JP2005061046A - 化粧材付き中詰籠 - Google Patents

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Abstract

【課題】 中詰籠の意匠性を向上すると共に中詰籠の露出部分を保護した化粧材付き中詰籠を提供すること。
【解決手段】 複数の金属線材4a,4bを連結して中詰籠2を囲む如く形成した囲繞部材4に、化粧材3,3,…を装着し、この化粧材3,3,…を、中詰籠2の前側面部に配設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、治水工事や治山工事などの土木工事に使用される中詰籠に関し、より詳しくは、前記中詰籠の表面を化粧材で被覆した化粧材付き中詰籠に関するものである。
治水工事や治山工事の伝統的工法として、図8の如く、金網籠2aに中詰材2bを充填した複数の中詰籠2,2,…を、崖、盛土、切土、川岸、海岸などの法面11に沿って階段状に積層し、擁壁12を構築する工法がある(例えば特許文献1参照)。
中詰籠2は、図8の如く配設するだけで、根固めや土留などの作用を奏する反面、前側面部や上面部など、その表面が裸状態で露出されるため、自然の景観が損なわれる。
また、中詰籠2は、内部に充填した中詰材2bの荷重で、前側面部が膨出する。この膨出度合が大きくなると、中詰材2bが崩れて、中詰籠2の上面部が傾く。当該中詰籠2が傾くと、その上に積まれた中詰籠2は、前側に落ち込む。この落ち込み現象が下段の中詰籠2から上段の中詰籠2へと連鎖的に発生すると、擁壁12は崩壊する。
このように、中詰籠2には、自然環境に適合した意匠性の向上と、中詰籠2の露出部分の保護という課題がある。
近年、我が国では、健全で多機能的な森林を育むため、森林の整備事業が展開されている。森林の整備事業では、多数本の間伐材が伐採される。この間伐材の有効利用が種々の分野で検討されている。中詰籠工法においては、中詰籠2の表面を被覆して中詰籠2の意匠性を向上する化粧材、並びに中詰籠2の表面を保護する保護材として、間伐材を利用することが推進されている(例えば非特許文献1参照)。
従来の化粧材付き中詰籠1’として、例えば図9及び図10の如く、金網シート13aに粗朶や丸太などの化粧材13b,13b,…が固定された粗朶パネル13を、中詰籠2の前側面部に取り付けたものがある(例えば特許文献2参照)。化粧材13b,13b,…は、金網シート13aの前面に、針金、フック、スクリュー釘などの固定手段(図示略)で強固に固定してある。金網シート13aの後面には、アンカーピン14,14,…を挿し通す固定用突起13c,13c,…が形成されている。粗朶パネル13は、中詰籠2の前面部に当てて、中詰籠2内に入り込んだ固定用突起13c,13c,…にアンカーピン14,14,…を挿し通すことで、中詰籠2に固定される。
従来の化粧材付き中詰籠1’は、自然環境に適合した意匠性と、中詰籠2の表面を外部から保護する作用とが得られる反面、中詰籠2の内部変形を抑制する作用が得られない。すなわち、中詰材2bの荷重によって中詰籠2の前側面部が膨出すると、粗朶パネル13は、前方側へ押し出される。中詰籠2の前側面部の膨出を防止できなければ、中詰籠2の内部で中詰材2bが崩れる。また、粗朶パネル13は、中詰籠2の前面側の金網に取付けてあるので、当該金網が経年劣化により破断すると、中詰籠2から脱落する。中詰籠2は、粗朶パネル13が外れると、その破断箇所から中詰材2bが流出する。このように中詰籠2の内部で中詰材2bが崩れたり、中詰籠2から中詰材2bが流出すると、前述の如く、中詰籠2,2,…の落ち込み現象が連鎖的に発生して、擁壁12(図8参照)が崩壊する。
特開平11−131441号公報 特開2001−055716号公報 平成13年5月1日協同組合日本じゃかご協会発行「―伝統的工法―じゃかご工法の手引きと解説」第24ページ、第142ページの写真1−72、写真1−73、写真1−74、写真1−75
