JP2005041525A - 包装材および縛付部材 - Google Patents

包装材および縛付部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2005041525A
JP2005041525A JP2003277519A JP2003277519A JP2005041525A JP 2005041525 A JP2005041525 A JP 2005041525A JP 2003277519 A JP2003277519 A JP 2003277519A JP 2003277519 A JP2003277519 A JP 2003277519A JP 2005041525 A JP2005041525 A JP 2005041525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
packaging material
packaged
packaging
binding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003277519A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Asakura
健太郎 朝倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2003277519A priority Critical patent/JP2005041525A/ja
Publication of JP2005041525A publication Critical patent/JP2005041525A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buffer Packaging (AREA)
  • Package Frames And Binding Bands (AREA)
  • Wrappers (AREA)

Abstract

【課題】包装材を焼却処分しても、高温やダイオキシンの発生がなく、地球に優しく、また被包装物を包装するに際し、粘着テープ等を使用しないで済む包装材および縛付部材を提供する。
【解決手段】包装材11は、下側台紙112に接着されている線状の凹凸部113またはエンボス部が成形されている上側紙と、線状の凹凸部113およびエンボス部における山の部分および谷の部分の全表面に塗布されている自着接着剤114とからなり、被包装物を包装する。第1の包装材と第2の包装材を、たとえば、交差するようにして包装する。その際に、第1の包装材は、接着剤側を表にして前記被包装物を包装し、交差するように第2の包装材を前記被包装物に対して前記第1の包装材の接着剤側に接着するように包装する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内容物を保護する包装材および物を束ねる際の縛付部材に関するものである。また、本発明の包装材および縛付部材は、公害を発生しない地球に優しい部材からなるものである。
被包装物を保護するための包装材は、発泡スチロールのような発泡部材、あるいは、空気層を形成するための多数の小空間が設けられた有機樹脂部材からなる包装材等がある。前記包装材は、被包装物を包装した後、粘着テープ等によって固定する。そして、被包装物が輸送された後、前記包装材および粘着テープは、焼却処分される場合が多い。
しかし、前記包装材は、全て有機樹脂からなり、焼却処分された場合、高温を発生し焼却炉を傷めるだけでなく、ダイオキシン等の有害ガスを発生するという大きな問題を有している。
以上の課題を解決するために、本発明は、包装材を焼却処分しても、高温やダイオキシンの発生がなく、地球に優しい包装材および縛付部材を提供することを目的とする。また、本発明は、被包装物を包装するに際し、粘着テープ等を使用しないで済む包装材および縛付部材を提供することを目的とする。
(第1発明)
本発明の包装材は、下側台紙に接着されている線状の凹凸部またはエンボス部が成形されている上側紙と、前記線状の凹凸部およびエンボス部の全露出部に付けられている自着接着剤とからなる被包装物を包装するものであり、前記接着剤側を表にして前記被包装物を包装する第1の包装材と、前記被包装物に対して前記第1の包装材の前記接着剤側に接着するように包装する第2の包装材と、によって前記被包装物を包装することを特徴とする。
