JP2005058146A - 農産物保護用袋の取付具 - Google Patents

農産物保護用袋の取付具 Download PDF

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Abstract

【課題】農産物を病害虫等から保護する農産物保護用袋を、前記農産物を支承する支持部に取り付けるための取付具であって、このもの自体でも農産物を鳥害や日焼けなどから守るための保護用の傘として利用できる。
【解決手段】合成樹脂製若しくはその他の可撓性を有する材料からなる任意形状のシート部材に基点を定め、該基点から外周に渡る導入用切り込みを形成し、該導入用切り込みの左右側部を互いに突き合わせ乃至重ね合わせて、前記のシート部材を平面状乃至傘状に保持するようにした。また、前記基点に貫通孔を設け、その近辺に渡る放射状乃至渦巻状の切り込みを形成し、若しくは前記貫通孔の周囲を鋸歯状や凹凸状、その他係止し易い構造に構成してもよく、左右側部に係止用切り込み乃至鉤状の係止部をそれぞれ1乃至複数個設けてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、ぶどう等の果実や野菜等、広く農産物に被せてこれらの農産物を病害虫等から保護する農産物保護用袋を、前記農産物を支承する支持部に取り付けるための農産物保護用袋の取付具に関するものである。
従来、農産物保護用袋を取り付ける取付具としては、一般に、針金や針金を2枚の細帯状プラスチックフィルムの間に狭持したものなどがあり、これらの針金等を袋の上から支持枝に巻きつけて袋を取り付けていた。しかし、これら針金等によって数多くの袋を取り付けるには手間を要し、また、袋を取り外すにも時間がかかるので作業性が悪く、より効率の良い袋がけができる取付具の開発が要望されていた。
また、従来、ぶどうを鳥害や日焼けなどから守るための保護用の傘として、例えば、矩形のシート板を略円筒形乃至円錐形にしてその重なった部分をホッチキス止めした例がある(特許文献1第2図乃び第3図、特許文献3第2図)。また、つりがね状のシート本体の側辺を係合して面ファスナーで閉鎖する例がある(特許文献2第1図及び第2図)。その他の例として、差込片を穴に差込んで係止する例がある(特許文献3第3図及び第4図、特許文献4第9図及び第10図)。しかし、これらの係止方法は手間がかかり、或いは構造が複雑で製造コストの点において問題がある。
実開昭62−49947号公報 実開昭63−23956号公報 特開平7−107866号公報 実登録3000504号公報
本願発明は、前記の問題点を解消するために、ぶどう等の農産物保護用袋を被着物に被せ、その袋の開口部近辺において取付具を挟み込んで、該取付具の貫通孔に袋を取り込んみ、平面状乃至傘状に保持するだけで簡単に農産物保護用袋を取り付けることができ、更に、この傘状の取付具を単独で乃至農産物保護用袋と共にぶどう等の支持枝に取り付けて農産物の鳥害や日焼けを予防する農産物保護用傘としても利用できる、農産物保護用袋の取付具を提供することを目的とするものである。
本発明は、前記の課題を解決するために、本発明は、合成樹脂製若しくはその他の可撓性を有する材料からなる任意形状のシート部材に基点を定め、該基点から外周に渡る導入用切り込みを形成し、該導入用切り込みの左右側部を互いに突き合わせ乃至重ね合わせて、前記のシート部材を平面状乃至傘状に保持するようにしたことを特徴とする農産物保護用袋の取付具とする(請求項1)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、合成樹脂製若しくはその他の可撓性を有する材料からなる任意形状のシート部材に貫通孔を設け、該貫通孔からその近辺に渡る放射状乃至渦巻状の切り込みを形成し、若しくは前記貫通孔の周囲を鋸歯状や凹凸状、その他係止し易い構造に構成されると共に、前記貫通孔から外周に渡る導入用切り込みを形成し、該導入用切り込みの左右側部を互いに突き合わせ乃至重ね合わせて、前記のシート部材を平面状乃至傘状に保持するようにしたことを特徴とする農産物保護用袋の取付具とする(請求項2)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記シート部材の外周の外側から前記の導入用切り込みに向かって斜め方向に一部を切り込み、その切り込みの先端部が更に適宜角度をなして少し切り込んでなる係止用切