JP2005049302A - Method for detecting build up of acoustic wave signal - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、音波信号の立ち上がり検出方法に関し、特に、超音波を利用して検出対象までの距離及び方向を計測する超音波センサにおける音波信号の立ち上がり検出方法に関する。 The present invention relates to a method for detecting a rising edge of a sound wave signal, and more particularly to a method for detecting a rising edge of a sound wave signal in an ultrasonic sensor that measures the distance and direction to a detection target using ultrasonic waves.
従来から、超音波発信素子より発信された音波が検出対象により反射されて超音波受信素子によって受信されるまでの時間(伝搬時間)を計測し、この伝搬時間と音速とに基づいて検出対象までの距離を計測する方法が一般に知られている。また、複数の超音波受信素子で受信した信号に対して、入射角と素子の位置関係に対応した時間だけ遅延させて演算処理することによって、任意の方向からの入射波だけを選択的に取り出し、機械的な可動部を使用せずに電気的な信号処理のみによって対象物の方向を測定する方法が知られている(特許文献1参照)。 Conventionally, the time (propagation time) until the sound wave transmitted from the ultrasonic wave transmission element is reflected by the detection target and received by the ultrasonic wave reception element is measured, and the detection target is measured based on the propagation time and the sound speed. A method for measuring the distance is generally known. In addition, the signals received by a plurality of ultrasonic receiving elements are processed by delaying the time corresponding to the incident angle and the positional relationship between the elements, thereby selectively extracting only incident waves from any direction. A method is known in which the direction of an object is measured only by electrical signal processing without using a mechanical movable part (see Patent Document 1).
このような超音波を利用した距離・方向測定方法においては、超音波受信素子が受信した信号の第1波の立ち上がりタイミングを検出することが必要となるが、超音波受信素子は、音波波形以外にノイズも受信するため、受信した信号の立ち上がりタイミングを誤って検出する虞がある。ノイズには、電波ノイズや外来音波ノイズがあり、電波ノイズはシールドによりある程度は低減できるが完全ではなく、外来音波ノイズについては、超音波受信素子は音波を受信するものなので、防ぐことができない。このようなノイズによる信号の立ち上がりタイミングの誤検出を防止するために、波形の振幅値が所定のしきい値を越えたタイミングを信号の立ち上がりタイミングとする方法や、受信した信号について特定周波数でサンプリングし、得られた複数のピーク値を結ぶ包絡線から立ち上がりタイミングを推定する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
ところが、特許文献2等に記載されている音波信号の立ち上がり検出方法においては、波形の瞬間値を測定しているため、依然として音波信号とノイズとの区別が課題となる。なお、特許文献1は、小型で組み込みの用途に適した超音波センサを提供するものであって、音波信号の立ち上がり検出方法を提供するものではない。本発明は、上記問題を解消するものであり、音波信号の立ち上がり検出方法において、ノイズと音波信号を区別し、音波信号の立ち上がりタイミングを簡易的に検出することができる方法を提供することを目的とする。
However, in the method for detecting the rising edge of the sound wave signal described in
請求項1の発明は、超音波センサの超音波受信素子が受信した音波信号の立ち上がりを検出する方法であって、a)超音波受信素子が音波信号を受信した際に得られるアナログ信号を時系列的に記憶する信号記憶ステップと、b)前記により記憶された信号に対して所定の時間幅を持つウインドウを、音波の発信時刻を基準として時間軸方向に走査する走査ステップと、c)前記所定走査位置毎にウインドウ内の音波信号の特徴量を求める特徴量計測ステップと、d)前記により求められた特徴量によって音波信号の立ち上がりタイミングを求める立ち上がり検出ステップとを有することを特徴とする。
The invention of
請求項2の発明は、請求項1記載の音波信号の立ち上がり検出方法において、前記b)のステップでの走査は、ウインドウをウインドウ幅ピッチで行い、前記c)のステップでの特徴量は、ウインドウ内の音波信号波形の積分値であり、前記d)のステップで、前記積分値が所定値以上となるウインドウが検出された時点でのウインドウ位置に対応する時間を立ち上がりタイミングとすることを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, in the method for detecting a rising edge of a sound wave signal according to the first aspect, the scanning in the step b) performs a window with a window width pitch, and the feature amount in the step c) is a window. And the rising time is a time corresponding to the window position at the time when a window in which the integrated value is equal to or greater than a predetermined value is detected in step d). To do.
