JP2005050064A - 座標入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】USBデバイスの普及に伴い、利用者にとって利便性の高い座標入力装置を提供する。
【解決手段】ホストコンピュータに座標入力装置のドライバがインストールされていなくても、OS標準のドライバを代わりに用いることにより、基本機能を使うことが可能である座標入力装置を提供する。更に、座標入力装置に、ホストコンピュータにて制御可能な記憶媒体を備え、ドライバや電子マニュアルを格納しておくことにより、ドライバのインストールを容易に行うことが可能である座標入力装置を提供する。更に、TCO(Total Cost of Ownership)の削減のために、座標入力装置ファームウェアの更新を自動的に行う手段を提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、座標入力装置に関し、特に、利用者の利便性を考慮した座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
USB(Universal Serial Bus)とは、パーソナルコンピュータ等のホストに対して、プリンタやスピーカ等の出力装置や、マウス、キーボード、スキャナ等の入力装置をはじめとする周辺装置を、共通のコネクタで接続することが可能なインターフェース規格である。ハブと呼ばれる分岐点を追加することにより、最大127個のUSBデバイスを接続することが可能である。最近では、ハードディスクドライブやCD−R、DVD等の光学メディアドライブといった記憶装置も、USBを備えるようになっている。これにより、パソコンは大きな拡張性を持つようになってきている。
なお、USBの仕様は、USB Revision 1.1 specification及びUSB Revision 2.0 specificationによって標準化されている。
【0003】
一般的に、USBデバイスの便利な利用方法として、LANによるネットワーク環境を構築していない場合に、普段はデスクトップ型PCに接続されているUSBプリンタを、必要なときだけノート型PCに接続して文書を印刷したり、或いは可搬型USB記憶メディアを通じて、ノート型PCで編集した大容量ファイルデータをデスクトップPCに移動するなど、数多くの便利な利用方法が考えられる。
【0004】
座標入力装置においては、主機能であるタッチ入力において、USBインターフェースを介して、PC等のホスト機とデータ通信を行っている。利用者は、製品購入時にCDやFD等のメディアで同梱されているドライバソフトウェアをPCにインストールすることにより、座標入力装置を操作することが可能となる。
また、操作マニュアル等が、購入時に紙媒体で同梱されているのが通常であるが、同時に、上記同梱メディアによって、HTML形式、PDF形式、Text形式、Word形式等の汎用的なファイル形式で電子マニュアルとして提供されていることもある。
【0005】
一方で、これらのUSBデバイスの保守という観点では、USBデバイスをより効果的に動作させるためにアップデートドライバソフトウェアを格納したCD等のメディアが利用者へ送られる。利用者はこのアップデートドライバソフトウェアをホストコンピュータにインストールして、古いドライバソフトウェアを更新する。或いは、USBデバイスのファームウェアを新しいファームウェアに更新する。
また、最近ではドライバソフトウェアやファームウェアがインターネット上で公開されていて、利用者はインターネットを通じてダウンロードし、更新することも可能である。
そのような中で、従来技術として、USBインターフェースを介して、ファームウェアプログラムの稼動を中断させずに、USBデバイスのファームウェアを書き換えるUSBデバイスのファームウェア書き換え方法に関する発明がある(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−207190号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の座標入力装置おいても、ドライバソフトウェアはCD等のメディアによって提供されている。しかしながら、座標入力装置を使う段階になって、ドライバソフトウェアが入っているCDが見つからない等の理由により、装置を使えないことがある。例えば、座標入力装置は、その大きさや使用目的の理由により、会議室等に設置されている。一方で、同梱のメディアは別の場所で管理されている。このような場合では、急に座標入力装置を使いたくなっても、CDの管理者が分からない、CDが見つからない等の理由により、探す時間の無駄を避けるため、会議室設置の座標入力装置が有効に活用されない傾向にある。
【0008】
