JP2005061660A - 防犯用液剤封入ボール及び弾丸 - Google Patents
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Abstract
【課題】犯人あるいは逃走車等に対して命中すると犯人等に対して着色液の他に強力な持続性のある臭いを附着させることができ犯人等が衣服を着替えたりかくれたりしてもこの臭いをたよりに警察犬を投入する等して探知することにより犯人逮捕をすることのできる防犯用液剤封入ボール及び弾丸を提供することを目的とする。
【解決手段】犯人、暴漢、逃走車等の目的物に当たると破裂し目印となる防犯用液剤が封入されてなるボール及び弾丸において、前記防犯用液剤には犯人等逮捕に役立つ探知及び識別用材料が封入される。
【選択図】図1
【解決手段】犯人、暴漢、逃走車等の目的物に当たると破裂し目印となる防犯用液剤が封入されてなるボール及び弾丸において、前記防犯用液剤には犯人等逮捕に役立つ探知及び識別用材料が封入される。
【選択図】図1
Description
本発明は銀行強盗、暴走族による違法走行、ひったくり、万引き、不審者の侵入等各種犯罪に対する防犯に使用して有用な防犯用液剤封入ボール及び弾丸に関する。
従来、銀行等に常備され銀行強盗等の犯人あるいは逃走車に対し命中させることにより犯人の衣服や逃走車に着色液を附着させこれが犯人追跡の目印となる所謂着色液封入の防犯用カラーボールが存在する。
このカラーボールは球形カプセル内に赤色等目につきやすい着色液を充填し犯人あるいは逃走車にこれが命中した時にはカプセルが容易に破裂し犯人の衣服等に附着し、これが犯人追跡の目印となる構造から成る(例えば特許文献1参照)。
実用新案登録第3061799号登録実用新案公報
このカラーボールは球形カプセル内に赤色等目につきやすい着色液を充填し犯人あるいは逃走車にこれが命中した時にはカプセルが容易に破裂し犯人の衣服等に附着し、これが犯人追跡の目印となる構造から成る(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、この種カラーボールにあっては通常は破裂自在なボール内に着色液が封入される形態のものがほとんどであり、犯人逮捕等の一応の目印とはなるものの、犯人等が衣服を着替えたり、逃走車を乗り換えたりした場合には、この着色液附着手段は役立たなく犯人逮捕のための決定的な決め手とはならない。
また警察犬にあっても臭いについては極めて敏感であるものの、従来のこの種カラーボールによる着色液附着手段ではせっかくの嗅覚を生かしての犯人探知をすることは不可能である。さらにはこの種カラーボールでは仮に命中し着色液が附着したとしても犯人等が物陰等にかくれたり衣服を着替えたりした時には犯人を見失うことともなる。そこでいったんボールあるいは弾丸が命中したらたとえ犯人等が物陰等にかくれても、あるいは衣服を脱ぎ捨てたり着替えたりしても犯人の所在が確認され探知追跡することのできる手段が待たれた。
本発明にあっては犯人等にカラーボールあるいは弾丸が命中すれば、犯人の所在が明確になるとともに、犯人等に対し着色液の附着とあいまって消去しがたい臭いの附着による探知手段という警察犬の投入も可能な手段あるいは煙の発生という目視確認手段を駆使して、従来のこの種防犯用カラーボールの欠点を全て解決し犯人逮捕率の一層の向上を図ることのできる防犯用液剤封入ボール及び弾丸を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の防犯用液剤封入ボールは、犯人、暴漢、逃走車等の目的物に当たると破裂し目印となる防犯用液剤が封入されてなるボール及び弾丸において、前記防犯用液剤には犯人等逮捕に役立つ探知及び識別用材料が封入されてなることを特徴とするものである。
また、犯人等逮捕に役立つ探知及び識別用材料は、臭い発生材料であることを特徴とするものである。
また、犯人等逮捕に役立つ探知及び識別用材料は、ボール及び弾丸が破裂すると化学反応により煙が発生する材料であることを特徴とする。
また、臭い発生材料は着色塗料に付加された臭いであることを特徴とするものである。
また、ボール及び弾丸は、発射源を備え引き金等の発射操作部の操作により発射される発射具に装填されてなることを特徴とするものである。
しかして本発明の防犯用液剤封入ボールによれば、臭い発生手段あるいは煙発生手段という効果も相乗的に発揮できることから、従来の着色液封入のカラーボールの欠点を全て解決しより一段と犯人追跡のための識別・探知効果を発揮することが可能となった。
特に臭いにあっては強力で持続性があることから犯人等が衣服を着替えたり、かくれたりして見失っても臭いをたよりに容易に探知することができ、何よりも警察犬の投入が可能となり犯人の逮捕効率の向上化を図ることができ、より有用な防犯効果を発揮することができる。
