JP2005060298A - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗浄中の泡立ちおよび洗浄効果が良好であり、かつ、洗浄後の皮膚のしっとり感とその持続性に優れた効果を示す皮膚洗浄剤組成物を提供すること。
【解決手段】(A)N−アシルグルタミン酸系洗浄性界面活性剤および/またはヒドロキシエーテルカルボン酸系洗浄性界面活性剤から選ばれる1種または2種以上5〜25質量%、(B)カチオン化セルロース0.3〜3質量%、(C)ポリオキシプロピレン高級脂肪酸モノイソプロパノールアミド0.1〜10質量%を含有することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
【選択図】なし
【解決手段】(A)N−アシルグルタミン酸系洗浄性界面活性剤および/またはヒドロキシエーテルカルボン酸系洗浄性界面活性剤から選ばれる1種または2種以上5〜25質量%、(B)カチオン化セルロース0.3〜3質量%、(C)ポリオキシプロピレン高級脂肪酸モノイソプロパノールアミド0.1〜10質量%を含有することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
【選択図】なし
Description
本発明は、皮膚洗浄剤組成物に関し、更に詳しくは、起泡性および洗浄効果が良好で、かつ、洗浄後の皮膚のしっとり感とその持続性に優れた皮膚洗浄剤組成物に関するものである。
近年、皮膚用の洗浄剤に対しては、皮膚の汚れを落として清潔にする洗浄機能のみならず、すすぎ時のさっぱり感や洗浄後の皮膚の滑らかな感触、しっとり感等の良好な感触を与える効果が要求されてきており、そのために各種の皮膚コンディショニング剤が洗浄剤用基剤に配合されている。
従来、洗浄時または使用後の皮膚へのコンディショニング効果を付与する技術としては、シリコーン化合物や他の油脂類に代表されるエモリエント剤を配合することが行なわれており、なかでもシリコーン系化合物は様々な誘導体が得られることから各種構造のシリコーン系化合物を配合してコンディショニング効果を付与する試みがなされている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
また、アミノ酸やそのエステル、多価アルコール、尿素等に代表される保湿剤を配合して洗浄剤の保湿作用を向上させ、皮膚にコンディショニング効果を付与する試みもなされている(例えば、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6参照。)。
特開平9−110671号公報(第1頁−第5頁)
特開2001−302466号公報(第1頁−第8頁)
特開平11−180855号公報(第1頁−第8頁)
特開2001−158732号公報(第1頁−第5頁)
特開2001−31560号公報(第1頁−第6頁)
特開2002−241256号公報(第1頁−第11頁)
しかしながら、シリコーン化合物で皮膚にコンディショニング効果を付与する場合には、洗浄後も皮膚上に残存するシリコーン化合物の作用で皮膚の滑らかな感触は得られるものの、しっとり感を満足することは難しい場合があった。また、アミノ酸やそのエステル、多価アルコール、尿素等に代表される保湿剤を配合した場合には洗浄直後のしっとり感は満足できる場合であっても、その持続性が十分得られない場合があった。
かかる実情において、本発明者は上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の洗浄剤、カチオン化セルロースおよび特定のアミド化合物を組み合わせて配合することにより、洗浄剤の主効果である起泡性および洗浄効果が良好で、かつ、洗浄後の皮膚のしっとり感とその持続性に優れた皮膚洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、次の成分(A)〜(C)、
(A)N−アシルグルタミン酸系洗浄性界面活性剤および/またはヒドロキシエーテルカルボン酸系洗浄性界面活性剤から選ばれる1種または2種以上 5〜25質量%
(B)カチオン化セルロース 0.3〜3質量%
(C)ポリオキシプロピレン高級脂肪酸モノイソプロパノールアミド 0.1〜10質量%
