JP2005038792A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排出がクリーンで、燃料利用率が高い、燃料電池を用いた電源装置を提供する。
【解決手段】 本発明の電源装置101は、メタノールを燃料とする燃料電池116と、負荷に電力を供給する二次電池120と、前記燃料電池に供給する燃料及び/又は反応空気の量を制御する燃料電池制御部117と、前記燃料電池116が出力する電力を所定の電圧又は電流に変換して、負荷及び/又は前記二次電池120に電力を供給し、前記燃料電池が排出するメタノールの量が最小を含む所定の範囲内になるように、その供給電力を制御する電力コンバータ119と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源装置に関する。
現在パーソナルコンピュータなどの携帯用電子・電気機器においては、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等の二次電池が電源装置として使用されている。しかし、二次電池は連続して最大4時間程度しかパーソナルコンピュータに電力を供給することが出来ない。最近、20〜40時間連続してパーソナルコンピュータに電力を供給することが出来る燃料電池が注目されている。
メタノールを燃料とする燃料電池の代表的な方法として循環式がある。図9は、従来例の循環式燃料電池の構成を示すブロック図である。図9において、111はリターンポンプ、112は希釈タンク、113はメタノールポンプ、114はメタノールタンク、116は燃料電池、117は燃料電池制御部、901は気液分離器である。燃料電池116は、スタック122、燃料ポンプ123、空気ポンプ124を有する。
メタノールタンク114には、数%〜100%のメタノール(CHOH)が貯蔵されている。
メタノールポンプ113は、燃料電池制御部117からの指令に基づきメタノールタンク114からメタノールを希釈タンク112に送り込む。希釈タンク112は、数%〜100%のメタノールを5%wtメタノールに希釈する。燃料ポンプ123は、燃料電池制御部117からの指令に基づき希釈タンク112から希釈されたメタノールをスタック122に送り込む。空気ポンプ124は、燃料電池制御部117からの指令に基づき空気をスタック122に送り込む。
スタック122において、燃料極(−)にメタノール、空気極(+)に空気が供給される。燃料極(−)では、反応物質のメタノールと水、触媒(電極表面)及び電解質の3つが接触する三相界面と呼ばれる領域で、メタノールは水と反応して二酸化炭素、水素イオン、電子になる(CHOH+HO→CO+6H+6e)。水素イオンは高分子膜を通り、電子は外部負荷を通りそれぞれ空気極(+)に到着する。空気極(+)では、空気中の酸素が三相界面で水素イオンと出会い、触媒(電極表面)から電子を奪って反応して水になる(3/2O+6H+6e→3HO)。
スタック122は、燃料極(−)側から使用済みの3〜5%wtメタノール、二酸化炭素、水を排出する。スタック122は、空気極(+)側から水、空気を排出する。気液分離器901は、スタック122から排出されたメタノール、二酸化炭素、水から二酸化炭素を分離し、排出する。リターンポンプ111は、分離され残ったメタノール、水を希釈タンク112に送り込む。メタノール、水は、希釈タンク112で希釈メタノールを作るのに再利用される。
特許文献1(特開2000−173636号公報)に、外部負荷急変時に二次電池から電力を供給する従来例の燃料電池装置が開示されている。図10は、特許文献1の燃料電池装置の構成を示すブロック図である。燃料電池本体1001は、水素を燃料ガスとして使用している。急激な負荷変動が生じ、一時的に燃料電池本体1001の出力電圧が低下し、所定の電圧V3以下になった場合、センサー部1009からの信号により充電制御部1006への出力を回路切り換え制御部1007にて停止する。さらに、出力電圧が低下し、ある定められた電圧V4以下になった場合、センサー部1009からの信号により補器1002への出力を回路切り換え制御部1007にて停止し、同時に補器1002への出力電力を二次電池1005からの出力電力に切り換える。特許文献1の燃料電池装置は、燃料電池本体1001の出力電圧に基づき、安定した外部負荷出力が行えるよう制御している。
特許文献2(特許第2775890号公報)に、蓄電池1206を目標充電量(例えば80%〜90%)の状態に維持する従来例の燃料電池発電システムの制御装置が開示されている。図11は、特許文献2の燃料電池発電システムの制御装置の構成を示すブロック図である。放電電気量演算器1115は、蓄電池電流検出器1111の出力を取り込んで蓄電池1106の放電電気量を算出する。コントローラ1116は、所定周期ごとに放電電気量に見合った電気量を次回周期の間に蓄電池1106に補給するように燃料電池の発電量を決めて補機コントローラ1110、DC−DCコンバータ1104に制御指令を出力する。特許文献2の燃料電池発電システムの制御装置は、蓄電池1106の放電電気量に基づき、蓄電池1106を目標充電量に保つため負荷への安定した給電が行える。
特許文献3(特開2000−12059号公報)に、エネルギ変換効率が最も高い動作ポイントで動作させる従来例の燃料電池システム及び燃料電池制御方法が開示されている。図12は、特許文献3の燃料電池システムの構成を示すブロック図である。改質器1228は、燃料1224として投入されたメタノール及び水からメタノールの水蒸気改質反応によって水素を含有する水素リッチガス(改質ガス)を生成する。燃料電池1236は、この水素リッチガスを燃料ガスとして電力を発生する。制御部1220は、ガス流量に基づき燃料電池1236におけるエネルギ変換効率の最も高いポイントを算出し、燃料電池1236をこのポイントで動作させる。
特開2000−173636号公報 特許第2775890号公報 特開2000−12059号公報
従来の循環式燃料電池においては、使用済みの燃料から二酸化炭素のみを分離することが困難である故に、二酸化炭素と共にかなりのメタノールが排気されるという問題があった。そのため、供給したメタノール量の10%も有効な電力とならず、燃料利用率が悪かった(詳細は後述)。
燃料電池は、燃料電池に供給する燃料の量を増減したことにより、燃料電池が出力する電力が増減するまでにある程度遅延が生じる。例えば特許文献1に記載の燃料電池装置においては、負荷変動に応じて燃料電池が直ちに供給電力を変化させる必要がある。特許文献1に記載の燃料電池装置においては、負荷が急に増大した場合に即応出来る様に、燃料電池に必要量を相当上回る燃料を供給し続ける必要があった。このことは、燃料電池の燃料利用率を劣化させた。燃料としてメタノールを使用する燃料電池においては、多くのメタノールが排出されるという問題が生じる。
