JP2005051423A - 端末装置の制御方法、端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】互いに送受信する個人情報の送受信を制御するための技術を提供すること。
【解決手段】自分か相手の何れかがメールアドレスの送信も受信も許可しない場合(S107)、その旨を表示する(S113)。自分が「メールアドレスの送受信」又は「メールアドレスの送信のみ」を許可し、且つ相手が「メールアドレスの送受信」又は「メールアドレスの受信のみ」を許可した場合(S108)、自分のメールアドレス情報を相手の携帯電話に送信する(S109)。自分が「メールアドレスの送受信」又は「メールアドレスの受信のみ」を許可し、且つ相手が「メールアドレスの送受信」又は「メールアドレスの送信のみ」を許可した場合(S110)、相手のメールアドレス情報を受信するまで待つ(S111)。そして相手のメールアドレス情報を受信し、登録する(S112)。
【選択図】 図4
【解決手段】自分か相手の何れかがメールアドレスの送信も受信も許可しない場合(S107)、その旨を表示する(S113)。自分が「メールアドレスの送受信」又は「メールアドレスの送信のみ」を許可し、且つ相手が「メールアドレスの送受信」又は「メールアドレスの受信のみ」を許可した場合(S108)、自分のメールアドレス情報を相手の携帯電話に送信する(S109)。自分が「メールアドレスの送受信」又は「メールアドレスの受信のみ」を許可し、且つ相手が「メールアドレスの送受信」又は「メールアドレスの送信のみ」を許可した場合(S110)、相手のメールアドレス情報を受信するまで待つ(S111)。そして相手のメールアドレス情報を受信し、登録する(S112)。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端末装置間で個人情報の送受信を行うための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から提案されている携帯電話の一つに、通話時に携帯電話に予め登録されている自分の電話番号およびメールアドレス等の個人データを通話の相手に自動送信し、また通話の相手から送られてきた通話の相手の個人データを自己の携帯電話機に自動登録するというものがある(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−118626号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記携帯電話では、お互いの許可を得ないで通話の相手の個人データが自動受信され、またお互いの許可を得ないで自分の個人データが自動送信される。そのため、不要な個人データが無許可で受信されたり、秘密にしておきたい個人データが無許可で送信されたりするという問題点があった。
【0005】
本発明は以上の問題に鑑みて成されたものであり、互いに送受信する個人情報の送受信を制御するための技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の端末装置の制御方法は以下の構成を備える。
【0007】
即ち、通話もしくはデータ通信を行う端末装置の制御方法であって、
前記端末装置のユーザの個人情報を第1のメモリに記憶する第1の記憶工程と、
前記ユーザ以外の他者の電話番号情報と、当該他者の個人情報とのセットを第2のメモリに記憶するための第2の記憶工程と、
通話時に、通話相手が有する装置から送信された当該通話相手の電話番号情報を用いて、当該電話番号情報とセットになっている個人情報が前記第2のメモリに記憶されているかを検索する検索工程と、
前記通話相手の個人情報が前記第2のメモリに記憶されていない場合、もしくは前記装置に前記ユーザの個人情報が記憶されていない旨の通知を前記装置から受信した場合、前記第1のメモリに記憶されている前記ユーザの個人情報を前記装置に送信するか否か、前記装置から前記通話相手の個人情報の受信を行うか否かを示す送受信許可情報を前記ユーザに入力させるための入力工程と、
前記ユーザが入力した送受信許可情報、及び前記装置に入力され、前記装置から送信された送受信許可情報に応じて、前記第1のメモリに記憶されている前記ユーザの個人情報を前記装置へ送信へ送信する処理、及び/又は前記装置から前記通話相手の個人情報を受信する処理の制御を行う制御工程とを備えることを特徴とする。
【0008】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の端末装置は以下の構成を備える。
【0009】
即ち、通話もしくはデータ通信を行う端末装置であって、
前記端末装置のユーザの個人情報を記憶する第1の記憶手段と、
前記ユーザ以外の他者の電話番号情報と、当該他者の個人情報とのセットを記憶するための第2の記憶手段と、
通話時に、通話相手が有する装置から送信された当該通話相手の電話番号情報を用いて、当該電話番号情報とセットになっている個人情報が前記第2の記憶手段に記憶されているかを検索する検索手段と、
前記通話相手の個人情報が前記第2の記憶手段に記憶されていない場合、もしくは前記装置に前記ユーザの個人情報が記憶されていない旨の通知を前記装置から受信した場合、前記第1の記憶手段に記憶されている前記ユーザの個人情報を前記装置に送信するか否か、前記装置から前記通話相手の個人情報の受信を行うか否かを示す送受信許可情報を前記ユーザに入力させるための入力記憶手段と、前記ユーザが入力した送受信許可情報、及び前記装置に入力され、前記装置から送信された送受信許可情報に応じて、前記第1の記憶手段に記憶されている前記ユーザの個人情報を前記装置へ送信へ送信する処理、及び/又は前記装置から前記通話相手の個人情報を受信する処理の制御を行う制御記憶手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
