JP2005056191A - 異常監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、所定の記録容量を有する記録媒体に効率よく且つ的確なタイミングで画像を記録することができる監視システム、監視サーバ、監視カメラ、監視プログラム、記録媒体を提供することを課題とする。また、本発明は、低コストで異常事態の監視を行うことができる監視システム、監視サーバ、監視カメラ、監視プログラム、記録媒体を提供することを課題とする。
【解決手段】
本発明の異常監視システム1は、異常事態の発生を撮像する監視カメラ2と、その監視カメラ2によって撮像したデータの管理及び各種処理を行う制御装置3と、監視対象に異常があったことを検知する検知センサ4とから構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、監視カメラを用いた監視技術に関する。
近年、店舗やビル内には、防犯上の理由から監視カメラが設置されることが多くなってきている。監視カメラは、常時作動し店内や建物内の様子を撮影している。監視カメラが作動していることにより犯罪を未然に防ぐ効果が得られると共に、記録された画像が発生した犯罪の犯人を特定する証拠として用いられることもある。
このような監視システムにおいて、犯罪の発生は予測不可能なため監視カメラは常時作動させておかなければならず、また、監視カメラによる撮影された画像は所定の周期でサンプリングされて記録され、所定の期間保存される。
そのため、従来の監視システムにおいては、画像記録のために膨大な記録容量を有する記録媒体が必要とされる。
ところが、膨大な記録容量が必要とされるにもかかわらず、記録された画像が再生されて使用されるのは、犯罪などの異常事態を記録した限られた短い時間のみである。
そこで記録容量を節約するため、センサが人等を検知している間のみ、監視カメラからの画像及びマイクからの音声を記録制御する技術が提案されている。
特開平8−329359号公報
しかしながら、このような従来の技術では、センサが人等を検知している間の画像及び音声しか観察することができないため、侵入者の侵入の有無は把握することができるが、侵入者の侵入前後の動きを捉えることは難しい。
そこで本発明は、所定の記録容量を有する記録媒体に効率よく且つ的確なタイミングで画像を記録することができる監視システムを提供することを課題とする。
本発明は、上述する事項に鑑み以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、異常事態の発生を撮像する監視カメラと、その監視カメラによって撮像したデータを記録する所定容量の記録媒体と、記録媒体への記録を制御する制御手段と、監視対象に異常があったことを検知する検知センサとを備える。
この検知センサには、赤外線センサ,破損センサ,静電容量センサ,磁気センサ等を用いることができる。
例えば、監視対象が閉店後の店舗内とする。このとき、検知センサが非接触型の赤外線センサの場合、店舗の入口付近や商品の陳列された棚の付近や窓等に検知センサを設ける。赤外線センサは、赤外線照射範囲(検知領域)に人や物等が入ると侵入者又は侵入物の存在を検知する。
また、検知センサが破損センサの場合、破損センサは窓やドアに設ける。これによって検知センサは、窓やドアの破損がおこなれたときに侵入者の存在を検知する。
さらに、検知センサが非接触型の静電容量センサの場合、店舗入口のドアのノブ,入口の床,鍵穴周辺部分等に検知センサを好適に設けることができる。これによって検知センサは、侵入者が入口のドアを開けようとノブ等を触った時に侵入者の存在を検知する。
尚、本発明のセンサは商品に取り付けてもよい。店舗に並ぶ商品や展示物等に検知センサを取り付けることにより、万引き等の事前事後の状況を撮像することができる。
また、制御手段は、監視カメラによる監視中に撮像したデータを記録媒体に連続して記録すると共に、記録媒体の容量が満たされたときは上書き記録を続けるものとし、検知センサからの異常信号をトリガーとして記録媒体への記録を停止させる異常監視システムである。
このように、本発明の監視システムは、記録媒体に連続的に記録し、記録媒体の容量がオーバーすると上書きをしていく構成であるため、記録媒体の容量自体は少なくても良いことになる。これによって、従来の問題であった、大容量記録媒体を必要とするという問題を解消することができる。
本発明に係る記録媒体としては、磁気ディスクのように磁気を利用するもの,光磁気ディスクのように光と磁気の複合作用を利用するもの(例えばMO(Magnet Optical)等),電荷の蓄積や能動素子を利用するもの(例えばフラッシュメモリやICメモリ等)を好適に用いることができる。尚、何れの記録媒体もデータの書き込み/消去が繰り返し行えるタイプのものであるとする。この記録媒体として、例えば、既存のEEPROMのように1ビット毎にデータの消去を行う記録媒体や、1フレーム毎に消去を行う記録媒体や、全ビット一括消去を行う記録媒体等を挙げることができる。
さらに、本発明の監視システムは、異常な事態がおこってからは上書きを禁止する制御が行われるため、異常事態を撮像した画像のデータを消去してしまうことはなくなる。
また、本発明に係る制御手段は、検知センサからの異常信号を受けた後、直ちに記録を停止しても良いが、所定時間後に記録媒体への記録を停止する制御を実行してもよい。
例えば、検知センサからの異常信号を受けたとき、記録媒体の残存容量が半分以上あるときには記録媒体の残存容量がなくなるまで記録したり、検知センサからの異常信号を受けてから残存容量にかかわらず所定時間後(例えば五分後)に記録を停止したりする。尚、所定時間数は任意に設定できるとより好ましい。
このように、本発明の監視システムは、所定時間の経過後、記録媒体への記録を停止する制御を実行するため、記録媒体を効率的に使用することができる。
