわれ、信頼度演算手段によるコントラスト比Rの演算が、R={cos(φ+φo)(Ppc−Pnc)+sin(φ+φo)(Pps−Pns)}/(Pub−Plb)に基づいて行なわれることを特徴とするものである。
このような手段によると、光量分布IがI=A+Bcos(φ+φo)でφoが0、π/2、π、3π/2に対応する4種の繰り返しパターンが、照射パターンとして測定物体1に照射され、多数の照射パターンを使用することにより、測定物体に対して高精度の測定を行なって、請求項1記載の発明での作用が実行される。
同様に前記目的を達成するために、請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、A、B、φcを定数、φを0〜2π範囲の位相、初期位相をφoとして、照射パターンの光量分布IがI=A+Bcos(φ+φo)、前記照射パターンの光量分布の下限値PlbがPlb=A−B、前記照射パターンの光量分布の上限値PubがPub=A+Bであり、φo=0、π/2、πの前記照射パターンの光量分布Iを、それぞれPpc、Pns、Pncとし、tan関数の逆関数をatan、測度関数をφとして、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、φ=atan{(Pnc−Pns)/(Ppc−Pns)}+φcに基づいて行なわれ、信頼度演算手段によるコントラスト比Rの演算が、R=[cos(φ+φo)(Ppc−Pnc)+2sin(φ+φo){(Pub+Plb)/2Pns]/(Pub−Plb)に基づいて行なわれることを特徴とするものである。
このような手段によると、光量分布IがI=A+Bcos(φ+φo)でφoが0、π/2、πに対応する3種の繰り返しパターンが、照射パターンとして測定物体1に照射され、請求項2記載の発明よりも少ない照射パターン数を使用することにより、請求項1記載の発明での作用を、測定物体に対する高精度の測定を必要な測定時間を短縮して実行する。
同様に前記目的を達成するために、請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、A、B、φcを定数、φを0〜2π範囲の位相、初期位相をφoとして、照射パターンの光量分布IがI=A+Bcos(φ+φo)、前記照射パターンの光量分布の下限値PlbがPlb=A−B、前記照射パターンの光量分布の上限値PubがPub=A+Bであり、φo=0、π/2の前記照射パターンの光量分布Iを、それぞれPpc、Pnsとし、tan関数の逆関数をatan、測度関数をφとして、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、φ=atan[{(Pub+Plb)/2Pns}/{Ppc−(Pub+Plb)/2}]]+φcに基づいて行なわれ、信頼度演算手段によるコントラスト比Rの演算が、R=2[cos(φ+φo){Ppc(Pub+Plb)/2}+sin(φ+φo){(Pub+Plb)/2}−Pns]/(Pub−Plb)に基づいて行なわれることを特徴とするものである。
このような手段によると、光量分布IがI=A+Bcos(φ+φo)でφoが0、π/2に対応する2種の繰り返しパターンが、照射パターンとして測定物体1に照射されるので、請求項3記載の発明よりも少ない照射パターン数を使用することにより、測定物体に対する高精度の測定を測定時間をさらに短縮して、請求項1記載の発明での作用が実行される。
同様に前記目的を達成するために、請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、照射パターンが複数のスリットに対する光走査で得られ、A、Bを定数として前記照射パターンの光量が、スリットのない部分で前記照射パターンの光量分布の下限値Plb=A−B、スリット部分で前記照射パターンの光量分布の上限値Pub=A+Bとなり、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、スリットパターンに対する光量分布Psに基づいて行なわれ、信頼度演算手段によるコントラスト比Rの演算が、R={2Ps−(Pub+Plb)}/(Pub−Plb)に基づいて行なわれることを特徴とするものである。
このような手段によると、照射パターンが複数のスリットに対する光走査で得られ、A、Bを定数として照射パターンの光量が、スリットのない部分で照射パターンの光量分布の下限値Plb=A−B、スリット部分で照射パターンの光量分布の上限値Pub=A+Bとなり、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、指定したスリット位置に基づいて行なわれ、信頼度演算手段によるコントラスト比Rの演算が、R={2Ps−(Pub+Plb)}/(Pub−Plb)に基づいて行なわれ、光量が明暗の2値のために、多重反射の影響を受けにくい状態で、請求項1記載の発明での作用が実行される。
