JP2005055932A - 保険制度における被保険者の医療費を軽減するシステムおよび方法 - Google Patents
保険制度における被保険者の医療費を軽減するシステムおよび方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】被保険者がスポーツ機関でスポーツを実施するたびに当該被保険者の保険料を割り引き、または医療機関で診療を受けた際に医療費を軽減できるようにして、当該被保険者の医療費負担を軽減する。
【解決手段】スポーツ機関のコンピュータシステム2は当該スポーツ機関でスポーツを実施した被保険者にポイントを付与し記憶する。スポーツ機関のコンピュータシステム2に記憶されたポイントはネットワーク5を通じて保険者のコンピュータシステム1に送信され記憶される。保険者のコンピュータシステム1は上記ポイントに基づき上記被保険者の保険料を改定する。また、上記被保険者が医療機関に掛かると、医療機関のコンピュータシステム3は診療を受けた際に被保険者が自己負担分として利用したポイントを差し引く。
【選択図】図1
【解決手段】スポーツ機関のコンピュータシステム2は当該スポーツ機関でスポーツを実施した被保険者にポイントを付与し記憶する。スポーツ機関のコンピュータシステム2に記憶されたポイントはネットワーク5を通じて保険者のコンピュータシステム1に送信され記憶される。保険者のコンピュータシステム1は上記ポイントに基づき上記被保険者の保険料を改定する。また、上記被保険者が医療機関に掛かると、医療機関のコンピュータシステム3は診療を受けた際に被保険者が自己負担分として利用したポイントを差し引く。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医療保険制度および死亡保険や疾病保険に加入している被保険者にスポーツを奨励して健康増進を図り、当該被保険者の保険料または医療費負担を軽減することにより国民医療費の低減を図るシステム並びに方法に関する。
【0002】
【従来の技術】医療保険制度は病気やけがをした時にわずかな負担で医療を受けられるように設けられた制度であり、国民は、法律で何らかの医療保険に加入することが義務づけられている。
医療保険制度の下では、診療を受けると一般の人は医療費の2割または3割、高齢者の場合は原則1割を医療機関の窓口で支払えば良く、残りの費用は被保険者、事業主の負担金および国庫からの補助金によってまかなわれている。
また、保険会社が運用する生命保険や疾病保険は多くの被保険者が補償額に応じて一定の保険料を支払い、集められた保険料を基金として保険適用期間中に死亡または保険対象の疾病で入院した被保険者に対して補償する制度である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし今日、膨れ上がる医療費を背景に、医療保険制度が破綻の危機に瀕している。
厚生労働省の調査によれば、1999年度分の国民医療費は30兆9337億円に達し、前年度より3.7%増となっており、なかでも70歳以上の高齢者の医療費を賄う老人保険制度が支払った額が8.4%増と高い伸びを示している。また、1998年に経済企画庁が公表した推計によれば2025年には国民医療費が50兆円に達する見通しであり、この国民医療費の増加の要因としても老人医療費の増加が指摘されている。このため、老人保険制度の見直し、すなわち自己負担分の増額が検討されている。
【0004】しかし、主な収入源を年金に頼っている高齢者の医療費負担を過度に重くすることは高齢者の受診機会を制限し時代の流れに逆行することになる。一方で、高齢者医療費の今日のような増加を招いた原因として、老人医療費支給制度が高齢者の健康への自覚を弱めて行き過ぎた受診を招いたことも指摘されている。
【0005】ところで1996年度に公表された文部省の「体力・運動能力調査」によれば、30歳から59歳までの全ての年齢層においてスポーツをする機会が多い人ほど体力が高く、適度なスポーツは人間の体力を高めることが明らかとなっている。また、運動習慣は血圧や中性脂肪、血糖値等の異常を少なくして、肥満、高脂血症、糖尿病や骨粗しょう症等のいわゆる生活習慣病を予防するなど健康の増進に役立つことも事実である。更に、スポーツ習慣を有する者は一般に健康への関心が高く、定期的に体重や血圧、体脂肪等をチェックして食事や飲酒等も自らコントロールする傾向が強い。
従って、このようなスポーツ習慣を有する者が増えれば医療に頼ることも少なくなり社会全体の医療費が低減され、保険適用期間中の死亡件数や入院件数等も低減されることから保険料の低減も図ることができる。
また、このようなスポーツ習慣を有する者は高齢者となっても年齢に見合った運動を心がけ健康に気を配るであろうから高齢者医療費の増加をも抑えることができる。
【0006】本発明は国民全体にスポーツ習慣へのインセンティブを高めて健康の増進を図り、今日問題となっている医療費の増加を抑えることを技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するためには、医療保険の被保険者および死亡保険や疾病保険の被保険者がスポーツ機関でスポーツをした際にポイントを付与して、保険者がそのポイント数に応じて当該被保険者の保険料を低減するシステムを構築すれば良い。
【0008】本第一発明は上記システムをコンピュータシステムとネットワークにより構築するものであって、
被保険者のスポーツ機関への出入場を管理する出入場管理部、
スポーツを実施した上記被保険者のポイントを発生するポイント発生手段、
上記被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントを記憶する記憶部、上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備えるスポーツ機関のコンピュータシステムと、
被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントおよび保険料を記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
上記被保険者の保険料の改定を行う保険料改定手段、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える保険者のコンピュータシステムと、
上記スポーツ機関のコンピュータシステムと保険者のコンピュータシステムとを結ぶネットワークと、
から構成されるスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減するシステムに特徴を有するものである。
【0009】上記被保険者のスポーツ機関への出入場を管理する出入場管理部は当該被保険者が出入場の際に自己の身分を手で入力する端末であってもよいが、この出入場管理部は、被保険者が出入場する際に被保険者の身分を明らかにするデータが記憶されているカードからデータを読取る端末であってもよい。
【0010】従って本第二発明は、スポーツ機関の出入場管理部が、被保険者のカードからデータを受信する手段を備える本第一発明のシステムに特徴を有するものである。
【0011】スポーツ機関でスポーツをした被保険者の保険料を軽減する別の手段として、被保険者がスポーツ機関でスポーツをした際にポイントを付与するとともに、当該被保険者はそのポイントを医療機関で診療を受けた際に自己負担分として利用することができ、上記スポーツ機関でスポーツをした際に付与されたポイントと医療機関で診療を受けた際に利用したポイントとの差を保険者が管理しそのポイント数に応じて当該被保険者の保険料を低減するシステムを構築することもできる。
【0012】本第三発明はこのようなシステムをコンピュータシステムとネットワークで構築するものであって、
被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
スポーツを実施した上記被保険者のポイントを発生するポイント発生手段、
上記被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントを記憶する記憶部、上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備えるスポーツ機関のコンピュータシステムと、
被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
診療を受けた上記被保険者が利用したポイントまたは演算されたポイントを入力するポイント入力手段、
上記被保険者の被保険者情報、診療情報、ポイントを記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える医療機関のコンピュータシステムと、
被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントおよび保険料を記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
上記被保険者の保険料の改定を行う保険料改定手段、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える保険者のコンピュータシステムと、
上記保険者のコンピュータシステムが上記スポーツ機関のコンピュータシステムと医療機関のコンピュータシステムとに結ばれるネットワークと、
から構成されるスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減するシステムに特徴を有するものである。
【0013】上記第一から第三の発明はスポーツ機関でスポーツをした被保険者の保険料を軽減するためのシステムであるが、保険料は低減せずに被保険者がスポーツ機関でスポーツをした際にポイントを付与するとともに、当該被保険者はそのポイントを医療機関で診療を受けた際に自己負担分として利用するシステムを構築することもできる。
【0014】本第四発明は上記システムをコンピュータシステムとネットワークとにより構成するものであって、
被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
スポーツを実施した上記被保険者のポイントを発生するポイント発生手段、
上記被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントを記憶する記憶部、上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備えるスポーツ機関のコンピュータシステムと、
被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
診療を受けた上記被保険者が利用したポイントまたは演算されたポイントを入力するポイント入力手段、
上記被保険者の被保険者情報、診療情報、ポイントを記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える医療機関のコンピュータシステムと、
被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントおよび保険料を記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える保険者のコンピュータシステムと、
上記保険者のコンピュータシステムが上記スポーツ機関のコンピュータシステムと医療機関のコンピュータシステムとに結ばれるネットワークと、
から構成されるスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の医療費負担を軽減するシステムに特徴を有するものである。
【0015】また本発明において保険者とは、市町村や健康保険組合のような医療保険制度の保険者と死亡保険や疾病保険を運用する保険会社とを含むものであり、本第六発明は、保険者のコンピュータシステムが医療保険機関または生命保険、疾病保険の保険会社のコンピュータシステムである本第一発明から第四発明のスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料または医療費負担を軽減するシステムに特徴を有するものである。
【0016】本第六発明は、
被保険者のスポーツ機関への出入場を管理する出入場管理部、
スポーツを実施した上記被保険者のポイントを発生するポイント発生手段、
上記被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントを記憶する記憶部、上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える本第一発明のシステムのスポーツ機関のコンピュータシステム、
である。
【0017】本第七発明は、
被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
スポーツを実施した上記被保険者のポイントを発生するポイント発生手段、
上記被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントを記憶する記憶部、上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える本第二発明から第四発明のシステムのスポーツ機関のコンピュータシステム、
である。
【0018】本第八発明は、
被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
診療を受けた上記被保険者が利用したポイントまたは演算されたポイントを入力するポイント入力手段、
上記被保険者の被保険者情報、診療情報、ポイントを記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える本第三発明または第四発明のシステムの医療機関のコンピュータシステム、
である。
【0019】本第九発明は、
被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントおよび保険料を記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
上記被保険者の保険料の改定を行う保険料改定手段、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える本第一発明から第三発明のシステムの保険者のコンピュータシステム、である。
【0020】本第十発明は、
被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントおよび保険料を記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える本第四発明のシステムの保険者のコンピュータシステム。
【0021】上記第三、第四発明のように、被保険者の出入場をカードで管理し、当該被保険者がスポーツ機関でスポーツをした際にポイントを付与するとともに、当該被保険者はそのポイントを医療機関で診療を受けた際に自己負担分として利用することができるとするためには、上記カードを少なくとも当該被保険者の身分を明らかにする情報と上記スポーツ機関でスポーツをした際に付与されたポイントと医療機関で診療を受けた際に利用したポイントとの累積ポイントを記憶する記憶エリアを有するカードとすることが望ましい。
【0022】本第十一発明は、少なくとも被保険者情報と累積ポイントを記憶する記憶エリアを有する本第三または第四発明のシステムで利用されるカードに特徴を有するものである。
【0023】本発明の第十二から第十六は上記した本第一発明から第五発明までのシステムを用いてスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減する方法である。
【0024】本第十二発明は、
本第一発明のシステムを用いてスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減する方法であって、
スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記被保険者の被保険者情報を取得し記憶するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記被保険者情報を記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのポイント発生手段が、スポーツを実施した上記被保険者にポイントを発生するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記ポイントを記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部のデータを読み込み、送受信管理部が当該記憶部のデータを保険者コンピュータシステムに送信するステップ、