特許文献2の燃料電池発電システムの制御装置においては、燃料電池の発電量を短い周期で変動させるため、制御が難しく燃料電池のしくみを複雑にしていた。
特許文献3の燃料電池システム及び燃料電池制御方法は、改質器を有するため、装置が高価になり大型化するという問題があった。特許文献3においては、エネルギ変換効率(=発電効率×ガス利用率)が最も良いポイントで燃料電池1236を動作させた。燃料を十分に供給する必要があるため、特許文献3の燃料電池システム及び燃料電池制御方法を非循環式のDMFC(ダイレクトメタノール型燃料電池)に適用した場合に、燃料電池から使用されなかったメタノールが多量に排出されてしまう。そのため、排出されたメタノールの浄化方法が問題となった。
燃料を循環させず、使用済みの燃料を排出する方式の燃料電池として、非循環式燃料電池がある。燃料電池においては、燃料電池の入口から供給されたメタノールが次第に消費され、出口から排出される。しかし、出力する電流に対して供給するメタノールが不足してしまうと、燃料電池の出力電圧が急低下するという問題があった。燃料電池が安定して電力を出力すること及び負荷の急激な変化に対応出来るようにすることを目的として、従来の非循環式燃料電池においては、燃料電池から使用されなかったメタノールが相当量排出されていた。しかし、メタノールは毒性を有する故に、メタノールをそのまま排出することは出来ない。ある程度燃料が使用されないまま排出される故、非循環式燃料電池は、有毒なメタノールを燃料とする燃料電池として適していないと考えられていた。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、排出がクリーンな電源装置を提供することを目的とする。
本発明は、燃料利用率の優れた電源装置を提供することを目的とする。
本発明は、簡単な構成の電源装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。請求項1に記載の発明は、メタノールを燃料とする燃料電池と、負荷に電力を供給する二次電池と、前記燃料電池に供給する燃料及び/又は反応空気の量を制御する燃料電池制御部と、前記燃料電池が出力する電力を所定の電圧又は電流に変換して、負荷及び/又は前記二次電池に電力を供給し、前記燃料電池が排出するメタノールの量が最小を含む所定の範囲内になるように、その供給電力を制御する電力コンバータと、を有することを特徴とする電源装置である。
本発明は、排出がクリーンな電源装置を実現できるという作用を有する。燃料をほとんど使い切るように制御する故、燃料電池の燃料利用率が高い電源装置を実現できるという作用を有する。燃料電池が所定の電力を供給し、それで不足する電力を二次電池が供給することにより、本発明は、燃料電池をある程度一定状態で駆動しながら、負荷変動に対応可能な電源装置を実現できるという作用を有する。負荷変動に対する燃料電池の応答性を高める必要がない故、本発明は、簡単な構成の電源装置を実現できるという作用を有する。
従来、燃料電池の排出に含まれるメタノールの量がほとんどなくなるような条件で燃料電池を駆動するという着想はなかった。例えば特許文献3の燃料電池システム及び燃料電池制御方法は、燃料電池に十分な量の燃料を供給する条件において、エネルギ変換効率が最も高い動作ポイントで燃料電池を動作させた。従って、特許文献3に記載された燃料電池の動作条件と、本願発明の燃料電池の動作条件とは全く異なる。
請求項2に記載の発明は、メタノールを燃料とする燃料電池と、負荷に電力を供給する二次電池と、少なくとも所定の発電モードにおいて、単位時間当たり一定量の燃料を前記燃料電池に供給する燃料電池制御部と、前記燃料電池が出力する電力を所定の電圧又は電流に変換して、負荷及び/又は前記二次電池に電力を供給し、単位時間当たり一定量の燃料を前記燃料電池に供給している状態において、前記燃料電池の出力電力が最大を含む所定の範囲内になるように、その供給電力を制御する電力コンバータと、を有することを特徴とする電源装置である。
本発明は、燃料電池の制御が容易で、且つ燃料電池の燃料利用率が高い電源装置を実現できるという作用を有する。燃料電池に供給された燃料はほとんど使い切られる故に、排出がクリーンな電源装置を実現できる。
請求項3に記載の発明は、前記電力コンバータは前記燃料電池が出力する電流が目標電流になるように制御して(出力電流が目標電流に近づくように制御する。通常、誤差が残留する。)、前記目標電流が、前記燃料電池の出力電力が略最大になる状態における出力電流値より、所定量だけ多い値であることを特徴とする請求項2に記載の電源装置である。
本発明は、燃料電池の制御が容易で、且つ燃料電池の燃料利用率が高い電源装置を実現できるという作用を有する。
請求項4に記載の発明は、前記電力コンバータは前記燃料電池が出力する電力が目標電圧になるように制御して(出力電圧が目標電圧に近づくように制御する。通常、誤差が残留する。)、前記目標電圧が、前記燃料電池の出力電圧が略最大になる状態における出力電圧値より、所定量だけ低い値であることを特徴とする請求項2に記載の電源装置である。
本発明は、燃料電池の制御が容易で高い安定性を有し、且つ燃料電池の燃料利用率が高い電源装置を実現できるという作用を有する。
請求項5に記載の発明は、前記燃料電池が燃料と前記燃料電池の出力電力とをバランスさせるバランス式であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの請求項に記載の電源装置である。
本発明は、分離器を必要としない小型で安価な電源装置を実現できるという作用を有する。本発明は、従来の非循環式燃料電池又は従来の循環式燃料電池と較べて、燃料電池の燃料利用率が高い電源装置を実現できるという作用を有する。
請求項6に記載の発明は、前記燃料電池が出力する電力を増加させる時は、燃料の量を増加させた後、前記電力コンバータの供給電力を増加させ、前記燃料電池が出力する電力を減少させる時は、前記電力コンバータの供給電力を減少させた後、燃料の量を減少させることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの請求項に記載の電源装置である。