を含有することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物を提供するものである。
(A)N−アシルグルタミン酸系洗浄性界面活性剤および/またはヒドロキシエーテルカルボン酸系洗浄性界面活性剤から選ばれる1種または2種以上 5〜25質量%
(B)カチオン化セルロース 0.3〜3質量%
(C)ポリオキシプロピレン高級脂肪酸モノイソプロパノールアミド 0.1〜10質量%
を含有することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物を提供するものである。
また、N−アシルグルタミン酸系洗浄性界面活性剤がN−アシルグルタミン酸トリエタノールアミン塩であることを特徴とする上記の皮膚洗浄剤組成物を提供するものである。
また、ヒドロキシエーテルカルボン酸系洗浄性界面活性剤が2−(2−ヒドロキシドデシロキシ)酢酸ナトリウム塩であることを特徴とする上記の皮膚洗浄剤組成物を提供するものである。
また、上記成分(A)と上記成分(B)の含有質量比(A)/(B)が40/1〜5/1の範囲にあることを特徴とする上記の皮膚洗浄剤組成物を提供するものである。
また、弱酸性であることを特徴とする上記の皮膚洗浄剤組成物を提供するものである。
更に、洗顔料であることを特徴とする上記の皮膚洗浄剤組成物を提供するものである。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、洗浄中の泡立ちおよび洗浄効果が良好であり、かつ、洗浄後の皮膚のしっとり感とその持続性に優れた効果を示すという利点を有し、皮膚洗浄剤組成物として優れた品質を有する。
以下、本発明について詳述する。本発明に用いられる成分(A)のN−アシルグルタミン酸系洗浄性界面活性剤および/またはヒドロキシエーテルカルボン酸系洗浄性界面活性剤は、本発明の皮膚洗浄剤組成物において良好な起泡性や洗浄効果を得るための重要な基剤である。成分(A)のうちN−アシルグルタミン酸系洗浄性界面活性剤は、起泡性、汚れ落ちの良さやすすぎ易さなど洗浄基剤として重要な機能を持つため広く使用されているが、本発明においては上記の起泡性や洗浄効果に加え、後述の成分(B)カチオン化セルロースとの相乗効果により、皮膚の保湿性を著しく向上させてしっとり感を付与し、洗浄後時間がたってもそれが持続する効果を有する。N−アシルグルタミン酸系洗浄性界面活性剤としてはN−アシルグルタミン酸アルカリ塩が好ましく、そのアシル化部分の脂肪酸としてはヤシ油脂肪酸、ラウリン酸等を、また、アルカリ塩部分としてはナトリウム塩、トリエタノールアミン塩、カリウム塩等を挙げることができる。具体的には、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン塩、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム塩、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム塩、N−ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン塩、N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム塩、N−ラウロイルグルタミン酸カリウム塩等を例示することができ、なかでもN−アシルグルタミン酸トリエタノールアミン塩、とりわけN−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン塩、N−ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン塩が好ましい。
また、成分(A)のうちヒドロキシエーテルカルボン酸系洗浄性界面活性剤は、起泡性、汚れ落ちの良さやすすぎ易さなど洗浄基剤としてN−アシルグルタミン酸系洗浄性界面活性剤と同等の機能を有しており、やはり重要な洗浄基材であるとともに、本発明においてはN−アシルグルタミン酸系洗浄性界面活性剤と同様に、後述の成分(B)カチオン化セルロースとの相乗効果により、皮膚の保湿性を著しく向上させてしっとり感を付与し、洗浄後時間がたってもそれが持続する効果を有する。ヒドロキシエーテルカルボン酸系洗浄性界面活性剤としてはヒドロキシエーテルカルボン酸アルカリ塩が好ましく、そのアルキル部分としてはオクチル、デシル、ドデシルなどの分岐タイプ等を、また、アルカリ塩部分としては、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩等を挙げることができる。本発明において、具体的には、特に2−(2−ヒドロキシドデシロキシ)酢酸ナトリウム塩(ドデカン−1,2−ジオール酢酸エーテルナトリウム塩)を好ましく使用することができ、このような原料としては、ビューライトSHAA(三洋化成工業社製)等の市販品を使用することができる。