同様に前記目的を達成するために、請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、照射パターンの光量分布が、空間コード化法で用いられるA、Bを定数とするA−BとA+Bの2値矩形波分布であり、前記照射パターンの光量分布の下限値PlbがA−B、前記照射パターンの光量分布の上限値PubがA+Bであり、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、照射パターンの1レベル部と0レベル部に対する光量分布Pscから得られる空間コードに基づいて行なわれ、信頼度演算手段によるコントラスト比Rの演算が、R={2Psc−(Pub+Plb)}/(Pub−Plb)に基づいて行なわれることを特徴とするものである。
このような手段によると、照射パターンの光量分布が、空間コード化法で用いられるA、Bを定数とするA−BとA+Bの2値矩形波分布であり、照射パターンの光量分布の下限値PlbがA−B、照射パターンの光量分布の上限値PubがA+Bであり、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、照射パターンの1レベル部と0レベル部に対する光量分布Pscから得られる空間コードに基づいて行なわれ、信頼度演算手段によるコントラスト比Rの演算が、R={2Psc−(Pub+Plb)}/(Pub−Plb)に基づいて行なわれ、光量が明暗の2値のために、多重反射の影響を受けにくい状態で、請求項1記載の発明での作用が実行される。
同様に前記目的を達成するために、請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明において、データ出力手段が、信頼度演算手段が演算するコントラスト比が予め設定される基準値を下回った測定座標に対しては、形状演算手段の演算した表面形状データと対応するコントラスト比データの出力を禁止することを特徴とするものである。
このような手段によると、データ出力手段が、信頼度演算手段が演算するコントラスト比が予め設定される基準値を下回った測定座標に対しては、形状演算手段の演算した表面形状データと対応するコントラスト比データの出力を禁止するので、測定物体の信頼性の高い形状測定データが抽出検出される。
同様に前記目的を達成するために、請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明において、データ出力手段が、信頼度演算手段が演算するコントラスト比データと形状演算手段の演算する表面形状ダータに対して、サンプリング出力を行なう場合は、サンプリング点の座標を近傍座標にコントラスト比で重み付け平均した座標とし、サンプリング点のコントラスト比を近傍座標のコントラスト比の平均値とすることを特徴するものである。
このような手段によると、データ出力手段が、信頼度演算手段が演算するコントラスト比データと形状演算手段の演算する表面形状データに対して、サンプリング出力を行なう場合は、サンプリング点の座標を近傍座標にコントラスト比で重み付け平均した座標とし、サンプリング点のコントラスト比を近傍座標のコントラスト比の平均値とするので、測定物体の形状測定データのサンプリング出力に際して、サンプリング点と近傍点との測定信頼度に基づく演算により、サンプリング出力の測定信頼度が高められる。
請求項1記載の発明によると、多重反射の影響を受けて計測される測定物体の形状測定データの信頼性を、各種のパターン投影法に広く適確に対応した状態で高精度に検出し、撮像画像の画素ごとに適確に把握することが可能になる。
請求項2記載の発明によると、光量分布IがI=A+Bcos(φ+φo)でφoが0、π/2、π、3π/2に対応する4種の繰り返しパターンが、照射パターンとして測定物体1に照射されるので、多数の照射パターンを使用することにより、測定物体に対して高精度の測定を行なって、請求項1記載の発明で得られる効果を実現することが可能になる。
請求項3記載の発明によると、光量分布IがI=A+Bcos(φ+φo)でφoが0、π/2、πに対応する3種の繰り返しパターンが、照射パターンとして測定物体1に照射されるので、請求項2記載の発明よりも少ない照射パターン数を使用することにより、請求項1記載の発明で得られる効果を、測定物体に対する高精度の測定に必要な測定時間を短縮して実現することが可能になる。
請求項4記載の発明によると、光量分布IがI=A+Bcos(φ+φo)でφoが0、π/2に対応する2種の繰り返しパターンが、照射パターンとして測定物体1に照射されるので、請求項3記載の発明よりも少ない照射パターン数を使用することにより、測定物体に対する高精度の測定を測定時間をさらに短縮して、請求項1記載の発明で得られる効果を実現することが可能になる。
請求項5記載の発明によると、照射パターンが複数のスリットに対する光走査で得られ、A、Bを定数として照射パターンの光量が、スリットのない部分で照射パターンの光量分布の下限値Plb=A−B、スリット部分で照射パターンの光量分布の上限値Pub=A+Bとなり、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、指定したスリット位置に基づいて行なわれ、 信頼度演算手段によるコントラスト比Rの演算が、R={2Ps−(Pub+Plb)}/(Pub−Plb)に基づいて行なわれ、光量が明暗の2値のために、多重反射の影響を受けにくい状態で、請求項1記載の発明で得られる効果を実現することが可能になる。