り込みを左右側部にそれぞれ1乃至複数個設け、導入用切り込みの左右側部に設けられた前記の係止用切り込みを互いに係合させて、前記のシート部材を平面状乃至傘状に保持するようにしたことを特徴とする前記の農産物保護用袋の取付具とすることが好ましい(請求項3)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記の農産物保護用袋の取付具において、前記の係止用切り込みに代えて又は前記の係止用切り込みと共に、鉤状の突起を外周の一部にそれぞれ1乃至複数設け、前記の鉤状の突起は左側部と右側部において互いに係合する方向に向けて設けられており、前記左右側部に形成された鉤状の突起同士又は/及び係止用切り込み同士を互いに係合させて、前記のシート部材を平面状乃至傘状に保持するようにしたことを特徴とする農産物保護用袋の取付具とすることが好ましい(請求項4)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記シート部材のほぼ中心点から放射状直線に沿って適宜長さの風通し用切り込みを設けたことを特徴とする前記の農産物保護用袋の取付具とすることが好ましい(請求項5)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記シート部材の少なくとも下側面乃至農産物保護用袋側面若しくは両面を粗面に形成したことを特徴とする前記の農産物保護用袋の取付具とすることが好ましい(請求項6)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記シート部材が発泡プラスチック材料からなることを特徴とする前記の農産物保護用袋の取付具(請求項7)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記シート部材の表面に鳥害防止用の模様を施したことを特徴とする前記の農産物保護用袋の取付具(請求項8)。
本発明の農産物保護用袋の取付具は、前記のようにぶどう等の農産物保護用袋を簡単に支持枝などに取り付けることができるので、従来の針金等の取り付け具に比較して取付け、取り外し作業効率が格段に向上するという利点がある。また、従来、農産物保護用袋と農産物保護用傘を別々に取り付けて使用していたのが、本願発明の農産物保護用傘兼用の農産物保護用袋の取付具を使用すれば、農産物保護用袋を取り付けるだけで、改めて農産物保護用傘の取り付ける手間が省略できるので、極めて作業が簡略化して便利であるという利点がある。そして、農産物保護用傘として、農薬散布時に農産物に農薬が直接当たることを防ぎ、また、雨(特に酸性雨乃至雑菌等)や雹から農産物を保護すると共に、鳥が農産物を啄ばむ鳥害と農産物の日焼けやムレを効率よく防止するという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態について、以下に詳細に説明する。
本発明に係る農産物保護用袋の取付具は、合成樹脂製若しくはその他の可撓性を有する材料からなるシート部材を円形や多角形等任意の形状に裁断し、そのシート部材片の適宜の位置に基点を定め或いは貫通孔を設けて、その基点乃至貫通孔から外縁に達する導入用切り込みを形成する。この導入用切り込みは、被着体である農産物の支持枝乃至農産物保護用袋を外周から基点乃至貫通孔に導くための切り込みである。この導入用切り込みは、特に限定するものではないが、1本の直線状としてもよく、また、2本の直線状の切込みに囲まれた扇状部分を切り取ったものでもよい。
前記の貫通孔は、農産物保護用袋を取り付ける支持枝の太さに応じてその形状乃至大きさを適宜決めることができる。通常この貫通孔は、前記の支持枝の太さよりもやや小さく穿孔し、この貫通孔と支持枝の間に農産物保護用袋を引き込んで材料自体の反発力によって締着される。また、必要に応じて、貫通孔の近辺に放射状乃至渦巻状の切り込みを形成し、若しくは貫通孔の周囲を鋸歯状や凹凸状、その他の係止し易い構造に構成することもできる。
前記のシート部材を構成する材料は、可撓性を有する材料であれば特に限定されるものではないが、例えば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチロール、ポリアクリロニトリル、その他のアクリル系樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS樹脂)、フッ素系樹脂等の熱可塑性、或いは、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ケイ素樹脂等の熱硬化性樹脂で、可撓性を有しある程度腰があり、応力緩和特性、クリープ特性の小さいものが好ましい。応力緩和特性、クリープ特性の小さいものの方が、長時間の袋保持性に耐え得るからである。
