JP2005061566A - Vibrationproofing mount - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ステッピングモータ等、駆動に伴い振動を発生する振動体を防振支持する防振マウントに関する。 The present invention relates to an anti-vibration mount that anti-vibrates and supports a vibrating body that generates vibration when driven, such as a stepping motor.
ファクシミリ、複写機などの紙送り用や、プリンタの印字ヘッド及び紙送りのサーボ駆動用としては、ステッピングモータが使用されるが、このステッピングモータは、駆動時に振動を発生することから、上記ファクシミリ等の機体内部のブラケットに対して、防振マウントを介して取り付けられる。そして、従来の技術によるこの種の防振マウントとしては、下記の特許文献1又は特許文献2に記載されたものが知られている。
このうち、特許文献1に記載された従来の防振マウントは、複写機等の機体の内部フレーム等に螺子で緊結される一方の取付板と、これに対向配置されてステッピングモータ等の着座フランジに螺子で緊結される他方の取付板との間に、ゴム状弾性材料からなる環状の弾性体を一体的に加硫接着した構造を有する。すなわち、ステッピングモータに駆動時に発生する振動を、その着座フランジ側の取付板と、機体側の取付板との間で弾性体が変形を受けることによって吸収・絶縁し、機体側への振動伝達を低減するものである。
Among them, the conventional vibration-proof mount described in
一方、特許文献2に記載された従来の防振マウントは、平板状のゴム体の外縁部の複数箇所に円筒ゴム体が形成され、この円筒ゴム体に、締付けボルトを挿入可能なストッパ筒体及び前記締付けボルトと螺合するナットが一体に埋設された構造を備える。すなわちこの防振マウントは、前記ストッパ筒体を、機体側のブラケット等に開設した取付孔に挿入し、ステッピングモータ等の着座フランジから前記ストッパ筒体へ挿通した締付けボルトを前記ナットに螺合させることによって、円筒ゴム体を、前記着座フランジと前記機体側のブラケットとの間で圧縮した状態とし、この円筒ゴム体の変形動作によって、ステッピングモータ等の振動を吸収・絶縁し、機体側への振動伝達を低減するものである。
On the other hand, in the conventional vibration-proof mount described in
しかしながら、特許文献1に記載された防振マウントによれば、弾性体が双方の取付板に加硫接着された構造であるため、その製造に際して、金属製の取付板の接着面に、下地処理や接着剤塗布等の工程が必要であり、またゴムバリの除去作業等の後工程も発生し、成形用金型の構造も複雑になって、製造コストが高いものとなっていた。しかも、双方の取付板による弾性体との接着面積、すなわち弾性体への拘束面積が大きく、このためばね定数が高くなり、優れた振動吸収性を得ることが困難であった。
However, according to the anti-vibration mount described in
また、特許文献2に記載された防振マウントによれば、振動吸収を行う円筒ゴム体が締付けボルトとナットによって締め付けられるので、その締め付け量がストッパ筒体によって制限されてはいるものの、円筒ゴム体は圧縮されることによってばね定数が高くなり、優れた振動吸収性を得ることが困難であった。しかも、一般的には特許文献1のように、防振マウントの一方をモータ側に、他方を機体側に、それぞれ螺子で取り付けられるようになっているので、特許文献2のような、取付形態の異なる防振マウントを採用するには、モータの着座フランジや機体側のブラケットの仕様も変更する必要がある。
Further, according to the vibration-proof mount described in
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、防振性能に優れ、かつ安価に製造可能な防振マウントを提供することにある。 The present invention has been made in view of the above points, and a technical problem thereof is to provide an anti-vibration mount that is excellent in anti-vibration performance and can be manufactured at low cost.