また、本発明の監視システムで異常信号を受けた後も所定時間の間記録媒体への記録を続けるようにした場合、異常事態の発生直後以降に起こった事柄(例えば、店舗内の商品を盗んだ犯人がしばらくしてから戻ってきた場合等)も記録することができる。
また、本発明の監視システムは、異常検出信号を検出する所定時間前に録画した撮像データへ上書き記録を禁止する制御を行うようにすることもできる。尚、ここでの所定時間は任意に設定できると好ましい。これによって、異常事態のおこる前の状況を撮像した撮像データを確保することができる。
さらに、本発明の監視システムは、異常事態が起こってから所定時間後に停止することにより、異常事態の状況を事後に確認する場合、必要な箇所のみを確認することができ、冗長な作業を効率的に省略することができる。
また、本発明に係る制御手段は、記録媒体に記録されたデータを所定の記録媒体に転送してもよい。尚、所定の記録媒体とは、同じシステム内に設けた別の記録媒体としてもよいし、ネットワークを介して接続され、監視カメラによって撮像した画像のデータを管理するサーバが有する記録媒体としてもよい。
これによって、本発明の監視システムがダウンしてしまったときであっても、確実に記録を残すことができる。
また本発明の監視システムは、記録媒体を第一記録媒体とするとき所定容量の第二記録媒体を有してもよい。このとき制御手段は、検知センサからの異常信号を受けたとき、第二記録媒体への記録を開始する。
例えば、犯人が店舗内に侵入したことを検知センサが検知すると、第一記録媒体への記録を停止し、撮像データの第二記録媒体への記録を開始する。
これによって、本発明の監視システムは、第一記録媒体に記録された犯人による犯行前状況を消去することなくその後の犯行状況の撮像データを記録することができる。尚、本発明の監視システムでは、第一の記録媒体への記録から第二の記録媒体への記録へと移行するとき、一時的に第一記録媒体と第二記録媒体との記録動作が重複しても良い。これによって、異常事態を撮像した撮像データの証拠価値の信頼性を向上させることができる。
さらに、本発明の監視システムは、記録媒体への記録の前に撮像したデータを一時的に保持する一次メモリを有し、一次メモリに保持したデータを記録媒体に送信するようにしても良い。この一次メモリは、監視カメラ内に設けられてもよいし、監視カメラとは別の場所にあっても良い。
また、本発明の監視システムは、一次メモリに一時的に保持したデータをモニタへ送信しデータを画像として出力する。これによって、監視カメラで撮像した最新映像を略リアルタイムでモニタリングすることができる。
さらに、本発明に係る監視カメラは、記録媒体,制御手段,一次メモリのうち少なくとも何れか一つと無線LANを介して接続されていると望ましい。
なぜなら、監視カメラは監視対象の付近に設けられる必要があるためどうしても制御手段と離れた位置に設けられることが多かった。そのため、ケーブル等で監視カメラとこれらの部品を接続すると、長い有線が必要となったり、複数の監視カメラを接続する場合と、有線が複数本になり配線が困難となったりするという問題があった。
ところが本発明は、無線LANにて監視カメラと制御手段とを接続するため、上記問題を解消することができる。
また、本発明は異常事態の発生を撮像する監視カメラによって撮像されたデータの管理を行うサーバでもある。このサーバは、監視カメラによって撮像したデータを記録する所定容量の記録媒体と、記録媒体を制御する制御手段とを備え、制御手段は、監視カメラによって撮像したデータを記録媒体に連続して記録すると共に、記録媒体の容量が満たされたときは記録を続けるものとし、監視対象に異常があったことを検知する検知センサから
の異常信号をトリガーとして記録媒体への記録を停止する制御を実行することを特徴とする。
このように、監視カメラにて撮像した画像のデータをサーバにて管理することができるため、従来の監視カメラを用いても本発明の監視システムを利用することができる。
また、監視カメラとサーバがネットワーク(無線LANやブルートゥース等)を介して接続している場合、複数の監視カメラからの撮像データをサーバで一括管理することができる。これによって、監視カメラの台数に関わらず広範囲の監視を行うことができる。
また、上記した本説明中の監視カメラは単に対象物を撮像するだけのカメラであったが、本発明は、上述した監視カメラと記録媒体と制御手段とをオールインワンとした異常監視カメラでもある。本発明の監視カメラは、撮像したデータを記録する所定容量の記録媒体と、記録媒体を制御する制御手段とを備え、制御手段は、撮像したデータを記録媒体に連続して記録すると共に、記録媒体の容量が満たされたときは記録を続けるものとし、監視対象に異常があったことを検知する検知センサからの異常信号をトリガーとして記録媒体への記録を停止する制御を実行することを特徴とする。
このように、異常事態を撮像する機能と、撮像したデータを処理(管理)する機能とをカメラに備えることにより、カメラとデータ処理を行う機材とをケーブルで接続したり、無線LANによって通信接続する必要がなるくなる。それに伴い、場所を選ばずに監視カメラを設置することができる。
さらに、本発明は、コンピュータが、異常事態の発生を撮像する監視カメラによって撮像したデータを所定容量の記録媒体に記録するステップと、監視対象に異常があったことを検知センサによって検知するステップと、記録媒体への記録を停止するステップとを実行する監視プログラムを提供する。
加えて、本発明は、上記監視プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としてもよい。記録媒体としては、磁気記録媒体,MO,CD−R,ストレージデバイス,フラッシュメモリ等があるが何れかに限定されるものではない。
