JP2005046210A - 洋服ダンス用のネクタイの収納装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】狭いスペース内に、多数のネクタイを必要なものを迅速に取出せる状態で収納可能とする。
【解決手段】洋服ダンス内にハンガーのように吊り下げ可能とする。洋服ダンス内に格納した状態で手前側と奥側にローラを下方へ向けて取付け、そのローラ間にベルトをわたし、そのベルトの外周側に2つに折ったネクタイを吊り下げるためのフックを多数装置する。更に、ローラはひいてはベルトはユーザーの操作で回転可能とする。
【選択図】 図1
【解決手段】洋服ダンス内にハンガーのように吊り下げ可能とする。洋服ダンス内に格納した状態で手前側と奥側にローラを下方へ向けて取付け、そのローラ間にベルトをわたし、そのベルトの外周側に2つに折ったネクタイを吊り下げるためのフックを多数装置する。更に、ローラはひいてはベルトはユーザーの操作で回転可能とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
【0001】
本発明はネクタイの収納装置に関し、特に洋服ダンスに格納された状態で多数のネクタイを吊り下げて収納することが可能、しかも洋服ダンスから取り出すことなくユーザーが迅速に好みのネクタイを見出すことが可能、そして見出したネクタイを取り出すことが可能な洋服ダンス用のネクタイの収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年生活の高度化の下、衣服も豊かになり、このため1人で多数のネクタイを所持し、季節、気分、その他仕事や遊び等の外出の目的等に応じて気に入ったネクタイを付ける人が多数いる。
【0003】
これらの人の場合、多数のネクタイを常時使用可能な状態で保持保管あるいは待機状態としておき、外出前に好みのネクタイを選び出したりするのがほとんどである。
【0004】
また、ネクタイの販売をなす業者にとっても、多数のネクタイを顧客の目に見える状態にして保管しておくのは、他の販売品を陳列するスペースとの関係で困難なことがある。このため、どうしてもある程度のネクタイは収納状態としておき、陳列してあるネクタイが顧客の満足を得られないとき等に顧客の要望で取り出して見せたりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ネクタイの数が増えると、常時何時でも使用可能な状態で保管しておくのはなかなか手間がかかる。また、そのような状態で保管していても、保管の仕方によっては好みのネクタイを選び出すのも大変である。
販売業者にとっても、顧客の要望に応じて、別途保管しているネクタイを迅速に取り出して顧客に見せるのは他の顧客の存在や店の混み具合等の状況によってはなかなか面倒である。
【0006】
このため、多数のネクタイをすぐ使用、販売できる状態で保管しておき、状況に応じて必要なネクタイを迅速に取出すことが可能なネクタイの収納部の開発が望まれていた。この際、当然必要なスペースは少なくて済むこと、安価なことは勿論であり、その他に営業用はともかく個人が使用する場合にはすでに各家庭にある設備に収納可能なこととはいうまでもない。あるいは、このような要請を満たす多数のネクタイを収納可能な技術の開発が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の課題を解決することを目的としてなされたものであり、洋服ダンスに丁度洋服をハンガーにかけこのハンガーを吊り下げる様に、多数のネクタイを吊り下げた状態で装置全体をハンガーのように吊り下げることが可能、しかもネクタイの吊り下げ部を電動で回転させ、これにより好みのネクタイを迅速に選定することが可能としたものである。具体的には、以下の構成としている。
【0008】
1の態様においては、洋服ダンス内にハンガーのごとく吊り下げられた状態で手前側と奥側に位置することとなる2個のローラ間に樹脂製布からなるベルトを掛けており、更にこのベルトにはネクタイをその中央部で折って吊り下げるためのフックが多数、少なくも20個、好ましくは50個以上、外周方向に等間隔で固定して取付けられている。また、2個のローラのうち少なくも一方をユーザーの押しボタン操作等により回転させるためモータ、電池等からなる回転駆動計を有している。
【0009】
上記構成により以下の作用がなされる。
【0010】
このネクタイの収納装置は、洋服をかけたハンガーに替えて洋服ダンスに吊り下げられる。またこのため、その外形は必然的に細長くなる。そして、格納した状態で手前側と奥側にあるローラはユーザーの押しボタン操作等で右回転あるいは左回転し、更には所定の発停をなす。このため、ローラに巻き付けられた上下方向の中が2〜4cm程度のそして樹脂製の布や膜からなるベルトがこれにあわせての発停をなす。さて、このベルトの外周側の側面(上下方向の面)には、吊りたたんだネクタイを吊り下げるためのフック(例えば上方先端に返しのついた水平方向の長さが6cm程、上下方向の長さが1cm程の樹脂製の板)が1cm程度の間隔で多数取付けられている。このため、この部分もネクタイを吊り下げた状態で回転することとなる。
【0011】
