JP2005050847A - Laser device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば写真処理装置の露光部に組み込まれるレーザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば特許文献1に記載された、写真処理装置の露光部に組み込まれるレーザ装置は、それぞれR(赤)、G(緑)及びB(青)の三原色のレーザビームを出力する3つのレーザ光源を具備する。レーザ光源の1つは、波長680nmの赤色(R)レーザビームを出力する半導体レーザを含む。レーザ光源の他の1つは、波長1060nmの固体レーザの第2高調波として波長530nmの緑色(G)レーザビームを出力する全固体SHGレーザ(Second Harmonic Generation from laser)を含むものである。同様に、レーザ光源のさらに他の1つは、波長470nmの青色(B)レーザビームを出力する全固体SHGレーザを含む。各色のレーザ光は、フィルム画像の画像データに基いて強度変調された後、合波されて各色に反応する感光剤を有する感光材料面に露光される。
【0003】
【特許文献1】
特開平15−057576号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のレーザ装置は、全固体SHGレーザを含むため大型かつ高価であり、写真処理装置の露光部の小型化を阻害し、かつ、そのコストを増大させる要因ともなっていた。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、小型で安価なレーザ装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、レーザ光源と、このレーザ光源からの出射光を導波する光ファイバと、この光ファイバで導波された光をさらに導波して擬似位相整合する非線形光学結晶とを備えたレーザ装置において、前記レーザ光源からの出射光の縦モードをシングルにし、かつ特定波長に固定するファイバブラッググレーティングを前記光ファイバ及び/又は前記光学結晶により形成される導波路中に組み込み、前記導波路中のファイバブラッググレーティングの組み込み位置は、レーザ光源と光ファイバとを保持部材で一体化したピグテール構造におけるレーザ光源寄りの光ファイバ内であることを特徴とするものである。
【0007】
この構成によれば、ファイバブラッググレーティングが、光ファイバ及び/又は光学結晶により形成される導波路中に組み込まれるので、ファイバブラッググレーティングの働きにより、レーザ光源からの出射光の縦モードがシングルにされかつ特定波長で反射されて固定される。この際、レーザ光源の発振波長が基本波長から多少離れていたとしても、その波長がファイバブラッググレーティングで作成される特定波長に引き込まれて、安定な状態とされる。この特定波長の光から非線形光学結晶中で第2高調波である所定波長の光が発生され、この光が光干渉で消滅しないように擬似位相整合されて出力される。したがって、大型で高価な全固体SHGレーザを用いることなく、所定波長のレーザ光を安定して出力できるようになるため、部品点数が減って装置構成が簡単化され、その結果、小型でかつ安価な装置が得られる。なお、ファイバブラッググレーティングを導波路中に組み込むことには、機械的に組み込むことのほか、紫外線等によって非接触で干渉縞を作成するものも含まれる。
【0008】
また、レーザ光源と光ファイバとを保持部材で一体化したピグテール構造を有し、前記導波路中のファイバブラッググレーティングの組み込み位置は、前記ピグテール構造におけるレーザ光源寄りの光ファイバ内としたので、当該光ケーブルはピグテール構造の保持部材で支持されているので、ファイバブラッググレーティングを、曲げや圧力等といった光の反射率や波長を変動させる外部要因から保護することができる。したがって、所定波長のレーザ光をさらに安定して出力できるようになる。
【0009】
請求項2記載の発明は、レーザ光源と、このレーザ光源からの出射光を導波する光ファイバと、この光ファイバで導波された光をさらに導波して擬似位相整合する非線形光学結晶とを備えたレーザ装置において、前記レーザ光源からの出射光の縦モードをシングルにし、かつ特定波長に固定するファイバブラッググレーティングを前記光ファイバ及び/又は前記光学結晶により形成される導波路中に組み込み、前記導波路中のファイバブラッググレーティングの組み込み位置は、前記光学結晶内であることを特徴とするものである。
【0010】
この構成によれば、前記導波路中のファイバブラッググレーティングの組み込み位置は、前記光学結晶内としたので、この光学結晶自体で、ファイバブラッググレーティングを、曲げや圧力等といった光の反射率や波長を変動させる外部要因から保護することができる。したがって、所定波長のレーザ光をさらに安定して出力できるようになる。
【0011】