以上のように、本発明によれば、所定容量の記録媒体を繰り返し上書き記録し、異常事態の画像を効率よく記録する異常監視システムを提供することができる。
また、本発明によれば、検知センサからの異常信号をトリガーとして異常事態の撮像データを別の記録媒体に記録し、的確なタイミングで画像を記録することができる異常監視システムを提供することが可能となる。
以下、本実施形態における監視システムについて詳細に説明する。
<第一の実施の形態>
図1に本実施形態における異常監視システム1のブロック図を示す。本実施形態の異常監視システム1は、異常事態の発生を撮像する監視カメラ2と、その監視カメラ2によって撮像したデータの管理及び各種処理(記録処理等)を行う制御装置(制御手段)3と、監視対象に異常があったことを検知する検知センサ4とから構成されている。
本実施形態の監視カメラ2の撮像光学系11には、ズーム駆動部12,フォーカス駆動
部13,アイリス(絞り)駆動部14が設けられ、撮像光学系11のズーミング,オートフォーカス,自動露出が行われる。
また、撮像光学系11にはファインダ光学系15が連設され、撮像視野を観察可能とする。撮像光学系11とファインダ光学系15との間には、撮像する画像を分岐させるプリズム16を配置し、分岐した画像を撮像素子としてのCCD17で検出する。このCCD17は、同期信号発生回路18で発生される同期信号に基づいて動作するCCDドライバ19により駆動される。また、ストロボ回路20により発行されるストロボ装置21が設けられる。
CCD17によって検出された画像は、プロセス回路22及びA/Dコンバータ23で処理されてCCD17の画素に応じたディジタルの画像データとされる。この画像データは、RAM等で構成されている一次メモリに10一時的に記録される。尚、画像データの書き込み及び読み出しはアドレス制御回路24の下で行われる。
また、監視カメラ2には、監視カメラ2の外部間で信号を入出力するためのインターフェース回路25を有している。
さらに上記各部を制御するシステムコントロール回路26にはレリーズボタン27や各種機能ボタンとしてのマニュアルスイッチ28と撮像した画像を表示する表示装置29の表示素子が接続されている。
また、システムコントロール回路26はROMと接続している。尚、本実施形態のROM内には無線ファームウェア30が記録されていることとする。無線ファームウェア30は、制御装置3との通信を無線で行うためのソフウェアである。
以上が本実施形態に係る監視カメラ2の構成である。尚、本実施形態に係る監視カメラ2は、既存のデジタルカメラ又はビデオカメラを用いることも可能である。但し、既存のビデオカメラを用いる場合は、A/Dコンバータ23を別途設ける必要がある。
次に、本実施形態に係る制御装置3について説明する。本実施形態に係る制御装置3は、監視カメラ2から送信された画像データを受信するインターフェース回路31と、受信した画像データに所定の画像処理を施し、1フレーム分の画像信号を生成する画像信号生成回路32とを有する。
また、制御装置3は、制御装置3全体を制御するCPU(Central Pecessing Unit)33と、CPU33にて実行するプログラムや常数などを格納する読み出し専用メモリであるROM(Read Only Memory)34と、データ等を一時的に格納する書き込み/読み出し自在なRAM(Random Access Memory)35とを有している。尚、本実施形態に係る制御装置3では、ROM34の中に無線ファームウェア36が構築されている。尚、本実施形態における無線としては、電波や光などを用いた無線LANやブルートゥース等を好適に用いることができる。勿論、有線にてネットワークを組んでもよい。
これに伴い、制御装置3のインターフェース回路31にはアンテナ37が接続している。
さらに、制御装置3は、画像処理後の画像データを圧縮する圧縮処理回路38と、圧縮した画像データを記録する所定容量の第一メモリ(第一記録媒体)39と第二メモリ(第二記録媒体)40とを有している。尚、本実施形態では、第一メモリ39と第二メモリ4
0には、1ビット毎にデータを消去してデータを上書きするタイプのフラッシュメモリ,1フレーム毎にデータを消去してデータを上書きするタイプのフラッシュメモリ,全ビット一括消去してデータを上書きするタイプのフラッシュメモリの何れかを用いることとする。
また、制御装置3のCPU33には、監視カメラ2によって撮像した画像を出力する表示装置41が接続されている。表示装置41からは、監視カメラ2で撮像した画像がリアルタイムより少し遅れて出力される。この遅れは、監視カメラの一次メモリ10に撮像した画像のデータが記録されている分の時間に相当する。
以上が本実施形態に係る制御装置3の詳細である。
さらに、本実施形態の監視システムは、監視対象に異常があったことを検知する検知センサ4を取り付ける等してある。
この検知センサ4には、赤外線センサ,破損センサ,静電容量センサ,磁気センサ等を用いることができる。
例えば、監視対象が閉店後の店舗内とする。そして、検知センサ4が非接触型の赤外線センサの場合、店舗の入口付近や商品の陳列された棚の付近や窓等に検知センサ4を設ける。これによって検知センサ4は、赤外線照射範囲(検知領域)に人等が入ると侵入者の存在を検知する。
また、検知センサ4が破損センサの場合、破損センサは建物の窓やドアに設ける。これによって検知センサ4は、窓やドアの破損がおこなれたときに侵入者の存在を検知する。
さらに、検知センサ4が非接触型の静電容量センサの場合、店舗入口のドアのノブ,入口の床,鍵穴周辺部分等に検知センサ4を設ける。これによって検知センサは、侵入者が入口のドアを開けようとノブ等を触った時に侵入者の存在を検知する。
以上が、本実施形態の異常監視システム1を構成する装置の構成である。
次に、本実施形態の異常監視システム1による監視手順について説明する。図2に本実施形態に係る制御装置3による監視制御中の画像データの記録制御についてのフローチャートを示す。