保険者のコンピュータシステムの送受信管理部が上記スポーツ機関コンピュータシステムから送信されたデータを受信するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が、上記送受信管理部がスポーツ機関コンピュータシステムから受信したデータを記憶部に書き込むステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部からデータを呼び出して被保険者ごとに累積ポイントを演算するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記累積ポイントを上記記憶部に書き込むステップ、
保険者のコンピュータシステムの保険料改定手段が上記累積ポイントに基づき保険料を改定するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記改定された保険料を上記記憶部に書き込むステップ、
を実行する被保険者の保険料を軽減する方法。
【0025】本第十三発明は、
本第十二発明において、スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が被保険者情報を取得し記憶するステップが、被保険者のカードからデータを受信するステップである、本第二発明のシステムを用いてスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減する方法。
【0026】本第十四発明は、
本第三発明のシステムと本第十一発明のカードを用いてスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減する方法であって、
スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記被保険者のデータを上記カードから取得し記憶するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が、上記被保険者のデータを記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのポイント発生手段がスポーツを実施した上記被保険者にポイントを発生するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記ポイントを上記カードに送信し、当該カードの制御部が累積ポイントを演算して記憶エリアに記憶するか、または上記出入場管理部が累積ポイントを演算して当該カードに送信し、当該カードの記憶エリアに記憶するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記ポイントを記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部のデータを読み込み、送受信管理部が当該記憶部のデータを保険者コンピュータシステムに送信するステップ、
医療機関のコンピュータシステムの出入場管理部が被保険者のカードからデータを受信し記憶するステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記データを記憶部に書き込むステップ、
医療機関のコンピュータシステムのポイント入力手段が、診療を受けた上記被保険者が利用したポイントまたは演算されたポイントを入力するステップ、
医療機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記ポイントを上記カードに送信し、当該カードの制御部が累積ポイントを演算して記憶エリアに記憶するか、または上記出入場管理部が累積ポイントを演算して当該カードに送信し、当該カードの記憶エリアに記憶するステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記ポイントを記憶部に書き込むステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部のデータを読み込み、送受信管理部が当該記憶部のデータを保険者コンピュータシステムに送信するステップ、
保険者のコンピュータシステムの送受信管理部が上記スポーツ機関のコンピュータシステムおよび上記医療機関のコンピュータシステムから送信されたデータを受信するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が、上記送受信管理部がスポーツ機関コンピュータシステムおよび上記医療機関のコンピュータシステムから受信したデータを記憶部に書き込むステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部からデータを呼び出して被保険者ごとに累積ポイントを演算するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記累積ポイントを上記記憶部に書き込むステップ、
保険者のコンピュータシステムの保険料改定手段が上記累積ポイントに基づき保険料を改定するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記改定された保険料を上記記憶部に書き込むステップ、
を実行する被保険者の保険料を軽減する方法である。
【0027】本第十五発明は、
本第四発明のシステムと本第十一発明のカードを用いてスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の医療費負担を軽減する方法であって、
スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記被保険者のデータを上記カードから取得し記憶するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が、上記被保険者のデータを記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのポイント発生手段がスポーツを実施した上記被保険者にポイントを発生するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記ポイントを上記カードに送信し、当該カードの制御部が累積ポイントを演算して記憶エリアに記憶するか、または上記出入場管理部が累積ポイントを演算して当該カードに送信し、当該カードの記憶エリアに記憶するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記ポイントを記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部のデータを読み込み、送受信管理部が当該記憶部のデータを保険者コンピュータシステムに送信するステップ、
医療機関のコンピュータシステムの出入場管理部が被保険者のカードからデータを受信し記憶するステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記データを記憶部に書き込むステップ、
医療機関のコンピュータシステムのポイント入力手段が、診療を受けた上記被保険者が利用したポイントまたは演算されたポイントを入力するステップ、
医療機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記ポイントを上記カードに送信し、当該カードの制御部が累積ポイントを演算して記憶エリアに記憶するか、または上記出入場管理部が累積ポイントを演算して当該カードに送信し、当該カードの記憶エリアに記憶するステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記ポイントを記憶部に書き込むステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部のデータを読み込み、送受信管理部が当該記憶部のデータを保険者コンピュータシステムに送信するステップ、
保険者のコンピュータシステムの送受信管理部が上記スポーツ機関のコンピュータシステムおよび上記医療機関のコンピュータシステムから送信されたデータを受信するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が、上記送受信管理部がスポーツ機関コンピュータシステムおよび上記医療機関のコンピュータシステムから受信したデータを記憶部に書き込むステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部からデータを呼び出して被保険者ごとに累積ポイントを演算するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記累積ポイントを上記記憶部に書き込むステップ、
を実行する被保険者の医療費負担を軽減する方法。
【0028】本第十六発明は、保険者のコンピュータシステムが医療保険機関または生命保険、疾病保険の保険会社のコンピュータシステムである本第七から第十発明のスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の医療費負担を軽減する方法、である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明を実施するためのシステムを示すブロック図である。図1において1は保険者のコンピュータシステムであり、2はスポーツ機関すなわち民間や公共のスポーツセンタ、たとえばスポーツジム、エアロビクス教室、プール等や、企業や学校の体育館、運動場、プール等に設置されるコンピュータシステムである。学校を含めるのは民間や公共のスポーツセンタの数が少なく都市部に集中しているのに対して学校はどの市町村にもあり、スポーツ設備を設置して学校側が体育館や運動場を使用しない時間を利用すれば国民全体にスポーツをする機会を容易に与えることができるからである。3は医療機関のコンピュータシステムであり、4は国保連合会や支払基金等の審査機関のコンピュータシステムである。5は上記した保険者のコンピュータセンタ1とスポーツ機関のコンピュータシステム2と医療機関のコンピュータシステム3と審査機関のコンピュータコンピュータシステム4とを結ぶネットワークである。
【0030】審査機関のコンピュータシステム4は医療機関のコンピュータシステム3から送信されたレセプト情報を受信し、医療費審査結果を保険者のコンピュータシステム1に通知するためのものであるが、レセプト情報が医療機関のコンピュータシステム3から保険者のコンピュータシステム1に直接送信され、当該保険者自らが医療費の審査行う場合には上記審査機関のコンピュータシステム4は必要がない。また、保険者のコンピュータシステム1が生命保険や疾病保険の保険会社のコンピュータシステムであるときも上記審査機関のコンピュータシステム4は必要がない。
【0031】6は保険者から被保険者に発行され、スポーツ機関でスポーツをする際や、医療機関で診療を受ける際に使用する磁気カード、ICカードまたはCD−RW(書き換え型コンパクトディスク)を矩形にしたカード型光メディア等のカードである。
【0032】図2は保険者のコンピュータシステム1の概略構成を示すブロック図である。図2において11はネットワーク5に接続されスポーツ機関のコンピュータシステム2や医療機関のコンピュータシステム3等との通信を制御する通信制御装置であり、12はスポーツ機関のコンピュータシステム2や医療機関のコンピュータシステム3等から送信されたデータをコンピュータシステム1内の後述するデータベースサーバに引き渡したり、当該データベースサーバからスポーツ機関のコンピュータシステム2や医療機関のコンピュータシステム3等へデータを送信したり、被保険者のパソコン、携帯電話や双方向テレビジョン等の端末に対して上記データベースサーバにデータベースとして蓄積されている情報を提供する際にその送受信管理を行う送受信管理サーバである。13は被保険者の端末からの電子メールによる問い合わせおよびそれに対する返答や、各種情報を被保険者の端末に電子メールで発行するためのメールサーバである。
【0033】14はスポーツ機関のコンピュータシステム2や医療機関のコンピュータシステム3等から受診したデータを管理し、検索や書き込み、改定保険料の演算等を行うデータベースサーバであり、このデータベースサーバ14には被保険者の情報を格納する被保険者データベース(以下、被保険者DBと記す。)15A、スポーツ機関の情報を格納するスポーツ機関データベース(以下、スポーツ機関DBと記す。)15B、医療機関や審査機関からのレセプト情報やレセプト審査結果等を格納する医療費データベース(以下、医療費DBと記す。)15Cが備えられている。
【0034】16はレセプトの審査、医療機関への支払処理および被保険者が用いるカード6の発行等に利用されるクライアントである。17は医療機関からレセプトが紙で送付されてきたときに光学的に読み取り医療費DB15Cに格納するためのスキャナである。また、18は保険者コンピュータシステム1内の各部を結ぶネットワークであるLANである。
なお、データベースサーバ14の処理部が改定保険料を演算する代わりに、クライアント16でオペレータが入力する構成でもよい。
【0035】図3は被保険者が医療機関の窓口で本人負担分を支払う際にスポーツ実施によるポイントを利用でき、スポーツ実施によるポイントと医療機関で診療を受けた際に利用したポイントの差により保険料を改定するとした場合の被保険者DB15Aの構成例を示したものである。図に示すように被保険者DBは保険者が発行したカード6の番号、発行年月日、被保険者記号番号、氏名、性別、生年月日、住所、連絡先、資格取得年月日等の基本情報並びにスポーツ機関でスポーツを実施した際に獲得したポイントと医療機関で診療を受けた際に利用したポイントとの差である累積ポイント、被保険者の標準報酬に負担率を掛けた基本保険料および基本保険料と上記累積ポイントとから改定された後の改定保険料等のレコードからなるテーブル(上段)と、被保険者ごとにスポーツ実施履歴等を記憶するための、被保険者記号番号、当該被保険者が利用したスポーツ機関コード、実施したスポーツ、スポーツ機関を利用した年月日、開始時間、終了時間、スポーツ機関を利用した時間およびスポーツをしたことにより獲得したポイント等のレコードからなるテーブル(中段)と、被保険者ごとに医療機関で受診した履歴を記憶するための、被保険者記号番号、被保険者が診療を受けた医療機関のコード、診療科、診療日、被保険者本人負担分を金銭で支払うかわりに利用したポイント等のレコードからなるテーブル(下段)とから構成されている。
【0036】図4はスポーツ機関DB15B構成例を示したものである。図に示すようにスポーツ機関DBはスポーツ機関コード、スポーツ機関名、スポーツ機関の施設、所在地、連絡先、定員、現在の利用者数、定員から利用者数を差し引いた空数等のレコードからなるテーブルから構成されている。なお、現在の利用者数、利用者空数は曜日および時間帯ごとに区分されていてもよい。
また、上記レコードには画像データ番号の項目が含まれ、施設の外観、内部ならびに所在地の地図等の画像ファイルを格納したデータベースがあり、それらの画像は上記画像データ番号を参照して抽出されるように構成することもできる。
【0037】図5は医療費DB15Cの構成例を示したものである。図に示すように医療費DBは医療機関から送付されたレセプトを審査した審査機関名、医療費支払先である医療機関の医療機関コード、医療機関の都道府県番号、医療機関名称、診療科、医療費請求対象の年月、審査機関が審査した後の審査点数および医療機関に支払う保険料等のレコードからなるテーブル(上段)と、医療機関コード、医療機関で診療を受けた被保険者ごとの被保険者記号番号、診療を受けた年月、当月の診療回数、医療機関がレセプトに記載した当月分の合計点数、被保険者が医療機関の窓口で利用したポイント、医療機関がレセプトに記載した当月分の診療合計点数と被保険者の本人負担分と利用ポイントとから算出され保険者に請求された請求点数、審査機関が審査した後の審査点数、レセプト番号、レセプトの診療データ、レセプトの投薬データ、並びにレセプトが紙で提出された場合に画像データとして保存されたレセプト画像番号等のレコードからなるテーブル(下段)とから構成されている。
【0038】図6は被保険者がスポーツ機関でスポーツをする際や、医療機関で診療を受ける際に使用するICカードのチップの概略構成を示す図である。
図6において6はICカードのチップである。61は情報処理、制御、記憶を行うCPU(中央処理装置)であり、62はCPU61が上記作業を行う際に使用する揮発性のメモリRAMであり、63はICカードを動作させる制御プログラムが格納されているメモリROMである。64は被保険者情報、スポーツ機関および医療機関利用情報等を記憶する不揮発性メモリEEPROMであり、65はスポーツ機関の端末2や医療機関の端末3に備えられたICカードリード/ライタとのデータの出入力を行うI/Oであり、66は上記したICカードチップ内の各構成部分を接続するバスである。
このICカードは接触型でも、カード自体に電源を必要としない電磁誘導方式等を用いた非接触型でもよい。
【0039】図7および図8はEEPROM64で管理されている情報の説明図である。
図7は被保険者情報エリアであり、被保険者のカード番号、交付年月日、被保険者記号番号、保険者コード、氏名、性別、住所、生年月日、連絡先、資格取得年月日、保険者コード、保険者名、所在地、連絡先、および累積ポイント等の情報からなる。