出力する電流に対して供給するメタノールが不足してしまうと、燃料電池の出力電圧が急低下するという問題がある。本発明により、燃料電池に供給する燃料の量の切り換え時に、燃料電池の出力電圧が急低下することを防止できる。安定して電力を供給する燃料電池を実現できる。
本発明によれば、燃料電池の出力電力を頻繁に変動させることなく、本体装置が必要な電力を供給することができる電源装置を実現できるという有利な効果が得られる。
本発明によれば、燃料電池が微量のメタノールしか排出しない故、簡易な構成の浄化部を設けることにより、排出がクリーンな電源装置を実現できるという有利な効果が得られる。
本発明によれば、燃料利用率の優れた電源装置を実現できるという有利な効果が得られる。
本発明によれば、燃料電池が微量のメタノールしか排出せず、小型で安価な電源装置を実現できるという有利な効果が得られる。
以下本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施の形態について、図面とともに記載する。
《実施の形態1》
図1〜図6を用いて、実施の形態1の電源装置について説明する。
はじめに、実施の形態1の電源装置の構成について説明する。図1は本発明の実施の形態1の電源装置の構成を示すブロック図である。図1において、101は電源装置、102は本体装置である。電源装置101は、リターンポンプ111、希釈タンク112、メタノールポンプ113、メタノールタンク114、浄化部115、燃料電池116、燃料電池制御部117、燃料電池116の出力電流を検出する燃料電池出力電流検出器118、DC−DCコンバータ119、二次電池120、二次電池120の出力電圧を検出する二次電池出力電圧検出器121を有する。燃料電池116は、スタック122、燃料ポンプ123、空気ポンプ124を有する。本体装置102は、負荷131を有する。
燃料電池116は、メタノールを原料とするバランス式燃料電池(非循環式であって、使用する燃料の量と出力する電力量とをバランスさせる燃料電池である。)である。二次電池120は、リチウムイオン二次電池である。二次電池120の容量は16Whである。メタノールタンク114には、数%〜100%のメタノール(CHOH)が貯蔵されている。本体装置102は、パーソナルコンピュータである。
燃料電池116から出力された電力は、DC−DCコンバータ119で目標電流になるように制御される。本体装置102に電力を供給しても燃料電池116(DC−DCコンバータ119)から出力された電力が余る場合、電源装置101は燃料電池116が出力した電力を本体装置102に供給し、余りの電力で二次電池120を充電する。本体装置102に供給する電力が燃料電池から出力された電力だけでは足りない場合、二次電池120は不足分の電力を放電する。電源装置101は燃料電池116が出力した電力と二次電池120が放電した電力を合わせた電力を本体装置102に供給する。
燃料電池制御部117は3つの発電モードを有し、各発電モードにおいて異なる値である単位時間当たり一定量の燃料を燃料電池116に供給する。燃料電池制御部117は、二次電池出力電圧検出器121が検出した二次電池120の出力電圧から二次電池120の残存容量を求める。燃料電池制御部117は、二次電池120の残存容量に基づき発電モードを選択する(燃料電池116の出力電力を制御する)(詳細は後述)。燃料電池制御部117は、選択した発電モードに応じて、DC−DCコンバータ119に入力目標電流の値を指示する。後述するように、燃料電池に一定の燃料を供給した場合、その出力電圧と出力電流との関係はグラフ上で一定の関数で表される。DC−DCコンバータ119は、燃料電池出力電流検出器118が検出した燃料電池116の出力電流(DC−DCコンバータ119の入力電流)が入力目標電流にできるだけ一致するように、その出力電流を制御する。即ち、燃料電池116は所定の出力電力(=燃料電池116の出力電流×その出力電流に対応した出力電圧)を出力し、DC−DCコンバータ119は、燃料電池116の出力電力を変換して、負荷131及び/又は二次電池120に供給する。
具体的には、燃料電池制御部117は、リターンポンプ111、メタノールポンプ113、燃料ポンプ123、空気ポンプ124を用いて、燃料電池116に供給する燃料及び空気の量を調節する。メタノールポンプ113は、燃料電池制御部117からの指令に基づきメタノールタンク114からメタノールを希釈タンク112に送り込む。希釈タンク112は、数%〜100%のメタノールを6%wtメタノールに希釈する。燃料ポンプ123は、燃料電池制御部117からの指令に基づき希釈タンク112から希釈されたメタノールをスタック122に送り込む。空気ポンプ124は、燃料電池制御部117からの指令に基づき空気をスタック122に送り込む。
スタック122において、燃料極(−)にメタノール、空気極(+)に空気が供給される。燃料極(−)では、メタノールは水と反応して二酸化炭素、水素イオン、電子になる(CHOH+HO→CO+6H+6e)。水素イオンは高分子膜を通り、電子は外部負荷を通り空気極(+)に到着する。空気極(+)では、水素イオンと空気中の酸素が出会い、電極表面から電子を奪って反応して水となる(3/2O+6H+6e→3HO)。
スタック122は、燃料極(−)側から消費され更に濃度が薄くなった0.5%wtメタノール、二酸化炭素、水を排出する。浄化部115は、排出されたメタノールを触媒により二酸化炭素及び水に変化させ、浄化する。スタック122は、空気極(+)側から水、空気を排出する。リターンポンプ111は、空気極(+)側から排出された水を希釈タンク112に送り込む。空気極(+)側から排出された水は、希釈タンク112でメタノールを希釈するための溶媒として再利用される。
図2は本発明の実施の形態1の電源装置のバランス式燃料電池の燃料の量による燃料電池116の出力電流−出力電圧特性、出力電流−出力電力特性、出力電流−メタノール排出率特性を示す図である。図2において、横軸は出力電流(A)を表し、縦軸は出力電圧(V)及び出力電力(W)を表す。201、202、203は、燃料の量がそれぞれ0.1cc/min、0.2cc/min、0.3cc/minの場合の出力電流−出力電圧特性を示す。204、205、206は、燃料の量がそれぞれ0.1cc/min、0.2cc/min、0.3cc/minの場合の出力電流−出力電力特性を示す。207は、燃料の量が0.3cc/minの場合の燃料電池116が排出するメタノール排出率を示す。燃料電池116の出力電流−出力電圧特性、出力電流−出力電力特性は、燃料電池116に供給される燃料の量によって変化する。燃料の量が或る値に決まれば、その燃料の量での出力電流−出力電圧特性、出力電流−出力電力特性が一意的に決まる。