請求項6記載の発明によると、照射パターンの光量分布が、空間コード化法で用いられるA、Bを定数とするA−BとA+Bの2値矩形波分布であり、照射パターンの光量分布の下限値PlbがA−B、照射パターンの光量分布の上限値PubがA+Bであり、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、照射パターンの1レベル部と0レベル部に対する光量分布Pscから得られる空間コードに基づいて行なわれ、信頼度演算手段によるコントラスト比Rの演算が、R={2Ps−(Pub+Plb)}/(Pub−Plb)に基づいて行なわれ、光量が明暗の2値のために、多重反射の影響を受けにくい状態で、請求項1記載の発明で得られる効果を実現することが可能になる。
請求項7記載の発明によると、データ出力手段が、信頼度演算手段が演算するコントラスト比が予め設定される基準値を下回った測定座標に対しては、形状演算手段の演算した表面形状データと対応するコントラスト比データの出力を禁止するので、測定物体の信頼性の高い形状測定データを抽出検出することが可能になる。
請求項8記載の発明によると、データ出力手段が、信頼度演算手段が演算するコントラスト比データと形状演算手段の演算する表面形状データに対して、サンプリング出力を行なう場合は、サンプリング点の座標を近傍座標にコントラスト比で重み付け平均した座標とし、サンプリング点のコントラスト比を近傍座標のコントラスト比の平均値とするので、測定物体の形状測定データのサンプリング出力に際して、サンプリング点と近傍点との測定信頼度に基づく演算により、サンプリング出力の測定信頼度を高めることが可能になる。
(第1の実施の形態)
実施例1
本発明の実施例1を、図1ないし図3を参照して説明する。
図1は本実施例の全体構成を示すブロック図、図2は本実施例の撮像光の光量分布とコントラスト比との特性を示す特性図、図3は本実施例の形状測定により得られる撮像画像である。
本実施例では、図1に示すように、測定対象となる測定物体1に対向して、光源3、液晶パネル5及び結像レンズ6を備え、繰り返し光パターンからなる照射パターンを測定物体1に照射するプロジェクタ2と、結像レンズ10とCCD11を備え、測定物体1からの反射撮像パターンを撮像するカメラ8とが、それぞれの光学中心間距離をLに設定して配設されている。
プロジェクタ2は、光源3からの光を液晶パネル5により、繰り返し光パターンからなる動的照射パターンに変換して測定物体1に照射する機能と、繰り返し光パターンの最大均一光量の上限パターンと最小均一光量の下限パターンとを測定物体1に照射する機能を有している。また、カメラ8は、測定物体1からの反射撮像パターンを結像レンズ10から取込み、CCD11で光電変換して撮像信号として出力する機能を有している。
さらに図1においては、カメラ8の結像レンズ10の光学中心に座標原点が設定され、この座標のx軸上にプロジェクタ2の結像レンズ6の光学中心が位置している。
プロジェクタ2には、プロジェクタ2の動作を制御するプロジェクタ制御部7が接続され、カメラ8には、カメラ8の動作を制御し撮像信号を取り出すカメラ制御部12が接続され、カメラ制御部12には、撮像信号から測定物体1の形状を演算する形状演算部13と、撮像信号から信頼度を示すコントラスト比を演算する信頼度演算部14とが接続されている。こりらの形状演算部13と信頼度演算部14とには、形状演算部13の出力信号と信頼度演算部14の出力信号とを取込み、必要に応じてデータ処理を施して出力するデータ出力部15が接続され、データ出力部15には、データ出力部15からの出力データがファイル17として格納されるメモリ16が接続されている。
また、本実施例では、照射パターンとして互いにπ/2ずつ位相の異なる正弦波パターンが用いられ、A、B、φcを定数、φを0〜2π範囲の位相、初期位相をφoとして、照射パターンの光量分布Iは、I=A+Bcos(φ+φo)として、φo=0、π/2、π、3π/2の4種の照射パターンが用いられる。
このような構成の本実施例の測定物体1の形状測定動作を説明する。
プロジェクタ2からは、Sa、Sbを定数として、照射角度φに対して以下の式で示される光強度の正弦波パターンが測定物体1に照射される。
Spc=Sa+Sbcos(φ+φo) ・・・(4a)
Sns=Sa−Sbsin(φ+φo) ・・・(4b)
Snc=Sa−Sbcos(φ+φo) ・・・(4c)
Sps=Sa+Sbsin(φ+φo) ・・・(4d)
一方、光量振幅の基準となる下限パターンLB、上限パターンUBの光量は、それぞれ正弦波パターンの光量の下限値と上限値に等しい均一光量で次式のようになる。
Slb=Sa−Sb ・・・(5a)
Sub=Sa+Sb ・・・(5b)
カメラ8で(4a)〜(4d)に示す照射パターンの測定物体1からの反射光を撮像する場合の撮像光量は、背景光をA、測定物体1の反射率とカメラ8、測定物体1及びプロジェクタ2の幾何学配置に基づく係数をB、照射パターンの空間周波数に基因する多重反射による光量振幅の低下効果のコントラスト係数をC(0≦C≦1)として、以下の式で示される。
