JP2005060272A - 害動物忌避剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】 長期間に亘って害動物が忌避する成分を含有した液体の忌避効果を発揮させると共に、特に鼠、猪、猿に効果のある害動物忌避剤を提供する。
【解決手段】 ステップS102でヒガンバナの鱗茎を粉砕し、ステップS103で粉砕した鱗茎をクラスター水に浸漬して忌避成分を抽出する。そして、ステップS104で粉砕した鱗茎を含んだクラスター水を脱水機で液体分と固体分とに分離し、ステップS110で分離した液体分を高吸水性樹脂に吸収させることで、害動物忌避剤を得る。
【選択図】図1
【解決手段】 ステップS102でヒガンバナの鱗茎を粉砕し、ステップS103で粉砕した鱗茎をクラスター水に浸漬して忌避成分を抽出する。そして、ステップS104で粉砕した鱗茎を含んだクラスター水を脱水機で液体分と固体分とに分離し、ステップS110で分離した液体分を高吸水性樹脂に吸収させることで、害動物忌避剤を得る。
【選択図】図1
Description
本発明は、害鳥や害獣などの害動物忌避剤に関するもので、特に、鼠、猪、猿、などの害獣を忌避する害動物忌避剤に関するものである。
田畑、庭、公園、グランド、ゴルフ場、建物、などに鳥や獣などの動物が侵入して、作物やゴミ、施設などを荒らしたり、害動物の糞尿などにより汚染されたり、人やペット、家畜などを襲ったりして被害を与えていた。そこで、これら被害を与える害動物が忌避する忌避剤を用いて、害動物による被害を回避するようにしていた。この忌避剤として、近年、環境問題の観点から植物より抽出した液体を用いたものが多く知られており、そのまま撒布したり、上部に通気孔を設けた所定の容器に液体を入れて用いたり、或いは、スポンジ、不織布、ゼオライトなどの多孔質物質、などに染み込ませて使用していた。
本願出願人は、本願出願時において、上記の従来技術が記載されている文献として以下のものを知見している。
特開平6−78660号
しかしながら、従来のように液体の忌避剤をそのままの状態で撒布した場合、地中などに染み込んでいってしまったり、雨水などにより流出してしまったりして、長期間に亘って効果が持続せず、頻繁に撒布する必要があった。また、スポンジなどに染み込ませて使用した場合でも、雨水などによりスポンジから流出してしまい、長期間に亘って効果を持続させることは、困難であった。
ところで、忌避したい動物によって忌避剤の成分が様々に異なるものとなっており、それらの成分を含有する植物の抽出液を、単独、或いは、種々に混合して用いることで、所望の動物に対して忌避することのできる忌避剤がいろいろと提案されている。しかしながら、これら忌避剤は、特に臭気により忌避効果を発揮しており、動物によっては、その臭気に慣れてしまい、以後全く効果がなくなってしまうことがあった。なかでも、猪や猿に対して持続的に効果のある忌避剤は知られておらず、現状では、音で脅したり、柵などを施して侵入を防ぐようにしているが、音に慣れてしまったり、柵を壊して侵入してしまうなど、決め手となる対策がないのが現状であった。そのため、それら猪や猿、特に猿に対して効果のある忌避剤の出現が強く望まれていた。
そこで、本発明は上記の実状に鑑み、長期間に亘って害動物が忌避する成分を含有した液体の忌避効果を発揮させると共に、特に鼠、猪、猿に効果のある害動物忌避剤を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る害動物忌避剤は、「害動物が忌避する成分を含有した液体を高吸水性樹脂に吸収させた」構成とするものである。ここで、「害動物」とは、人や物などに被害を与える動物のことを指し、例えば、鼠、猪、猿、熊、狐、狸、いたち、ハクビシン、蛇、鹿、カモシカ、猫、犬、などの獣の他に、鳩、烏、雀、などの鳥も含まれる。さらに、昆虫や蜘蛛類、節足動物なども含まれる。
また、害動物が忌避する成分を含有した液体としては、具体的な構成を何ら限定するものではないが、各種植物から抽出される抽出液を単種類若しくは複数種類混合したもの、その他一般に知られている液体の忌避剤、などを原液のまま、或いは、それらを所定の溶媒に溶かしたものなどを例示することができる。また、気体や固体の既存の忌避剤を所定の溶媒に溶かして液体としたものでもよい。さらに、液状のものも含まれる。
さらに、高吸水性樹脂としては、具体的な構成を何ら限定するものではないが、澱粉−ポリアクリロニトリル共重合体加水分解物、澱粉−ポリアクリル酸塩共重合体部分加水分解物、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリアクリル酸塩架橋物、カルボキシメチルセルロース架橋物、ビニルアルコール−アクリル酸メチル共重合体架橋物、アクリル酸アミド系共重合体架橋物、ポリ酢酸ビニル系架橋物、ポリエチレンオキシド系架橋物、アクリロニトリル系架橋物、などを例示することができる。