【0011】
[第1の実施形態]
図1は携帯電話の基本構成を示すブロック図である。図1に示すように本装置は、自分のメールアドレス情報を記憶した自己メールアドレス記憶部1と、他者のメールアドレス情報を記憶した他者メールアドレス記憶部2と、相手との通話を行うための処理を制御する通話制御部3と、本装置全体の制御を行うと共に後述する各処理の制御を行う制御部4と、制御部4が各種の処理を行うために使用するワークエリアを備えると共に、送受信する対象のデータを一時的に記憶したり、各種のプログラムやデータを保存するためのエリアを有するメモリ5、一般には液晶画面により構成されており、画像情報や文字情報を表示するための表示部6、テンキーやメールキー、確定キー、通話開始キー、通話終了キーなどの後述する各種のキー群により構成される操作部7、他の携帯電話とのデータ通信を制御するための送受信部8により構成されている。またメモリ5には自身の電話番号情報も記憶されている。
【0012】
以下、同図に示した基本構成を備える携帯電話を用いるが、自分と相手の夫々が有する携帯電話の基本構成は同図に示したものとする。
【0013】
図2は他者メールアドレス記憶部2が記憶する情報群の記憶形態の一例を示す図である。他者メールアドレス記憶部2は、各相手の電話番号情報を記憶していると共に、以下説明するメールアドレス登録処理を行った相手のメールアドレスを、この相手の電話番号情報に関連づけてセットで記憶している。即ち他者メールアドレス記憶部2は、他者の電話番号情報と、この他者の個人情報とのセットを複数の他者について記憶している。
【0014】
他者メールアドレス記憶部2に記憶されている各相手の電話番号情報は過去に登録したものであってその登録は、過去に通話した相手の端末電話の電話番号情報が自動的に(もしくはユーザが操作部7の所定のボタンを押下することで)行っても良いし、操作部7を用いて手動で行っても良い。
【0015】
図3は、本実施形態に係る携帯電話が行う、相手の携帯電話との通話制御処理及びメールアドレスの送受信制御処理のフローチャートである。以下、同図に示したフローチャートを参照して、本実施形態に係る携帯電話が行う、相手の携帯電話との通話制御処理及びメールアドレスの送受信制御処理について説明する。
【0016】
なお、同図のフローチャートに従ったプログラムはメモリ5に記憶されており、制御部4がこれを実行することで図1に示した各部が制御部4によって制御され、従って本実施形態に係る携帯電話は以下説明する処理を行うことになる。
【0017】
まず、相手に電話をかけるか、相手から電話がかかってきた場合には、ステップS1において回線の接続が行われる。そして回線の接続が行われると相手の携帯電話から相手の携帯電話の電話番号(ここでは、0443332222、とする)情報が送信されてくるので、ステップS2において通話制御部3はこれを受信し、メモリ5に出力する(記憶させる)。なお以下の処理には影響しないので同図では省略しているが、自分の携帯電話の電話番号情報もこのステップS2において相手の携帯電話に送信しているものとする。
【0018】
そしてステップS3において相手の携帯電話と通話するためのモードである音声通信モードに移行し、ステップS4において相手の携帯電話との通話を可能にする。一般に携帯電話間の通話に関する処理は周知の通りであるので、これに関する詳細な説明はここでは省略する。
【0019】
そしてステップS5において通話が終了したか否かを判定する。通話の終了の判定は、例えば通話中に自分の携帯電話の操作部7に含まれる通話終了キーが押下されたことを制御部4が検知したならば、通話終了と判定する。もしくは、通話中に相手の携帯電話において同様に通話終了キーが押下された旨を相手の携帯電話から通知され、制御部4がこれを検知した場合には、通話終了と判定する。
【0020】
従って、通話終了と制御部4が判定した場合にはステップS7で通話制御部3を制御することで回線を切断し、処理を終了する。なお、互いの携帯電話における通話終了処理についても周知の通りであるので、これに関する詳細な説明はここでは省略する。
【0021】
一方、ステップS5において通話終了でないと制御部4が判定した場合には、ステップS6においてメールアドレスの交換をするかどうか判定する。この判定は例えば、通話中に自分の携帯電話の操作部7に含まれるメールキーが押下されたことを制御部4が検知したならば、メールアドレスの交換を行うと判定する。
もしくは、通話中に相手の携帯電話において同様にメールキーが押下された旨を相手の携帯電話から通知され、制御部4がこれを検知した場合には、メールアドレスの交換を行うと判定する。
【0022】
そしてこの判定でメールアドレスの交換をしないと制御部4が判定したならばステップS4に戻って通話を続け、メールアドレスの交換をすると制御部4が判定したならばメールアドレス交換ルーチンR10に移る。
【0023】
図4は、メールアドレス交換ルーチンR10の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
【0024】
まず、ステップS101において相手の携帯電話とデータ通信を行うためのモードであるデータ通信モードに移行する。そしてステップS102において、上記ステップS1でメモリ5に記憶させた相手の携帯電話の電話番号情報と一致する電話番誤情報が他者メールアドレス記憶部2に記憶されているかを検索し、一致する電話番号情報が記憶されていた場合には更に、この電話番号情報にメールアドレスが関連づけて記憶されているかを他者メールアドレス記憶部2を参照して判断する。