【0040】図8は被保険者がスポーツ機関や医療機関を利用した履歴情報のエリアであり、スポーツ機関を利用した際の履歴情報としてスポーツ機関コード、スポーツ機関名、実施スポーツ、利用年月日、開始時間、終了時間、利用時間、獲得ポイントおよび累積ポイント等の情報が記憶され、医療機関を利用した際の履歴情報として医療機関コード、医療機関名、診療科、診療日、利用したポイント数および累積ポイント数等の情報が記憶される。
ただし、磁気カードの場合にはICカードのような大量の情報を記憶することができないので、図7のような被保険者情報等のみが記憶される。
【0041】図9はスポーツ機関コンピュータセンタ2の概略構成を示すブロック図である。図において21はネットワーク5に接続され保険者のコンピュータシステム1等との通信を制御する通信制御装置であり、22は後述するデータベースサーバから保険者のコンピュータシステム1等へデータを送信等する際にその送受信管理を行う送受信管理サーバである。
23は被保険者のカード6から後述するカード端末のICカードリード/ライト部で読み取られたデータを管理し、検索や書き込み等を行うデータベースサーバであり、このデータベースサーバ23には被保険者の情報を格納する被保険者DB24が備えられている。
25は被保険者がスポーツ機関を利用する際にカード6からデータを読み取り、あるいはスポーツ機関から退出する際にカード6にデータを書き込むカード端末である。26はインストラクタが被保険者のスポーツ実施情報を管理したりスポーツメニュー等を計画等するために使用されるクライアントである。また、27はスポーツ機関のコンピュータシステム2内の各部を結ぶネットワークであるLANである。
なお、図9は大規模なスポーツ機関のコンピュータシステム構成を示したものであり、コンピュータシステムがカード端末25とクライアント26のみで構成され、被保険者DB24はクライアント26の外部記憶装置に格納されるものとしてもよい。
【0042】図10はカード端末25の概略構成を示す図である。図において251は端末2全体の制御および各種処理を行う制御部であり、252は被保険者のICカードの情報を読み取ったり端末内のメモリに格納されている情報をICカードに送信したりするICカードリード/ライト部である。254は被保険者にスポーツ実施記録や獲得ポイント、累積ポイント等の情報を表示するためのCTRディスプレイであり、被保険者はタッチパネル253の操作によりさまざまな情報を出入力することができる。255はICカードリード/ライト部252が読み取った被保険者のICカードの情報等を記憶するためのメモリ部であり、256は被保険者にスポーツ実施記録や獲得ポイント等を印字したシートを発行する記録紙発行部である。
なお、スポーツを実施した被保険者に対してポイントを発生させる手段はデータベースサーバ23の処理部に持たせても、カード端末制御部251に持たせてもよい。
【0043】図11は被保険者がスポーツ機関に入場した際にICカードから読み取った情報を記憶し、当該被保険者がスポーツ機関を退出する際にスポーツ実施記録やスポーツ実施により付与するポイント等を当該ICカードに送信するためのメモリ部255の情報エリアである。この情報エリアにはカード番号、保険者コード、被保険者記号番号、被保険者の氏名、住所、生年月日、連絡先、実施スポーツ、利用年月日、開始時間、終了時間、利用時間、獲得ポイントおよび累積ポイント等が記憶される。
【0044】図12は被保険者DB24の構成例を示したものである。図に示すように被保険者DBはカード番号、保険者コード、被保険者記号番号、氏名、性別、生年月日、住所、並びに累積ポイント等のレコードからなるテーブル(上段)と、被保険者ごとにスポーツ履歴を記憶するための、保険者コード、被保険者記号番号、実施スポーツ、利用年月日、開始時間、終了時間、利用時間およびスポーツをしたことにより獲得したポイント等のレコードからなるテーブル(下段)とから構成されている。
【0045】図13は医療機関のコンピュータセンタ3の概略構成を示す図である。図において31はネットワーク5に接続され保険者のコンピュータシステム1や審査機関のコンピュータセンタ4等との通信を制御する通信制御装置であり、32は後述するデータベースサーバから保険者のコンピュータシステム1や審査機関のコンピュータセンタ4へデータを送信等する際にその送受信管理を行う送受信管理サーバである。
33は被保険者のカード6から後述するカード端末のICカードリード/ライト部で読み取られたデータ、保険者のコンピュータシステム1や審査機関のコンピュータセンタ4へ送信するデータ等を管理し、検索や書き込み等を行うデータベースサーバであり、このデータベースサーバ33には被保険者の情報を格納する被保険者DB34A、保険者のコンピュータシステム1や審査機関のコンピュータセンタ4へ送信するレセプト情報等を格納する医療DB34Bが備えられている。
35は被保険者が医療機関を利用する際にカード6からデータを読み取り、退出する際にカード6に受診データ等を書き込むカード端末である。36は診療を受けた被保険者の診療記録やレセプトの作成等のために医局事務員が使用する医療事務コンピュータである。また、37は医療機関のコンピュータシステム3内の各部を結ぶネットワークであるLANである。
なお、図13は大規模な医療機関のコンピュータシステム構成を示したものであり、コンピュータシステムがカード端末35と医療事務コンピュータ36のみで構成され、被保険者DB34Aおよび医療DB34Bは医療事務コンピュータ36の外部記憶装置に格納されるものとしてもよい。
【0046】図14はカード端末35の概略構成を示す図である。図において351はカード端末35全体の制御および各種処理を行う制御部であり、352は被保険者のICカードの情報を読み取ったり端末内のメモリに格納されている情報をICカードに送信したりするICカードリード/ライト部である。354は被保険者が医療機関を利用した際に診療情報、利用ポイントおよび累積ポイント等を表示するためのCTRディスプレイであり、353は被保険者または医局事務員が被保険者の診療情報、被保険者本人負担分、利用ポイント等を出入力するためのタッチパネル、キーボード等の入力装置である。355はICカードリード/ライト部352が読み取った被保険者のICカードの情報等を記憶するためのメモリ部であり、356は被保険者に本人負担分や利用ポイント等を印字したレシートを発行する伝票発行部である。
なお、診療を受けた被保険者が利用できるポイントは、被保険者のICカードから読み取った累積ポイントからデータベースサーバ33の処理部またはカード端末の制御部351が自動的に算出する構成としてもよい。
【0047】図15は被保険者が医療機関で診療を受ける際にICカードから読み取った被保険者情報を記憶し、当該被保険者が診療を受けた記録等を当該ICカードに送信するためのメモリ部355の情報エリアである。この情報エリアには保険者コード、カード番号、被保険者記号番号、氏名、住所、生年月日、連絡先、診療科、診療日、診療明細、投薬明細、利用ポイントおよび累積ポイント等が記憶される。
【0048】図16は被保険者DB34Aの構成例を示したものである。図に示すように被保険者DBはカード番号、保険者コード、被保険者記号番号、氏名、性別、生年月日、住所、並びに累積ポイント等のレコードからなるテーブル(上段)と、被保険者ごとに診療履歴を記憶するための、保険者コード、被保険者記号番号、診療科、診療日、本人負担分を支払う際に利用したポイント、診断書に記載された診療明細および投薬明細等のレコードからなるテーブル(下段)とから構成されている。
【0049】図17は医療DB34Bの構成例を示したものである。図に示すように医療DBは医療機関で診療を受けた被保険者ごとの被保険者記号番号、診療を行った年月、当月の診療回数、レセプトに記載した当月の合計点数、被保険者が医療機関の窓口で利用したポイント、レセプトに記載した当月の診療合計点数と被保険者の本人負担分と利用ポイントとから算出し保険者に請求する請求点数、レセプト番号、レセプトの診療データおよびレセプトの投薬データ等のレコードからなるテーブルから構成されている。
【0050】図18は審査機関のコンピュータセンタ4の概略構成を示すブロック図である。図において41はネットワーク5に接続され保険者のコンピュータシステム1や医療機関のコンピュータシステム3等との通信を制御する通信制御装置であり、42は医療機関のコンピュータシステム3からのデータの受信や、後述するデータベースサーバから保険者のコンピュータシステム1へデータを送信等する際にその送受信管理を行う送受信管理サーバである。
43は医療機関のコンピュータシステム3から受信し、保険者のコンピュータシステム1へ送信するデータ等を管理し、検索や書き込み等を行うデータベースサーバであり、このデータベースサーバ43には医療機関から送信されたレセプト等の情報と当該レセプトおよびレセプト審査結果等を記憶する医療審査DB44が備えられている。
45は審査機関内でレセプトの審査等を行うためのクライアントであり、46は医療機関からレセプトが紙で送付されてきたときに光学的に読み取り医療審査DB44に格納するためのスキャナである。また、47は審査機関のコンピュータシステム4内の各部を結ぶネットワークであるLANである。
【0051】図19は医療審査DB44の構成例を示したものである。図に示すように医療審査DBは医療機関コード、医療機関の都道府県番号、医療機関名称、診療科、医療費請求対象の年月および審査機関が審査した後の審査点数等のレコードからなるテーブル(上段)と、医療機関コード、医療機関で診療を受けた被保険者ごとの被保険者記号番号、診療を受けた年月、当月の診療回数、医療機関がレセプトに記載した当月分の合計点数、被保険者が医療機関の窓口で利用したポイント、医療機関がレセプトに記載した当月の診療合計点数と被保険者の本人負担分と利用ポイントとから算出され医療機関から請求された請求点数、審査機関が審査した後の審査点数、レセプト番号、レセプトの診療データ、レセプトの投薬データ、並びにレセプトが紙で提出された場合に画像データとして保存されたレセプト画像番号等のレコードからなるテーブル(下段)とから構成されている。
【0052】なお、保険者自らが医療機関のレセプト等を審査する場合には医療機関のコンピュータシステム3から直接医療機関のコンピュータシステム1にレセプト等のデータが送信され、あるいはレセプトが紙で提出される。当該レセプト等の情報は図2の医療費DB15Cに格納された後、クライアント16で審査が行われて当該審査結果が医療費DB15Cに格納される。
【0053】以下に本発明を実施するための手順および処理について説明する。
(カードの発行からスポーツ機関への被保険者の登録まで)
保険者は図3上段のテーブルのレコードに基づき、図7の被保険者情報エリアに所定の事項が記憶されたカード6を被保険者に発行する。被保険者が自己の端末を用いて保険者のコンピュータセンタ1にアクセスし、スポーツ機関を利用したい地域、曜日、施設等の検索項目を入力するとデータベースサーバ14はスポーツ機関DB15Bから該当するスポーツ機関の情報を検索して被保険者の端末に送信する。または、被保険者が希望条件を電子メールでコンピュータセンタ1に送信すると保険者のクライアントオペレータがスポーツ機関DB15Bから被保険者の希望に沿ったスポーツ機関を探し出して電子メールで返信する。被保険者が希望するスポーツ機関にメンバー登録または利用予約を行うと、スポーツ機関のコンピュータセンタ2から保険者のコンピュータセンタ1にその情報が送信され、図4の当該スポーツ機関の利用者数レコードに1が加算される。
【0054】なお、被保険者がスポーツ機関の選定を行う前に、スポーツ医科で運動能力測定と健康診断を受け、また、食事、嗜好品の摂取や日常生活についての詳細なアンケート調査を受け、スポーツ医科等ではその結果に基づき被保険者に食生活へのアドバイスを行うとともに健康増進のためのスポーツメニューを提示することが望ましい。また、上記した被保険者に対するスポーツ医科での運動能力測定と健康診断、ならびに食事、嗜好品の摂取や日常生活についての詳細なアンケート調査やこれに基づく食生活へのアドバイスや健康増進のためのスポーツメニューの提示は一定期間、たとえば1年ごとに行うとしてもよい。
【0055】(被保険者がスポーツ機関を利用する場合)
図20は被保険者がスポーツ機関を利用する際の手順と処理の流れを示したものである。
被保険者はスポーツ機関に入場する際にカード6をカード端末25のICカードリード/ライト部252にかざす(ステップ101)。カード端末25は常に微弱な電波を発生し磁界をつくっているのでこの誘導電磁界をカード6が横切った際に起電力が発生し、カード6はこの起電力を電源として図7の被保険者情報エリアのデータからカード端末25が要求したデータを送信する(ステップ102)。カード端末25はカード番号や被保険者記号番号等から当該スポーツ機関に登録されているかまたは予約してある被保険者であることを確認したうえで、ICカードリード/ライト部252が受信したカード番号、被保険者記号番号、氏名、住所、年月日、連絡先、利用年月日、開始時間および累積ポイント等のデータをメモリ部255の図11の情報エリアに記憶する(ステップ103)。当該スポーツ機関が複数のスポーツ施設を保有している場合には端末25のCTRディスプレイ254にスポーツ施設を選択する画面が表示され、被保険者がタッチパネル253に触れて利用するスポーツ施設を選択すると図11の情報エリアに実施スポーツ項目も記憶される。
【0056】スポーツを終えた上記被保険者がスポーツ機関から退出する際にもカード6をカード端末25のICカードリード/ライト部252にかざす(ステップ104)。カード端末25は図11の情報エリアに終了時間、利用時間と、その利用時間から制御部251が発生した獲得ポイントとを記憶し、さらに入場時に記録された累積ポイントに上記ポイントを加算して累積ポイントを書き換えて記憶する(ステップ105)。
また、図11の情報エリアの実施スポーツ、利用年月日、開始時間、終了時間、利用時間、獲得ポイントおよび累積ポイント等のスポーツ実施記録とスポーツ機関コードおよびスポーツ機関名等のデータがICカードリード/ライト部252からカード6に送信され、EEROM64の図8に示す履歴情報エリアに記憶される(ステップ106)。このとき被保険者が実施スポーツ、利用年月日、開始時間、終了時間、利用時間、獲得ポイントおよび累積ポイント等の情報を知ることができるようにカード端末25のCTRディスプレイ254に表示し、伝票発行部から上記情報をプリントしたシートが発行される(ステップ107)。
なお、図11の情報エリアの累積ポイントはカード端末25から送信された獲得ポイントを受信したカード6のCPU61が演算してEEROM64に記憶するとしてもよい。
【0057】上記図11の情報エリアに記憶された情報はデータベースサーバ23に送信され、被保険者DB24の図12のテーブルに記憶される(ステップ108)。
上記図12のテーブルに記録された被保険者の被保険者記号番号、実施スポーツ、利用年月日、開始時間、終了時間、利用時間および獲得ポイントとスポーツ機関コードおよびスポーツ機関名等は定期的に、たとえば毎日1回とか一週間に1回とかの間隔でスポーツ機関のコンピュータシステム2から被保険者が加入している保険者のコンピュータシステム1に送信され(ステップ109)、保険者のコンピュータシステム1のデータベースサーバ14はこれらのデータを被保険者DBの図3中段のテーブルに記憶する(ステップ110)。
【0058】なお、被保険者がスポーツを始める前、終わったあとに行う体重、体脂肪、血圧および心拍数等の測定値をタッチパネル253で入力するとそれらのデータがCTRディスプレイ254に表示されるように構成してもよい。さらに、被保険者の自己管理やインストラクがスポーツ指導に活用等するために、ICカード6の図8の履歴情報エリア、スポーツ機関のカード端末25の図11の情報エリアならびにスポーツ機関の被保険者DBの図12のテーブルに上記体重、体脂肪、血圧および心拍数等をレコード項目として追加し、これらの測定値もデータとして記憶させることとしてもよい。
【0059】(被保険者が医療機関を利用する場合)
図21は被保険者が医療機関を利用する際の手順と処理の流れを示したものである。
医局受付において、被保険者または被保険者からカードを渡された医局事務員はカード6をカード端末35のICカードリード/ライト部352にかざす(ステップ201)。カード6は図7の被保険者情報エリアのデータからカード端末35が要求したデータを送信する(ステップ202)。
カード端末35はICカードリード/ライト部が受信したカード番号や被保険者記号番号等から被保険者が初診か再診かを確認したうえで、受信したカード番号、保険者コード、被保険者記号番号、氏名、住所、年月日、連絡先、診療科、および累積ポイント等のデータをメモリ部356の図15の情報エリアに記憶する(ステップ203)。この場合、被保険者が複数の診療科で診療を受けている場合は当日受けに来た診療科を入力装置353で入力する。また、医療機関が複数の診療科を有し、被保険者が初診のときは医局事務員が被保険者の症状を尋ねて入力装置353で該当する診療科を入力する。
