JP2005057599A - 多段高出力増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】多段高出力増幅器において、高次のひずみ特性がより低ひずみで、高効率な特性を得ることを目的とする。
【解決手段】多段高出力増幅器において、少なくとも1つのドライバー段増幅器のドレイン(コレクタ)電圧を通常動作電圧よりも低電圧で動作させることにより、より低い出力レベルから利得コンプレッションが生じさせ、バックオフ1dBでの利得コンプレッションを2.5dB以上とすることができ、高次(5,7,9次)のひずみを低減する。
【選択図】図9

Description

この発明は、衛星通信、地上マイクロ波通信、移動体通信等に使用する多段高出力増幅器に関するものである。
図1は文献“高木,森,「低ひずみ増幅器設計の基礎」,MWE2000 Microwave Workshop Digest,pp.471−484,2000.”に示された従来の増幅器のひずみ補償方式の一つであるプリディストーション型リニアライザの動作原理を模式的に表した図である。増幅器のひずみの原因である増幅器の利得特性と位相特性の非線形性を、前段に設けたリニアライザに持たせた、逆の利得特性と位相特性の非線形性により打ち消し、ひずみ補償するというものである。実際には、増幅器は飽和するため、飽和出力電力Psatを考慮する必要がある。Psatを考慮した場合の最もひずみが小さくなる入出力位相特性としては、一般に、図2(a)に示す特性と考えられている。図2(a)の特性を横軸が出力電力で考えた利得特性と位相特性を図2(b)に示す。利得は出力電力Pout<Psatでは一定でPout=Psatとなると急激に減少する特性である。位相特性は常に一定である。
上記の文献に記述されているように、増幅器の入力信号の電圧をVinとしたときに、出力信号の電圧VoutはVinの多項式として次式(1)で表される。
Figure 2005057599
係数a1,a2,a3・・・は増幅器の振幅特性より求まる。周波数の若干異なる2つの正弦波(周波数f1、f2)を入力した際の入力信号は次式(2)で与えられる。
Figure 2005057599
このときの多段高出力増幅器で発生するひずみのスペクトルを図3に模式的に示す。図3(a)に入力信号、図3(b)に出力信号のスペクトルを示す。図に示すように3次ひずみは(2f1−f2)と(2f2−f1)の周波数に、5次ひずみは(3f1−2f2)と(3f2−2f1)の周波数に、7次ひずみは(4f1−3f2)と(4f2−3f1)の周波数に、9次ひずみは(5f1−4f2)と(5f2−4f1)の周波数に発生する。また、文献に記述されているように、3次、5次、7次、9次・・・のひずみの大きさは、それぞれ、式(1)内の係数a3、a5、a7、a9・・・の大きさに比例している。
図1の従来例のようにひずみ補償を行った場合を考える。図1の通り、完全にひずみ補償がなされれば、式(1)のa2=a3=a4=・・・・=0となり、全ての次数のひずみが補償されることとなる。しかし、現実には、飽和出力電力Psat以上の出力電力は出ないため、増幅器の特性は図2のようになる。この場合、式(1)の係数を考えた場合、3次の係数a3は小さくなるため、3次のひずみについてはひずみ補償することが可能である。そのため、低次(3次)のひずみについては低ひずみな特性を実現することが可能である。
高木,森,「低ひずみ増幅器設計の基礎」,MWE2000 Microwave Workshop Digest,pp.471−484,2000.
しかし、図2のように飽和出力電力Psatで出力電力が制限される現実の場合においては、高次である5次、7次、9次・・・の係数a5,a7,a9・・・については、出力電力がPsatになる瞬間に急激に飽和するため、かえって係数が大きくなってしまう。その結果、5次、7次、9次・・・といった高次のひずみについてはひずみが増加してしまう問題が発生する。特に出力電力が飽和に近い、すなわちバックオフが小さな領域(たとえばバックオフ1dB以下)では、顕著になると考えられる。
したがって、従来例においては、低次のひずみ(3次)についてはひずみ補償ができるが、高次(5次、7次、9次・・・)においてはひずみが増加してしまう問題がある。高次のひずみに低ひずみな特性が求められる高出力増幅器においては問題となるため、高次のひずみ特性を改善することが課題となる。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、多段高出力増幅器において、高次(5次、7次、9次・・・)のひずみが小さい、低ひずみ、高効率な多段高出力増幅器を得ることを目的とする。
この発明に係る多段高出力増幅器は、多段高出力増幅器を構成する少なくとも一つのドライバー段増幅器が、バックオフ1dBでの利得コンプレッションが2.5以上になるように構成されたものである。
また、他の発明に係る多段高出力増幅器は、多段高出力増幅器を構成する少なくとも一つのドライバー段増幅器は、そのドレイン電圧またはコレクタ電圧が通常動作電圧よりも低電圧で動作するように電圧供給器を備えたものである。
この発明の多段高出力増幅器によれば、バックオフ1dBの時の利得コンプレッションが2.5よりも大きい特性(ゆっくり飽和する特性)とすることにより、高次のひずみを低ひずみとすることができる。また、これにより、よりバックオフの小さなところまで低ひずみで動作することが可能となるため、増幅器として高効率な特性を得ることができる。
また、他の発明の多段高出力増幅器によれば、少なくとも1つのドライバー段増幅器のドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させることにより、利得特性として出力電力が飽和出力電力よりも小さいうちから利得が減少する特性が得られ、バックオフ1dBでの利得コンプレッションを2.5dB以上とすることができ、高次のひずみを低ひずみにすることができる。これにより、よりバックオフの小さなところまで低ひずみで動作することが可能となるため、増幅器として高効率な特性を得ることができる。さらに、ドライバー段増幅器のドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させることにより、位相特性についても、ひずみを補償することができ、高次のひずみについて低ひずみの特性を実現することができる。
実施の形態1.