【0025】
そして更にこの判断結果を示す情報は送受信部8によって相手の携帯電話に送信されると共に、相手の携帯電話で同様に判定された結果を送受信部8によって受信する。受信した相手の携帯電話での判断結果を示す情報はメモリ5に一時的に記憶される。これにより互いの携帯電話は、相手となる携帯電話に自分のメールアドレス情報が記憶されているかを判断ことができる。
【0026】
夫々の携帯電話に互いのメールアドレス情報が既に他者メールアドレス記憶部2に記憶されている場合には、同図に示した処理を終了する。
【0027】
一方、自分の携帯電話(メモリ5)に相手のメールアドレスが記憶されていない、もしくは相手の携帯電話に自分のメールアドレスが記憶されていない場合には、ステップS103で夫々の携帯電話が有する表示部6に図5に示した画面を表示する。図5は、メールアドレス情報の送受信許可をユーザが制御するための画面の構成例を示す図である。同図の画面のデータはメモリ5に保存されているものとする。
【0028】
ユーザはステップS104において、図5の確認画面(1.メールアドレスの送受信を許可する。2.メールアドレスの受信のみを許可する。3.メールアドレスの送信のみを許可する。4.いずれも許可しない)の中の番号から何れか1つを操作部7に含まれるテンキーを用いて選択し、制御部4は選択された番号をステップS104で変数MCにセットする。そしてステップS105で変数MCの値を送受信部8によって相手の携帯電話に送信する。
【0029】
また、同様に相手の携帯電話の上記確認画面で選択された番号の値を送受信部8によって、相手の携帯電話からステップS106で受信し、変数YCに代入してメモリ5に一時的に記憶する。これにより、互いの携帯電話は、自分と相手とが図5に示した画面においてどの項目を選んだのかを判定することができる。
【0030】
ステップS107において、自分か相手のどちらかがメールアドレスの送信も受信も許可しない(MC=4、または、YC=4)場合には、ステップS113に移って表示部6にその旨を表示する。ステップS107において、(MC!=4、かつ、YC!=4)と判定されたならばステップS108に移る(ここでX!=Yなる表記は、XはYとは異なることを意味するものである)。ステップS107を含め、以下、変数が示す値を参照して判定するという処理(ステップS108,S110)は制御部4が行うものとする。
【0031】
ステップS108において、自分が「メールアドレスの送受信」または「メールアドレスの送信のみ」を許可し、かつ、相手が「メールアドレスの送受信」または「メールアドレスの受信のみ」を許可したかどうか、すなわち((MC=1or 3) and (YC=1 or 2))を判定する。
【0032】
ステップS108においてYESと判定されたならば、ステップS109において、自己メールアドレス1内に記憶された自分のメールアドレス情報を相手の携帯電話に送受信部8によって送信する。ステップS110において、自分が「メールアドレスの送受信」または「メールアドレスの受信のみ」を許可し、かつ、相手が「メールアドレスの送受信」または「メールアドレスの送信のみ」を許可したかどうか、すなわち((MC=1 or 2) and (YC=1 or 3))を判定する。ステップS110においてYESと判定されたならば、ステップS111において相手のメールアドレス情報を受信するまで待つ。
【0033】
ステップS111において相手のメールアドレス(ここでは、rarirurero@can.co.jpとする)情報を送受信部8によって受信し、受信したメールアドレス情報を、他者メールアドレス記憶部2中のこの相手の電話番号(0443332222)情報に対応させて、他者メールアドレス記憶部2にステップS112で登録する。
【0034】
図7は、他者メールアドレス記憶部2に登録された他者の電話番号情報とメールアドレス情報とのセットを複数示した図である。
【0035】
ステップS112における登録処理が完了すると、ステップS113で表示部6に図6に示した画面を表示する。図6は、相手のメールアドレスが他者メールアドレス記憶部2に登録完了したことをユーザに通知するための画面の一例を示す図である。同図の画面のデータはメモリ5に保存されているものとする。
【0036】
そしてステップS114で、制御部4が再び操作部7に含まれるメールキーの押下を検出すると、もしくは相手の携帯電話におけるメールキーが押下されたことを通知すると、同図に示した処理を終了し、図3に示した処理にリターンし、再び通話を行う。
【0037】
以上説明した処理によって、例えば自分がメールアドレス情報の送信と受信を許可し、相手が送信のみ許可した場合には、相手から送信されたメールアドレス情報が受信されて、その結果が双方の携帯電話が有する表示画面に表示される。
【0038】
例えば自分が送信のみを許可し、相手も送信のみ許可した場合には、メールアドレス情報の送受信は行われず、その結果が双方の携帯電話が有する表示画面に表示される。
【0039】
例えば自分が送信のみを許可し、相手が受信のみ許可した場合には、自分のメールアドレス情報が相手に送信されて、その結果が双方の携帯電話が有する表示画面に表示される。
【0040】
このように、通話中に簡単な操作で、メールアドレス情報の送信許可や受信許可を選択することができ、選択した許可に応じて自分のメールアドレス情報を送信したり、相手のメールアドレス情報を受信したりすることができる。
【0041】