請求項3の発明は、請求項2記載の音波信号の立ち上がり検出方法において、前記d)のステップで、ウインドウ内の音波信号波形の積分値が所定値以上となるウインドウについて、所定の分割数で分割し、当該分割ウインドウ内の音波信号波形の積分値が別途設定の所定値以上となるウインドウが検出された時点でのウインドウ位置に対応する時間を立ち上がりタイミングとすることを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, in the method for detecting a rising edge of a sound wave signal according to the second aspect, in the step d), with respect to the window in which the integrated value of the sound wave signal waveform in the window is equal to or greater than a predetermined value, It is divided, and a time corresponding to the window position at the time when a window in which the integrated value of the sound wave signal waveform in the divided window is equal to or greater than a predetermined value is detected is set as the rising timing.
請求項4の発明は、請求項1記載の音波信号の立ち上がり検出方法において、前記c)のステップでの特徴量は、ウインドウ内の音波信号に対して周波数分析を行って得られる発信に使用されている音波の周波数成分であり、前記d)のステップで、前記c)のステップにより求めた周波数成分のレベルが所定値以上となるウインドウが検出された時点でのウインドウ位置に対応する時間を立ち上がりタイミングとすることを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the method for detecting a rising edge of a sound wave signal according to the first aspect, the feature value in the step c) is used for transmission obtained by performing frequency analysis on the sound wave signal in the window. In the step d), a time corresponding to the window position at the time when a window in which the level of the frequency component obtained in the step c) is a predetermined value or more is detected. It is characterized by timing.
請求項5の発明は、請求項1記載の音波信号の立ち上がり検出方法において、音波の発信周波数fが既知で、且つn周期目の立ち上がりで受信した音波信号の振幅が最大となることが既知である場合において、前記c)のステップでの特徴量は、受信した音波信号の振幅であり、前記d)のステップで、音波信号の振幅が最大となる時間から(n−0.75)×1/fの時間だけ遡った時間を立ち上がり検出タイミングとすることを特徴とする。
According to a fifth aspect of the present invention, in the method for detecting a rising edge of a sound wave signal according to
請求項6の発明は、請求項1記載の音波信号の立ち上がり検出方法において、前記超音波受信素子が受信した音波信号の包絡線成分を抽出する包絡線抽出ステップをさらに有し、前記c)のステップでの特徴量は、ウインドウ内の前記包絡線成分の積分値であることを特徴とする。
The invention of
請求項7の発明は、請求項6記載の音波信号の立ち上がり検出方法において、前記d)のステップで、前記包絡線成分の積分値が所定値以上を示すウインドウ内の積分値から近似曲線を求め、該近似曲線と時間軸の切片を立ち上がりタイミングとすることを特徴とする。 According to a seventh aspect of the present invention, in the method for detecting a rising edge of a sound wave signal according to the sixth aspect, in the step d), an approximate curve is obtained from an integral value in a window where the integral value of the envelope component is equal to or greater than a predetermined value. The approximate curve and the intercept of the time axis are set as the rising timing.
本発明の音波信号の立ち上がり検出方法によれば、超音波受信素子が受信した音波信号を時系列的に記憶し、この音波信号列に対して所定の時間幅を持つウインドウを音波の発信時刻を基準として時間軸方向に走査させ、ウインドウ内の音波信号の積分値等の特徴量によって音波信号の立ち上がりタイミングを求めるようにしたので、ノイズと音波信号を区別して、簡易的に音波信号の立ち上がりタイミングを求めることができる。さらに、音波信号の包絡線成分を抽出し、この包絡線成分を用いて音波信号の立ち上がりタイミングを求めることで、さらに、ノイズの影響を受けにくくすることができる。 According to the rising detection method of the sound wave signal of the present invention, the sound wave signal received by the ultrasonic wave receiving element is stored in time series, and a window having a predetermined time width is set to the sound wave signal sequence with the sound wave transmission time. As the reference, scanning is performed in the time axis direction, and the rising timing of the sound wave signal is obtained from the feature value such as the integrated value of the sound wave signal in the window. Can be requested. Furthermore, by extracting the envelope component of the sound wave signal and obtaining the rising timing of the sound wave signal using the envelope component, the influence of noise can be further reduced.