図4はこの発明の多段高出力増幅器の特性を模式的に示した図である。図4(a)は、入出力位相特性を、図4(b)は横軸を出力電力Poutとした場合の利得特性と位相特性を示している。従来の特性である図2(b)では、出力電力が飽和出力電力Psatにおいて、利得が急激に低下しているのに対して、図4(b)では、出力電力Poutが飽和出力電力Psatよりも小さなときから、徐々に利得が低下し、飽和出力電力Psatまでの利得の変化が滑らかな特性となっている。このため、式(1)の高次である5次、7次、9次・・・の係数であるa5,a7,a9・・・の値が小さいと考えられ、高次のひずみにおいて、低ひずみ、高効率な特性が実現可能となる。
図5に、利得のバックオフ(出力電力)依存性の大きさが異なる増幅器の特性に対する例えば7次のACPRの計算結果を示す。図5(a)が計算に用いた増幅器の利得、位相特性で、位相特性はバックオフ1dBにて13deg進む特性で固定した状態で、利得特性を、バックオフ1dBにおいて、2.5〜6dBまで変化させている。図5(b)は図5(a)の特性それぞれに対するACPR(7次)の計算結果である。ここでの、ACPRの定義は図6に示す通りである。図3に示した2波入力時のひずみ対応して、図6(a)に示すような変調波を増幅器に入力した場合に、図6(b)のように出力信号はひずむ。図5より、特にバックオフが1dB以内の飽和に近い出力電力においては、バックオフ1dBの時の利得コンプレッションが2.5dBから6dBの利得特性を有する増幅器のACPR(7次)が小さいことがわかる。したがって、3次のような低次のひずみの場合と異なり、利得特性がある程度ゆっくりと飽和する特性を有している場合に、高次のひずみ特性が低ひずみとできることがわかる。
次に、位相特性についても同様な検討を行った。図7に、位相特性のバックオフ(出力電力)依存性の大きさが異なる増幅器の特性に対する例えば7次のACPRの計算結果を示す。図7(a)に計算に用いた増幅器の利得、位相特性を示す。利得特性はバックオフ1dBにて3dBの利得コンプレッションとなる特性で固定した状態で、位相特性をバックオフ1dBにおいて、7〜45degまで変化させている。図7(b)は図7(a)の特性それぞれに対するACPR(7次)の計算結果である。図より、低次(3次)の場合と同様に、高次のひずみの場合にも、位相特性については一定に近い、すなわち、位相変化が0に近ければ近いほど低ひずみであることがわかる。
これらの計算結果をまとめて図8にバックオフ0.6dBの場合のACPR(7次)の、バックオフ1dBの時の利得コンプレッションおよびΔPhase/ΔPin(位相の入力に対する変化の傾き)依存性の計算結果を示す。図8より、利得特性については、位相特性の変化が小さい場合にはバックオフ1dBの時の利得コンプレッションが2.5〜5.5dB程度が最も低ひずみであることがわかる。位相特性の変化が大きい場合には、バックオフ1dBの時の利得コンプレッションが2.5よりも大きい場合に低ひずみにすることができることがわかる。
以上より、増幅器において、バックオフ1dBの時の利得コンプレッションが2.5よりも大きい特性(ゆっくり飽和する特性)とすることにより、高次のひずみを低ひずみとすることができることがわかる。また、これにより、よりバックオフの小さなところまで低ひずみで動作することが可能となるため、増幅器として高効率な特性を得ることができる。
実施の形態2.