(第2発明)
本発明の包装材は、下側台紙に接着されている線状の凹凸部またはエンボス部が成形されている上側紙と、前記線状の凹凸部およびエンボス部の全露出部に付けられている自着接着剤とからなる被包装物を包装するものであり、前記接着剤側を表にして前記被包装物を包装する第1の包装材と、前記被包装物に対して前記第1の包装材の前記接着剤側に接着するとともに、同じ方向に包装する第2の包装材と、前記接着剤側を表にして第1の包装材と異なる方向に前記被包装物を包装する第3の包装材と、前記被包装物に対して前記第3の包装材の接着剤側に接着するとともに、第3の包装材と同じ方向に包装する第4の包装材と、によって前記被包装物を包装することを特徴とする。
(第3発明)
第3発明の包装材は、下側台紙に接着されている線状の凹凸部またはエンボス部が成形されている上側紙と、前記線状の凹凸部およびエンボス部の全露出部に付けられている自着接着剤とからなる被包装物を包装するものであり、前記接着剤側を表にして前記被包装物を包装する前記被包装物の形状に合わすための切り込み部または切り落とし部を備えた第1の包装材と、前記被包装物に対して前記第1の包装材の前記接着剤側に位置をずらして接着するように包装する前記被包装物の形状に合わすための切り込み部または切り落とし部を備えた第2の包装材と、によって前記被包装物を包装することを特徴とする。
(第4発明)
第4発明の包装材は、下側台紙に接着されている線状の凹凸部またはエンボス部が成形されている上側紙と、前記線状の凹凸部およびエンボス部の全露出部に付けられている自着接着剤とからなる被包装物を包装するものであり、非接着剤側を表にし、接着剤側の間に前記被包装物を挟み、少なくとも3方の接着面が互いに接着するように押圧することにより前記被包装物を包装することを特徴とする。
(第5発明)
第5発明の包装材は、下側台紙の少なくとも一方の面に防錆剤、防湿材、防水材、ガス遮断材からなる膜または塗料が設けられていることを特徴とする。
(第6発明)
第6発明の包装材において、防錆剤、防湿材、防水材、ガス遮断材には、接着剤が混入されていることを特徴とする。
(第7発明)
第7発明の縛付部材は、下側台紙に接着されている線状の凹凸部またはエンボス部が成形されている上側紙と、前記線状の凹凸部およびエンボス部の全露出部に付けられている自着接着剤とからなる物を縛り付けるものであり、前記接着剤側を表にして前記物を縛り付ける第1の縛付部材と、前記物に対して前記第1の包装材の接着剤側に接着するように付ける第2の縛付部材と、によって前記物を縛り付けることを特徴とする。
(第8発明)
第8発明の縛付部材は、下側台紙に接着されている線状の凹凸部またはエンボス部が成形されている上側紙と、前記線状の凹凸部およびエンボス部の全露出部に付けられている自着接着剤とからなる物を縛り付けるものであり、前記縛付部材の一方の端部において、接着剤側を表にし、所定の長さ折り返す折り返し部と、前記縛付部材の他方の端部において、前記接着剤側を前記折り返された接着剤側に押圧することにより物を縛り付けることを特徴とする。
(第9発明)
第9発明の縛付部材は、下側台紙に接着されている線状の凹凸部またはエンボス部が成形されている上側紙と、前記線状の凹凸部およびエンボス部の全露出部に付けられている自着接着剤とからなる物を縛り付けるものであり、前記接着剤側を表にした前記縛付部材の一方の端部と、前記縛付部材の他方の端部において、前記接着剤側を下にして所定の長さ折り返す折り返し部を設け、前記折り返し部と前記一方の端部の接着剤側とを押圧することにより物を縛り付けることを特徴とする。
(第10発明)
第10発明の縛付部材は、線状の凹凸部は、引っ張られる方向に対して直角に成形されていることを特徴とする。
(第11発明)
第11発明の縛付部材は、接着剤側を内側にして巻回されていることを特徴とする。
本発明によれば、被包装物を容易に保護するとともに、焼却する際に公害が起きない地球に優しい包装材である。
本発明によれば、接着面における凹凸部やエンボス部が互いに入り込むことになり、接着表面積を大きくするため、環境に優しい接着剤を使用しても、所定の接着強度を得ることができる。
本発明によれば、包装材によって、被包装物の全周を包み込むことができるため、防錆、耐湿、耐水、耐ガスが必要な被包装物を包装することができる。また、前記包装材の表面に、直接宛て名を書いて郵送等を行うことができる。