また、座標入力装置に同梱されているマニュアルは、大抵1部しか同梱されておらず、紛失を避けるために、装置とは別の場所に、上記同梱CDや他の装置のマニュアル等と一括で管理されている場合がある。そのため、座標入力装置の利用者は、マニュアルを読みながら、装置を利用するのは稀である。従って、マニュアルを読まなければ分からない高度な機能は利用せず、基本的な機能しか使われない、もしくは装置の操作方法に慣れていない利用者は、座標入力装置すら使わない。すなわち、座標入力装置が有効に活用されていない傾向にある。
【0009】
また、USBの仕様が公開され、普及したことにより、周辺装置の多くがUSB接続となっている。そのため、PCに用意されているUSBコネクタ(通常は2個程度で、ノート型PCにおいては、1個の場合もある。)に対して座標入力装置を接続すると、他のUSBデバイスを接続することができなくなる。ノート型PC利用者には、マウスの代替手段であるタッチパットを好まない利用者が多く、USBマウスを利用する場合が多い。しかしながら、USBコネクタが1つしかないノート型PCでは、座標入力装置を接続すると、USBマウスを接続できなくなる。
【0010】
他にも、例えば、様々な資料等を検討する会議において、紙媒体資料の検討の場面にて、スキャナを用いて紙媒体をスキャンし、座標入力装置の画面上で検討する利用方法が考えられる。最近では、その場で撮影した写真画像を検討するためにデジタルカメラを接続し、座標入力装置の画面上で検討する利用方法も多くなっている。或いは、自宅や別の仕事場で作成した資料ファイルを、特にプレゼンテーション用ファイル等は1ファイルのサイズが大きいため、CD−R等の光学メディアに保存し、それを会議室にて参照するために、CD−Rドライブ等を接続する場合もある。また、検討結果を議事録として出力するために、プリンタを接続するという利用方法は、ごく標準的な方法である。
【0011】
上記のように、USBコネクタの数が限られていると、多くのUSBデバイスを同時に接続することが不可能であり、たとえ、USBデバイスがプラグ&プレイ機能による、電源投入中の接続や切断をサポートしていても、利用者にとっては、何度もUSBデバイスを接続したり切断する作業で、操作は煩わしいものとなってしまう。
【0012】
一方、装置の保守という立場から従来技術の問題点を考えると、最近の周辺装置は内部構造が複雑であり、装置を制御するファームウェアをアップデートする場合、装置の裏蓋を開けて、ROMを交換する、或いはフラッシュメモリの内容を書き換えるなど手間がかかる。また、装置には高圧、高温となる部品があり、安全性の問題から利用者が裏蓋を開ける行為を禁止している場合が多く、保守サービスマンが出張し、アップデート保守を行うのが一般的である。特に、座標入力装置のような、大型且つ複雑な装置では、このような保守方法でファームウェアをアップデートする場合が殆どである。
【0013】
前記保守方法は、装置全体に不慣れな利用者にとっては便利な保守方法であったが、最近ではTCO(Total Cost of Ownership) の削減という観点から、利用者にとってより安価な保守方法を提供することが望ましくなっている。より安価な保守方法を提供することは、同時に装置製造者の労働力に対するコスト削減にも役に立つため、装置製造者が早急に解決しなければならない課題である。
【0014】
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、装置利用者にとって利便性の高い座標入力装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、ホストコンピュータに対して接続し、相互にデータ通信を行う接続通信手段と、座標を入力するための入力手段と、前記ホストコンピュータから送られた画像データを出力する出力手段と、前記ホストコンピュータにて制御可能な記憶手段とを有することを特徴とする。
【0016】
請求項2記載の発明は、前記記憶手段は、前記ホストコンピュータが前記座標入力装置の動作を制御する第1のホスト側制御手段であるドライバソフトウェアを有することを特徴とする。
【0017】
請求項3記載の発明は、前記座標入力装置は、前記ホストコンピュータに前記ドライバソフトウェアがインストールされていない場合、前記第1のホスト側制御手段と異なる手段によって制御される第2のホスト側制御手段を有することを特徴とする。
【0018】
請求項4記載の発明は、前記座標入力装置は、前記ドライバソフトウェアをホストコンピュータにインストールするインストール手段を有することを特徴とする。
【0019】
請求項5記載の発明は、前記座標入力装置は、前記座標入力装置のファームを制御するファームウェアをバージョンアップするファーム更新手段を有することを特徴とする。
【0020】
請求項6記載の発明は、前記ファーム更新手段は、ファームウェアのバージョンとファームのバージョンを比較することにより、バージョンアップの実行可否を決定する手段を有することを特徴とする。