実施の形態1の電源装置101は、燃料電池116の出力を定電流制御する。燃料の量が0.3cc/minの場合について説明する。出力電流−出力電力特性206において、出力電流が0〜A(A)の時は、出力電流が大きくなるにつれて電力も大きくなる。出力電流がA(A)の時、電力は最大値となる。出力電流がA(A)を越えると、出力電流が大きくなるにつれて電力は急激に小さくなる。
出力電流−出力電圧特性203においても、出力電流が0〜A(A)の時は、出力電流が大きくなるにつれて電圧はやや減少するが安定した電圧が保たれる。出力電流がA(A)を越えると、出力電流が大きくなるにつれて出力電圧の減少率は増大する。
メタノール排出率207において、燃料電池116の出力電流が0〜A(A)に増大するにつれて、排出するメタノール量(燃料電池116の排出物に残留するメタノールの量)は減少する。出力電流がA(A)になった時点で、排出するメタノール量は微量になる。その後は、出力電流がさらに増大すると、排出するメタノール量はわずかに減少する。
つまり、出力電流が0〜A(A)の範囲では、燃料電池116は供給されたメタノールを使い切れずに残りのメタノールを排出する。出力電流がA(A)以上の時、燃料電池116は供給されたメタノールをほとんど使い切り、微量のメタノールしか排出しない。出力電流がA(A)より所定量以上大きいと、燃料電池116の出力電圧は急落する。燃料の量が0.2cc/min、0.1cc/minの場合においても同様である。
本発明の実施の形態1のバランス式燃料電池は、各発電モードにおいて単位時間当たり一定量の燃料を燃料電池116に供給し、その燃料の量で出力電力が最大となる電流値からその電流値より所定量だけ多い値までの範囲内で発電する。上記範囲は、燃料の量に応じて定められる。
実施の形態1の電源装置101の燃料電池制御部117は、燃料の量をパラメータとする出力電流−出力電圧特性、出力電流−出力電力特性図(例えば図2)に基づき、各発電モードにおける一定の燃料の量と、それに対応する目標出力電流値(その燃料の量で電力が最大となる電流値からその電流値より所定量だけ多い電流値(出力電圧が急落する前の電流値)までの範囲内の値)と、を対応させて記憶している。燃料電池制御部117は、DC−DCコンバータ119に、燃料の量に対応する目標出力電流値を指示する。例えば燃料の量0.1cc/minでスタック122にメタノールを供給した場合、燃料電池制御部117は上記特性図に基づき燃料電池116の出力電流値がA〜A+α(αは正数)の範囲内の値になるように、DC−DCコンバータ119に指示する。
図3は、従来例の循環式燃料電池と本発明の実施の形態1のバランス式燃料電池の燃料利用率を示す図である。図3において、供給したメタノール量を無損失で電力に変換した場合の電力量を100%として有効電力量及び損失電力量を表す。従来例の循環式燃料電池と本発明の実施の形態1のバランス式燃料電池とが著しく異なる点は、分離時の蒸発による損失である。従来例の循環式燃料電池は、二酸化炭素のみを分離して排出することが困難である故に、二酸化炭素を排出する時にメタノールも排出する。よって、従来例の循環式燃料電池は、供給したメタノールの内28%が分離時の蒸発によって損失していた。このように多量の有毒なメタノールをそのまま空気中に排気することは許されない故、多量のメタノールを浄化するための(二酸化炭素及び水に変化させるための)対策が必要であった。
一方、図2で説明したように、本発明の実施の形態1のバランス式燃料電池は、電力が最大となる電流値からその電流値より所定量だけ多い値までの範囲内で発電する。このため、供給したメタノールをほとんど使い切り、微量のメタノールしか排出しない。よって、本発明の実施の形態1のバランス式燃料電池は、供給したメタノールの内2%しか排出損失しない。排出された微量のメタノールは、浄化部115で容易に浄化できる。
その結果、従来の循環式燃料電池の有効電力量は7.6%(損失電力量が92.4%)なのに対し、本発明の実施の形態1のバランス式燃料電池の有効電力量は15.9%(損失電力量が84.1%)となる。本発明の実施の形態1のバランス式燃料電池は、同一の燃料により従来の2倍以上の電力を供給することができる。
図2の出力電流−出力電圧特性から分かるように、上記出力電流の範囲内より少しでも出力電流が大きくなると急激に出力電圧が降下する。このため、燃料電池116の出力電力が急激に変動することは、その出力電圧が急落する恐れがあるので好ましくない。本実施の形態においては、負荷に供給する電力の急激な変化は二次電池120が対応する故、燃料電池116は1つの発電モードにおいては一定の電力を供給し続ければ良い。実施の形態1において、出力電流を、目標出力電流値(その燃料の量で電力が最大となる電流値からその電流値より所定量だけ多い電流値までの範囲内の値)とほぼ一致した状態を維持することは十分可能である。
次に、実施の形態1の電源装置の制御方法について説明する。本発明の実施の形態1の電源装置の制御方法は、燃料電池116ができるだけ一定の出力電力を保持できる制御方法である。
本発明の実施の形態1の本体装置102の動作モードは、平均消費電力の概略値に基づいて分類された4つの動作モードに大きく分けられる。下記表1を用いて、本体装置102(パーソナルコンピュータ)の4つの動作モードについて説明する。
Figure 2005038792
第1の動作モードは、パーソナルコンピュータにUSB(Universal Serial Bus)機器(例えばUSBで接続されたハードディスクドライブ)、PCカード等を接続し、それらの接続機器を駆動しているモードである。第1の動作モードは、接続機器を実際に駆動している時間のみであるため短時間である。機器の駆動には多くの電力を必要とするため、第1の動作モードにおける平均消費電力は20Wである。
第2の動作モードは、パーソナルコンピュータで動画再生中のモードである。第2の動作モードにおける平均消費電力は14Wである。
第3の動作モードは、パーソナルコンピュータでアプリケーションソフトを実行している(例えばワードプロセッサのキー入力操作をしている)モードである。通常この動作モードが一番頻度が高く長時間使用されるモードである。第3の動作モードにおける平均消費電力は10Wである。
第4の動作モードは、パーソナルコンピュータがスタンバイ状態、休止状態のモードである。第4の動作モードは、第3の動作モードの次に頻度が高く長時間使用されるモードである。第4の動作モードにおける平均消費電力は0.5Wである。