本発明において、成分(A)のN−アシルグルタミン酸系洗浄性界面活性剤および/またはヒドロキシエーテルカルボン酸系洗浄性界面活性剤は、必要に応じて1種または2種以上を併用して用いることができ、その含有量は全組成中5〜25質量%(以下、単に%で示す)であり、より好ましくは10〜20%である。5%未満では十分な泡量、泡質および洗浄効果を得ることが難しく、また、25%を超えると洗浄後の皮膚に十分なしっとり感が得られない場合がある。
本発明に用いられる成分(B)のカチオン化セルロースは、カチオン性基を導入したセルロース系ポリマーであり、毛髪への親和性および吸着性の高さから通常は毛髪用化粧料における毛髪感触改良剤等として汎用される化合物である。本発明において成分(B)のカチオン化セルロースは、前述の成分(A)N−アシルグルタミン酸系洗浄性界面活性剤および/またはヒドロキシエーテルカルボン酸系洗浄性界面活性剤と組み合わせて皮膚に使用することにより、すすぎ時に水で希釈された状態において両者の相互作用に基づく相乗効果により皮膚の保湿性を著しく向上させ、洗い上がりの皮膚にしっとり感を付与する効果を有するとともに、洗浄後時間がたってもそれを持続させる効果を有する。
本発明に用いられる成分(B)のカチオン化セルロースは、通常化粧品で使用されるカチオン性基導入のセルロース系ポリマーであれば特に限定されず、一般に用いられるカチオン化セルロースを使用することができるが、好ましい例として塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロースや、塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース等を挙げることができる。上記塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロースとしては、例えばポリマ−JR400(ユニオンカーバイト社製)やカチナールHC100、カチナールHC200(両者とも、東邦化学工業社製)等、上記塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロースとしては、例えばクォータリーソフトLM−200(アマコール社製)等の市販品を使用することもできる。
本発明において成分(B)のカチオン化セルロースは必要に応じて1種または2種以上を併用して用いることができ、その含有量は全組成中0.3〜3%、より好ましくは0.5〜1.5である。0.3%未満では洗浄後の皮膚のしっとり感およびその持続が十分に果が得られない場合があり、3%を超えると洗浄剤としての十分な泡量、泡質や洗浄効果が得られず、系の安定性低下をまねく場合がある。
本発明に用いられる成分(C)のポリオキシプロピレン高級脂肪酸モノイソプロパノールアミドは、通常洗浄剤系の増粘剤として用いられる成分であるが、本発明においては成分(A)のN−アシルグルタミン酸系洗浄性界面活性剤および/またはヒドロキシエーテルカルボン酸系洗浄性界面活性剤と、成分(B)のカチオン化セルロースを用いた系における洗浄中の泡の強度を強め、泡質をよりクリーミィにして皮膚洗浄剤としての品質を高めることができる。ポリオキシプロピレン高級脂肪酸モノイソプロパノールアミドにおける高級脂肪酸としては炭素数8〜22の高級脂肪酸を挙げることができるが、特にポリオキシプロピレンヤシ油脂肪酸モノイソプロパノールアミド、ポリオキシプロピレンラウリン酸モノイソプロパノールアミドを好ましい例として挙げることができる。
本発明において成分(C)のポリオキシプロピレン高級脂肪酸モノイソプロパノールアミドは必要に応じて1種または2種以上を併用して用いることができ、その含有量は全組成物中0.1〜10%、好ましくは、1〜5%である。0.1%未満では良好な泡質が得られない場合があり、10%を超えると逆に泡立ちが低下するとともに、すすぎ後の皮膚のさっぱり感が得られず、感触が好ましくない場合がある。