【0021】
請求項7記載の発明は、前記記憶手段は、前記座標入力装置の電子マニュアルファイルを格納していることを特徴とする。
【0022】
請求項8記載の発明は、前記座標入力装置は、周辺装置を接続し、相互にデータ通信を行う周辺装置接続通信手段を有することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施例である座標入力装置のシステム構成図である。
座標入力装置1は、座標入力面2と画像表示面3を備えている。本実施例では、座標入力面2は画像表示面3を隠さない位置に設置されている。指やペン等の座標指示物が触れた前記座標入力面上の位置を、前記座標入力面の画素数(x軸方向1024ピクセル、y軸方向768ピクセル等)に対応した(x,y)座標として、光学的な方法にて、周期的(10ミリ秒、20ミリ秒等)に検知し、ホストコンピュータ9に送信する。ここで、ホストコンピュータは、Windows(R)、Mac、Linux等のUSBをサポートする汎用OSが搭載されたコンピュータであり、USBケーブルを介して座標入力装置と接続され、相互データ通信を行う。
【0024】
検知された座標を、前記相互データ通信により前記ホストコンピュータ9が受け取ると、前記ホストコンピュータ9は、OSや画像処理用アプリケーションプログラムによって、RGB画像データに展開し、RGBケーブルを介して画像表示面3へ送信する。
画像表示面3は、ホストコンピュータ9が送信したRGB画像データを、画面上(液晶画面、PDP画面等)に表示する。
また、前記座標入力装置1は、USBデバイス(プリンタ、スキャナ、デジタルカメラ等)を接続するためのUSB接続コネクタ4と、装置全体を制御するための座標入力装置コントローラ10を備えている。
【0025】
前記座標入力装置コントローラにおいて、中央演算装置11は、ROM12に格納されているプログラムにより、RAM13、及びタイマー14、左光学検出器インターフェース15(以下、インターフェースは「I/F」と略す。)、右光学検出器I/F16、USBホストI/F17、USBハブ18、USBディスクI/F19、USBディスク20を制御している。
ROM12には、座標を検出するための座標検知プログラムが格納されている。前記座標検知プログラムやファームウェアは、バージョンアップにより書き換える必要がある。そのため、ROM12としては、フラッシュメモリを用いるのが一般的であり、本実施例では書き換えが可能なROMであるフラッシュメモリを用いている。
RAM13は、中央演算装置11が各種制御処理を行うときに、作業データが一時的に保存される記憶領域である。
タイマー14は、周期的に時間を計測し、中央演算装置11へ通知するためのものである。
【0026】
左光学検出器I/F15は、左光学検出器21が照射し、光再帰性反射部材23によって反射されるレーザー光をアナログ信号化し、ホストコンピュータ9に送信するデータをデジタル化するためのインターフェースである。
同様に、右光学検出器I/F16は、右光学検出器22が照射し、光再帰性反射部材23によって反射されるレーザー光をアナログ信号化し、送信するデータをデジタル化するためのインターフェースである。
【0027】
USBホストI/F17は、検出された座標データ等を、USBケーブルを介してホストコンピュータ9へ送信するためのインターフェースである。
USBハブ18は、USBデバイスを複数接続する機能を持ち、ホストからの入出力要求により、接続されたUSBデバイスに対して制御権を与えている。USBデバイスはUSB接続コネクタ4を介して接続可能である。
USBディスクI/F19は、不揮発性メモリであるUSBディスク20を、ホストコンピュータ9にて、磁気記憶媒体であるハードディスク等と同等のUSBディスク装置として認識させ、前記USBディスク20に格納されているドライバソフトウェア、マニュアル類のドキュメントファイル等を読み出して、USBを介してホストコンピュータ9へ送信する、或いはホストコンピュータ9から送信されるデータや、デジタルカメラ等のUSBデバイスから送信される画像データ等を格納する。なお、本実施例では、前記USBディスクとして、フラッシュメモリを用いている。
【0028】
図2は、本発明の一実施例である座標入力装置の、座標指示物により指示された座標入力面上の指示点Pの座標(x,y)を算出する説明図である。
左光学検出器21、及び右光学検出器22は、半導体レーザーにより発光し、光再帰性反射部材23にて反射される光を検出し、検出された光をアナログデータ化し、座標入力装置コントローラ10へ送出する機能を有する。
画面上に指やペン等の座標指示物がない場合は、照射された入射光は、光再帰性反射部材にて180°逆方向に反射され、光学検出器にて反射光を受光し、検知する。
【0029】
