JP2005045591A - 通信ネットワークシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 IPネットワーク上に複数のノードを有する対称型オーバレイネットワークを構築し、前記対称型オーバレイネットワークは、全てのノードがn進分類木として論理的に接続されており、前記ノードが自身を特定するための識別子を持っており、前記ノードの前記識別子をn進数として解釈することにより、相互に接続すべき隣接ノードが自律的に決定されるようになっており、前記ノードの基本的な接続数はn+1であり、前記ノード間はIPトランスポート層によって接続されるようにする。
【選択図】 図1
Description
(1)限られたサーバを介してしか情報流通が行われないので、家庭同士の情報交流或いは企業間のワークグループ支援に利用するのが困難である。
(2)コンテンツを作るよりもサーバ環境を構築・維持管理するのが大変である。
(3)ファイアウォールの有無・種類やグローバルIPアドレスの有無などにより、接続可能性が左右されるので、既存の優れたプロトコルが容易に利用できない。
(4)一般的には、ブロードキャストとマルチキャストを利用することができない。
(5)セキュリティ、匿名通信、課金、QoSを実現するために、膨大なコストがかかる。
(6)サーバへの負荷集中が全体のスループットを落している。
伊藤直樹著、「P2Pコンピューティング〜技術解説とアプリケーション〜」、第1版、株式会社ソフト・リサーチ・センター、2001年11月
<1>頑健性の実現
前述したように、ノード間の接続を1つのIPトランスポート接続としたが、これでは例えばノードA→ノードB→ノードCという接続において、ノードBが対称型オーバレイネットワークから離脱してしまうと、ノードAからノードCへのパケットも到達しなくなってしまうという問題が生じる。そこで、ノードAから例えばノードCのような任意の宛先ノードへ向かう中継ノードを必ず2つの接続(例えば、ノードBとの接続だけでなく、ノードDとの接続も)を確立しておくようにする。
<2>ノードの参入及び離脱に伴うルーティングテーブルの管理
対称型オーバレイネットワーク(SON)において、ノードはn進分類木として論理的に接続されている。従って、ノードの基本的な接続数はn+1である。ただし、前述の頑健性条件に従って更に付加的な接続が必要となる。
<3>ダイナミックな構成変更(ノードの参入と離脱)におけるデッドロック及び循環の回避
例えば、任意のタイミングでのノードの離脱/参入を許す対称型オーバレイネットワークにおいては、次の問題が発生する。
(1)ルーティングテーブル(分類代表部分木)のメンテナンスのために必要な接続確立の見え方が、ノードによって一様ではない。つまり、僅かな時間差で、未接続に見えたり接続済に見えたり、或いは、未切断に見えたり切断済に見えたりすることが発生する。このとき、接続の確立/切断の認知を同期させようとすると、デッドロックが発生する。
(2)ルーティングテーブル維持プロトコルを含む全ての通信において、ルーティングテーブルの更新状況が僅かな時間差でノードによって異なる。このことはパケットの循環を引き起こす。
<4>単一接続内の多重化に伴うQoS(Quality of Service)上の問題
上述したように、対称型オーバレイネットワーク(SON)において、ノードが複数の通信サービスのパケットを産出/消費/中継する場合、それらの通信の各々は1つのIPトランスポート接続上で多重化されている。Telnet、http、rfbp(virtual network computingにおいて用いられているプロトコル)など一般のプロトコルにおいては、クライアント(またはサーバ)におけるパケットの単位時間当りの産出量とサーバ(またはクライアント)におけるパケットの消費量は等しい。
・リモートデスクトップ(VNC:virtual network computing)
・IP電話、インターネット会議
・httpを介した既存CGIアプリケーション
・LAN内で利用されている任意のクライアント/サーバ型アプリケーション
・xmlrpc/WebService/CORBA/JavaRMIを利用したRPCアプリケーション
従来のP2Pアプリケーション「gnutella」は、エントリポイントに新規参入ノードが直接接続を行うため、エントリポイントに負荷が集中する。これに対し、本発明に係る通信ネットワークシステムでは、負荷分散が自動的に行われる。