本発明の皮膚洗浄剤組成物においては、上記成分(A)と上記成分(B)との含有質量比(A)/(B)を40/1〜5/1の範囲にすることが好ましい。この範囲内にすれば、洗浄後の皮膚のしっとり感およびその持続性をより良好なものとすることができる。
また、本発明の皮膚洗浄剤組成物は、系のpHを弱酸性(pH5〜6.9が好ましく、とりわけpH5.5〜6.5が好ましい)に調整することにより、より皮膚本来のpHに近いものとなり、使用中の皮膚上におけるpH変動の少ない、より品質の高い皮膚用洗浄剤とすることができる。系のpHを弱酸性とするためには、有機酸や無機酸を配合することが好ましく、特にクエン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、リン酸やリン酸水素塩等の弱酸の使用が好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲で、上記成分(A)以外のイオン性界面活性剤、成分(C)以外のノニオン性界面活性剤、増泡剤、増粘剤、水溶性高分子、有機パール剤、無機パール材、粉体、スクラブ剤、湿潤剤、紫外線吸収剤、保湿成分、酸化防止剤、防腐剤、キレート剤、電解質、着色剤、香料、美容成分など、皮膚用の洗浄剤において汎用である他の成分を配合することが可能である。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、上記必須成分を配合し、必要に応じて上記任意成分を適宜配合して攪拌混合し、場合によっては加熱冷却工程を行なうことにより、皮膚洗浄料組成物として製造することができる。また、本発明の皮膚洗浄剤組成物は、他の成分との併用により、低粘度〜高粘度の液状、乳液状、クリーム状、ジェル状等、種々の形態にて実施することができ、ジャー容器、ボトル容器、チューブ容器、ポンプ付き容器等、種々の機構の容器に充填して、例えば洗顔料、ボディソープ、ハンドソープ等の製品として使用することができる。なお、本発明の効果である皮膚へのしっとり感の付与とその持続効果を十分に価値付ける製品として、洗顔料における実施が特に好ましい。
以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。なお、これらは本発明を何ら限定するものではない。
本発明品1〜7および比較品1〜5 洗顔料
表1、表2に示す組成および下記製法にて洗顔料を調製し、使用試験により洗浄中の泡立ちの良さ、洗浄効果、洗浄後のしっとり感およびその持続性について評価した。結果も合わせて表1、表2に示す。
表1、表2に示す組成および下記製法にて洗顔料を調製し、使用試験により洗浄中の泡立ちの良さ、洗浄効果、洗浄後のしっとり感およびその持続性について評価した。結果も合わせて表1、表2に示す。
注1:配合量は化合物純分の量を示す。
注2:配合量は化合物純分の量を示す。
注3:カチナールHC−200(東邦化学工業社製)。
注2:配合量は化合物純分の量を示す。
注3:カチナールHC−200(東邦化学工業社製)。
(製法)
A.成分(1)〜(9)および成分(15)を70℃に加熱し均一に溶解する。
B.Aを50℃まで冷却後残りの成分(10)〜(14)を添加混合する。
C.Bを冷却後、容器に充填して洗顔料を得た。
A.成分(1)〜(9)および成分(15)を70℃に加熱し均一に溶解する。
B.Aを50℃まで冷却後残りの成分(10)〜(14)を添加混合する。
C.Bを冷却後、容器に充填して洗顔料を得た。
(評価方法)
10名の専門パネルに本発明品1〜7および比較品1〜5の各試料を分配して使用してもらい、各々に対して洗浄中の泡立ちの良さ、洗浄効果、すすいだ直後の皮膚のしっとり感およびその3時間後の皮膚のしっとり感、の各評価項目について、下記(イ)絶対評価基準を用いて5段階評価してもらった。その後、各試料の評点の平均値を(ロ)4段階判定基準を用いて判定した。
(評価項目)
〈1〉洗浄中の泡立ち
〈2〉洗浄効果
〈3〉すすいだ直後の皮膚のしっとり感
〈4〉3時間後の皮膚のしっとり感
(イ)絶対評価基準
(評点): (評価)
4 : 非常に良い
3 : 良い
2 : 普通