【0060】上記被保険者が診療を終えて医局受付にカード6とともに診断書を提出し、カード6をカード端末35のICカードリード/ライト部352にかざすと(ステップ204)、カード端末35の図15の情報エリアのデータが呼び出されCTRディスプレイ354に表示される。医局事務員が診療日、利用ポイント、診療明細および投薬明細等のデータを入力装置353で入力すると、診療開始前に記憶されていた累積ポイントから上記利用ポイントが減算されて書き換えられ、診療日、利用ポイント、診療明細および投薬明細等と一緒に記憶される(ステップ205)。なお、利用ポイントは被保険者の申告どおりに入力されても、累積ポイントの一定割合が自動的に入力されるとしてもよい。再びカード6をカード端末35のICカードリード/ライト部352にかざすと(ステップ206)、図15のデータがカード6に送信され、EEROM64の図8に示す履歴情報エリアに記憶される(ステップ207)。このときCTRディスプレイ354には被保険者が診療内容、投薬内容、利用ポイントおよび累積ポイント等の情報を知ることができるように図15の情報が表示され、さらに伝票発行部357から上記CTRディスプレイ354表示情報と同一の情報が印字された伝票が排出される(ステップ208)。
【0061】上記図15の情報エリアに記憶された情報はデータベースサーバ33に送信され、被保険者DB34Aのテーブル図16に記憶される(ステップ209)。
上記図16のテーブルに記録された被保険者の被保険者記号番号、医療機関コード、診療科、診療日および利用ポイント等は一定期間ごと、たとえば毎日1回とか一週間に1回とかの間隔で医療機関のコンピュータシステム3から保険者のコンピュータシステム1に送信され(ステップ210)、保険者のコンピュータシステム1のデータベースサーバ14はこれらのデータを被保険者DBの図3下段のテーブルに記憶する(ステップ211)。
データベースサーバ14は定期的に、例えば一週間に1回とかの間隔で図3の被保険者DB中段テーブルと下段テーブルからデータを呼出し、被保険者ごとに累積ポイントを演算して、上記DBの上段テーブルの累積ポイントを書き直す(ステップ212)。
さらにデータベースサーバ14は定期的に、例えば一カ月に1回とかの間隔で図3の被保険者DBの上段テーブルからデータを呼出し、被保険者ごとの累積ポイントから保険料を改定し、上記DBの上段テーブルに記憶する(ステップ213)。
【0062】(医療機関からのレセプトの送付、その処理および審査)
図22は医療機関が作成し送信したレセプトを審査機関および/または保険者が処理、審査および記憶するまでの手順と処理の流れを示したものである。
医療機関の医局事務員は医療事務コンピュータ36を用いて図16のテーブルから被保険者ごとに1か月分のデータを抽出する(ステップ301)。このデータに基づき当月分の診療回数、合計点数、被保険者の利用ポイント、保険者に請求する点数、レセプト番号、診療データおよび投薬データ等からなるレセプトを作成する(ステップ302)。上記レセプトが医療事務コンピュータ36を用いて作成される場合は(ステップ303)、当該レセプトデータが図17のテーブルに記憶される(ステップ304)。図17のテーブルに記憶されたレセプトデータは審査機関のコンピュータシステム4や保険者のコンピュータシステム1に送信される(ステップ305)。レセプトが紙で作成された場合にはファックスや郵送で審査機関や保険者に届けられる(ステップ306)。
【0063】審査機関および/または保険者に届けられた紙で作成されたレセプトはスキャナ46および/またはスキャナ17で光学的に読み取られ(ステップ307)、クライアント45および/またはクライアント16でこれに医療機関コード、被保険者記号番号、診療年月、レセプト番号等の検索データを付される(ステップ308)。
上記医療機関のコンピュータシステム3から審査機関のコンピュータシステム4および/または保険者のコンピュータシステム1に送信されたレセプトデータ、または紙で作成され審査機関または保険者が処理したレセプトは、データベースサーバ43および/またはデータベースサーバ14で処理され医療審査DB44の図19のテーブルおよび/または医療費DB15Cの図5のテーブルに記憶される(ステップ309)。
審査機関および/または保険者はクライアント45および/またはクライアント16で医療審査DB44の図19のテーブルおよび/または医療費DB15Cの図5のテーブルからデータを呼び出しレセプトの審査を行う(ステップ310)。
審査後の点数は当該データベースの下段テーブルの審査点数レコードに記憶され、医療機関ごとに集計された審査点数が上段テーブルの審査点数レコードに記憶される(ステップ311)。
【0064】なお、医療機関のコンピュータシステム3から審査機関のコンピュータシステム4のみにレセプトデータが送信され、または医療機関から紙で作成されたレセプトが審査機関のみに届けられる場合は、当該審査機関がレセプトの審査を行ったうえで、図19のテーブルに記憶されたデータが保険者のコンピュータシステム1に送信され、図5のテーブルに記憶される。
保険者は医療費DB15Cの図5の上段テーブルの審査点数に基づいて医療機関ごとに支払金額を記憶し、支払い処理を行う。
【0065】
【発明の効果】
被保険者がスポーツ機関でスポーツを行って獲得したポイントに応じて当該被保険者の健康保険料や生命保険料、疾病保険料等が割り引かれ、および/または上記ポイントを診療を受けた医療機関に支払う本人負担分として利用することができるのでスポーツを通じて健康維持を図っている被保険者の保険料負担、医療費負担を軽減することができる。
【0066】また、本発明を採用することによりスポーツ習慣が国民に広まり、国民全体の健康増進を図ることができるので、国全体の医療費の低減を図ることができる。
【0067】さらに、スポーツ習慣を有するものはそうでないものよりも体力の低下が緩慢であり、高齢者となっても労働に従事できる十分な体力を有するものの割合が増加するので、将来予想される労働力不足も解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するためのシステムを示すブロック図。
【図2】保険者のコンピュータシステムの概略構成を示すブロック図。
【図3】保険者のコンピュータシステムのデータベース構成例。
【図4】保険者のコンピュータシステムのデータベース構成例。
【図5】保険者のコンピュータシステムのデータベース構成例。
【図6】被保険者が利用するICカードのチップの概略構成を示すブロック図。
【図7】ICカードのメモリで管理される情報エリアの構成例。
【図8】ICカードのメモリで管理される情報エリアの構成例。
【図9】スポーツ機関のコンピュータシステムの概略構成を示すブロック図。
【図10】スポーツ機関のカード端末の概略構成を示すブロック図。
【図11】スポーツ機関のカード端末メモリ部の情報エリアの構成例。
【図12】スポーツ機関のコンピュータシステムのデータベース構成例。
【図13】医療機関のコンピュータシステムの概略構成を示すブロック図。
【図14】医療機関のカード端末の概略構成を示すブロック図。
【図15】医療機関のカード端末メモリ部の情報エリアの構成例。
【図16】医療機関のコンピュータシステムのデータベース構成例。
【図17】医療機関のコンピュータシステムのデータベース構成例。
【図18】審査機関のコンピュータシステムの概略構成を示すブロック図。
【図19】審査機関のコンピュータシステムのデータベース構成例。
【図20】被保険者がスポーツ機関を利用した際の手順および処理を示すフローチャート。
【図21】被保険者が医療機関を利用した際の手順および処理を示すフローチャート。
【図22】医療機関が作成したレセプトが保険者で処理されるまでの手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 保険者のコンピュータシステム
11 制御装置
12 送受信管理サーバ
13 メールサーバ
14 データベースサーバ
15 データベース
16 クライアント
17 スキャナ
18 LAN
2 スポーツ機関のコンピュータシステム
21 通信制御装置
22 送受信管理サーバ
23 データベースサーバ
24 データベース
25 カード端末
251 制御部
252 ICカードリード/ライト部
253 タッチパネル
254 CTRディスプレイ
255 メモリ部
256 記録紙発行部
26 クライアント
27 LAN
3 医療機関のコンピュータシステム
31 通信制御装置
32 送受信管理サーバ
33 データベースサーバ
34 データベース
35 カード端末
351 制御部
352 ICカードリード/ライト部
353 入力装置
354 CTRディスプレイ
355 メモリ部
356 記録紙発行部
36 医療事務コンピュータ
37 LAN
4 審査機関のコンピュータシステム
41 通信制御装置
42 送受信管理サーバ
43 データベースサーバ
44 データベース
45 クライアント
46 スキャナ
47 LAN
5 ネットワーク
6 カード
61 CPU
62 RAM
63 ROM
64 EEROM
65 I/O
66 バス
【発明の属する技術分野】本発明は医療保険制度および死亡保険や疾病保険に加入している被保険者にスポーツを奨励して健康増進を図り、当該被保険者の保険料または医療費負担を軽減することにより国民医療費の低減を図るシステム並びに方法に関する。
【0002】
【従来の技術】医療保険制度は病気やけがをした時にわずかな負担で医療を受けられるように設けられた制度であり、国民は、法律で何らかの医療保険に加入することが義務づけられている。
医療保険制度の下では、診療を受けると一般の人は医療費の2割または3割、高齢者の場合は原則1割を医療機関の窓口で支払えば良く、残りの費用は被保険者、事業主の負担金および国庫からの補助金によってまかなわれている。
また、保険会社が運用する生命保険や疾病保険は多くの被保険者が補償額に応じて一定の保険料を支払い、集められた保険料を基金として保険適用期間中に死亡または保険対象の疾病で入院した被保険者に対して補償する制度である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし今日、膨れ上がる医療費を背景に、医療保険制度が破綻の危機に瀕している。
厚生労働省の調査によれば、1999年度分の国民医療費は30兆9337億円に達し、前年度より3.7%増となっており、なかでも70歳以上の高齢者の医療費を賄う老人保険制度が支払った額が8.4%増と高い伸びを示している。また、1998年に経済企画庁が公表した推計によれば2025年には国民医療費が50兆円に達する見通しであり、この国民医療費の増加の要因としても老人医療費の増加が指摘されている。このため、老人保険制度の見直し、すなわち自己負担分の増額が検討されている。
【0004】しかし、主な収入源を年金に頼っている高齢者の医療費負担を過度に重くすることは高齢者の受診機会を制限し時代の流れに逆行することになる。一方で、高齢者医療費の今日のような増加を招いた原因として、老人医療費支給制度が高齢者の健康への自覚を弱めて行き過ぎた受診を招いたことも指摘されている。
【0005】ところで1996年度に公表された文部省の「体力・運動能力調査」によれば、30歳から59歳までの全ての年齢層においてスポーツをする機会が多い人ほど体力が高く、適度なスポーツは人間の体力を高めることが明らかとなっている。また、運動習慣は血圧や中性脂肪、血糖値等の異常を少なくして、肥満、高脂血症、糖尿病や骨粗しょう症等のいわゆる生活習慣病を予防するなど健康の増進に役立つことも事実である。更に、スポーツ習慣を有する者は一般に健康への関心が高く、定期的に体重や血圧、体脂肪等をチェックして食事や飲酒等も自らコントロールする傾向が強い。
従って、このようなスポーツ習慣を有する者が増えれば医療に頼ることも少なくなり社会全体の医療費が低減され、保険適用期間中の死亡件数や入院件数等も低減されることから保険料の低減も図ることができる。
また、このようなスポーツ習慣を有する者は高齢者となっても年齢に見合った運動を心がけ健康に気を配るであろうから高齢者医療費の増加をも抑えることができる。
【0006】本発明は国民全体にスポーツ習慣へのインセンティブを高めて健康の増進を図り、今日問題となっている医療費の増加を抑えることを技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するためには、医療保険の被保険者および死亡保険や疾病保険の被保険者がスポーツ機関でスポーツをした際にポイントを付与して、保険者がそのポイント数に応じて当該被保険者の保険料を低減するシステムを構築すれば良い。
【0008】本第一発明は上記システムをコンピュータシステムとネットワークにより構築するものであって、
被保険者のスポーツ機関への出入場を管理する出入場管理部、
スポーツを実施した上記被保険者のポイントを発生するポイント発生手段、
上記被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントを記憶する記憶部、上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備えるスポーツ機関のコンピュータシステムと、
被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントおよび保険料を記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
上記被保険者の保険料の改定を行う保険料改定手段、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える保険者のコンピュータシステムと、
上記スポーツ機関のコンピュータシステムと保険者のコンピュータシステムとを結ぶネットワークと、
から構成されるスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減するシステムに特徴を有するものである。
【0009】上記被保険者のスポーツ機関への出入場を管理する出入場管理部は当該被保険者が出入場の際に自己の身分を手で入力する端末であってもよいが、この出入場管理部は、被保険者が出入場する際に被保険者の身分を明らかにするデータが記憶されているカードからデータを読取る端末であってもよい。
【0010】従って本第二発明は、スポーツ機関の出入場管理部が、被保険者のカードからデータを受信する手段を備える本第一発明のシステムに特徴を有するものである。
【0011】スポーツ機関でスポーツをした被保険者の保険料を軽減する別の手段として、被保険者がスポーツ機関でスポーツをした際にポイントを付与するとともに、当該被保険者はそのポイントを医療機関で診療を受けた際に自己負担分として利用することができ、上記スポーツ機関でスポーツをした際に付与されたポイントと医療機関で診療を受けた際に利用したポイントとの差を保険者が管理しそのポイント数に応じて当該被保険者の保険料を低減するシステムを構築することもできる。
【0012】本第三発明はこのようなシステムをコンピュータシステムとネットワークで構築するものであって、
被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
スポーツを実施した上記被保険者のポイントを発生するポイント発生手段、
上記被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントを記憶する記憶部、上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備えるスポーツ機関のコンピュータシステムと、
被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
診療を受けた上記被保険者が利用したポイントまたは演算されたポイントを入力するポイント入力手段、
上記被保険者の被保険者情報、診療情報、ポイントを記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える医療機関のコンピュータシステムと、
被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントおよび保険料を記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
上記被保険者の保険料の改定を行う保険料改定手段、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える保険者のコンピュータシステムと、
上記保険者のコンピュータシステムが上記スポーツ機関のコンピュータシステムと医療機関のコンピュータシステムとに結ばれるネットワークと、
から構成されるスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減するシステムに特徴を有するものである。
【0013】上記第一から第三の発明はスポーツ機関でスポーツをした被保険者の保険料を軽減するためのシステムであるが、保険料は低減せずに被保険者がスポーツ機関でスポーツをした際にポイントを付与するとともに、当該被保険者はそのポイントを医療機関で診療を受けた際に自己負担分として利用するシステムを構築することもできる。