本発明によれば、包装材をテープ状に切断し、縛付部材として新聞紙や古雑誌等を束ねる場合、ビニール紐のように外すことなく、再生処理をこのまま行うことができる。
(第1発明)
第1発明の包装材は、下側台紙に接着されている線状の凹凸部またはエンボス部が成形されている上側紙と、前記線状の凹凸部およびエンボス部における山の部分および谷の部分の全表面に塗布されている自着接着剤とからなり、被包装物を包装する。前記エンボス部は、丸状、四角状、その他の任意の形状からなり、縦、横、両方向の斜め等に折り曲げが容易に構成されている。
また、自着接着剤は、接着力があまり強くなく、カゼイン系あるいは天然ゴム系の水性接着剤が望ましい。前記自着接着剤は、接着面どうしが接着するが他の物、たとえば、被包装物には接着しない程度の接着力を有するものである。第1発明は、第1の包装材と第2の包装材を、たとえば、交差するようにして包装する。その際に、第1の包装材は、着剤側を表にして前記被包装物を包装し、交差するように第2の包装材を前記被包装物に対して前記第1の包装材の接着剤側に接着するように包装する。
第1の包装材と第2の包装材は、互いに接着面を合わせる際に、凸部が凹部に入り、また、エンボス部とエンボスの無い部分が互いに入り込むことになり、接着表面積を大きくするため、環境に優しい接着剤を使用しても、所定の強度を得ることができる。前記第1の包装材と第2の包装材の重なり合わされる領域は、クッション性または接着性を考慮して、全部または一部とすることができる。
前記線状の凹凸部またはエンボス部は、被包装物を包装した際のクッションとなるだけでなく、表面に塗布または設けられている自着接着剤によって固定されているため、粘着テープによって止める必要がない。したがって、第1発明は、不要になった包装材を焼却処分しても、焼却炉を高温にすることがなく、また、ダイオキシン等の有害ガスの発生がない。
(第2発明)
第2発明は、第1発明が接着剤が塗布された面が露出するのに対して、包装材の非接着面が表面にできるだけ出るようにしたものである。第1の包装材は、 接着剤側を表にして前記被包装物を包装する。第2の包装材は、前記被包装物に対して前記第1の包装材の接着剤側に接着するとともに、第1の包装材と同じ方向に包装する。次に、第3の包装材は、たとえば、90度位置を変えて接着剤側を表にして前記被包装物を包装する。第4の包装材は、前記被包装物に対して前記第3の包装材の接着剤側に接着するとともに、第3の包装材と同じ方向に包装する。
前記第2発明によって包装された被包装物は、一部が4重になるため、クッション性が大きい保護物となる。また、前記のように包装された被包装物は、隅部が丈夫であり、搬送中の保護を充分に達成することができる。
(第3発明)
第3発明は、複雑な形状をした被包装物を包装する点で、第1発明および第2発明と異なっている。第1の包装材は、前記被包装物の形に合った、接着剤側を表にして前記被包装物を包装し、その際に、互いに重ね合う部分に対して、切り込み部または切り落とし部が設けられる。第2の包装材も同様に切り込み部または切り落とし部が設けられる。
第1の包装材は、前記被包装物に対して接着面を表にして包装され、その上に、前記第2の包装材が前記第1の包装材と位置をずらして接着するように包装される。前記第1および第2の包装材に設けられた切り込み部または切り落とし部は、複雑な被包装物を包装する際に、フィットし易く、包装も容易になる。
(第4発明)
第1発明ないし第3発明が二つの包装材によって、一つの被包装物を包装するものであったのに対して、第4発明の包装材は、一つの包装材に対して、非接着剤側を表にし、たとえば、二つ折りにする。その後、前記包装材の接着剤面と接着剤面との間に前記被包装物を挟み入れ、前記少なくとも三方の接着面を押圧する。
すなわち、前記包装材は、被包装物より接着剤部分を押圧する面だけ大きくとる必要がある。また、前記包装材を二つ折りにする代わりに、被包装物は、二つの包装材によって、挟まれ、互いに重ね合わされた四方を押圧することで、互いに凹部と凸部が入り込み、接着される。
(第5発明)
第5発明の包装材は、台紙の少なくとも一方に防錆剤、防湿材、防水材、ガス遮断材からなる膜または塗料が設けられている。前記防錆剤が塗布された包装材は、錆びては困るような被包装物を入れておくことにより、長期保存が可能である。また、防湿材、防水材、ガス遮断材が設けられている包装材は、その内部に湿気、水分、ガス等を嫌う被包装物を入れておくことにより、長期保存が可能である。第5発明の包装は、互いに接着する接着面を充分にとり、たとえば、機械で平面が出ているプレス機のようなもので、押圧することが望ましい。
