JP2005050216A - 回答検査システム,調査票発行装置,回答検査装置,調査票発行方法,および回答検査方法 - Google Patents

回答検査システム,調査票発行装置,回答検査装置,調査票発行方法,および回答検査方法 Download PDF

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Kinya Endo
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Abstract

【課題】 調査票だけで回答データを自動的に検査し,不具合のあるものを検出できる回答検査システムを提供する。
【解決手段】 回答検査システム10において,調査票発行装置100は,調査票に,回答を検査するために必要な情報を検査情報として埋め込む検査情報埋め込み部102を備え,回答検査装置120は,調査票に埋め込まれた検査情報を取り出す検査情報取り出し部122と,回答済みの調査票が入力されて回答データ化する回答データ入力部123と,検査情報に基づき回答データを検査する回答検査部124とを備えたことを特徴とする。かかる構成によれば,回答データの検査に必要な情報を調査票に埋め込み印刷し,そして回答データを検査する際には回答済みの調査票から検査に必要な情報を読み出し,回答データを検査することが可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は,アンケート用紙などの調査票(書面)の設問への回答を検査する技術に関するものであり,特に,調査票発行装置,回答検査装置,およびこれらをシステム構成要素として含む回答検査システム,調査票発行方法,および回答検査方法に関するものである。
従来,アンケート調査票の書面に記入された回答などの内容を処理するためには,例えば,特開平9−97250号公報に記載の集計処理システムを利用して,調査票上の設問のタイプ(シングルアンサー,マルチアンサーなど)を指定し,端末からのキーパンチ入力時には設問のタイプから必要な入力カラムを端末上に設定し,集計時には設問のタイプ別に集計処理プログラムを用意し実行する必要があった。またキーパンチ入力に代わる回答内容のデータ化方法としては,例えば,特開平11−265422号公報に記載のマーク認識方法を利用して,マークが未記入の書面とマーク記入後の書面の差分画像からマーク位置を認識する方法があった。
特開平9−97250号公報 特開平11−265422号公報
しかし,調査票の設問のタイプは設問構造情報として別途保管されるため,処理を行う際には正しい設問構造情報を指定する必要があった。またマーク位置の認識を自動的に行う場合にも,マークが未記入の書面の画像を指定して入力する必要があった。従って,それらのファイル等を別途保管する必要があり,また処理を行う側に予め準備する必要があるなど,作業が煩雑になる問題があった。
さらに,例えばシングルアンサー部分に複数の回答が記入されているものなど不適当な回答を検出するためには,回答内容のデータ(回答データ)を全数検査するか,またはデータを検査するプログラムを別途準備しなければならないといった問題があった。
従って,調査票だけで回答データを自動的に検査し,不具合のあるものを検出できる技術が求められていた。
本発明は,上記背景技術に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,調査票だけで回答データを自動的に検査し,不具合のあるものを検出することの可能な,新規かつ改良された回答検査システム,調査票発行装置,回答検査装置,調査票発行方法,および回答検査方法を提供することである。
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,調査票を発行する調査票発行装置(100)と,調査票の設問への回答を検査する回答検査装置(120)とを含む回答検査システム(10)において,調査票発行装置(100)は,調査票に,回答を検査するために必要な情報を検査情報として埋め込む検査情報埋め込み部(102)を備え,回答検査装置(120)は,調査票に埋め込まれた検査情報を取り出す検査情報取り出し部(122)と,回答済みの調査票が入力されて回答データ化する回答データ入力部(123)と,検査情報に基づき回答データを検査する回答検査部(124)とを備えたことを特徴とする,回答検査システムが提供される(請求項1)。
かかるシステムによれば,回答データの検査に必要な情報を調査票に埋め込み印刷し,そして回答データを検査する際には回答済みの調査票から検査に必要な情報を読み出し,回答データを検査することが可能である。本発明はこのようにして調査票への回答内容を検査する方法であるため,調査票だけで回答データを自動的に検査し,不具合のあるものを検出することが可能である。また,設問タイプや未記入書面の情報の管理,および回答データに対する全数検査や回答データの検査プログラムの準備などといった煩雑な作業が不要である。
上記本発明の回答検査システムにおいて,以下の応用が可能である。
検査情報埋め込み部は,調査票に,ページ番号に関する情報を検査情報として埋め込み,回答検査装置は,ページ番号に関する情報をもとに,検査情報取り出し部が取り出した各ページごとの検査情報を保存する検査情報保存部(525)をさらに備えることが可能である(請求項2)。検査情報が何らかの事情によって取り出せないことがある。例えば,検査情報がバーコードにより記載されている場合に,そのバーコード部分が汚れや破損などによって読み取り不可となっていることがある。この場合は読み込んだ調査票から検査情報が取り出せないため,すでに検査情報保存部(525)に保存されている検査情報のうちの1つを流用する検査情報として指定することで,検査を行うことが可能である。
また,検査情報埋め込み部は,調査票に,回答の自動データ化に必要なデータ化情報をさらに埋め込み,検査情報保存部は,データ化情報をさらに保存することが可能である(請求項3)。かかる構成によれば,調査票の回答内容を調査票だけで自動的にデータ化し,検査することができる。また,回答内容のデータ化に必要な情報もあわせて調査票に埋め込み印刷することで,マーク認識などの従来手法をキーパンチ入力に代わる回答内容のデータ化方法として採用することも可能である。これらの情報についても保存し再利用することもできる。また,類似の調査票を作成する作業の軽減や,読み取り失敗時でも別の調査票の情報を流用することで自動データ化を行うことが可能である。
また,検査情報埋め込み部は,調査票に,ページ番号に関する情報を検査情報として埋め込み,調査票発行装置は,ページ番号に関する情報をもとに,検査情報埋め込み部が埋め込んだ各ページごとの検査情報を保存する検査情報保存部(1104)をさらに備えることが可能である(請求項4)。かかる構成によれば,新しく作成する調査票の検査情報として,すでに保存されている検査情報の流用が可能である。検査情報は調査票に含まれるすべての設問および回答欄についての記述が必要であるが,一度ひな形となる検査情報を作成すれば流用することで少ない作業で検査情報を用意できる。従って,表形式の調査票など多数の回答欄を含む場合に,調査票の作成を効率的に行う点で有効である。また,類似の調査票を作成する作業の軽減を図ることが可能である。なお,検査情報にあわせてデータ化情報も保存し流用することもできる。
回答検査装置は,回答検査部による検査結果を出力する出力部と,検査結果をもとに,出力された回答データを修正するための修正データが入力される修正部と,をさらに備えることが可能である(請求項5)。かかる構成によれば,目視で確認を行い,必要に応じて回答データを修正することができるので,回答データの精度を高めることができる。
なお上記において,検査情報の具体例としては,例えば以下のものがある。
検査情報は,設問への回答がチェックボックスへの回答であるときに,チェックボックスへの回答数制限に関する情報を含むようにしてもよい(請求項6)。例えば,1つの設問に対して複数のチェックボックスが用意され,回答者がチェックボックスへ1または2以上回答を行えるような場合に,チェックボックスへの回答数制限を行うことができ,回答数がエラーであることを検査することができる。例えば,1つの設問に対して5つのチェックボックスが用意され,回答者がそのうち1つ〜3つ回答を行える場合に,4つまたは5つ回答されたこと,あるいは,1つも回答がなされていないことをエラーであると判断することできる。