図9はこの発明の本実施の形態における多段高出力増幅器の回路図である。図において、100は多段高出力増幅器、1は入力端子、2は出力端子、3は最終段増幅器、4はドライバー段増幅器、5はドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させたドライバー段増幅器、6はドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)バイアス端子、7は電圧供給器としてのドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)バイアス回路である。
次に動作について説明する。入力端子1より入力された信号は、最終段増幅器3、ドライバー段増幅器4、ドライバー段増幅器5によって構成される多段高出力増幅器100によって増幅された後、出力端子2より出力される。その際、ドライバー段増幅器5には、他のドライバー段増幅器4や最終段増幅器3とは別にドレイン電圧(コレクタ電圧)バイアス回路7が設けられ、同じく別に設けられたドレイン電圧(コレクタ電圧)バイアス端子6から通常の動作電圧よりは低い電圧が供給される。
次に、ドライバー増幅器5のドレイン(コレクタ)電圧を通常動作電圧よりも低電圧とすることで、バックオフ1dBでの利得コンプレッションが2.5dB以上となり、高次のひずみが低ひずみとなる原理について説明する。
図10に、GaAsFETで構成されたドライバー段増幅器の利得特性、位相特性のドレイン電圧依存性の測定結果を示す。このドライバー段増幅器は、通常ドレイン電圧10Vで動作し、飽和出力電力が24.5dBmの増幅器である。ドレイン電圧Vdを5〜11Vで変化させた場合の利得特性の測定結果を図10(a)に、位相特性の測定結果を図10(b)にそれぞれ示す。図に示すように、ドレイン電圧を通常動作電圧10Vから低電圧に下げた場合、飽和出力電力も低下するが、それに加えて、利得特性は出力電力が飽和出力電力よりも小さいうちから利得が減少し、出力電力ゆるやかに飽和していることがわかる。また、位相特性は、低電圧にすることで、通常動作電圧10Vの動作と比較して位相が遅れる特性を示している。
なお、FETにおける通常の動作電圧はブレイクダウン電圧の1/2から1/3程度の値である。
したがって、図9に示した、この実施の形態の多段高出力増幅器においては、ドライバー段増幅器5のドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させることにより、利得特性として出力電力が飽和出力電力よりも小さいうちから利得が減少する特性が得られ、バックオフ1dBでの利得コンプレッションを2.5dB以上とすることができ、高次のひずみを低ひずみにすることができる。これにより、よりバックオフの小さなところまで低ひずみで動作することが可能となるため、増幅器として高効率な特性を得ることができる。
さらに、多段高出力増幅器の位相特性は進む特性であるため、ドライバー段増幅器5のドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させることにより、ドライバー段増幅器5の位相特性が図10(b)に示す通り遅れる特性となるため、位相特性についても、ひずみを補償することができ、高次のひずみについてさらに低ひずみな特性を実現することができる。
これらのことを確認するために、図10に示す特性を有するドライバー段増幅器をVd=7Vの低電圧で動作[通常はドレイン電圧10Vで動作する]した場合の多段高出力増幅器のひずみ特性を計算した。その結果を図11(a),(b)、図12(a)に示す。図11(a)、(b)に、利得特性、位相特性の計算結果を、図12にACPR(7次)の計算結果を示す。ドライバー段増幅器5以降のドライバー段増幅器4から最終段増幅器3までの後段増幅器は、飽和出力電力47dBmの増幅器である。図中のパラメータΔBackoffは、ドライバー段増幅器5以降のドライバー段増幅器4から最終段増幅器3までの後段増幅器の飽和出力電力を基準としたバックオフと、ドライバー段増幅器5の通常10V動作時の飽和出力を基準としたバックオフの差を表している。この値が大きいほど、ドライバー段増幅器5の出力レベルは最終段増幅器3と比較してより線形なレベルで動作することになる。
図11より、ドライバー段増幅器5を通常動作電圧よりも低電圧で動作させることによって、最終段増幅器のみの場合と比較して、利得特性はより出力電力が小さいところから減少し、位相特性はひずみが補償されていることがわかる。このことより、図12(a)に示すようにACPR(7次)は出力電力45.5dBm以上(バックオフ1.5dB以内)において、ドライバー段増幅器5を通常動作電圧よりも低電圧で動作させていない通常の状態と比較して改善されていることが分かる。
以上より、ドライバー段増幅器5のドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させることにより、利得特性として出力電力が飽和出力電力よりも小さいうちから利得が減少する特性が得られ、バックオフ1dBでの利得コンプレッションを2.5dB以上とすることができ、高次のひずみを低ひずみにすることができる。これにより、よりバックオフの小さなところまで低ひずみで動作することが可能となるため、増幅器として高効率な特性を得ることができる。さらに、ドライバー段増幅器のドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させることにより、位相特性についても、ひずみを補償することができ、高次のひずみについて低ひずみの特性を実現することができる。
なお、図9では、初段のドライバー段増幅器を通常動作電圧よりも低電圧で動作させているが、他の増幅段のドライバー段増幅器を通常動作電圧よりも低電圧で動作させても構わないし、また、1段だけでなく複数段のドライバー段増幅器を通常動作電圧よりも低電圧で動作させても構わない。
実施の形態3.