(第6発明)
第6発明の包装材は、接着剤の中に前記防錆剤、防湿材、防水材、ガス遮断材を混入させている。前記第6発明の接着剤は、被包装物を外部に曝さないという目的を考慮して、第1ないし第5発明のものより、接着力を高くすることが望ましい。
(第7発明)
第7発明は、前記包装材をテープ状に切断し、互いの接着面を接着して、縛付部材として使用するものである。第7発明の縛付部材は、縛り付け強度が低いものに使用するのが望ましい。たとえば、新聞紙や古雑誌等を束ねる場合、これらがバラバラにならないように束ねるのに適している。すなわち、新聞紙や古雑誌は、本発明の縛付部材で束ねた場合、ビニール紐のように外すことなく、再生処理を行うことができる。
第1の縛付部材は、たとえば、新聞紙の束の上に沿って、接着剤側を表にして巻き付ける。その後、第2の縛付部材は、前記第1の包装材の接着剤側に接着するように縛り付ける。第1および第2の縛付部材は、紙から構成されているため、ビニール紐に較べて滑り難く、縛り付けることができる。前記第1の縛付部材と第2の縛付部材との重ね合わせる領域を全面または一部にすることは任意にできる。
(第8発明)
第8発明は、第7発明が第1および第2の縛付部材からなるのに対して、一本の縛付部材からなる点で異なっている。第8発明の縛付部材は、その一方の端部において、接着剤側を表にし、所定の長さ折り返す折り返し部を作る。次に、前記縛付部材の他方の端部は、前記接着剤側を前記折り返された折り返し部の接着剤側に押圧することにより物を縛り付けることができる。第8発明は、一本の縛付部材で縛り付けることができるため、便利である。
(第9発明)
第9発明は、第8発明が縛付部材の端部以外、接着剤側が内面を向いているのに対して、接着剤側が外面に露出している点で異なっている。すなわち、第9発明は、接着剤側を表にした前記縛付部材の一方の端部と、前記縛付部材の他方の端部における接着剤側を下にして所定の長さ折り返す折り返し部を設け、前記折り返し部と前記一方の端部とを押圧することにより物を縛り付ける。
(第10発明)
第10発明の縛付部材に設けられている線状の凹凸部は、引っ張られる方向に対して直角に成形されていることにより、引っ張り方向の強度を増加している。
(第11発明)
第11発明の縛付部材は、接着剤が内側に付けられているため、巻回して保存される。前記縛付部材を使用する場合、前記巻回された縛付部材をほどき、所定の長さに切断して使用する。
図1は本発明の実施例に使用される包装材を説明するための斜視図である。図1に示された包装材11は、台紙112の上の全面に線状の凹凸部113が設けられている。また、前記線状の凹凸部113の山および谷の全面にわたって自着接着剤114が付けられている。前記自着接着剤114は、たとえば、カゼイン系ラベル用接着剤、天然ゴム系水性接着剤を使用する。前記包装材11は、いわゆるクラフト紙を使用することができる。前記自着接着剤114は、接着面どうしを付けることにより接着し、接着剤がないものとは接着されない。
図2は本発明の実施例に使用される包装材を説明するための斜視図である。図2に示された包装材12は、台紙112の上の全面にエンボス123が設けられている。前記エンボス123は、丸、三角、四角等任意の形状からなる。また、前記エンボス123は、縦、横、斜め方向に折り曲げた際に、突出した部分に当たらないように整列されている。前記包装材12は、前記突出した部分および谷の部分全面に前記自着接着剤114が付けられている。
図3は本発明の第1実施例であり、被包装物を包装材で包装した状態を説明するための断面図である。図3において、被包装物31は、包装するに適した幅と長さの第1の包装材11で、前記第1の包装材11の接着面113を表に向け、たとえば、6面体であれば、その4面を囲む。残された2面は、他の第2の包装材11′の接着面113′を前記第1の包装材11の接着面113と接着する方向に向けて囲むようにして包装される。
第1および第2の包装材11、11′の端部32は、図3において、接続しているが、離すこともできる。図3に示すように前記端部32をほぼ接続するように包装する場合、二重になる部分が2面できるため、この部分をより保護することができる。図3に示す包装材11、11′は、接着剤が付いている面が表面に一部残される。