検査情報は,設問への回答の前提となる回答前提設問に関する情報を含むようにしてもよい(請求項7)。例えば,ある設問(被前提設問)への回答にあたり,他の設問(前提設問)への回答がなされていることが前提となっているような場合に,前提設問に対して回答がなされていない状態で被前提設問への回答がなされたことをエラーであると判断することができる。
検査情報は,設問への回答がチェックボックスへの回答であるときに,各チェックボックスへの回答の前提となるチェック前提設問に関する情報を含むようにしてもよい(請求項8)。例えば,あるチェックボックス(被前提チェックボックス)への回答にあたり,他のチェックボックス(前提チェックボックス)への回答がなされていることが前提となっているような場合に,前提チェックボックスに対して回答がなされていない状態で被前提チェックボックスへの回答がなされたことをエラーであると判断することができる。また逆に,前提チェックボックスに対して回答がなされた状態で被前提チェックボックスへの回答がなされていないことをエラーであると判断することも可能である。
検査情報は,設問への回答が自由記載欄への数値記入であるときに,数値記入可能な数値範囲に関する情報を含むようにしてもよい(請求項9)。自由記載欄に回答者が数値を記入するような場合に,所定の数値範囲を逸脱する数値の記入がなされたことをエラーであると判断することができる。
また,検査情報埋め込み部は,電子透かし,バーコード,または2次元バーコードのうち,いずれかを用いてあるいは2以上を組み合わせて用いて,調査票に検査情報を埋め込むことが可能である(請求項10)。特に,電子透かしを用いて検査情報を埋め込むことにより,検査情報を調査票の地紋として埋め込むことができるので,限られた紙面を占有しない点で好適である。
上記課題を解決するため,本発明の第2の観点によれば,調査票を発行する調査票発行装置(100)であって,調査票の設問への回答を検査するために必要な情報を検査情報として該調査票に埋め込む検査情報埋め込み部(102)を備えたことを特徴とする,調査票発行装置が提供される(請求項11)。
かかる構成によれば,回答データの検査に必要な情報を調査票に埋め込み印刷し,そして回答データを検査する際には回答済みの調査票から検査に必要な情報を読み出し,回答データを検査することが可能である。本発明はこのようにして調査票への回答内容を検査する方法であるため,調査票だけで回答データを自動的に検査し,不具合のあるものを検出することが可能である。また,設問タイプや未記入書面の情報の管理,および回答データに対する全数検査や回答データの検査プログラムの準備などといった煩雑な作業が不要である。
上記本発明の調査票発行装置において,以下の応用が可能である。
検査情報埋め込み部は,調査票に,ページ番号に関する情報を検査情報として埋め込むことが可能である(請求項12)。かかる構成によれば,回答検査側において,ページ番号に関する情報をもとに,各ページごとの検査情報を保存することが可能となる。検査情報が何らかの事情によって取り出さない場合に,すでに保存されている検査情報のうちの1つを流用する検査情報として指定することで,検査を行うことが可能である。
上記のページ番号に関する情報をもとに,検査情報埋め込み部が埋め込んだ各ページごとの検査情報を保存する検査情報保存部(1104)をさらに備えたことができる(請求項13)。かかる構成によれば,新しく作成する調査票の検査情報として,すでに保存されている検査情報の流用が可能である。検査情報は調査票に含まれるすべての設問および回答欄についての記述が必要であるが,一度ひな形となる検査情報を作成すれば流用することで少ない作業で検査情報を用意できる。従って,表形式の調査票など多数の回答欄を含む場合に,調査票の作成を効率的に行う点で有効である。また,類似の調査票を作成する作業の軽減を図ることが可能である。
検査情報埋め込み部は,調査票に,回答の自動データ化に必要なデータ化情報をさらに埋め込むことができる(請求項14)。かかる構成によれば,調査票の回答内容を調査票だけで自動的にデータ化し,検査することができる。また,回答内容のデータ化に必要な情報もあわせて調査票に埋め込み印刷することで,マーク認識などの従来手法をキーパンチ入力に代わる回答内容のデータ化方法として採用することも可能である。これらの情報についても保存し再利用することもできる。また,類似の調査票を作成する作業の軽減や,読み取り失敗時でも別の調査票の情報を流用することで自動データ化を行うことが可能である。
なお上記において,検査情報の具体例としては,上記本発明の第1の観点にかかる回答検査システムと同様に,チェックボックスへの回答数制限に関する情報を含むようにしてもよく(請求項15),回答前提設問に関する情報を含むようにしてもよく(請求項16),チェック前提設問に関する情報を含むようにしてもよく(請求項17),数値記入可能な数値範囲に関する情報を含むようにしてもよい(請求項18)。
また,検査情報埋め込み部は,電子透かし,バーコード,または2次元バーコードのうち,いずれかを用いてあるいは2以上を組み合わせて用いて,調査票に検査情報を埋め込むことが可能である(請求項19)。特に,電子透かしを用いて検査情報を埋め込むことにより,検査情報を調査票の地紋として埋め込むことができるので,限られた紙面を占有しない点で好適である。
上記課題を解決するため,本発明の第3の観点によれば,調査票の設問への回答を検査する回答検査装置(120)であって,調査票に埋め込まれた,回答を検査するために必要な検査情報を取り出す検査情報取り出し部(122)と,回答済みの調査票が入力されて回答データ化する回答データ入力部(123)と,検査情報に基づき回答データを検査する回答検査部(124)と,を備えたことを特徴とする,回答検査装置が提供される(請求項20)。
上記本発明の回答検査装置において,以下の応用が可能である。
調査票に埋め込まれたページ番号に関する情報をもとに,検査情報取り出し部が取り出した各ページごとの検査情報を保存する検査情報保存部(525)をさらに備えることが可能である(請求項21)。検査情報が何らかの事情によって取り出せないことがある。例えば,検査情報がバーコードにより記載されている場合に,そのバーコード部分が汚れや破損などによって読み取り不可となっていることがある。この場合は読み込んだ調査票から検査情報が取り出せないため,すでに検査情報保存部(525)に保存されている検査情報のうちの1つを流用する検査情報として指定することで,検査を行うことが可能である。
検査情報保存部は,調査票に埋め込まれた,回答の自動データ化に必要なデータ化情報をさらに保存することも可能である(請求項22)。かかる構成によれば,調査票の回答内容を調査票だけで自動的にデータ化し,検査することができる。また,回答内容のデータ化に必要な情報もあわせて調査票に埋め込み印刷することで,マーク認識などの従来手法をキーパンチ入力に代わる回答内容のデータ化方法として採用することも可能である。これらの情報についても保存し再利用することもできる。また,類似の調査票を作成する作業の軽減や,読み取り失敗時でも別の調査票の情報を流用することで自動データ化を行うことが可能である。
回答検査部による検査結果を出力する出力部と,検査結果をもとに,出力された回答データを修正するための修正データを入力する修正部と,をさらに備えることが可能である(請求項23)。かかる構成によれば,目視で確認を行い,必要に応じて回答データを修正することができるので,回答データの精度を高めることができる。
なお上記において,検査情報の具体例としては,上記本発明の第1,第2の観点にかかる回答検査システムと同様に,チェックボックスへの回答数制限に関する情報を含むようにしてもよく(請求項24),回答前提設問に関する情報を含むようにしてもよく(請求項25),チェック前提設問に関する情報を含むようにしてもよく(請求項26),数値記入可能な数値範囲に関する情報を含むようにしてもよい(請求項27)。
また,検査情報は,電子透かし,バーコード,または2次元バーコードのうち,いずれかを用いてあるいは2以上を組み合わせて用いて,調査票に埋め込まれているものとすることができる(請求項28)。特に,電子透かしを用いて検査情報を埋め込むことにより,検査情報を調査票の地紋として埋め込むことができるので,限られた紙面を占有しない点で好適である。
上記課題を解決するため,本発明の第4の観点によれば,調査票を発行する調査票発行方法であって,調査票の設問への回答を検査するために必要な情報を検査情報として該調査票に埋め込む検査情報埋め込み工程を含むことを特徴とする,調査票発行方法が提供される(請求項29)。