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、メールアドレス情報の送信許可や受信許可を選択し、選択した許可に応じて自分のメールアドレス情報を送信したり、相手のメールアドレス情報を受信したりする処理を通話中にメールキーを押下することで行っていた。
【0042】
しかし、メールアドレス情報の送信許可や受信許可を選択し、選択した許可に応じて自分のメールアドレス情報を送信したり、相手のメールアドレス情報を受信したりする処理は通話中以外であっても行うことができる。本実施形態では、通話の終了後に行う。
【0043】
図8は、通話の終了後に、メールアドレス情報の送信許可や受信許可を選択し、選択した許可に応じて自分のメールアドレス情報を送信したり、相手のメールアドレス情報を受信したりする処理を行う場合のメインの処理のフローチャートである。なお図3と同じ処理ステップには同じステップ番号を付けている。
【0044】
図8に示したフローチャートが図3に示したものと異なる点は、メールアドレスの交換を行うかどうかの判定処理(ステップS6)、メールアドレス交換ルーチン(ステップR10)の処理が、ステップS5においてYesである場合、即ち通話を終了した後に実行される点である。
【0045】
このように通話を終了してから、自然な操作の流れで、お互いにメールアドレスの送信および受信の許可を確認することで、相手のメールアドレスを登録することが出来る。
【0046】
なお第1,2の実施形態では交換する情報を夫々のユーザのメールアドレス情報としたが、交換する情報は夫々のユーザの個人情報であれば良く、例えば生年月日や住所などの情報を交換しても良い。また、交換する情報は1種類に限定されるものではなく、夫々の種類のどれを交換するのかと行った選択を夫々の携帯電話のユーザに選択させるようにしても良い。
【0047】
また第1,2の実施形態では、ステップS113で表示によって、「自分か相手のどちらかがメールアドレスの送信も受信も許可しない旨」、「図6に示した画面」等をユーザに通知しているが、これを音声によってユーザに通知しても良い。その場合、基本的な音声のデータや音声で通知するためのプログラムなどをメモリ5に保持させておく必要がある。
【0048】
また本実施形態では互いのユーザが通話するための手段として携帯電話を用いたが、これに限定されるものではなく、一般に互いのユーザ間で通話及びデータ通信を可能にさせる端末装置であれば良い。
【0049】
[その他の実施形態]
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0050】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0051】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0052】
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0053】
【発明の効果】
以上の説明により、本発明によって、互いに送受信する個人情報の送信、受信のうち許可を得たもののみを行うので、不要な個人データが無許可で受信されたり、秘密にしておきたい個人データが無許可で送信されたりするという問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯電話の基本構成を示すブロック図である。
【図2】他者メールアドレス記憶部2が記憶する情報群の記憶形態の一例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る携帯電話が行う、相手の携帯電話との通話制御処理及びメールアドレスの送受信制御処理のフローチャートである。
【図4】メールアドレス交換ルーチンR10の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】メールアドレスの送受信をユーザが制御するための画面の構成例を示す図である。
【図6】相手のメールアドレスが他者メールアドレス記憶部2に登録完了したことをユーザに通知するための画面の一例を示す図である。
【図7】他者メールアドレス記憶部2に登録された他者の電話番号情報とメールアドレス情報とのセットを複数示した図である。
【図8】通話の終了後に、メールアドレス情報の送信許可や受信許可を選択し、選択した許可に応じて自分のメールアドレス情報を送信したり、相手のメールアドレス情報を受信したりする処理を行う場合のメインの処理のフローチャートである。
【発明の属する技術分野】
本発明は、端末装置間で個人情報の送受信を行うための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から提案されている携帯電話の一つに、通話時に携帯電話に予め登録されている自分の電話番号およびメールアドレス等の個人データを通話の相手に自動送信し、また通話の相手から送られてきた通話の相手の個人データを自己の携帯電話機に自動登録するというものがある(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−118626号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記携帯電話では、お互いの許可を得ないで通話の相手の個人データが自動受信され、またお互いの許可を得ないで自分の個人データが自動送信される。そのため、不要な個人データが無許可で受信されたり、秘密にしておきたい個人データが無許可で送信されたりするという問題点があった。
【0005】