本発明は、かかる実情に鑑み創案されたものであって、その目的は、中詰籠の表面に化粧材を配設して、中詰籠の意匠性の向上と共に中詰籠の表面を保護・補強した化粧材付き中詰籠を提供することにある。
本発明の化粧材付き中詰籠は、金網籠に中詰材を充填した中詰籠と、複数の金属線材を連結して中詰籠を囲む如く形成した囲繞部材と、前記金属線材を挿し通す挿通孔を穿設した化粧材とを備え、前記囲繞部材を構成する1又は複数の金属線材に化粧材を嵌着し、この化粧材で、前記中詰籠の表面を被覆保護したことを特徴としている。
「中詰籠」は、いわゆる蛇籠や籠マットなど、金網籠に中詰材を充填したものである。蛇籠は、円筒形蛇籠、角形蛇籠、異形籠を含む広義の蛇籠である。囲繞部材は、複数の金属線材を連結して中詰籠を囲む如く形成したものであって、化粧材を中詰籠に着脱自在に取付けるものである。「中詰籠を囲む如く形成した」とは、中詰籠の縦断面形状又は横断面形状とほぼ同じ形状に形成したことに限らず、中詰籠の前記各断面形状の輪郭の一部を含む形状であって、中詰籠の表面側と他の面側(例えば底面側や後側面側など)の一部又は全部とを含む形状(例えば三角形状や台形状など)に形成したことも含むものとする。「化粧材」は、樹皮付きの木材、剥皮加工を施した丸太材、切削加工した角材など適宜の木材をいう。この木材としては、資源の有効利用、入手容易性などの観点から間伐材を使用することが望ましい。
本発明の化粧材付き中詰籠は、化粧材で中詰籠の表面を被覆したので、自然環境に適応した意匠性と、中詰籠の表面を外部から保護する作用とが得られる。なお、中詰籠の表面とは、中詰籠のみを配設した場合に露出される面をいい、例えば直方体状に形成した中詰籠では、前側面部、左側面部、右側面部又は上面部のうちのいずれかに該当する。
中詰籠は、外部からの荷重や振動を受けて中詰材の充填状態が変わると、その表面が膨出する。化粧材は、中詰籠の表面を被覆するように配設してあるから、中詰籠表面の膨出によって荷重を受ける。当該荷重は、化粧材を介して囲繞部材に作用する。囲繞部材は、中詰籠を囲むように設けてあるから、化粧材とは反対側の位置で中詰籠によって支持される。このため、化粧材は、中詰籠の表面が膨出しても外側へ押し出されない。中詰籠の表面は、化粧材に接触するまで膨らんだとしても、それ以上膨出することはない。このように中詰籠の表面の変形を抑制すると、中詰籠の内部で中詰材が崩れ難くなる。また、中詰籠の表面が経年劣化により破断しても、囲繞部材が中詰籠を囲むように配設されているので化粧材は脱落しない。したがって、中詰籠表面の破断箇所から中詰材が流出することはない。
前記囲繞部材は、前記中詰籠の三方を囲む如く形成した第1の金属線材と、前記第1の金属線材の両端側相互間に設ける第2の金属線材とに分けることができる。第1の金属線材は、中詰籠の前方、後方、左方、右方、上方、下方のうち三方を囲む如く形成したものであって、例えば1本の金属線材を折り曲げてコ字状に形成したものや湾曲させてU字状に形成したもの、或いは複数本の金属線材をヒンジによって屈曲自在に連結したものなどが挙げられる。
前記第1の金属線材を、その開放側が上向きになる状態で前記中詰籠の前後方向又は左右方向に配設し、かつ、前記第1の金属線材の片端側に化粧材を嵌着すると、前記中詰籠の側面部が化粧材で被覆保護される。従来例を示す図8の如く、複数の中詰籠を階段状に積重ねた場合、中詰籠の前側面部と上面部、場合によっては、左右の側面部も露出される。中詰材の荷重を受けて膨出し得るのは、中詰籠の前側面部及び左右の側面部である。したがって、化粧材を、中詰籠の側面部に配設すれば、中詰籠の落ち込み現象を防止できる。
前記第1の金属線材の片端側を中詰籠の高さ寸法に対応して形成し、かつ、他端側を中詰籠の高さ寸法よりも長く形成すると、第1の金属線材の他端側が上段に積重ねた化粧材付き中詰籠の内部に入り込む。これにより、上下の化粧材付き中詰籠の位置ずれ防止作用が得られる。