図13はこの発明の本実施の形態における多段高出力増幅器の回路図である。図において、100は多段高出力増幅器、1は入力端子、2は出力端子、3は最終段増幅器、4はドライバー段増幅器、5はドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させたドライバー段増幅器、6はドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)バイアス端子、8はドライバー段増幅器5以外の増幅器のドレイン(コレクタ)バイアス端子、9は電圧降圧器、10はDC電源である。
次に動作について説明する。図9に示す実施の形態の多段高出力増幅器は、ドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)電圧をバイアス回路7から印加しているが、図13のこの実施の形態における多段高出力増幅器は、他の最終段増幅器3及びドライバー段増幅器4のドレイン電圧(コレクタ電圧)を供給しているDC電源10から電圧降圧器9を介して印加することでドライバー段増幅器5を通常動作電圧よりも低電圧で動作させている点が異なる。したがって、図9の多段高出力増幅器と同様に、ドライバー段増幅器5のドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させることにより、高次のひずみを低ひずみにすることができる。これにより、よりバックオフの小さなところまで低ひずみで動作することが可能となるため、増幅器として高効率な特性を得ることができる。
さらに、ドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)バイアス回路7を必要とせず、他の増幅器と共通のDC電源10からバイアスを供給することができるため、より小形にすることができ、低コストにすることができる。図13に示した電圧降圧器9としては、単なる直列抵抗、抵抗分割回路で構成しても構わないし、DC−DCコンバータを用いても構わない。
実施の形態4.
図14はこの実施の形態における多段高出力増幅器の回路図である。図において、100は多段高出力増幅器、1は入力端子、2は出力端子、3は最終段増幅器、4はドライバー段増幅器、5はドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させたドライバー段増幅器、6はドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)バイアス端子、7はドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)バイアス回路、8はドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧動作させたドライバー段増幅器5以外のドライバー段増幅器4のドレイン(コレクタ)バイアス端子、9は電圧降圧器、10はDC電源、11は可変減衰器、12は可変減衰器の制御端子である。
次に動作について説明する。図14(a),(b)のこの実施の形態の多段高出力増幅器は、図9、図13の多段高出力増幅器と比較して、ドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させたドライバー段増幅器5とその後段のドライバー段増幅器4の間に可変減衰器11が挿入され、その制御端子12が設けられている点が異なる。したがって、図9、図13の多段高出力増幅器と同様に、ドライバー段増幅器5のドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させることにより、高次のひずみを低ひずみにすることができる。これにより、よりバックオフの小さなところまで低ひずみで動作することが可能となるため、増幅器として高効率な特性を得ることができる。
さらに、可変減衰器11がドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧動作させたドライバー段増幅器5とその後段のドライバー段増幅器4の間に挿入されているために、ドライバー段増幅器5とドライバー段増幅器4から最終段増幅器3までの後段増幅器の間の動作レベルを調整することができる。既にドライバー段増幅器5を通常動作電圧よりも低電圧で動作させた場合のひずみ特性について図11、12に示しているが、その際に、ΔBackoffというパラメータを変化させている。図11では、利得特性、位相特性が低電圧動作させているドライバー段増幅器5の影響によって変化を始める出力レベルが変わっている。それに合わせて、図12(a)では、ACPR(7次)が変化している。図12(a)より、ΔBackoffには、低ひずみ特性を得るための最適な値が存在することがわかる。多段高出力増幅器のバックオフが0.6dBの場合のACPR(7次)のドライバー段増幅器のドレイン電圧およびΔBackoff依存性を図12(b)に示す。図12(b)からも、ΔBackoffには、低ひずみ特性を得るための最適な値が存在することがわかる。
図14の多段高出力増幅器は、可変減衰器11がドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させたドライバー段増幅器5とその後段のドライバー段増幅器4の間に挿入されているために、ドライバー段増幅器5とドライバー段増幅器4から最終段増幅器3までの後段増幅器の間の動作レベルを調整、最適化することができるため、より低ひずみな特性を実現することが可能である。
なお、図14では、通常動作電圧よりも低電圧動作させているドライバー段増幅器5の直後に可変減衰器11を挿入しているが、それ以降のドライバー段増幅器の後に可変減衰器11を挿入しても構わない。
実施の形態5.