なお、本体装置の起動に要する平均消費電力は、14Wである。
本発明の実施の形態1の燃料電池116は、発電量が最大値(17W発電モード)、中間値(13W発電モード)及び最小値(3W発電モード)の3つの発電モードを有する。DC−DCコンバータ119は、各発電モードで17W、13W、3Wを出力する。下記表2を用いて、燃料電池116の3つの発電モードについて説明する。
表2は、本体装置102の動作モードと、燃料電池116の発電モードとを組み合わせた時の二次電池120の充放電電力を示す。燃料電池116自体を運転するための電力(自己消費電力)はどの発電モードにおいても3Wである。表2において、全消費電力は本体装置102の平均消費電力(表1)と燃料電池116の自己消費電力(3W)とを合わせた値である。表2において、二次電池120の充放電電力=本体装置102の平均消費電力(表1)+燃料電池116の自己消費電力(3W)−燃料電池116の発電電力で表される(正値が放電、負値が充電)。
Figure 2005038792
本体装置102が一番頻度の高い第3の動作モード(キー入力操作中)の時、二次電池120が放電も充電もしない状態となる燃料電池116の発電電力は13Wである。これにより、発電量の中間値を13Wとする。本体装置102が2番目に頻度の高い第4の動作モード(スタンバイ、休止状態)の時、二次電池120が放電も充電もしない状態となる燃料電池116の発電電力は3.5Wである。発電量の最小値を3Wとする。
本体装置102が第3の動作モードであって、燃料電池116の発電量が中間値(13W発電モード)である時、二次電池120はほとんど充電も放電もしない。燃料電池116は13W発電モードを長時間に渡って継続できる。同様に、本体装置102が第4の動作モードであって、燃料電池116の発電量が最小値(3W発電モード)である時、燃料電池116が出力する電力は、電源装置101の自己消費電力と略同一である。二次電池120は0.5W放電するが、燃料電池116は3W発電モードを10数時間に渡って継続できる。
燃料電池116が17W発電モードの場合において、本体装置102が第1の動作モードであれば、二次電池120は6W(=20+3−17)放電状態となる。本体装置102が第2の動作モードであれば、二次電池120は放電も充電もしない(0=14+3−17)状態となる。本体装置102が第3の動作モードであれば、二次電池120は4W(=|10+3−17|)充電状態となる。本体装置102が第4の動作モードであれば、二次電池120は13.5W(=|0.5+3−17|)充電状態となる。
燃料電池116が13W発電モードの場合において、本体装置102が第1の動作モードであれば、二次電池120は10W(=20+3−13)放電状態となる。本体装置102が第2の動作モードであれば、二次電池120は4W(=14+3−13)放電状態となる。本体装置102が第3の動作モードであれば、二次電池120は放電も充電もしない(0=10+3−13)状態となる。本体装置102が第4の動作モードであれば、二次電池120は9.5W(=|0.5+3−13|)充電状態となる。
燃料電池116が3W発電モードの場合において、本体装置102が第1の動作モードであれば、二次電池120は20W(=20+3−3)放電状態となる。本体装置102が第2の動作モードであれば、二次電池120は14W(=14+3−3)放電状態となる。本体装置102が第3の動作モードであれば、二次電池120は10W(=10+3−3)放電状態となる。本体装置102が第4の動作モードであれば、二次電池120は0.5W(=0.5+3−3)放電状態となる。
上述のように、燃料電池制御部117は、二次電池120の出力電圧より二次電池120の残存容量を求める。燃料電池制御部117は、二次電池120の残存容量に基づき燃料電池116の発電モードを決定する。
図4は、一般的な二次電池(例えばリチウム電池)の放電特性(残存容量−電圧特性)を示す図である。図4において、横軸は残存容量(%)を表し、縦軸は出力電圧(V)を表す。図4に示すように、二次電池120の出力電圧を検出すれば、二次電池120の残存容量を知ることが出来る。二次電池120が過充電又は過放電されないようにするため、及び例えば燃料電池116が起動した時燃料電池116が電力を供給出来るようになるまで、二次電池120が単独で負荷に電力を供給出来る程度の電力量を常に有するようにするため、本発明の実施の形態1の電源装置101は、二次電池120の残存容量が35%〜95%の範囲内になるように制御する。
実施の形態1の電源装置の燃料電池の発電モードの決定方法について説明する。
図5は、本発明の実施の形態1の電源装置の燃料電池の発電モードの遷移を示すフローチャートである。図5において、本体装置102の電源が投入された時、ステップ501で燃料電池制御部117は、燃料電池116を3W発電モードとする。ステップ502で、燃料電池制御部117は燃料電池116が所定の温度に達したか否かを判断する。燃料電池116が所定の温度に達するまでは、燃料電池制御部117は3W発電モードを維持する。燃料電池116はその温度が40℃〜60℃に達した段階で安定して発電することができる。つまり、燃料電池116は、スタック122の温度が40℃〜60℃に上昇するまで(通常、電源投入後この温度に達するまでに15分程度の時間を要する。)十分な発電を行うことはできない。燃料電池116が所定の温度に達するまでに、燃料電池制御部117が例えば17W発電モードに設定し、多量のメタノールを燃料電池116に供給しても、燃料電池116は処理できず多量のメタノールを排出することになる。そこでこのようなことが生じない様に、燃料電池116が所定の温度に達するまで、燃料電池制御部117は3W発電モードを維持する。実施の形態1において、所定の温度は40℃である。
燃料電池116が所定の温度に達すると、ステップ503に進む。ステップ503で、燃料電池制御部117は二次電池120の残存容量SOCが95%より小さいか否かを判断する。二次電池120の残存容量SOCが95%より小さい場合、ステップ504に進む。ステップ504で、燃料電池制御部117は二次電池120の残存容量SOCが35%より大きいか否かを判断する。二次電池120の残存容量SOCが35%より大きい場合、ステップ505に進む。ステップ505で、燃料電池制御部117は燃料電池116を13W発電モードとする。ステップ503に戻り、処理を繰り返す。