まず、監視カメラ2で監視対象を撮像する。撮像時は、監視カメラ2のシステムコントロール回路26の制御によりズーム駆動部12、フォーカス駆動部13、アイリス駆動部14がそれぞれ駆動して好適な焦点距離、焦点、絞りに設定される。
また、光学系で視野を決めた上でレリーズボタン27を更に押し込めば、撮像光学系11で結蔵された被写体像がCCD17により電気信号として検出される。
このCCD17で検出された電気信号はプロセス回路22及びA/Dコンバータ23によりディジタルの画像データに変換され一次メモリ10に一時的に記録される。記録された画像データは、インターフェース回路25を介して制御装置3に送信される。
監視カメラ2から送信された画像データは、制御装置3のインターフェース回路31によって受信される。受信された画像データは、画像信号生成回路32において、1フレーム分の画像信号が生成される。この1フレーム分の画像信号は、第一メモリ39に記録さ
れる(S01)。尚、第一メモリ39は上述したように、データを繰り返し書き込み/消去することができる。
制御装置3のCPU33は、検知センサ4から異常を検出する信号が発せられているか否かを判断する(S02)。ここで異常検出信号が無い場合は、ステップ01に戻り引き続き第一メモリ39に1フレームずつ画像信号を記録する。
一方、CPU33が異常検出信号があると判断した場合は、CPU33は第一メモリ39への記録動作を停止する制御を実行する(S03)。
それに伴い、CPU33は、画像信号を第二メモリ40に記録する制御実行を開始する(S04)。
ここで、画像信号が第一メモリ39及び第二メモリ40に記録される処理について図3を参照して説明する。
本実施形態に係る制御装置3は、第一メモリ39及び第二メモリ40の二つのメモリに画像信号を記録する。図3中の時刻t0から時刻t1の間は監視カメラ2によって監視対象が撮像されているとする。制御装置3の画像信号生成回路32では、時刻t0〜t1の間に1フレーム毎の画像信号が生成される。
そして、生成された画像信号(データ)a1〜a6は、第一メモリ39に順次記録される。尚、本実施形態の第一メモリ39は、第一メモリ39の残量が無くなってしまった場合、1ビット毎にデータを上書きする方式、1フレーム(個々の画像信号a1〜a6毎)に上書きする方式、それまで第一メモリ39に記録した画像信号を一括消去して新たにデータを記録する方式の何れかの方式でデータの上書きを行う。
ここで、時刻t1において、検知センサ4が監視対象中に人体等を検出し異常検知信号を出力したとする。すると、異常検出信号の出力に応じて、制御装置3のCPU33は、第一メモリ39への記録制御を停止し、第二メモリ40に画像信号を記録する制御を開始する。それに伴い、CPU33は、監視カメラ2によって撮像された画像の画像信号b1〜b5を第二メモリ40に記録する制御を開始する。
するとCPU33は、図2に示すように検知センサ4からの異常検出信号があるか否かを判断する(S05)。
ここで、CPU33が異常検出信号の出力があると判断した場合、ステップ04に戻り第二メモリ40に画像データを記録する制御を続ける。
一方、CPU33が、異常検出信号の発信がないと判断した場合、所定時間が経過したか否かを判断する(S06)。ここで、CPU33が、所定時間が経過していないと判断した場合は、ステップ04に戻り、第二メモリ40に画像データを記録する制御を続ける。
一方、ステップ06で、所定時間経過したとCPU33が判断した場合は、第二メモリ40への記録制御を停止し(S07)、第一メモリ39への記録制御を開始する(S08)。
これを図3を用いて詳説すると、時刻t1〜t3の間検知センサ4が異常検出信号を出力しているとする。その場合、CPU33は、時刻t1〜t3の間と時刻t3から所定時間経
過後の時刻t4の間において、第二メモリ40に画像信号b1〜b5を記録する制御を実行する。そして、CPU33は時刻t4以降の画像信号a7,a8を第一メモリ39に記録する制御に切り替える制御を実行する。
このように、実施形態の異常監視システム1は、監視カメラ2によって撮像した画像の画像信号(データ)を第一メモリ39に連続的に記録し、記録媒体の容量がオーバーすると上書きをしていく構成であるため、第一メモリ39の容量自体は少なくても良いことになる。これによって、従来のように、大量の記録媒体は不要となり、記録媒体を確保しなければならないという問題を解消することができる。また、それに伴い、低コストで監視システムを作動させることができる。
さらに、本実施形態の異常監視システム1は、異常な事態がおこってからは上書きを禁止する制御を実行するため、少なくとも異常事態を撮像した画像の記録を消去してしまうことを防ぐことができる。
また、本実施形態の異常監視システム1は、異常事態が起こってからのデータ(画像信号)を第二メモリ40に記録するため、事後に異常事態の状況を確認する際は、第二メモリ40に記録されたデータから確認を行えばよい。これによって、本実施形態の異常監視システム1は、異常事態を事後確認する際の冗長な作業を効率的に省略することができる。
さらに、本実施形態の異常監視システム1は、異常信号の発生が確認されなくなってからすぐに記録媒体への記録の停止制御を行わないため、その直後からしばらくたってから起こった事柄も記録することができる。
また、本実施形態に係る制御装置3はサーバとしても良い。このように、監視カメラ2で撮像した画像のデータをサーバにて管理することにより、従来の監視カメラ2を用いても本実施形態の異常監視システム1を利用することができる。
また、データをサーバによって管理することにより、本実施形態の異常監視システム1の制御装置3がダウンしてしまった場合でも、異常事態を撮像したデータを確保することができる。
<変形例1>