ところで、ファイバブラッググレーティングの温度変化に伴い波長のずれが生じるおそれがある。そこで、請求項3記載の発明において、前記レーザ光源付近の温度を検出する手段と、この検出温度に基づいてレーザ光源を温度調整する手段とを備えたこととすれば、レーザ光源寄りの光ファイバ内に組み込まれたファイバブラッググレーティングは、レーザ光源とともに温度調整されて、その温度変化に伴う波長のずれが少なくなるので、所定波長のレーザ光をさらに安定して出力できるようになる。
【0012】
あるいは、請求項4記載の発明において、前記光学結晶付近の温度を検出する手段と、この検出温度に基づいて光学結晶を温度調整する手段とを備えたこととすれば、光学結晶内に組み込まれたファイバブラッググレーティングは、光学結晶とともに温度調整されて、その温度変化に伴う波長のずれが少なくなるので、所定波長のレーザ光をさらに安定して出力できるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係るレーザ装置の全体構成を示す図であって、(a)は機能ブロック図、(b)は光源部の概念図である。図2は本レーザ装置の全体形状を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【0014】
図1及び図2において、レーザ装置は、光源部1と、波長変換部2と、ビーム整形部3と制御部4とを備えてなっている。
【0015】
このうち、光源部1は、基本波として940nm付近と1060nm付近の発振波長を持つ、レーザ光源としての半導体レーザ素子(semiconductor Laser Diode:LD)11を用いる。LD11は、保持部材としてのベース111に取り付けられたステム112で支持されている。一方、光ファイバとしての短いファイバ12が同ベース111に取り付けられたファイバフォルダ121で支持されており、このファイバ12がLD11と結合されて、所謂ピグテール構造をなしている(以下、LD11とファイバ12との結合体をLDピグテール13という)。その結合効率は結合の位置精度を高めるなどして50%以上とするのが好ましい。
【0016】
ファイバ12は、そのコア部の一部の屈折率を周期的に変化させたファイバブラッググレーチング(Fiber Bragg Grating:FBG)14を組み込んでおり、このファイバ12は、LD11から出射された光の縦モードをシングルにし、かつ特定波長に固定させた状態でその光を反射する機能をもつ。これにより、LD11自身の発振波長の中心波長(λc)が前記基本波としての940nmや1060nmから多少離れた波長であってもFBG14で作成した設計波長(特定波長)に引き込み、安定させることができる。なお、ファイバ12にFBG14を組み込むことには、機械的に組み込むことのほか、紫外線等によって非接触で干渉縞を作成するものも含まれる。
【0017】
FBG14は、LDピグテール13のファイバフォルダ121で支持されたファイバ12内に組み込まれているので、曲げや圧力等といった光の反射率や波長λcを変動させる外的要因から保護される。また、FBG14はLD11寄りのファイバ12内に組み込まれているので、後述するLD11の温調(温度調節)効果を受けてその温度変化も防ぐことができ、温度特性を有する波長λcの変動を防ぐことができるようにしている。なお、FBG14の半値全幅(Full Width at Half Maximum:FWHM)は200pm以下とすることが好ましい。また使用するファイバ12は、例えばコア径5μm〜10μmのシングルモードファイバとする。
【0018】
LDピグテール13は、LD11からの出射光を直接ファイバ12に結合することでコンパクトなモジュール作成を可能とするものである。もちろんレンズを介して結合を行ってもよい。LDピグテール13は、例えばぺルチェ素子とサーミスタとで構成されたLD温調部41にて温調される。温調の目的はLD11の駆動に伴う温度上昇を防止すること及びFBG14のFWHM内で波長λcが振れるのを防ぐことである。このため、温調精度は±0.1℃以内とすることが好ましい。LD温調部41は、図2(b)に示すように、LD11の下方に設置される。
【0019】
いま温度TであるときのFBG14の反射中心波長をλ0とすると、温度T+ΔTとなったときの波長λcは以下のようになる。
【0020】
λc=λ0+0.01ΔT・・・(1)
波長λcが振れるとPPLN21における変換効率が変化するので、安定した出力が得られない。そのため、上記のような対策を行っている。
【0021】
そして、波長λc±0.2nmとなるように、FBG14の精度をよくして、整合波長のばらつきをできるだけ少なくするために、LD11の温調と、さらに後述するPPLN21の温調との差を少なくするのが好ましい。
【0022】
波長変換部2は、マグネシウム添加周期分極反転ニオブ酸リチウム結晶(Periodically Poled MgO−doped LiNbO3:PPMgLN)を用いて擬似位相整合(Quasi−Phase Matching:QPM)を行った光導波路付非線形光学結晶(PPLN)21に入射させる。擬似位相整合とは、結晶中での屈折率の違いにより、赤外光と可視光とが干渉して消滅するのを防止するために、結晶に電界をかけて光の位相を反転させることをいう。