また別の態様においては、洋服ダンスには多数のハンガーを吊り下げ可能とするため、その上部にはユーザーから見て横方向前面にハンガーの吊り下げ用の横棒(横方向を向いたパイプ)が装備されているが、このネクタイの収納装置はその横棒に吊り下げ可能なだけでなく、固定しておくのは勿論、他の衣服等との関係で必要に応じて横方向に、すなわちユーザーから見て左右方向に摺動可能な取付け(あるいは吊り下げ)機構を有している。
【0012】
上記構成により、以下の作用がなされる。
【0013】
洋服ダンス内の他の収納物との都合で、ユーザーが好ましい位置へ移動させて固定することが可能となる。
【0014】
また、別の態様においては、ローラ回転駆動部は、電池、モータ等を有し、ユーザーによる押しボタン操作等でローラをユーザが望む態様で回転させることが可能となる。
【0015】
上記構成により、以下の作用がなされる。
【0016】
ベルトの右回転、左回転等のユーザーの望む態様で、フックに吊り下げられたネクタイがユーザーの前面に順に現れてくる。
【0017】
また、別の態様においては、洋服ダンスに取付けられた状態で、ユーザーの手前側には、装置の下方に在るネクタイをユーザーの操作により照らす照明、光源を有している。
【0018】
上記構成により、以下の作用がなされる。
【0019】
光源の点灯で、その直下にあるネクタイが明瞭に判る。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態に基づいて説明する。
【0021】
図1に、本発明の実施例としての洋服ダンス用のネクタイの収納装置の全体構成を概念的に示す。本図において、1は樹脂製のベルトである。2は、ベルトに多数取付けられたネクタイ吊り下げ用のフックであり、その先端には2つに折り曲げたネクタイが横方向外側へ滑り落ちないよう上方への凸部、一種の返し21が形成されている。また、根本はベルトへの固定の確保とベルト面に対して必ず直交することの確保のため多少広めの固定部22が形成されている。これらの様子を図2に示す。なお、本図の(a)はベルトの断面、フックの側面方向から見た図であり(b)はベルトの側面方向、フックの正面方向から見た図である。31と32は、各々手前側と奥側のローラである。4は、小型の電球である。51と52は、ユーザーがローラひいてはベルトを左右に回転させるためのボタンであり、左回転用と右回転用のものが各1個ある(ただし、本図は側面図であるため1個のみ示している)
【0022】
60は、本洋服ダンス用のネクタイの収納装置の樹脂製のケースの本体である。61は、本体の吊り下げ用のためにケース本体の上部に設けられた吊り下げ用凸部である。62は、ベルトが下方へ抜けない様に下から支持するベルト支持板であり、ケースの本体60と機械的にあるいは物理的に一体な物とされている。63は、ケース中段の仕切板である。64は、透明枠であり、65は、反射鏡である。7は、本来は多数のハンガーを引っかけて吊るすため洋服ダンス内にユーザーから見て横(左右)方向に設けられている横棒にケース本体を吊るすための吊具である。72は、ケース本体の吊り下げ用凸部と吊具を固定するためのボルトである。91は、乾電池である。92は、モータである。39は、モータ軸と奥のローラ32間のトルク伝達をなす歯車軸である。93は、モータの回転や電球の点滅等を制御する制御部である。
【0023】
以上のほか、この洋服ダンス用のネクタイの収納装置には、ケース上面には乾電池を交換するための取出し機構を備え、モータの回転を減速してローラに円滑に伝達するための減速機構や軸受等を備えている。この際のローラ32の概略の構造、支持の様子を図3に示す。本図で38は回転ローラ32の上部の歯車部であり、36はスラスト軸受であり、37は軸受である。
【0024】
更に、歯車部38はモータ軸につらなる歯車軸39と噛み合い、上下の軸受36、37は各ケース中段の支持板63、ケース本体の底板62に支持されているがこれらは自明かつ周知技術なのでその詳しい図示や説明等は省略する。
【0025】
以上の他、本図ではベルト背面に接触してベルトを動かすローラの垂直面33とその上部のベルト上面に接する水平部34、ベルトを下方から支持する水平部35は直交しているが、これらは丸みを持たせ、併せてベルトの上下端面も丸みを持たせるようにしていてもよい。これにより、ローラによるベルトの駆動の確実性が一層強まる。
【0026】
次に、この洋服ダンス用のネクタイの収納装置の概略の形状と寸法について説明する。
【0027】
洋服ダンスへ収納するという使用条件からケースの奥行は40cm、巾は16cm、高さは15cm程度である。このため、上方より見た平面は通常の400mリレー用のトラックをもっと細長くした形状となっている。また、ベルトの高さは4cmであり、ベルトに取付けられたネクタイの吊り下げ用フックの長さは5cm、高さは約1cm、厚さは1、5mmである。これらは、ネクタイの荷重と巾を考慮したものである。また、フックの取付け間隔、ピッチは2個のローラ間すなわち上記トラック形の平行線部では12mmである。これは、多数のネクタイを吊り下げて収納可能とすることとネクタイの厚さを考慮したものである。また、ローラの直径は4cmである。このため、ネクタイの吊り下げ用のフックの先端は真上から見たときにはケースの本体にかくれて見えないこととなるが、これにより狭い洋服ダンス内でフックの先端が他の衣服類に接触するのが防止されることとなる。
【0028】