第一の実施の形態では、ステップ06で異常検出信号の出力が確認されなくなってから所定時間を経過したか否かを判断し、所定時間経過している場合に再び第一メモリ39への記録を開始しているが、変形例1として異常検出信号の出力が確認されなくなったときに第一メモリ39への記録を開始するようにしてもよい。
図3を用いて説明すると、時刻t1〜t4までは検知センサ4が異常検出信号を出力しているとする。その場合、CPU33は、監視カメラ2によって撮像した画像のデータ(画像信号)を第二メモリ40に記録する制御を実行し、時刻t4以降は第一メモリ39にデータ(画像信号)a7,a8を記録する制御に切り替える。つまり、変形例1の異常監視システム1は、検知センサ4による異常検出信号が出力されている間だけ第二メモリ40にデータを記録し、異常検出信号が出力されていないときは第一メモリ39にデータを記録する。
このように、変形例1の異常監視システム1は、監視内容を事象毎に第一メモリ39と第二メモリ40に記録するため、各メモリの容量を効率的に使用することができる。
<変形例2>
また、第一実施形態では、ステップ06で異常検出信号の出力が確認されなくなってから所定時間を経過したか否かを判断し、所定時間経過している場合に再び第一メモリ39への記録を開始しているが、変形例2として第一メモリ39の残存量応じて記録制御を行うようにしてもよい。
図4に変形例2の場合におけるデータ(画像信号)の記録制御のフローチャートを示す。まず、第一実施形態同様、制御装置3のCPU33は、監視カメラ2から転送された画像データ(上述したように、画像信号生成回路32により画像データは画像信号に変換される)を第一メモリ39に記録する(S100)。
そして、CPU33は、検知センサ4からの異常検出信号の出力があるか否かを判断する(S101)。ここでCPU33が異常検出信号の出力はないと判断した場合、ステップ100に戻り第一メモリ39への記録を続ける。
一方、ステップ101で異常検出信号の出力があると判断した場合、CPU33は第一メモリ39の残存があるか否かを判断する(S102)。ここで、CPU33が第一メモリ39の残存があると判断した場合は、ステップ100に戻り第一メモリ39にデータを記録する制御を続ける。
一方、ステップ102において、CPU33は第一メモリ39の残存が無いと判断した場合、第一メモリ39への記録制御を停止し(S103)、第二メモリ40への記録制御を開始する制御を実行する(S104)。
この処理を、変形例2の場合におけるデータ(画像信号)の記録制御をイメージ化した図5に基づいて詳説する。図5中のm0〜m2は、メモリの残存率を示すとし、m0はメモリ残存率100%,m1はメモリ残存率60%,m2はメモリ残存率0%とする。
まず、監視カメラ2が監視対象を撮像すると、そのデータ(画像信号)c1〜c5は1フレームずつ第一メモリ39に記録される。
また、メモリ残存率m1のとき、検知センサ4から異常検出信号が出力されると、CPU33は、第一メモリ39の残存量を確認する。このとき、CPU33がメモリ残存率が無い(0%)と判断した場合、CPU33は第一メモリ39への記録制御を停止する。
そして、CPU33は、監視カメラ2により撮像された異常事態の画像の画像データc6〜c10を第二メモリ40に記録する制御又はネットワークを介して接続したデータ管理サーバ等に転送する制御等が行われる。
一方、CPU33が第一メモリ39の残存率があると判断した場合、CPU133は、監視カメラ2により撮像された異常事態の画像のデータc6〜c10を第一メモリ39に記録する制御を継続する。
また、メモリの残存率が無くなったとき(0%になったとき:図5中m2のとき)、CPU33は第一メモリ39への記録を停止する制御を実行する。そして、監視カメラ2が撮像したm2以降の画像のデータd1,d2・・は、CPU33によって第二メモリ40に記録されるか、その他に設けられた記録媒体に記録されるか、又はネットワークを介して接続したデータ管理サーバ等に転送されるようにする。
このように、第一メモリ39にデータを上書きしないことにより、撮像したデータを消
去することがなくなる。これによって、検知センサ4からの異常検出信号が出力される前の状況も確認することができる。
また、撮像された画像のデータを他の場所に転送又は記録しておくことにより、異常監視システム1自体がダウンしてしまったときであってもデータを確実に残すことができる。
このように、本実施形態の異常監視システム1は、撮像した画像の画像信号(データ)を第一メモリ39に連続的に記録し、第一メモリ39の容量がオーバーすると上書きをしていく構成であるため、第一メモリ39の容量自体は少なくても良いことになる。
これによって、従来のように、大量の記録媒体は不要となり、記録媒体を確保しなければならないという問題を解消することができる。また、それに伴い、低コストで異常事態の監視を行うことができる。
さらに、本実施形態の異常監視システム1は、異常な事態がおこってからは上書きを禁止する制御を実行するため、少なくとも異常事態を撮像した画像データの記録を消去してしまうことを防ぐことができる。
また、本実施形態の異常監視システム1は、異常事態が起こってからのデータ(画像信号)を第二メモリ40に記録するため、事後に異常事態の状況を確認する際は、第二メモリ40に記録されたデータから確認を行えばよい。
これによって、本実施形態の監視システムは、異常事態を事後確認する際の冗長な作業を効率的に省略することができる。
さらに、本実施形態の異常監視システム1は、異常信号の発生が確認されなくなってからすぐに記録媒体への記録の停止制御を行わないため、その直後からしばらくたってから起こった事柄(例えば、侵入者や犯人が戻ってきたときの様子等)も記録することができる。
<第二の実施の形態>