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係る防振マウントは、ゴム状弾性材料からなる板状弾性体に、支持側及び被支持側のうち一方に螺子を介して結合される第一スリーブと、前記支持側及び被支持側のうち他方に螺子を介して結合される第二スリーブが所定間隔で交互に埋設されたものである。
As a means for effectively solving the above technical problem, a vibration isolating mount according to the invention of
請求項2の発明に係る防振マウントは、請求項1に記載された構成において、第一スリーブ及び第二スリーブが、その端部に形成された鍔部において、板状弾性体の取付孔に抜け止め状態に嵌着されたものである。 According to a second aspect of the present invention, in the vibration isolating mount according to the first aspect, the first sleeve and the second sleeve are formed in the attachment hole of the plate-like elastic body at the flange portion formed at the end thereof. It is fitted in a retaining state.
請求項1の発明に係る防振マウントによれば、板状弾性体は、支持側に螺子を介して結合される第一スリーブを埋設した部分と、被支持側に螺子を介して結合される第二スリーブを埋設した部分のみで拘束されるため、第一スリーブと第二スリーブの間の部分が低ばね定数となり、優れた振動吸収性を奏することができる。 According to the vibration-proof mount according to the first aspect of the present invention, the plate-like elastic body is coupled to the portion on which the first sleeve coupled to the support side via the screw is embedded, and to the supported side via the screw. Since the second sleeve is restrained only by the embedded portion, the portion between the first sleeve and the second sleeve has a low spring constant, and excellent vibration absorption can be achieved.
請求項1の発明に係る防振マウントによれば、請求項1による効果に加え、第一スリーブ及び第二スリーブを板状弾性体の取付孔内に非接着で取り付けることができるため、製作工程を減少させて安価に提供することができる。 According to the vibration isolating mount of the first aspect of the invention, in addition to the effect of the first aspect, the first sleeve and the second sleeve can be attached in the attachment hole of the plate-like elastic body in a non-adhesive manner. Can be provided at low cost.
以下、本発明に係る防振マウントの好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、この形態による防振マウント1を、被支持側のステッピングモータ3及び支持側のフレーム2と共に示す斜視図、図2は、この形態による防振マウント1を示すもので、(A)は軸心と平行な方向から見た図、(B)は(A)におけるB−B’線断面図、図3は、この形態による防振マウント1を介してステッピングモータ3を取り付けた状態を、図2(A)のB−B’線と対応する位置で切断して示す断面図である。
Hereinafter, preferred embodiments of the vibration-proof mount according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view showing an
まず図1において、参照符号1は本発明による防振マウント、参照符号2は複写機等の機体内部のフレーム、参照符号3はこのフレーム2に防振マウント1を介して取り付けられるステッピングモータである。防振マウント1は、図2に示されるように、板状弾性体11と、その周方向交互に埋設された第一スリーブ12及び第二スリーブ13とからなる。なお、フレーム2は請求項1に記載された支持側に相当し、ステッピングモータ3は請求項1に記載された被支持側に相当するものである。
First, in FIG. 1,