かかる方法によれば,回答データの検査に必要な情報を調査票に埋め込み印刷し,そして回答データを検査する際には回答済みの調査票から検査に必要な情報を読み出し,回答データを検査することが可能である。本発明はこのようにして調査票への回答内容を検査する方法であるため,調査票だけで回答データを自動的に検査し,不具合のあるものを検出することが可能である。また,設問タイプや未記入書面の情報の管理,および回答データに対する全数検査や回答データの検査プログラムの準備などといった煩雑な作業が不要である。
上記本発明の調査票発行方法において,以下の応用が可能である。
検査情報埋め込み工程において,調査票に,ページ番号に関する情報を検査情報として埋め込むことが可能である(請求項30)。かかる構成によれば,回答検査側において,ページ番号に関する情報をもとに,各ページごとの検査情報を保存することが可能となる。検査情報が何らかの事情によって取り出さない場合に,すでに保存されている検査情報のうちの1つを流用する検査情報として指定することで,検査を行うことが可能である。
上記のページ番号に関する情報をもとに,検査情報埋め込み工程において埋め込んだ各ページごとの検査情報を保存する検査情報保存工程をさらに含むことができる(請求項31)。かかる構成によれば,新しく作成する調査票の検査情報として,すでに保存されている検査情報の流用が可能である。検査情報は調査票に含まれるすべての設問および回答欄についての記述が必要であるが,一度ひな形となる検査情報を作成すれば流用することで少ない作業で検査情報を用意できる。従って,表形式の調査票など多数の回答欄を含む場合に,調査票の作成を効率的に行う点で有効である。また,類似の調査票を作成する作業の軽減を図ることが可能である。
検査情報埋め込み工程において,調査票に,回答の自動データ化に必要なデータ化情報をさらに埋め込むことができる(請求項32)。かかる構成によれば,調査票の回答内容を調査票だけで自動的にデータ化し,検査することができる。また,回答内容のデータ化に必要な情報もあわせて調査票に埋め込み印刷することで,マーク認識などの従来手法をキーパンチ入力に代わる回答内容のデータ化方法として採用することも可能である。これらの情報についても保存し再利用することもできる。また,類似の調査票を作成する作業の軽減や,読み取り失敗時でも別の調査票の情報を流用することで自動データ化を行うことが可能である。
なお上記において,検査情報の具体例としては,上記本発明の第2の観点にかかる調査票発行装置と同様に,チェックボックスへの回答数制限に関する情報を含むようにしてもよく(請求項33),回答前提設問に関する情報を含むようにしてもよく(請求項34),チェック前提設問に関する情報を含むようにしてもよく(請求項35),数値記入可能な数値範囲に関する情報を含むようにしてもよい(請求項36)。
また,検査情報埋め込み工程において,電子透かし,バーコード,または2次元バーコードのうち,いずれかを用いてあるいは2以上を組み合わせて用いて,調査票に検査情報を埋め込むことが可能である(請求項37)。特に,電子透かしを用いて検査情報を埋め込むことにより,検査情報を調査票の地紋として埋め込むことができるので,限られた紙面を占有しない点で好適である。
上記課題を解決するため,本発明の第5の観点によれば,調査票の設問への回答を検査する回答検査方法であって,調査票に埋め込まれた,回答を検査するために必要な検査情報を取り出す検査情報取り出し工程と,回答済みの調査票が入力されて回答データ化する回答データ入力工程と,検査情報に基づき回答データを検査する回答検査工程と,を含むことを特徴とする,回答検査方法が提供される(請求項38)。
上記本発明の回答検査方法において,以下の応用が可能である。
調査票に埋め込まれたページ番号に関する情報をもとに,検査情報取り出し工程において取り出した各ページごとの検査情報を保存する検査情報保存工程をさらに含むことが可能である(請求項39)。検査情報が何らかの事情によって取り出せないことがある。例えば,検査情報がバーコードにより記載されている場合に,そのバーコード部分が汚れや破損などによって読み取り不可となっていることがある。この場合は読み込んだ調査票から検査情報が取り出せないため,すでに検査情報保存工程において保存されている検査情報のうちの1つを流用する検査情報として指定することで,検査を行うことが可能である。
検査情報保存工程において,調査票に埋め込まれた,回答の自動データ化に必要なデータ化情報をさらに保存することも可能である(請求項40)。かかる構成によれば,調査票の回答内容を調査票だけで自動的にデータ化し,検査することができる。また,回答内容のデータ化に必要な情報もあわせて調査票に埋め込み印刷することで,マーク認識などの従来手法をキーパンチ入力に代わる回答内容のデータ化方法として採用することも可能である。これらの情報についても保存し再利用することもできる。また,類似の調査票を作成する作業の軽減や,読み取り失敗時でも別の調査票の情報を流用することで自動データ化を行うことが可能である。
回答検査工程による検査結果を出力する出力工程と,検査結果をもとに,出力された回答データを修正するための修正データを入力する修正工程と,をさらに含むことが可能である(請求項41)。かかる構成によれば,目視で確認を行い,必要に応じて回答データを修正することができるので,回答データの精度を高めることができる。
なお上記において,検査情報の具体例としては,上記本発明の第3の観点にかかる回答検査装置と同様に,チェックボックスへの回答数制限に関する情報を含むようにしてもよく(請求項42),回答前提設問に関する情報を含むようにしてもよく(請求項43),チェック前提設問に関する情報を含むようにしてもよく(請求項44),数値記入可能な数値範囲に関する情報を含むようにしてもよい(請求項45)。
また,検査情報は,電子透かし,バーコード,または2次元バーコードのうち,いずれかを用いてあるいは2以上を組み合わせて用いて,調査票に埋め込まれているものとすることができる(請求項46)。特に,電子透かしを用いて検査情報を埋め込むことにより,検査情報を調査票の地紋として埋め込むことができるので,限られた紙面を占有しない点で好適である。
なお上記において,構成要素に付随して括弧書きで記した参照符号は,理解を容易にするため,後述の実施形態および図面における対応する構成要素および信号を一例として記したに過ぎず,本発明がこれに限定されるものではない。
以上説明したように,本発明によれば,回答データの検査に必要な情報を調査票に埋め込み印刷し,そして回答データを検査する際には回答済みの調査票から検査に必要な情報を読み出し,回答データを検査することが可能である。本発明はこのようにして調査票への回答内容を検査する方法であるため,調査票だけで回答データを自動的に検査し,不具合のあるものを検出することが可能である。また,設問タイプや未記入書面の情報の管理,および回答データに対する全数検査や回答データの検査プログラムの準備などといった煩雑な作業が不要である。
以下に添付図面を参照しながら,本発明にかかる回答検査システム,調査票発行装置,回答検査装置,調査票発行方法,および回答検査方法の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は,第1の実施の形態にかかる調査票の回答検査システム(以下,単に回答検査システムという。)の構成を示す説明図である。回答検査システム10は,図1に示したように,調査票発行装置100と,回答検査装置120を含んで構成され,調査票110のやり取りが行われるシステムである。
以下に,各システム構成について説明する。
(調査票発行装置100)
調査票発行装置100は,調査表画像作成部101と,検査情報埋め込み部102と,調査票印刷部103を含んで構成されている。調査票画像作成部101は調査票の書面を表す画像データを作成する部分であり,市販のワープロソフトや画像化ソフトを用いることにより可能である。検査情報埋め込み部102は作成した調査票の回答データを検査するために必要な情報を作成し,これを調査票画像に埋め込む部分である。調査票印刷部103は情報が埋め込まれた調査票画像を印刷する部分である。
(検査情報埋め込み部102)
本実施の形態に特徴的な構成要素である検査情報埋め込み部102について説明する。
まず,検査情報埋め込み部102が調査票に対して埋め込む検査情報について説明する。