Ppc=A+B・C2cos(φ+φo) ・・・(6a)
Pns=A−B・C2sin(φ+φo) ・・・(6b)
Pnc=A−B・C2cos(φ+φo) ・・・(6c)
Pps=A+B・C2sin(φ+φo) ・・・(6d)
また、均一光量の下限パターンLBと上限パターンUBは、空間周波数が異なるために、正弦波パターンとは異なるコントラスト係数C1を用いて次式で示される。
Plb=A−B・C1 ・・・(7a)
Pub=A+B・C1 ・・・(7b)
一方、照射角度を求めるための位相分布φは次式で与えられる。
φ=atan{(Pps−Pns)/(Ppc−Pnc)}+φc
・・・(8)
本実施例においては、(8)式により求めた局所位相から、すでに説明したアンラッピングによって大域位相が求められ、さらに対応する照射角度αが決定される。そして、撮像パターンの結像位置から得られる撮像角度βと カメラ及びプロジョクタの光学中心間距離Lに基づいて、すでに説明した(3)式に基づいて、形状演算部13において、測定物体1の撮像画像の各画素ごとの測定物体表面とカメラ8の光学中心間の距離zが、z=L/(tanα+tanβ)として演算され、演算データはデータ出力部15に入力される。
ところで、撮像により観察されるパターンの振幅は、係数Bとコントラスト係数Cとの積に対応し、以下の式のように表される。
B2a=B・C2=(Ppc−Pnc)/2cos(φ+φo)
・・・(9a)
B2b=B・C2=(Pps−Pns)/2sin(φ+φo)
・・・(9b)
B1=B・C1=(Pub−Plb)/2 ・・・(10)
(9a)(9b)式において、正弦波パターンに対する振幅B2a、B2bは同じ量であるが、このままでは、分母のcosとsinの値によっては不定値となることがあるので、このことを避けるために、Aの二乗をA∩2と記載することにして、B2a、B2bにそれぞれ{cos(φ+φo)}∩2、{sin(φ+φo)}∩2の重み付けをした和を次式で改めてB2とする。
B2=B2a{cos(φ+φo)}∩2+B2b{sin(φ+φo)∩2
=cos(φ+φo)(Ppc−Pnc)/2
+sin(φ+φo)(Pps−Pns)/2
・・・(11)
この場合、多重反射光量がなければB1とB2は等しいが多重反射の影響でB1>B2となるので、B1とB2の比がコントラストR=B2/B1になり、次式で与えられる。
R={cos(φ+φo)(Ppc−Pnc)+sin(φ+φo)(Pps
−Pns)}/(Pub−Plb) ・・・(12)
カメラ8の撮像角度(CCD11上の結像位置)に対するPpc、Pns、Pnc、Pps、Plb、Pubは、図2(a)に示すようになるが、Pub、Plbは、均一な照射光量に測定物体1の反射率がかけられて撮像されるので、本来は直線ではないが、同図では簡単のためにPub、Plbを直線にしている。また、Pub、Plbは多重反射の影響が小さいが、照射パターンは空間周波数が高いほど多重反射の影響によりコントラスト係数が減少し、カメラ8から見ると、図2(a)に示すように、点線で示した包絡線Ena1、Enb1間の幅が、PubとPlb間の幅よりも小さくなる。
信頼度演算部14では、(12)式によってコントラスト比Rを演算し、演算データはデータ出力部15に入力される。演算されるコントラスト比Rは、図2(b)に示すようになり、この場合は撮像角度の大きい部分で多重反射の影響が大きく、コントラストRが小さくなっている。
本実施例で、測定物体を白色の発泡スチロール製の顔模型とし、白色板を背景にして撮像して得られた撮像画像IMとコントラスト比を演算した結果とは図3に示すようになり、白色がコントラスト比1に黒色がコントラスト比0に対応し、完全に黒色の部分は反射光量が小さく測定できなかった部分であり、セル数u、vはCCD11の画素位置を示している。図3で照射パターンの周期で見られる縞は、照射した正弦波パターンと、真の正弦波パターンとのずれを示し、この縞の発生のないように修正することは可能である。
図3では、目の周辺、鼻の下、上顎、喉下側では多重反射の影響が大きいために、撮像画像が暗くなっており、撮像画像では得られる全ての空間座標について、それぞれコントラスト比を演算して信頼度の判定を行なうことができる。
図1のデータ出力部15からは、形状演算部13によって(3)式に基づいて演算された各画素のx、y、z座標データに、信頼度演算部14によって(12)式に基づいて演算されたコントラスト比データをそれぞれ付加した点群データがメモリ16に出力される。 この場合、必要に応じてユーザが選択することによって、コントラスト比に所定の閾値を予め設定し、データ出力部15からは、閾値を越えるコントラスト比のx、y、z座標データのみが出力される。例えば、図3に示す測定物体の測定の場合には、必要精度と実測形状との比較によると、閾値を0.2とすれば条件を満足すると判定された。