図4は本発明の第2実施例であり、被包装物を包装材で包装した状態を説明するための断面図である。図4に示された包装は、表面に接着剤が付いている面を出さずに、より被包装物を保護するものである。図4において、第1の包装材11は、接着面113を表に向けて被包装物41の上に巻き付けられる。第2の包装材11′は、自着接着剤114を前記接着面113に接着するように同じように巻き付けられる。
次に、第3の包装材42は、前記第2の包装材11′と90度異なる方向で、その接着面を表に向け前記被包装物41の上から巻き付けられる。そして、第4の包装材42′は、前記第3の包装材42の接着面に接着するように第3の包装材42の上に巻き付けられる。第2実施例は、一部が4重で他の部分が2重になっているため、被包装物41の保護をより良くすることができる。
図5(イ)、(ロ)は本発明の第3実施例であり、被包装物の上部および下部と側面を包装する包装材を説明するための図である。図5において、包装材51は、その上下に切り込み部52が所定間隔と角度で設けられている。前記切り込み部52の間隔、角度、および長さ等は、被包装物の形状によって異なる。第1の包装材51は、接着面113を表に向けて、被包装物に巻き付けられる。
次に、切り込み部52は、被包装物の形状に沿って折り曲げられ、被包装物の上面および下面を覆う。そして、図示されていない、第2の包装材は、前記接着面113と接着するように被包装物に巻き付けられる。その後、前記切り込み部52は、被包装物の上面および下面に沿って折り曲げられる。第3実施例は、二枚の包装材によって球形、円筒形、あるいはその他の形状のものを包装するのに適している。
図6は本発明の第4実施例であり、複雑な形状をした被包装物を包装する包装材を説明するための図である。図6において、包装材61は、複雑な形状に合わせた切り込み部63および切り落とし部64を備えている。図6に示す包装材61は、たとえば、ワインボトルを包装するのに適している。上部62は、ワインボトルの栓近傍を、中間部は、ボトルの周囲を、切り込み部63を有する部分は、ボトルの底部をそれぞれ保護することができる。
なお、前記包装材61を包装する第2の包装材(図示されていない)は、第1の包装材61より大きくとり、前記第1の包装材61と互いに接着する面以外の面を設け、この部分に開口部を設け、この部分で持ち運ぶのを便利にすることができる。
図7(イ)、(ロ)、(ハ)は本発明の第5実施例であり、偏平形状の被包装物を包装する包装材を説明するための図である。図7において、包装材11は、接着面113を内側にして二つ折りにし、その接着面113の内部に、たとえば、被包装物(本)71等が挟み込まれる。その後、包装材11は、その側部押圧部72、上部押圧部73、および下部押圧部74がそれぞれ押圧されることによって包装される。
また、第5実施例は、包装材11を二つ折りにする代わりに、二つの包装材によって上下から挟み込み、四方を押圧することによっても達成できる。
被包装物には、錆、湿気、水分、ガス等を嫌うものがある。前記被包装物は、前記包装材11の少なくとも一面に防錆剤、防湿材、防水材、ガス遮断材を塗布または形成させることにより、長期にわたって保護される。
図8(イ)および(ロ)は本発明の第6実施例であり、包装材をテープ状に切断した縛付部材を説明するための図である。図8において、第1の縛付部材81、および第2の縛付部材81′(図示されていない)は、図1に示す包装材11を線状の凹凸方向に対して直角に切断したものである。すなわち、縛付部材81、81′は、縦方向(図において)の線状の凹凸部813が成形されているとともに、接着剤が付けられている。
図9(イ)および(ロ)は本発明の第7実施例であり、包装材をテープ状に切断した縛付部材を説明するための図である。図9において、第1の縛付部材91、および第2の縛付部材91′(図示されていない)は、図8に示す縛付部材と線状凹凸部の方向が90度異なっている点でのみ相違する。、縛付部材91、91′は、横方向の凹凸部913が成形されているとともに、接着剤が付けられている。
図8および図9には、線状凹凸部が設けられた縛付部材のみが示されているが、図2に示すエンボスタイプの縛付部材とすることもできる。前記各縛付部材の締め付け強度は、前記接着剤の接着強度と接着面積によって決められる。