検査情報とは,調査票の回答検査時に,調査票への回答にエラーがあることをオペレータに知らせるための情報である。検査情報の具体例としては,例えば以下のものがある。
・回答数制限情報
回答数制限情報は,設問への回答がチェックボックスへの回答であるときに,チェックボックスへの回答数制限に関する情報である。
・回答前提設問情報
回答前提設問情報は,設問への回答の前提となる設問(回答前提設問)に関する情報である。
・チェック前提設問情報
チェック設問情報は,設問への回答がチェックボックスへの回答であるときに,各チェックボックスへの回答の前提となる設問(チェック前提設問)に関する情報である。
・数値範囲情報
数値範囲情報は,設問への回答が自由記載欄への数値記入であるときに,数値記入可能な範囲に関する情報である。
上記のような検査情報を調査票に埋め込むことにより,調査票の回答検査時において,以下のような場合をエラーとして検出することができる。
・チェックボックスへの回答制限数を超えている場合
・回答欄への記入があるが,前提設問の回答欄に記入がない場合
・回答欄への記入がないが,前提設問の回答欄のいずれかに記入がある場合
・記入された数値が所定の数値範囲を超えている場合
このような場合には,調査票の回答検査時においてこれをエラーとして検出し,オペレータに修正を促す。
次いで,検査情報埋め込み部102による検査情報の埋め込み方法について説明する。
検査情報埋め込み部102による検査情報の埋め込み方法の一例として,特開2003−101762「透かし情報埋め込み装置,および,透かし情報検出装置」に記載の技術を採用することができる。この文献に示された透かし画像埋め込み装置は,ドットの配列によって波の方向及び/又は波長を変化させたドットパターンを複数用意し,1つのドットパターンに対して1つのシンボルを与え,ドットパターンを組み合わせて配置することにより,文書に機密情報を与えるものである。本実施の形態では,検査情報埋め込み部102の機能を実現するにあたり,この文献に示された電子透かし技術を用いることができる。検査情報を調査票の地紋として埋め込むことができるので,限られた紙面を占有しない点で好適である。
上記文献に示された技術は,検査情報埋め込み部102の機能を実現するための一例に過ぎないため,より詳細な説明については省略する。検査情報埋め込み部102の機能を実現するために他の電子透かし技術や,あるいは,バーコードや二次元バーコードなどの技術を採用してもよいことは言うまでもない。
以上,調査票発行装置100について説明した。
調査票発行装置100で発行された調査票110は回答者に送られ,回答者が回答し,回答検査装置120に送られる。
次いで,回答検査装置120について説明する。
(回答検査装置120)
回答検査装置120は,調査票読み込み部121と,検査情報取り出し部122と,回答データ入力部123と,回答検査部124を含んで構成されている。調査票読み込み部121は送られてきた回答記入済みの調査票をスキャナで読み込む部分である。検査情報取り出し部122は検査情報埋め込み部102で埋め込んだ検査情報を取り出す部分である。この情報取り出しは検査情報の埋め込み方式に対応して行われる。回答データ入力部123は調査票への回答内容をキーパンチ入力してデータ化する部分である。回答検査部124は検査情報に基づき回答データを検査し,その結果がエラーの場合はオペレータに修正させる部分である。
回答検査部124の構成として,検査結果を出力するモニタやプリンタなどの出力部と,検査結果をもとに,回答データを修正するための修正データが入力されるキーボードやポインティングデバイスなどの修正部と,を含んで構成することができる。なお,回答検査部124の機能を回答データの検査のみとし,これら出力部や修正部を,回答検査部124とは別個の手段として設ける構成としてもよい。
以上,本実施の形態にかかる回答検査システム10の構成について説明した。
次いで,上記のように構成される回答検査システム10の動作について説明する。
まず,調査票発行装置100の動作について,図2を参照しながら説明する。
まず,調査票画像作成部101にて調査票の書面を表す画像データを作成する(ステップS201)。これはオペレータが市販のワープロソフトや画像化ソフトを操作することにより行う。
次に,検査情報埋め込み部102にて調査票の回答検査に必要なデータを入力する(ステップS202〜S204)。
まず,調査票に存在する設問数をオペレータ入力により指定する(ステップS202)。次に,各設問の名称,設問に含まれる回答欄の数,およびこの設問に対する前提設問と回答欄をオペレータ入力により指定する(ステップS203)。次に,各回答欄の種別,およびこの回答欄に対する前提設問と回答欄をオペレータ入力により指定する(ステップS204)。
以上の動作を図3(a)に示す調査票について行った場合について以下に説明する。同図の調査票は「Q1」,「Q2」,「Q3」,「Q4」の4つの設問が用意されており,20歳代(20歳〜29歳)を対象とした調査のために用意されたものである。それぞれ以下のような設問となっている。
●Q1は3つの選択肢から1つだけ選ぶシングルアンサー(単一回答)の設問である。3つの「チェックボックス」が回答欄として用意されており,選んだ選択肢のチェックボックスにチェックを記入する。
●Q2はQ1で「りんご」を選択したことを前提とする設問である。自由に記載できる「自由記載欄」が回答欄として用意されている。
●Q3はQ1で「ぶどう」または「トマト」を選択したことを前提とする設問であり,該当するものをすべて選ぶマルチアンサー(複数回答)の設問である。3つの「チェックボックス」が回答欄として用意されており,選んだすべての選択肢のチェックボックスにチェックを記入する。ただし,「くだもの屋で買う」はQ1で「ぶどう」を選んだ場合に選択されるべきものであり,「八百屋で買う」はQ1で「トマト」を選んだ場合に選択されるべきものである。従って,この条件が各回答欄の前提となる。
●Q4は年齢を問う設問であり,数値を記入する「数値記入欄」が回答欄として用意されている。ただし,この調査は20歳代を対象としたものであるため,その回答結果に対しては20〜29という数値範囲が設定される。
このような調査票について,下記のフォーマットで表現した検査情報の一例を図3(b)に示す。検査情報には,(A)調査票全体について与えられる情報,(B)各設問ごとに与えられる情報,(C)各設問の各回答欄ごとに与えられる情報,がある。
(A)以下は,調査票全体について与えられる情報である。
・設問数31
調査票全体に含まれる設問数に関する情報である。なお,設問の種類(チェックボックス,自由記載欄,数値記入欄)ごとの設問数に関する情報としてもよい。
(B)以下は,各設問ごとに与えられる情報である。
・設問名32−1〜32−4
設問を区別するための情報である。具体的には,Q1,Q2,Q3,・・・のように,通し番号とすることができる。
・回答数制限33−1〜33−4
チェックボックスについて,最小回答数〜最大回答数,または,数値記入欄について,最小値〜最大値に関する情報である。
・前提設問34−1〜34−4
前提設問名または前提設問の回答欄番号に関する情報である。
・回答欄数35−1〜35−4
設問がチェックボックスへの回答であるときに,チェックボックス数に関する情報である。
(C)以下は,各設問の各回答欄ごとに与えられる情報である。
・回答欄36−1〜36−4
回答欄の種別(チェックボックス,自由記載欄,数値記入欄など),および前提設問名または前提設問の回答欄番号に関する情報である。
図3(a)の調査票に基づいて作成された検査情報としては,図3(b)に示したように,各設問について用意された回答欄は上から順に「回答欄1」〜「回答欄3」などと記し,シングルアンサーの設問は回答数の制限を「0〜1」,マルチアンサーの設問は回答数の制限を「0〜回答欄数」と記している。またQ2およびQ3については,それぞれの前提となっているQ1の回答欄1(「りんご」)やQ1の回答欄2,3(「ぶどう」または「トマト」)を前提設問として記している。Q3についてはさらに回答欄2および3について,それぞれの前提となっているQ1の回答欄2(「ぶどう」)や回答欄3(「トマト」)を各回答欄の前提設問として記している。
再び図2のフローチャートを参照すると,以上のようにして作成した検査情報は,各種バーコードなどの表現を用いて調査票画像に埋め込まれる(ステップS205)。この調査票画像を調査票印刷部103に伝送し,調査票を印刷する(ステップS206)。
以上,調査票発行装置100の動作について説明した。