次に、全体の色彩は、ユーザーによるネクタイの色彩、模様の認識、判断の邪魔とならないよう黒としている。ただし、ローラ回転用のボタン51、52は認識の容易性確保のため白としている。
【0029】
次に、ケースの最下部に位置するベルト支持板62は、同時にケース全体6の底板であり、更にその上側面にて2個のローラ31、32の下端を回転可能に支持している。なお、ローラの中心を貫く回転軸、軸受等は周知自明の技術であること、図が煩雑となることのため、本図では示していない。
【0030】
ケース中段の仕切板63は、図3に示すように2個のローラの上部を軸受を介して回転可能に支持し、併せてその上面には乾電池91、モータ92、制御部93が取付けられている。なお、この仕切板は外周の端面が外部へ少し飛び出しており、この部分の下部面が回転するベルト1の上部端面と摺れ合うようになっており、これによりベルトの一層の支持を行う。更に、2個のローラ31、32の中心部間においては、このケース中段の仕切板63と、ケースの底板をなす支持板62は樹脂製の薄板で接続されている。従って、この薄板は当該部のベルトの背面板ともなっている。
【0031】
次に、この洋服ダンス用のネクタイの収納装置の洋服ダンス内での吊り下げについて説明する。図1の上方に示すように、洋服ダンス内の吊り下げ用横棒(本図では図示せず)に吊り下げるため、ケース本体の上方には上下に2つに分割可能な吊り下げ用部が形成される。すなわち、ケース本体60上面の吊り下げ用の凸部61中央に横棒に合わせて形成された半円形の凹部内に洋服ダンスの横棒の下面を通し、中央に横棒に合わせた凹部のあるケース吊り下げ用吊具71を上からかぶせ、手前側と奥側も左右各2個、合計4個ある吊具用ボルト72(ただし、本図1ではユーザーから見て左側の2個のみ示している)を差し込み、更に吊り下げ用の凸部61にあらかじめ形成されたネジ穴にねじ込んで両者を締結する。なおこのボルトは、ユーザーが取扱い易いように頭部には直径3cm、厚さ1cm程度の樹脂製の黒い帽子をかぶせている。
【0032】
ところで、このケース本体上方に形成される横棒を通すための孔の径は洋服ダンスの横棒の規格にあわせてある。このため、横棒に吊り下げた状態でネクタイの選択のためローラ、ベルトを回転させたり、ユーザーがネクタイを取出したり、ベルトの回転や照明の点滅のため直接、間接にて手を触れ、多少の外力を加えることがあっても全体がグラグラしたりしないのは勿論である。
【0033】
更に、ボルトの締結を緩めてこのネクタイの収納装置を横棒に沿ってスライドさせ、洋服ダンス内での位置を変更することも可能である。
【0034】
次に、この洋服ダンス用のネクタイの収納装置のネクタイの収納と選択のためのローラ、ベルトの回転に伴う作用について図4を参照しつつ説明する。本図は、図1に示すネクタイの吊り下げ装置を下方より見たときの要部を概念的に示したものである。またこのため、ローラ31、32とベルト1とフック2とベルトの背面板66のみ示す。また、図上右側がユーザーの居る手前側である。また、本図の80は手前側ローラ31の中心より手前側(ユーザー側)の位置を示し、81は2個のローラ31、32の中心間位置を示し、82は奥側のローラ32の中心より奥の位置を示す。
【0035】
さて、80及び82の位置にフックが在るときには、本図にて明瞭に判るように各フックはローラの中心軸を中心として先端が半径方向に大きく開くこととなる。特に、図上最右の最手前側に位置するときには、その両隣りのフックとは大きな隙間が形成されることとなる。ひいては、ユーザーは容易にネクタイの色彩や模様等を認識しえることとなり、またネクタイを取出したり逆に収納したりする際にも、両隣りのネクタイが邪魔にならない。また当然、図上81で示す両ローラの中心間に在るときには、フックは小さなピッチで並ぶこととなるため多数のネクタイを収納可能となる。なお、図上82の位置に在るときも80の位置に在るときと同様にフックは奥のローラ32の中心軸を中心として半径方向に大きく開くか、これは特に問題や効果はない。
【0036】
なお、本実施の形態の一変形側として、手前側のローラ31の直径を奥のローラ32の直径より小さくしてもよい。これにより、手前側のフックの開きはより一層大きくなる。
【0037】
最後に、ユーザーによる操作について説明する。
【0038】
図5は、この洋服ダンス用のネクタイの収納装置が取付けられた様子を示す。本図において、88は洋服ダンスの横棒である。さて、横棒への取付け部は本図でも判るように数cm以上の長さがある。しかも、この横棒の外径と吊り下げ部61、71の内径はピタッと合うようにしている。すなわち、内周面は柔軟な樹脂であるため吊具用ボルト72を締めることにより、いわゆる密着状態を通り越し、押圧力で横棒に固定された状態となっている。このため、ユーザーがローラ31、ベルト1を右回転あるいは左回転させるため中心より各々多少右側、左側に位置するそのためのボタン51、52を操作しても、ぐらついたりしない。
なお、本実施の形態では、右側の右回転用ボタン52を押せばベルト1は図上右側へ回転し、更に右側へボタンを動かせば豆電球4が点灯するようになっている。また、図上左側の左回転用のボタン51を押せばベルト1は左側へ回転し、更に左へボタンを動かせば豆電球4が点灯するようになっている。
【0039】