図15はこの実施の形態における多段高出力増幅器の回路図である。図において、100は多段高出力増幅器、1は入力端子、2は出力端子、3は最終段増幅器、4はドライバー段増幅器、5はドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させたドライバー段増幅器、6はドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)バイアス端子、7はドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)バイアス回路、8はドライバー段増幅器5以外の増幅器のドレイン(コレクタ)バイアス端子、9は電圧降圧器、10はDC電源、13は可変利得増幅器、14は可変利得増幅器制御端子である。
次に動作について説明する。図15(a),(b)のこの実施の形態の多段高出力増幅器は、図9、図13の多段高出力増幅器と比較して、ドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させたドライバー段増幅器5の直後のドライバー段増幅器4の代わりに可変利得増幅器13が設けられ、その制御端子14が設けられている点が異なる。したがって、図9、図13の多段高出力増幅器と同様に、ドライバー段増幅器5のドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させることにより、高次のひずみを低ひずみにすることができる。これにより、よりバックオフの小さなところまで低ひずみで動作することが可能となるため、増幅器として高効率な特性を得ることができる。
さらに、低電圧動作させているドライバー段増幅器5の後段に可変利得増幅器13が存在するために、ドライバー段増幅器5とドライバー段増幅器4から最終段増幅器3までの後段増幅器の間の動作レベルを調整、最適化することができるため、図14の多段高出力増幅器と同様により低ひずみな特性を実現することが可能である。
なお、図15では、通常動作電圧よりも低電圧動作させているドライバー段増幅器5の直後の増幅器を可変利得増幅器13としているが、それ以降のドライバー段増幅器4の代わりに可変利得増幅器13を設けても構わないし、複数段を可変利得増幅器としても構わない。
実施の形態6.
図16はこの実施の形態における多段高出力増幅器の回路図である。図において、100は多段高出力増幅器、1は入力端子、2は出力端子、3は最終段増幅器、4はドライバー段増幅器、5はドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させたドライバー段増幅器、6はドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)バイアス端子、7はドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)バイアス回路、8はドライバー段増幅器5以外の増幅器のドレイン(コレクタ)バイアス端子、9は電圧降圧器、10はDC電源、11は可変減衰器、12は可変減衰器の制御端子、15は多段高出力増幅器の温度を検出する温度検出器である。
次に動作について説明する。図16(a),(b)のこの実施の形態における多段高出力増幅器は、図14(a),(b)に示す多段高出力増幅器と比較して、温度検出器15が設けられ、温度検出器15で検出した情報に基づき、可変減衰器11の制御電圧を変化させる構成になっている点が異なる。したがって図14の多段高出力増幅器と同様に、ドライバー段増幅器5のドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させることにより、高次のひずみを低ひずみにすることができる。これにより、よりバックオフの小さなところまで低ひずみで動作することが可能となるため、増幅器として高効率な特性を得ることができる。
増幅器の利得は温度によって変化し、一般的には温度が上がると利得が低くなる。実施の形態4で述べたように、可変減衰器11がドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させたドライバー段増幅器5とその後段のドライバー段増幅器4の間に挿入されているために、ドライバー段増幅器5とドライバー段増幅器4から最終段増幅器3までの後段増幅器の間の動作レベルを調整、最適化することができるため、より低ひずみな特性を実現することが可能である。しかし、温度が変わると、ドライバー段増幅器4から最終段増幅器3までの後段増幅器の利得が変動し、最適な動作レベルからずれることになる。そこで、図16のように、可変減衰器11の減衰量を制御し動作レベルを調整、最適化するために制御端子12に加える電圧を温度検出器15で検出した情報をもとに制御することにより変化し、温度が変わっても最適な動作レベルを維持することができる。これにより、全ての温度に対して、高次のひずみが低ひずみな特性を実現することができる。
一般的には温度が上がるとドライバー段増幅器4から最終段増幅器3までの後段増幅器の利得が低くなるため、可変減衰器11の減衰量が小さくなるように制御端子12に加える電圧を制御する。なお、図16では、通常動作電圧よりも低電圧動作させているドライバー段増幅器5の直後に可変減衰器11を挿入しているが、可変減衰器11はそれ以降のドライバー段増幅器の後に挿入しても構わない。
実施の形態7.