次に,回答検査装置120の動作について,図4を参照しながら説明する。
まず,調査票読み込み部121にて回答記入済み調査票を読み込み(ステップS401),得られた調査票スキャン画像から,検査情報取り出し部122にて検査情報を取り出す(ステップS402)。
次に,回答データ入力部123にて回答記入済み調査票をキーパンチャーが見ながら,回答内容をキーパンチ入力してデータ化する(ステップS403)。
次に,キーパンチ入力によりデータ化された回答内容に対し,取り出された検査情報を用いて,回答検査部124にて回答の検査を行う(ステップS404)。これは回答データを検査情報に照らし合わせ,以下の場合に,回答がエラーであると判断する。
・回答数が検査情報に記載された制限範囲を超えている場合(チェックボックスへのチェック数が制限範囲を超えている場合,または,数値記入欄への数値が制限範囲を超えている場合)
・回答欄への記入があるが,検査情報に記載された前提設問の回答欄に記入がない場合
・回答欄への記入がないが,検査情報に記載された前提設問の回答欄のいずれかに記入がある場合
そして,オペレータはエラーとして検出された回答について調査票を目視確認し,必要に応じて回答データを修正する(ステップS405)。
(第1の実施の形態の効果)
以上説明したように,本実施の形態によれば,回答データの検査に必要な情報を調査票に埋め込み印刷し,そして回答データを検査する際には回答済みの調査票から検査に必要な情報を読み出し,回答データを検査することが可能である。本実施の形態はこのようにして調査票への回答内容を検査する方法であるため,調査票だけで回答データを自動的に検査し,不具合のあるものを検出することが可能である。また,設問タイプや未記入書面の情報の管理,および回答データに対する全数検査や回答データの検査プログラムの準備などといった煩雑な作業が不要である。
なお,図1の回答データ入力部123では,回答記入済み調査票をキーパンチャーが見ながら入力するものとしたが,これは調査票読み込み部121で得られる調査票スキャン画像を見ながら入力することも可能である。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は,第1の実施の形態に対し,さらに複数ページの調査票に対する回答検査を行えるようにし,また既存の検査情報を流用して検査できるようにしたものである。
図5は,本実施の形態にかかる回答検査システムの構成を示す説明図である。回答検査システム50は,図5に示したように,図1の構成に対し,さらに検査情報保存部525を付加したものである。なお,他の構成要素については,第1の実施の形態と実質的に同様であるので,重複説明を省略する。すなわち,調査票発行装置500の構成要素である,調査票画像作成部501,検査情報埋め込み部502,および調査票印刷部503,回答検査装置520の構成要素である,調査票埋め込み部521,検査情報取り出し部522,回答データ入力部523,および回答検査部524,ならびに調査票510については,第1の実施の形態の調査票発行装置100の構成要素である,調査票画像作成部101,検査情報埋め込み部102,および調査票印刷部103,回答検査装置120の構成要素である,調査票埋め込み部121,検査情報取り出し部122,回答データ入力部123,および回答検査部124,ならびに調査票110とそれぞれ実質的に同様である。
検査情報保存部525は,検査情報取り出し部522より得た検査情報を複数ページ分保存する部分である。
次いで,回答検査システム50の動作について説明する。
まず,調査票発行装置500の動作について,図6を参照しながら説明する。
まず,調査表画像作成部501にて調査票の書面を表す画像データを作成する(ステップS601)。このとき,調査票の全ページの画像データを作成する。そして調査票の最初のページを処理対象として,以降の処理を行う。
まず,処理対象ページの設問数,ページ番号,ページ数を設定する(ステップS602)。そして,設問設定を行い(ステップS603),回答欄設定を行う(ステップS604)。これらの動作は第1の実施の形態と同様である。
これらの検査情報は,例えば以下に示すフォーマットのデジタルデータとして,各種バーコードなどの表現法により調査票に埋め込まれる(ステップS605)。検査情報には,(A)調査票全体について与えられる情報,(B)各設問ごとに与えられる情報,(C)各設問の各回答欄ごとに与えられる情報,がある。
(A)以下は,調査票全体について与えられる情報である。
・ページ番号,総ページ数
本実施の形態に特徴的な検査情報であり,調査票全体に含まれる総ページ数およびページ番号に関する情報である。
・設問数
調査票全体に含まれる設問数に関する情報である。なお,設問の種類(チェックボックス,自由記載欄,数値記入欄)ごとの設問数に関する情報としてもよい。
(B)以下は,各設問ごとに与えられる情報である。
・設問名
設問を区別するための情報である。具体的には,Q1,Q2,Q3,・・・のように,通し番号とすることができる。
・回答数制限
チェックボックスについて,最小回答数〜最大回答数,または,数値記入欄について,最小値〜最大値に関する情報である。
・前提設問
前提設問名または前提設問の回答欄番号に関する情報である。
・回答欄数
設問がチェックボックスへの回答であるときに,チェックボックス数に関する情報である。
(C)以下は,各設問の各回答欄ごとに与えられる情報である。
・回答欄
回答欄の種別(チェックボックス,自由記載欄,数値記入欄など),および前提設問名または前提設問の回答欄番号に関する情報である。
次に,全ページの検査情報埋め込みが完了したかどうかチェックする(ステップS606)。そしてまだ埋め込みを行っていないページがある場合は,そのページについて,ステップS602の設定処理に戻る。すべてのページについて埋め込みが完了した場合は,検査情報を埋め込んだ調査票を印刷する(ステップS607)。
以上,調査票発行装置500の動作について説明した。
次に,回答検査装置520の動作について,図7を参照しながら説明する。
ステップS701,S702の動作については第1の実施の形態と同じであり,調査票の読み込み,検査情報の取り出しを行う。取り出された検査情報は検査情報保存部525に例えばファイルなどとして保存する。
次に,調査票からの検査情報取り出しが成功したかどうか確認する(ステップS703)。例えば検査情報をバーコードにより記載した場合,そのバーコード部分が汚れや破損などによって読み取り不可となっていることがある。この場合は読み込んだ調査票から検査情報が取り出せないため,すでに検査情報保存部525に保存されている検査情報のうちの1つを流用する検査情報として指定する(ステップS704)。
次に,調査票の全ページが終了したかどうかを判断する(ステップS705)。これは検査情報として埋め込まれているページ番号と総ページ数の情報を用い,すべてのページの検査情報が取り出されたかどうかを判断する部分である。まだ検査情報が取り出されていないページがある場合は,ステップS701に戻って調査票のスキャンから再実行する。
次に,回答データ入力部523にて全ページの回答内容をキーパンチ入力してデータ化する(ステップS706)。次に,回答検査部524にて回答の検査を行う(ステップS707)。これは第1の実施の形態と同様,回答データ入力部523より得られた回答データを調査票から取り出した検査情報に照らし合わせ,エラーを検出する。ただし,流用指定を行った場合には指定された流用元の検査情報を用いて検査する。そして,オペレータはエラーとして検出された回答について調査票を目視確認し,回答データの修正を行う(ステップS708)。
(第2の実施の形態の効果)
以上説明したように,本実施の形態によれば,複数ページからなる調査票の回答内容のキーパンチ入力結果を調査票だけで自動的に検査することができ,さらに埋め込まれた検査情報が汚損等で読みとれない場合でも自動的に検査することができる。
なお,複数部の調査票を一括処理する場合には,検査情報に調査票を部単位で識別する番号(連番)を付与し利用することで,検査処理を部ごとに行うことが可能となる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態は,第2の実施の形態に対し,さらに調査票の回答内容を自動的にデータ化できるようにしたものである。
