JP2005038173A - 物流管理システム、物流管理方法及び物流管理プログラム - Google Patents

物流管理システム、物流管理方法及び物流管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】物流に係るコストを確実に低減する。
【解決手段】共通通配送センタシステム3では、配送管理サーバは、表示装置に、輸送料金等を含む発注情報を表示させる。表示装置に表示された発注情報を見て、代行輸送を請け負っても良いと考えた輸送者は、最初のゲートで応募の意思を伝える。貨物が積荷され、共通配送センタから出庫された輸送車Cは、目的の共通配送センタへ向けて移動を始めると、この貨物の追跡が開始される。すなわち、道路に沿って配置された多数の貨物通過検知装置5,5,…によって、貨物の通過が検知されて、貨物通過検知装置5が貨物の通過を検知した場合は、貨物通過検知情報が情報管理センタ2へ送信される。輸送者は、終点のゲートを通過する際に、高速料金から輸送料金を差し引いた料金を支払う。輸送料金は、この輸送者の輸送実績情報に基づいて、割増料金が加算されて算出される。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、高速道路を使用して貨物の輸送を行う際の受発注業務や貨物追跡業務を含む物流業務を行うための物流管理システム、物流管理方法及び物流管理プログラムに関する。
従来より、物流事業者が、荷主から貨物の輸送を依頼された場合、荷主からの貨物の受取場所から荷受人への貨物の引渡場所まで、この物流事業者が一貫して輸送することが多かった。
しかしながら、特に、事業規模が比較的小さく地域密着型の物流事業者にとっては、遠距離間の輸送の場合、空荷で戻ることもあるために無駄が生じ、貨物の輸送コストが嵩み、かつ、輸送作業者が荷受人の周辺の地理に不案内なために、荷受人に貨物を迅速に届けることが困難であるという問題があった。
このため、空荷車両情報をネットワークを介して不特定多数の荷主に提供し、運送条件に適合した場合に、所定の荷主から貨物を受け取って、復路を戻るようにする物流システム(例えば、特許文献1参照。)や、荷主から貨物の輸送を依頼された物流事業者が、所定のターミナルまでの貨物の輸送を行い、この先の荷受人までの貨物の輸送を、予め提携している他の物流事業者に委ねる物流システム(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。
特開2002−87544号公報 特開2002−189783号公報
解決しようとする問題点は、上記従来技術でも、常にタイミング良く復路の貨物の輸送の依頼があるとは限らず、また、他の物流事業者の輸送車両との連携も円滑に行われるとは限らないという点である。
また、特に事業規模が比較的小さく地域密着型の物流事業者にとっては、遠距離間の輸送のために要する輸送コストは、一部を委託するか否かにかかわらず、依然として割高であるという点である。
このように、物流事業者にとっては、貨物の輸送コストを確実に低減し、かつ、荷受人に貨物を常に迅速に届けることが困難であるという点である。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に係る物流管理システムは、貨物の受取場所から上記貨物の引渡場所に至る上記貨物の輸送経路上の所定の中継場所間の上記貨物の輸送を代行して行う代行輸送者を募集するための募集情報を提示する募集情報提示手段と、上記募集情報提示手段によって提示された上記募集情報に対して応募した上記代行輸送者に係り、上記貨物の輸送に用いる輸送手段の情報を含む輸送者情報を生成する輸送者情報生成手段と、上記貨物に取着され、少なくとも上記貨物を識別するための貨物識別情報を無線送信する貨物情報送信手段と、上記所定の中継場所間の代行輸送区間に沿って配置され、上記貨物情報送信手段から送信された上記貨物識別情報を受信して上記貨物の通過を検知し貨物通過検知情報