また犯人に命中した時には煙の発生という極めて視認性の高い目印をつけることができることから、着色液の附着という目印とあいまってより好適な犯人追跡の目印とすることが可能となった。
図面は本発明の1実施例を示すものであり、図1は本発明の防犯具に使用される弾丸1を示し弾丸1は先方部分2aを突円状としてなる円錐状カプセル2からなり、このカプセル2の基盤部分には発射時の衝撃に耐えられるべくプラスチック板体3が装着されている。
尚、本発明にあっては弾丸に限らず、手投げ自在なボール形態であってもよく、双方を含むものである。
尚、本発明にあっては弾丸に限らず、手投げ自在なボール形態であってもよく、双方を含むものである。
4はカプセル2の先端部に形成されたスリットであり、弾丸1が犯人等の目的物に命中した時には、破裂しやすくするため当該スリット4が形成されたカプセル2部分は肉薄に形成されている。
5はこのカプセル2内に充填されてなる探知及び識別用液体であり本実施例にあっては目立ちやすくするため赤色等の蛍光塗料が使用されている。
またいったん衣服、自動車等に附着した後はこれを払拭消去不可の識別用液体5を用いることも勿論可能である。
またいったん衣服、自動車等に附着した後はこれを払拭消去不可の識別用液体5を用いることも勿論可能である。
そして本発明にあってはこの液体5内に特に臭い発生材料6を封入したことに特徴を有する。
通常塗料にあっては全てその材質から臭いを伴うものであるが、本発明にあっては犯人等が消去し難い強力で持続性のある臭い発生材料を液剤中に添加してなる。この臭い発生材は識別用液体とは別体にて臭い発生材料6のみを封入してもよい。
通常塗料にあっては全てその材質から臭いを伴うものであるが、本発明にあっては犯人等が消去し難い強力で持続性のある臭い発生材料を液剤中に添加してなる。この臭い発生材は識別用液体とは別体にて臭い発生材料6のみを封入してもよい。
さらに本発明におけるボール及び弾丸は犯人等に当たりこれが破裂するとこれに起因して化学反応により煙が発生しその煙が犯人の所在を確認することのできる煙発生材料を封入することも可能である。
この煙発生手段は臭い発生材料とともに、あるいはこの煙発生材料単体にて封入することも可能である。
尚、識別用液体5、臭い発生材料6、煙発生材料は何れか一種あるいは何れか2種の組み合わせ、さらに全種類の組合せが可能である。
この煙発生手段は臭い発生材料とともに、あるいはこの煙発生材料単体にて封入することも可能である。
尚、識別用液体5、臭い発生材料6、煙発生材料は何れか一種あるいは何れか2種の組み合わせ、さらに全種類の組合せが可能である。
そして本発明のボール及び弾丸のうちボールにあっては手投げ手法により犯人等に命中させることも可能であるが、命中率を上げるためにはボール及び弾丸は発射具に装填され発射されることが好ましい。以下にその弾丸発射具7の一実施例について説明する。
次に本発明の弾丸発射具7について説明する。
本実施例の弾丸発射具7は拳銃タイプとしてなるものであり弾丸1が通過する銃身部8と弾倉部9及び発射部10、ガスボンベ等の発射源11を内蔵したグリップ部12とひき金等の弾丸発射操作部13とからなる。
本実施例の弾丸発射具7は拳銃タイプとしてなるものであり弾丸1が通過する銃身部8と弾倉部9及び発射部10、ガスボンベ等の発射源11を内蔵したグリップ部12とひき金等の弾丸発射操作部13とからなる。
弾倉部9には複数個の弾丸1が装填されており下方に取付けたスプリング14の付勢力により弾丸1は常時上方の銃身部8方向へ押し上げられ一発発射すると即時に次の弾丸1が銃身部8の基部へと送り込まれ連発可能な構成としている。
尚、本実施例にあっては圧縮ガスを発射源とする拳銃形態の弾丸発射具に例をとり説明したが、この形態に限らず、発射装置により発射されるものであればその発射源の種類は圧縮ガスに限られるものでなく、また発射手段等も本実施例のものに限定されるものではない。
また連発方式の方が犯人等に命中する確率が向上するが、勿論単発方式のものであってもよい。
尚、本実施例にあっては圧縮ガスを発射源とする拳銃形態の弾丸発射具に例をとり説明したが、この形態に限らず、発射装置により発射されるものであればその発射源の種類は圧縮ガスに限られるものでなく、また発射手段等も本実施例のものに限定されるものではない。
また連発方式の方が犯人等に命中する確率が向上するが、勿論単発方式のものであってもよい。
しかして本発明に係る弾丸1が装填された弾丸発射具7により発射され銀行強盗等の犯人、逃走車に命中した時は、弾丸1の先端部はスリット4が形成され破裂しやすく構成されていることから容易に破裂し犯人の衣服、逃走車等に飛び散り赤色蛍光塗料等の目立ちやすく払拭不可の識別用液体5あるいは臭い発生材料6を封入した防犯用液剤が附着する。