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態による音波信号の立ち上がり検出方法について、図面を参照して説明する。図1に示されるように、超音波センサ1は、音波の発信動作を制御する超音波発信制御部2と、超音波発信制御部2の制御に基づいて超音波発信素子4を駆動するための信号を出力する信号発生部3と、音波を発信する超音波発信素子4と、超音波発信素子4により発信され、検出対象5で反射された音波を受信する超音波受信素子6と、超音波受信素子6で受けたアナログ信号を処理する信号処理距離換算部7とから構成されている。なお、超音波発信素子4及び超音波受信素子6は、単素子でもアレイ状の素子でも構わない。単素子の場合は、距離測定のみが可能となり、アレイ状素子の場合は、距離及び方向の測定が可能となる。また、超音波発信素子4が発信する信号の波形は、単パルスでもバースト波でもよい。
(First embodiment)
Hereinafter, a method for detecting rising of a sound wave signal according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIG. 1, the
まず、超音波センサ1において、検出対象5までの距離と方向を計測する手順を説明する。超音波発信制御部2から電源(図示せず)に対して発信開始トリガーが出力されると、信号発生部3は超音波発信素子4を駆動するための信号を出力する。超音波発信素子4はこの信号に基づいて所定周波数(例えば、20〜100kHz程度)の音波を発信し、発信された音波は、検出対象5により反射され、超音波受信素子6によって受信される。受信された信号は、後述する音波信号の立ち上がり検出手順によりその立ち上がりタイミングが検出され、反射波到達時間、及び複数の超音波受信素子6間での音波信号の遅延時間からその角度方向における検出対象5までの距離を求めることができる。
First, a procedure for measuring the distance and direction to the detection target 5 in the
次に、音波信号の立ち上がり検出手順について図2及び図3を参照して説明する。超音波受信素子6により音波信号が受信されると、信号処理距離換算部7は、音波信号を時系列的に記憶する(#21)。そして、記憶された信号に対して所定の時間幅を持つウインドウWを、音波の発信時刻t0を基準として時間軸方向(矢印a方向)に、ウインドウ幅ピッチで走査し(#22)、走査位置毎にウインドウW内の音波信号の波形10の積分値(特徴量)を演算する(#23)。そして、得られた積分値がしきい値以上であるかどうかを判断し(#24)、積分値がしきい値以上であれば(#24でYES)、そのウインドウWが検出された時点でのウインドウ位置に対応する時間t’を立ち上がりタイミングとする(#25)。図3の例では、ウインドウ位置W1では、ノイズ成分のみの積分なのでその値は小さくなるが、ウインドウ位置W2では、音波信号の一部(黒色部)を積分するため値は大きくなる。この値が所定のしきい値を超えていた場合、ウインドウ位置W2に対応する時間t’を立ち上がりタイミングとする。
Next, the procedure for detecting the rising edge of the sound wave signal will be described with reference to FIGS. When the sound wave signal is received by the ultrasonic
このように、ウインドウW内の波形10の積分値により信号の立ち上がりタイミングの検出を行うようにしたので、波形10の瞬間値を利用する場合と異なり、信号とノイズの区別が容易となり、簡易な方法で音波信号の立ち上がりタイミングを検出することができる。
As described above, since the signal rising timing is detected by the integral value of the
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について、図4及び図5を参照して説明する。第2の実施形態は、ウインドウW内の音波信号の波形10の積分値を利用して音波信号の立ち上がりタイミングを検出する点で第1の実施形態と同様であるが、さらに、ウインドウWを所定の分割数で分割した分割ウインドウ(例えば、w1〜w6)を利用する点で第1の実施形態と異なる。信号処理距離換算部7は、音波信号を時系列的に記憶し(#41)、記憶された信号に対してウインドウWを走査して(#42)、ウインドウW内の音波信号の波形10の積分値を演算し(#43)、積分値がしきい値以上であるかどうかを判断する(#44)。そして、ウインドウW内の音波信号の波形10の積分値がしきい値以上となる場合(#44でYES)、ウインドウWを所定の分割数で分割する(#45)。図5(a)は、ウインドウ位置W1において積分値がしきい値を超えた状態を示し、図5(b)は、ウインドウ位置W1においてウインドウWを6分割して分割ウインドウw1〜w6を形成した状態を示している。そして、分割ウインドウw1〜w6内の音波信号の波形10の積分値が別途設定のしきい値以上となる分割ウインドウw2を検出し(#46)、検出された分割ウインドウw2の位置に対応する時間t’を立ち上がりタイミングとする(#47)。この構成においても、ウインドウW内の特徴量を利用して信号の立ち上がりタイミングの検出を行うようにしたので、信号とノイズの区別が容易となり、簡易な方法で音波信号の立ち上がりタイミングを検出することができる。また、分割ウインドウw1〜w6を利用することにより精度よく音波信号の立ち上がりを検出することができる。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment will be described with reference to FIGS. The second embodiment is the same as the first embodiment in that the rising timing of the sound wave signal is detected by using the integrated value of the