を生成する貨物通過検知手段と、上記輸送者情報生成手段と第1の情報伝達経路を介して接続されるとともに、上記貨物通過検知手段と第2の情報伝達経路を介して接続され、上記輸送者情報生成手段から上記輸送者情報を受け取り、かつ、上記貨物通過検知手段から上記貨物通過検知情報を受け取り、上記輸送者情報及び上記貨物通過検知情報に基づいて、上記貨物の追跡を行う貨物追跡手段とを備えたことを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の物流管理システムに係り、上記募集情報提示手段は、上記輸送経路上の始点側の上記中継場所の手前に設置され、上記貨物の種別情報、行先情報及び輸送料金情報を含む上記募集情報を表示する表示装置を有してなることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の物流管理システムに係り、上記代行輸送区間の輸送に係る上記貨物の輸送料金の精算を行うための料金清算手段を備えたことを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1、2又は3記載の物流管理システムに係り、上記輸送手段は車両であり、かつ上記代行輸送区間は有料道路を含み、終点側の上記中継場所近傍の料金所で、上記有料道路の管理者は、通行料から上記輸送料金が差し引かれた料金を上記代行輸送者から徴収することを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の物流管理システムに係り、上記料金清算手段は、上記代行輸送者の輸送実績に基づいて、所定の割増料金を加算して上記輸送料金を算出することを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の物流管理システムに係り、上記輸送実績は、貨物の輸送回数、延べ輸送距離、遅延回数及び破損件数を含んでいることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1に記載の物流管理システムに係り、上記受取場所から最初の中継場所までは、第1の物流事業者の輸送手段が上記貨物を輸送し、最後の中継場所から上記引渡場所までは第2の物流事業者の輸送手段が上記貨物を輸送することを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、請求項7記載の物流管理システムに係り、上記募集情報提示手段、上記輸送者情報生成手段、上記貨物情報送信手段、上記貨物通過検知手段及び上記貨物追跡手段は、上記第1及び第2の物流事業者を含む複数の物流事業者が加盟する物流統括組織が管理し、上記物流統括組織が、所定の中継場所間の上記貨物の輸送に係る上記輸送料金の輸送依頼者に対する課金、及び上記代行輸送者に対する支払いを行うことを特徴としている。
また、請求項9記載の発明に係る物流管理方法は、募集情報提示手段によって、貨物の受取場所から上記貨物の引渡場所に至る上記貨物の輸送経路上の所定の中継場所間の上記貨物の輸送を代行して行う代行輸送者を募集するためのの募集情報を提示する募集情報提示ステップと、輸送者情報生成手段によって、上記募集情報に対して応募した上記代行輸送者に係り、上記貨物の輸送に用いる輸送手段の情報を含む輸送者情報を生成する輸送者情報生成ステップと、上記貨物に取着される貨物情報送信手段によって、少なくとも上記貨物を識別するための貨物識別情報を無線送信する貨物情報送信ステップと、上記所定の中継場所間の代行輸送区間に沿って配置される貨物通過検知手段によって、上記貨物情報送信手段から送信された上記貨物識別情報を受信して上記貨物の通過を検知し貨物通過検知情報を生成する貨物通過検知ステップと、上記輸送者情報生成手段と第1の情報伝達経路を介して接続されるとともに、上記貨物通過検知手段と第2の情報伝達経路を介して接続される貨物追跡手段によって、上記輸送者情報生成手段から上記輸送者情報を受け取り、かつ、上記貨物通過検知手段から上記貨物通過検知情報を受け取り、上記輸送者情報及び上記貨物通過検知情報に基づいて、上記貨物の追跡を行う貨物追跡ステップとを含むことを特徴としている。
