JP2005043262A - コードの張力測定装置とその方法 - Google Patents
コードの張力測定装置とその方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005043262A JP2005043262A JP2003278658A JP2003278658A JP2005043262A JP 2005043262 A JP2005043262 A JP 2005043262A JP 2003278658 A JP2003278658 A JP 2003278658A JP 2003278658 A JP2003278658 A JP 2003278658A JP 2005043262 A JP2005043262 A JP 2005043262A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cord
- tension
- load
- pulley
- measurement pulley
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Abstract
【課題】正確なコード張力を測定することができるコードの張力測定装置とその方法を提供する。
【解決手段】測定プーリ2の一部に巻き付けたコード6の張力を測定するコードの張力測定装置1であり、(1)コード6を一部巻き付ける測定プーリ2と、(2)コード6が測定プーリ2へ押圧する荷重を測定する荷重検出器3と、(3)コード6が測定プーリ2へ到達する側と、巻付けたコード6が測定プーリ2から離れる側とにあって、測定プーリ2の中心軸からY軸方向へ一定距離Lだけ離れた位置に配置した一対のレーザーセンサー4,4と、(4)上記各レーザーセンサー4,4によって上記位置Lにおける傾斜したコード6のX軸方向の変位量xを検出し、該変位量と荷重検出器3で求めた荷重からコード6の張力を求める張力演算部6とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】測定プーリ2の一部に巻き付けたコード6の張力を測定するコードの張力測定装置1であり、(1)コード6を一部巻き付ける測定プーリ2と、(2)コード6が測定プーリ2へ押圧する荷重を測定する荷重検出器3と、(3)コード6が測定プーリ2へ到達する側と、巻付けたコード6が測定プーリ2から離れる側とにあって、測定プーリ2の中心軸からY軸方向へ一定距離Lだけ離れた位置に配置した一対のレーザーセンサー4,4と、(4)上記各レーザーセンサー4,4によって上記位置Lにおける傾斜したコード6のX軸方向の変位量xを検出し、該変位量と荷重検出器3で求めた荷重からコード6の張力を求める張力演算部6とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、コードの張力測定装置とその方法に係り、詳しくはコードの張力管理を正確に行うことができる張力検出の用途に利用できるコードの張力測定装置とその方法に関する。
従来の伝動ベルトの製造工程では、コードからなる心線を成形ドラムに巻き付けるスピニング工程があり、コードを一定張力で巻き付けて、伸びにおいてバラツキの少ない伝動ベルトを得る必要があった。このため、コードの張力検出器として、糸道にロードセルを固定配置して使用し、あるいは片持ち状態で取付けられている起歪体と、この起歪体の上面に取付けられた歪ゲージと、起歪体の先端に回転自在に取付けられた検出用補助プーリから構成された張力検出部を使用し、コードにかかる張力によって発生する起歪体への押圧変形力を歪ゲージの抵抗変化として取り出していた。(特許文献1)また、手持式張力計も使用されていた。
しかしながら、固定配置されたロードセルあるいは張力検出部と成形ドラムの間の糸道長さ(検出距離)が長い場合には、コードの伸縮や測定時間差により正確なロープ張力が測定できているかが問題であった。更に、その経路に設置されたガイドロールの形状や個数も千差万別であり、成形ドラムに巻き付けられたコードの張力が測定値にあっていない場合もあった。
特開平6−255883号公報
本願発明では、上記の問題点を解消し、正確なコード張力を測定することができるコードの張力測定装置とその方法を提供する。
本願請求項1記載の発明は、測定プーリの一部に巻き付けたコードの張力を測定するコードの張力測定装置であり、
コードを一部巻き付ける測定プーリと、
コードが測定プーリへ押圧する荷重を測定する荷重検出器と、
コードが測定プーリへ到達する側と、巻付けたコードが測定プーリから離れる側とにあって、測定プーリの中心軸から一定距離Lだけ離れた位置に配置したレーザーセンサーと、