図17はこの実施の形態における多段高出力増幅器の回路図である。図において、100は多段高出力増幅器、1は入力端子、2は出力端子、3は最終段増幅器、4はドライバー段増幅器、5はドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させたドライバー段増幅器、6はドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)バイアス端子、7はドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)バイアス回路、8はドライバー段増幅器5以外の増幅器のドレイン(コレクタ)バイアス端子、9は電圧降圧器、10はDC電源、13は可変利得増幅器、14は可変利得増幅器制御端子、15は多段高出力増幅器の温度を検出する温度検出器である。
次に動作について説明する。図17(a),(b)のこの実施の形態の多段高出力増幅器は、図15(a),(b)の多段高出力増幅器と比較して、温度検出器15で検出した情報に基づき、可変利得増幅器13の制御電圧を変化させる構成になっている点が異なる。したがって図15の多段高出力増幅器と同様に、ドライバー段増幅器5のドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させることにより、高次のひずみを低ひずみにすることができる。これにより、よりバックオフの小さなところまで低ひずみで動作することが可能となるため、増幅器として高効率な特性を得ることができる。
増幅器の利得は温度によって変化し、一般的には温度が上がると利得が低くなる。実施の形態5で述べたように、可変利得増幅器13がドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作したドライバー段増幅器5の後段存在しているために、ドライバー段増幅器5とドライバー段増幅器4から最終段増幅器3までの後段増幅器の間の動作レベルを調整、最適化することができるため、より低ひずみな特性を実現することが可能である。しかし、温度が変わると、ドライバー段増幅器4から最終段増幅器3までの後段増幅器の利得が変動し、最適な動作レベルからずれることになる。そこで、図17のように、温度検出器15で検出した情報をもとに、可変利得増幅器13の利得を制御端子14に加える電圧を制御することにより変化し、温度が変わっても、最適なレベルを維持することができ、結果として、全ての温度に対して、高次のひずみが低ひずみな特性を実現することができる。
一般的には温度が上がるとドライバー段増幅器4から最終段増幅器3までの後段増幅器の利得が低くなるため、可変利得増幅器13の利得が大きくなるように制御端子14に加える電圧を制御する。なお、図17では、通常動作電圧よりも低電圧動作させているドライバー段増幅器5の直後の増幅器を可変利得増幅器13としているが、それ以降のドライバー段増幅器の代わりに可変利得増幅器を設けても構わないし、複数段を可変利得増幅器としても構わない。
実施の形態8.
図18はこの実施の形態における多段高出力増幅器の回路図である。図において、100は多段高出力増幅器、1は入力端子、2は出力端子、3は最終段増幅器、4はドライバー段増幅器、5はドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させたドライバー段増幅器、6はドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)バイアス端子、8はドライバー段増幅器5以外の増幅器のドレイン(コレクタ)バイアス端子、10はDC電源、11は可変減衰器、12は可変減衰器制御端子、15は多段高出力増幅器の温度を検出する温度検出器、16はドレイン(コレクタ)電圧制御回路、17は可変電圧降圧器である。
次に動作について説明する。図18(a)のこの実施の形態における多段高出力増幅器は,図16(a)の多段高出力増幅器と比較して、ドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させたドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)バイアス回路7の代わりに、ドレイン(コレクタ)電圧制御回路16が挿入され、温度検出器15の情報に基づいて、ドレイン(コレクタ)電圧制御回路16から出力されるドレイン(コレクタ)電圧が制御される点が異なる。
また、図18(b)のこの実施の形態における多段高出力増幅器は,図16(b)の多段高出力増幅器と比較して、電圧降圧器9の代わりに、可変電圧降圧器17が設けられ、温度検出器15の情報に基づいて、可変電圧降圧器17から出力されるドレイン(コレクタ)電圧が制御される点が異なる。
したがって、図16の多段高出力増幅器と同様に、ドライバー段増幅器5のドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させることにより、高次のひずみを低ひずみにすることができる。これにより、よりバックオフの小さなところまで低ひずみで動作することが可能となるため、増幅器として高効率な特性を得ることができる。さらにドライバー段増幅器5とドライバー段増幅器4から最終段増幅器3までの後段増幅器の間の動作レベルを調整し、最適化する可変減衰器11の減衰量を制御するため制御端子12に加える電圧を、温度検出器15で検出した情報をもとに変化させ、温度が変わっても、最適なレベルを維持することができるようにする。その結果として、全ての温度に対して、高次のひずみが低ひずみな特性を実現することができる。
さらに、図18のこの実施の形態における多段高出力増幅器は、温度検出器15の情報に基づいて、ドレイン(コレクタ)電圧制御回路16もしくは可変電圧降圧器17から出力されるドレイン(コレクタ)電圧を変化させている。実施の形態2の図10に示したように、ドライバー段増幅器5の利得特性および位相特性はドレイン(コレクタ)電圧によって変わる。図12(b)は、ACPR(7次)のドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)電圧およびΔBackoff依存性を示しているが、図12(b)に示すとおり、高次のひずみであるACPR(7次)はドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)電圧によって変動し、ドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)電圧には最適値が存在することがわかる。温度が変わった場合に、ドライバー段増幅器4から最終段増幅器3までの後段増幅器の利得特性、位相特性自体も変化し、ドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)電圧の最適値も温度によって変化する。
したがって、図18のこの実施の形態における多段高出力増幅器は、温度検出器15の情報に基づいて、ドレイン(コレクタ)電圧制御回路16もしくは可変電圧降圧器17から出力されるドレイン(コレクタ)電圧を変化させているため、全ての温度に対して、ドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)電圧を最適値に設定することができ、より高次のひずみを低ひずみにすることができる。
なお、図18は、実施の形態6の図16の可変減衰器11を用いた多段増幅器で温度検出器15の情報に基づいて可変減衰器11の制御電圧を制御する場合に対して適用した例であるが、実施の形態2〜7の全ての多段高出力増幅器に対しても適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
実施の形態9.