図8は,本実施の形態にかかる回答検査システムの構成を示す説明図である。回答検査システム80は,図8に示したように,図5に示した第2の実施の形態の構成に対し,検査情報埋め込み部502を検査情報・データ化情報埋め込み部802に変更し,検査情報取り出し部522を検査情報・データ化情報取り出し部822に変更し,検査情報保存部525を検査情報・データ化情報保存部825に変更したものである。なお,他の構成要素については,第2の実施の形態と実質的に同様であるので,重複説明を省略する。すなわち,調査票発行装置800の構成要素である,調査票画像作成部801,および調査票印刷部803,回答検査装置820の構成要素である,調査票埋め込み部821,回答データ入力部823,および回答検査部824,ならびに調査票810については,第2の実施の形態の調査票発行装置500の構成要素である,調査票画像作成部501,および調査票印刷部503,回答検査装置520の構成要素である,調査票埋め込み部521,回答データ入力部523,および回答検査部524,ならびに調査票510とそれぞれ実質的に同様である。
検査情報埋め込み部802は,調査票に,回答の自動データ化に必要なデータ化情報をさらに埋め込む。同様に,検査情報・データ化情報取り出し部822は,検査情報に加えさらにデータ化情報を取り出し,検査情報・データ化情報保存部825は,検査情報に加えさらにデータ化情報を保存する。
次いで,回答検査システム80の動作について説明する。
まず,調査票発行装置800の動作について,図9を参照しながら説明する。
ステップS901〜S904の動作については第2の実施の形態と同じであり,調査票画像の作成および検査情報の設定が行われる。
次に,作成した調査票画像に対し回答データ化に必要な情報を設定する(ステップS905)。これは例えば,特開平11−265422号公報(特許文献2)に記載のマーク未記入の帳票画像と,書面のチェック領域を指定する情報とすることも可能である。また調査票画像における各回答欄の座標位置とすることもできる。
次に,検査情報および回答データ化情報を調査票に埋め込む(ステップS906)。このうち検査情報は第2の実施の形態と同じフォーマットで埋め込むことができる。また,例えば特開2003−101762「透かし情報埋め込み装置,および,透かし情報検出装置」に記載の方法を用いれば,前記情報を調査票の地紋として埋め込むことができるので,限られた紙面を占有しない点で好適である。特開2003−101762「透かし情報埋め込み装置,および,透かし情報検出装置」に記載の技術については上述の通りである。
次に,全ページの埋め込みが完了したかどうかチェックする(ステップS907)。そしてまだ埋め込みを行っていないページがある場合は,そのページについてステップS902の設定処理に戻る。すべてのページについて埋め込みが完了した場合は,埋め込んだ調査票を印刷する(ステップS908)。
以上,調査票発行装置800の動作について説明した。
次に,回答検査装置820の動作について,図10を参照しながら説明する。
まず,調査票読み込み部821にて回答が記入された調査票を読み込む(ステップS1001)。この結果,調査票のスキャン画像が得られる。次に,検査情報・データ化情報取り出し部822にてスキャン画像から検査情報,データ化情報が取り出される(ステップS1002)。取り出された検査情報,データ化情報は検査情報・データ化情報保存部825に,例えばファイルなどの形態で保存される。
次に,検査情報やデータ化情報の取り出しができたかどうかを確認する(ステップS1003)。取り出しに失敗した場合には,第2の実施の形態と同様,すでに検査情報・データ化情報保存部825に保存されている検査情報のうちの1つを流用する検査情報として指定する(ステップS1004)。
次に,取り出したデータ化情報に基づく回答内容の自動データ化が行われる(ステップS1005)。回答記入の有無検知には,例えば,特開平11−265422号公報(特許文献2)に記載の差分画像上の黒画素数を計数するものの他,例えば座標位置で指定された回答欄における黒画素数や特定の特徴量(エッジ量など)を求めるものなど,さまざまな手法を適用することができる。また,回答記入位置からデータ化を行うには,特開平11−265422号公報(特許文献2)に記載の領域情報を用いるものの他,例えば指定枠内であれば所定の回答欄への回答データとすることなどが可能である。
次に,調査票の全ページが終了したかどうかを判断する(ステップS1006)。これは検査情報として埋め込まれているページ番号と総ページ数の情報を用い,すべてのページの検査情報が取り出されたかどうかを判断する部分である。まだ検査情報が取り出されていないページがある場合は,ステップS1001〜S1005の処理を繰り返し行う。
次に,回答検査部824にて回答の検査を行う(ステップS1007)。これは第2の実施の形態と同様,回答データ入力部823より得られた回答データを調査票から取り出した検査情報に照らし合わせ,エラーを検出する。そして,オペレータはエラーとして検出された回答について調査票を目視確認し,回答データの修正を行う(ステップS1008)。
(第3の実施の形態の効果)
以上説明したように,本実施の形態によれば,複数ページからなる調査票の回答内容を調査票だけで自動的にデータ化し,検査することができる。
なお,複数部の調査票を一括処理する場合には,検査情報に調査票を部単位で識別する番号(連番)を付与し利用することで,検査処理を部ごとに行うことが可能となる。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態は,第2の実施の形態に対し,さらに既存の検査情報を流用できるようにしたものである。これはすでに実施した調査票の一部を修正して発行する場合に好適なものである。
図11は,本実施の形態にかかる回答検査システムの構成を示す説明図である。回答検査システム111は,図11に示したように,図5に示した第2の実施の形態の構成に対し,さらに検査情報保存部1104を追加したものである。なお,他の構成要素については,第2の実施の形態と実質的に同様であるので,重複説明を省略する。すなわち,調査票発行装置1100の構成要素である,調査票画像作成部1101,検査情報埋め込み部1102,および調査票印刷部1103,回答検査装置1120の構成要素である,調査票埋め込み部1121,検査情報取り出し部1122,回答データ入力部1123,回答検査部1124,および検査情報保存部1125,ならびに調査票1110については,第2の実施の形態の調査票発行装置500の構成要素である,調査票画像作成部501,検査情報埋め込み部502,および調査票印刷部503,回答検査装置520の構成要素である,調査票埋め込み部521,検査情報取り出し部522,回答データ入力部523,回答検査部524,および検査情報保存部525,ならびに調査票510とそれぞれ実質的に同様である。
検査情報保存部1104は検査情報埋め込み部1102より得た検査情報を複数ページ分保存する部分である。
次いで,回答検査システム111の動作について説明する。
まず,調査票発行装置1100の動作について,図9を参照しながら説明する。
まず,調査表画像作成部1101にて調査票の書面を表す画像データを作成する(ステップS1201)。このとき,調査票の全ページの画像データを作成する。そして調査票の最初のページを処理対象として,以降の処理を行う。
次に,処理対象ページの検査情報を新規に作成するか,すでに検査情報保存部1104に保存されている検査情報を流用するかを選択する(ステップS1202)。
検査情報を新規に作成する場合は,第2の実施の形態と同様,ステップS1203〜S1206において検査情報を設定する。一方,検査情報を流用する場合には,ステップS1206において検査情報保存部1104に保存されている検査情報から流用するものを選択する。そして,第2の実施の形態と同様,検査情報を調査票に埋め込む(ステップS1207)。
以降,ステップS1208〜S1209までの処理は,第2の実施の形態と同様であり,全ページについて埋め込みを行った後,調査票を印刷する。
以上,調査票発行装置1100の動作について説明した。
回答検査装置1120の動作については,第2の実施の形態と実質的に同様であるため,重複説明を省略する。
(第4の実施の形態の効果)
以上説明したように,本実施の形態によれば,新しく作成する調査票の検査情報として,すでに保存されている検査情報の流用が可能である。検査情報は図3に示すように調査票に含まれるすべての設問および回答欄についての記述が必要であるが,一度ひな形となる検査情報を作成すれば流用することで少ない作業で検査情報を用意できる。従って,表形式の調査票など多数の回答欄を含む場合に,調査票の作成を効率的に行う点で有効である。なお,検査情報にあわせてデータ化情報も保存し流用することもできる。