更に、地中や水中で微生物などによって分解される生分解性プラスチック、例えば、微生物産生系のポリヒドロキシブチレート、化学合成系のポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンアジペート/テレフタレート、ポリブチレンサクシネート/テレフタレート、ポリビニルアルコール、天然物系の修飾澱粉、酢酸セルロース、キトサン/セルロース/澱粉、澱粉/化学合成系グリーンプラ等を使用することもできる。
更に、合成紙や発泡プラスチックを使用できる。発泡プラスチック(好ましくは独立気泡性発泡体)は断熱効果があり、遮光性付与と共に農産物の熱焼けやムレ防止に効果的である。そして、発泡プラスチック製の前記傘は軽い上に、農産物と直接接触しても日焼けや熱焼けを発生しないので、傘と農産物の接触を回避する手段を講ずる必要性もなくなる。前記発泡プラスチックには、例えばアゾジカルボンアミド等の有機系発泡剤を添加して発泡温度以上に加熱して発泡成形する方法、或いは機械発泡による方法等があり、製造方法は特に限定されるものではない。
また、フェノール系酸化防止剤乃至芳香族アミン系酸化防止剤等の抗酸化剤やサリチル酸エステル、ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール等の紫外線吸収剤(例えばガイギー社製のチヌビン等のUVアブソーバ等)を添加して劣化を防止することが好ましい。また、適宜着色材を添加乃至印刷して太陽光を遮断してもよく、或いは、植物に障害を与える280nm以下の紫外線をカットし、ぶどう、茄子、りんご、オウトウ、ブルーベリー等のアントシアニン色素を増大して着色性を向上する280〜400nmの紫外線を積極的に透過させて農産物の着色性を向上させるべく、前記の280〜400nmの紫外線を選択的に透過する紫外線吸収剤や紫系の着色材を添加乃至印刷することが好ましい。
本発明に係る取付具が、主として農産物保護用袋の取付具単独で使用される場合は、大きさが比較的小さいものでよく、材料自体の可撓性に基づく反撥力によって農産物保護用袋を支持枝に取り付けることができる。この場合、取付具の外周縁を肉厚に形成するか、或いは反撥弾性を補強するために金属製の針金等の補強部材を設けてもよい。
また、取付具を農産物保護用袋の取付具と共に、農産物を鳥害や日焼けなどから守るための保護用の傘として機能する場合は、前記のシート部材を傘状に保持するための係合手段を備えることが好ましい。この係合手段は特に限定されるものではないが、請求項3記載の係止用切り込み又は請求項4記載の鉤状係止部、或いはコハゼ状の係止部(図示せず)を形成し、これらの係合手段を互いに係合させて、前記のシート部材を傘状に保持するようにしたものが好ましい。
また、この傘の表面に鳥害を予防するための、例えば、目玉の形状模様や黄色と黒色の縞模様等の印刷を施し、或いは金、銀、パールなどの反射手段乃至絞を施してもよい。また、適宜長さの風通し用切り込みを設けることによって、傘に当たる風の抵抗を和らげると共に、傘の内側に風を通すことによって農産物の日焼け乃至熱焼けを防止することができる。この風通し用切り込みは、貫通孔を通る放射線状に設けることが雨水の流下を妨げないので好ましい。また、前記シート部材の少なくとも下側面乃至農産物保護用袋側面若しくは両面に凹凸状の絞等で粗面に形成すれば、傘と袋乃至農産物との密着性が低下して風を通し、もって農産物の日焼け、熱焼け乃至ムレを防止し、且つ、係止用切り込みの合わせ面における滑り抵抗を増し、相互の係止用切り込みを抜け難くすることから好ましい。
以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
実施例1