上記各レーザーセンサーによって上記位置Lにおける傾斜したコードの変位量を検出し、該変位量と荷重検出器で求めた荷重からコードの張力を求める張力演算部と、
を備えたコードの張力測定装置にある。
コードを一部巻き付ける測定プーリと、
コードが測定プーリへ押圧する荷重を測定する荷重検出器と、
コードが測定プーリへ到達する側と、巻付けたコードが測定プーリから離れる側とにあって、測定プーリの中心軸から一定距離Lだけ離れた位置に配置したレーザーセンサーと、
上記各レーザーセンサーによって上記位置Lにおける傾斜したコードの変位量を検出し、該変位量と荷重検出器で求めた荷重からコードの張力を求める張力演算部と、
を備えたコードの張力測定装置にある。
本願請求項2記載の発明は、測定プーリの中心軸から一定距離Lだけ離れた位置に配置した各レーザーセンサーによって、上記位置Lにおける傾斜したコードの変位量から更に巻付角を検出し、巻付角と荷重検出器で求めた荷重からコードの張力を求めるコード算出部であるコードの張力測定装置にある。
本願請求項3記載の発明は、各レーザーセンサーは上記位置Lにおける傾斜したコードの内周側を検出するコードの張力測定装置にある。
本願請求項4記載の発明は、測定プーリの一部に巻き付けたコードの張力を測定するコードの張力測定方法であり、
コードが測定プーリへ到達する側と、巻付けたコードが測定プーリから離れる側とにあって、測定プーリの中心軸から一定距離Lだけ離れた位置に配置した各レーザーセンサーによって上記位置Lにおける傾斜したコードの変位量を検出するとともに、
コードが測定プーリへ押圧する荷重を測定して、上記変位量と荷重からコードの張力を算出する、コードの張力測定方法にある。
コードが測定プーリへ到達する側と、巻付けたコードが測定プーリから離れる側とにあって、測定プーリの中心軸から一定距離Lだけ離れた位置に配置した各レーザーセンサーによって上記位置Lにおける傾斜したコードの変位量を検出するとともに、
コードが測定プーリへ押圧する荷重を測定して、上記変位量と荷重からコードの張力を算出する、コードの張力測定方法にある。
本願請求項5記載の発明は、測定プーリの中心軸から一定距離Lだけ離れた位置に配置した各レーザーセンサーによって、上記位置Lにおける傾斜したコードの変位量から更に巻付角を検出し、巻付角とコードが測定プーリへ押圧する荷重からコードの張力を算出するコードの張力測定方法にある。
本発明のコードの張力測定装置とその方法では、各レーザーセンサーによって傾斜したコードの変位量あるいは巻付角を検出し、これらのデータと荷重検出器で求めた荷重からコードの張力を求めるものであり、1軸の簡便な構造で、かつ正確に測定することができる。
以下、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。図1は本発明に係るコードの張力測定装置の概略図、図2は図1のA−A方向から見た図面、図3は図2をB−B方向から見た図、そして図4はコードの変位量あるいは巻付角を算出する計算モデル図である。
本実施例のコードの張力測定装置1は、測定プーリ2と、コード6が測定プーリ2へ押圧する荷重を測定する荷重検出器3と、一対のレーザーセンサー4,4と、そして上記各レーザーセンサー4,4によって上記位置Lにおける傾斜したコードの変位量を検出し、該変位量と荷重検出器3で求めた荷重からコードの張力を求める張力演算部5とを備えている。
上記測定プーリ2は合成繊維、金属繊維、ガラス繊維、炭素繊維等からなる種々の径からなるコード6を収容するV溝7を外周部に有し、回転可能に継ぎ手9に連結している。継ぎ手9はロードセルにような荷重検出器3に接続し、巻き付けたコード6が測定プーリ2へ押圧する荷重を測定する。
レーザーセンサー4,4はコード6が測定プーリ2へ到達するインプット側10と、巻付けたコード6が測定プーリ2から離れるアウトプット側11に夫々設けられ、測定プーリ2の中心軸12からY軸方向へ一定距離Lだけ離れた位置に配置され、上記位置Lにおける傾斜したコード6のX軸方向の変位量xあるいは巻付角θを検出する。各レーザーセンサー4,4は投光側15と受光側16から構成され、投光側15のレーザーを直線の測定許容範囲Z上を移動させることによってコード6の位置を検出する。
即ち、この上記検出の原理は、図4に示すように、コード6が測定プーリ2へ巻付角θで巻き付き、このときの測定プーリの半径r(25mm)とし、測定プーリ2の中心軸12からY軸方向へ一定距離L(40mm)だけ離れたコード6のX軸方向の変位量x(mm)とすると、巻付角θは数1の式になる。
これを直線式に近似し、度表示に直すと、数2の式に表すことができる。
