JP2005058485A - 身体内分泌物取出用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】強力な接着力を有し、かつ身体からの分泌物の水分と接触しても、接着力が減少しないような身体内分泌物取出用具による構成を提供する。
【解決手段】身体の孔31と連通する穴13、及びその周囲表面に接着層を有しているシート11状の身体接着部1と、当該身体接着部1に対し背後から固着され、前記穴13を入口とする容器2を有し、前記接着層を構成する素材として、シリコン樹脂による接着剤12を採用する。
【選択図】図1
【解決手段】身体の孔31と連通する穴13、及びその周囲表面に接着層を有しているシート11状の身体接着部1と、当該身体接着部1に対し背後から固着され、前記穴13を入口とする容器2を有し、前記接着層を構成する素材として、シリコン樹脂による接着剤12を採用する。
【選択図】図1
Description
本願発明は、人工肛門等の身体から分泌する物を、容器内に取り出す身体内分泌物取出用具に関するものである。
身体分泌物取出用具は、身体から分泌物が浸出する孔と連通する穴及びその周囲表面に接着層を有しているシート状の身体接着部と、当該穴を入口とし、身体接着部に対し背後から固着されている容器とによって構成されている。
前記容器は、変形自在のプラスチックを素材としていることが多く、他方、接着層の素材としては、通常、皮膚を保護することを考慮し、ハイドロサイト等の皮膚用接着剤が使用されている。
しかしながら、従来採用されている接着層を構成する素材は、身体の分泌物が含有している水と接触した場合、接着性を早期に喪失し、このため、身体に対する接着機能を長期にわたって維持することが困難であった。
このような状況を反映し、従来技術による身体内分泌物取出用具の場合には、一日に2回ないし3回程度、交換することを余儀なくされていた。
本願発明は、前記の如き従来技術の状況を考慮し、身体からの分泌物に接触しても、接着機能を喪失せず、長期間維持することができるような身体内分泌物取出用具の構成を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本願発明の構成は、身体の孔と連通する穴、及びその周囲表面に接着層を有しているシート状の身体 接着部と、当該身体接着部に対し背後から固着され、前記穴を入口とする容器を有している身体分泌物取出用具において、前記接着層を構成する素材として、シリコン樹脂による接着剤を採用することに基づく身体内分泌物取出用具からなる。
本願発明は、身体内分泌物取出用具において、シリコン樹脂固有による強固な接着力を発揮すると共に、接着部分が身体からの分泌物によって汚染されても、当該汚染部分を水洗することによって持続した使用が可能となり、従来技術の場合のような頻繁な交換は不要となる。
前記解決手段の記載からも明らかなように、本願発明は、身体接着部において接着性を発揮する素材として、シリコン樹脂を採用することを特徴としているが、その背景として、シリコン樹脂を構成しているジメチルシロキサン基(−Si−(CH3)2−O−)が強固な疎水性(親油性)を有しており、身体からの分泌物と接触しても、当該分泌物に含まれている水分を排除し、自ら有している接着機能を喪失しないことに由来している。
本願発明の実施形態としては、図1に示すように、プラスチックシート11に対し、シリコンオイル等の接着性を有している素材を積層する構成、及び図2に示すように、接着性を有しているシリコンシート11自体を身体接着部1として使用する構成の双方を採用することができる。
図1に示す実施形態としては、シリコン樹脂を加硫することによって得られた接着剤12を、プラスチックシート11に積層する構成が典型例であり、図2に示す実施形態としては、アミノアルキルシリコン樹脂による変性シリコン樹脂によるシート11自体を、身体接着部1とする構成を挙げることができる。
本願のように、身体接着部の接着性素材としてシリコン樹脂を使用した場合には、たとえ当該接着部の表面部分が身体からの分泌物によって汚れたとしても、これを水洗によって除去した場合には、依然として接着性を有していることから、長期の使用が可能となり、従来技術の場合のような1日に2回ないし3回の交換を必要とするような不都合は生じていない。
特に、前記実施形態のように、加硫ゴムとしたシリコン樹脂を積層した場合、及びアミノアルキルシリコン樹脂による変性シリコン樹脂シート11を使用した場合には、強力な接着作用を発揮することが可能となる。
加硫を行ったシリコン樹脂の場合には、図1に示すような積層構成だけでなく、図2に示すようなシリコン樹脂シート11自体を、身体接着部1として接着する実施形態にも適用することが可能である。