また、請求項10記載の発明は、請求項9記載の物流管理方法に係り、上記募集情報提示手段は、上記輸送経路上の始点側の上記中継場所の手前に設置され、上記貨物の種別情報、行先情報及び輸送料金情報を含む上記募集情報を表示する表示装置を有してなることを特徴としている。
また、請求項11記載の発明は、請求項9又は10記載の物流管理方法に係り、料金清算手段によって、上記代行輸送区間の輸送に係る上記貨物の輸送料金の精算を行う料金清算ステップを含むことを特徴としている。
また、請求項12記載の発明は、請求項9、10又は11記載の物流管理方法に係り、上記輸送手段は車両であり、かつ上記代行輸送区間は有料道路を含み、終点側の上記中継場所近傍の料金所で、上記有料道路の管理者は、通行料から上記輸送料金が差し引かれた料金を上記代行輸送者から徴収することを特徴としている。
また、請求項13記載の発明は、請求項11又は12記載の物流管理方法に係り、上記料金清算手段は、上記代行輸送者の輸送実績に基づいて、所定の割増料金を加算して上記輸送料金を算出することを特徴としている。
また、請求項14記載の発明は、請求項13記載の物流管理方法に係り、上記輸送実績は、貨物の輸送回数、延べ輸送距離、遅延回数及び破損件数を含んでいることを特徴としている。
また、請求項15記載の発明は、請求項9乃至14のいずれか1に記載の物流管理方法に係り、上記受取場所から最初の中継場所までは、第1の物流事業者の輸送手段が上記貨物を輸送し、最後の中継場所から上記引渡場所までは第2の物流事業者の輸送手段が上記貨物を輸送することを特徴としている。
また、請求項16記載の発明は、請求項15記載の物流管理方法に係り、上記募集情報提示手段、上記輸送者情報生成手段、上記貨物情報送信手段、上記貨物通過検知手段及び上記貨物追跡手段は、上記第1及び第2の物流事業者を含む複数の物流事業者が加盟する物流統括組織が管理し、上記物流統括組織が、所定の中継場所間の上記貨物の輸送に係る上記輸送料金の輸送依頼者に対する課金、及び上記代行輸送者に対する支払いを行うことを特徴としている。
また、請求項17記載の発明に係る物流管理プログラムは、コンピュータに請求項9乃至16のうちいずれか1に記載の物流管理方法を実行させることを特徴としている。
この発明の構成によれば、一般の利用者を含めて、代行輸送の発注を行うので、例えば高速道路上の貨物の輸送を行う輸送者を、常に安定的にかつ安価に確保することができる。したがって、中継場所での連携を円滑かつ迅速に行うことができる。
また、物流事業者にとっては、例えば最初又は最後の中継場所との間の輸送を行えば良いので、物流に係るコストを確実に低減することができる。
特に事業規模が比較的小さく地域密着型の物流事業者にとっては、例えば、地域内輸送に特化した輸送車両を用意すれば良いので、一段と輸送コストを低減することができる。
また、地域密着型の物流業者にとっては、互いに競合関係にない他の地域の地域密着型の物流業者との連携を強化することによって、受注を増やすことができるとともに、輸送コストを低減することができる。
また、最後の中継場所から引渡場所までの経路では、引渡場所の周辺の地理に詳しい者が、輸送作業を担当する可能性が高いので、迅速に届けることができる。
また、例えば、高速道路を移動する物流事業者の輸送車が低減されるので、高速道路の渋滞を緩和することができ、常に迅速に荷受人に貨物を届けることに寄与することができる。
また、例えば高速道路の一般の利用者にとっては、高速道路利用料金から輸送料金が差し引かれた料金を出口の料金所で支払えば良いので、輸送料金の受取りも簡単かつ迅速で手間がかからず、かつ、実質的に、代行輸送の代償として、高速道路利用料金を低減することができる。
また、例えば高速道路利用料金の低減という利点のために、多数の代行輸送を行う輸送者の受注を期待することができる。