また、前記第1の金属線材を、その開放側が横向きになる状態で、前記中詰籠の前後方向又は左右方向に配設し、かつ、前記第1の金属線材の上端側に化粧材を嵌着すると、前記中詰籠の上面部が化粧材で被覆保護される。法面の勾配が緩い場合、中詰籠は、階段状に積重ねる以外に、法面に沿って敷設することもできる(例えば図6及び図7参照)。この場合、中詰籠の上面部が露出されるので、化粧材を中詰籠の上面側に配設する。中詰籠の上面部が破断しても中詰材は流出しないから、中詰籠の内部変形が抑制される。
また、囲繞部材及び化粧材は、囲繞部材の一部を金網籠の内部に通しておくことで、中詰籠に対して位置ずれしない。
本発明によれば、中詰籠の表面を化粧材で被覆して意匠性を向上すると共に、前記化粧材で中詰籠の表面を外部から保護し、尚且つ、中詰籠の内部変形を抑制して中詰籠の落ち込み現象を防止することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明の化粧材付き中詰籠1は、図1の如く、中詰籠2の前側面部を化粧材としての間伐材3,3,…で被覆したものであって、中詰籠2を囲む如く形成した複数の囲繞部材4,4,…で間伐材3,3,…を保持したものである。
中詰籠2は、直方体状に形成した金網籠2aに中詰材2bを充填したものである。金網籠2aは、図2の如く、6枚の金網パネル2c,2c,…を連結金具2d,2d,…で連結した有蓋箱状の収納容器である。金網パネル2cは、矩形状の外枠2eに適宜の補強線材2f,2fを配設してなる枠体2gに、金網2hを張設したものである。中詰材2bとしては、自然石、砕石、土嚢、現地発生土、コンクリート塊などが挙げられる。
間伐材3,3,…は、図1の如く、各々の長手方向に間隔を隔てて挿通孔3a,3a,…が穿設され、中詰籠2の前面側に段積み状態で配設される。最上段の間伐材3は、挿通孔3a,3a,…の穿設箇所一帯に切欠き部3b,3b,…が形成され、この切欠き部3b,3b,…を上向きにして配設される。
囲繞部材4は、図3の如く、第1の金属線材4aと、第2の金属線材4bとからなっている。第1の金属線材4aは、中詰籠2の前面側、底面側及び後面側の三方を囲む如くコ字状に形成してある。第1の金属線材4aの前後側相互の間隔は、中詰籠2の前後方向の長さよりも間伐材3,3,…の半径とほぼ同じ長さだけ長く形成してある。第1の金属線材4aの前端側は、複数本の間伐材3,3,…を段積み状態で嵌装する部位であって、中詰籠2の高さ寸法とほぼ同じ長さに形成してある。第1の金属線材4aの後端側は、中詰籠2の高さ寸法よりも長く形成され、中詰籠2の上面部よりも上方に突出するようになっている。この第1の金属線材4aの後端側突出部4cは、複数の化粧材付き中詰籠1,1,…を階段状に積重ねた際に、上側の化粧材付き中詰籠1の内部に差し込んで、上下の化粧材付き中詰籠1,1,…相互の位置ずれ防止作用を奏する部位である。
第2の金属線材4bは、図4の如く、両端部に環状部4d,4dを形成した棒状の部材である。この環状部4d,4dは、第1の金属線材4aの前後端部を挿し通す部位である。
第2の金属線材4bは、金網籠2aの蓋となる金網パネル2c(図示略)を外した状態で、第1の金属線材4aの前後端部に嵌められる。第1及び第2の金属線材4a,4bは、図3及び図4の如く、前端側で相互に連結固定される。第1の金属線材4aの前端部には、図5の如く、雄ネジ部4eを形成してある。この雄ネジ部4eには、第2の金属線材4bの前端側高さ位置を定める位置決め用ナット4fを螺装し、第2の金属線材4bの環状部4d及び樋状の金具4gを介して固定用ナット4hを螺装してある。位置決め用ナット4fは、第2の金属線材4bの環状部4dの内径よりも大径に形成され、第2の金属線材4bの環状部4dを支持する部材である。樋状の金具4gは、第2の金属線材4bの環状部4d及び調節用ナット4fの側方を覆うように、その内側の幅寸法を第2の金属線材4bの環状部4d及び調節用ナット4fの外径よりも長く形成すると共に、その高さ寸法を第2の金属線材4bの環状部4dの厚み寸法と調節用ナット4fの厚み寸法の合計よりも長く形成してある。固定用ナット4hを締付けると、第2の金属線材4bは、位置決め用ナット4f及び樋状の金具4g間に挟まれて第1の金属線材4aに連結固定される。これと同時に、樋状の金具4gの下端部が間伐材3を押え付ける。これにより間伐材3は、第1の金属線材4aに固定される。