一方、画面上に座標指示物がある場合は、入射光は座標指示物により遮られ、光再帰性反射材まで到達せず、光学検出器は反射光を受光せず、検知しない。
この、受光のない方向(光遮断角)、すなわち、左光学検出器での左遮断角θL、及び右光学検出器での右遮断角θRを検出し、画面の縦方向画素数(高さ)H、横方向画素数(幅)W、前記左遮断角θL、前記右遮断角θRから、以下の式により座標指示点P(x,y)を算出する。
x = W・tanθR/(tanθL+tanθR)
y = H−W・tanθL・tanθR/(tanθL+tanθR)
【0030】
図3は、本発明の一実施例である座標入力装置のUSBデバイス制御についての説明図である。
USBハブ18は、座標入力装置1に内蔵されていて、USBコネクタ4を介して前記座標入力装置1に接続されているUSBデバイスを検知し、ホストコンピュータ9とのデータ通信の仲介を行う。
USBディスク20は、USB Mass Storage規格に準拠するハードウェア及びソフトウェアにより構成され、ホストコンピュータ9にて、ディスク(記憶装置)として認識され、前記ホストコンピュータ9のOSが制御するファイルシステムに組み込まれる。
USBマウス30は、USB HID(USB Human Interface Device) 規格に準拠するハードウェア及びソフトウェアにより構成され、ホストコンピュータ9にて、マウスとして認識され、OSが制御するマウスとなる。
USBコネクタ4は、座標入力装置1に内蔵されるUSBハブ18に接続されており、プリンタやデジタルカメラ等のUSBデバイスをUSBケーブルで接続することにより、ホストコンピュータ9と接続可能となる。
【0031】
一方、ホストコンピュータ9側において、ルートハブ31は、USBケーブルにより接続されているUSBデバイス(プリンタ、デジタルカメラ、スキャナ等)を検知し、相互データ通信を仲介する。
USBシステムドライバ32は、前記ルートハブ31を制御し、接続されているUSBデバイスの制御ドライバソフトウェアのロード、前記制御ドライバソフトウェアと前記USBデバイス間の相互データ通信等を仲介する。
【0032】
マスストレージドライバ33は、USB Mass Storageクラス規定に準拠するUSBディスク20を制御するために、OSが実装している標準ドライバソフトウェアである。一般的に、マスストレージドライバは、USB Mass Storageクラス規定に準拠する全てのUSBディスクを、専用ドライバソフトウェアをインストールすることなしに、ファイルシステムに書き込む働きをする。
HIDマウスドライバ34は、HID(Human Interface Device)クラス規定に準拠するマウスを制御するために、OSが実装している標準ドライバソフトウェアである。一般的に、HIDマウスドライバは、HIDクラス規定に準拠する全てのUSBマウスを、専用ドライバソフトウェアをインストールすることなしに、マウスに組み込む働きをする。
タッチパネルドライバ35は、マウスドライバをエミュレートすると共に、座標入力装置1との相互通信を可能にし、装置の拡張機能を提供している。
【0033】
図4は、本発明の一実施例である座標入力装置内部のUSBディスクについての説明図である。
ホストコンピュータ9に、座標入力装置1を接続すると、USBディスク20が検知される。次に前記マスストレージドライバ33がロードされ、前記USBディスク20上のファイルを制御することが可能となる。なお、USBディスク制御については、USB Mass Storage Classクラス定義、UFIコマンド定義に基づくものとして、詳細の説明は省略する。
【0034】
図4では、ホストコンピュータ9のOSがWindows(R)であり、ファイル制御ユーティリティプログラム(Windows(R)エクスプローラ)により、USBディスク20が「リムーバブルディスク(G:)」として認識されている様子を示している。前記座標入力装置1に、OSが管理するファイルシステムをエミュレートする制御が組み込まれていることにより、前記USBディスク20に格納されているファイルやディレクトリ(フォルダ)の検索、読み出し等を可能としている。
前記USBディスク20には、ドライバソフトウェアファイルや電子マニュアルファイル等が格納されている。これらのファイルは、工場出荷時における最新バージョンのファイルである。また、バージョンアップファイルは、別の記憶媒体から前記USBディスク20にファイルコピーをすることによって格納される。
【0035】
図5は、本発明の一実施例である座標入力装置のUSB標準ディスクリプタの例を示す図である。
まず、図5を用いて、ホストコンピュータが行うUSBデバイスのドライバ検索シーケンス(エミュレーション)について説明する。
また、ディスクリプタの詳細な説明は、USB規格書に記載されているので省略する。
【0036】