板状弾性体11は、ゴム状弾性材料からなるものであって、図1及び図2に示されるように、中央部に円形の開口部111を有し、外縁が略正方形状の板状に成形されている。第一スリーブ12及び第二スリーブ13は、この板状弾性体11の四隅近傍に位置して、交互に埋設されている。すなわち第一スリーブ12及び第二スリーブ13は、それぞれ一対づつ設けられ、第一スリーブ12,12は板状弾性体11における一方の対角位置に配置され、第二スリーブ13,13は他方の対角位置に配置されている。
The plate-like
第一スリーブ12,12は、図1及び図3に示されるように、それぞれ螺子14を介して、支持側であるフレーム2に結合されるものであって、金属あるいは硬質の合成樹脂材からなり、内周に前記螺子14の軸部14aと螺合可能な雌螺子孔12aがタッピングにより形成され、軸方向一端には鍔部12bが、また他端には円筒部12cが形成されている。そしてこの第一スリーブ12は、板状弾性体11にステッピングモータ3側となる第一面11a側で大径となるように段付き形成された第一取付孔112内に挿入配置され、その鍔部12bが、前記第一取付孔112内の環状段差部に抜け止め状態に嵌着されていると共に、反対側の円筒部12cの端部が、板状弾性体11におけるフレーム2側となる第二面11bに露出している。
As shown in FIGS. 1 and 3, each of the
なお、フレーム2には、板状弾性体11の開口部111と対応する円形の開口部2aが開設され、防振マウント1における各第一スリーブ12と対応する位置に、螺子14の軸部14aを挿通可能な一対の螺子挿通孔2bが開設されている。
The
一方、第二スリーブ13,13は、それぞれ螺子15を介して、被支持側であるステッピングモータ3の着座フランジ31に結合されるものであって、金属あるいは硬質の合成樹脂材からなり、内周に前記螺子15の軸部15aを挿通可能な螺子挿通孔13aが開設され、軸方向一端には鍔部13bが、また他端には円筒部13cが形成されている。そしてこの第二スリーブ13は、板状弾性体11にその第二面11b側で大径となるように段付き形成された第二取付孔113内に挿入配置され、その鍔部13bが、前記第二取付孔113内の環状段差部に抜け止め状態に嵌着されていると共に、反対側の円筒部13cの端部が、板状弾性体11の第一面11aに露出している。
On the other hand, each of the
なお、ステッピングモータ3の着座フランジ31には、防振マウント1における各第二スリーブ13と対応する位置に、螺子15の軸部14aと螺合可能な一対の雌螺子孔31aが開設されている。
In the
第一スリーブ12及び第二スリーブ13は、板状弾性体11を加硫成形する金型内にセットして、板状弾性体11の成形と同時に埋設しても良いし、板状弾性体11を加硫成形した後に、その第一取付孔112及び第二取付孔113へ挿入しても良い。第一スリーブ12及び第二スリーブ13は、その鍔部12b,13bが第一取付孔112及び第二取付孔113と嵌合することによって抜け止めされるものであるため、板状弾性体11の成形と同時に第一スリーブ12及び第二スリーブ13を埋設する場合は加硫接着の必要がなく、したがって、下地処理や接着剤塗布等の工程も不要であり、安価に製造することができる。
The
上述の構成を備える防振マウント1を介して、ステッピングモータ3をフレーム2に取り付けるには、板状弾性体11の第二面11b側における第二取付孔113の開口から第二スリーブ13の螺子挿通孔13aへ螺子15の軸部15aを挿通し、この軸部15aをステッピングモータ3の着座フランジ31の雌螺子孔31aに螺合させることによって、まず防振マウント1をステッピングモータ3の着座フランジ31に取り付ける。そしてこのとき、螺子15の頭部15bの座面が第二スリーブ13の鍔部13bと圧接すると共に、第二スリーブ13の円筒部13cが前記着座フランジ31と圧接することによって、螺子15のねじ込み量が規制されるので、板状弾性体11は圧縮を受けない。また、螺子15の頭部15bは、第二取付孔113の開口部に収容された状態となる。
In order to attach the
次に、フレーム2の螺子挿通孔2bに、螺子14の軸部14aを挿通し、この軸部14aを、防振マウント1における板状弾性体11の第二面11bに露出した第一スリーブ12の雌螺子孔12aに螺合させることによって、図3に示される取付状態となる。そしてこのとき、螺子14の頭部14bの座面がフレーム2と圧接すると共に、第一スリーブ12の円筒部12cが前記頭部14bと反対側からフレーム2と圧接することによって、螺子14のねじ込み量が規制されるので、板状弾性体11は圧縮を受けない。また、螺子14を第一スリーブ12による規制量まで完全にねじ込んだ状態では、この螺子14の軸部14aの先端が、ステッピングモータ3の着座フランジ31と干渉することがないように、その長さが規定されている。
Next, the
なお、この取付状態において、ステッピングモータ3の出力軸32は、互いに重合した板状弾性体11の開口部111及びフレーム2の開口部2aの内周に挿通され、不図示の動力伝達機構等に接続される。また、螺子15の頭部15bは、第二取付孔113の開口部に収容されているので、フレーム2と干渉しないようになっている。
In this attached state, the
図3に示される取付状態からわかるように、防振マウント1を、一方の対角位置でフレーム2側に、またこれと直交する対角位置でステッピングモータ3側に、それぞれ螺子によって固定する方法は、先に説明した特許文献1(特開2001−37151)のような、一般的な取付形態と同様である。したがって、図示の形態による防振マウント1を採用することによって、ステッピングモータ3の着座フランジ31や機体側のフレーム2の仕様を変更する必要はない。