図19はこの実施の形態における多段高出力増幅器の回路図である。図において、100は多段高出力増幅器、1は入力端子、2は出力端子、3は最終段増幅器、4はドライバー段増幅器、5はドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させたドライバー段増幅器、6はドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)バイアス端子、8はドライバー段増幅器5以外の増幅器のドレイン(コレクタ)バイアス端子、10はDC電源、11は可変減衰器、12は可変減衰器制御端子、15は多段高出力増幅器の温度を検出する温度検出器、16はドレイン(コレクタ)電圧制御回路、17は可変電圧降圧器、18はドライバー段増幅器5のゲート(ベース)バイアス端子である。
次に動作について説明する。図19のこの実施の形態における多段高出力増幅器は図18の多段高出力増幅器と比較して、ドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させたドライバー段増幅器5にゲートバイアス端子18を設け、温度検出器15からの情報に基づいて、ゲートバイアス端子18に印加するゲート電圧を制御する点が異なる。したがって、図18に示す多段高出力増幅器と同様に、ドライバー段増幅器5のドレイン電圧(コレクタ電圧)を通常動作電圧よりも低電圧で動作させることにより、高次のひずみを低ひずみにすることができる。これにより、よりバックオフの小さなところまで低ひずみで動作することが可能となるため、増幅器として高効率な特性を得ることができる。
さらにドライバー段増幅器5とドライバー段増幅器4から最終段増幅器3までの後段増幅器の間の動作レベルを調整し、最適化する可変減衰器11の減衰量を制御するため制御端子12に加える電圧を、温度検出器15で検出した情報をもとに変化させ、温度が変わっても、最適なレベルを維持することができるようにする。その結果として、全ての温度に対して、高次のひずみが低ひずみな特性を実現することができる。さらに、温度検出器15の情報に基づいて、ドレイン(コレクタ)電圧制御回路16もしくは可変電圧降圧器17から出力されるドレイン(コレクタ)電圧を変化することができるため、全ての温度に対して、ドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)電圧を最適値に設定することができ、より高次のひずみを低ひずみにすることができる。
さらに、図19の実施の形態における多段高出力増幅器では、温度検出器15からの情報に基づいて、ドライバー段増幅器5のゲートバイアス端子18に印加するゲート電圧を制御することが可能である。図20にドライバー段増幅器の利得特性、位相特性のゲート電圧依存性の測定結果を示す。図20(a)が利得特性、図20(b)が位相特性の測定結果である。図より、ゲート電圧Vgを変化すると、ドライバー段増幅器5の利得特性、位相特性を細かく調整することができる。したがって、図19に示すこの実施の形態の多段高出力増幅器では、温度検出器15からの情報に基づいて、ゲートバイアス端子18に印加するゲート電圧を制御することにより、高次のひずみに対してより精度の良く低ひずみな特性を実現することができる。
なお、図19に示す多段高出力増幅器は、図18に示す実施の形態8の可変減衰器11を用いた多段増幅器で温度検出器15の情報に基づいて可変減衰器11の制御電圧およびドライバー段増幅器5のドレイン(コレクタ)電圧を制御する場合に対して適用した例であるが、実施の形態2〜7の全ての多段増幅器に対しても適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
バックオフの小さなところまで低ひずみで動作することが可能となり、増幅器として高効率な特性を得られ、衛星通信、地上マイクロ波通信、移動体通信等の増幅器に適用される。