ステップ504で、二次電池120の残存容量SOCが35%以下の場合、ステップ506に進む。ステップ506で、燃料電池制御部117は燃料電池116を17W発電モードとする。ステップ507で、燃料電池制御部117は二次電池120の残存容量SOCが65%以上か否かを判断する。二次電池120の残存容量SOCが65%に達するまでの間、ステップ506に戻り、燃料電池制御部117は17W発電モードを維持する。ステップ507で二次電池120の残存容量SOCが65%以上の場合、ステップ505に進む。ステップ505で、燃料電池制御部117は燃料電池116を13W発電モードとする。ステップ503に戻り、処理を繰り返す。
ステップ503で、二次電池120の残存容量SOCが95%以上の場合、ステップ508に進む。ステップ508で、燃料電池制御部117は燃料電池116を3W発電モードとする。ステップ509で、燃料電池制御部117は二次電池120の残存容量SOCが65%以上か否かを判断する。二次電池120の残存容量SOCが65%に達するまでの間、ステップ508に戻り、燃料電池制御部117は3W発電モードを維持する。ステップ507で二次電池120の残存容量SOCが65%以下の場合、ステップ505に進む。ステップ505で、燃料電池制御部117は燃料電池116を13W発電モードとする。ステップ503に戻り、処理を繰り返す。
図6を用いて、実施の形態1の電源装置の制御方法を具体的に説明する。図6において、横軸は時間を表し、縦軸は二次電池120の残存容量(%)611、燃料電池116の出力電力(W)612を表す。ただし横軸の時間は、便宜上縮小または拡大して表している。
601で、本体装置102の電源が投入され、本体装置102は起動を開始する。燃料電池116は、3W発電モードで発電を開始する(ステップ501)。601〜602の間、二次電池120は本体装置102の起動に要する平均消費電力(14W)及び燃料電池116の自己消費電力(3W)のほとんどの電力を供給する(放電する)。602で、本体装置102の起動が完了し、本体装置102はアプリケーションソフトであるワードプロセッサのキー入力操作を実行する(第3の動作モード)。602〜603の間、二次電池120は本体装置102の動作電力(10W)及び燃料電池116の自己消費電力(3W)の大部分の電力を供給する(放電する)。601〜603の間、二次電池120の残存容量は減少する。
603で、燃料電池116は所定の温度に達する(ステップ502でYes)。燃料電池制御部117は二次電池120の残存容量(35%以下)に基づき17W発電モードに切り換える(ステップ506)。17W発電モードへ完全に切り換わると、二次電池120は4W充電される(二次電池120の残存容量は増大する。)。604で、燃料電池制御部117は二次電池120の残存容量(65%)を判定して13W発電モードに切り換える(ステップ505)。13W発電モードへ完全に切り換わると、二次電池120は放電も充電もしない(二次電池120の残存容量は一定。)。
605で、本体装置102はスタンバイ、休止状態(第4の動作モード)となる。605〜606の間、二次電池120は9.5W充電される(二次電池120の残存容量は増大する。)。606で、燃料電池制御部117は二次電池120の残存容量(95%)を判定して3W発電モードに切り換える(ステップ508)。3W発電モードへ完全に切り換わると、二次電池120は0.5W放電する(二次電池120の残存容量はゆっくりと減少する。)。
607で、本体装置102は動画再生中(第2の動作モード)となる。607〜608の間、二次電池120は14W放電する(二次電池120の残存容量は減少する。)。608で、燃料電池制御部117は二次電池120の残存容量(65%)を判定して13W発電モードに切り換える(ステップ505)。608以降、二次電池120は4W放電する(二次電池120の残存容量は減少する。)。
燃料電池116が出力する電力を増加させる時は、燃料の量を増加させた後、電力コンバータ119が負荷131に供給する電力を増加させ、燃料電池116が出力する電力を減少させる時は、電力コンバータ119の供給電力を減少させた後、燃料の量を減少させる。これにより、例えば図2において燃料電池116の動作点が出力電流−出力電圧特性201のαの範囲を右側に超え、燃料電池116の出力電圧が急落することを防止できる。
実施の形態1においては、燃料電池の出力電力をヒステリシスをもって変化させることにより1つの発電モード(一定の出力電力)での連続駆動時間が長くなり、発電モードの切換回数を最小にする。これにより、排出するメタノール量を微小にすることが可能である。
実施の形態1においては、従来例の循環式燃料電池と比較して、燃料電池に供給するメタノールに対して燃料電池が出力する有効電力量を倍増させることが可能である。
《実施の形態2》
図2、図7、図8を用いて、実施の形態2の電源装置について説明する。実施の形態1のDC−DCコンバータ119は、燃料電池116の出力電流が目標電流と一致するようにその出力電力を制御していた。実施の形態2のDC−DCコンバータ719は、燃料電池116の出力電圧が目標電圧になるようにその出力電力をする。
はじめに、実施の形態2の電源装置の構成について説明する。図7は本発明の実施の形態2の電源装置の構成を示すブロック図である。実施の形態2の電源装置701は、実施の形態1の燃料電池出力電流検出器118及びDC−DCコンバータ119に代えて、燃料電池出力電圧検出器718及びDC−DCコンバータ719を有する。それ以外の点において、実施の形態2の電源装置701は、実施の形態1と同一である。図7において、実施の形態1と同一のブロックには同一の符号を付している。
図7において、701は電源装置、102は本体装置である。電源装置701は、リターンポンプ111、希釈タンク112、メタノールポンプ113、メタノールタンク114、浄化部115、燃料電池116、燃料電池制御部117、燃料電池116の出力電圧を検出する燃料電池出力電圧検出器718、DC−DCコンバータ719、二次電池120、二次電池120の電圧を検出する二次電池出力電圧検出器121を有する。燃料電池116は、スタック122、燃料ポンプ123、空気ポンプ124を有する。本体装置102は、負荷131を有する。同一ブロックの説明を省略する。
燃料電池116は、メタノールを原料とするバランス式燃料電池である。二次電池120は、リチウムイオン二次電池である。メタノールタンク114には、数%〜100%のメタノール(CHOH)が貯蔵されている。本体装置102は、パーソナルコンピュータである。