コードの張力をT(N)とすると、上記式2を用いて荷重検出器3で検出される荷重Fは数3の式で求められる。
実際に荷重検出器3で検出される荷重Fは、左右方法からのコード張力の合成力であるから左右の変位量をx1、x2とすると、荷重検出器3から検出される荷重Fから導き出されるコード張力Tは、数4の式になる。
従って、本実施例では、左右の変位量をx1、x2と荷重検出器3で荷重Fを測定し、これらのデータと式4から張力演算部5によってコード張力Tを算出することができる。
また、本実施例では、レーザーセンサー4,4によりコード6の内周側の位置を検出すれば、コード6の太さの違いによる誤差は少なくなる。
本発明は、伝動ベルトの成形工程等において心線として使用するコードの張力管理を正確に行うことができ、ひいては品質の安定した伝動ベルトの成形に寄与できる。
1 コードの張力測定装置
2 測定プーリ
3 荷重検出器
4 レーザーセンサー
5 張力演算部
6 コード
10 インプット側
11 アウトプット側
2 測定プーリ
3 荷重検出器
4 レーザーセンサー
5 張力演算部
6 コード
10 インプット側
11 アウトプット側
Claims (5)
- 測定プーリの一部に巻き付けたコードの張力を測定するコードの張力測定装置であり、
コードを一部巻き付ける測定プーリと、
コードが測定プーリへ押圧する荷重を測定する荷重検出器と、
コードが測定プーリへ到達する側と、巻付けたコードが測定プーリから離れる側とにあって、測定プーリの中心軸から一定距離Lだけ離れた位置に配置したレーザーセンサーと、
上記各レーザーセンサーによって上記位置Lにおける傾斜したコードの変位量を検出し、該変位量と荷重検出器で求めた荷重からコードの張力を求める張力演算部と、
を備えたことを特徴とするコードの張力測定装置。 - 測定プーリの中心軸から一定距離Lだけ離れた位置に配置した各レーザーセンサーによって、上記位置Lにおける傾斜したコードの変位量から更に巻付角を検出し、巻付角と荷重検出器で求めた荷重からコードの張力を求めるコード算出部である請求項1記載のコードの張力測定装置。
- 各レーザーセンサーは上記位置Lにおける傾斜したコードの内周側を検出する請求項1または2記載のコードの張力測定装置。
- 測定プーリの一部に巻き付けたコードの張力を測定するコードの張力測定方法であり、
コードが測定プーリへ到達する側と、巻付けたコードが測定プーリから離れる側とにあって、測定プーリの中心軸から一定距離Lだけ離れた位置に配置した各レーザーセンサーによって上記位置Lにおける傾斜したコードの変位量を検出するとともに、
コードが測定プーリへ押圧する荷重を測定して、上記変位量と荷重からコードの張力を算出する、
ことを特徴とするコードの張力測定方法。 - 測定プーリの中心軸からX軸方向へ一定距離Lだけ離れた位置に配置した各レーザーセンサーによって、上記位置Lにおける傾斜したコードの変位量から更に巻付角を検出し、巻付角とコードが測定プーリへ押圧する荷重からコードの張力を算出する請求項5記載のコードの張力測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003278658A JP2005043262A (ja) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | コードの張力測定装置とその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003278658A JP2005043262A (ja) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | コードの張力測定装置とその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005043262A true JP2005043262A (ja) | 2005-02-17 |
Family
ID=34265004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003278658A Pending JP2005043262A (ja) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | コードの張力測定装置とその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005043262A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110926963A (zh) * | 2019-11-22 | 2020-03-27 | 张家港市骏马钢帘线有限公司 | 一种用于模拟钢帘线压延状况的试验设备及其方法 |