1 : 悪い
0 : 非常に悪い
(ロ)4段階判定基準
(評点) :(判定)
3.5以上 : ◎
2.5以上、3.5未満 : ○
1.5以上、2.5未満 : △
1.5未満 : ×
10名の専門パネルに本発明品1〜7および比較品1〜5の各試料を分配して使用してもらい、各々に対して洗浄中の泡立ちの良さ、洗浄効果、すすいだ直後の皮膚のしっとり感およびその3時間後の皮膚のしっとり感、の各評価項目について、下記(イ)絶対評価基準を用いて5段階評価してもらった。その後、各試料の評点の平均値を(ロ)4段階判定基準を用いて判定した。
(評価項目)
〈1〉洗浄中の泡立ち
〈2〉洗浄効果
〈3〉すすいだ直後の皮膚のしっとり感
〈4〉3時間後の皮膚のしっとり感
(イ)絶対評価基準
(評点): (評価)
4 : 非常に良い
3 : 良い
2 : 普通
1 : 悪い
0 : 非常に悪い
(ロ)4段階判定基準
(評点) :(判定)
3.5以上 : ◎
2.5以上、3.5未満 : ○
1.5以上、2.5未満 : △
1.5未満 : ×
表1および表2の結果から明らかなように、本発明の洗顔料は比較品1〜5のものと比較して、洗浄中の泡立ち、洗浄効果、洗浄後の皮膚のしっとり感およびその持続性において優れた効果を示すものであることが実証された。
本発明品8 ジェル状洗顔料
下記に示す組成および製法にてジェル状洗顔料を調製した。
(組成)
(成分) (%)
1.2−(2−ヒドロキシドデシロキシ)酢酸ナトリウム塩溶液(注4) 40
2.ポリオキシプロピレンヤシ油脂肪酸モノイソプロパノールアミド 3
3.カチオン化セルロース(注5) 1
4.ヒドロキシメチルセルロース 0.1
5.無水ケイ酸(注6) 6
6.クレアチン 0.5
7.精製水 残量
注4:ビューライトSHAA(三洋化成工業社製)2−(2−ヒドロキシドデシロキシ)酢酸ナトリウムの30%水溶液。
注5:注3と同じ。
注6:AEROSIL200(日本アエロジール社製)。
下記に示す組成および製法にてジェル状洗顔料を調製した。
(組成)
(成分) (%)
1.2−(2−ヒドロキシドデシロキシ)酢酸ナトリウム塩溶液(注4) 40
2.ポリオキシプロピレンヤシ油脂肪酸モノイソプロパノールアミド 3
3.カチオン化セルロース(注5) 1
4.ヒドロキシメチルセルロース 0.1
5.無水ケイ酸(注6) 6
6.クレアチン 0.5
7.精製水 残量
注4:ビューライトSHAA(三洋化成工業社製)2−(2−ヒドロキシドデシロキシ)酢酸ナトリウムの30%水溶液。
注5:注3と同じ。
注6:AEROSIL200(日本アエロジール社製)。
(製法)
A.成分(1)〜(4)および成分(5)を加熱溶解し、その後冷却する。
B.Aに成分(6)および成分(7)を添加し、均一に混合する。
C.Bを容器に充填し、ジェル状洗顔料を得た。
A.成分(1)〜(4)および成分(5)を加熱溶解し、その後冷却する。
B.Aに成分(6)および成分(7)を添加し、均一に混合する。
C.Bを容器に充填し、ジェル状洗顔料を得た。
以上のようにして得られた本発明品8のジェル状洗顔料は、起泡性および洗浄効果が良好で、かつ、洗浄後の顔の皮膚がカサカサになることなくしっとり感を有し、更にしっとり感の持続性も優れたものであった。
本発明品9 ボディー用洗浄料
下記に示す組成および製法にてボディー用洗浄料を調製した。
(組成)
(成分) (%)
1.2−(2−ヒドロキシドデシロキシ)酢酸ナトリウム塩溶液(注7) 40
2.ポリオキシプロピレンヤシ油脂肪酸モノイソプロパノールアミド 3
3.N−ラウロイル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン塩 15
4.カチオン化セルロース(注8) 1
5.ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5
6.ジステアリン酸エチレングリコール 1
7.クレアチン 0.5
8.グリシン 0.2
9.エデト酸二ナトリウム塩 0.1
10.香料 3
11.シリコーン処理雲母チタン 0.1
12.精製水 残量
注7:注4と同じ。
注8:ポリマーJR400(ユニオンカーバイト社製)。
下記に示す組成および製法にてボディー用洗浄料を調製した。
(組成)
(成分) (%)
1.2−(2−ヒドロキシドデシロキシ)酢酸ナトリウム塩溶液(注7) 40