本発明は以上の問題に鑑みて成されたものであり、互いに送受信する個人情報の送受信を制御するための技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の端末装置の制御方法は以下の構成を備える。
【0007】
即ち、通話もしくはデータ通信を行う端末装置の制御方法であって、
前記端末装置のユーザの個人情報を第1のメモリに記憶する第1の記憶工程と、
前記ユーザ以外の他者の電話番号情報と、当該他者の個人情報とのセットを第2のメモリに記憶するための第2の記憶工程と、
通話時に、通話相手が有する装置から送信された当該通話相手の電話番号情報を用いて、当該電話番号情報とセットになっている個人情報が前記第2のメモリに記憶されているかを検索する検索工程と、
前記通話相手の個人情報が前記第2のメモリに記憶されていない場合、もしくは前記装置に前記ユーザの個人情報が記憶されていない旨の通知を前記装置から受信した場合、前記第1のメモリに記憶されている前記ユーザの個人情報を前記装置に送信するか否か、前記装置から前記通話相手の個人情報の受信を行うか否かを示す送受信許可情報を前記ユーザに入力させるための入力工程と、
前記ユーザが入力した送受信許可情報、及び前記装置に入力され、前記装置から送信された送受信許可情報に応じて、前記第1のメモリに記憶されている前記ユーザの個人情報を前記装置へ送信へ送信する処理、及び/又は前記装置から前記通話相手の個人情報を受信する処理の制御を行う制御工程とを備えることを特徴とする。
【0008】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の端末装置は以下の構成を備える。
【0009】
即ち、通話もしくはデータ通信を行う端末装置であって、
前記端末装置のユーザの個人情報を記憶する第1の記憶手段と、
前記ユーザ以外の他者の電話番号情報と、当該他者の個人情報とのセットを記憶するための第2の記憶手段と、
通話時に、通話相手が有する装置から送信された当該通話相手の電話番号情報を用いて、当該電話番号情報とセットになっている個人情報が前記第2の記憶手段に記憶されているかを検索する検索手段と、
前記通話相手の個人情報が前記第2の記憶手段に記憶されていない場合、もしくは前記装置に前記ユーザの個人情報が記憶されていない旨の通知を前記装置から受信した場合、前記第1の記憶手段に記憶されている前記ユーザの個人情報を前記装置に送信するか否か、前記装置から前記通話相手の個人情報の受信を行うか否かを示す送受信許可情報を前記ユーザに入力させるための入力記憶手段と、前記ユーザが入力した送受信許可情報、及び前記装置に入力され、前記装置から送信された送受信許可情報に応じて、前記第1の記憶手段に記憶されている前記ユーザの個人情報を前記装置へ送信へ送信する処理、及び/又は前記装置から前記通話相手の個人情報を受信する処理の制御を行う制御記憶手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
【0011】
[第1の実施形態]
図1は携帯電話の基本構成を示すブロック図である。図1に示すように本装置は、自分のメールアドレス情報を記憶した自己メールアドレス記憶部1と、他者のメールアドレス情報を記憶した他者メールアドレス記憶部2と、相手との通話を行うための処理を制御する通話制御部3と、本装置全体の制御を行うと共に後述する各処理の制御を行う制御部4と、制御部4が各種の処理を行うために使用するワークエリアを備えると共に、送受信する対象のデータを一時的に記憶したり、各種のプログラムやデータを保存するためのエリアを有するメモリ5、一般には液晶画面により構成されており、画像情報や文字情報を表示するための表示部6、テンキーやメールキー、確定キー、通話開始キー、通話終了キーなどの後述する各種のキー群により構成される操作部7、他の携帯電話とのデータ通信を制御するための送受信部8により構成されている。またメモリ5には自身の電話番号情報も記憶されている。
【0012】
以下、同図に示した基本構成を備える携帯電話を用いるが、自分と相手の夫々が有する携帯電話の基本構成は同図に示したものとする。
【0013】
図2は他者メールアドレス記憶部2が記憶する情報群の記憶形態の一例を示す図である。他者メールアドレス記憶部2は、各相手の電話番号情報を記憶していると共に、以下説明するメールアドレス登録処理を行った相手のメールアドレスを、この相手の電話番号情報に関連づけてセットで記憶している。即ち他者メールアドレス記憶部2は、他者の電話番号情報と、この他者の個人情報とのセットを複数の他者について記憶している。
【0014】
他者メールアドレス記憶部2に記憶されている各相手の電話番号情報は過去に登録したものであってその登録は、過去に通話した相手の端末電話の電話番号情報が自動的に(もしくはユーザが操作部7の所定のボタンを押下することで)行っても良いし、操作部7を用いて手動で行っても良い。
【0015】
図3は、本実施形態に係る携帯電話が行う、相手の携帯電話との通話制御処理及びメールアドレスの送受信制御処理のフローチャートである。以下、同図に示したフローチャートを参照して、本実施形態に係る携帯電話が行う、相手の携帯電話との通話制御処理及びメールアドレスの送受信制御処理について説明する。
【0016】
なお、同図のフローチャートに従ったプログラムはメモリ5に記憶されており、制御部4がこれを実行することで図1に示した各部が制御部4によって制御され、従って本実施形態に係る携帯電話は以下説明する処理を行うことになる。
【0017】