USBデバイスのドライバソフトウェアをインストールするときに、ドライバソフトウェアプログラム、OSがUSBデバイスを確定し、USBデバイスドライバをロードするために必要な「ベンダID」、「プロダクトID」、「デバイスリリース番号」、「クラスコード」、「サブクラスコード」、「プロトコルコード」、「インターフェース番号」が登録される。
USBデバイスが接続されると、USBハブがUSBデバイスを検知し、ホストコンピュータへ通知する。これにより、ホストコンピュータからの「デバイスリクエスト」に対して、USBデバイスは「コンフィグレーションディスクリプタ」、「インターフェースディスクリプタ」、「エンドポイントディスクリプタ」、「ストリングディスクリプタ」を応答することにより、制御用ドライバがロードされ、初期化し、入出力が開始される。
このとき、USBシステムドライバは、以下の優先順にUSBデバイスドライバを検索する。
【0037】
(1)デバイスディスクリプタの「ベンダID」、「プロダクトID」、「デバイスリリース番号」により、ベンダーが提供するデバイス固有の専用ドライバを検索する。
(2)デバイスディスクリプタの「クラスコード」、「サブクラスコード」、「プロトコルコード」により、USBクラス全体に共通な汎用ドライバを検索する(クラスコード「FF」のときは、ベンダID、サブクラスコード、プロトコルコードから、ベンダーが提供するドライバが検索される)。
(3)デバイスディスクリプタの「クラスコード」、「プロダクトID」、「デバイスリリース番号」、インターフェースディスクリプタの「インターフェース番号」から、固有の専用ドライバを検索する。
(4)インターフェースディスクリプタの「クラスコード」、「サブクラスコード」、「プロトコルコード」から、汎用ドライバが検索する。一般的に汎用ドライバは、これにより検索される。
【0038】
次に、図5を用いて、座標入力装置のUSBホストI/F定義ディスクリプタについて説明する。この説明において、ベンダID「0x1234」、プロダクトID「0x0001」とする。なお、ベンダIDは、周辺機器メーカーに割り振られるIDである。
座標入力装置専用ドライバをインストールして、座標入力装置を使う場合の双方向通信を可能とするため、「代替1」インターフェースを予め用意する。座標入力装置専用ドライバがインストールされていない場合は、インターフェースディスクリプタにより、汎用マウスドライバが検索、ロードされる。座標入力装置専用ドライバがインストールされている場合は、デバイスディスクリプタの「ベンダID」、「プロダクトID」、「デバイスリリース番号」により座標入力装置専用ドライバが検索され、ロードされる。座標入力装置専用ドライバは初期化時に、インターフェースを「代替1」に切り替える。これにより、座標入力装置とホストコンピュータ間で双方向通信が可能となり、座標入力装置が持っている拡張機能が有効となる。
【0039】
図6は、本発明の一実施例である座標入力装置の制御フローチャートである。
座標入力装置の電源投入、或いはリセットにより、USBディスク20上にファームウェアファイルが存在するか否か検索する(ステップS1)。存在する場合(S1/Yes)は、ファーム及びファームウェアファイルの「ファームウェア識別」が一致しているか否か比較する(S2)。ファームウェア識別が一致する場合(S2/Yes)は、ファーム及びファームウェアファイルのファームウェアバージョンを比較する(S3)。ファームウェアファイルの方がバージョンが新しい場合(S3/Yes)は、ROM12上のファームウェアバージョン、座標入力装置制御プログラムを、ファームウェアファイルの値に書き換える(S4)。
【0040】
前記ステップS1からS4の一連の処理が終ると、座標入力装置の初期化、USBデバイスの認識等の初期化処理を実行する(S10)。これにより、座標入力装置が使用可能となる。
なお、ホストコンピュータ9により認識されたUSBディスク20上のファームウェアファイルは、CD等の光学メディアやインターネットでのダウンロードにより提供されているファイルを、ファイルコピーするだけで更新することが可能である。
【0041】
指や専用ペンなどの座標入力装置による座標入力面へのタッチの有無を検知し(ステップS11)、検知した場合(S11/Yes)は、タッチ座標を算出する(S12)。
【0042】
座標入力装置は、ホストコンピュータから送信されるUSBパケットデータを受信する(ステップS13)。受信しなければ(S13/No)、画面タッチの検出を待つ(S11)。受信すると(S13/Yes)、パケットデータがUSBディスクのパケットデータであるか否かを確認し(S14)、USBディスクの場合(S14/Yes)は、USBディスク20の制御を行う(S15)。なお、ホストコンピュータによるUSBディスクへの入出力は、Mass Storage Class規約に基づき制御する。
逆に受信したパケットデータがUSBディスクでない場合(S14/No)は、タッチパネルに関連する制御であるので、次処理に移る(S16)。