【0023】
ここで、940nmと1060nmの基本波長は、PPLN21で第2高調波として発生され、それぞれ470nmと530nmの光に変換される。LDピグテール13から導かれた光をPPLN21上に形成された導波路211に入射するために、ファイバ12をPPLN21に近接させ両者を接着する。
【0024】
PPLN21は、例えばぺルチェ素子とサーミスタとで構成されたPPLN温調部42にて温調される。温調の目的はPPLN21の温度上昇防止である。このため、PPLN21は±0.05℃以内の精度で温調され、また10℃〜50℃まで温度を変化させ所定の温度で位相整合が取れるようにしてある。PPLN温調部42は、図2(b)に示すように、PPLN21の下方に設置される。
【0025】
導波路211はファイバ12のコアと略同じ大きさの形状を有し、結合効率が最大となるようにしてある。PPLN21での波長変換は偏光方向の依存性があるので、LDピグテール13とPPLN21との間の距離を短くし、両者を直線的に配置することでLD11からの出射光の偏光方向をできるだけ乱さないようにしている。
【0026】
ファイバ12は、PPLN21と接着した後、直線的に伸ばした位置でその根元を固定してその位置安定性を上げる。ファイバ12とPPLN21との結合効率は80%程度確保でき、効率のよい変換が得られる。これにより、空間での接続に比べて、出力が4倍程度安定する。
【0027】
ビーム整形部3は、PPLN21から出射した光をレンズ31にて整形する。ただし、コリメートしてしもよいし、例えば写真処理装置の露光部に使用されるLSU(Laser Scan Unit)に特化して設計する場合には、集光できるようにして直接AOM(Acousto Optic Modulator)に導いてもよい。レンズ31は球面レンズ、非球面レンズ、勾配屈折率(GRIN)レンズ等用途に合わせて選定する。
【0028】
レンズ31によるビーム整形後、赤外光(IR)カットフィルタ32を通し、赤外光(基本波)をカットする。このとき、赤外透過率は10−4%以下として赤外光がnWオーダまで落ちるようにするのが好ましい。これは安全対策でもあるが、後述するPD(Photo Diode)16の検出に影響しないようにするためでもある。IRカットフィルタ32はレンズ31の後に入れてもよいし、レンズ31の前に入れてもよい。
【0029】
IRカットフィルタ32を透過した可視光をビームスプリッタ33にて2方向に分離する。一つは出射光として用い、残りはAPC(Auto Power Control)制御を行うための出射光モニタとして使用する。出射光はレンズ34を通して外部に出射され、モニタ用の光はPD16に入射させてAPC制御に用いる。ビームスプリッタ33における分岐比は、出射側:PD側=9:1〜7:3程度とするのが好ましい。
【0030】
制御部4は、前記LD温調部41と前記PPLN温調部42の制御に加えて、これらを統括的に制御するコントロール部43と、LDドライバ部44とを備えている。
【0031】
このうち、LD温調部41はLD11の温調を行い、PPLN温調部42はPPLN21の温調を行う。LD11は発振波長に温度特性を持ち、PPLN21は整合波長に温度特性を持つため、それぞれ最適な温度に調整する必要があり、LD11は±0.1℃、PPLN21は±0.05℃程度の温度安定性が要求される。そこで、両温調部41、42では、例えばペルチェ素子とサーミスタとを用いたいわゆるペルチェモジュールによるPID制御を行うことにより、所定温度範囲内、例えば15℃〜40℃の範囲内で約0.01℃の安定性を達成している。さらに、制御の応答性を高めるべく、PIDの各パラメータ(係数)が調整されて設定されている。また、制御部4は、例えば制御内容と検出温度の監視を行うことでペルチェモジュールの不良を検出(判定)し、露光部の動作を自動的に停止し、その旨を報知する機能を備えている。
【0032】
コントロール部43は、LD制御部431と、PPLN温調完了判断部433と、PPLN温調エラー判断部434と、LD温調完了判断部435と、LD温調エラー判断部436と、電流エラー判断部437と、LDオン判断部438と、PPLN温調状態判断部439と、PPLN温調状態判断部440とを備えている。
【0033】
LD制御部431は、LD11のオン,オフを制御するが、最適出力を得るためには、PPLN温調部42とLD温調部41とによるPPLN21及びLD11の温調がそれぞれ完了している必要がある。よって、LD制御部431は、以下の条件▲1▼〜▲3▼がそろったときのみLD11をオンとし、さらに条件▲4▼〜▲6▼でLD11のオンとした後の出力状態を維持する。