しかも、身体接着部に加硫を行ったシリコン樹脂を使用する場合には、図1及び図2の各実施形態の何れにおいても、当該加硫シリコン樹脂の接着度を増加させたうえで、背後に位置している容器2との固着にも、当該加硫シリコン樹脂を使用することもできる。
以下、実施例について説明する。
実施例においては、図1に示す実施形態として、プラスチックシート11に対し、シリコンジェルシートを接着剤12を介して積層することによって、身体接着部1を構成している。
シリコンジェルシートは、人間の皮膚に対し、マイルドなタッチで接着が可能である一方、シリコン樹脂に基づく疎水性によって、身体からの分泌物の水分と接触しても、前記接着力に対する影響は殆ど無視することができる。
このため、身体からの分泌物と接触したシリコンジェルシートの表面を洗浄によって除去した場合には、少なくとも3日間接着作用を維持することが可能である。
本願発明は、人工肛門等の身体内分泌物取出用具という医療器具の分野において、利用し得る可能性を有している。
1 身体接着部
11 シート
12 接着剤
13 穴
2 容器
3 身体の一部
31 身体における孔
11 シート
12 接着剤
13 穴
2 容器
3 身体の一部
31 身体における孔
Claims (7)
- 身体の孔と連通する穴、及びその周囲表面に接着層を有しているシート状の身体 接着部と、当該身体接着部に対し背後から固着され、前記穴を入口とする容器を有している身体分泌物取出用具において、前記接着層を構成する素材として、シリコン樹脂による接着剤を採用することに基づく身体内分泌物取出用具。
- プラスチックシートに対し、シリコン樹脂による接着層を積層したことを特徴とする請求項1記載の身体内分泌物取出用具。
- 接着性を有しているシリコン樹脂シート自体を身体接着部として使用することを特徴とする請求項1記載の身体内分泌物取出用具。
- 接着剤として、シリコンジェルシートを選択したことを特徴とする請求項2記載の身体内分泌物取出用具。
- 接着剤として、アミノアルキルシリコン樹脂による変性シリコン樹脂によるシリコンシートを選択したことを特徴とする請求項3記載の身体内分泌物取出用具。
- シリコン樹脂として、加硫シリコン樹脂を選択したことを特徴とする請求項1記載の身体内分泌物取出用具。
- 加硫シリコン樹脂を、身体接着部と、容器との間の固着にも採用したことを特徴とする請求項6記載の身体内分泌物取出用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003292679A JP2005058485A (ja) | 2003-08-13 | 2003-08-13 | 身体内分泌物取出用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003292679A JP2005058485A (ja) | 2003-08-13 | 2003-08-13 | 身体内分泌物取出用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005058485A true JP2005058485A (ja) | 2005-03-10 |
Family
ID=34369917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003292679A Pending JP2005058485A (ja) | 2003-08-13 | 2003-08-13 | 身体内分泌物取出用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005058485A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210050908A (ko) * | 2019-10-29 | 2021-05-10 | 염병수 | 노인 및 중증장애인의 배변을 편리하게 수거 가능하며 생체적합성과 친환경성이 확보된 배변 수거 장치 |
-
2003
- 2003-08-13 JP JP2003292679A patent/JP2005058485A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210050908A (ko) * | 2019-10-29 | 2021-05-10 | 염병수 | 노인 및 중증장애인의 배변을 편리하게 수거 가능하며 생체적합성과 친환경성이 확보된 배변 수거 장치 |
KR102294582B1 (ko) * | 2019-10-29 | 2021-08-26 | 염병수 | 노인 및 중증장애인의 배변을 편리하게 수거 가능하며 생체적합성과 친환경성이 확보된 배변 수거 장치 |
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