まず、相手に電話をかけるか、相手から電話がかかってきた場合には、ステップS1において回線の接続が行われる。そして回線の接続が行われると相手の携帯電話から相手の携帯電話の電話番号(ここでは、0443332222、とする)情報が送信されてくるので、ステップS2において通話制御部3はこれを受信し、メモリ5に出力する(記憶させる)。なお以下の処理には影響しないので同図では省略しているが、自分の携帯電話の電話番号情報もこのステップS2において相手の携帯電話に送信しているものとする。
【0018】
そしてステップS3において相手の携帯電話と通話するためのモードである音声通信モードに移行し、ステップS4において相手の携帯電話との通話を可能にする。一般に携帯電話間の通話に関する処理は周知の通りであるので、これに関する詳細な説明はここでは省略する。
【0019】
そしてステップS5において通話が終了したか否かを判定する。通話の終了の判定は、例えば通話中に自分の携帯電話の操作部7に含まれる通話終了キーが押下されたことを制御部4が検知したならば、通話終了と判定する。もしくは、通話中に相手の携帯電話において同様に通話終了キーが押下された旨を相手の携帯電話から通知され、制御部4がこれを検知した場合には、通話終了と判定する。
【0020】
従って、通話終了と制御部4が判定した場合にはステップS7で通話制御部3を制御することで回線を切断し、処理を終了する。なお、互いの携帯電話における通話終了処理についても周知の通りであるので、これに関する詳細な説明はここでは省略する。
【0021】
一方、ステップS5において通話終了でないと制御部4が判定した場合には、ステップS6においてメールアドレスの交換をするかどうか判定する。この判定は例えば、通話中に自分の携帯電話の操作部7に含まれるメールキーが押下されたことを制御部4が検知したならば、メールアドレスの交換を行うと判定する。
もしくは、通話中に相手の携帯電話において同様にメールキーが押下された旨を相手の携帯電話から通知され、制御部4がこれを検知した場合には、メールアドレスの交換を行うと判定する。
【0022】
そしてこの判定でメールアドレスの交換をしないと制御部4が判定したならばステップS4に戻って通話を続け、メールアドレスの交換をすると制御部4が判定したならばメールアドレス交換ルーチンR10に移る。
【0023】
図4は、メールアドレス交換ルーチンR10の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
【0024】
まず、ステップS101において相手の携帯電話とデータ通信を行うためのモードであるデータ通信モードに移行する。そしてステップS102において、上記ステップS1でメモリ5に記憶させた相手の携帯電話の電話番号情報と一致する電話番誤情報が他者メールアドレス記憶部2に記憶されているかを検索し、一致する電話番号情報が記憶されていた場合には更に、この電話番号情報にメールアドレスが関連づけて記憶されているかを他者メールアドレス記憶部2を参照して判断する。
【0025】
そして更にこの判断結果を示す情報は送受信部8によって相手の携帯電話に送信されると共に、相手の携帯電話で同様に判定された結果を送受信部8によって受信する。受信した相手の携帯電話での判断結果を示す情報はメモリ5に一時的に記憶される。これにより互いの携帯電話は、相手となる携帯電話に自分のメールアドレス情報が記憶されているかを判断ことができる。
【0026】
夫々の携帯電話に互いのメールアドレス情報が既に他者メールアドレス記憶部2に記憶されている場合には、同図に示した処理を終了する。
【0027】
一方、自分の携帯電話(メモリ5)に相手のメールアドレスが記憶されていない、もしくは相手の携帯電話に自分のメールアドレスが記憶されていない場合には、ステップS103で夫々の携帯電話が有する表示部6に図5に示した画面を表示する。図5は、メールアドレス情報の送受信許可をユーザが制御するための画面の構成例を示す図である。同図の画面のデータはメモリ5に保存されているものとする。
【0028】
ユーザはステップS104において、図5の確認画面(1.メールアドレスの送受信を許可する。2.メールアドレスの受信のみを許可する。3.メールアドレスの送信のみを許可する。4.いずれも許可しない)の中の番号から何れか1つを操作部7に含まれるテンキーを用いて選択し、制御部4は選択された番号をステップS104で変数MCにセットする。そしてステップS105で変数MCの値を送受信部8によって相手の携帯電話に送信する。
【0029】
また、同様に相手の携帯電話の上記確認画面で選択された番号の値を送受信部8によって、相手の携帯電話からステップS106で受信し、変数YCに代入してメモリ5に一時的に記憶する。これにより、互いの携帯電話は、自分と相手とが図5に示した画面においてどの項目を選んだのかを判定することができる。
【0030】
ステップS107において、自分か相手のどちらかがメールアドレスの送信も受信も許可しない(MC=4、または、YC=4)場合には、ステップS113に移って表示部6にその旨を表示する。ステップS107において、(MC!=4、かつ、YC!=4)と判定されたならばステップS108に移る(ここでX!=Yなる表記は、XはYとは異なることを意味するものである)。ステップS107を含め、以下、変数が示す値を参照して判定するという処理(ステップS108,S110)は制御部4が行うものとする。
【0031】
ステップS108において、自分が「メールアドレスの送受信」または「メールアドレスの送信のみ」を許可し、かつ、相手が「メールアドレスの送受信」または「メールアドレスの受信のみ」を許可したかどうか、すなわち((MC=1or 3) and (YC=1 or 2))を判定する。