▲1▼PPLN21の温調エラーが発生しておらず、かつ、その温調が完了していること。このために、PPLN温調完了判断部433は、PPLN温調部42から出力される温調完了信号を受信したかどうかでPPLN21の温調が完了したか否かを判断し、PPLN温調エラー判断部434は、PPLN温調部42から出力される温調エラー信号を受信したかどうかでPPLN21の温調エラーが発生したか否かを判断する。
▲2▼LD11の温調エラーが発生しておらず、かつ、その温調が完了していること。このために、LD温調完了判断部435は、LD温調部41から出力される温調完了信号を受信したかどうかでLD11の温調が完了したか否かを判断し、LD温調エラー判断部436は、LD温調部41から出力され温調エラー信号を受信したかどうかでLD11の温調エラーが発生したか否かを判断する。
▲3▼LD11の電流エラーが発生していないこと。このために、電流エラー判断部437は、後述するエラー検出部444から出力される電流エラー信号を受信したかどうかでLD11の電流エラーが発生したか否かを判断する。
▲4▼LD11のオン,オフ信号をオンにすること。このために、LDオン判断部438は、上記各条件▲1▼〜▲3▼がそろったか否かを判断する。
▲5▼LD11の温調状態が良好であること。このために、LD温調状態判断部439は、LD温調部41から出力される温調状態信号を受信したかどうかでLD11の温調状態が良好か否かを判断する。
▲6▼PPLN21の温調状態が良好であること。このために、PPLN温調状態判断部440は、PPLN温調部42から出力される温調状態信号を受信したかどうかでPPLN21の温調状態が良好か否かを判断する。
【0034】
ここで、温調エラーとは、温調を開始してから、一定時間(任意設定可能)たっても温調が完了しない場合に発生するエラーである。ペルチェ素子及びサーミスタの接続不良、故障の検出を目的とする。電流エラーとは、LD11に供給される電流が所定の閾値を超えたときに発生するエラーで、LD11の劣化及び基板の故障の検出を目的とする。なお、温調エラー及び電流エラーが発生した場合は、安全のため露光部及び好ましくはシステム全体の動作が停止される。制御部4はエラー状態を電源がオフにされるまで持続するようにしている。
【0035】
本実施形態では、各判断部433〜440をロジック回路のみで構成しているので、コントロール部43のLD制御部431によるオン、オフの制御のみを行っているが、コントロール部43にCPUを有するマイクロコンピュータを搭載する態様でもよい。
【0036】
LDドライバ部44は、光検出部441と、リファレンス電圧供給部442と、誤差検出部443と、エラー検出部444と、電流電圧変換部445とを備えており、コントロール部43のLD制御部431から、LD11のLDオンオフ信号を受けて動作する。ここでは、APCに加えてACC(Auto Current Control)制御機能をもち、前者で出力一定制御を行い、後者で電流一定制御を行う。すなわち、光検出部441は、PD16の電圧変化を検出し、リファレンス電圧供給部442から供給される設定電圧とを、誤差検出部443で比較する。そして、エラー検出部444は、PD16の検出電圧が設定電圧を超えてLD電流が過大となったことを検出することで、LD11の劣化検出を行う。一方、電圧電流変換部445は、LD11にLD電流を供給する指令電圧を電流に変換して出力するもので、そのLD電流が定格を超えないようにする電流リミット回路を備えている。
【0037】
引き続き、本レーザ装置のFBG14を温度制御する、主としてACC制御動作について説明する。図3は、本レーザ装置の動作を示すフローチャートであって、(a)はメインルーチン、(b)はサブルーチンである。
【0038】
図3(a)において、まずシステム電源をオンすると(ステップS1)、コントロール部43のLD制御部431はLDオフ信号を出力し、このオンオフ信号を受けたLDドライバ部44により一旦LD11が消灯される(ステップS2)。LD制御部431は、再び温調オン信号を出力し、このオンオフ信号を受けたPPLN温調部42及びLD制御部42によって、PPLN21、LD11の温調がそれぞれオンされる(ステップS3)。
【0039】
ついで、PPLN温調完了判断部433は、PPLN温調部42からの温調完了信号の有無によりPPLN21の温調が完了したか否かを判断する(ステップS4)。ここで、PPLN21の温調が完了していないと判断されると、PPLN温調エラー判断部434は、再びPPLN温調部42からの温調エラー信号の有無によりPPLN21の温調エラーが発生したか否かを判断する(ステップS5)。そして、PPLN21の温調エラーが発生していないと判断されると、ステップS4に戻り、一方、PPLN21の温調エラーが発生したと判断されると、システムエラー処理を行う(ステップS6)。
【0040】
このシステムエラー処理においては、図3(b)に示すように、LD制御部431はLDオフ信号を出力し、この信号を受けたLDドライバ部44でLD11がオフされる(ステップS61)。LD制御部431は、再び温調オフ信号を出力し、この信号を受けたPPLN温調部42でPPLN21の温調がオフされ(ステップS62)、同信号を受けたLD温調部41でLD11の温調がオフされた後に(ステップS62)、停止される。