燃料電池制御部117は3つの発電モードを有し、各発電モードにおいて異なる値である単位時間当たり一定量の燃料を燃料電池116に供給する。燃料電池制御部117は、二次電池出力電圧検出器121が検出した二次電池120の出力電圧から二次電池120の残存容量を求める。燃料電池制御部117は、二次電池120の残存容量に基づき発電モードを選択する(燃料電池116の出力電力を制御する)。燃料電池制御部117は、選択した発電モードに応じて、DC−DCコンバータ719に入力目標電圧の値を指示する。実施の形態1で説明したように、燃料電池に一定の燃料を供給した場合、その出力電圧と出力電流との関係はグラフ上で一定の関数で表される。DC−DCコンバータ719は、燃料電池出力電圧検出器718が検出した燃料電池116の出力電圧(DC−DCコンバータ719の入力電圧)が入力目標電圧にできるだけ一致するように、その出力電圧を制御する。即ち、燃料電池116は所定の出力電力(=燃料電池116の出力電圧×その出力電圧に対応した出力電流)を出力し、DC−DCコンバータ719は、燃料電池116の出力電力を変換して、負荷131及び/又は二次電池120に供給する。
本体装置102に電力を供給しても燃料電池から出力された電力が余る場合、電源装置701は燃料電池116が出力した電力を本体装置102に供給し、余りの電力で二次電池120を充電する。本体装置102に供給する電力が燃料電池から出力された電力だけでは足りない場合、二次電池120は不足分の電力を放電する。電源装置701は燃料電池116が出力した電力と二次電池120が放電した電力を合わせた電力を本体装置102に供給する。燃料電池116の制御方法については実施の形態1において詳述した。
図2は本発明の実施の形態2の電源装置のバランス式燃料電池の燃料の量による燃料電池116の出力電流−出力電圧特性、出力電流−出力電力特性、出力電流−メタノール排出率特性を示す図である。図2は既に説明した。燃料電池116の出力電流−出力電圧特性、出力電流−出力電力特性は、燃料電池116に供給される燃料の量によって変化する。燃料の量が或る値に決まれば、その燃料の量での出力電流−出力電圧特性、出力電流−出力電力特性が一意的に決まる。
図2において、燃料の量が0.1cc/minの場合に燃料電池116の出力電力が最大となる点の電圧はV、電流はAである。燃料の量が0.2cc/minの場合に燃料電池116の出力電力が最大となる点の電圧はV、電流はAである。燃料の量が0.3cc/minの場合に燃料電池116の出力電力が最大となる点の電圧はV、電流はAである。実施の形態2の電源装置701は、燃料電池116の出力を定電圧制御する。
本発明の実施の形態2のバランス式燃料電池は、各発電モードにおいて単位時間当たり一定量の燃料を燃料電池116に供給し、その燃料の量で出力電力が最大となる電圧値からその電圧値より所定量だけ低い値までの範囲内で発電する。上記範囲は、燃料の量に応じて定められる。
実施の形態2の電源装置101の燃料電池制御部117は、燃料の量をパラメータとする出力電流−出力電圧特性、出力電圧−出力電力特性図(例えば図2、図8)に基づき、各発電モードにおける一定の燃料の量と、それに対応する目標出力電圧値(その燃料の量で電力が最大となる電圧値からその電圧値より所定量だけ低い電圧値までの範囲内の値)と、を対応させて記憶している。燃料電池制御部117は、DC−DCコンバータ719に、燃料の量に対応する目標出力電圧値を指示する。例えば燃料の量0.1cc/minでスタック122にメタノールを供給した場合、燃料電池制御部117は上記特性図に基づき燃料電池116の出力電圧値がV〜V−β(βは正数)の範囲内の値になるように、DC−DCコンバータ719に指示する。実施の形態1と2とにおいて、目標となる動作点は、実質的に同一である。例えば燃料の量が0.3cc/minの場合(出力電流−出力電圧特性203)を例に取ると、実施の形態1における定電流制御の目標電流と、実施の形態2における定電圧制御の目標電圧とで定まる点は、出力電流−出力電圧特性203上に位置する。
実施の形態1において、燃料電池116の出力を定電流制御した。しかし、燃料電池116の出力電流が、出力電力が最大となる点の電流値以上であり、且つ燃料電池の出力電圧が一定以上を維持する電流範囲は狭い(電流が所定の範囲を超えると出力電圧は急激に低くなる。)。そのため、定電流制御における電流の許容範囲は狭い(定電流制御を高い精度で行う必要がある。)。これに対して、実施の形態2においては、燃料電池116の出力を定電圧制御する。図2に示すように、燃料電池116の出力電力が最大となる点より出力電圧が低い領域においては、燃料電池116の出力電圧が、出力電力が最大となる点の電圧値以下であり、且つ燃料電池の出力電圧が一定以上を維持する電圧範囲は比較的広い。出力電流が目標値から一定割合以上増加した場合より、燃料電池116の出力電圧が目標値から一定割合以上低下した場合の方が、出力電圧が急落することがない。よって、実施の形態2の定電圧型バランス式燃料電池は、実施の形態1の定電流型バランス式燃料電池より、制御が容易であり、安定した電力を供給することが可能となる。
実施の形態1(定電流型)と比較するために、図2を用いて電流を基準に説明した。実施の形態2の電源装置の燃料電池は定電圧型であるため、図8を用いて電圧を基準に説明する。
図8は本発明の実施の形態2の電源装置のバランス式燃料電池の燃料の量による出力電圧−出力電力特性を示す図である。図8は、横軸が電流である図2を、横軸を電圧にして書き換えたものである。図8において、横軸は出力電圧(V)を表し、縦軸は出力電力(W)を表す。801、802、803は、燃料の量がそれぞれ0.1cc/min、0.2cc/min、0.3cc/minの場合の出力電圧−出力電力特性を示す。図8において出力電力が最大となる点よりも電圧が低い領域における出力電圧−出力電力特性の傾きは、図2において出力電力が最大となる点よりも電流が大きい領域における出力電流−出力電力特性の傾きよりはるかに緩やかである。このことは、実施の形態2における定電圧制御が実施の形態1における定電流制御よりはるかに容易であることを示す。
実施の形態2においては、DC−DCコンバータが、燃料電池の出力電圧が目標電圧になるように燃料電池の出力電力を制御することにより、実施の形態1より安定した電力を供給することが可能である。
ここで、実施の形態2の電源装置701は、実施の形態1の電源装置と同等の燃料利用率を実現した(図3)。
