JP2005050714A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 誘導加熱コイルと調理用鍋のギャップを均一に保ち、そのギャップに冷却風を送風して加熱コイルを冷却するという従来の性能を維持しつつ、部品点数を増やさないで感電防止用の帯電防止板を所定の位置に固定することができるようにする。
【解決手段】 調理用鍋2を載置するトッププレート1と、トッププレート1の下方に設置された誘導加熱コイル4と、誘導加熱コイル4とトッププレート1の間隔を均一に保つべく両者の間に設置したギャップスペーサー5を備えた誘導加熱調理器において、トッププレート1と誘導加熱コイル4との間に帯電防止板6を備え、この帯電防止板6をギャップスペーサー5により保持するとともに、ギャップスペーサー5を耐熱樹脂により略逆L状に成形し、水平部5aを立ち上げ部5bの上面5cより一段下げて誘導加熱コイル4の中心部側に水平に伸ばし、その水平部5aで誘導加熱コイル4を覆うようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は誘導加熱コイルに高周波電流を流して金属製の調理用鍋を加熱する誘導加熱調理器に関し、詳しくはその加熱構造に関するものである。
誘導加熱調理器は、誘導加熱コイルに高周波電流を流して磁束を発生させ、この誘導加熱コイルの上面に載置した金属負荷(調理用鍋)に渦電流を発生させ、そのジュール熱によって金属負荷自体が自己発熱することで、金属負荷を効率よく加熱するものである。
この誘導加熱調理器は、加熱動作を行うと誘導加熱コイルを駆動する駆動回路により誘導加熱コイルに高電圧、高電流が流れ、誘導加熱コイルが発熱し、著しく温度上昇するので、金属負荷(調理用鍋)と誘導加熱コイルとの間に空間を持たせて冷却風を送る構造となっている。
この従来の誘導加熱調理器の加熱構造を図3により説明する。
図3は誘導加熱調理器の断面図で、1はトッププレートで、耐熱性が高い結晶化ガラスで構成されており、その上面に金属製の調理用鍋2を載置している。3は耐熱樹脂よりなるコイルベースで、その上面に調理用鍋2を加熱する誘導加熱コイル4を水平に載置し、シリコンシールで一体的に接着している。
5はギャップスペーサーで、トッププレート1と誘導加熱コイル4との間に均一なギャップ7を作り出すためのもので、耐熱樹脂により略逆L状に成形されており、誘導加熱コイル4の外周より外側でコイルベース3上に等間隔に複数個取り付けられ、上面の水平部を誘導加熱コイル4の中心部側に水平に伸ばしている。
前記ギャップ7は、誘導加熱コイル4とトッププレート1との間に形成されるもので、誘導加熱コイル4を冷却する冷却風を流すために必要なものである。
この図3に示す従来の誘導加熱調理器は、鉄や磁性ステンレス等の磁性金属の調理用鍋を加熱するのに適した構造である。
しかし近年、誘導加熱調理器は普及率の増加により機能向上の一つとして従来では加熱することが技術的に困難であったアルミニウムや銅等の非磁性金属よりなる調理用鍋の加熱が要求されてきており、このニーズに答えた製品が開発されてきている。
上記した図3に示す誘導加熱調理器においては、アルミニウムや銅等の非磁性金属よりなる調理用鍋を加熱する場合、以下に示す課題があった。
すなわち、調理用鍋2がアルミニウムや銅等の表皮抵抗の小さい金属である場合には、誘導加熱コイル4に従来よりも高電圧をかけて加熱することになるが、このときの高電圧は最大約3kVに達するため、調理用鍋2に漏れ電流が発生し、使用者が感電する恐れがある。
これを解決するために、導電体である帯電防止板を誘導加熱コイルと調理用鍋の間に介在する手段があり、例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3にそれが示されている。
特開2002−56959号公報
特開昭61−27087号公報 特開平4−209489号公報
しかし、特許文献1に示すように、帯電防止板をトッププレートと調理用鍋の間に設置した場合には、トッププレートが平面でなくなるため清掃性が悪化するという問題がある。
また、この帯電防止板を従来例である図3に示すような構造において特許文献2、特許文献3に示すようにトッププレートより下部に設置した場合には、帯電防止板が誘導加熱コイルに触れて該誘導加熱コイルの冷却風路を塞いでしまうため誘導加熱コイルの温度が上昇し、危険である。
さらに、アルミニウムや銅等の非磁性体の調理用鍋を加熱する場合、素線の絶縁性能を高めるために特許文献4(特開2003−115368号公報)に示すように構成された加熱コイルをフッ素の絶縁被覆で覆って使用することが行なわれる。
しかし、この構造では誘導加熱コイルをシリコンシールにてコイルベースに接着させようとするとフッ素とシリコンの接着性が悪く、より満足な接着力が得られなくなる可能性がある。
さらに、誘導加熱コイルとアルミニウムや銅等の調理用鍋との間で強い反発力が生じるため、コイルベースから誘導加熱コイルが剥がれてしまう恐れがある。
上記課題を解決するために本発明の請求項1では、調理用鍋を載置するトッププレートと、トッププレートの下方に設置された誘導加熱コイルと、誘導加熱コイルとトッププレートの間隔を均一に保つべく両者の間に設置したギャップスペーサーを備えた誘導加熱調理器において、トッププレートと誘導加熱コイルとの間に帯電防止板を備え、この帯電防止板をギャップスペーサーにより保持したものである。
また、請求項2では、帯電防止板をギャップスペーサーによりトッププレートと誘導加熱コイルとの間に固定したものである。