また、全点群データからサンプリング出力を行なう場合には、出力するサンプリング点数と重み付けの近傍点数Nを指定し、点群データのサンプリング位置を、測定物体1の形状曲率の大きい部分では密に選択し、形状曲率の小さい部分では粗く選択して初期のサンプリング位置(座標番号)を定める。次いで、サンプリング位置の近傍のN個の座標に対して(13)式に基づき、コントラスト比で重み付け平均化処理してサンプリング出力を行なう。
即ち、k番目の測定座標(x、y、z座標の3成分を持つベクトル)をr_k、k番目の測定座標のコントラスト比をR_k、サンプリング点の位置番号をiとして、iの近傍の位置番号jに対して次式に基づいて重み付け平均化演算が行なわれ、正確なサンプリング座標は、r_iから、信頼度の高い座標側にずれることになる。
r_i=(Σr_jR_j)/(ΣR_j) ・・・(13)
このようにして、本実施例によると、プロジェクタ2によって、光量分布IがI=A+Bcos(φ+φo)でφoが0、π/2、π、3π/2に対応する4個の繰り返しパターンからなる照射パターンが測定物体1に照射され、カメラ8によって撮像される撮像パターンの光量分布をPpc、Pns、Pnc、Ppsとし、照射パターンの光量分布の上限値をPub、下限値をPlbとして、位相分布φが、atan{(Pps−Pns)/(Ppc−Pnc)}+φcで、測定物体表面とカメラ8間の距離zが、z=L/(tanα+tanβ)で演算され、信頼度演算部14によって、コントラスト比Rが、R={cos(φ+φo)(Ppc−Pnc)+sin(φ+φo)(Pps−Pns)}/(Pub−Plb)に基づいて演算されるので、多重反射の影響を受けて計測される測定物体の形状測定データの信頼性を、各種のパターン投影法に広く適確に対応した状態で高精度に検出し、撮像画像の画素ごとに適確に把握することが可能になる。
(第2の実施の形態)
実施例2
本発明の実施例2を説明する。
本実施例では、図1を流用して説明すると、プロジェクタ2からは、光量分布IがI=A+Bcos(φ+φo)でφoが0、π/2、πに対応する3種の繰り返しパターンが、照射パターンとして測定物体1に照射される。
本実施例のその他の部分の構成は、すでに説明した実施例1と同一なので、重複する説明は行なわない。
本実施例では、3種の繰り返しパターンから得られる撮像パターンの光量分布Ppc、Pns、Pncは、実施例1と同様に、すでに説明した6(a)、6(b)、6(c)とそれぞれ等しくなり、下限パターンLB、上限パターンUBは、7(a)、7(b)と等しくなる。
本実施例では位相分布φは、φc=(π/4)−φoとして次式で与えられる。
φ=atan{(Pnc−Pns)/(Ppc−Pns)}+φc
・・・(14)
また、撮像により観察されるパターンの振幅は、係数Bとコントラスト係数Cとの積に対応し、以下の式のように表される。
B2a=B・C2=(Ppc−Pnc)/2cos(φ+φo)
・・・(15a)
B2c=B・C2={(Pub+Plb)/2・Pns}/sin(φ+φo)
・・・(15b)
B1=B・C1=(Pub−Plb)/2 ・・・(16)
安定な演算実行のために、B2a、B2cにそれぞれ{cos(φ+φo)}∩2、{sin(φ+φo)}∩2の重み付けをした和をB2として次式が得られる。
B2=B・C2
=B2a{cos(φ+φo)}∩2+B2b{sin(φ+φo)}∩2
=cos(φ+φo)(Ppc−Pnc)/2
+sin(φ+φo)(A−Pns)/2 ・・・(17)
また、コントラスト比R=B2/B1は次式で与えられる。
R=[cos(φ+φo)(Ppc−Pnc)+2sin(φ+φo){(Pub
+Plb)}/2Pns]/(Pub−Plb)
・・・(18)
このようにして、本実施例によると、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、φ=atan{(Pnc−Pns)/(Ppc−Pns)}+φcに基づいて行なわれ、信頼度演算手段によるコントラスト比Rの演算が、R=[cos(φ+φo)(Ppc−Pnc)+2sin(φ+φo){(Pub+Plb)/2Pns]/(Pub−Plb)に基づいて行なわれる。
本実施例のその他の動作は、すでに説明した実施例1と同一なので、重複する説明は行なわない。
本実施例によると、すでに説明した実施例1よりも少ない照射パターン数を使用することにより、実施例1で得られる効果に加えて、測定物体の形状測定を測定時間を短縮して実行し、測定物体1に対する高精度の形状測定を実現することが可能になる。
本実施例のその他の効果は、すでに説明した実施例1と同一なので重複する説明は行なわない。
(第3の実施の形態)
実施例3
本発明の実施例3を説明する。
本実施例では、図1を流用して説明すると、プロジェクタ2からは、光量分布IがI=A+Bcos(φ+φo)でφoが0、π/2に対応する2種の繰り返しパターンが、照射パターンとして測定物体1に照射される。
本実施例のその他の部分の構成は、すでに説明した実施例1と同一なので、重複する説明は行なわない。
本実施例では、2種の繰り返しパターンから得られる撮像パターンの光量分布Ppc、Pnsは、実施例1と同様にすでに説明した6(a)、6(b)とそれぞれ等しくなり、下限パターンLB、上限パターンUBは、7(a)、7(b)と等しくなる。