以上,添付図面を参照しながら本発明にかかる回答検査システム,調査票発行装置,回答検査装置,調査票発行方法,および回答検査方法の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,本発明の調査票の回答検査方法は,いわゆるアンケート調査の調査票だけでなく,例えばOCR(Optical Character Reading)等の文字認識手段と組合せ,帳票の読み取りや答案の検査などに利用することができる。
また,本発明の調査票の回答検査方法は,例えばプリンタやスキャナが接続されたコンピュータ上のプログラムにより実行できる他,コピー機やファックスにプログラムを搭載させて実行することもできる。本発明の方法を記載したプログラムの配給はCD−ROMなどの記録媒体による方法の他,例えばインターネットなどのネットワークを介してこれを提供することも可能である。
また,本発明は,ASP(Application Service Provider)に応用することも可能である。図13は,ASPに応用した一例を示す説明図である。図13に示したように,コンピュータ1300は,ネットワーク1350を介して調査票発行装置100に対して調査票発行依頼を出し,発行された調査票をネットワーク1350を介して受け取ることができる。また,コンピュータ1300は,ネットワーク1350を介して回答検査装置120に対して調査票の回答検査依頼を出し,回答検査結果をネットワーク1350を介して受け取ることができる。このような形態によれば,コンピュータ1300に調査票発行や回答検査のためのソフトウェアなどを導入しておく必要がなくなり,コンピュータ1300における処理負担の軽減を図ることが可能である。
本発明は,例えばアンケート調査票の書面に記入された回答などの内容を検査する技術に関するものであり,特に,調査票発行装置,回答検査装置,およびこれらをシステム構成要素として含む回答検査システム,調査票発行方法,および回答検査方法に利用可能である。さらには,本発明をASPとして実施することも可能である。
第1の実施の形態にかかる回答検査システムの構成を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる調査票発行装置の動作を示すフローチャートである。 調査票の一例を示す説明図である。 検査情報の一例を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる回答検査装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる回答検査システムの構成を示す説明図である。 第2の実施の形態にかかる調査票発行装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる回答検査装置の動作を示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる回答検査システムの構成を示す説明図である。 第3の実施の形態にかかる調査票発行装置の動作を示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる回答検査装置の動作を示すフローチャートである。 第4の実施の形態にかかる回答検査システムの構成を示す説明図である。 第4の実施の形態にかかる調査票発行装置の動作を示すフローチャートである。 ASPに応用した一例を示す説明図である。
符号の説明
10 回答検査システム
100 調査票発行装置
101 調査票画像作成部
102 検査情報埋め込み部
103 調査票印刷部
110 調査票
120 回答検査装置
121 調査票読み込み部
122 検査情報取り出し部
123 回答データ入力部
124 回答検査部
525 検査情報保存部
802 検査情報・データ化情報埋め込み部
822 検査情報・データ化情報取り出し部
825 検査情報・データ化情報保存部
1104 検査情報保存部
1300 コンピュータ
1350 ネットワーク

Claims (46)

  1. 調査票を発行する調査票発行装置と,前記調査票の設問への回答を検査する回答検査装置とを含む回答検査システムにおいて,
    前記調査票発行装置は,
    前記調査票に,回答を検査するために必要な情報を検査情報として埋め込む検査情報埋め込み部を備え,
    前記回答検査装置は,
    前記調査票に埋め込まれた検査情報を取り出す検査情報取り出し部と,
    回答済みの調査票が入力されて回答データ化する回答データ入力部と,
    前記検査情報に基づき前記回答データを検査する回答検査部と,
    を備えたことを特徴とする,回答検査システム。
  2. 前記検査情報埋め込み部は,前記調査票に,ページ番号に関する情報を前記検査情報として埋め込み,
    前記回答検査装置は,前記ページ番号に関する情報をもとに,前記検査情報取り出し部が取り出した各ページごとの前記検査情報を保存する検査情報保存部をさらに備えたことを特徴とする,請求項1に記載の回答検査システム。
  3. 前記検査情報埋め込み部は,前記調査票に,回答の自動データ化に必要なデータ化情報をさらに埋め込み,
    前記検査情報保存部は,前記データ化情報をさらに保存することを特徴とする,請求項2に記載の回答検査システム。
  4. 前記検査情報埋め込み部は,前記調査票に,ページ番号に関する情報を前記検査情報として埋め込み,
    前記調査票発行装置は,前記ページ番号に関する情報をもとに,前記検査情報埋め込み部が埋め込んだ各ページごとの前記検査情報を保存する検査情報保存部をさらに備えたことを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載の回答検査システム。
  5. 前記回答検査装置は,
    前記回答検査部による検査結果を出力する出力部と,
    前記検査結果をもとに,前記出力された回答データを修正するための修正データが入力される修正部と,
    をさらに備えたことを特徴とする,請求項1〜4のいずれかに記載の回答検査システム。
  6. 前記検査情報は,前記設問への回答がチェックボックスへの回答であるときに,チェックボックスへの回答数制限に関する情報を含むことを特徴とする,請求項1〜5のいずれかに記載の回答検査システム。
  7. 前記検査情報は,前記設問への回答の前提となる回答前提設問に関する情報を含むことを特徴とする,請求項1〜6のいずれかに記載の回答検査システム。
  8. 前記検査情報は,前記設問への回答がチェックボックスへの回答であるときに,各チェックボックスへの回答の前提となるチェック前提設問に関する情報を含むことを特徴とする,請求項1〜7のいずれかに記載の回答検査システム。
  9. 前記検査情報は,前記設問への回答が自由記載欄への数値記入であるときに,数値記入可能な数値範囲に関する情報を含むことを特徴とする,請求項1〜8のいずれかに記載の回答検査システム。
  10. 前記検査情報埋め込み部は,電子透かし,バーコード,または2次元バーコードのうち,いずれかを用いてあるいは2以上を組み合わせて用いて,前記調査票に前記検査情報を埋め込むことを特徴とする,請求項1〜9のいずれかに記載の回答検査システム。
  11. 調査票を発行する調査票発行装置であって,
    前記調査票の設問への回答を検査するために必要な情報を検査情報として該調査票に埋め込む検査情報埋め込み部を備えたことを特徴とする,調査票発行装置。
  12. 前記検査情報埋め込み部は,前記調査票に,ページ番号に関する情報を前記検査情報として埋め込むことを特徴とする,請求項11に記載の調査票発行装置。
  13. 前記ページ番号に関する情報をもとに,前記検査情報埋め込み部が埋め込んだ各ページごとの前記検査情報を保存する検査情報保存部をさらに備えたことを特徴とする,請求項12に記載の調査票発行装置。
  14. 前記検査情報埋め込み部は,前記調査票に,回答の自動データ化に必要なデータ化情報をさらに埋め込むことを特徴とする,請求項11〜13のいずれかに記載の調査票発行装置。
  15. 前記検査情報は,前記設問への回答がチェックボックスへの回答であるときに,チェックボックスへの回答数制限に関する情報を含むことを特徴とする,請求項11〜14のいずれかに記載の調査票発行装置。