【0043】
ステップS16では、ホストからの入出力要求を調べる。本実施例では、ホストからのポーリングによる入出力要求の内容を調べている。
座標入力装置のドライバがインストールされていないホストからの入力要求(IN)で、タッチ座標の入力要求であれば(S16/Yes)、マウスデータをホストへ送信する(S17)。
前記以外の場合(S16/No)は、次処理に移る(S18)。
【0044】
ステップS18でも、引き続きホストからのポーリングによる入出力要求の内容を調べる。
座標入力装置のドライバがインストールされているホストからの入力要求であれば(S18/Yes)、入力要求が何に対する入力要求であるかを調べる(S19)。そうでない場合(S18/No)は、次処理(S22)に移る。
入力要求の内容がタッチ座標の入力要求であれば(S19/Yes)、マウスデータを送信する(S20)。
マウスデータでない場合(S19/No)は、タッチパネルドライバによる拡張機能の要求であり、タッチパネル制御データを送信する(S21)。
ここで、拡張機能に関する要求とは、入力点と出力点の微調整を行うソフトウェア等からの要求である。
【0045】
ステップS22でも、引き続きホストからのポーリングによる入出力要求の内容を調べる。
要求の内容が、タッチパネルデータの出力要求(OUT)であれば(S22/Yes)、ホストからのタッチパネル制御データを受信する(S23)。
【0046】
図7は、本発明の一実施例である座標入力装置のドライバインストール方法について説明した図である。なお、本図では、ホストコンピュータのOSがWindows(R)である実施例について説明している。
座標入力装置1に備えてあるUSBディスク20を認識したホストコンピュータ9は、本図のように「TOUCHPANELdriver」フォルダに格納されているインストーラ71「setup.exe 」、ドライバ類ファイルを格納しているフォルダ72「Win32 driver」を参照することが可能である。利用者が前記setup.exe をクリックすると、前記ホストコンピュータに、自動的に座標入力装置のドライバをインストールする。基本的に、ホストコンピュータの指示に従って、インストール作業を進めることにより、座標入力装置のドライバのインストールが完了する。ドライバのインストールが完了すると、利用者は、座標入力装置の拡張機能を使うことが可能となる。
【0047】
図8は、本発明の一実施例である座標入力装置の電子マニュアル参照方法について説明した図である。なお、本図では、ホストコンピュータのOSがWindows(R)である実施例について説明している。
座標入力装置1に備えてあるUSBディスク20を認識したホストコンピュータ9は、本図のように「ServiceTool 」フォルダに格納されている電子マニュアル81「操作マニュアル.pdf」、「インストールガイド.pdf」を参照することが可能である。本実施例では、OSの依存性が少ないpdf形式の電子マニュアルを提供しているが、他にもOSの依存性が少ないファイル形式として、html形式やtxt形式、又はWindows(R)において利用人口が多いWORD形式(doc形式)のファイル形式の電子マニュアルを提供することも可能である。
利用者は、前記電子マニュアルを開くことにより、前記座標入力装置の操作方法を調べたり、ドライバのインストール方法を調べたりすることが可能である。
【0048】
以上の説明から明らかなように、ホストコンピュータに座標入力装置のドライバがインストールされていない場合でも、USBマウスドライバを用いて制御することによって、座標入力装置の基本機能を使用することが可能となり、ドライバを探す無駄が解消され、装置のタッチパネル機能が有効活用されるため、座標入力装置を使うことによる利便性の向上を図ることが可能である。
【0049】
また、USBディスクに座標入力装置ドライバのインストーラを格納しておくことによって、簡単に専用ドライバをインストールすることが可能であり、専用ドライバをインストールしたホストコンピュータにて、座標入力装置に付属する有効な拡張機能を使用することができるため、座標入力装置を使うことによる利便性の向上を図ることが可能である。
【0050】
また、USBディスク上に新しいファームウェアファイルをファイルコピーしておくだけで、ファームウェアの更新ができることによって、保守サービスマンによる作業が不要、或いは作業時間の短縮を図ることができることによって、保守サービスコストの軽減を図ることが可能である。
【0051】
また、USBディスクに座標入力装置の電子マニュアルファイルを格納しておくことによって、座標入力装置を接続しているだけでマニュアルを参照することが可能となり、装置の持っている機能が活用され、または、ユーザーサポート件数を減らすことができ、座標入力装置を使うことによる利便性の向上、運用サポートコストの軽減を図ることが可能である。