第一実施の形態中の監視カメラ2は単に対象物を撮像するだけのカメラであったが、本実施形態では、上述した監視カメラ2と記録媒体(第一メモリ39,第二メモリ40,一次メモリ10)と制御装置3とをオールインワンとなった異常監視カメラについて説明する。
図6に本実施形態の異常監視カメラ102のブロック図を示す。本実施形態の異常監視カメラ102は、撮像したデータを記録する所定容量の第一メモリ(第一記録媒体)及び第二メモリ(第二記録媒体)と、これらのメモリを制御するCPU(制御手段)133とを備える。
本実施形態の異常監視カメラ102の撮像光学系111には、ズーム駆動部112,フォーカス駆動部113,アイリス(絞り)駆動部114が設けられ、撮像光学系111のズーミング,オートフォーカス,自動露出が行われる。
また、撮像光学系111にはファインダ光学系115が連設され、撮像視野を観察可能とする。撮像光学系111とファインダ光学系115との間には、撮像する画像を分岐させるプリズム116を配置し、分岐した画像を撮像素子としてのCCD117で検出する。このCCD117は、同期信号発生回路118で発生される同期信号に基づいて動作す
るCCDドライバ119により駆動される。また、ストロボ回路120により発行されるストロボ装置121が設けられる。
CCD117によって検出された画像は、プロセス回路122及びA/Dコンバータ123で処理されてCCD117の画素に応じたディジタルの画像データとされる。この画像データは、RAM等で構成されている一次メモリ110に一時的に記録される。尚、画像データの書き込み及び読み出しはアドレス制御回路124の下で行われる。
さらに、本実施形態に係る異常監視カメラ102は、画像データに所定の画像処理を施し1フレーム分の画像信号を生成する画像信号生成回路132を有する。
また、本実施形態に係る異常監視カメラ102は、異常監視カメラ102の外部間で信号を入出力するためのインターフェース回路125を有している。
さらに上記各部を制御するCPU133にはレリーズボタン127や各種機能ボタンとしてのマニュアルスイッチ128が接続されている。
また、CPU133には、撮像した画像を表示する表示装置128の表示素子が接続している。
さらに、CPU133にはデータ等を一時的に格納する書き込み/読み出し自在なRAM135と無線ファームウェア136が接続されている。尚、本実施形態における無線技術にも第一の実施の形態と同様に、電波や光などを用いた無線LANやブルートゥース等を好適に用いることができるがこれらの種類に限定することはない。勿論、有線のネットワークを組んでもよい。
さらに、CPU133は、画像処理後の画像データを圧縮する圧縮処理回路138と、圧縮したデータ(画像信号)を記録する所定容量の第一メモリ139と第二メモリ140とを有している。尚、本実施形態では、第一メモリ139と第二メモリ140には、1ビット毎にデータを消去してデータを上書きするタイプのフラッシュメモリ,1フレーム毎にデータを消去してデータを上書きするタイプのフラッシュメモリ,全ビット一括消去してデータを上書きするタイプのフラッシュメモリの何れかを用いることとする。
また、異常監視カメラ102は、監視対象に異常があったことを検知する検知センサ104からの異常検出信号を受信する。尚、この検知センサ104は、非接触型のセンサ(赤外線センサ等)を好適に用いることができる。
以上が本実施形態に係る異常監視カメラ102の構成である。
次に、本実施形態の異常監視カメラ102による監視手順について説明する。図7に、本実施形態の異常監視カメラ102による監視手順中のデータ(画像信号)の記録制御のフローチャートを示す。尚、本実施形態では、異常監視カメラ102で撮像した画像はリアルタイムで表示装置141へ出力されモニタリングすることができることとする。
まず、監視対象を撮像する。撮像時は、異常監視カメラ102のCPU133によりズーム駆動部112、フォーカス駆動部113、アイリス駆動部114がそれぞれ駆動して好適な焦点距離、焦点、絞りに設定制御が実行される。
また、光学系で視野を決めた上でレリーズボタン127を更に押し込めば、撮像光学系111で結蔵された被写体像がCCD117により電気信号として検出される。
このCCD117で検出された電気信号はプロセス回路122及びA/Dコンバータ123によりディジタルの画像データに変換され一次メモリ110に一時的に記録される(S200)。このとき、データは表示装置141へ出力されるか又はネットワークを介して接続されたデータ管理サーバに転送されるとより好ましい。
また、一次メモリ110に記録された画像データは、画像信号生成回路132において、1フレーム分の画像信号に変換される。この1フレーム分の画像信号は、第一メモリ139に記録される(S201)。
CPU133は、検知センサ104から異常を検出する信号が発せられているか否かを判断する(S202)。ここで異常検出信号が無い場合は、ステップ201に戻り引き続き第一メモリ139に1フレームずつデータ(画像信号)を記録する。尚、本実施形態では、データ(画像信号)を第一メモリ139に1フレームずつ記録しているが、1ビット毎に記録するようにしてもよい。)
一方、CPU133が異常検出信号があると判断した場合は、CPU133は第一メモリ139への記録制御を停止する制御を実行する(S203)。
それに伴い、CPU133は、データ(画像信号)を第二メモリ140に記録する制御の実行を開始する(S204)。
ここで、画像データが第一メモリ139及び第二メモリ140に記録される処理について図8を参照し説明する。
本実施形態のカメラは、時刻t0から時刻t1の間において監視対象を撮像しているとする。撮像された画像の画像データは、画像信号生成回路132によって順次1フレームの画像信号に生成される。