【0014】本第四発明は上記システムをコンピュータシステムとネットワークとにより構成するものであって、
被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
スポーツを実施した上記被保険者のポイントを発生するポイント発生手段、
上記被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントを記憶する記憶部、上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備えるスポーツ機関のコンピュータシステムと、
被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
診療を受けた上記被保険者が利用したポイントまたは演算されたポイントを入力するポイント入力手段、
上記被保険者の被保険者情報、診療情報、ポイントを記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える医療機関のコンピュータシステムと、
被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントおよび保険料を記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える保険者のコンピュータシステムと、
上記保険者のコンピュータシステムが上記スポーツ機関のコンピュータシステムと医療機関のコンピュータシステムとに結ばれるネットワークと、
から構成されるスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の医療費負担を軽減するシステムに特徴を有するものである。
【0015】また本発明において保険者とは、市町村や健康保険組合のような医療保険制度の保険者と死亡保険や疾病保険を運用する保険会社とを含むものであり、本第六発明は、保険者のコンピュータシステムが医療保険機関または生命保険、疾病保険の保険会社のコンピュータシステムである本第一発明から第四発明のスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料または医療費負担を軽減するシステムに特徴を有するものである。
【0016】本第六発明は、
被保険者のスポーツ機関への出入場を管理する出入場管理部、
スポーツを実施した上記被保険者のポイントを発生するポイント発生手段、
上記被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントを記憶する記憶部、上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える本第一発明のシステムのスポーツ機関のコンピュータシステム、
である。
【0017】本第七発明は、
被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
スポーツを実施した上記被保険者のポイントを発生するポイント発生手段、
上記被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントを記憶する記憶部、上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える本第二発明から第四発明のシステムのスポーツ機関のコンピュータシステム、
である。
【0018】本第八発明は、
被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
診療を受けた上記被保険者が利用したポイントまたは演算されたポイントを入力するポイント入力手段、
上記被保険者の被保険者情報、診療情報、ポイントを記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える本第三発明または第四発明のシステムの医療機関のコンピュータシステム、
である。
【0019】本第九発明は、
被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントおよび保険料を記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
上記被保険者の保険料の改定を行う保険料改定手段、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える本第一発明から第三発明のシステムの保険者のコンピュータシステム、である。
【0020】本第十発明は、
被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントおよび保険料を記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える本第四発明のシステムの保険者のコンピュータシステム。
【0021】上記第三、第四発明のように、被保険者の出入場をカードで管理し、当該被保険者がスポーツ機関でスポーツをした際にポイントを付与するとともに、当該被保険者はそのポイントを医療機関で診療を受けた際に自己負担分として利用することができるとするためには、上記カードを少なくとも当該被保険者の身分を明らかにする情報と上記スポーツ機関でスポーツをした際に付与されたポイントと医療機関で診療を受けた際に利用したポイントとの累積ポイントを記憶する記憶エリアを有するカードとすることが望ましい。
【0022】本第十一発明は、少なくとも被保険者情報と累積ポイントを記憶する記憶エリアを有する本第三または第四発明のシステムで利用されるカードに特徴を有するものである。
【0023】本発明の第十二から第十六は上記した本第一発明から第五発明までのシステムを用いてスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減する方法である。
【0024】本第十二発明は、
本第一発明のシステムを用いてスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減する方法であって、
スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記被保険者の被保険者情報を取得し記憶するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記被保険者情報を記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのポイント発生手段が、スポーツを実施した上記被保険者にポイントを発生するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記ポイントを記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部のデータを読み込み、送受信管理部が当該記憶部のデータを保険者コンピュータシステムに送信するステップ、
保険者のコンピュータシステムの送受信管理部が上記スポーツ機関コンピュータシステムから送信されたデータを受信するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が、上記送受信管理部がスポーツ機関コンピュータシステムから受信したデータを記憶部に書き込むステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部からデータを呼び出して被保険者ごとに累積ポイントを演算するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記累積ポイントを上記記憶部に書き込むステップ、
保険者のコンピュータシステムの保険料改定手段が上記累積ポイントに基づき保険料を改定するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記改定された保険料を上記記憶部に書き込むステップ、
を実行する被保険者の保険料を軽減する方法。
【0025】本第十三発明は、
本第十二発明において、スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が被保険者情報を取得し記憶するステップが、被保険者のカードからデータを受信するステップである、本第二発明のシステムを用いてスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減する方法。
【0026】本第十四発明は、
本第三発明のシステムと本第十一発明のカードを用いてスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減する方法であって、
スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記被保険者のデータを上記カードから取得し記憶するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が、上記被保険者のデータを記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのポイント発生手段がスポーツを実施した上記被保険者にポイントを発生するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記ポイントを上記カードに送信し、当該カードの制御部が累積ポイントを演算して記憶エリアに記憶するか、または上記出入場管理部が累積ポイントを演算して当該カードに送信し、当該カードの記憶エリアに記憶するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記ポイントを記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部のデータを読み込み、送受信管理部が当該記憶部のデータを保険者コンピュータシステムに送信するステップ、
医療機関のコンピュータシステムの出入場管理部が被保険者のカードからデータを受信し記憶するステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記データを記憶部に書き込むステップ、
医療機関のコンピュータシステムのポイント入力手段が、診療を受けた上記被保険者が利用したポイントまたは演算されたポイントを入力するステップ、
医療機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記ポイントを上記カードに送信し、当該カードの制御部が累積ポイントを演算して記憶エリアに記憶するか、または上記出入場管理部が累積ポイントを演算して当該カードに送信し、当該カードの記憶エリアに記憶するステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記ポイントを記憶部に書き込むステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部のデータを読み込み、送受信管理部が当該記憶部のデータを保険者コンピュータシステムに送信するステップ、
保険者のコンピュータシステムの送受信管理部が上記スポーツ機関のコンピュータシステムおよび上記医療機関のコンピュータシステムから送信されたデータを受信するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が、上記送受信管理部がスポーツ機関コンピュータシステムおよび上記医療機関のコンピュータシステムから受信したデータを記憶部に書き込むステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部からデータを呼び出して被保険者ごとに累積ポイントを演算するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記累積ポイントを上記記憶部に書き込むステップ、
保険者のコンピュータシステムの保険料改定手段が上記累積ポイントに基づき保険料を改定するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記改定された保険料を上記記憶部に書き込むステップ、
を実行する被保険者の保険料を軽減する方法である。
【0027】本第十五発明は、
本第四発明のシステムと本第十一発明のカードを用いてスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の医療費負担を軽減する方法であって、
スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記被保険者のデータを上記カードから取得し記憶するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が、上記被保険者のデータを記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのポイント発生手段がスポーツを実施した上記被保険者にポイントを発生するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記ポイントを上記カードに送信し、当該カードの制御部が累積ポイントを演算して記憶エリアに記憶するか、または上記出入場管理部が累積ポイントを演算して当該カードに送信し、当該カードの記憶エリアに記憶するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記ポイントを記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部のデータを読み込み、送受信管理部が当該記憶部のデータを保険者コンピュータシステムに送信するステップ、
医療機関のコンピュータシステムの出入場管理部が被保険者のカードからデータを受信し記憶するステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記データを記憶部に書き込むステップ、
医療機関のコンピュータシステムのポイント入力手段が、診療を受けた上記被保険者が利用したポイントまたは演算されたポイントを入力するステップ、
医療機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記ポイントを上記カードに送信し、当該カードの制御部が累積ポイントを演算して記憶エリアに記憶するか、または上記出入場管理部が累積ポイントを演算して当該カードに送信し、当該カードの記憶エリアに記憶するステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記ポイントを記憶部に書き込むステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部のデータを読み込み、送受信管理部が当該記憶部のデータを保険者コンピュータシステムに送信するステップ、
保険者のコンピュータシステムの送受信管理部が上記スポーツ機関のコンピュータシステムおよび上記医療機関のコンピュータシステムから送信されたデータを受信するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が、上記送受信管理部がスポーツ機関コンピュータシステムおよび上記医療機関のコンピュータシステムから受信したデータを記憶部に書き込むステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部からデータを呼び出して被保険者ごとに累積ポイントを演算するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記累積ポイントを上記記憶部に書き込むステップ、
を実行する被保険者の医療費負担を軽減する方法。
【0028】本第十六発明は、保険者のコンピュータシステムが医療保険機関または生命保険、疾病保険の保険会社のコンピュータシステムである本第七から第十発明のスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の医療費負担を軽減する方法、である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明を実施するためのシステムを示すブロック図である。図1において1は保険者のコンピュータシステムであり、2はスポーツ機関すなわち民間や公共のスポーツセンタ、たとえばスポーツジム、エアロビクス教室、プール等や、企業や学校の体育館、運動場、プール等に設置されるコンピュータシステムである。学校を含めるのは民間や公共のスポーツセンタの数が少なく都市部に集中しているのに対して学校はどの市町村にもあり、スポーツ設備を設置して学校側が体育館や運動場を使用しない時間を利用すれば国民全体にスポーツをする機会を容易に与えることができるからである。3は医療機関のコンピュータシステムであり、4は国保連合会や支払基金等の審査機関のコンピュータシステムである。5は上記した保険者のコンピュータセンタ1とスポーツ機関のコンピュータシステム2と医療機関のコンピュータシステム3と審査機関のコンピュータコンピュータシステム4とを結ぶネットワークである。