2.ポリオキシプロピレンヤシ油脂肪酸モノイソプロパノールアミド 3
3.N−ラウロイル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン塩 15
4.カチオン化セルロース(注8) 1
5.ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5
6.ジステアリン酸エチレングリコール 1
7.クレアチン 0.5
8.グリシン 0.2
9.エデト酸二ナトリウム塩 0.1
10.香料 3
11.シリコーン処理雲母チタン 0.1
12.精製水 残量
注7:注4と同じ。
注8:ポリマーJR400(ユニオンカーバイト社製)。
(製法)
A.成分(1)〜(6)および成分(12)の一部を加熱溶解する。
B.成分(7)〜(11)および成分(12)の残部を混合する。
C.BにAを添加し、均一に混合して容器に充填し、ボディー用洗浄料を得た。
A.成分(1)〜(6)および成分(12)の一部を加熱溶解する。
B.成分(7)〜(11)および成分(12)の残部を混合する。
C.BにAを添加し、均一に混合して容器に充填し、ボディー用洗浄料を得た。
以上のようにして得られた本発明品9のボディー用洗浄料は、起泡性および洗浄効果が良好で、洗浄後の皮膚がしっとりとし、更にしっとり感の持続性も優れたものであった。
Claims (6)
- 次の成分(A)〜(C)、
(A)N−アシルグルタミン酸系洗浄性界面活性剤および/またはヒドロキシエーテルカルボン酸系洗浄性界面活性剤から選ばれる1種または2種以上 5〜25質量%
(B)カチオン化セルロース 0.3〜3質量%
(C)ポリオキシプロピレン高級脂肪酸モノイソプロパノールアミド 0.1〜10質量%
を含有することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。 - N−アシルグルタミン酸系洗浄性界面活性剤がN−アシルグルタミン酸トリエタノールアミン塩であることを特徴とする請求項1記載の皮膚洗浄剤組成物。
- ヒドロキシエーテルカルボン酸系洗浄性界面活性剤が2−(2−ヒドロキシドデシロキシ)酢酸ナトリウム塩であることを特徴とする請求項1または2に記載の皮膚洗浄剤組成物。
- 成分(A)と成分(B)の含有質量比(A)/(B)が40/1〜5/1の範囲にあることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの項に記載の皮膚洗浄剤組成物。
- 系が弱酸性であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの項に記載の皮膚洗浄剤組成物。
- 洗顔料であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかの項に記載の皮膚洗浄剤組成物。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011168553A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-01 | Cosmecure Co Ltd | 皮膚洗浄料 |
WO2016067853A1 (ja) * | 2014-10-30 | 2016-05-06 | 株式会社コーセー | シャンプー組成物 |
-
2003
- 2003-08-12 JP JP2003292243A patent/JP2005060298A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011168553A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-01 | Cosmecure Co Ltd | 皮膚洗浄料 |
WO2016067853A1 (ja) * | 2014-10-30 | 2016-05-06 | 株式会社コーセー | シャンプー組成物 |
JPWO2016067853A1 (ja) * | 2014-10-30 | 2017-08-17 | 株式会社コーセー | シャンプー組成物 |
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