生成された画像信号(データ)e1〜e4は、一次メモリ110に順次記録される。それに伴い、画像信号(データ)e1〜e4は、第一メモリ139にも順次記録される。尚、本実施形態の第一メモリ139は、第一メモリ139の残量が無くなってしまった場合、1ビット毎にデータを上書きする方式、1フレーム(個々の画像信号e1〜e4毎)に上書きする方式、それまで第一メモリ139に記録した画像信号を一括消去して新たにデータを記録する方式の何れかの方式でデータの上書きを行う。
加えて、一次メモリ110に記録された画像信号e1〜e4は、ネットワークを介して接続したデータ管理サーバ(不図示)に転送される。
そして、時刻t1において、検知センサ104が監視対象中に人体等を検出し異常検知信号を出力したとする。すると、異常検出信号の出力に応じて、CPU133は、第一メモリ139への記録制御を停止し、第二メモリ140に画像データを記録する制御を開始する。つまり、CPU133は、図7に示すように、撮像した画像データf1〜f4を第二メモリ140に記録する制御を開始する(S204)。
するとCPU133は、検知センサ104からの異常検出信号があるか否かを判断する(S205)。
ここで異常検出信号の発信があると判断した場合、ステップ204に戻り第二メモリ140に画像信号(データ)を記録する制御を続ける。
一方、CPU133が、異常検出信号の発信がないと判断した場合、所定時間が経過したか否かを判断する(S206)。ここでCPU133が、所定時間が経過していないと判断した場合は、ステップ204に戻り、第二メモリ140に画像信号(データ)を記録する制御を続ける。
一方、ステップ206で、CPU133が所定時間経過したと判断した場合は、第二メモリ140への記録制御を停止し(S207)、第一メモリ139への記録制御を開始する(S208)。
これを図8を用いて詳説すると、時刻t1〜t3の間、検知センサ104が異常検出信号を出力しているとする。その場合、CPU133は、時刻t1〜t3の間と時刻t3から所定時間経過後の時刻t4の間において、第二メモリ140に画像信号(データ)(f1〜f4)を記録する制御を実行する。そして、時刻t4以降は第一メモリ139に画像信号(データ)e9,e10を記録する制御に切り替える制御を実行する。尚、第二メモリ140に画像信号(データ)を記録している間も、一次メモリ110には画像データが絶えず記録され、表示装置141に出力されると共にデータ管理サーバに転送されていることとする。
このように、実施形態の異常監視カメラ102は、撮像した画像の画像信号(データ)を第一メモリ139に連続的に記録し、第一メモリ139の容量がオーバーすると上書きをしていく構成であるため、第一メモリ139の容量自体は少なくても良いことになる。これによって、従来のように、大量の記録媒体は不要となり、記録媒体を確保しなければならないという問題を解消することができる。また、それに伴い、低コストで異常事態の監視を行うことができる。
さらに、本実施形態の異常監視カメラ102は、異常な事態がおこってからは上書きを禁止する制御を実行するため、少なくとも異常事態を撮像した画像データの記録を消去してしまうことを防ぐことができる。
また、本実施形態の異常監視カメラ102は、異常事態が起こってからのデータ(画像信号)を第二メモリ140に記録するため、事後に異常事態の状況を確認する際は、第二メモリ140に記録されたデータから確認を行えばよい。これによって、本実施形態の監視システムは、異常事態を事後確認する際の冗長な作業を効率的に省略することができる。
さらに、本実施形態の異常監視カメラ102は、異常信号の発生が確認されなくなってからすぐに記録媒体への記録の停止制御を行わないため、その直後からしばらくたってから起こった事柄も記録することができる。
また、本実施形態の異常監視カメラ102は、撮像した画像のデータを絶えずデータ管理サーバに転送しているため、異常監視カメラ102自体の故障等により記録した画像データが消去されてしまっても画像データの記録を残すことができる。
また、本実施形態に係る異常監視カメラ102又はデータ管理サーバは、異常監視カメラ102によって撮像した画像のデータの管理を行うだけでなく、検知センサから異常事態を検知したことを携帯電話や携帯端末に通知するようにしてもよい。
例えば、家の玄関に本実施形態の異常監視カメラ102と検知センサ104を設置した場合、異常事態(例えば、空き巣狙いや窃盗目的の住居侵入等)が起こっていることを認
識する必要があるのは、その家の住人(又は所有者)である。そこでデータ管理サーバは、家の住人が所持している携帯電話機に異常検出信号が発せられたことをメールにて通知する。
これによって、家の住人が家の近くにいれば、すぐさま駆けつけて異常事態を回避することも可能となりセキュリティ効果を向上させることができる。尚、家の住人の携帯電話機以外にも、データ管理サーバは、警備会社の端末や警察署の端末等に異常検知信号の検出及び異常事態を撮像したデータを送信するようにしてもよい。これによって、セキュリティ効果をさらに高めることができる。尚、上記した実施の形態中の監視カメラ及び異常監視カメラには、用途に応じて好感度CCDや赤外線ライトを搭載してもよい。これによって、暗闇で起こった異常事態も撮像することができると共に用途範囲も広がる。
<その他の実施の形態>
さらに、本実施形態は以下の発明を開示する。また、以下の発明(以下付記と称す)の何れかに含まれる構成要素を他の付記の構成要素と組み合わせても良い。
(付記1)
異常事態の発生を撮像する監視カメラに接続したコンピュータが、
当該監視カメラによって撮像したデータを所定容量の記録媒体に記録するステップと、
監視対象に異常があったことを検知センサによって検知するステップと、
前記記録媒体への記録を停止するステップと、
を実行する監視プログラム。
(付記2)
異常事態の発生を撮像する監視カメラに接続したコンピュータに、
当該監視カメラによって撮像したデータを所定容量の記録媒体に記録するステップと、