図10は図8および図9の縛付部材を利用した本発明の第8実施例を説明するための図である。図10において、たとえば、古新聞や古雑誌等は、束ねられた後、第1の縛付部材81によって、その接着面813を表にして巻き付けられる。第2の縛付部材81′は、接着面813′(図示されていない)を前記第1の縛付部材81の接着面813に合わせるようにして巻き付けられる。
前記古新聞や古雑誌等は、必要に応じて、前記第1の縛付部材81および第2の縛付部材81′に対して、直角方向に同様に第1の縛付部材91と第2の縛付部材91′とによって巻き付けられる。
前記縛付部材81および81′によって巻き付けられた古新聞や古雑誌等は、再処理工場において、縛付部材81(91)および81′(91′)を取り外すことなく再生処理を行うことができる。前記縛付部材81(91)、および81′(91′)は、接着剤が付いているため、容易にこれらを束ねることができる。
図11(イ)および(ロ)は本発明の第9実施例であり、包装材をテープ状に切断した縛付部材の他の使用例を説明するための図である。図11(イ)において、縛付部材81は、図8に示す端部を折り込んで折り込み部817を作製し、接着面を表面に出す。縛付部材81の他の端部における接着部818を下に向け、前記折り込み部817に重ねることにより接着させる。
図11(ロ)において、縛付部材81における一方の端部における接着面を上面にした接着部817は、他方の端部を折り込んで接着面を下面にした折り込み部818を作製し、前記折り込み部818が重なり押圧されることにより接続される。
以上、本実施例を詳述したが、本発明は、前記本実施例に限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。本実施例における接着剤は、焼却の際に有害物質を放出しないものであれば、特に限定されない。また、包装材および縛付部材の紙質は、漂白されたもの無漂白のもののいずれでも良く、接着部における接着面積が大きくなるように加工されていればよい。
接着剤は、包装および縛め付けるための目的によって、強度を変えることができる。また、被包装物の形状は、特に限定されるものではない。また、前記複雑な被包装物の場合、その形状に合わせるための切り込み部および切り落とし部の形状についても、限定されるものではない。
本発明の実施例に使用される包装材を説明するための斜視図である。 本発明の実施例に使用される包装材を説明するための斜視図である。 本発明の第1実施例であり、被包装物を包装材で包装した状態を説明するための断面図である。 本発明の第2実施例であり、被包装物を包装材で包装した状態を説明するための断面図である。 (イ)、(ロ)は本発明の第3実施例であり、被包装物の上部および下部と側面を包装する包装材を説明するための図である。 本発明の第4実施例であり、複雑な形状をした被包装物を包装する包装材を説明するための図である。 (イ)、(ロ)、(ハ)は本発明の第5実施例であり、偏平形状の被包装物を包装する包装材を説明するための図である。 (イ)および(ロ)は本発明の第6実施例であり、包装材をテープ状に切断した縛付部材を説明するための図である。 (イ)および(ロ)は本発明の第7実施例であり、包装材をテープ状に切断した縛付部材を説明するための図である。 図8および図9の縛付部材を利用した本発明の第8実施例を説明するための図である。 (イ)および(ロ)は本発明の第9実施例であり、包装材をテープ状に切断した縛付部材の他の使用例を説明するための図である。
符号の説明
11、12・・・包装材
112・・・台紙
113・・・線状の凹凸部(接着面)
114・・・自着接着剤(接着面)
123・・・エンボス
31、41、71、1011・・・被包装物
32・・・端部
81、81′・・・縛付部材
813、813′・・・凹凸部(接着面)
817、817′、818、818′・・・接着部(折り込み部)
91、91′・・・縛付部材
913、913′・・・凹凸部(接着面)
917、917′、818、818′・・・接着部(折り込み部)

Claims (11)

  1. 下側台紙に接着されている線状の凹凸部またはエンボス部が成形されている上側紙と、前記線状の凹凸部およびエンボス部の全露出部に付けられている自着接着剤とからなる被包装物を包装する包装材において、
    前記接着剤側を表にして前記被包装物を包装する第1の包装材と、
    前記被包装物に対して前記第1の包装材の前記接着剤側に接着するように包装する第2の包装材と、