本発明によると、害動物が忌避する成分を含有した液体を高吸水性樹脂に吸収させて害動物忌避剤としたもので、これにより、忌避する成分を含有した液体が高吸水性樹脂に保持されると共に、通常の状態では、高吸水性樹脂に保持された液体が、液体の状態で高吸水性樹脂の外部に流出することはないが、気温や湿度などの変化により、高吸水性樹脂の表面から吸収されている液体が気体となって外部に発散する。このとき、液体に含有されている忌避成分も気体となって外部に発散され、その発散された忌避成分により害動物を忌避させることができる。
また、高吸水性樹脂に忌避成分を含有した液体を吸収保持させていることから、その液体が一気に蒸発、発散してしまったり、雨などにより高吸水性樹脂から忌避成分を含有した液体が外部に流出してしまうと言ったことがなく、長期間に亘って高吸水性樹脂に保持され続けるので、長期間に亘って忌避剤として作用し続けることができる。なお、高吸水性樹脂の大きさや、露出している表面の面積などを適宜設定することで、忌避剤としての持続期間を適宜設定することができる。
また、高吸水性樹脂として、忌避成分を含有した液体を吸収させても、形状を維持し易いものを用いることで、当該害動物忌避剤を使用し易い形状や大きさにすることができ、その利便性を高めることができる。なお、吸水後の形状などについては、粉状、粒状、板状、シート状、の他に、固体、或いは、ゲル状のものであっても良い。また、この高吸水性樹脂としては、これに限定するものではないが、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体架橋物や、カルボキシメチルセルロース架橋物などを単体或いは混合したものを例示することができる。さらに、高吸水性樹脂に生分解性を備えたものとしても良く、これにより、山林や田畑に撒布した場合でも、微生物などによって分解されるので、環境に与える負荷を低減させることができる。
本発明に係る害動物忌避剤は、上記の構成に加えて、「前記害動物が忌避する成分を含有した液体は、ヒガンバナ科に属する植物より抽出した、アルカロイド系リコリン、ビレトリン、アレスリン、などの成分を含む抽出液である」構成とすることもできる。
ここで、ヒガンバナ科に属する植物としては、ヒガンバナ属、スイセン属、キンバイザサ属、コキンバイザサ属、ハマオモト属、タマスダレ属、アマリリス属、スノードロップ属、などを例示することができ、好ましくは、ヒガンバナ属に属する植物とすることが望ましい。それらの属する植物の鱗茎、茎、根、葉、花、などから忌避成分を抽出する。
また、忌避成分としては、これに限定するものではないが、リコリン、ビレトリン、アレスリン、ガランタミン、リコリシジノール、クリニン、グルコマンナン、サポニン、レクチン、コロナチン、セキサニン、ナルウェジン、リコラミン、ノルガランタミン、などを例示することができ、これらの他に既知、或いは、未知の成分を含有していても良い。
本発明によると、害動物が忌避する成分を含有した液体を、ヒガンバナ科に属する植物より抽出した抽出液とすることで、害動物に対して大きな忌避効果を奏し、中でも、猪や猿に対しても、忌避効果を奏することができ、それらの害動物による被害を防止することができる。また、ヒガンバナ科に属する植物より抽出した抽出液とすることで、工業的に合成されたアルカロイドよりも忌避効果が高い上に、低コストで忌避成分を含有した液体を得ることができ、害動物忌避剤を安価に提供することができる。
本発明の害動物忌避剤は、上記の構成に加えて、「前記害動物が忌避する成分を含有した液体は、更に保存料を含有する」構成とすることもできる。ここで、保存料としては、具体的な構成を何ら限定するものではないが、安息香酸、リルピン酸、プロピオン酸、ソルビン酸、などの単体、或いは、化合物を例示することができる。
本発明によると、忌避する成分を含有した液体に保存料を含有させることで、高吸水性樹脂に吸収されている液体が、酸化したり、腐敗したりすることを防止することができ、長期間に亘って忌避効果を持続させることができる。
上記のように、本発明によると、長期間に亘って害動物が忌避する成分を含有した液体の忌避効果を発揮させると共に、特に鼠、猪、猿に効果のある害動物忌避剤を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図1を基に詳細に説明する。図1は、本発明における害動物忌避剤の概略の製造方法を示す説明図である。本例では、ヒガンバナ科のヒガンバナ属に属する植物を用いたものを説明する。
初めに、ヒガンバナ科のヒガンバナ属に属する植物の鱗茎を採取し、ステップS101において、土などの汚れを洗浄する。そして、続くステップS102では、ミキサーなどを用いて鱗茎を細かく粉砕する。次に、ステップS103では、細かく粉砕した鱗茎をクラスター水に浸漬する。
ここで、クラスター水とは、水の分子式としては、H2Oで現されるが、通常は、それらの分子が水素結合により幾つか集まったクラスター(分子集団)を形成しており、このクラスターの大きさによって水の物性が様々に変化することが知られている。