次に、本発明の化粧材付き中詰籠1の組立て手順について説明する。
まず、施工箇所に配置した複数の第1の金属線材4aの上で金網籠2aを蓋無しの箱状に組立てる。各第1の金属線材4aを起立させ、金網籠2aに仮止めする。間伐材3,3,…を第1の金属線材4aの前端側に嵌装して段積みする。第1の金属線材4aの前後端部に第2の金属線材4bを嵌め込み、これらを前端側で相互に連結固定する。中詰材2bを金網籠2aの内部に充填したのち、金網籠2aの蓋となる金網パネル2cを取付ける。このようにして化粧材付き中詰籠1は組立てられる。
また、本発明の化粧材付き中詰籠1は、施工箇所ではない所で組立てたのち、図示外のクレーンによって吊上げて、施工箇所に配置することも可能である。
本発明の化粧材付き中詰籠1を使用して擁壁12を構築する場合、下段の化粧材付き中詰籠1を組立てたのち、その後面側を埋め戻し、上段の化粧材付き中詰籠1の組立てを行なう。上段の化粧材付き中詰籠1は、下段の化粧材付き中詰籠1の第1の金属線材4aの後端部が、上段の金網籠2a内に入るように配置する。
次に、本発明の化粧材付き中詰籠1の作用について説明する。
本発明の化粧材付き中詰籠1は、中詰籠2の前側面部を化粧材3,3,…で被覆したので、自然環境に適応した意匠性と、中詰籠2の前側面部を外部から保護する作用とが得られる。また、化粧材3,3,…に中詰籠2内の中詰材2bの荷重がかかっても、囲繞部材4が化粧材3,3,…とは反対側の位置で中詰籠2によって支持されるので、それ以上、中詰籠2の前側面部が膨出しない。さらに、化粧材3,3,…は、中詰籠2の前面側の金網2hが破断しても、囲繞部材4が中詰籠2を囲むように配設されているので脱落しない。したがって、当該破断箇所から中詰材2bが流出することはない。
また、施工箇所ではない所で組立てたのち、前記クレーンによって施工箇所に配置する場合、中詰籠2は、化粧材3,3,…が取付け固定されていないので、吊上げ時に撓む。これにより化粧材付き中詰籠1は、施工箇所に配置した際に、当該施工箇所の地形に合わせて適宜変形する。このとき、中詰籠2の内部で中詰材2bの配置が安定していなくても、化粧材3,3,…によって支持されるので、中詰籠2の前側面部が膨出し過ぎることはない。
また、図1の如く、複数の化粧材付き中詰籠1を階段状に積重ねると、下段の化粧材付き中詰籠1の第1の金属線材4aの後端部が、上段の化粧材付き中詰籠1の内部に入る。これにより上下の化粧材付き中詰籠1,1相互間の位置ずれ防止作用が得られる。
また、間伐材3,3,…が風雨に曝されて朽ちたときには、第1及び第2の金属線材4a,4bの前端側の連結を解除して、朽ちた間伐材3,3,…を新しい間伐材3,3,…に取替えることも可能である。
以上、本発明の一実施形態につき説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能であって、例えば、中詰籠2は、直方体状に形成したものに限らず、断面形状が、円形状、楕円形状、台形状、菱形状、波形状などのいかなる形状のものであっても構わない。金網籠2aは、6枚の金網パネル2c,2c,…を連結金具2d,2d,…で連結したものに限らず、周知のものであれば如何なるものでも構わない。また、囲繞部材4は、その一部を中詰籠2内に通すことなく、中詰籠2の外側を囲むようにしてもよい。囲繞部材4を構成する第1の金属線材4aは、コ字状に限らず、U字状その他中詰籠の縦断面形状に合わせて適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、化粧材3,3,…を中詰籠2の前側面部に配設する場合について説明したが、擁壁12の左右両端部に配置する化粧材付き中詰籠1の場合は、前側面部のみならず、左右いずれか一方の側面部にも化粧材3,3,…を配設する。この場合、囲繞部材4を中詰籠2の前後方向及び左右方向の両方に配置する。