【0041】
ステップS4において、PPLN21の温調が完了したと判断されると、LD温調部41からの温調完了信号の有無により、LD温調完了判断部435は、LD11の温調が完了したか否かを判断する(ステップS7)。ここで、LD11の温調が完了していないと判断されると、LD温調部41からの温調エラー信号の有無により、LD温調エラー判断部436は、LD11の温調エラーか否かを判断する(ステップS8)。そして、LD11の温調エラーでないと判断されると、ステップS7に戻り、一方、LD11の温調エラーであると判断されると、前記したようなシステムエラー処理が行われる(ステップS6)。
【0042】
ステップS7において、LD11の温調が完了したと判断されると、エラー検出部444からの電流エラー信号の有無により、電流エラー判断部437は、LD11の電流エラーが発生したか否かを判断する(ステップS9)。ここで、電流エラーが発生したと判断されると、前記したようなシステムエラー処理が行われる(ステップS6)。
【0043】
ステップS9において、電流エラーが発生していないと判断されると、LDオン判断部438は、前述したLDオンのための各条件▲1▼〜▲3▼がそろった(満たされた)か否かを判断する(ステップS10)。ここで、各条件▲1▼〜▲3▼の全てが満たされず、LD11がオンできないと判断されると、ステップS10をくり返す待機状態となり、一方、各条件▲1▼〜▲3▼がそろって、LD11がオンできると判断されると、LD11がオンされる(ステップS11)。
【0044】
ついで、FBG14の働きにより、LD11からの出射光の縦モードがシングルにされ、かつ特定波長で反射されて固定される。この際、前述したように、LD11の発振波長が基本波長から多少離れていたとしても、その波長がFBG14で作成される特定波長に引き込まれて、安定な状態とされる。この特定波長の光からPPLN21中で第2高調波である波長の光が発生され、この光が光干渉で消滅しないように擬似位相整合されて出力される。
【0045】
そして、上記出力中に、PPLN温調部42からの温調状態信号を受けて、PPLN温調状態判断部439は、PPLN21の温調が良好であるか否かを判断する(ステップS12)。
【0046】
ステップS12において、LD温調部41からの温調状態信号を受けて、LD温調状態判断部440は、LD11の温調が良好であるか否かを判断する(ステップS13)。ここで、温調が良好であると判断されると、LD温調部41からの電流エラー信号の有無により、電流エラー判断部437は、再びLD11の電流エラーが発生したか否かを判断する(ステップS14)。そして、電流エラーが発生していないと判断されると、ステップS12に戻り、一方、電流エラーが発生したと判断されると、前記したようなシステムエラー処理が行われる(ステップS6)。
【0047】
ステップS12又はステップS13において、温調が良好でないと判断されると、いずれもステップS2に戻る。以上の各ステップをくり返す。
【0048】
これにより、LDピグテール13内に組み込まれたFBG14は、LD11とともに温調されるので、その温度変化に伴う波長のずれが低減でき、第2高調波である波長のレーザ光が安定して出力できる。したがって、本実施形態によれば、大型で高価な全固体SHGレーザを用いることなく、所定波長のレーザ光を安定して出力できるようになるため、部品点数が減って装置構成が簡単化され、その結果、小型でかつ安価な装置が得られる。
【0049】
なお、上記実施形態では、FBG14を組み込んだファイバ12を用いることで、LD11とPPLN21を高効率に結合でき、また波長の安定性に優れた光源を得ることができたが、FBG14をPPLN21側に組み込むようにしてもよい。その場合には、PPLN21自体で、FBG14を曲げや圧力等の反射率や特定波長を変動させる外部要因から保護することができる。また、前述したように、ここでもFBG14はPPLN21とともに温調されて、その温度変化に伴う波長のずれが抑制されるので、所定波長のレーザ光を安定して出力できるようになり、上記実施形態と同様の性能を確保できる。
【0050】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、大型で高価な全固体SHGレーザを用いることなく所定波長のレーザ光を安定して出力できるようになるため、部品点数が減って装置構成が簡単化され、その結果、小型でかつ安価な装置が得られる。また、光ケーブルをピグテール構造の保持部材で支持しているので、ファイバブラッググレーティングを、曲げや圧力等といった光の反射率や波長を変動させる外部要因から保護することができる。したがって、所定波長のレーザ光をさらに安定して出力できる。
【0051】
請求項2記載の発明によれば、光学結晶自体で、ファイバブラッググレーティングを、曲げや圧力等といった光の反射率や波長を変動させる外部要因から保護することができる。したがって、所定波長のレーザ光をさらに安定して出力できるようになる。