(1)情報バックアップサービス(代表/副代表がバックアップ先となる)
・公開鍵(認証/暗号通信用)
・通信量統計
・その他(ファイルブロックなど)
(2)分散ストレージの提供
・ファイルブロック識別子と最も近いuuidを持つルータ上のストレージに保存する
(3)データキャッシング
・経路上のルータにデータをキャッシュする
また、本発明に係る通信ネットワークシステムにおけるP2Pオーバレイネットワークは、マルチホップオーバレイネットワークとしての特徴が次のものである。
(1)匿名化ネットワーク(例えばonion routingネットワークなど)の実装が容易である
(2)バケツリレー型ストリーミングによるサーバ負荷軽減ができる
(3)マルチキャストネットワークの実現が容易である
(4)non-voluntarity(意志独立性)に基づく課金情報管理。(匿名接続される隣接ノード間で通信流量を監視し合う)
6A2 P2Pトランスポートモジュール部
6A3 P2Pルーティングテーブルモジュール部
6A4 P2Pルーティングアルゴリズムモジュール部
6A5 P2Pリンク通信モジュール部
6A6 コールバック管理/実行モジュール部
Claims (8)
- IPネットワーク上に複数のノードを有する対称型オーバレイネットワークを構築することによって、前記対称型オーバレイネットワーク内の任意の前記ノード間の双方向通信を前記IPネットワークを介して可能にする通信ネットワークシステムであって、
前記対称型オーバレイネットワークは、全てのノードがn進分類木として論理的に接続されており、前記ノードが自身を特定するための一意の識別子を持っており、前記ノードの前記識別子をn進数として解釈することにより、相互に接続すべき隣接ノードが自律的に決定されるようになっており、前記ノードの基本的な接続数はn+1であり、前記ノード間はIPトランスポート層によって接続されることを特徴とする通信ネットワークシステム。 - 前記対称型オーバレイネットワークにおいて、あるノードから任意のノードへ向かう中継ノードを必ず2ルート接続確立しておくようにし、前記中継ノードは代表ノードと副代表ノードとから構成される請求項1に記載の通信ネットワークシステム。
- 前記対称型オーバレイネットワークは、P2Pネットワーキングプロトコルモジュール部と、P2Pトランスポートモジュール部と、P2Pルーティングテーブルモジュール部と、P2Pルーティングアルゴリズムモジュール部と、P2Pリンク通信モジュール部と、コールバック管理/実行モジュール部とを備えている請求項1又は請求項2に記載の通信ネットワークシステム。
- 前記対称型オーバレイネットワークにおいて、各ノードは少なくとも正副2本の接続を持っており、そのどちらかの切断を検知すると、すぐにもう1本の接続を獲得するようになっている請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の通信ネットワークシステム。
- 前記対称型オーバレイネットワークは、パケットを中継する「ルータノード」と、パケットを中継せず、利用者が操作するアプリケーションが稼働する「リーフノード」と、新規参入ノードが前記対称型オーバレイネットワークに参入する際に仲介し、前記新規参入ノードの接続すべき隣接ノードを教える「エントリポイント」とから構成されている請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の通信ネットワークシステム。
- 前記オーバレイネットワークでは、予め知られているノード以外のノードの参入を排除できるように、前記「エントリポイント」で適切なフィルタリングを行う請求項5に記載の通信ネットワークシステム。
- 前記代表ノードが前記対称型オーバレイネットワークから離脱した場合は、前記副代表ノードが前記代表ノードになり、そして、自分が副代表として知っているノードの中から新たな副代表を選出するようになっている請求項2に記載の通信ネットワークシステム。
- 前記IPトランスポート層として、TCP、reliable UDP、HTTPの何れか1つを用いる請求項1に記載の通信ネットワークシステム。
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