本実施例では位相分布φは、φc=−φoとして次式で与えられる。
φ=atan[{(Pub+Plb)/2Pns}/{Ppc−(Pub
+Plb)/2}]+φc
・・・(19)
また、撮像により観察されるパターンの振幅は、係数Bとコントラスト係数Cとの積に対応し、以下の式のように表される。
B2d=B・C2={Ppc−(Pub+Plb)/2}/cos(φ+φo)
・・・(20a)
B2c=B・C2={(Pub+Plb)/2−Pns}/sin(φ+φo) ・・・(20b)
B1=B・C1=(Pub−Plb)/2 ・・・(21)
安定な演算実行のために、B2d、B2cにそれぞれ{cos(φ+φo)}∩2、{sin(φ+φo)}∩2の重み付けをした和をB2として次式が得られる。
B2=BC2
=B2a{cos(φ+φo)}∩2+B2b{sin(φ+φo)}∩2
=cos(φ+φo){Ppc−(Pub+Plb)/2}
+sin(φ+φo){(Pub+Plb)/2−Pns}
・・・(22)
また、コントラスト比Rは次式で与えられる。
R=2[cos(φ+φo){Ppc−(Pub+Plb)/2}+sin(φ+φo){(Pub+Plb)/2}−Pns]/(Pub−Plb)
・・・(23)
このようにして、本実施例によると、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、φ=atan[{(Pub+Plb)/2Pns}/{Ppc−(Pub+Plb)/2}]+φcに基づいて行なわれ、信頼度演算手段によるコントラスト比Rの演算が、R=2[cos(φ+φo){Ppc−(Pub+Plb)/2}+sin(φ+φo){(Pub+Plb)/2}−Pns]/(Pub−Plb)に基づいて行なわれる。
本実施例のその他の動作は、すでに説明した実施例1と同一なので、重複する説明は行なわない。
本実施例によると、すでに説明した実施例2よりも少ない照射パターン数を使用することにより、実施例1で得られる効果に加えて、測定物体の形状測定を測定時間をさらに短縮して実行し、測定物体1に対する高精度の形状測定を実現することが可能になる。
本実施例のその他の効果は、すでに説明した実施例1と同一なので重複する説明は行なわない。
(第4の実施の形態)
実施例4
本発明の実施例4を図4を参照して説明する。
図4は本実施例の撮像光の光量分布とコントラスト比との特性を示す特性図である。
本実施例では、照射パターンが複数のスリットに対する光走査で得られ、A、Bを定数として前記照射パターンの光量が、スリットのない部分で前記照射パターンの光量分布の下限値Plb=A−B、スリット部分で前記照射パターンの光量分布の上限値Pub=A+Bとなり、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、指定したスリット位置に基づいて行なわれるように構成されている。
また、本実施例では、スリットが複数用いられるので、CCD11上に結像した複数のスリットに対してスリット番号を特定する必要がある。このために、測定物体の表面高さの範囲をスリット幅に対応させて限定することにより、結像時に各スリットに結像範囲の重なりが発生しないように構成されている。
本実施例のその他の部分の構成は、すでに説明した実施例1と同一なので、重複する説明は行なわない。
本実施例のスリットによる照射パターンの撮像光量分布は、スリット部では(24a)式により、スリット部以外では(24b)で表される。
Ps=A+B・C2 ・・・(24a)
Ps=A−B・C2 ・・・(24b)
また、下限パターンLBと上限パターUBは、それぞれすでに説明した(7a)式と(7b)式とで表される。
さらに、本実施例において、撮像パターンの振幅は、スリットパターンのスリット部に対して(25a)式で、均一パターンに対して(25b)で表される。
B2=B・C2=Ps−(Pub+Plb)/2
・・・(25a)
B1=B・C1=(Pub−Plb)/2 ・・・(25b)
そして、コントラスト比Rは次式で表される。
R=B2/B1={2Ps−(Pub+Plb)}/(Pub−Plb)
・・・(26)
本実施例では、図4(a)に示すように、照射パターンの撮像光量分布Psの山部分となるスリット位置に対応する包絡線Ena2と、照射パターンの撮像光量分布Psの谷部分となるスリット以外の部分に対応する包絡線Enb2との差が照射パターンの光量振幅となる。図4(b)に示すように、(26)式に従ってスリット位置で演算したコントラスト比Rは、包絡線Ena2に等しいが、スリット以外の部分では空間周波数の高周波成分は少ないので、包絡線Enb2はPlbにほぼ等しく、この場合はスリット位置でしか形状測定は行なわれないので、コントラスト比Rは(26)式で演算される。
本実施例のその他の動作は、すでに説明した実施例1と同一なので、重複する説明は行なわない。
本実施例によると、照射パターンが複数のスリットに対する光走査で得られ、スリット位置のみで形状測定を行なうことにより光量が明暗の2値となり、多重反射の影響を受けにくい状態で、測定物体の形状測定を信頼度を高めて行なうことが可能になる。