第1図及び第2図は実施例1の取付具を例示したものであり、主として農産物保護用袋の取付専用に使用されるものの例である。第1図(a)において、円形状のシート部材2のほぼ中央部に貫通孔11を穿設し、その周囲に放射線状切り込み13aを形成すると共に、前記貫通孔から外周に達する直線状の導入用切り込み12を形成し、該導入用切り込みの左右側部を互いに突き合わせて、前記のシート部材を平面状に保持するようにしたことを特徴とする農産物保護用袋の取付具1aである。第1図(b)において、前記貫通孔の周囲の放射状切り込み13aに代えて、渦巻状切り込み13bとし、周縁部に円筒状の肉厚部14を設けた例である。第2図(a)は、前記の貫通孔に買えて基点11を定めて係る基点11から外周に渡る導入用切り込みと−状乃至T字状切り込み13cを形成した例であり、第2図(b)は、+状切り込み13dの例であり、第2図(c)は、Y字状切り込み13eの例であり、第2図(d)は、+状切り込み13dと共に貫通孔の周囲を鋸歯状15に形成した例である。また、特に切り込みを形成せずに、例えば、打ち抜き裁断の際に貫通孔の周囲を鋭利に形成しておき、係る鋭利な角部に前記袋が係止するように構成したもの(図示せず)も本願発明に含まれる。
実施例2
第3図(a)は実施例2の取付具を例示したものであり、農産物保護用袋の取付具であると共に、農産物を鳥害や日焼けなどから守るための保護用の傘としての機能を併有する取付具1bの例である。実施例2の取付具1bは、シート部材のほぼ中央部の貫通孔11の周囲に渦巻状切り込み13bを形成すると共に、前記貫通孔から外周に達する直線状の導入用切り込み12を形成し、前記シート部材2の外周の外側から前記の導入用切り込み12に向かって斜め方向の導入部(161)を切り込み、その切り込みの先端部が更に適宜角度をなして少し切り込んだ係止部(162)を設けてなる係止用切り込み16b1を左右側部の何れか(R)に1個形成し、他の側部(L)には複数個の係止用切り込み16a1,16a2,16a3をこの順に設けた例である。また、貫通孔の周囲の渦巻状の切り込み13bに代えて、種々構成できることは実施例1と同様である。 第3図(b)は、前記の取付具1の左右側部L及びRの係止用切り込み16a1と16b1を相互に係止して傘状とした状態を示すものである。
実施例3
第4図は実施例3の取付具1bを例示したものであり、実施例2における係止用切り込みに代えて鉤状係止部17a1,17a2,17a3,17b1を形成し、更に風通し用切り込み20を設けた以外は実施例2と同様である。
<使用例>
第5図は、有孔プラスチックフィルム製の農産物保護用袋18をぶどうに被せて、実施例1の取付具1aを使用して前記の袋18をぶどうの支持枝19に取り付けた状態を例示したものである。
第6図は、農産物保護用袋18をぶどうに被せて、実施例2の取付具1bを使用して前記の袋18をぶどうの支持枝19に取り付けた状態を例示したものである。特に実施例2の取付具1bのように、貫通孔の周囲の切り込みが渦巻状に形成されたものは、袋を導入用切込みから貫通孔に導く際に、導入用切込み12に未だ袋の一部が取り残されている状態で取付具1bを矢印の方向(第1図(b))に回転させると、袋が渦巻状の切り込みの先端部によって貫通孔内に引き込まれ、取り付け作業がよりやり易くなり、袋を取り外すときは、逆方向に回転させると取り外しやすくなる。
また、左右側部の係止用切り込みを係合させる場合、外周部の切り込みに相互に係合させた後に左右側部を左右方向に引っ張るだけで相互の先端部の切り込み部に係止させて、傘状に保持することができる。そして一旦、先端部の切り込みに係止すると、例え逆方向の戻す力が作用したとしても、先端部の切り込み部が相互に押圧し合って抜け難くなるのである。このようにして、袋かけ作業は簡単にでき、作業効率が向上し、且つ、取り付け後も風などで容易に外れ難い。また、取付具を取り外したい場合には、一旦、左右側部を先端部の切り込みの方向に戻すようにして簡単に取り外すことができるのである。
実施例3記載の取付具に関しても実施例2の取付具に準じて使用できる。以上の実施例2及び3記載の取付具は、農産物保護用袋の取付具としての機能を有するが、農産物を鳥害や日焼けなどから守るための保護用の傘として専用に使用できることは言うまでもない。また、前記の使用例において、有孔プラスチックフィルム製の農産物保護用袋を例に挙げて説明したが、これ以外に紙製乃至合成紙製の袋であってもかまわない。更に、本発明の取付具は、前記のように、主として農産物保護用袋の取付具として説明してなるが、これらの用途以外にも、例えば、ぶどう、きのこ等の農産物、パン、パスタ、ハム、ソーセージ、魚の干物、菓子類等の包装用の袋の開口部を閉じる手段として、また、従来の電線や針金等の結束用具に代わる手段として、その他の用途に広く利用することができる。