しかしこれは、いずれかのボタンを押しておけば電球が自動的に点灯するようにしていてもよいし、電球点滅用のボタンを別途設けるようにしていてもよい。また、左回転用ボタン51、右回転用ボタン52を各々左側、右側へ動かすことが可能であり、どれだけ動かすかでベルトの回転速度が変化するようにしていても良いのは勿論である。
【0040】
以上本発明をその実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は何もそれらに限定されないのは勿論である。すなわち、例えば以下の様にしてもよい。
1)寸法、材質、色彩等を実施例以外の値、物、色としている。
2)ローラは両方ともモータ駆動とする、その外表面とベルトの内側面にギア−が形成されて相互に噛み合い、ベルトの駆動を確実なものとしている。あるいは、ローラの上下両端近くか中央にV溝を形成し、ベルトの内側面もこれに合わせてV型の凸部を形成し、これらが噛み合いベルトの駆動を確実なものとしている。
3)ハンガー吊り下げ用の横棒の各種の規格に適合可能な様に、ネクタイ吊具の吊り下げ用の穴径は少し大きめにしておき、併せて横棒の外径との差を補償するために何種類かの二つ割のパイプをもセットとして供給するようにしている。
4)営業用の場合、照明は店内の照明やネクタイの色や柄に合わせたものとしている。また、単なる豆電球でなく、将来の技術の発達のもと発光ダイオード等としている。
5)フック先端は、単なる凸部(かえし)でなく、ネクタイがずれ落ちるのを防止するため、先端の上下ではさみ込むようにしている。あるいは、洗濯ばさみに似た簡単な治具で2つ折りにしたネクタイをはさみ込むようにしている。このため、この治具を別途販売したり、本体をセットとして販売するようにしている。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明で判るように、本発明によれば、洋服ダンスに収納可能なので、スペースや特別の格納場所を必要としない。
【0042】
手前にくるとローラの外径に沿ってフックが相互に外周半径方向に開くので、吊り下げてあるネクタイの識別、認識が容易となり、迅速な選定が可能となる。
【0043】
2個のローラの中心部間にあるベルト部では各フック先端は閉じるので、そのピッチに応じて多数のネクタイを吊り下げ可能となる。
【0044】
モータ等による回転でネクタイが移動するためユーザーがネクタイを手で触れる機会あるいは必要性が少なくなり、その分ネクタイの汚れが防止される。
【0045】
2つに折って吊り下げて収納するためネクタイに変な折り癖、皺が付かない。
【0046】
設置に際して、既存の洋服ダンスを使用できるため、別途新たなタンス、収納箱や容器等を購入する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の洋服ダンス用のネクタイの収納装置の外形図である。
【図2】上記実施の形態におけるネクタイ吊り下げ用フックをベルト外表面に取付けている様子を概念的に示す図である。
【図3】同じく、ローラの回転駆動とその回転支持を概念的に示す図である。
【図4】同じく、手前に位置するネクタイがユーザーに認識し易い様に、フックの先端が大きく開く様子を概念的に示す図である。
【図5】同じく、この洋服ダンス用のネクタイの収納装置を手前から見た様子を示す図である。
【符号の説明】
1 ベルト
2 フック
21 フック先端の凸部
22 フック取付け部
31 手前のローラ
32 奥のローラ
36 スラスト軸受
37 軸受
38 ローラのギア−
39 歯車軸
4 電球
51 ローラ左回転用ボタン
52 ローラ右回転用ボタン
60 ケース
61 ケース天井部の吊り下げ用の凸部
62 ベルト支持板
63 ケース中段の仕切板
64 透明板
65 反射鏡
71 ケース吊り下げ用の吊具
72 吊具用ボルト
91 乾電池
92 モータ
93 制御部
【0001】
本発明はネクタイの収納装置に関し、特に洋服ダンスに格納された状態で多数のネクタイを吊り下げて収納することが可能、しかも洋服ダンスから取り出すことなくユーザーが迅速に好みのネクタイを見出すことが可能、そして見出したネクタイを取り出すことが可能な洋服ダンス用のネクタイの収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年生活の高度化の下、衣服も豊かになり、このため1人で多数のネクタイを所持し、季節、気分、その他仕事や遊び等の外出の目的等に応じて気に入ったネクタイを付ける人が多数いる。
【0003】
これらの人の場合、多数のネクタイを常時使用可能な状態で保持保管あるいは待機状態としておき、外出前に好みのネクタイを選び出したりするのがほとんどである。
【0004】
また、ネクタイの販売をなす業者にとっても、多数のネクタイを顧客の目に見える状態にして保管しておくのは、他の販売品を陳列するスペースとの関係で困難なことがある。このため、どうしてもある程度のネクタイは収納状態としておき、陳列してあるネクタイが顧客の満足を得られないとき等に顧客の要望で取り出して見せたりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ネクタイの数が増えると、常時何時でも使用可能な状態で保管しておくのはなかなか手間がかかる。また、そのような状態で保管していても、保管の仕方によっては好みのネクタイを選び出すのも大変である。