ステップS103において、粉砕した鱗茎をクラスター水、特にクラスターの小さいクラスター水に浸漬することで、粉砕した鱗茎の奥まで水の分子が入り易くなると共に、鱗茎に含まれる様々な成分が水に溶け溶出し易くなる。そして、このステップS103では、粉砕した鱗茎を24時間クラスター水に浸漬することで、クラスター水に鱗茎内の成分をクラスター水内へ溶出させる。
次に、ステップS104において、粉砕した鱗茎を含んだクラスター水を、遠心式の脱水機に投入し、鱗茎の固形分とクラスター水を含む液体分とを分離し、分離された固形分は、続くステップS105において、再度クラスター水に24時間浸漬し、成分の抽出を行った後に、ステップS106で脱水機により脱水し、ステップS106で得られた固形分をステップS107において三度クラスター水に24時間浸漬し、成分の抽出を行い、ステップS108で、脱水して、固形分と液体分とに分離する。
そして、ステップS104、ステップS106、ステップS108において、脱水機により分離された液体分、すなわち、抽出液を集めた上で、ステップS109において、集めた抽出液に所定量の保存料を添加する。ここで、保存料として安息香酸を添加して続くステップS110へと進む。ステップS110では、抽出液を高吸水性樹脂に吸収させて害動物忌避剤が完成する。なお、本例では、高吸水性樹脂として、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体架橋物が含まれている、(株)クラレの商品名「球状KIゲル」を使用した。
次に、上記の製造方法により得られた害動物忌避剤の効果を確認した実験結果について説明する。なお、本例の害動物忌避剤は、直径が3〜5mmの球状のものとされている。
[実験1]
ゴルフ場において、山の麓に接したホールに、約20mほどの動物除けのフェンスが設けられており、そのフェンスに対し、猪によりフェンスが破られホール内に侵入する被害が発生、これに対して、破られたフェンスの周りに本発明の害動物忌避剤を撒布した。しかしながら、2,3日後、害動物忌避剤を撒布していない場所で、フェンスが破られ猪がホール内に侵入し被害が発生、そこで、新たに破られたフェンスの周りにも害動物忌避剤を撒布した。その後、45日間に渡り、猪の侵入による被害がなく、再度、害動物忌避剤を撒布し、以後、猪の侵入による被害がなくなった。これにより、猪への忌避効果が確認されたと同時に、最低45日間、効果が持続することが判明した。
[実験1]
ゴルフ場において、山の麓に接したホールに、約20mほどの動物除けのフェンスが設けられており、そのフェンスに対し、猪によりフェンスが破られホール内に侵入する被害が発生、これに対して、破られたフェンスの周りに本発明の害動物忌避剤を撒布した。しかしながら、2,3日後、害動物忌避剤を撒布していない場所で、フェンスが破られ猪がホール内に侵入し被害が発生、そこで、新たに破られたフェンスの周りにも害動物忌避剤を撒布した。その後、45日間に渡り、猪の侵入による被害がなく、再度、害動物忌避剤を撒布し、以後、猪の侵入による被害がなくなった。これにより、猪への忌避効果が確認されたと同時に、最低45日間、効果が持続することが判明した。
[実験2]
普段から猪による被害の多い地域内において、特に例年被害に遭っている、栗、タラノ目、芋などを栽培している約16m2の広さの畑に、本発明の害動物忌避剤を容積にして1リットルの量を略均一に全体に撒布した。そして、撒布より30日後に再び、同量の害動物忌避剤を撒布した、そして、最初の撒布以降、撒布した畑では、猪による被害が全くなくなった。これによっても、猪への忌避効果が確認されると同時に、最低30日間の効果の持続が確認された。
普段から猪による被害の多い地域内において、特に例年被害に遭っている、栗、タラノ目、芋などを栽培している約16m2の広さの畑に、本発明の害動物忌避剤を容積にして1リットルの量を略均一に全体に撒布した。そして、撒布より30日後に再び、同量の害動物忌避剤を撒布した、そして、最初の撒布以降、撒布した畑では、猪による被害が全くなくなった。これによっても、猪への忌避効果が確認されると同時に、最低30日間の効果の持続が確認された。
[実験3]
例年収穫期になると、5頭前後の猿が出没して被害を受けている畑の内、スイカ畑、キュウリ畑、茄子畑、の3つの畑に、上記の実験2と同じように、本発明の害動物忌避剤を散布した。そして、撒布した3つの畑には、猿は全く寄り付かず、猿による被害を受けることがなく、無事に収穫することができた。これにより、本発明の害動物忌避剤は、猿に対しても忌避効果があることが確認された。
例年収穫期になると、5頭前後の猿が出没して被害を受けている畑の内、スイカ畑、キュウリ畑、茄子畑、の3つの畑に、上記の実験2と同じように、本発明の害動物忌避剤を散布した。そして、撒布した3つの畑には、猿は全く寄り付かず、猿による被害を受けることがなく、無事に収穫することができた。これにより、本発明の害動物忌避剤は、猿に対しても忌避効果があることが確認された。