【0032】
ステップS108においてYESと判定されたならば、ステップS109において、自己メールアドレス1内に記憶された自分のメールアドレス情報を相手の携帯電話に送受信部8によって送信する。ステップS110において、自分が「メールアドレスの送受信」または「メールアドレスの受信のみ」を許可し、かつ、相手が「メールアドレスの送受信」または「メールアドレスの送信のみ」を許可したかどうか、すなわち((MC=1 or 2) and (YC=1 or 3))を判定する。ステップS110においてYESと判定されたならば、ステップS111において相手のメールアドレス情報を受信するまで待つ。
【0033】
ステップS111において相手のメールアドレス(ここでは、rarirurero@can.co.jpとする)情報を送受信部8によって受信し、受信したメールアドレス情報を、他者メールアドレス記憶部2中のこの相手の電話番号(0443332222)情報に対応させて、他者メールアドレス記憶部2にステップS112で登録する。
【0034】
図7は、他者メールアドレス記憶部2に登録された他者の電話番号情報とメールアドレス情報とのセットを複数示した図である。
【0035】
ステップS112における登録処理が完了すると、ステップS113で表示部6に図6に示した画面を表示する。図6は、相手のメールアドレスが他者メールアドレス記憶部2に登録完了したことをユーザに通知するための画面の一例を示す図である。同図の画面のデータはメモリ5に保存されているものとする。
【0036】
そしてステップS114で、制御部4が再び操作部7に含まれるメールキーの押下を検出すると、もしくは相手の携帯電話におけるメールキーが押下されたことを通知すると、同図に示した処理を終了し、図3に示した処理にリターンし、再び通話を行う。
【0037】
以上説明した処理によって、例えば自分がメールアドレス情報の送信と受信を許可し、相手が送信のみ許可した場合には、相手から送信されたメールアドレス情報が受信されて、その結果が双方の携帯電話が有する表示画面に表示される。
【0038】
例えば自分が送信のみを許可し、相手も送信のみ許可した場合には、メールアドレス情報の送受信は行われず、その結果が双方の携帯電話が有する表示画面に表示される。
【0039】
例えば自分が送信のみを許可し、相手が受信のみ許可した場合には、自分のメールアドレス情報が相手に送信されて、その結果が双方の携帯電話が有する表示画面に表示される。
【0040】
このように、通話中に簡単な操作で、メールアドレス情報の送信許可や受信許可を選択することができ、選択した許可に応じて自分のメールアドレス情報を送信したり、相手のメールアドレス情報を受信したりすることができる。
【0041】
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、メールアドレス情報の送信許可や受信許可を選択し、選択した許可に応じて自分のメールアドレス情報を送信したり、相手のメールアドレス情報を受信したりする処理を通話中にメールキーを押下することで行っていた。
【0042】
しかし、メールアドレス情報の送信許可や受信許可を選択し、選択した許可に応じて自分のメールアドレス情報を送信したり、相手のメールアドレス情報を受信したりする処理は通話中以外であっても行うことができる。本実施形態では、通話の終了後に行う。
【0043】
図8は、通話の終了後に、メールアドレス情報の送信許可や受信許可を選択し、選択した許可に応じて自分のメールアドレス情報を送信したり、相手のメールアドレス情報を受信したりする処理を行う場合のメインの処理のフローチャートである。なお図3と同じ処理ステップには同じステップ番号を付けている。
【0044】
図8に示したフローチャートが図3に示したものと異なる点は、メールアドレスの交換を行うかどうかの判定処理(ステップS6)、メールアドレス交換ルーチン(ステップR10)の処理が、ステップS5においてYesである場合、即ち通話を終了した後に実行される点である。
【0045】
このように通話を終了してから、自然な操作の流れで、お互いにメールアドレスの送信および受信の許可を確認することで、相手のメールアドレスを登録することが出来る。
【0046】
なお第1,2の実施形態では交換する情報を夫々のユーザのメールアドレス情報としたが、交換する情報は夫々のユーザの個人情報であれば良く、例えば生年月日や住所などの情報を交換しても良い。また、交換する情報は1種類に限定されるものではなく、夫々の種類のどれを交換するのかと行った選択を夫々の携帯電話のユーザに選択させるようにしても良い。
【0047】
また第1,2の実施形態では、ステップS113で表示によって、「自分か相手のどちらかがメールアドレスの送信も受信も許可しない旨」、「図6に示した画面」等をユーザに通知しているが、これを音声によってユーザに通知しても良い。その場合、基本的な音声のデータや音声で通知するためのプログラムなどをメモリ5に保持させておく必要がある。
【0048】
また本実施形態では互いのユーザが通話するための手段として携帯電話を用いたが、これに限定されるものではなく、一般に互いのユーザ間で通話及びデータ通信を可能にさせる端末装置であれば良い。
【0049】
[その他の実施形態]
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0050】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0051】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0052】