本発明に係る農産物保護用袋の取付具は、ぶどう等の果実や野菜等、広く農産物に被せてこれらの農産物を病害虫等から保護する農産物保護用袋を、前記農産物を支承する支持部に取り付けるための取付具であって、このもの自体でも農産物を鳥害や日焼けなどから守るための保護用の傘としても機能し、更に包装用の袋の閉じ具や電線などの結束具に代わる手段として極めて有用である。
(a)及び(b)は、実施例1の取付具を例示した平面図であり、(a’)及び(b’)は、前記平面図のAA線断面図及びBB線断面図である。 実施例1の他の取付具を例示した平面図である。 (a)実施例2の取付具を例示した平面図であり、(b)は、前記の取付具傘状とした状態を示す説明図である。 (a)実施例3の取付具を例示した平面図であり、(b)は、前記の取付具傘状とした状態を示す説明図である。 実施例1の取付具を使用した状態を例示した斜視図である。 実施例2の取付具を使用した状態を例示した斜視図である。
符号の説明
1a,1b:取付具、2:シート部材、11:基点又は貫通孔、12:導入用切り込み、13a:放射状切り込み、13b:渦巻状切り込み、14:肉厚部、15:鋸歯状、16a1,16a2,16a3,16b1:係止用切り込み、161:導入部、162:係止部、17a1,17a2,17a3,17b1:鉤状係止部、18:農産物保護用袋、19:支持枝、20:風通し用切り込み

Claims (8)

  1. 合成樹脂製若しくはその他の可撓性を有する材料からなる任意形状のシート部材に基点を定め、該基点から外周に渡る導入用切り込みを形成し、該導入用切り込みの左右側部を互いに突き合わせ乃至重ね合わせて、前記のシート部材を平面状乃至傘状に保持するようにしたことを特徴とする農産物保護用袋の取付具。
  2. 合成樹脂製若しくはその他の可撓性を有する材料からなる任意形状のシート部材に貫通孔を設け、該貫通孔からその近辺に渡る放射状乃至渦巻状の切り込みを形成し、若しくは前記貫通孔の周囲を鋸歯状や凹凸状、その他係止し易い構造に構成されると共に、前記貫通孔から外周に渡る導入用切り込みを形成し、該導入用切り込みの左右側部を互いに突き合わせ乃至重ね合わせて、前記のシート部材を平面状乃至傘状に保持するようにしたことを特徴とする農産物保護用袋の取付具。
  3. 前記シート部材の外周の外側から前記の導入用切り込みに向かって斜め方向に一部を切り込み、その切り込みの先端部が更に適宜角度をなして少し切り込んでなる係止用切り込みを左右側部にそれぞれ1乃至複数個設け、導入用切り込みの左右側部に設けられた前記の係止用切り込みを互いに係合させて、前記のシート部材を平面状乃至傘状に保持するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の農産物保護用袋の取付具。
  4. 請求項3記載の農産物保護用袋の取付具において、前記の係止用切り込みに代えて又は前記の係止用切り込みと共に、鉤状の突起を外周の一部にそれぞれ1乃至複数設け、前記の鉤状の突起は左側部と右側部において互いに係合する方向に向けて設けられており、前記左右側部に形成された鉤状の突起同士又は/及び係止用切り込み同士を互いに係合させて、前記のシート部材を平面状乃至傘状に保持するようにしたことを特徴とする農産物保護用袋の取付具。
  5. 前記シート部材のほぼ中心点から放射状直線に沿って適宜長さの風通し用切り込みを設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の農産物保護用袋の取付具。
  6. 前記シート部材の少なくとも下側面乃至農産物保護用袋側面若しくは両面を粗面に形成したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の農産物保護用袋の取付具。
  7. 前記シート部材が発泡プラスチック材料からなることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の農産物保護用袋の取付具。
  8. 前記シート部材の表面に鳥害防止用の模様を施したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の農産物保護用袋の取付具。
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