    によって前記被包装物を包装することを特徴とする包装材。
  2. 下側台紙に接着されている線状の凹凸部またはエンボス部が成形されている上側紙と、前記線状の凹凸部およびエンボス部の全露出部に付けられている自着接着剤とからなる被包装物を包装する包装材において、
    前記接着剤側を表にして前記被包装物を包装する第1の包装材と、
    前記被包装物に対して前記第1の包装材の前記接着剤側に接着するとともに、同じ方向に包装する第2の包装材と、
    前記接着剤側を表にして第1の包装材と異なる方向に前記被包装物を包装する第3の包装材と、
    前記被包装物に対して前記第3の包装材の接着剤側に接着するとともに、第3の包装材と同じ方向に包装する第4の包装材と、
    によって前記被包装物を包装することを特徴とする包装材。
  3. 下側台紙に接着されている線状の凹凸部またはエンボス部が成形されている上側紙と、前記線状の凹凸部およびエンボス部の全露出部に付けられている自着接着剤とからなる被包装物を包装する包装材において、
    前記接着剤側を表にして前記被包装物を包装する前記被包装物の形状に合わすための切り込み部または切り落とし部を備えた第1の包装材と、
    前記被包装物に対して前記第1の包装材の前記接着剤側に位置をずらして接着するように包装する前記被包装物の形状に合わすための切り込み部または切り落とし部を備えた第2の包装材と、
    によって前記被包装物を包装することを特徴とする包装材。
  4. 下側台紙に接着されている線状の凹凸部またはエンボス部が成形されている上側紙と、前記線状の凹凸部およびエンボス部の全露出部に付けられている自着接着剤とからなる被包装物を包装する包装材において、
    非接着剤側を表にし、接着剤側の間に前記被包装物を挟み、少なくとも3方の接着面が互いに接着するように押圧することにより前記被包装物を包装することを特徴とする包装材。
  5. 前記下側台紙の少なくとも一方の面に防錆剤、防湿材、防水材、ガス遮断材からなる膜または塗料が設けられていることを特徴とする請求項4に記載された包装材。
  6. 前記防錆剤、防湿材、防水材、ガス遮断材には、接着剤が混入していることを特徴とする請求項5に記載された包装材。
  7. 下側台紙に接着されている線状の凹凸部またはエンボス部が成形されている上側紙と、前記線状の凹凸部およびエンボス部の全露出部に付けられている自着接着剤とからなる物を縛り付ける縛付部材において、
    前記接着剤側を表にして前記物を縛り付ける第1の縛付部材と、
    前記物に対して前記第1の包装材の接着剤側に接着するように付ける第2の縛付部材と、
    によって前記物を縛り付けることを特徴とする縛付部材。
  8. 下側台紙に接着されている線状の凹凸部またはエンボス部が成形されている上側紙と、前記線状の凹凸部およびエンボス部の全露出部に付けられている自着接着剤とからなる物を縛り付ける縛付部材において、
    前記縛付部材の一方の端部において、接着剤側を表にし、所定の長さ折り返す折り返し部と、
    前記縛付部材の他方の端部において、前記接着剤側を前記折り返された接着剤側に押圧することにより物を縛り付けることを特徴とする縛付部材。
  9. 下側台紙に接着されている線状の凹凸部またはエンボス部が成形されている上側紙と、前記線状の凹凸部およびエンボス部の全露出部に付けられている自着接着剤とからなる物を縛り付ける縛付部材において、
    前記接着剤側を表にした前記縛付部材の一方の端部と、
    前記縛付部材の他方の端部において、前記接着剤側を下にして所定の長さ折り返す折り返し部を設け、前記折り返し部と前記一方の端部の接着剤側とを押圧することにより物を縛り付けることを特徴とする縛付部材。
  10. 前記線状の凹凸部は、引っ張られる方向に対して直角に成形されていることを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載された縛付部材。
  11. 前記縛付部材は、接着剤側を内側にして巻回されていることを特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれか1項に記載された縛付部材。