販売業者にとっても、顧客の要望に応じて、別途保管しているネクタイを迅速に取り出して顧客に見せるのは他の顧客の存在や店の混み具合等の状況によってはなかなか面倒である。
【0006】
このため、多数のネクタイをすぐ使用、販売できる状態で保管しておき、状況に応じて必要なネクタイを迅速に取出すことが可能なネクタイの収納部の開発が望まれていた。この際、当然必要なスペースは少なくて済むこと、安価なことは勿論であり、その他に営業用はともかく個人が使用する場合にはすでに各家庭にある設備に収納可能なこととはいうまでもない。あるいは、このような要請を満たす多数のネクタイを収納可能な技術の開発が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の課題を解決することを目的としてなされたものであり、洋服ダンスに丁度洋服をハンガーにかけこのハンガーを吊り下げる様に、多数のネクタイを吊り下げた状態で装置全体をハンガーのように吊り下げることが可能、しかもネクタイの吊り下げ部を電動で回転させ、これにより好みのネクタイを迅速に選定することが可能としたものである。具体的には、以下の構成としている。
【0008】
1の態様においては、洋服ダンス内にハンガーのごとく吊り下げられた状態で手前側と奥側に位置することとなる2個のローラ間に樹脂製布からなるベルトを掛けており、更にこのベルトにはネクタイをその中央部で折って吊り下げるためのフックが多数、少なくも20個、好ましくは50個以上、外周方向に等間隔で固定して取付けられている。また、2個のローラのうち少なくも一方をユーザーの押しボタン操作等により回転させるためモータ、電池等からなる回転駆動計を有している。
【0009】
上記構成により以下の作用がなされる。
【0010】
このネクタイの収納装置は、洋服をかけたハンガーに替えて洋服ダンスに吊り下げられる。またこのため、その外形は必然的に細長くなる。そして、格納した状態で手前側と奥側にあるローラはユーザーの押しボタン操作等で右回転あるいは左回転し、更には所定の発停をなす。このため、ローラに巻き付けられた上下方向の中が2〜4cm程度のそして樹脂製の布や膜からなるベルトがこれにあわせての発停をなす。さて、このベルトの外周側の側面(上下方向の面)には、吊りたたんだネクタイを吊り下げるためのフック(例えば上方先端に返しのついた水平方向の長さが6cm程、上下方向の長さが1cm程の樹脂製の板)が1cm程度の間隔で多数取付けられている。このため、この部分もネクタイを吊り下げた状態で回転することとなる。
【0011】
また別の態様においては、洋服ダンスには多数のハンガーを吊り下げ可能とするため、その上部にはユーザーから見て横方向前面にハンガーの吊り下げ用の横棒(横方向を向いたパイプ)が装備されているが、このネクタイの収納装置はその横棒に吊り下げ可能なだけでなく、固定しておくのは勿論、他の衣服等との関係で必要に応じて横方向に、すなわちユーザーから見て左右方向に摺動可能な取付け(あるいは吊り下げ)機構を有している。
【0012】
上記構成により、以下の作用がなされる。
【0013】
洋服ダンス内の他の収納物との都合で、ユーザーが好ましい位置へ移動させて固定することが可能となる。
【0014】
また、別の態様においては、ローラ回転駆動部は、電池、モータ等を有し、ユーザーによる押しボタン操作等でローラをユーザが望む態様で回転させることが可能となる。
【0015】
上記構成により、以下の作用がなされる。
【0016】
ベルトの右回転、左回転等のユーザーの望む態様で、フックに吊り下げられたネクタイがユーザーの前面に順に現れてくる。
【0017】
また、別の態様においては、洋服ダンスに取付けられた状態で、ユーザーの手前側には、装置の下方に在るネクタイをユーザーの操作により照らす照明、光源を有している。
【0018】
上記構成により、以下の作用がなされる。
【0019】
光源の点灯で、その直下にあるネクタイが明瞭に判る。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態に基づいて説明する。
【0021】
図1に、本発明の実施例としての洋服ダンス用のネクタイの収納装置の全体構成を概念的に示す。本図において、1は樹脂製のベルトである。2は、ベルトに多数取付けられたネクタイ吊り下げ用のフックであり、その先端には2つに折り曲げたネクタイが横方向外側へ滑り落ちないよう上方への凸部、一種の返し21が形成されている。また、根本はベルトへの固定の確保とベルト面に対して必ず直交することの確保のため多少広めの固定部22が形成されている。これらの様子を図2に示す。なお、本図の(a)はベルトの断面、フックの側面方向から見た図であり(b)はベルトの側面方向、フックの正面方向から見た図である。31と32は、各々手前側と奥側のローラである。4は、小型の電球である。51と52は、ユーザーがローラひいてはベルトを左右に回転させるためのボタンであり、左回転用と右回転用のものが各1個ある(ただし、本図は側面図であるため1個のみ示している)
【0022】