従来の多段高出力増幅器のひずみ補償の動作原理図。 従来の多段高出力増幅器の特性図。 2波入力時の多段高出力増幅器で発生するひずみのスペクトル図。 実施の形態1の多段高出力増幅器の特性図。 増幅器の特性に対するACPR(7次)の計算結果図。 ACPRの定義図。 増幅器の特性に対するACPR(7次)の計算結果図。 ACPR(7次)の利得コンプレッションおよびΔPhase/ΔPin依存性の計算結果図。 実施の形態2の多段高出力増幅器の回路図。 ライバー段増幅器の利得特性、位相特性のドレイン電圧依存性の測定結果図。 多段高出力増幅器の利得特性、位相特性の計算結果図。 多段高出力増幅器のACPR(7次)の計算結果図。 実施の形態3の多段高出力増幅器の回路図。 実施の形態4の多段高出力増幅器の回路図。 実施の形態5の多段高出力増幅器の回路図。 実施の形態6の多段高出力増幅器の回路図。 実施の形態7の多段高出力増幅器の回路図。 実施の形態8の多段高出力増幅器の回路図。 実施の形態9の多段高出力増幅器の回路図。 ドライバー段増幅器の利得特性、位相特性のゲート電圧依存性の測定結果図。
符号の説明
1 入力端子
2 出力端子
3 最終段増幅器
4 ドライバー段増幅器
5 ドレイン電圧(コレクタ電圧)を低電圧動作させたドライバー段増幅器
6 ドレイン(コレクタ)バイアス端子
7 ドレイン(コレクタ)バイアス回路
8 ドレイン(コレクタ)バイアス端子
9 電圧降圧器
10 DC電源
11 可変減衰器
12 可変減衰器の制御端子
13 可変利得増幅器
14 可変利得増幅器制御端子
15 温度検出器
16 ドレイン(コレクタ)電圧制御回路
17 可変電圧降圧器
18 ゲート(ベース)バイアス端子
100 多段高出力増幅器

Claims (9)

  1. 多段高出力増幅器を構成する少なくとも一つのドライバー段増幅器は、バックオフ1dBでの利得コンプレッションが2.5以上になるように構成されたことを特徴とする多段高出力増幅器。
  2. 多段高出力増幅器を構成する少なくとも一つのドライバー段増幅器が、そのドレイン電圧またはコレクタ電圧が通常動作電圧よりも低電圧で動作するよう上記ドライバー段増幅器に電圧供給する電圧供給器を備えたことを特徴とする請求項1記載の多段高出力増幅器。
  3. 前記各段増幅器のドレイン電圧またはコレクタ電圧が共通のDC電源より供給され、かつ、多段増幅器の中の少なくとも一つのドライバー段増幅器のドレイン電圧またはコレクタ電圧は、前記共通のDC電源の電圧を降圧して通常動作電圧よりも低電圧が供給される電圧供給器としての電圧降圧器を備えたことを特徴とする請求項2記載の多段高出力増幅器。
  4. ドレイン電圧またはコレクタ電圧が通常動作電圧よりも低電圧で動作されるドライバー段増幅器とこのドライバー段増幅器より後段の増幅器との間に各増幅器間の動作レベルを調整する可変減衰器が設けられたことを特徴とする請求項2または3に記載の多段高出力増幅器。
  5. ドレイン電圧またはコレクタ電圧が通常動作電圧よりも低電圧で動作されるドライバー段増幅器より後段の増幅器のうち少なくとも1つの増幅器は各増幅器間の動作レベルを調整する可変利得増幅器であることを特徴とする請求項2または3に記載の多段高出力増幅器。
  6. 多段高出力増幅器の温度を検出する温度検出器を設け、その検出した温度に基づいて前記可変減衰器の減衰量を制御する制御回路を設けたことを特徴とする請求項4記載の多段高出力増幅器。
  7. 多段高出力増幅器の温度を検出する温度検出器を設け、その検出した温度に基づいて前記可変利得増幅器の利得を制御する制御回路を設けたことを特徴とする請求項5記載の多段高出力増幅器。
  8. 多段高出力増幅器の温度を検出する温度検出器を設け、その検出した温度に基づいてドレイン電圧またはコレクタ電圧が通常動作電圧よりも低電圧で動作されるドライバー増幅器のドレイン電圧またはコレクタ電圧を制御する制御回路を設けたことを特徴とする請求項2乃至7の何れかに記載の多段高出力増幅器。
  9. 多段高出力増幅器の温度を検出する温度検出器を設け、その検出した温度に基づいてドレイン電圧またはコレクタ電圧が通常動作電圧よりも低電圧で動作されるドライバー増幅器のゲート電圧またはベース電圧を制御する制御回路を設けたことを特徴とする請求項2乃至8の何れかに記載の多段高出力増幅器。
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