【0052】
座標入力装置にUSBハブを備えることによって、USBハブ経由で接続されているプリンタやスキャナ、デジタルカメラ等のUSBデバイスを使用することができるため、座標入力装置を使うことによる利便性の向上を図ることが可能である。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、ホストコンピュータに座標入力装置のドライバがインストールされていない場合でも、USBマウスドライバを用いて制御することによって、座標入力装置の基本機能を使用することが可能となり、ドライバを探す無駄が解消され、装置のタッチパネル機能が有効活用されるため、座標入力装置を使うことによる利便性の向上を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である座標入力装置のシステム構成図である。
【図2】本発明の一実施例である座標入力装置の、座標指示物により指示された座標入力面上の指示点座標を算出する説明図である。
【図3】本発明の一実施例である座標入力装置のUSBデバイス制御についての説明図である。
【図4】本発明の一実施例である座標入力装置内部のUSBディスクについての説明図である。
【図5】本発明の一実施例である座標入力装置のUSB標準ディスクリプタの例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例である座標入力装置の制御フローチャートである。
【図7】本発明の一実施例である座標入力装置のドライバインストール方法について説明した図である。
【図8】本発明の一実施例である座標入力装置の電子マニュアル参照方法について説明した図である。
【符号の説明】
1 座標入力装置
2 座標入力面
3 画像表示面
4 USB接続コネクタ
9 ホストコンピュータ
10 座標入力装置コントローラ
11 中央演算装置
12 ROM
13 RAM
14 タイマー
15 左光学検出器インターフェース
16 右光学検出器インターフェース
17 USBホストインターフェース
18 USBハブ
19 USBディスクインターフェース
20 USBディスク
21 左光学検出器
22 右光学検出器
23 光再帰性反射部材
30 USBマウス
31 USBルートハブ
32 USBシステムドライバ
33 マスストレージドライバ
34 HIDマウスドライバ
35 タッチパネルドライバ(座標入力装置ドライバ)
71 インストーラファイル
72 ドライバ格納フォルダ
81 電子マニュアルファイル

Claims (8)

  1. ホストコンピュータに対して接続し、相互にデータ通信を行う接続通信手段と、
    座標を入力するための入力手段と、
    前記ホストコンピュータから送られた画像データを出力する出力手段と、
    前記ホストコンピュータにて制御可能な記憶手段とを有することを特徴とする座標入力装置。
  2. 前記記憶手段は、前記ホストコンピュータが前記座標入力装置の動作を制御する第1のホスト側制御手段であるドライバソフトウェアを有することを特徴とする請求項1記載の座標入力装置。
  3. 前記座標入力装置は、前記ホストコンピュータに前記ドライバソフトウェアがインストールされていない場合、前記第1のホスト側制御手段と異なる手段によって制御される第2のホスト側制御手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の座標入力装置。
  4. 前記座標入力装置は、前記ドライバソフトウェアをホストコンピュータにインストールするインストール手段を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の座標入力装置。
  5. 前記座標入力装置は、前記座標入力装置のファームを制御するファームウェアをバージョンアップするファーム更新手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の座標入力装置。
  6. 前記ファーム更新手段は、ファームウェアのバージョンとファームのバージョンを比較することにより、バージョンアップの実行可否を決定する手段を有することを特徴とする請求項5記載の座標入力装置。
  7. 前記記憶手段は、前記座標入力装置の電子マニュアルファイルを格納していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の座標入力装置。
  8. 前記座標入力装置は、周辺装置を接続し、相互にデータ通信を行う周辺装置接続通信手段を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の座標入力装置。
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