60は、本洋服ダンス用のネクタイの収納装置の樹脂製のケースの本体である。61は、本体の吊り下げ用のためにケース本体の上部に設けられた吊り下げ用凸部である。62は、ベルトが下方へ抜けない様に下から支持するベルト支持板であり、ケースの本体60と機械的にあるいは物理的に一体な物とされている。63は、ケース中段の仕切板である。64は、透明枠であり、65は、反射鏡である。7は、本来は多数のハンガーを引っかけて吊るすため洋服ダンス内にユーザーから見て横(左右)方向に設けられている横棒にケース本体を吊るすための吊具である。72は、ケース本体の吊り下げ用凸部と吊具を固定するためのボルトである。91は、乾電池である。92は、モータである。39は、モータ軸と奥のローラ32間のトルク伝達をなす歯車軸である。93は、モータの回転や電球の点滅等を制御する制御部である。
【0023】
以上のほか、この洋服ダンス用のネクタイの収納装置には、ケース上面には乾電池を交換するための取出し機構を備え、モータの回転を減速してローラに円滑に伝達するための減速機構や軸受等を備えている。この際のローラ32の概略の構造、支持の様子を図3に示す。本図で38は回転ローラ32の上部の歯車部であり、36はスラスト軸受であり、37は軸受である。
【0024】
更に、歯車部38はモータ軸につらなる歯車軸39と噛み合い、上下の軸受36、37は各ケース中段の支持板63、ケース本体の底板62に支持されているがこれらは自明かつ周知技術なのでその詳しい図示や説明等は省略する。
【0025】
以上の他、本図ではベルト背面に接触してベルトを動かすローラの垂直面33とその上部のベルト上面に接する水平部34、ベルトを下方から支持する水平部35は直交しているが、これらは丸みを持たせ、併せてベルトの上下端面も丸みを持たせるようにしていてもよい。これにより、ローラによるベルトの駆動の確実性が一層強まる。
【0026】
次に、この洋服ダンス用のネクタイの収納装置の概略の形状と寸法について説明する。
【0027】
洋服ダンスへ収納するという使用条件からケースの奥行は40cm、巾は16cm、高さは15cm程度である。このため、上方より見た平面は通常の400mリレー用のトラックをもっと細長くした形状となっている。また、ベルトの高さは4cmであり、ベルトに取付けられたネクタイの吊り下げ用フックの長さは5cm、高さは約1cm、厚さは1、5mmである。これらは、ネクタイの荷重と巾を考慮したものである。また、フックの取付け間隔、ピッチは2個のローラ間すなわち上記トラック形の平行線部では12mmである。これは、多数のネクタイを吊り下げて収納可能とすることとネクタイの厚さを考慮したものである。また、ローラの直径は4cmである。このため、ネクタイの吊り下げ用のフックの先端は真上から見たときにはケースの本体にかくれて見えないこととなるが、これにより狭い洋服ダンス内でフックの先端が他の衣服類に接触するのが防止されることとなる。
【0028】
次に、全体の色彩は、ユーザーによるネクタイの色彩、模様の認識、判断の邪魔とならないよう黒としている。ただし、ローラ回転用のボタン51、52は認識の容易性確保のため白としている。
【0029】
次に、ケースの最下部に位置するベルト支持板62は、同時にケース全体6の底板であり、更にその上側面にて2個のローラ31、32の下端を回転可能に支持している。なお、ローラの中心を貫く回転軸、軸受等は周知自明の技術であること、図が煩雑となることのため、本図では示していない。
【0030】
ケース中段の仕切板63は、図3に示すように2個のローラの上部を軸受を介して回転可能に支持し、併せてその上面には乾電池91、モータ92、制御部93が取付けられている。なお、この仕切板は外周の端面が外部へ少し飛び出しており、この部分の下部面が回転するベルト1の上部端面と摺れ合うようになっており、これによりベルトの一層の支持を行う。更に、2個のローラ31、32の中心部間においては、このケース中段の仕切板63と、ケースの底板をなす支持板62は樹脂製の薄板で接続されている。従って、この薄板は当該部のベルトの背面板ともなっている。
【0031】
次に、この洋服ダンス用のネクタイの収納装置の洋服ダンス内での吊り下げについて説明する。図1の上方に示すように、洋服ダンス内の吊り下げ用横棒(本図では図示せず)に吊り下げるため、ケース本体の上方には上下に2つに分割可能な吊り下げ用部が形成される。すなわち、ケース本体60上面の吊り下げ用の凸部61中央に横棒に合わせて形成された半円形の凹部内に洋服ダンスの横棒の下面を通し、中央に横棒に合わせた凹部のあるケース吊り下げ用吊具71を上からかぶせ、手前側と奥側も左右各2個、合計4個ある吊具用ボルト72(ただし、本図1ではユーザーから見て左側の2個のみ示している)を差し込み、更に吊り下げ用の凸部61にあらかじめ形成されたネジ穴にねじ込んで両者を締結する。なおこのボルトは、ユーザーが取扱い易いように頭部には直径3cm、厚さ1cm程度の樹脂製の黒い帽子をかぶせている。
【0032】
ところで、このケース本体上方に形成される横棒を通すための孔の径は洋服ダンスの横棒の規格にあわせてある。このため、横棒に吊り下げた状態でネクタイの選択のためローラ、ベルトを回転させたり、ユーザーがネクタイを取出したり、ベルトの回転や照明の点滅のため直接、間接にて手を触れ、多少の外力を加えることがあっても全体がグラグラしたりしないのは勿論である。
【0033】
更に、ボルトの締結を緩めてこのネクタイの収納装置を横棒に沿ってスライドさせ、洋服ダンス内での位置を変更することも可能である。
【0034】