CN113551907A (zh) * | 2021-06-15 | 2021-10-26 | 嘉兴市特种设备检验检测院 | 用于测试高速电梯的曳引绳的时变特性的测试装置 |
-
2003
- 2003-07-23 JP JP2003278658A patent/JP2005043262A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110926963A (zh) * | 2019-11-22 | 2020-03-27 | 张家港市骏马钢帘线有限公司 | 一种用于模拟钢帘线压延状况的试验设备及其方法 |
CN110926963B (zh) * | 2019-11-22 | 2022-07-01 | 张家港市骏马钢帘线有限公司 | 一种用于模拟钢帘线压延状况的试验设备及其方法 |
CN113551907A (zh) * | 2021-06-15 | 2021-10-26 | 嘉兴市特种设备检验检测院 | 用于测试高速电梯的曳引绳的时变特性的测试装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5150151B2 (ja) | 光ファイバ心線対照装置及び光ファイバ内の伝送光強度測定方法 | |
US9086340B2 (en) | Tubular insertion device | |
US20100313668A1 (en) | Fiber strain sensor and measurement system for repeated large deformation | |
JP6619480B2 (ja) | エレベーターかごの荷重の指標を提供するエレベーター末端装置 | |
CA1326552C (en) | Sheet tension sensor | |
KR930007319B1 (ko) | 판재료의 강도판정을 위한 장치와 방법 | |
JPH02213735A (ja) | 多重ローラ力量計および試験法 | |
JP2005043262A (ja) | コードの張力測定装置とその方法 | |
CN112082733A (zh) | 一种无压力式光纤微弯附加损耗测试装置、测试系统及测试方法 | |
JP4979475B2 (ja) | 撚線の残留トーション測定装置並びにそれを備えた撚線機および撚線の巻取り機 | |
US7162932B2 (en) | Method for determining the modulus of elasticity of paper | |
US10746629B2 (en) | Inspection device of optical fiber unit and method of manufacturing optical fiber unit | |
JP3399909B2 (ja) | 構造物の変位測定方法及び装置 | |
JPS5985930A (ja) | 形状検出装置 | |
WO2013057283A1 (en) | Force monitoring for jetting equipment | |
JPH0365841B2 (ja) | ||
KR100305381B1 (ko) | 광변형센서 | |
JP2008275536A (ja) | 光ファイバ曲げヘッドおよび光ファイバ対照装置 | |
JP2007171016A (ja) | ベルトの膜厚測定装置、及びベルトの膜厚測定方法 | |
FI110641B (fi) | Menetelmä ja sovitelma optisen kaapelin valmistuslinjan yhteydessä | |
JPH04371393A (ja) | フラックス入り溶接ワイヤのフラックス充填率検知方法 | |
CN220507955U (zh) | 一种螺栓规格测量仪 | |
US20030154613A1 (en) | Differential bending and/or subsidence detector and method for monitoring a structure | |
US6710861B2 (en) | Method and apparatus for measuring web strain in a confined area | |
KR102633654B1 (ko) | 광섬유 기반의 센서 모듈 및 이를 구비한 변형 센서 장치 |