As can be seen from the mounting state shown in FIG. 3, the vibration-
図3に示される取付状態において、第一スリーブ12及び螺子14によるフレーム2への固定部と、第二スリーブ13及び螺子15によるステッピングモータ3の着座フランジ31への固定部分との間の部分、すなわち板状弾性体11のうち図1及び図2に参照符号114で示される可撓部は、フレーム2にも、着座フランジ31にも固定されていないため、変形の自由度が大きく、ばね定数が低いものとなっている。したがって、ステッピングモータ3に、その駆動に伴って発生する振動が、前記可撓部114の変形によって有効に吸収され、機体のフレーム2への振動伝達を著しく低減することができる。
3, a portion between a fixing portion to the
なお、本発明は、図示の実施の形態に限定されるものではない。例えば図示の形態とは逆に、フレーム2に形成された取付孔が雌螺子孔であり、ステッピングモータ3の着座フランジ31に形成された取付孔が、タッピングされていないものであるような場合は、内周がタッピングされた第一スリーブ12を前記着座フランジ31に、また内周がタッピングされていない第二スリーブ13を前記フレーム2に固定する。またこの場合、螺子14,15のねじ込み方向も、図示のものとは逆になる。
Note that the present invention is not limited to the illustrated embodiment. For example, on the contrary to the form shown in the figure, the mounting hole formed in the
1 防振マウント
11 板状弾性体
11a 第一面
11b 第二面
111,2a 開口部
112 第一取付孔(取付孔)
113 第二取付孔(取付孔)
114 可撓部
12 第一スリーブ
12a,31a 雌螺子孔
12b,13b 鍔部
12c,13c 円筒部
13 第二スリーブ
13a,2b 螺子挿通孔
14,15 螺子
14a,15a 軸部
14b,15b 頭部
2 フレーム(支持側)
3 ステッピングモータ(被支持側)
31 着座フランジ
DESCRIPTION OF
113 Second mounting hole (mounting hole)
114
3 Stepping motor (supported side)
31 Seating flange
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003295052A JP2005061566A (en) | 2003-08-19 | 2003-08-19 | Vibrationproofing mount |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003295052A JP2005061566A (en) | 2003-08-19 | 2003-08-19 | Vibrationproofing mount |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005061566A true JP2005061566A (en) | 2005-03-10 |
Family
ID=34371411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003295052A Withdrawn JP2005061566A (en) | 2003-08-19 | 2003-08-19 | Vibrationproofing mount |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005061566A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012007724A (en) * | 2010-05-28 | 2012-01-12 | Kokoku Intech Co Ltd | Vibration isolating mount |
KR101834466B1 (en) | 2017-08-11 | 2018-03-05 | 크린팩토메이션 주식회사 | Shelf for supporting wafer-receiving container and cap assembly used therefor |
-
2003
- 2003-08-19 JP JP2003295052A patent/JP2005061566A/en not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101834466B1 (en) | 2017-08-11 | 2018-03-05 | 크린팩토메이션 주식회사 | Shelf for supporting wafer-receiving container and cap assembly used therefor |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061107 |