【0030】審査機関のコンピュータシステム4は医療機関のコンピュータシステム3から送信されたレセプト情報を受信し、医療費審査結果を保険者のコンピュータシステム1に通知するためのものであるが、レセプト情報が医療機関のコンピュータシステム3から保険者のコンピュータシステム1に直接送信され、当該保険者自らが医療費の審査行う場合には上記審査機関のコンピュータシステム4は必要がない。また、保険者のコンピュータシステム1が生命保険や疾病保険の保険会社のコンピュータシステムであるときも上記審査機関のコンピュータシステム4は必要がない。
【0031】6は保険者から被保険者に発行され、スポーツ機関でスポーツをする際や、医療機関で診療を受ける際に使用する磁気カード、ICカードまたはCD−RW(書き換え型コンパクトディスク)を矩形にしたカード型光メディア等のカードである。
【0032】図2は保険者のコンピュータシステム1の概略構成を示すブロック図である。図2において11はネットワーク5に接続されスポーツ機関のコンピュータシステム2や医療機関のコンピュータシステム3等との通信を制御する通信制御装置であり、12はスポーツ機関のコンピュータシステム2や医療機関のコンピュータシステム3等から送信されたデータをコンピュータシステム1内の後述するデータベースサーバに引き渡したり、当該データベースサーバからスポーツ機関のコンピュータシステム2や医療機関のコンピュータシステム3等へデータを送信したり、被保険者のパソコン、携帯電話や双方向テレビジョン等の端末に対して上記データベースサーバにデータベースとして蓄積されている情報を提供する際にその送受信管理を行う送受信管理サーバである。13は被保険者の端末からの電子メールによる問い合わせおよびそれに対する返答や、各種情報を被保険者の端末に電子メールで発行するためのメールサーバである。
【0033】14はスポーツ機関のコンピュータシステム2や医療機関のコンピュータシステム3等から受診したデータを管理し、検索や書き込み、改定保険料の演算等を行うデータベースサーバであり、このデータベースサーバ14には被保険者の情報を格納する被保険者データベース(以下、被保険者DBと記す。)15A、スポーツ機関の情報を格納するスポーツ機関データベース(以下、スポーツ機関DBと記す。)15B、医療機関や審査機関からのレセプト情報やレセプト審査結果等を格納する医療費データベース(以下、医療費DBと記す。)15Cが備えられている。
【0034】16はレセプトの審査、医療機関への支払処理および被保険者が用いるカード6の発行等に利用されるクライアントである。17は医療機関からレセプトが紙で送付されてきたときに光学的に読み取り医療費DB15Cに格納するためのスキャナである。また、18は保険者コンピュータシステム1内の各部を結ぶネットワークであるLANである。
なお、データベースサーバ14の処理部が改定保険料を演算する代わりに、クライアント16でオペレータが入力する構成でもよい。
【0035】図3は被保険者が医療機関の窓口で本人負担分を支払う際にスポーツ実施によるポイントを利用でき、スポーツ実施によるポイントと医療機関で診療を受けた際に利用したポイントの差により保険料を改定するとした場合の被保険者DB15Aの構成例を示したものである。図に示すように被保険者DBは保険者が発行したカード6の番号、発行年月日、被保険者記号番号、氏名、性別、生年月日、住所、連絡先、資格取得年月日等の基本情報並びにスポーツ機関でスポーツを実施した際に獲得したポイントと医療機関で診療を受けた際に利用したポイントとの差である累積ポイント、被保険者の標準報酬に負担率を掛けた基本保険料および基本保険料と上記累積ポイントとから改定された後の改定保険料等のレコードからなるテーブル(上段)と、被保険者ごとにスポーツ実施履歴等を記憶するための、被保険者記号番号、当該被保険者が利用したスポーツ機関コード、実施したスポーツ、スポーツ機関を利用した年月日、開始時間、終了時間、スポーツ機関を利用した時間およびスポーツをしたことにより獲得したポイント等のレコードからなるテーブル(中段)と、被保険者ごとに医療機関で受診した履歴を記憶するための、被保険者記号番号、被保険者が診療を受けた医療機関のコード、診療科、診療日、被保険者本人負担分を金銭で支払うかわりに利用したポイント等のレコードからなるテーブル(下段)とから構成されている。
【0036】図4はスポーツ機関DB15B構成例を示したものである。図に示すようにスポーツ機関DBはスポーツ機関コード、スポーツ機関名、スポーツ機関の施設、所在地、連絡先、定員、現在の利用者数、定員から利用者数を差し引いた空数等のレコードからなるテーブルから構成されている。なお、現在の利用者数、利用者空数は曜日および時間帯ごとに区分されていてもよい。
また、上記レコードには画像データ番号の項目が含まれ、施設の外観、内部ならびに所在地の地図等の画像ファイルを格納したデータベースがあり、それらの画像は上記画像データ番号を参照して抽出されるように構成することもできる。
【0037】図5は医療費DB15Cの構成例を示したものである。図に示すように医療費DBは医療機関から送付されたレセプトを審査した審査機関名、医療費支払先である医療機関の医療機関コード、医療機関の都道府県番号、医療機関名称、診療科、医療費請求対象の年月、審査機関が審査した後の審査点数および医療機関に支払う保険料等のレコードからなるテーブル(上段)と、医療機関コード、医療機関で診療を受けた被保険者ごとの被保険者記号番号、診療を受けた年月、当月の診療回数、医療機関がレセプトに記載した当月分の合計点数、被保険者が医療機関の窓口で利用したポイント、医療機関がレセプトに記載した当月分の診療合計点数と被保険者の本人負担分と利用ポイントとから算出され保険者に請求された請求点数、審査機関が審査した後の審査点数、レセプト番号、レセプトの診療データ、レセプトの投薬データ、並びにレセプトが紙で提出された場合に画像データとして保存されたレセプト画像番号等のレコードからなるテーブル(下段)とから構成されている。
【0038】図6は被保険者がスポーツ機関でスポーツをする際や、医療機関で診療を受ける際に使用するICカードのチップの概略構成を示す図である。
図6において6はICカードのチップである。61は情報処理、制御、記憶を行うCPU(中央処理装置)であり、62はCPU61が上記作業を行う際に使用する揮発性のメモリRAMであり、63はICカードを動作させる制御プログラムが格納されているメモリROMである。64は被保険者情報、スポーツ機関および医療機関利用情報等を記憶する不揮発性メモリEEPROMであり、65はスポーツ機関の端末2や医療機関の端末3に備えられたICカードリード/ライタとのデータの出入力を行うI/Oであり、66は上記したICカードチップ内の各構成部分を接続するバスである。
このICカードは接触型でも、カード自体に電源を必要としない電磁誘導方式等を用いた非接触型でもよい。
【0039】図7および図8はEEPROM64で管理されている情報の説明図である。
図7は被保険者情報エリアであり、被保険者のカード番号、交付年月日、被保険者記号番号、保険者コード、氏名、性別、住所、生年月日、連絡先、資格取得年月日、保険者コード、保険者名、所在地、連絡先、および累積ポイント等の情報からなる。
【0040】図8は被保険者がスポーツ機関や医療機関を利用した履歴情報のエリアであり、スポーツ機関を利用した際の履歴情報としてスポーツ機関コード、スポーツ機関名、実施スポーツ、利用年月日、開始時間、終了時間、利用時間、獲得ポイントおよび累積ポイント等の情報が記憶され、医療機関を利用した際の履歴情報として医療機関コード、医療機関名、診療科、診療日、利用したポイント数および累積ポイント数等の情報が記憶される。
ただし、磁気カードの場合にはICカードのような大量の情報を記憶することができないので、図7のような被保険者情報等のみが記憶される。
【0041】図9はスポーツ機関コンピュータセンタ2の概略構成を示すブロック図である。図において21はネットワーク5に接続され保険者のコンピュータシステム1等との通信を制御する通信制御装置であり、22は後述するデータベースサーバから保険者のコンピュータシステム1等へデータを送信等する際にその送受信管理を行う送受信管理サーバである。
23は被保険者のカード6から後述するカード端末のICカードリード/ライト部で読み取られたデータを管理し、検索や書き込み等を行うデータベースサーバであり、このデータベースサーバ23には被保険者の情報を格納する被保険者DB24が備えられている。
25は被保険者がスポーツ機関を利用する際にカード6からデータを読み取り、あるいはスポーツ機関から退出する際にカード6にデータを書き込むカード端末である。26はインストラクタが被保険者のスポーツ実施情報を管理したりスポーツメニュー等を計画等するために使用されるクライアントである。また、27はスポーツ機関のコンピュータシステム2内の各部を結ぶネットワークであるLANである。
なお、図9は大規模なスポーツ機関のコンピュータシステム構成を示したものであり、コンピュータシステムがカード端末25とクライアント26のみで構成され、被保険者DB24はクライアント26の外部記憶装置に格納されるものとしてもよい。
【0042】図10はカード端末25の概略構成を示す図である。図において251は端末2全体の制御および各種処理を行う制御部であり、252は被保険者のICカードの情報を読み取ったり端末内のメモリに格納されている情報をICカードに送信したりするICカードリード/ライト部である。254は被保険者にスポーツ実施記録や獲得ポイント、累積ポイント等の情報を表示するためのCTRディスプレイであり、被保険者はタッチパネル253の操作によりさまざまな情報を出入力することができる。255はICカードリード/ライト部252が読み取った被保険者のICカードの情報等を記憶するためのメモリ部であり、256は被保険者にスポーツ実施記録や獲得ポイント等を印字したシートを発行する記録紙発行部である。
なお、スポーツを実施した被保険者に対してポイントを発生させる手段はデータベースサーバ23の処理部に持たせても、カード端末制御部251に持たせてもよい。
【0043】図11は被保険者がスポーツ機関に入場した際にICカードから読み取った情報を記憶し、当該被保険者がスポーツ機関を退出する際にスポーツ実施記録やスポーツ実施により付与するポイント等を当該ICカードに送信するためのメモリ部255の情報エリアである。この情報エリアにはカード番号、保険者コード、被保険者記号番号、被保険者の氏名、住所、生年月日、連絡先、実施スポーツ、利用年月日、開始時間、終了時間、利用時間、獲得ポイントおよび累積ポイント等が記憶される。
【0044】図12は被保険者DB24の構成例を示したものである。図に示すように被保険者DBはカード番号、保険者コード、被保険者記号番号、氏名、性別、生年月日、住所、並びに累積ポイント等のレコードからなるテーブル(上段)と、被保険者ごとにスポーツ履歴を記憶するための、保険者コード、被保険者記号番号、実施スポーツ、利用年月日、開始時間、終了時間、利用時間およびスポーツをしたことにより獲得したポイント等のレコードからなるテーブル(下段)とから構成されている。
【0045】図13は医療機関のコンピュータセンタ3の概略構成を示す図である。図において31はネットワーク5に接続され保険者のコンピュータシステム1や審査機関のコンピュータセンタ4等との通信を制御する通信制御装置であり、32は後述するデータベースサーバから保険者のコンピュータシステム1や審査機関のコンピュータセンタ4へデータを送信等する際にその送受信管理を行う送受信管理サーバである。
33は被保険者のカード6から後述するカード端末のICカードリード/ライト部で読み取られたデータ、保険者のコンピュータシステム1や審査機関のコンピュータセンタ4へ送信するデータ等を管理し、検索や書き込み等を行うデータベースサーバであり、このデータベースサーバ33には被保険者の情報を格納する被保険者DB34A、保険者のコンピュータシステム1や審査機関のコンピュータセンタ4へ送信するレセプト情報等を格納する医療DB34Bが備えられている。
35は被保険者が医療機関を利用する際にカード6からデータを読み取り、退出する際にカード6に受診データ等を書き込むカード端末である。36は診療を受けた被保険者の診療記録やレセプトの作成等のために医局事務員が使用する医療事務コンピュータである。また、37は医療機関のコンピュータシステム3内の各部を結ぶネットワークであるLANである。
なお、図13は大規模な医療機関のコンピュータシステム構成を示したものであり、コンピュータシステムがカード端末35と医療事務コンピュータ36のみで構成され、被保険者DB34Aおよび医療DB34Bは医療事務コンピュータ36の外部記憶装置に格納されるものとしてもよい。
【0046】図14はカード端末35の概略構成を示す図である。図において351はカード端末35全体の制御および各種処理を行う制御部であり、352は被保険者のICカードの情報を読み取ったり端末内のメモリに格納されている情報をICカードに送信したりするICカードリード/ライト部である。354は被保険者が医療機関を利用した際に診療情報、利用ポイントおよび累積ポイント等を表示するためのCTRディスプレイであり、353は被保険者または医局事務員が被保険者の診療情報、被保険者本人負担分、利用ポイント等を出入力するためのタッチパネル、キーボード等の入力装置である。355はICカードリード/ライト部352が読み取った被保険者のICカードの情報等を記憶するためのメモリ部であり、356は被保険者に本人負担分や利用ポイント等を印字したレシートを発行する伝票発行部である。
なお、診療を受けた被保険者が利用できるポイントは、被保険者のICカードから読み取った累積ポイントからデータベースサーバ33の処理部またはカード端末の制御部351が自動的に算出する構成としてもよい。
【0047】図15は被保険者が医療機関で診療を受ける際にICカードから読み取った被保険者情報を記憶し、当該被保険者が診療を受けた記録等を当該ICカードに送信するためのメモリ部355の情報エリアである。この情報エリアには保険者コード、カード番号、被保険者記号番号、氏名、住所、生年月日、連絡先、診療科、診療日、診療明細、投薬明細、利用ポイントおよび累積ポイント等が記憶される。
【0048】図16は被保険者DB34Aの構成例を示したものである。図に示すように被保険者DBはカード番号、保険者コード、被保険者記号番号、氏名、性別、生年月日、住所、並びに累積ポイント等のレコードからなるテーブル(上段)と、被保険者ごとに診療履歴を記憶するための、保険者コード、被保険者記号番号、診療科、診療日、本人負担分を支払う際に利用したポイント、診断書に記載された診療明細および投薬明細等のレコードからなるテーブル(下段)とから構成されている。
【0049】図17は医療DB34Bの構成例を示したものである。図に示すように医療DBは医療機関で診療を受けた被保険者ごとの被保険者記号番号、診療を行った年月、当月の診療回数、レセプトに記載した当月の合計点数、被保険者が医療機関の窓口で利用したポイント、レセプトに記載した当月の診療合計点数と被保険者の本人負担分と利用ポイントとから算出し保険者に請求する請求点数、レセプト番号、レセプトの診療データおよびレセプトの投薬データ等のレコードからなるテーブルから構成されている。
【0050】図18は審査機関のコンピュータセンタ4の概略構成を示すブロック図である。図において41はネットワーク5に接続され保険者のコンピュータシステム1や医療機関のコンピュータシステム3等との通信を制御する通信制御装置であり、42は医療機関のコンピュータシステム3からのデータの受信や、後述するデータベースサーバから保険者のコンピュータシステム1へデータを送信等する際にその送受信管理を行う送受信管理サーバである。
43は医療機関のコンピュータシステム3から受信し、保険者のコンピュータシステム1へ送信するデータ等を管理し、検索や書き込み等を行うデータベースサーバであり、このデータベースサーバ43には医療機関から送信されたレセプト等の情報と当該レセプトおよびレセプト審査結果等を記憶する医療審査DB44が備えられている。
45は審査機関内でレセプトの審査等を行うためのクライアントであり、46は医療機関からレセプトが紙で送付されてきたときに光学的に読み取り医療審査DB44に格納するためのスキャナである。また、47は審査機関のコンピュータシステム4内の各部を結ぶネットワークであるLANである。
【0051】図19は医療審査DB44の構成例を示したものである。図に示すように医療審査DBは医療機関コード、医療機関の都道府県番号、医療機関名称、診療科、医療費請求対象の年月および審査機関が審査した後の審査点数等のレコードからなるテーブル(上段)と、医療機関コード、医療機関で診療を受けた被保険者ごとの被保険者記号番号、診療を受けた年月、当月の診療回数、医療機関がレセプトに記載した当月分の合計点数、被保険者が医療機関の窓口で利用したポイント、医療機関がレセプトに記載した当月の診療合計点数と被保険者の本人負担分と利用ポイントとから算出され医療機関から請求された請求点数、審査機関が審査した後の審査点数、レセプト番号、レセプトの診療データ、レセプトの投薬データ、並びにレセプトが紙で提出された場合に画像データとして保存されたレセプト画像番号等のレコードからなるテーブル(下段)とから構成されている。