  16. 前記検査情報は,前記設問への回答の前提となる回答前提設問に関する情報を含むことを特徴とする,請求項11〜15のいずれかに記載の調査票発行装置。
  17. 前記検査情報は,前記設問への回答がチェックボックスへの回答であるときに,各チェックボックスへの回答の前提となるチェック前提設問に関する情報を含むことを特徴とする,請求項11〜16のいずれかに記載の調査票発行装置。
  18. 前記検査情報は,前記設問への回答が自由記載欄への数値記入であるときに,数値記入可能な数値範囲に関する情報を含むことを特徴とする,請求項11〜17のいずれかに記載の調査票発行装置。
  19. 検査情報埋め込み部は,電子透かし,バーコード,または2次元バーコードのうち,いずれかを用いてあるいは2以上を組み合わせて用いて,前記調査票に前記検査情報を埋め込むことを特徴とする,請求項11〜18のいずれかに記載の調査票発行装置。
  20. 調査票の設問への回答を検査する回答検査装置であって,
    前記調査票に埋め込まれた,回答を検査するために必要な検査情報を取り出す検査情報取り出し部と,
    回答済みの前記調査票が入力されて回答データ化する回答データ入力部と,
    前記検査情報に基づき前記回答データを検査する回答検査部と,
    を備えたことを特徴とする,回答検査装置。
  21. 前記調査票に埋め込まれたページ番号に関する情報をもとに,前記検査情報取り出し部が取り出した各ページごとの前記検査情報を保存する検査情報保存部をさらに備えたことを特徴とする,請求項20に記載の回答検査装置。
  22. 前記検査情報保存部は,前記調査票に埋め込まれた,回答の自動データ化に必要なデータ化情報をさらに保存することを特徴とする,請求項20または21に記載の回答検査装置。
  23. 前記回答検査部による検査結果を出力する出力部と,前記検査結果をもとに,前記出力された回答データを修正するための修正データを入力する修正部と,をさらに備えたことを特徴とする,請求項20〜22のいずれかに記載の回答検査装置。
  24. 前記検査情報は,前記設問への回答がチェックボックスへの回答であるときに,チェックボックスへの回答数制限に関する情報を含むことを特徴とする,請求項20〜23のいずれかに記載の回答検査装置。
  25. 前記検査情報は,前記設問への回答の前提となる回答前提設問に関する情報を含むことを特徴とする,請求項20〜24のいずれかに記載の回答検査装置。
  26. 前記検査情報は,前記設問への回答がチェックボックスへの回答であるときに,各チェックボックスへの回答の前提となるチェック前提設問に関する情報を含むことを特徴とする,請求項20〜25のいずれかに記載の回答検査装置。
  27. 前記検査情報は,前記設問への回答が自由記載欄への数値記入であるときに,数値記入可能な数値範囲に関する情報を含むことを特徴とする,請求項20〜26のいずれかに記載の回答検査装置。
  28. 前記検査情報は,電子透かし,バーコード,または2次元バーコードのうち,いずれかを用いてあるいは2以上を組み合わせて用いて,前記調査票に埋め込まれていることを特徴とする,請求項20〜27のいずれかに記載の回答検査装置。
  29. 調査票を発行する調査票発行方法であって,
    前記調査票の設問への回答を検査するために必要な情報を検査情報として該調査票に埋め込む検査情報埋め込み工程を含むことを特徴とする,調査票発行方法。
  30. 前記検査情報埋め込み工程において,前記調査票に,ページ番号に関する情報を前記検査情報として埋め込むことを特徴とする,請求項29に記載の調査票発行方法。
  31. 前記ページ番号に関する情報をもとに,前記検査情報埋め込み工程において埋め込んだ各ページごとの前記検査情報を保存する工程をさらに含むことを特徴とする,請求項30に記載の調査票発行方法。
  32. 前記検査情報埋め込み工程において,前記調査票に,回答の自動データ化に必要なデータ化情報をさらに埋め込むことを特徴とする,請求項29〜31のいずれかに記載の調査票発行方法。
  33. 前記検査情報は,前記設問への回答がチェックボックスへの回答であるときに,チェックボックスへの回答数制限に関する情報を含むことを特徴とする,請求項29〜32のいずれかに記載の調査票発行方法。
  34. 前記検査情報は,前記設問への回答の前提となる回答前提設問に関する情報を含むことを特徴とする,請求項29〜33のいずれかに記載の調査票発行方法。
  35. 前記検査情報は,前記設問への回答がチェックボックスへの回答であるときに,各チェックボックスへの回答の前提となるチェック前提設問に関する情報を含むことを特徴とする,請求項29〜34のいずれかに記載の調査票発行方法。
  36. 前記検査情報は,前記設問への回答が自由記載欄への数値記入であるときに,数値記入可能な数値範囲に関する情報を含むことを特徴とする,請求項29〜35のいずれかに記載の調査票発行方法。
  37. 前記検査情報埋め込み工程において,電子透かし,バーコード,または2次元バーコードのうち,いずれかを用いてあるいは2以上を組み合わせて用いて,前記調査票に前記検査情報を埋め込むことを特徴とする,請求項29〜36のいずれかに記載の調査票発行方法。
  38. 調査票の設問への回答を検査する回答検査方法であって,
    前記調査票に埋め込まれた,回答を検査するために必要な検査情報を取り出す検査情報取り出し工程と,
    回答済みの前記調査票が入力されて回答データ化する回答データ入力工程と,
    前記検査情報に基づき前記回答データを検査する回答検査工程と,
    を含むことを特徴とする,回答検査方法。
  39. 前記調査票に埋め込まれたページ番号に関する情報をもとに,前記検査情報取り出し工程において取り出した各ページごとの前記検査情報を保存する検査情報保存工程をさらに含むことを特徴とする,請求項38に記載の回答検査方法。
  40. 前記検査情報保存工程において,前記調査票に埋め込まれた,回答の自動データ化に必要なデータ化情報をさらに保存することを特徴とする,請求項39に記載の回答検査方法。
  41. 前記回答検査工程による検査結果を出力する出力工程と,前記検査結果をもとに,前記出力された回答データを修正するための修正データを入力する修正工程と,をさらに含むことを特徴とする,請求項38〜40のいずれかに記載の回答検査方法。
  42. 前記検査情報は,前記設問への回答がチェックボックスへの回答であるときに,チェックボックスへの回答数制限に関する情報を含むことを特徴とする,請求項38〜41のいずれかに記載の回答検査方法。
  43. 前記検査情報は,前記設問への回答の前提となる回答前提設問に関する情報を含むことを特徴とする,請求項38〜42のいずれかに記載の回答検査方法。
  44. 前記検査情報は,前記設問への回答がチェックボックスへの回答であるときに,各チェックボックスへの回答の前提となるチェック前提設問に関する情報を含むことを特徴とする,請求項38〜43のいずれかに記載の回答検査方法。
  45. 前記検査情報は,前記設問への回答が自由記載欄への数値記入であるときに,数値記入可能な数値範囲に関する情報を含むことを特徴とする,請求項38〜44のいずれかに記載の回答検査方法。
  46. 前記検査情報は,電子透かし,バーコード,または2次元バーコードのうち,いずれかを用いてあるいは2以上を組み合わせて用いて,前記調査票に埋め込まれていることを特徴とする,請求項38〜45のいずれかに記載の回答検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007096663A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法、並びに、コンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
JP2008065499A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理システム、文書作成装置、文書出力装置、追記情報処理装置、文書管理装置、プログラム
JP2011248436A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> アンケート集計方法、アンケートシステム、サーバ装置、クライアント装置

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