JP2003277519A 2003-07-22 2003-07-22 包装材および縛付部材 Pending JP2005041525A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003277519A JP2005041525A (ja) 2003-07-22 2003-07-22 包装材および縛付部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003277519A JP2005041525A (ja) 2003-07-22 2003-07-22 包装材および縛付部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005041525A true JP2005041525A (ja) 2005-02-17

Family

ID=34264223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003277519A Pending JP2005041525A (ja) 2003-07-22 2003-07-22 包装材および縛付部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005041525A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7399694B2 (ja) 2019-12-02 2023-12-18 日泉化学株式会社 成形シート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7399694B2 (ja) 2019-12-02 2023-12-18 日泉化学株式会社 成形シート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2002323205B2 (en) Soap bar wrapper
JP4376465B2 (ja) 製品の耐衝撃性包装方法およびこの方法を実施するための平らなボール紙ブランク
HU223125B1 (hu) Szappan átlátszó csomagolásban
HK1001391A1 (en) Minimal shipping container and method of construction
JP5793776B2 (ja) 複数物品包装体及び複数物品包装用ラベル
RU2266246C2 (ru) Пленка из синтетического материала
JP2005041525A (ja) 包装材および縛付部材
PT1077186E (pt) Folha de embalagem estratificada permitindo tornar a fecha-la e embalagem que a comporta
FI113854B (fi) Pakkaussuoja
DE60300696D1 (de) Behälterzuschnitt aus halbsteifen Material wobei eine Oberfläche mit einem Schrumpffilm versehen ist
JP2004231230A (ja) 梱包シートと梱包方法
JP5927659B2 (ja) 複数物品包装体及び複数物品包装用ラベル
FR2706417B1 (fr) Emballage en carton ou matériau en feuille similaire.
CA2932223A1 (en) Wrapper for soap bar
JP4489533B2 (ja) 梱包用緩衝装置
JP7340730B2 (ja) 包材及び梱包体
JP7430371B2 (ja) 輸送箱
JP2545104Y2 (ja) 包装用シート
JP3058285U (ja) 包装材
JP7444598B2 (ja) 包装箱
JP3116125U (ja) 直方体用包装袋
JP2002087421A (ja) 組立式包装箱
JP2004168350A (ja) シュリンク包装体及びその包装方法
JP2004331138A (ja) 引越用梱包具
JP2005022688A (ja) 包装容器の封緘方法および包装体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071002

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080311