また煙発生材料を封入したものにあっては命中すれば犯人等から煙が立ち上がることとなる。
また煙発生材料を封入したものにあっては命中すれば犯人等から煙が立ち上がることとなる。
したがってたとえば犯人等が衣服を着替えたり、家屋、山中に逃走したとしても強力な臭いは犯人等に常に附着していることから見失っても探知することができ、特に臭いに敏感な警察犬よる追跡が可能となる。また煙発生材料による煙発生にあっても着色液の附着とあいまって犯人等の所在が即時視認することができ極めて有用である。
1 弾丸
2 カプセル
2a 先方部分
3 プラスチック板体
4 スリット
5 識別用液体
6 臭い発生材料
7 弾丸発射具
8 銃身部
9 弾倉部
10 発射部
11 発射源
12 グリップ部
13 弾丸発射操作部
14 スプリング
2 カプセル
2a 先方部分
3 プラスチック板体
4 スリット
5 識別用液体
6 臭い発生材料
7 弾丸発射具
8 銃身部
9 弾倉部
10 発射部
11 発射源
12 グリップ部
13 弾丸発射操作部
14 スプリング
Claims (5)
- 犯人、暴漢、逃走車等の目的物に当たると破裂し目印となる防犯用液剤が封入されてなるボール及び弾丸において、前記防犯用液剤には犯人等逮捕に役立つ探知及び識別用材料が封入されてなることを特徴とする防犯用液剤封入ボール及び弾丸。
- 犯人等逮捕に役立つ探知及び識別用材料は、臭い発生材料であることを特徴とする請求項1記載の防犯用液剤封入ボール及び弾丸。
- 犯人等逮捕に役立つ探知及び識別用材料は、ボール及び弾丸が破裂すると化学反応により煙が発生する材料であることを特徴とする請求項1記載の防犯用液剤封入ボール及び弾丸。
- 臭い発生材料は着色塗料に付加された臭いであることを特徴とする請求項2記載の防犯用液剤封入ボール及び弾丸。
- ボール及び弾丸は、発射源を備え引き金等の発射操作部の操作により発射される発射具に装填されてなることを特徴とする請求項1記載の防犯用液剤封入ボール及び弾丸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003289668A JP2005061660A (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | 防犯用液剤封入ボール及び弾丸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003289668A JP2005061660A (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | 防犯用液剤封入ボール及び弾丸 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005061660A true JP2005061660A (ja) | 2005-03-10 |
Family
ID=34367917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003289668A Pending JP2005061660A (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | 防犯用液剤封入ボール及び弾丸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005061660A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101248710B1 (ko) * | 2012-06-05 | 2013-05-02 | 황인철 | 호신용 건에 사용되는 탄환 |
JP2022501567A (ja) * | 2018-09-07 | 2022-01-06 | エヌエル エンタープライゼズ,エルエルシー | 非致死性発射体構造および発射装置 |
-
2003
- 2003-08-08 JP JP2003289668A patent/JP2005061660A/ja active Pending
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KR101248710B1 (ko) * | 2012-06-05 | 2013-05-02 | 황인철 | 호신용 건에 사용되는 탄환 |
JP2022501567A (ja) * | 2018-09-07 | 2022-01-06 | エヌエル エンタープライゼズ,エルエルシー | 非致死性発射体構造および発射装置 |
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