また、輸送者の輸送実績に基づいて、所定の割増料金を加算して輸送料金を算出することによって、良質な輸送者を確保することができる。
また、代行輸送区間に沿って配置された貨物通過検知手段からの貨物通過検知情報に基づいて、貨物の追跡を行うことによって、紛失や盗難等の事故を未然に防止することができる。
物流に係るコストを確実に低減するという目的を実現した。また、目的地まで常に迅速に貨物を輸送するという目的を実現した。
図1は、この発明の実施例1である物流管理システムの構成を示すブロック図、図2は、同物流管理システムの構成を説明するための説明図、図3は、同物流管理システムの情報管理センタの構成を示すブロック図、図4は、同情報管理センタの商取引管理サーバの構成を示すブロック図、図5は、同情報管理センタの監視端末の構成を示すブロック図、図6は、同物流管理システムの共通配送センタシステムの構成を示すブロック図、図7は、同共通配送センタシステムの入庫端末の構成を示すブロック図、図8は、同物流管理システムのタグ装置の構成を示すブロック図、図9は、同物流管理システムの貨物通過検知装置の構成を示すブロック図、図10は、同物流管理システムの動作を説明するための処理手順図、また、図11は、同物流管理システムの動作を説明するための説明図である。
この例の物流管理システム1は、図1及び図2に示すように、複数の物流事業者A,A,…,Aが(但し、rは2以上の自然数)加盟する物流統括管理組織(物流統括組織)Bが管理し物流管理業務を行うための情報管理センタ2と、例えば高速道路の料金所付近に商品等の貨物Dの入出庫を行うために配置され、情報管理センタ2とネットワーク(第1の情報伝達経路)Nを介して接続された共通配送センタシステム3,3,…,3(但し、pは2以上の自然数)と、例えば高速道路に沿って配置され、情報管理センタ2とネットワーク(第2の情報伝達経路)Nを介して接続され、輸送車(輸送手段)Cによって輸送される貨物Dに取着されたタグ装置(貨物情報送信手段)4,4,…から送信された情報を受信して貨物Dの検知を行う貨物通過検知装置(貨物通過検知手段)5,5,…とを備えてなっている。
また、情報管理センタ2には、ネットワークNを介して、各物流事業者A,A,…,Aが物流業務を行うための自社物流システム6,6,…,6が接続されている。情報管理センタ2と各自社物流システム6(6,6,…,6)とは、ネットワークNを介して、物流業務に携わる所定の物流事業者群のなかで標準化された電子データ交換システム(EDI:Electronic Data Interchange)のプロトコルに従って通信が行われる。
情報管理センタ2は、図3に示すように、各共通配送センタシステム3(3,3,…)を介した貨物Dの輸送に関する受発注処理を行うと共に、各自社物流システム6(6,6,…)との間の課金情報を含む物流情報の授受を行うための商取引管理サーバ11と、共通配送センタシステム3,3,…に対する入出庫指示や在庫管理処理を行う在庫管理サーバ12と、収集された在庫管理情報を登録するための在庫管理データベースサーバ13と、貨物の輸送状況を把握するための貨物追跡サーバ(貨物追跡手段の一部)14と、収集された貨物輸送状況を登録するための貨物追跡データベースサーバ(貨物追跡手段の一部)15と、運賃費用や保管費用、荷役費用、梱包費用等を算出し、料金負担者(例えば荷主)に対する課金情報や、輸送者に対して支払う輸送料金情報を生成する課金サーバ16と、物流統括管理組織Bの担当者によって操作される監視端末17とを有している。
商取引管理サーバ11は、図4に示すように、所定の制御プログラムに従って構成各部を制御する制御部18と、商取引支援処理プログラム等の各種プログラムやデータが記憶される記憶部19と、所定のプロトコルに従ってデータ通信を行うための通信部21とを有している。
制御部18は、CPU等からなり、記憶部19に記憶された各種プログラムを実行して、商取引管理サーバ11の構成各部を制御して、商取引支援処理等を行う。