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。第3の実施形態は、ウインドウW内の音波信号に対して周波数分析を行って得られる周波数成分(特徴量)を利用して音波信号の立ち上がりタイミングを検出する点で他の実施形態と異なる。信号処理距離換算部7は、音波信号を時系列的に記憶し(#61)、記憶された信号に対してウインドウWを走査して(#62)、ウインドウW内の音波信号に対して周波数分析を行う(#63)。図7(a)において、ウインドウ位置W1,W2に対して周波数分析を行うと、図7(b)に示されるように、ウインドウ位置W1ではノイズ成分のみであるために周波数分析した波形には特徴はないが、図7(c)に示されるように、ウインドウ位置W2では音波信号を含んでいるために周波数分析した波形には発信に使用されている音波の周波数fにピークPを示す。そして、この周波数成分レベルがしきい値以上となるかどうかを判断し(#64)、周波数成分レベルがしきい値以上であれば(#64でYES)、ウインドウが検出された時点でのウインドウ位置に対応する時間を立ち上がりタイミングとする(#65)。この構成においても、ウインドウW内の特徴量を利用して信号の立ち上がりタイミングの検出を行うようにしたので、信号とノイズの区別が容易となり、簡易な方法で音波信号の立ち上がりタイミングを検出することができる。
(Third embodiment)
Next, a third embodiment will be described with reference to FIGS. The third embodiment is different from the other embodiments in that the rising timing of the sound wave signal is detected using a frequency component (feature amount) obtained by performing frequency analysis on the sound wave signal in the window W. The signal processing
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について、図8及び図9を参照して説明する。第4の実施形態は、音波の発信周波数fが既知で、且つn周期目の立ち上がりで受信した音波信号の振幅が最大となることが既知である場合において、受信した音波信号の振幅(特徴量)を利用して音波信号の立ち上がりタイミングを検出する点で他の実施形態と異なる。以下、音波の発信周波数fが既知で、且つn周期目の立ち上がりで受信した音波信号の振幅が最大となることが既知である場合について説明する。信号処理距離換算部7は、音波信号を時系列的に記憶し(#81)、記憶された信号に対してその振幅が最大となるウインドウ位置及びその時間tが検出されるまで(#83でYES)、ウインドウWを走査する(#82)。そして、検出された音波信号の振幅が最大となる時間tから(n−0.75)×1/fの時間だけ遡った時間を演算し(#84)、得られた時間t’を音波信号の立ち上がり検出タイミングとする(#85)。図9に示されるように、3周期目の立ち上がりで受信した音波信号の振幅が最大となることが既知である場合においては、受信した音波信号の振幅が最大となる時間tから(3−0.75)×1/fの時間だけ遡った時間を音波信号の立ち上がりタイミングとする。ここで、(3−0.75)×1/fは、(3−0.75)に周期あたりの時間である(1/f)を乗じた時間である。この構成においても、ウインドウW内の特徴量を利用して信号の立ち上がりタイミングの検出を行うようにしたので、信号とノイズの区別が容易となり、簡易な方法で音波信号の立ち上がりタイミングを検出することができる。
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment will be described with reference to FIGS. In the fourth embodiment, when the transmission frequency f of the sound wave is known and the amplitude of the sound wave signal received at the rise of the nth cycle is known to be the maximum, the amplitude (feature value) of the received sound wave signal is known. ) Is used to detect the rising timing of the sound wave signal. Hereinafter, a case where the transmission frequency f of the sound wave is known and the amplitude of the sound wave signal received at the rise of the nth cycle is known to be maximum will be described. The signal processing