【0052】
請求項3記載の発明によれば、レーザ光源寄りの光ファイバ内に組み込まれたファイバブラッググレーティングを、レーザ光源とともに温度調整して、その温度変化に伴う波長のずれを少なくするので、所定波長のレーザ光をさらに安定して出力できる。
【0053】
請求項4記載の発明によれば、光学結晶内に組み込まれたファイバブラッググレーティングを、光学結晶とともに温度調整して、その温度変化に伴う波長のずれを少なくするので、所定波長のレーザ光をさらに安定して出力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るレーザ装置の全体構成を示す図であって、(a)は機能ブロック図、(b)は光源部の概念図である。
【図2】本レーザ装置の全体形状を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図3】本レーザ装置の動作を示すフローチャートであって、(a)はメインルーチン、(b)はサブルーチンである。
【符号の説明】
1 光源部
11 LD(レーザ光源)
12 ファイバ(光ファイバ)
13 LDピグテール
14 FBG(ファイバブラッググレーティング)
2 波長変換部
21 PPLN(光学結晶)
3 ビーム整形部
4 制御部
41 LD温調部
42 PPLN温調部
43 コントロール部
44 LDドライバ部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a laser device incorporated in, for example, an exposure unit of a photographic processing apparatus.
[0002]
[Prior art]
For example, a laser apparatus described in Patent Document 1 and incorporated in an exposure unit of a photographic processing apparatus includes three laser light sources that output laser beams of three primary colors of R (red), G (green), and B (blue), respectively. It has. One of the laser light sources includes a semiconductor laser that outputs a red (R) laser beam having a wavelength of 680 nm. Another one of the laser light sources includes an all-solid SHG laser (Second Harmonic Generation from laser) that outputs a green (G) laser beam having a wavelength of 530 nm as a second harmonic of a solid-state laser having a wavelength of 1060 nm. Similarly, yet another one of the laser light sources includes an all-solid SHG laser that outputs a blue (B) laser beam with a wavelength of 470 nm. The laser light of each color is intensity-modulated based on the image data of the film image, and then combined and exposed to the surface of the photosensitive material having a photosensitive agent that reacts with each color.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 15-057576
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional laser apparatus is large and expensive because it includes an all-solid-state SHG laser, which has hindered downsizing the exposure unit of the photographic processing apparatus and increased the cost thereof.