記憶部19は、ROM、RAMや、FD(フレキシブル・ディスク)、HD(ハード・ディスク)、CD−ROMが装着されるFDD、HDD、CD−ROMドライバ等からなっている。
記憶部19の情報記憶部には、加盟者としての物流事業者に関する物流事業者情報や、貨物を輸送する物流事業者以外の個人の輸送者に関する輸送者情報が記憶されている。輸送者としては、予め会員として登録されている者と、未登録の一般の者を含んでいる。ここで、輸送者情報は、輸送回数、延べ輸送距離、遅延回数及び破損件数等からなる輸送実績情報を含んでいる。
在庫管理サーバ12(在庫管理データベースサーバ13、貨物追跡サーバ14、貨物追跡データベースサーバ15、課金サーバ16)は、ハードウェア上の概略構成は上述した商取引管理サーバ11と同様であり、所定の制御プログラムに従って構成各部を制御する制御部と、各種プログラムやデータが記憶される記憶部と、所定のプロトコルに従ってデータ通信を行うための通信部とを有している。
在庫管理サーバ12の記憶部には、共通配送センタにおける在庫管理に用いる在庫管理プログラムが記憶されている。この在庫管理プログラムは、入庫処理プログラム及び出庫処理プログラムを含んでいる。
在庫管理データベースサーバ13の記憶部には、各荷主に関するデータや、逐次収集された在庫管理データが、共通配送センタ毎に、データベース化されて記憶されれている。
貨物追跡サーバ14の記憶部には、貨物通過検知装置5から送られてくる貨物通過検知情報に基づいて、各貨物の追跡に用いる貨物追跡プログラムが記憶されている。
貨物追跡データベースサーバ15の記憶部には、各輸送車に関する輸送車情報や、逐次収集された貨物追跡データがデータベース化されて記憶されている。
課金サーバ16の記憶部には、輸送距離、貨物の重量及び寸法等に基づく運賃費用や、保管費用、荷役費用、梱包費用等を算出したり、料金負担者(例えば荷主)に対する課金情報や、輸送者に対して支払う輸送料金情報や、高速道路管理組織との間で清算するための清算情報を生成する課金プログラムが記憶されている。
この例では、各物流事業者が、単独で、荷主から荷受人まで高速道路を使用して、貨物を輸送するために要するコストよりも、このシステムを利用した場合の物流統括管理組織Bと各物流事業者とが負担するコストの総計が安価となるように、かつ、少なくともシステムの維持に必要な費用を確保した上で、輸送料金等が設定される。
監視端末17は、例えば、パーソナルコンピュータからなり、図5に示すように、制御部23と、記憶部24と、通信部25と、操作部26と、表示部27とを有してなっている。
制御部23は、CPU(中央処理装置)等を有してなり、記憶部24に記憶された各種処理プログラムを実行し、監視端末本体の構成各部を制御する。
記憶部24は、ROM、RAM等の半導体メモリや、FD(フレキシブル・ディスク)、HD(ハード・ディスク)、CD−ROMが装着されるFDD、HDD、CD−ROMドライバ等からなり、制御部23が実行する各種プログラムや、各種情報等が記憶される。
操作部26は、例えばキーボードやマウス等からなり、各種の指令や必要な情報の入力を行うために用いられる。
表示部27は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等からなり、文字や画像を表示するために用いられる。
共通配送センタシステム3(3,3,…)は、図2及び図6に示すように、例えば上り線用の共通配送センタ31に配置され、共通配送センタシステム3(3,3,…)の構成各部を制御する配送管理サーバ(輸送者情報生成手段)32と、上り線用及び下り線用の共通配送センタ31,33にそれぞれ配置された入庫管理端末34,35及び出庫管理端末36,37と、上り線用及び下り線用の料金所の手前にそれぞれ配置された表示装置(募集情報提示手段)38,39と、例えば高速道路管理組織の担当者が操作し、上り線用及び下り線用の料金所内にそれぞれ配置され貨物の代理輸送の受付けを行うためのゲート端末41,42とを有している。