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について、図10及び図11を参照して説明する。第5の実施形態は、上述した他の実施形態と比較して、超音波受信素子6が受信した音波信号の波形10の包絡線成分20を抽出し、この包絡線成分20(特徴量)を利用して音波信号の立ち上がりタイミングを検出する点で他の実施形態と異なる。まず、信号処理距離換算部7は、音波信号を時系列的に記憶し(#101)、記憶した信号に対してその波形10の包絡線成分20を抽出する(#102)。そして、包絡線成分20に対してウインドウWを走査し(#103)、ウインドウW内の包絡線成分20の積分値を求める(#104)。そして、その積分値がしきい値以上となるかどうかを判断し(#105)、積分値がしきい値以上であれば(#105でYES)、そのウインドウWが検出された時点でのウインドウ位置に対応する時間を立ち上がりタイミングとする(#106)。この構成においても、ウインドウW内の特徴量を利用して信号の立ち上がりタイミングの検出を行うようにしたので、信号とノイズの区別が容易となり、簡易な方法で音波信号の立ち上がりタイミングを検出することができる。また、音波信号の立ち上がりを検出する際に、包絡線成分20の積分値を利用することにより、各ウインドウWの積分値がなだらかに変化するため、音波信号の挙動を追跡しやすく、ノイズの影響を受けにくくすることができる。
(Fifth embodiment)
Next, a fifth embodiment will be described with reference to FIGS. Compared with the other embodiments described above, the fifth embodiment extracts the
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態について、図12及び図13を参照して説明する。第6の実施形態は、包絡線成分20を利用して音波信号の立ち上がりタイミングを検出する点で第5の実施形態と同様であるが、包絡線成分20の積分値が所定値以上を示すウインドウW内の積分値から求められた近似曲線30を利用して音波信号の立ち上がりタイミングを検出する点で第5の実施形態と異なる。信号処理距離換算部7は、音波信号を時系列的に記憶し(#121)、その波形10の包絡線成分20を抽出する(#122)。そして、包絡線成分20に対しウインドウWを走査し(#123)、ウインドウW内の積分値を求める(#124)。そして、その積分値がしきい値以上となるかどうかを判断し(#125)、積分値がしきい値以上であれば(#125でYES)、その積分値を時間軸に対してプロットする(#126)。同様の手順を積分値が所定点以上プロットされる(#127でYES)まで繰り返し、その近似曲線30を得る(#128)。例えば、図13(a)に示されるように、ウィンドウ位置W1〜W5の積分値31がしきい値以上である場合、これらを時間軸に対してプロットし、カーブフィッティングを行って近似曲線30を得る。そして、近似曲線30と時間軸との切片を算出し(#129)、切片の時間t’を立ち上がりタイミングとする(#130)。この構成においても、ウインドウW内の特徴量を利用して信号の立ち上がりタイミングの検出を行うようにしたので、信号とノイズの区別が容易となり、簡易な方法で音波信号の立ち上がりタイミングを検出することができる。また、音波信号の立ち上がりを検出する際に、包絡線成分20の積分値を利用することにより、各ウインドウWの積分値がなだらかに変化するため、音波信号の挙動を追跡しやすく、ノイズの影響を受けにくくすることができる。
(Sixth embodiment)
Next, a sixth embodiment will be described with reference to FIGS. The sixth embodiment is the same as the fifth embodiment in that the rising timing of the sound wave signal is detected using the
なお、本発明は、上記構成に限られることがなく種々の変形が可能であり、例えば、ウインドウの走査ピッチは、ウインドウ幅に限られることはない。また、超音波受信素子6が受信した音波信号に対し、バンドパスフィルタを用いて超音波受信素子6の共振周波数周辺の成分のみを抽出するようにしてもよい。バンドパスフィルタを利用することで、ノイズの影響を受けにくくすることができる。
The present invention is not limited to the above-described configuration, and various modifications are possible. For example, the window scanning pitch is not limited to the window width. Alternatively, only a component around the resonance frequency of the
1 超音波センサ
6 超音波受信素子
7 信号処理距離換算部(信号記憶ステップ、走査ステップ、特徴量計測ステップ、立ち上がり検出ステップ、包絡線抽出ステップ)
10 音波信号の波形
20 音波信号の包絡線成分
30 近似曲線
W ウインドウ
W1,W2,W3,W4,W5 ウインドウ位置
w1,w2,w3,w4,w5,w6 分割ウインドウ
DESCRIPTION OF
10 Waveform of
Claims (7)
a)超音波受信素子が音波信号を受信した際に得られるアナログ信号を時系列的に記憶する信号記憶ステップと、
b)前記により記憶された信号に対して所定の時間幅を持つウインドウを、音波の発信時刻を基準として時間軸方向に走査する走査ステップと、
c)前記所定走査位置毎にウインドウ内の音波信号の特徴量を求める特徴量計測ステップと、
d)前記により求められた特徴量によって音波信号の立ち上がりタイミングを求める立ち上がり検出ステップとを有することを特徴とする音波信号の立ち上がり検出方法。 A method for detecting a rising edge of a sound wave signal received by an ultrasonic wave receiving element of an ultrasonic sensor,
a) a signal storage step for storing, in time series, an analog signal obtained when the ultrasonic receiving element receives a sound wave signal;