[0005]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object thereof is to provide a small and inexpensive laser device.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The invention described in claim 1 includes a laser light source, an optical fiber that guides light emitted from the laser light source, and a nonlinear optical crystal that further guides light guided by the optical fiber and performs quasi-phase matching. Embedded in a waveguide formed by the optical fiber and / or the optical crystal, and a fiber Bragg grating for making the longitudinal mode of the light emitted from the laser light source single and fixing to a specific wavelength, The assembly position of the fiber Bragg grating in the waveguide is in the optical fiber near the laser light source in the pigtail structure in which the laser light source and the optical fiber are integrated by a holding member.
[0007]
According to this configuration, since the fiber Bragg grating is incorporated in a waveguide formed by an optical fiber and / or an optical crystal, the longitudinal mode of the light emitted from the laser light source is made single by the action of the fiber Bragg grating. And it is reflected and fixed at a specific wavelength. At this time, even if the oscillation wavelength of the laser light source is slightly different from the fundamental wavelength, the wavelength is drawn into a specific wavelength created by the fiber Bragg grating, and a stable state is obtained. Light of a predetermined wavelength, which is the second harmonic, is generated from the light of the specific wavelength in the nonlinear optical crystal, and is output after being quasi-phase matched so that the light does not disappear due to optical interference. Therefore, since it becomes possible to stably output laser light having a predetermined wavelength without using a large and expensive all-solid SHG laser, the number of parts is reduced and the apparatus configuration is simplified. As a result, the apparatus is small and inexpensive. Can be obtained. Incorporating the fiber Bragg grating into the waveguide includes not only mechanically incorporating but also creating interference fringes in a non-contact manner by ultraviolet rays or the like.
[0008]
In addition, it has a pigtail structure in which the laser light source and the optical fiber are integrated by a holding member, and the fiber Bragg grating is incorporated in the waveguide in the optical fiber near the laser light source in the pigtail structure. Since the optical cable is supported by a holding member having a pigtail structure, the fiber Bragg grating can be protected from external factors that change the reflectance and wavelength of light such as bending and pressure. Therefore, laser light with a predetermined wavelength can be output more stably.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a laser light source, an optical fiber that guides light emitted from the laser light source, and a nonlinear optical crystal that further guides light guided by the optical fiber and performs quasi-phase matching. Embedded in a waveguide formed by the optical fiber and / or the optical crystal, and a fiber Bragg grating for making the longitudinal mode of the light emitted from the laser light source single and fixing to a specific wavelength, The fiber Bragg grating is incorporated in the optical waveguide in the optical crystal.
[0010]
According to this configuration, since the fiber Bragg grating is incorporated in the optical crystal in the optical crystal, the optical Bragg grating is used to adjust the reflectance and wavelength of light such as bending and pressure. Can protect against fluctuating external factors. Therefore, laser light with a predetermined wavelength can be output more stably.
[0011]
By the way, there is a possibility that the wavelength shift occurs with the temperature change of the fiber Bragg grating. Therefore, in the invention according to
[0012]
Alternatively, in the invention according to
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1A and 1B are diagrams showing an overall configuration of a laser apparatus according to an embodiment of the present invention, in which FIG. 1A is a functional block diagram and FIG. 1B is a conceptual diagram of a light source unit. 2A and 2B are diagrams showing the overall shape of the laser device, where FIG. 2A is a plan view and FIG. 2B is a front view.