さらに、請求項3では、ギャップスペーサーを耐熱樹脂により略逆L状に成形し、水平部を立ち上げ部の上面より一段下げて誘導加熱コイルの中心部側に水平に伸ばし、その水平部で誘導加熱コイルを覆う構成としたものである。
上記の構成により、ギャップスペーサーで誘導加熱コイルと調理用鍋のギャップを均一に保つという従来の性能を維持しつつ、部品点数を増やすことなく帯電防止板を所定の位置に固定することができる。
また、前記のような構成においても帯電防止板を保持しながら誘導加熱コイルと調理用鍋との間に誘導加熱コイルを冷却する冷却風を流すためのギャップを保持することができる。
さらに、誘導加熱コイルとコイルベースとの接着性能がシリコンシールのみで不充分な場合でもギャップスペーサーの誘導コイルの中心部側に伸びた水平部で誘導加熱コイルを抑える効果を持たせることができる。
以下、本発明の一実施例を図面中の図1及び図2に従って説明する。
図1は誘導加熱調理器の断面図、図2は部品構成の斜視図である。
図において、1はトッププレートで、耐熱性が高い絶縁性の結晶化ガラスで構成されており、その上面に金属製の調理用鍋2を載置している。3は耐熱樹脂よりなるコイルベースで、その上面に調理用鍋2を加熱する誘導加熱コイル4を水平に載置し、シリコンシールで一体的に接着している。
前記誘導加熱コイル4は、図示しないが高電圧になり素線同士で絶縁不足になるため素線の周囲にフッ素加工した絶縁層を設けている。
5はギャップスペーサーで、トッププレート1と誘導加熱コイル4の間に均一なギャップを作り出すためのもので、耐熱樹脂により略逆L状に成形されており、誘導加熱コイル4の外周より外側でコイルベース3上に等間隔で複数個取り付けられ、水平部5aを立ち上げ部5bの上面5cより一段下げて誘導加熱コイル4の中心部側に水平に伸ばし、その水平部5aで誘導加熱コイル4を覆うようにしている。
6は帯電防止板で、導電塗料を絶縁物で挟み込んだもので、誘導加熱されない機能を発揮するものであり、前記トッププレート1の下面でギャップスペーサー5の水平部5a上に載置して保持されている。
なおこの帯電防止板6は接地されているのは言うまでもない。
7はトッププレート1と誘導加熱コイル4との間に形成されたギャップで、このギャップスペーサー5によるギャップ7は誘導加熱コイル4を冷却する冷却風を流すために必要となるものである。
以上の構成において、駆動回路(図示せず)によって誘導加熱コイル4を駆動して調理用鍋2を加熱すると、調理用鍋2がアルミニウムや銅等表皮抵抗の小さい金属である場合には誘導加熱コイル4に従来よりも高電圧をかけて加熱することになる。
このとき、最大約3kVに達するため、調理用鍋2に漏れ電流が流れてしまい使用者が感電する恐れがあるが、誘導加熱コイル4と調理用鍋2の間には帯電防止板6が設けられており、しかもこの帯電防止板6は接地されているため漏れ電流を防止することができ、使用者への感電は防止される。
本発明においては、ギャップスペーサー5を図1及び図2に示すように誘導加熱コイル4の外周より外側でコイルベース3上に等間隔で複数個取り付け、かつ、水平部5aを立ち上げ部5bの上面5cより一段下げて誘導加熱コイル4の中心部側に水平に伸ばし、その一段下げている水平部5aに帯電防止板6を載置したので、部品点数を増やすことなく帯電防止板6を所定の位置に固定することができる。
すなわち、帯電防止板6は、高さ方向をトッププレート1とギャップスペーサー5の立ち上げ部5bで抑えられ、横方向はギャップスペーサー5の上面5cより一段下げた部分が壁となって保持されるものである。
また、誘導加熱コイル4はフッ素加工した絶縁層で覆われているため、コイルベース3との接着性能がシリコンシールのみで不充分な場合でもギャップスペーサー5の誘導コイル4の中心部側に伸びた水平部5aで誘導加熱コイル4を抑えることができる。
なお、誘導加熱による調理方法についてはすでに公知であり、説明は省略する。
図1は本発明に係る誘導加熱調理器の断面図である。 同部品構成の斜視図である。 従来の誘導加熱調理器の断面図である。
符号の説明
1 トッププレート
2 調理用鍋
3 コイルベース
4 誘導加熱コイル
5 ギャップスペーサー
6 帯電防止板
7 ギャップ

Claims (3)

  1. 調理用鍋(2)を載置するトッププレート(1)と、トッププレート(1)の下方に設置された誘導加熱コイル(4)と、誘導加熱コイル(4)とトッププレート(1)の間隔を均一に保つべく両者の間に設置したギャップスペーサー(5)を備えた誘導加熱調理器において、トッププレート(1)と誘導加熱コイル(4)との間に帯電防止板(6)を備え、この帯電防止板(6)をギャップスペーサー(5)により保持することを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 帯電防止板(6)をギャップスペーサー(5)によりトッププレート(1)と誘導加熱コイル(4)の間に固定したことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理。
  3. ギャップスペーサー(5)は、耐熱樹脂により略逆L状に成形され、水平部(5a)を立ち上げ部(5b)の上面(5c)より一段下げて誘導加熱コイル(4)の中心部側に水平に伸ばし、その水平部5aで誘導加熱コイル4を覆うことを特徴とする請求項1及び2記載の誘導加熱調理器。

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