次に、この洋服ダンス用のネクタイの収納装置のネクタイの収納と選択のためのローラ、ベルトの回転に伴う作用について図4を参照しつつ説明する。本図は、図1に示すネクタイの吊り下げ装置を下方より見たときの要部を概念的に示したものである。またこのため、ローラ31、32とベルト1とフック2とベルトの背面板66のみ示す。また、図上右側がユーザーの居る手前側である。また、本図の80は手前側ローラ31の中心より手前側(ユーザー側)の位置を示し、81は2個のローラ31、32の中心間位置を示し、82は奥側のローラ32の中心より奥の位置を示す。
【0035】
さて、80及び82の位置にフックが在るときには、本図にて明瞭に判るように各フックはローラの中心軸を中心として先端が半径方向に大きく開くこととなる。特に、図上最右の最手前側に位置するときには、その両隣りのフックとは大きな隙間が形成されることとなる。ひいては、ユーザーは容易にネクタイの色彩や模様等を認識しえることとなり、またネクタイを取出したり逆に収納したりする際にも、両隣りのネクタイが邪魔にならない。また当然、図上81で示す両ローラの中心間に在るときには、フックは小さなピッチで並ぶこととなるため多数のネクタイを収納可能となる。なお、図上82の位置に在るときも80の位置に在るときと同様にフックは奥のローラ32の中心軸を中心として半径方向に大きく開くか、これは特に問題や効果はない。
【0036】
なお、本実施の形態の一変形側として、手前側のローラ31の直径を奥のローラ32の直径より小さくしてもよい。これにより、手前側のフックの開きはより一層大きくなる。
【0037】
最後に、ユーザーによる操作について説明する。
【0038】
図5は、この洋服ダンス用のネクタイの収納装置が取付けられた様子を示す。本図において、88は洋服ダンスの横棒である。さて、横棒への取付け部は本図でも判るように数cm以上の長さがある。しかも、この横棒の外径と吊り下げ部61、71の内径はピタッと合うようにしている。すなわち、内周面は柔軟な樹脂であるため吊具用ボルト72を締めることにより、いわゆる密着状態を通り越し、押圧力で横棒に固定された状態となっている。このため、ユーザーがローラ31、ベルト1を右回転あるいは左回転させるため中心より各々多少右側、左側に位置するそのためのボタン51、52を操作しても、ぐらついたりしない。
なお、本実施の形態では、右側の右回転用ボタン52を押せばベルト1は図上右側へ回転し、更に右側へボタンを動かせば豆電球4が点灯するようになっている。また、図上左側の左回転用のボタン51を押せばベルト1は左側へ回転し、更に左へボタンを動かせば豆電球4が点灯するようになっている。
【0039】
しかしこれは、いずれかのボタンを押しておけば電球が自動的に点灯するようにしていてもよいし、電球点滅用のボタンを別途設けるようにしていてもよい。また、左回転用ボタン51、右回転用ボタン52を各々左側、右側へ動かすことが可能であり、どれだけ動かすかでベルトの回転速度が変化するようにしていても良いのは勿論である。
【0040】
以上本発明をその実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は何もそれらに限定されないのは勿論である。すなわち、例えば以下の様にしてもよい。
1)寸法、材質、色彩等を実施例以外の値、物、色としている。
2)ローラは両方ともモータ駆動とする、その外表面とベルトの内側面にギア−が形成されて相互に噛み合い、ベルトの駆動を確実なものとしている。あるいは、ローラの上下両端近くか中央にV溝を形成し、ベルトの内側面もこれに合わせてV型の凸部を形成し、これらが噛み合いベルトの駆動を確実なものとしている。
3)ハンガー吊り下げ用の横棒の各種の規格に適合可能な様に、ネクタイ吊具の吊り下げ用の穴径は少し大きめにしておき、併せて横棒の外径との差を補償するために何種類かの二つ割のパイプをもセットとして供給するようにしている。
4)営業用の場合、照明は店内の照明やネクタイの色や柄に合わせたものとしている。また、単なる豆電球でなく、将来の技術の発達のもと発光ダイオード等としている。
5)フック先端は、単なる凸部(かえし)でなく、ネクタイがずれ落ちるのを防止するため、先端の上下ではさみ込むようにしている。あるいは、洗濯ばさみに似た簡単な治具で2つ折りにしたネクタイをはさみ込むようにしている。このため、この治具を別途販売したり、本体をセットとして販売するようにしている。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明で判るように、本発明によれば、洋服ダンスに収納可能なので、スペースや特別の格納場所を必要としない。
【0042】
手前にくるとローラの外径に沿ってフックが相互に外周半径方向に開くので、吊り下げてあるネクタイの識別、認識が容易となり、迅速な選定が可能となる。
【0043】
2個のローラの中心部間にあるベルト部では各フック先端は閉じるので、そのピッチに応じて多数のネクタイを吊り下げ可能となる。
【0044】
モータ等による回転でネクタイが移動するためユーザーがネクタイを手で触れる機会あるいは必要性が少なくなり、その分ネクタイの汚れが防止される。
【0045】
2つに折って吊り下げて収納するためネクタイに変な折り癖、皺が付かない。
【0046】