また、本発明の化粧材付き中詰籠1は、階段状に積上げるだけではなく、図6又は図7の如く、緩斜面に敷設することも可能である。この場合、中詰籠2の上面部を被覆するように化粧材3,3,…を配設する。図6に示す囲繞部材4と上記実施形態における囲繞部材4との主たる相違点は、第1の金属線材4aの開放側を後面側(山側)に向けて配設した点と、第1の金属線材4aの上下端側を同じ長さに形成している点である。他方、図7に示す囲繞部材4は、第1の金属線材4aの両端部に環状部4f,4fを形成すると共に、第2の金属線材4bの両端部に雄ネジ部4c,4c(図示略)を形成した点で上記実施形態の囲繞部材4と相違している。この場合、第2の金属線材4bを化粧材3,3,…に挿し通した状態で、第1の金属線材4aの前後相互間に取付ける。また、図6及び図7では、化粧材付き中詰籠1,1,…を、各々の化粧材3,3,…の短手方向が法面の傾斜方向と一致するように配列してあるが、各々の化粧材3,3,…の長手方向が法面の傾斜方向と一致するように配列しても構わない。
本発明の化粧材付き中詰籠を例示する斜視図である。 金網籠を例示する展開図である。 本発明の化粧材付き中詰籠を例示する側面図である。 本発明の化粧材付き中詰籠の平面図である。 第1及び第2の金属線材の前端側連結構造を例示する縦断面図である。 本発明の化粧材付き中詰籠の変形例を示す側面図である。 本発明の化粧材付き中詰籠の変形例を示す側面図である。 従来技術の縦断面図である。 従来の化粧材付き中詰籠の組立図である。 従来の化粧材付き中詰籠の粗朶パネルを例示する側面図である。
符号の説明
1 化粧材付き中詰籠
2 中詰籠
2a 金網籠
2b 中詰材
3,3,… 化粧材
3a,3a,… 挿通孔
4 囲繞部材
4a,4a,… 第1の金属線材
4b,4b,… 第2の金属線材
4e 後端側突出部

Claims (5)

  1. 金網籠に中詰材を充填した中詰籠と、複数の金属線材を連結して中詰籠を囲む如く形成した囲繞部材と、前記金属線材を挿し通す挿通孔を穿設した化粧材とを備え、前記金属線材に化粧材を嵌着し、この化粧材で、前記中詰籠の表面を被覆保護したことを特徴とする化粧材付き中詰籠。
  2. 前記囲繞部材は、前記中詰籠の三方を囲む如く形成した第1の金属線材と、前記第1の金属線材の両端側相互間に設ける第2の金属線材とからなり、前記第1の金属線材を、その開放側が上向きになる状態で前記中詰籠の前後方向又は左右方向に配設し、かつ、前記第1の金属線材の片端側に化粧材を嵌着して、前記中詰籠の側面部を化粧材で被覆保護したことを特徴とする請求項1に記載の化粧材付き中詰籠。
  3. 前記第1の金属線材の片端側を中詰籠の高さ寸法に対応して形成し、かつ、他端側を中詰籠の高さ寸法よりも長く形成したことを特徴とする請求項2に記載の化粧材付き中詰籠。
  4. 前記囲繞部材は、前記中詰籠の三方を囲む如く形成した第1の金属線材と、前記第1の金属線材の両端側相互間に設ける第2の金属線材とからなり、前記第1の金属線材を、その開放側が横向きになる状態で、前記中詰籠の前後方向又は左右方向に配設し、かつ、前記第1の金属線材の上端側に化粧材を嵌着して、前記中詰籠の上面部を化粧材で被覆保護したことを特徴とする請求項1に記載の化粧材付き中詰籠。
  5. 前記囲繞部材の一部を金網籠の内部に通したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の化粧材付き中詰籠。


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