なお、この例では、始点の共通配送センタ31(33)まで貨物を輸送した輸送車、及び終点の共通配送センタ31(33)から貨物を受け取って輸送する輸送車の引返しが可能な転向路が、高速道路に設けられているか、または、高速道路の敷地外の共通配送センタ31(33)の直近まで輸送車を乗入れさせて貨物の受渡しを行うようになされているものとする。
配送管理サーバ32は、ハードウェア上の概略構成は上述した商取引管理サーバ11等と同様であり、所定の制御プログラムに従って構成各部を制御する制御部と、各種プログラムやデータが記憶される記憶部と、所定のプロトコルに従ってデータ通信を行うための通信部とを有している。
上記記憶部のプログラム記憶部には、発注情報を表示装置38(39)に表示させるための表示制御プログラムが記憶されていると共に、情報記憶部には、発注情報が常時更新されて状態で記憶されている。
入庫管理端末35(36)は、図7に示すように、制御部44と、記憶部45と、通信部46と、操作部47と、表示部48と、タグ装置4に貨物情報を書き込むための貨物情報書込部49と、タグ装置4から貨物情報を読み取るための貨物情報読取部51とを有している。
出庫管理端末36(37)は、ハードウェア上の概略構成は上述した監視端末17と同様であり、制御部と、記憶部と、通信部と、操作部と、表示部とを有している。
タグ装置4は、非接触形のデータキャリアであり、図8に示すように、制御部53と、記憶部54と、貨物情報を無線送信する無線部55とを有している。記憶部54には、貨物の識別情報及び行先情報を含む貨物情報が記憶されている。
貨物通過検知装置5は、各ゲートを含めて、高速道路に沿って所定の間隔で配置され、図9に示すように、制御部58と、記憶部59と、通信部61と、タグ装置4から貨物情報を受信するための無線部62とを有している。
次に、図2、図10及び図11を参照して、上記構成の物流管理システム1の動作について説明する。
まず、前提として、物流事業者A,A,…が、荷主から貨物の輸送を依頼された際に、荷受人に届けるまでに、加盟する物流統括管理組織Bや他の物流事業者を介することがあり、物流統括管理組織Bを介するときは、一般の輸送者に依頼することがあることについて了承を得ているものとする。
また、一般の輸送者については、会員として予め登録されていることを原則としつつも、未登録の会員にも依頼可能とし、会員に限り輸送料金の割増サービス等の特典を受けることができるものとする。
また、この例では、物流統括管理組織Bを介する場合、荷主からの料金の徴収については、荷受人に至るまでの全料金を、最初に受け付けた物流事業者が一括して徴収し、物流統括管理組織Bや他の物流事業者に振り分けるものとする。
また、物流統括管理組織Bとの間で、高速道路管理組織は、対価の受取りと引換えに、共通配送センタ31(33)や貨物通過検知装置5の設置及び使用の許可を物流統括管理組織Bに与え、高速道路管理組織の担当者による受付業務や貨物輸送料金の支払業務の一部代行等を引き受けるとともに、上記対価や貨物の輸送料金の例えば振替処理を月毎に行う旨の契約を締結しているものとする。
荷主Eから所定の荷受人Fへの貨物の輸送の依頼を受け付けた物流事業者は、物流統括管理組織Bを介して荷受人へ貨物を届けた方が良いと判断した場合は、自社の輸送車で、高速道路の料金所近傍の共通配送センタまで貨物を輸送する。
この際、物流事業者は、情報管理センタ2に対して、所定の荷受人宛ての貨物の輸送料金の見積情報を要求し、この見積情報に基づいて、荷受人に見積額を提示する。なお、情報管理センタ2では、課金サーバ16が輸送料金の見積情報を作成する。
物流事業者6の輸送車Cが、図2に示すように、例えば、上り線用の共通配送センタ31に達すると、受入れがなされ貨物が入庫される(ステップSA11(図10))。なお、ここでは、例えば物流事業者6,6の輸送送車C,Dも、共通配送センタ31に入庫するものとする。