本実施例のその他の効果は、すでに説明した実施例1と同一なので、重複する説明は行なわない。
(第5の実施の形態)
実施例5
本発明の実施例5を図5及び図6を参照して説明する。
図5は本実施例の照射光の光量分布と空間番号との特性を示す特性図、図6は本実施例の撮像光の光量分布とコントラスト比との特性を示す特性図である。
本実施例では、照射パターンの光量分布が、空間コード化法で用いられるA、Bを定数とするA−BとA+Bの2値矩形波分布であり、照射パターンの光量分布の下限値PlbがA−B、照射パターンの光量分布の上限値PubがA+Bであり、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、照射パターンの1レベル部と0レベル部に対する光量分布Pscから得られる空間コードに基づいて行なわれるように構成されている。
本実施例のその他の部分の構成は、すでに説明した実施例1と同一なので、重複する説明は行なわない。
本実施例では、図5(a)(b)に示すように、照射角度に対して空間コードを2値化した光量分布の空間コード化パターンを照射するが、例えば4ビットで空間に0から15までの空間番号Lidを対応付ける。図5(a)の場合は、Igoが最低ビット位でIg3が最上ビット位であるが、コード化のビット数を増やすとより細かい空間分解能を得ることができる。
本実施例では、空間周波数の一番高い最低ビット位のIgoのパターンを撮像し、そこからコントラスト比の演算を行なう。最低ビット位のパターンを撮像した撮像角度に対する光量分布は、図6(a)のようになり、多重反射の影響を受けて、最低ビット位のパターン光量は、上限パターンと下限パターンの中間に位置する。
本実施例の空間コードパターンの撮像光量分布Pscは、1レベル部では(27a)式で、0レベル部では(27b)式で与えられる。
Psc=A+B・C2 ・・・(27a)
Psc=A−B・C2 ・・・(27b)
nビットのコード化を行なう場合、空間コード化パターン数はn、判別可能な空間コード数は2のn乗で、n=8の場合には空間コード化パターン数は8、空間コード数は256となり、測定範囲を256分割することができる。
また、下限パターンLBと上限パターンUBとは、すでに説明した(7a)式(7b)式でそれぞれ表される。
また、撮像により観察されるパターンの振幅は、スリットパターンのスリット部と均一パターンに対して次式のようになる。
B2=BC2=Psc−(Pub+Plb)/2
・・・(28)
そして、スリット部におけるコントラスト比Rは次式で表される。
R=B2/B1={2Psc−(Pub+Plb)}/(Pub−Plb)
・・・(29)
(29)式に基づいて演算したコントラスト比Rは、図6(b)のようになり、撮像角度の大きいところではコントラスト比Rが劣化するので、空間コードの信頼度は低下する。図6(a)の光量が大きく変化する境界位置に対応して、同図(b)のコントラスト比Rが低下しているが、これは照射パターンのエッジがぼけたための影響で、多重反射の発生によるものではない。図6(b)の包絡線Encで示すコントラスト比が多重反射の発生の影響を示している。
本実施例によると、照射パターンが空間コード化法に基づき、その光量分布が2値矩形波分布となり、光量が明暗の2値となって多重反射の影響を受けにくい状態となり、測定物体の形状測定を信頼度を高めて行なうことが可能になる。
本実施例のその他の効果は、すでに説明した実施1と同一なので、重複する説明は行なわない。
本発明は、整形・口腔外科などの医療分野における人体形状計測、紳士・婦人服業界での自動採寸、自動車、カメラ、電気製品などのグレイモデルからの三次元CADデータの計測、美術工芸品の三次元などに利用することができる。
本発明の実施例1の全体構成を示すブロック図である。 同実施例の撮像光の光量分布とコントラスト比との特性を示す特性図である。 同実施例での形状測定により得られる撮像画像である。 本発明の実施例4の撮像光の光量分布とコントラスト比との特性を示す特性図である。 本発明の実施例5の照射光の光量分布と空間番号との特性を示す特性図である。 同実施例の撮像光の光量分布とコントラスト比との特性を示す特性図である。 従来のパターン測定法の原理を示す説明図である。
符号の説明
1 測定物体
2 プロジェクタ
7 プロジェクタ制御部
8 カメラ
11 CCD
12 カメラ制御部
13 形状演算部
14 信頼度演算部
15 データ出力部
16 メモリ

Claims (8)

  1. 繰り返し光パターンからなる照射パターンを測定物体に照射する照射手段と、該照射手段と異なる位置に配設され、前記照射パターンが前記測定物体で反射して得られる反射撮像パターンを撮像する撮像手段と、該撮像手段が撮像する反射撮像パターンに基づいて、前記測定物体の表面形状を演算する形状演算手段とを備えた物体形状測定装置において、 前記照射パターンの光量分布の下限値をPlb、前記照射パターンの光量分布の上限値をPubとし、前記照射パターンの光量をIaとして、前記測定物体の測定信頼度を示すコントラスト比RをIa/(Pub−Plb)により演算する信頼度演算手段と、