【0052】なお、保険者自らが医療機関のレセプト等を審査する場合には医療機関のコンピュータシステム3から直接医療機関のコンピュータシステム1にレセプト等のデータが送信され、あるいはレセプトが紙で提出される。当該レセプト等の情報は図2の医療費DB15Cに格納された後、クライアント16で審査が行われて当該審査結果が医療費DB15Cに格納される。
【0053】以下に本発明を実施するための手順および処理について説明する。
(カードの発行からスポーツ機関への被保険者の登録まで)
保険者は図3上段のテーブルのレコードに基づき、図7の被保険者情報エリアに所定の事項が記憶されたカード6を被保険者に発行する。被保険者が自己の端末を用いて保険者のコンピュータセンタ1にアクセスし、スポーツ機関を利用したい地域、曜日、施設等の検索項目を入力するとデータベースサーバ14はスポーツ機関DB15Bから該当するスポーツ機関の情報を検索して被保険者の端末に送信する。または、被保険者が希望条件を電子メールでコンピュータセンタ1に送信すると保険者のクライアントオペレータがスポーツ機関DB15Bから被保険者の希望に沿ったスポーツ機関を探し出して電子メールで返信する。被保険者が希望するスポーツ機関にメンバー登録または利用予約を行うと、スポーツ機関のコンピュータセンタ2から保険者のコンピュータセンタ1にその情報が送信され、図4の当該スポーツ機関の利用者数レコードに1が加算される。
【0054】なお、被保険者がスポーツ機関の選定を行う前に、スポーツ医科で運動能力測定と健康診断を受け、また、食事、嗜好品の摂取や日常生活についての詳細なアンケート調査を受け、スポーツ医科等ではその結果に基づき被保険者に食生活へのアドバイスを行うとともに健康増進のためのスポーツメニューを提示することが望ましい。また、上記した被保険者に対するスポーツ医科での運動能力測定と健康診断、ならびに食事、嗜好品の摂取や日常生活についての詳細なアンケート調査やこれに基づく食生活へのアドバイスや健康増進のためのスポーツメニューの提示は一定期間、たとえば1年ごとに行うとしてもよい。
【0055】(被保険者がスポーツ機関を利用する場合)
図20は被保険者がスポーツ機関を利用する際の手順と処理の流れを示したものである。
被保険者はスポーツ機関に入場する際にカード6をカード端末25のICカードリード/ライト部252にかざす(ステップ101)。カード端末25は常に微弱な電波を発生し磁界をつくっているのでこの誘導電磁界をカード6が横切った際に起電力が発生し、カード6はこの起電力を電源として図7の被保険者情報エリアのデータからカード端末25が要求したデータを送信する(ステップ102)。カード端末25はカード番号や被保険者記号番号等から当該スポーツ機関に登録されているかまたは予約してある被保険者であることを確認したうえで、ICカードリード/ライト部252が受信したカード番号、被保険者記号番号、氏名、住所、年月日、連絡先、利用年月日、開始時間および累積ポイント等のデータをメモリ部255の図11の情報エリアに記憶する(ステップ103)。当該スポーツ機関が複数のスポーツ施設を保有している場合には端末25のCTRディスプレイ254にスポーツ施設を選択する画面が表示され、被保険者がタッチパネル253に触れて利用するスポーツ施設を選択すると図11の情報エリアに実施スポーツ項目も記憶される。
【0056】スポーツを終えた上記被保険者がスポーツ機関から退出する際にもカード6をカード端末25のICカードリード/ライト部252にかざす(ステップ104)。カード端末25は図11の情報エリアに終了時間、利用時間と、その利用時間から制御部251が発生した獲得ポイントとを記憶し、さらに入場時に記録された累積ポイントに上記ポイントを加算して累積ポイントを書き換えて記憶する(ステップ105)。
また、図11の情報エリアの実施スポーツ、利用年月日、開始時間、終了時間、利用時間、獲得ポイントおよび累積ポイント等のスポーツ実施記録とスポーツ機関コードおよびスポーツ機関名等のデータがICカードリード/ライト部252からカード6に送信され、EEROM64の図8に示す履歴情報エリアに記憶される(ステップ106)。このとき被保険者が実施スポーツ、利用年月日、開始時間、終了時間、利用時間、獲得ポイントおよび累積ポイント等の情報を知ることができるようにカード端末25のCTRディスプレイ254に表示し、伝票発行部から上記情報をプリントしたシートが発行される(ステップ107)。
なお、図11の情報エリアの累積ポイントはカード端末25から送信された獲得ポイントを受信したカード6のCPU61が演算してEEROM64に記憶するとしてもよい。
【0057】上記図11の情報エリアに記憶された情報はデータベースサーバ23に送信され、被保険者DB24の図12のテーブルに記憶される(ステップ108)。
上記図12のテーブルに記録された被保険者の被保険者記号番号、実施スポーツ、利用年月日、開始時間、終了時間、利用時間および獲得ポイントとスポーツ機関コードおよびスポーツ機関名等は定期的に、たとえば毎日1回とか一週間に1回とかの間隔でスポーツ機関のコンピュータシステム2から被保険者が加入している保険者のコンピュータシステム1に送信され(ステップ109)、保険者のコンピュータシステム1のデータベースサーバ14はこれらのデータを被保険者DBの図3中段のテーブルに記憶する(ステップ110)。
【0058】なお、被保険者がスポーツを始める前、終わったあとに行う体重、体脂肪、血圧および心拍数等の測定値をタッチパネル253で入力するとそれらのデータがCTRディスプレイ254に表示されるように構成してもよい。さらに、被保険者の自己管理やインストラクがスポーツ指導に活用等するために、ICカード6の図8の履歴情報エリア、スポーツ機関のカード端末25の図11の情報エリアならびにスポーツ機関の被保険者DBの図12のテーブルに上記体重、体脂肪、血圧および心拍数等をレコード項目として追加し、これらの測定値もデータとして記憶させることとしてもよい。
【0059】(被保険者が医療機関を利用する場合)
図21は被保険者が医療機関を利用する際の手順と処理の流れを示したものである。
医局受付において、被保険者または被保険者からカードを渡された医局事務員はカード6をカード端末35のICカードリード/ライト部352にかざす(ステップ201)。カード6は図7の被保険者情報エリアのデータからカード端末35が要求したデータを送信する(ステップ202)。
カード端末35はICカードリード/ライト部が受信したカード番号や被保険者記号番号等から被保険者が初診か再診かを確認したうえで、受信したカード番号、保険者コード、被保険者記号番号、氏名、住所、年月日、連絡先、診療科、および累積ポイント等のデータをメモリ部356の図15の情報エリアに記憶する(ステップ203)。この場合、被保険者が複数の診療科で診療を受けている場合は当日受けに来た診療科を入力装置353で入力する。また、医療機関が複数の診療科を有し、被保険者が初診のときは医局事務員が被保険者の症状を尋ねて入力装置353で該当する診療科を入力する。
【0060】上記被保険者が診療を終えて医局受付にカード6とともに診断書を提出し、カード6をカード端末35のICカードリード/ライト部352にかざすと(ステップ204)、カード端末35の図15の情報エリアのデータが呼び出されCTRディスプレイ354に表示される。医局事務員が診療日、利用ポイント、診療明細および投薬明細等のデータを入力装置353で入力すると、診療開始前に記憶されていた累積ポイントから上記利用ポイントが減算されて書き換えられ、診療日、利用ポイント、診療明細および投薬明細等と一緒に記憶される(ステップ205)。なお、利用ポイントは被保険者の申告どおりに入力されても、累積ポイントの一定割合が自動的に入力されるとしてもよい。再びカード6をカード端末35のICカードリード/ライト部352にかざすと(ステップ206)、図15のデータがカード6に送信され、EEROM64の図8に示す履歴情報エリアに記憶される(ステップ207)。このときCTRディスプレイ354には被保険者が診療内容、投薬内容、利用ポイントおよび累積ポイント等の情報を知ることができるように図15の情報が表示され、さらに伝票発行部357から上記CTRディスプレイ354表示情報と同一の情報が印字された伝票が排出される(ステップ208)。
【0061】上記図15の情報エリアに記憶された情報はデータベースサーバ33に送信され、被保険者DB34Aのテーブル図16に記憶される(ステップ209)。
上記図16のテーブルに記録された被保険者の被保険者記号番号、医療機関コード、診療科、診療日および利用ポイント等は一定期間ごと、たとえば毎日1回とか一週間に1回とかの間隔で医療機関のコンピュータシステム3から保険者のコンピュータシステム1に送信され(ステップ210)、保険者のコンピュータシステム1のデータベースサーバ14はこれらのデータを被保険者DBの図3下段のテーブルに記憶する(ステップ211)。
データベースサーバ14は定期的に、例えば一週間に1回とかの間隔で図3の被保険者DB中段テーブルと下段テーブルからデータを呼出し、被保険者ごとに累積ポイントを演算して、上記DBの上段テーブルの累積ポイントを書き直す(ステップ212)。
さらにデータベースサーバ14は定期的に、例えば一カ月に1回とかの間隔で図3の被保険者DBの上段テーブルからデータを呼出し、被保険者ごとの累積ポイントから保険料を改定し、上記DBの上段テーブルに記憶する(ステップ213)。
【0062】(医療機関からのレセプトの送付、その処理および審査)
図22は医療機関が作成し送信したレセプトを審査機関および/または保険者が処理、審査および記憶するまでの手順と処理の流れを示したものである。
医療機関の医局事務員は医療事務コンピュータ36を用いて図16のテーブルから被保険者ごとに1か月分のデータを抽出する(ステップ301)。このデータに基づき当月分の診療回数、合計点数、被保険者の利用ポイント、保険者に請求する点数、レセプト番号、診療データおよび投薬データ等からなるレセプトを作成する(ステップ302)。上記レセプトが医療事務コンピュータ36を用いて作成される場合は(ステップ303)、当該レセプトデータが図17のテーブルに記憶される(ステップ304)。図17のテーブルに記憶されたレセプトデータは審査機関のコンピュータシステム4や保険者のコンピュータシステム1に送信される(ステップ305)。レセプトが紙で作成された場合にはファックスや郵送で審査機関や保険者に届けられる(ステップ306)。
【0063】審査機関および/または保険者に届けられた紙で作成されたレセプトはスキャナ46および/またはスキャナ17で光学的に読み取られ(ステップ307)、クライアント45および/またはクライアント16でこれに医療機関コード、被保険者記号番号、診療年月、レセプト番号等の検索データを付される(ステップ308)。
上記医療機関のコンピュータシステム3から審査機関のコンピュータシステム4および/または保険者のコンピュータシステム1に送信されたレセプトデータ、または紙で作成され審査機関または保険者が処理したレセプトは、データベースサーバ43および/またはデータベースサーバ14で処理され医療審査DB44の図19のテーブルおよび/または医療費DB15Cの図5のテーブルに記憶される(ステップ309)。
審査機関および/または保険者はクライアント45および/またはクライアント16で医療審査DB44の図19のテーブルおよび/または医療費DB15Cの図5のテーブルからデータを呼び出しレセプトの審査を行う(ステップ310)。
審査後の点数は当該データベースの下段テーブルの審査点数レコードに記憶され、医療機関ごとに集計された審査点数が上段テーブルの審査点数レコードに記憶される(ステップ311)。
【0064】なお、医療機関のコンピュータシステム3から審査機関のコンピュータシステム4のみにレセプトデータが送信され、または医療機関から紙で作成されたレセプトが審査機関のみに届けられる場合は、当該審査機関がレセプトの審査を行ったうえで、図19のテーブルに記憶されたデータが保険者のコンピュータシステム1に送信され、図5のテーブルに記憶される。
保険者は医療費DB15Cの図5の上段テーブルの審査点数に基づいて医療機関ごとに支払金額を記憶し、支払い処理を行う。
【0065】
【発明の効果】
被保険者がスポーツ機関でスポーツを行って獲得したポイントに応じて当該被保険者の健康保険料や生命保険料、疾病保険料等が割り引かれ、および/または上記ポイントを診療を受けた医療機関に支払う本人負担分として利用することができるのでスポーツを通じて健康維持を図っている被保険者の保険料負担、医療費負担を軽減することができる。
【0066】また、本発明を採用することによりスポーツ習慣が国民に広まり、国民全体の健康増進を図ることができるので、国全体の医療費の低減を図ることができる。
【0067】さらに、スポーツ習慣を有するものはそうでないものよりも体力の低下が緩慢であり、高齢者となっても労働に従事できる十分な体力を有するものの割合が増加するので、将来予想される労働力不足も解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するためのシステムを示すブロック図。
【図2】保険者のコンピュータシステムの概略構成を示すブロック図。
【図3】保険者のコンピュータシステムのデータベース構成例。
【図4】保険者のコンピュータシステムのデータベース構成例。
【図5】保険者のコンピュータシステムのデータベース構成例。
【図6】被保険者が利用するICカードのチップの概略構成を示すブロック図。
【図7】ICカードのメモリで管理される情報エリアの構成例。
【図8】ICカードのメモリで管理される情報エリアの構成例。
【図9】スポーツ機関のコンピュータシステムの概略構成を示すブロック図。
【図10】スポーツ機関のカード端末の概略構成を示すブロック図。
【図11】スポーツ機関のカード端末メモリ部の情報エリアの構成例。
【図12】スポーツ機関のコンピュータシステムのデータベース構成例。
【図13】医療機関のコンピュータシステムの概略構成を示すブロック図。
【図14】医療機関のカード端末の概略構成を示すブロック図。
【図15】医療機関のカード端末メモリ部の情報エリアの構成例。
【図16】医療機関のコンピュータシステムのデータベース構成例。
【図17】医療機関のコンピュータシステムのデータベース構成例。
【図18】審査機関のコンピュータシステムの概略構成を示すブロック図。
【図19】審査機関のコンピュータシステムのデータベース構成例。
【図20】被保険者がスポーツ機関を利用した際の手順および処理を示すフローチャート。
【図21】被保険者が医療機関を利用した際の手順および処理を示すフローチャート。
【図22】医療機関が作成したレセプトが保険者で処理されるまでの手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 保険者のコンピュータシステム
11 制御装置
12 送受信管理サーバ
13 メールサーバ
14 データベースサーバ
15 データベース
16 クライアント
17 スキャナ
18 LAN
2 スポーツ機関のコンピュータシステム
21 通信制御装置
22 送受信管理サーバ
23 データベースサーバ
24 データベース
25 カード端末
251 制御部
252 ICカードリード/ライト部
253 タッチパネル
254 CTRディスプレイ
255 メモリ部
256 記録紙発行部
26 クライアント
27 LAN
3 医療機関のコンピュータシステム
31 通信制御装置
32 送受信管理サーバ
33 データベースサーバ
34 データベース
35 カード端末
351 制御部
352 ICカードリード/ライト部
353 入力装置
354 CTRディスプレイ
355 メモリ部
356 記録紙発行部
36 医療事務コンピュータ
37 LAN
4 審査機関のコンピュータシステム
41 通信制御装置
42 送受信管理サーバ
43 データベースサーバ
44 データベース
45 クライアント
46 スキャナ
47 LAN
5 ネットワーク
6 カード
61 CPU
62 RAM
63 ROM
64 EEROM
65 I/O
66 バス
Claims (16)
- 被保険者のスポーツ機関への出入場を管理する出入場管理部、
スポーツを実施した上記被保険者のポイントを発生するポイント発生手段、
上記被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントを記憶する記憶部、上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備えるスポーツ機関のコンピュータシステムと、
被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントおよび保険料を記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
上記被保険者の保険料の改定を行う保険料改定手段、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える保険者のコンピュータシステムと、