以上のように、実験1〜実験3により、本発明の害動物忌避剤が、猪や猿にも忌避効果が有ることが判った。なお、実験1,2では、害動物忌避剤を撒布後、所定期間後に害動物忌避剤を撒布しているのは、忌避効果がなくなって被害が出るのを防ぐためである。
このように、本実施の形態の害動物忌避剤によると、動物が忌避する成分を含有した液体を高吸水性樹脂に吸収させて害動物忌避剤とすることで、高吸水性樹脂に保持された液体が、液体の状態で高吸水性樹脂の外部に流出することはないが、気温や湿度などの変化により、高吸水性樹脂の表面から吸収されている液体が気体となって外部に発散する。このとき、液体に含有されている忌避成分も気体となって外部に発散され、その発散された忌避成分により害動物を忌避させることができる。
また、高吸水性樹脂に忌避成分を含有した液体を吸収保持させていることから、その液体が一気に蒸発、発散してしまったり、雨などにより高吸水性樹脂から忌避成分を含有した液体が外部に流出してしまうと言ったことがなく、長期間に亘って高吸水性樹脂に保持され続けるので、長期間に亘って忌避剤として作用し続けることができる。
また、害動物が忌避する成分を含有した液体を、ヒガンバナ科に属する植物より抽出した抽出液とすることで、害動物に対して大きな忌避効果を奏し、中でも、猪や猿に対しても、忌避効果を奏することができ、それらの害動物による被害を防止することができる。また、ヒガンバナ科に属する植物より抽出した抽出液とすることで、工業的に合成されたアルカロイドよりも忌避効果が高い上に、低コストで忌避成分を含有した液体を得ることができ、害動物忌避剤を安価に提供することができる。
さらに、忌避する成分を含有した液体に保存料を含有させることで、高吸水性樹脂に吸収されている液体が、酸化したり、腐敗したりすることを防止することができ、長期間に亘って忌避効果を持続させることができる。
以上、本発明を実施するための最良の実施の形態を挙げて説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、本実施の形態では、粉砕したヒガンバナの鱗茎を24時間クラスター水に浸漬したものを脱水機で、固形分と液体分とに分離し、固形分をクラスター水に浸漬して再度、成分の抽出を行うことを3回繰り返すものを示したが、これに限定するものではなく、1回、2回、或いは3回以上行うようにしても良い。
また、本実施の形態では、鱗茎から忌避成分を抽出する溶媒として分子集団の小さいクラスター水を用いるものを示したが、これに限定するものではなく、液状の有機溶剤に浸漬して忌避成分を抽出したりしても良い。
また、本実施の形態では、高吸水性樹脂として、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体架橋物が含まれているものを示したが、これに限定するものではなく、その他の化合物からなる高吸水性樹脂を用いても良い。なお、高吸水性樹脂に生分解性を備えたものを用いた場合、山林や田畑に撒布した場合でも、微生物などによって分解されるので、環境に与える負荷を低減させることができる。
さらに、本実施の形態では、害動物として、猪と猿について説明したが、これに限定するものではなく、猪、猿以外に、鼠、熊、狐、狸、いたち、ハクビシン、蛇、鹿、カモシカ、猫、犬、などの獣の他に、鳩、烏、雀、などの鳥、さらには、昆虫や蜘蛛類、節足動物などの忌避剤として用いることもできる。
本発明の害動物忌避剤を、適宜撒布することで、動物を捕獲したり狩猟したりするために、動物を所定の場所などに移動するように誘導する誘導剤として用いても良い。また、ペットなどの調教用の調教剤として用いても良い。
Claims (3)
- 害動物が忌避する成分を含有した液体を高吸水性樹脂に吸収させたことを特徴とする害動物忌避剤。
- 前記害動物が忌避する成分を含有した液体は、ヒガンバナ科に属する植物より抽出した、アルカロイド系リコリン、ビレトリン、アレスリン、などの成分を含む抽出液であることを特徴とする請求項1に記載の害動物忌避剤。
- 前記害動物が忌避する成分を含有した液体は、更に保存料を含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の害動物忌避剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003290319A JP2005060272A (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | 害動物忌避剤 |
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-
2003
- 2003-08-08 JP JP2003290319A patent/JP2005060272A/ja active Pending
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