    前記形状演算手段が演算する表面形状データと前記信頼度演算手段が演算するコントラスト比データとを出力するデータ出力手段と
    を有することを特徴とする物体形状測定装置。
  2. A、B、φcを定数、φを0〜2π範囲の位相、初期位相をφoとして、照射パターンの光量分布IがI=A+Bcos(φ+φo)、前記照射パターンの光量分布の下限値PlbがPlb=A−B、前記照射パターンの光量分布の上限値PubがPub=A+Bであり、
    φo=0、π/2、π、3π/2の前記照射パターンの光量分布Iを、それぞれPpc、Pns、Pnc、Ppsとし、tan関数の逆関数をatan、測度関数をφとして、 形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、φ=atan{(Pps−Pns)/(Ppc−Pnc)}+φcに基づいて行なわれ、
    信頼度演算手段によるコントラスト比Rの演算が、R={cos(φ+φo)(Ppc−Pnc)+sin(φ+φo)(Pps−Pns)}/(Pub−Plb)に基づいて行なわれることを特徴とする請求項1記載の物体形状測定装置。
  3. A、B、φcを定数、φを0〜2π範囲の位相、初期位相をφoとして、照射パターンの光量分布IがI=A+Bcos(φ+φo)、前記照射パターンの光量分布の下限値PlbがPlb=A−B、前記照射パターンの光量分布の上限値PubがPub=A+Bであり、
    φo=0、π/2、πの前記照射パターンの光量分布Iを、それぞれPpc、Pns、Pncとし、tan関数の逆関数をatan、測度関数をφとして、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、φ=atan{(Pnc−Pns)/(Ppc−Pns)}+φcに基づいて行なわれ、
    信頼度演算手段によるコントラスト比Rの演算が、R=[cos(φ+φo)(Ppc−Pnc)+2sin(φ+φo){(Pub+Plb)/2Pns]/(Pub−Plb)に基づいて行なわれることを特徴とする請求項1記載の物体形状測定装置。
  4. A、B、φcを定数、φを0〜2π範囲の位相、初期位相をφoとして、照射パターンの光量分布IがI=A+Bcos(φ+φo)、前記照射パターンの光量分布の下限値PlbがPlb=A−B、前記照射パターンの光量分布の上限値PubがPub=A+Bであり、
    φo=0、π/2の前記照射パターンの光量分布Iを、それぞれPpc、Pnsとし、tan関数の逆関数をatan、測度関数をφとして、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、φ=atan[{(Pub+Plb)/2Pns}/{Ppc−(Pub+Plb)/2}]+φcに基づいて行なわれ、
    信頼度演算手段によるコントラスト比Rの演算が、R=2[cos(φ+φo){Ppc−(Pub+Plb)/2}+sin(φ+φo){(Pub+Plb)/2}−Pns]/(Pub−Plb)に基づいて行なわれることを特徴とする請求項1記載の物体形状測定装置。
  5. 照射パターンが複数のスリットに対する光走査で得られ、A、Bを定数として前記照射パターンの光量が、スリットのない部分で前記照射パターンの光量分布の下限値Plb=A−B、スリット部分で前記照射パターンの光量分布の上限値Pub=A+Bとなり、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、スリットパターンに対する光量分布Psに基づいて行なわれ、信頼度演算手段によるコントラスト比Rの演算が、R={2Ps−(Pub+Plb)}/(Pub−Plb)に基づいて行なわれることを特徴とする請求項1記載の物体形状測定装置。
  6. 照射パターンの光量分布が、空間コード化法で用いられるA、Bを定数とするA−BとA+Bの2値矩形波分布であり、前記照射パターンの光量分布の下限値PlbがA−B、前記照射パターンの光量分布の上限値PubがA+Bであり、形状演算手段による測定物体の表面形状の演算が、照射パターンの1レベル部と0レベル部に対する光量分布Pscから得られる空間コードに基づいて行なわれ、信頼度演算手段によるコントラスト比Rの演算が、R={2Psc−(Pub+Plb)}/(Pub−Plb)に基づいて行なわれることを特徴とする請求項1記載の物体形状測定装置。
  7. データ出力手段が、信頼度演算手段が演算するコントラスト比が予め設定される基準値を下回った測定座標に対しては、形状演算手段の演算した表面形状データと対応するコントラスト比データの出力を禁止することを特徴とする請求項1記載の物体形状測定装置。
  8. データ出力手段が、信頼度演算手段が演算するコントラスト比データと形状演算手段の演算する表面形状データに対して、サンプリング出力を行なう場合は、サンプリング点の座標を近傍座標にコントラスト比で重み付け平均した座標とし、サンプリング点のコントラスト比を近傍座標のコントラスト比の平均値とすることを特徴とする請求項1記載の物体形状測定装置。


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