なお、実施の形態1及び2では二次電池としてリチウムイオン二次電池を用いているが、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム蓄電池、ニッケル水素蓄電池など他種の二次電池を用いても良い。
実施の形態1及び2では本体装置102はパーソナルコンピュータであったが、電源を必要とする他の装置であっても良い。
図5において、実施の形態1及び2では17W発電モード、3W発電モードどちらの状態であっても中間の閾値(残存容量SOCが65%)を基準に13W発電モードに切り換えている(ステップ507、509)。これに代えて、それぞれ異なる中間の閾値を設定してもよい。例えば、ステップ507で燃料電池制御部117は二次電池120の残存容量SOCが75%以上か否かを判断し、ステップ509で燃料電池制御部117は二次電池120の残存容量SOCが55%以下か否かを判断する。3W発電モードから13W発電モードに切り換える時(二次電池の残存容量が減少する時)の第1の中間の閾値(ステップ509)より、17W発電モードから13W発電モードに切り換える時(二次電池の残存容量が増加する時)の第2の中間の閾値(ステップ507)が大きい値であってもよいし、また小さい値であってよい。
上記の実施の形態において、電源装置は、3つの発電モードを有していた。しかしこれに限られるものではなく、電源装置は、n個(nは2以上の正整数)の発電モードを有していても良い。
実施の形態1において、電源装置は出力電力が略最大になる状態における燃料電池の出力電流値以上の値を目標電流とした。これに代えて、燃料電池が排出するメタノールがそれ程増加しない範囲であれば、目標電流値が、出力電力が略最大になる状態における燃料電池の出力電流値よりも小さな値であっても良い。実施の形態2において、電源装置は出力電力が略最大になる状態における燃料電池の出力電圧値以下の値を目標電圧とした。これに代えて、燃料電池が排出するメタノールがそれ程増加しない範囲であれば、目標電流値が、出力電力が略最大になる状態における燃料電池の出力電圧値よりも大きな値であっても良い。但し、実施の形態1及び2の構成の方が好ましい。
本発明を適用して、分離器を有する電源装置を実現することも出来るし、分離器を使用しない構成の電源装置を実現することも出来る。
本発明の電源装置は、例えばパーソナルコンピュータ等の様々な機器の電源装置として有用である。
本発明の実施の形態1の電源装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1、2の電源装置のバランス式燃料電池の燃料の量による出力電流−出力電圧特性、出力電流−出力電力特性、出力電流−メタノール排出率特性を示す図 従来例の循環式燃料電池と本発明の実施の形態1のバランス式燃料電池の燃料利用率を示す図 一般的な二次電池の放電特性を示す図 本発明の実施の形態1の電源装置の燃料電池の発電モードの遷移を示すフローチャート 本発明の実施の形態1の電源装置の二次電池の残存容量、燃料電池の発電モードの変化の一例を示す図 本発明の実施の形態2の電源装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2の電源装置のバランス式燃料電池の燃料の量による出力電圧−出力電力特性を示す図 従来例の循環式燃料電池の構成を示すブロック図 特許文献1の燃料電池装置の構成を示すブロック図 特許文献2の燃料電池発電システム制御装置の構成を示すブロック図 特許文献3の燃料電池システムの構成を示すブロック図
符号の説明
101、701 電源装置
102 本体装置
111 リターンポンプ
112 希釈タンク
113 メタノールポンプ
114 メタノールタンク
115 浄化部
116 燃料電池
117 燃料電池制御部
118 燃料電池出力電流検出器
119、719 DC−DCコンバータ
120 二次電池
121 二次電池出力電圧検出器
122 スタック
123 燃料ポンプ
124 空気ポンプ
131 負荷
718 燃料電池出力電圧検出器

Claims (6)

  1. メタノールを燃料とする燃料電池と、
    負荷に電力を供給する二次電池と、
    前記燃料電池に供給する燃料及び/又は反応空気の量を制御する燃料電池制御部と、
    前記燃料電池が出力する電力を所定の電圧又は電流に変換して、負荷及び/又は前記二次電池に電力を供給し、前記燃料電池が排出するメタノールの量が最小を含む所定の範囲内になるように、その供給電力を制御する電力コンバータと、
    を有することを特徴とする電源装置。
  2. メタノールを燃料とする燃料電池と、
    負荷に電力を供給する二次電池と、
    少なくとも所定の発電モードにおいて、単位時間当たり一定量の燃料を前記燃料電池に供給する燃料電池制御部と、
    前記燃料電池が出力する電力を所定の電圧又は電流に変換して、負荷及び/又は前記二次電池に電力を供給し、単位時間当たり一定量の燃料を前記燃料電池に供給している状態において、前記燃料電池の出力電力が最大を含む所定の範囲内になるように、その供給電力を制御する電力コンバータと、
    を有することを特徴とする電源装置。
  3. 前記電力コンバータは前記燃料電池が出力する電流が目標電流になるように制御して、
    前記目標電流が、前記燃料電池の出力電力が略最大になる状態における出力電流値より、所定量だけ多い値であることを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記電力コンバータは前記燃料電池が出力する電圧が目標電圧になるように制御して、
    前記目標電圧が、前記燃料電池の出力電力が略最大になる状態における出力電圧値より、所定量だけ低い値であることを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  5. 前記燃料電池が燃料と前記燃料電池の出力電力とをバランスさせるバランス式であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの請求項に記載の電源装置。
  6. 前記燃料電池が出力する電力を増加させる時は、燃料の量を増加させた後、前記電力コンバータの供給電力を増加させ、前記燃料電池が出力する電力を減少させる時は、前記電力コンバータの供給電力を減少させた後、燃料の量を減少させることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの請求項に記載の電源装置。
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