監視対象に異常があったことを検知センサによって検知するステップと、
前記記録媒体への記録を停止するステップと、
を実行させる為のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
本発明の異常監視システム及び異常監視カメラは、家屋,店舗,ビル等の防犯装置として説明したが、本発明の利用範囲はこれに限るものではない。
本発明の異常監視システム又は異常監視カメラは、工場,駅構内,乗り物等に取り付けて事故の前後の状態を記録することにも利用可能である。
例えば、本発明に係る異常監視カメラを車のフロントバンパー等に取り付ける場合を挙げることができる。このように、本発明に係る異常監視カメラを車に適用することにより、交通事故が起こる前の状態、交通事故が起こった瞬間の状態、交通事故が起こった後の状態の画像を撮像し記録することができる。
これによって、交通事故の原因を究明することができると共に、撮像したデータが事件の有力な証拠にもなり、ひき逃げや当て逃げなどの違法行為を取り締まることができる。
第一実施形態に係る監視システムの構造を示すブロック図である。 第一実施形態に係る監視システムの画像データ記録手順のフローチャートである。 第一実施形態に係る監視システムの画像データ記録処理のイメージ図である。 変形例1に係る監視システムの画像データ記録手順のフローチャートである。 変形例1に係る監視システムの画像データ記録処理のイメージ図である。 第二実施形態に係る監視カメラの構造を示すブロック図である。 第二実施形態に係る監視カメラの画像データ記録手順のフローチャートである。 第二実施形態に係る監視カメラの画像データ記録処理のイメージ図である。
符号の説明
1 監視システム
2 監視カメラ
3 制御装置
4,104 検知センサ
10,110 一次メモリ
11,111 撮像光学系
12,112 ズーム駆動部
13,113 フォーカス駆動部
14,114 アイリス駆動部
15,115 ファインダ光学系
16,116 プリズム
17,117 CCD
18,118 同期信号発生回路
19,119 ドライバ
20,120 ストロボ回路
21,121 ストロボ装置
22,122 プロセス回路
23,123 A/Dコンバータ
24,124 アドレス制御回路
25,31,125 インターフェース回路
26 システムコントロール回路
27,127 レリーズボタン
28,128 マニュアルスイッチ
29,41,141 表示装置
30,36,136 無線ファームウェア
32,132 画像信号生成回路
33,133 CPU
34 ROM
35,135 RAM
37 アンテナ
38,138 圧縮処理回路
39,139 第一メモリ
40,140 第二メモリ
102 異常監視カメラ

Claims (9)

  1. 異常事態の発生を撮像する監視カメラと、
    当該監視カメラによって撮像したデータを記録する所定容量の記録媒体と、
    前記記録媒体への記録を制御する制御手段と、
    監視対象に異常があったことを検知する検知センサと、
    を備え、
    前記制御手段は、前記監視カメラによる監視中に撮像したデータを前記記録媒体に連続して記録すると共に、前記記録媒体の容量が満たされたときは記録を続けるものとし、前記検知センサからの異常信号をトリガーとして前記記録媒体への記録を停止させる異常監視システム。
  2. 前記制御手段は、前記検知センサからの異常信号を受けた後、所定時間後に前記記録媒体への記録を停止する請求項1に記載の異常監視システム。
  3. 前記制御手段は、前記記録媒体に記録されたデータを所定の記録媒体に転送する請求項1又は2に記載の異常監視システム。
  4. 前記記録媒体を第一記録媒体とするとき所定容量の第二記録媒体を有し、
    前記制御手段は、
    前記検知センサからの異常信号を受けたとき、前記第二記録媒体への記録を開始する請求項1〜3の何れかに記載の異常監視システム。
  5. 前記記録媒体への記録の前に撮像したデータを一時的に保持する一次メモリを有し、当該一次メモリに保持したデータを記録媒体に送信する請求項1〜4の何れかに記載の異常監視システム。
  6. 前記一時メモリに一時的に保持したデータをモニタへ送信する請求項1〜5の何れかに記載の異常監視システム。
  7. 前記監視カメラは、無線LANにより前記記録媒体及び/又は前記制御手段と接続している請求項1〜6の何れかに記載の異常監視システム。
  8. 異常事態の発生を撮像する監視カメラによって撮像されたデータの管理を行うサーバであって、
    当該監視カメラによって撮像したデータを記録する所定容量の記録媒体と、
    前記記録媒体への記録を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記監視カメラによって撮像したデータを前記記録媒体に連続して記録すると共に、前記記録媒体の容量が満たされたときは記録を続けるものとし、監視対象に異常があったことを検知する検知センサからの異常信号をトリガーとして前記記録媒体への記録を停止する異常監視サーバ。
  9. 異常事態の発生を撮像する監視カメラであって、
    撮像したデータを記録する所定容量の記録媒体と、
    前記記録媒体への記録を制御する制御手段と、
    監視対象に異常があったことを検知する検知センサと、
    を備え、
    前記制御手段は、
    撮像したデータを前記記録媒体に連続して記録すると共に、前記記録媒体の容量が満たされたときは記録を続けるものとし、監視対象に異常があったことを検知する検知センサからの異常信号をトリガーとして前記記録媒体への記録を停止する異常監視カメラ。
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