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0053】
【発明の効果】
以上の説明により、本発明によって、互いに送受信する個人情報の送信、受信のうち許可を得たもののみを行うので、不要な個人データが無許可で受信されたり、秘密にしておきたい個人データが無許可で送信されたりするという問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯電話の基本構成を示すブロック図である。
【図2】他者メールアドレス記憶部2が記憶する情報群の記憶形態の一例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る携帯電話が行う、相手の携帯電話との通話制御処理及びメールアドレスの送受信制御処理のフローチャートである。
【図4】メールアドレス交換ルーチンR10の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】メールアドレスの送受信をユーザが制御するための画面の構成例を示す図である。
【図6】相手のメールアドレスが他者メールアドレス記憶部2に登録完了したことをユーザに通知するための画面の一例を示す図である。
【図7】他者メールアドレス記憶部2に登録された他者の電話番号情報とメールアドレス情報とのセットを複数示した図である。
【図8】通話の終了後に、メールアドレス情報の送信許可や受信許可を選択し、選択した許可に応じて自分のメールアドレス情報を送信したり、相手のメールアドレス情報を受信したりする処理を行う場合のメインの処理のフローチャートである。
Claims (5)
- 通話もしくはデータ通信を行う端末装置の制御方法であって、
前記端末装置のユーザの個人情報を第1のメモリに記憶する第1の記憶工程と、
前記ユーザ以外の他者の電話番号情報と、当該他者の個人情報とのセットを第2のメモリに記憶するための第2の記憶工程と、
通話時に、通話相手が有する装置から送信された当該通話相手の電話番号情報を用いて、当該電話番号情報とセットになっている個人情報が前記第2のメモリに記憶されているかを検索する検索工程と、
前記通話相手の個人情報が前記第2のメモリに記憶されていない場合、もしくは前記装置に前記ユーザの個人情報が記憶されていない旨の通知を前記装置から受信した場合、前記第1のメモリに記憶されている前記ユーザの個人情報を前記装置に送信するか否か、前記装置から前記通話相手の個人情報の受信を行うか否かを示す送受信許可情報を前記ユーザに入力させるための入力工程と、
前記ユーザが入力した送受信許可情報、及び前記装置に入力され、前記装置から送信された送受信許可情報に応じて、前記第1のメモリに記憶されている前記ユーザの個人情報を前記装置へ送信へ送信する処理、及び/又は前記装置から前記通話相手の個人情報を受信する処理の制御を行う制御工程とを備えることを特徴とする端末装置の制御方法。 - 前記個人情報はメールアドレス情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の端末装置の制御方法。
- 通話もしくはデータ通信を行う端末装置であって、
前記端末装置のユーザの個人情報を記憶する第1の記憶手段と、
前記ユーザ以外の他者の電話番号情報と、当該他者の個人情報とのセットを記憶するための第2の記憶手段と、
通話時に、通話相手が有する装置から送信された当該通話相手の電話番号情報を用いて、当該電話番号情報とセットになっている個人情報が前記第2の記憶手段に記憶されているかを検索する検索手段と、
前記通話相手の個人情報が前記第2の記憶手段に記憶されていない場合、もしくは前記装置に前記ユーザの個人情報が記憶されていない旨の通知を前記装置から受信した場合、前記第1の記憶手段に記憶されている前記ユーザの個人情報を前記装置に送信するか否か、前記装置から前記通話相手の個人情報の受信を行うか否かを示す送受信許可情報を前記ユーザに入力させるための入力記憶手段と、前記ユーザが入力した送受信許可情報、及び前記装置に入力され、前記装置から送信された送受信許可情報に応じて、前記第1の記憶手段に記憶されている前記ユーザの個人情報を前記装置へ送信へ送信する処理、及び/又は前記装置から前記通話相手の個人情報を受信する処理の制御を行う制御記憶手段とを備えることを特徴とする端末装置。 - コンピュータに請求項1又は2に記載の端末装置の制御方法を実行させることを特徴とするプログラム。
- 請求項4に記載のプログラムを格納し、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003204809A JP2005051423A (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 端末装置の制御方法、端末装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008252733A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Nohmi Bosai Ltd | インターホンシステムにおける住宅情報盤 |
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-
2003
- 2003-07-31 JP JP2003204809A patent/JP2005051423A/ja not_active Withdrawn
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