[0014]
1 and 2, the laser device includes a light source unit 1, a
[0015]
Among these, the light source unit 1 uses a semiconductor laser element (LD) 11 as a laser light source having oscillation wavelengths near 940 nm and 1060 nm as fundamental waves. The LD 11 is supported by a
[0016]
The
[0017]
Since the
[0018]
The
[0019]
The reflection center wavelength of the
[0020]
λc = λ 0 + 0.01ΔT (1)
When the wavelength λc varies, the conversion efficiency in the
[0021]
In order to improve the accuracy of the
[0022]
The
[0023]
Here, the fundamental wavelengths of 940 nm and 1060 nm are generated as second harmonics by the PPLN 21 and converted to light of 470 nm and 530 nm, respectively. In order for the light guided from the
[0024]
The temperature of the
[0025]
The
[0026]
After the
[0027]
The
[0028]
After the beam shaping by the
[0029]
Visible light transmitted through the IR cut
[0030]
In addition to the control of the LD
[0031]
Among these, the LD
[0032]
The
[0033]
The
(1) A temperature adjustment error of the
(2) The temperature adjustment error of the
(3) No current error of LD11 has occurred. Therefore, the current
(4) Turn on the LD11 on / off signal. For this purpose, the LD-on determining
(5) The temperature control state of the
(6) The temperature control state of PPLN21 is good. Therefore, the PPLN temperature adjustment
[0034]
Here, the temperature adjustment error is an error that occurs when the temperature adjustment is not completed even after a certain time (can be arbitrarily set) after the temperature adjustment is started. The purpose is to detect connection failure and failure of Peltier elements and thermistors. The current error is an error that occurs when the current supplied to the
[0035]
In this embodiment, since each
[0036]
The
[0037]
Next, the ACC control operation for controlling the temperature of the
[0038]
In FIG. 3A, when the system power supply is first turned on (step S1), the
[0039]
Next, the PPLN temperature adjustment
[0040]
In this system error processing, as shown in FIG. 3B, the
[0041]
If it is determined in step S4 that the temperature adjustment of the
[0042]
If it is determined in step S7 that the temperature control of the
[0043]
If it is determined in step S9 that no current error has occurred, the LD-on
[0044]
Next, the longitudinal mode of the light emitted from the
[0045]
In response to the temperature adjustment state signal from the PPLN temperature adjustment unit 42 during the output, the PPLN temperature adjustment
[0046]
In step S12, upon receiving the temperature adjustment state signal from the LD
[0047]
If it is determined in step S12 or step S13 that the temperature control is not good, the process returns to step S2. Repeat the above steps.
[0048]
Thereby, the temperature of the
[0049]
In the above embodiment, by using the
[0050]
【The invention's effect】
According to the invention of claim 1, since it becomes possible to stably output laser light of a predetermined wavelength without using a large and expensive all-solid SHG laser, the number of parts is reduced, and the apparatus configuration is simplified. As a result, a small and inexpensive device can be obtained. In addition, since the optical cable is supported by the holding member having the pigtail structure, the fiber Bragg grating can be protected from external factors such as bending, pressure, and the like that change the reflectance and wavelength of light. Therefore, laser light having a predetermined wavelength can be output more stably.
[0051]
According to the second aspect of the present invention, the optical crystal itself can protect the fiber Bragg grating from external factors that change the reflectance and wavelength of light such as bending and pressure. Therefore, laser light with a predetermined wavelength can be output more stably.
[0052]
According to the third aspect of the present invention, the temperature of the fiber Bragg grating incorporated in the optical fiber near the laser light source is adjusted together with the laser light source to reduce the wavelength shift due to the temperature change. Laser light can be output more stably.
[0053]
According to the invention of
[Brief description of the drawings]
1A and 1B are diagrams showing an overall configuration of a laser apparatus according to an embodiment of the present invention, where FIG. 1A is a functional block diagram and FIG. 1B is a conceptual diagram of a light source unit;
FIGS. 2A and 2B are diagrams showing the overall shape of the laser apparatus, wherein FIG. 2A is a plan view and FIG. 2B is a front view;
FIG. 3 is a flowchart showing the operation of the laser apparatus, wherein (a) is a main routine and (b) is a subroutine.
[Explanation of symbols]
1 Light source
11 LD (Laser light source)
12 Fiber (optical fiber)
13 LD Pigtail
14 FBG (Fiber Bragg Grating)
2 Wavelength converter
21 PPLN (optical crystal)
3 Beam shaping part
4 Control unit
41 LD temperature controller
42 PPLN temperature control unit
43 Control section
44 LD driver
Claims (4)
Priority Applications (1)
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Publications (1)
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- 2003-07-29 JP JP2003202835A patent/JP2005050847A/en active Pending
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