設置に際して、既存の洋服ダンスを使用できるため、別途新たなタンス、収納箱や容器等を購入する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の洋服ダンス用のネクタイの収納装置の外形図である。
【図2】上記実施の形態におけるネクタイ吊り下げ用フックをベルト外表面に取付けている様子を概念的に示す図である。
【図3】同じく、ローラの回転駆動とその回転支持を概念的に示す図である。
【図4】同じく、手前に位置するネクタイがユーザーに認識し易い様に、フックの先端が大きく開く様子を概念的に示す図である。
【図5】同じく、この洋服ダンス用のネクタイの収納装置を手前から見た様子を示す図である。
【符号の説明】
1 ベルト
2 フック
21 フック先端の凸部
22 フック取付け部
31 手前のローラ
32 奥のローラ
36 スラスト軸受
37 軸受
38 ローラのギア−
39 歯車軸
4 電球
51 ローラ左回転用ボタン
52 ローラ右回転用ボタン
60 ケース
61 ケース天井部の吊り下げ用の凸部
62 ベルト支持板
63 ケース中段の仕切板
64 透明板
65 反射鏡
71 ケース吊り下げ用の吊具
72 吊具用ボルト
91 乾電池
92 モータ
93 制御部
Claims (4)
- 洋服ダンスに取付けられた状態で手前側と奥側に位置することとなる下方を向いた2個のローラと、
外側面には2つに折ったネクタイを吊り下げるために外周方向水平に並んだネクタイ吊り下げ用のフックが多数固定して取付けられ、更に内側面で前記2個のローラに嵌め込まれているため、左回り 若しくは/及び 右回りに回転可能なベルトと、
前記2個のローラの少なくも一方をユーザーの所定の操作により回転させるローラ回転駆動部とを有していることを特徴とする洋服ダンス用のネクタイの収納装置。 - 請求項1記載の洋服ダンス用のネクタイの収納装置であって、
その上部に、ハンガーの吊り下げ用に設けられた洋服ダンス内の横棒に固定及び摺動可能に取付けることが可能な取付け機構を有していることを特徴とする洋服ダンス用のネクタイの収納装置。 - 請求項1若しくは請求項2記載の洋服ダンス用のネクタイの収納装置であって、
前記ローラ回転駆動部は、
電池と
電池を電源として前記2個のローラの少なくも1個を時計方向 若しくは/及び 反時計方向に回転させるモータと、
洋服ダンスに取付けられた状態で手前側に位置し、ユーザの操作で前記モータの回転の発停、若しくは回転の発停と回転の方向を制御可能とするスイッチとを有していることを特徴とする洋服ダンス用のネクタイの収納装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の洋服ダンス用のネクタイの収納装置であって、
洋服ダンスに取付けられた状態で、ユーザーの手前側に、ユーザーの操作により下方に吊り下げられたネクタイを照らすための光源を有していることを特徴とする洋服ダンス用のネクタイの収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003203548A JP2005046210A (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 洋服ダンス用のネクタイの収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003203548A JP2005046210A (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 洋服ダンス用のネクタイの収納装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005046210A true JP2005046210A (ja) | 2005-02-24 |
Family
ID=34262861
Family Applications (1)
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JP2003203548A Pending JP2005046210A (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 洋服ダンス用のネクタイの収納装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005046210A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107495658A (zh) * | 2017-10-21 | 2017-12-22 | 邱诗妍 | 一种智能家居立体鞋柜 |
CN113615982A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-11-09 | 汉德智能科技(徐州)有限公司 | 一种展开式智能衣柜及使用方法 |
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2003
- 2003-07-30 JP JP2003203548A patent/JP2005046210A/ja active Pending
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