上記スポーツ機関のコンピュータシステムと保険者のコンピュータシステムとを結ぶネットワークと、
から構成されることを特徴とするスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減するシステム。 - 上記スポーツ機関の出入場管理部が、被保険者のカードからデータを受信する手段を備えることを特徴とする請求項1記載のスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減するシステム。
- 被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
スポーツを実施した上記被保険者のポイントを発生するポイント発生手段、
上記被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントを記憶する記憶部、上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備えるスポーツ機関のコンピュータシステムと、
被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える、被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
診療を受けた上記被保険者が利用したポイントまたは演算されたポイントを入力するポイント入力手段、
上記被保険者の被保険者情報、診療情報、ポイントを記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える医療機関のコンピュータシステムと、
被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントおよび保険料を記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
上記被保険者の保険料の改定を行う保険料改定手段、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える保険者のコンピュータシステムと、
上記保険者のコンピュータシステムが上記スポーツ機関のコンピュータシステムと医療機関のコンピュータシステムとに結ばれるネットワークと、
から構成されることを特徴とするスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減するシステム。 - 被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
スポーツを実施した上記被保険者のポイントを発生するポイント発生手段、
上記被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントを記憶する記憶部、上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備えるスポーツ機関のコンピュータシステムと、
被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
診療を受けた上記被保険者が利用したポイントまたは演算されたポイントを入力するポイント入力手段、
上記被保険者の被保険者情報、診療情報、ポイントを記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える医療機関のコンピュータシステムと、
被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントおよび保険料を記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える保険者のコンピュータシステムと、
上記保険者のコンピュータシステムが上記スポーツ機関のコンピュータシステムと医療機関のコンピュータシステムとに結ばれるネットワークと、
から構成されることを特徴とするスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の医療費負担を軽減するシステム。 - 上記保険者のコンピュータシステムが医療保険機関または生命保険、疾病保険の保険会社のコンピュータシステムである請求項1から4記載のスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料または医療費負担を軽減するシステム。
- 被保険者のスポーツ機関への出入場を管理する出入場管理部、
スポーツを実施した上記被保険者のポイントを発生するポイント発生手段、
上記被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントを記憶する記憶部、上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える請求項1記載のシステムのスポーツ機関のコンピュータシステム。 - 被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
スポーツを実施した上記被保険者のポイントを発生するポイント発生手段、
上記被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントを記憶する記憶部、上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える請求項2から4記載のシステムのスポーツ機関のコンピュータシステム。 - 被保険者のカードとのデータの送受信を行う手段を備える被保険者の出入場を管理する出入場管理部、
診療を受けた上記被保険者が利用したポイントまたは演算されたポイントを入力するポイント入力手段、
上記被保険者の被保険者情報、診療情報、ポイントを記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える請求項3または4記載のシステムの医療機関のコンピュータシステム。 - 被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントおよび保険料を記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
上記被保険者の保険料の改定を行う保険料改定手段、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える請求項1から3記載のシステムの保険者のコンピュータシステム。 - 被保険者の被保険者情報、スポーツ実施情報、ポイントおよび保険料を記憶する記憶部、
上記記憶部のデータを管理し、書き込みおよび検索を行うデータ管理部、
コンピュータシステム外部とのデータの送受信を管理する送受信管理部、
を備える請求項4記載のシステムの保険者のコンピュータシステム。 - 少なくとも被保険者情報と累積ポイントを記憶する記憶エリアを有する請求項3または4のシステムで利用されるカード。
- 請求項1のシステムを用いてスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減する方法であって、
スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記被保険者の被保険者情報を取得し記憶するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記被保険者情報を記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのポイント発生手段が、スポーツを実施した上記被保険者にポイントを発生するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記ポイントを記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部のデータを読み込み、送受信管理部が当該記憶部のデータを保険者コンピュータシステムに送信するステップ、
保険者のコンピュータシステムの送受信管理部が上記スポーツ機関コンピュータシステムから送信されたデータを受信するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が、上記送受信管理部がスポーツ機関コンピュータシステムから受信したデータを記憶部に書き込むステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部から上記データを呼び出して被保険者ごとに累積ポイントを演算するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記累積ポイントを上記記憶部に書き込むステップ、
保険者のコンピュータシステムの保険料改定手段が上記累積ポイントに基づき保険料を改定するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記改定された保険料を上記記憶部に書き込むステップ、
を実行する医療保険の被保険者の保険料を軽減する方法。 - 上記スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が被保険者情報を取得し記憶するステップが、被保険者のカードからデータを受信するステップであることを特徴とする請求項2のシステムを用いてスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減する方法。
- 請求項3のシステムと請求項5のカードを用いてスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料を軽減する方法であって、
スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記被保険者のデータを上記カードから取得し記憶するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が、上記被保険者のデータを記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのポイント発生手段がスポーツを実施した上記被保険者にポイントを発生するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記ポイントを上記カードに送信し、当該カードの制御部が累積ポイントを演算して記憶エリアに記憶するか、または上記出入場管理部が累積ポイントを演算して当該カードに送信し、当該カードの記憶エリアに記憶するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記ポイントを記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部のデータを読み込み、送受信管理部が当該記憶部のデータを保険者コンピュータシステムに送信するステップ、
医療機関のコンピュータシステムの出入場管理部が被保険者のカードからデータを受信し記憶するステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記データを記憶部に書き込むステップ、
医療機関のコンピュータシステムのポイント入力手段が、診療を受けた上記被保険者が利用したポイントまたは演算されたポイントを入力するステップ、
医療機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記ポイントを上記カードに送信し、当該カードの制御部が累積ポイントを演算して記憶エリアに記憶するか、または上記出入場管理部が累積ポイントを演算して当該カードに送信し、当該カードの記憶エリアに記憶するステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記ポイントを記憶部に書き込むステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部のデータを読み込み、送受信管理部が当該記憶部のデータを保険者コンピュータシステムに送信するステップ、
保険者のコンピュータシステムの送受信管理部が上記スポーツ機関のコンピュータシステムおよび上記医療機関のコンピュータシステムから送信されたデータを受信するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が、上記送受信管理部がスポーツ機関コンピュータシステムおよび上記医療機関のコンピュータシステムから受信したデータを記憶部に書き込むステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部から上記データを呼び出して被保険者ごとに累積ポイントを演算するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記累積ポイントを上記記憶部に書き込むステップ、
保険者のコンピュータシステムの保険料改定手段が上記累積ポイントに基づき保険料を改定するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記改定された保険料を上記記憶部に書き込むステップ、
を実行する医療保険の被保険者の保険料を軽減する方法。 - 請求項4のシステムと請求項5のカードを用いてスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の医療費負担を軽減する方法であって、
スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記被保険者のデータを上記カードから取得し記憶するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が、上記被保険者のデータを記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのポイント発生手段がスポーツを実施した上記被保険者にポイントを発生するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記ポイントを上記カードに送信し、当該カードの制御部が累積ポイントを演算して記憶エリアに記憶するか、または上記出入場管理部が累積ポイントを演算して当該カードに送信し、当該カードの記憶エリアに記憶するステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記ポイントを記憶部に書き込むステップ、
スポーツ機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部のデータを読み込み、送受信管理部が当該記憶部のデータを保険者コンピュータシステムに送信するステップ、
医療機関のコンピュータシステムの出入場管理部が被保険者のカードからデータを受信し記憶するステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記データを記憶部に書き込むステップ、
医療機関のコンピュータシステムのポイント入力手段が、診療を受けた上記被保険者が利用したポイントまたは演算されたポイントを入力するステップ、
医療機関のコンピュータシステムの出入場管理部が上記ポイントを上記カードに送信し、当該カードの制御部が累積ポイントを演算して記憶エリアに記憶するか、または上記出入場管理部が累積ポイントを演算して当該カードに送信し、当該カードの記憶エリアに記憶するステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記ポイントを記憶部に書き込むステップ、
医療機関のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部のデータを読み込み、送受信管理部が当該記憶部のデータを保険者コンピュータシステムに送信するステップ、
保険者のコンピュータシステムの送受信管理部が上記スポーツ機関のコンピュータシステムおよび上記医療機関のコンピュータシステムから送信されたデータを受信するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が、上記送受信管理部がスポーツ機関コンピュータシステムおよび上記医療機関のコンピュータシステムから受信したデータを記憶部に書き込むステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記記憶部から上記データを呼び出して被保険者ごとに累積ポイントを演算するステップ、
保険者のコンピュータシステムのデータ管理部が上記累積ポイントを上記記憶部に書き込むステップ、
を実行する医療保険の被保険者の医療費負担を軽減する方法。 - 上記保険者のコンピュータシステムが医療保険機関または生命保険、疾病保険の保険会社のコンピュータシステムである請求項12から15記載のスポーツ機関でスポーツを実施した被保険者の保険料または医療費負担を軽減する方法。
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