b) a scanning step of scanning a window having a predetermined time width with respect to the signal stored as described above in the time axis direction with reference to the sound wave transmission time;
c) a feature amount measuring step for obtaining a feature amount of the sound wave signal in the window for each predetermined scanning position;
d) a rising edge detecting step for determining a rising edge timing of the sound wave signal based on the characteristic amount obtained as described above.
前記c)のステップでの特徴量は、ウインドウ内の音波信号波形の積分値であり、
前記d)のステップで、前記積分値が所定値以上となるウインドウが検出された時点でのウインドウ位置に対応する時間を立ち上がりタイミングとすることを特徴とする請求項1に記載の音波信号の立ち上がり検出方法。 The scanning in the step b) performs windows at a window width pitch,
The feature value in the step c) is an integrated value of the sound wave signal waveform in the window,
2. The rising edge of the sound wave signal according to claim 1, wherein a rising time is a time corresponding to a window position at the time when a window in which the integrated value is equal to or larger than a predetermined value is detected in the step d). Detection method.
前記d)のステップで、前記c)のステップにより求めた周波数成分のレベルが所定値以上となるウインドウが検出された時点でのウインドウ位置に対応する時間を立ち上がりタイミングとすることを特徴とする請求項1に記載の音波信号の立ち上がり検出方法。 The characteristic amount in the step c) is a frequency component of the sound wave used for transmission obtained by performing frequency analysis on the sound wave signal in the window,
The time corresponding to the window position at the time when the window in which the level of the frequency component obtained in the step of c) is a predetermined value or more is detected in the step d) is set as the rising timing. Item 2. A method for detecting a rising edge of a sound wave signal according to Item 1.
前記c)のステップでの特徴量は、受信した音波信号の振幅であり、
前記d)のステップで、音波信号の振幅が最大となる時間から(n−0.75)×1/fの時間だけ遡った時間を立ち上がり検出タイミングとすることを特徴とする請求項1に記載の音波信号の立ち上がり検出方法。 When the transmission frequency f of the sound wave is known and the amplitude of the sound wave signal received at the rise of the nth period is known to be maximum,
The feature amount in step c) is the amplitude of the received sound wave signal,
2. The rise detection timing according to claim 1, wherein, in the step d), a time that goes back by a time of (n−0.75) × 1 / f from a time when the amplitude of the sound wave signal becomes maximum is used. Method of detecting the rising edge of sound wave signal.
前記c)のステップでの特徴量は、ウインドウ内の前記包絡線成分の積分値であることを特徴とする請求項1に記載の音波信号の立ち上がり検出方法。 An envelope extraction step of extracting an envelope component of a sound wave signal received by the ultrasonic receiving element;
The method according to claim 1, wherein the feature amount in step c) is an integral value of the envelope component in a window.
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