共通配送センタシステム3では、入庫管理端末34で、輸送依頼情報が入力される。輸送依頼情報は、荷主(発送人)名称、荷受人(納入先)名称、荷受人住所、品名、数量、納期、荷姿等に関する情報を含んでいる。この輸送依頼情報は、配送管理サーバ32を介して情報管理センタ2に送信される(ステップSA12)。
情報管理センタ2では、商取引管理サーバ11が輸送依頼情報を受け取り、この輸送依頼情報を、在庫管理サーバ12及び貨物追跡サーバ14へ送信する。
在庫管理サーバ12は輸送依頼情報に基づいて入庫指示情報を作成し、共通配送センタシステム3へ送信する(ステップSA13)。
共通配送センタシステム3では、入庫指示情報を受信し、入庫処理が完了すると(ステップSA14)、配送管理サーバ32は、輸送可能な一般車両を含む輸送車を募集するために、表示装置38に、発注番号や、貨物の種類及び行先(終点の共通配送センタ)、輸送料金等を含む発注情報(募集情報)を表示させる(ステップSA15)。
入庫管理端末34では、貨物情報書込部49によって、タグ装置4の記憶部54に貨物の識別情報や種類、行先情報(最終の共通配送センタ名等)を含む貨物情報が記憶され、このタグ装置4は貨物に取着され、出庫時まで保管される(ステップSA16)。
表示装置38に表示された発注情報を見て、例えば一般車両の運転手が、輸送を請け負っても良いと考えて、この旨を料金所のゲートGで、高速道路管理組織の担当者に告げると、この担当者は、ゲート端末41を操作して、この運転手及び一般車両を、輸送者及び輸送車両Dとして認めて、発注番号と、輸送者名等からなる輸送者情報と、車両番号等からなる輸送車情報とを含む成立情報を入力する。ここで、輸送者へは、上記貨物情報を含む情報が記載された管理カードが手渡される。
配送管理サーバ32は、ゲート端末41から成立情報を受け取ると、情報管理センタ2に成立情報を送信する(ステップSA17)。
情報管理センタ2では、商取引管理サーバ11が成立情報を受け取り、この成立情報を、在庫管理サーバ12及び貨物追跡サーバ14へ送信する。
在庫管理サーバ12は成立情報に基づいて出庫指示情報を作成し、共通配送センタシステム3へ送信する(ステップSA18)。
共通配送センタシステム3では、出庫指示情報を受信し、出庫処理を行う(ステップSA19)。
出庫が完了すると、出庫管理端末36は、配送管理サーバ32へ出庫情報を送信し、配送管理サーバ32は、出庫情報を受け取ると、情報管理センタ2に出庫情報を送信する(ステップSA20)。
情報管理センタ2では、商取引管理サーバ11が出庫情報を受け取り、この出庫情報を、在庫管理サーバ12及び貨物追跡サーバ14へ送信する。
貨物が積荷され、上り線用の共通配送センタ31から出庫された輸送車Cは、目的の上り線用の共通配送センタ31へ向けて移動を始めると、この貨物の追跡が開始される。
すなわち、道路に沿って配置された多数の貨物通過検知装置5,5,…によって、貨物の通過の有無が検知されて、貨物通過検知装置5が貨物の通過を検知した場合は(ステップSA21)、貨物通過検知情報が情報管理センタ2へ送信される(ステップSA22)。
情報管理センタ2では、貨物追跡サーバ14が、貨物通過検知情報を受信すると、貨物追跡データベースサーバ15へ転送し、貨物追跡データベースサーバ15に蓄積される(ステップSA23)。
輸送車Cが目的の上り線用の共通配送センタ31に到着すると、貨物の受入れがなされる(ステップSA24)。共通配送センタシステム3では、入庫管理端末34の貨物情報読取部51が貨物情報を読み取り、貨物受入情報を作成して配送管理サーバ32へ送信する。配送管理サーバ32は、貨物受入情報を受信すると、情報管理センタ2にこの貨物受入情報を送信する(ステップSA25)。
情報管理センタ2では、商取引管理サーバ11が貨物受入情報を受け取り、この貨物受入情報を、在庫管理サーバ12及び貨物追跡サーバ14へ送信する。
在庫管理サーバ12は貨物受入情報に基づいて入庫指示情報を作成し、共通配送センタシステム3へ送信する(ステップSA26)。
共通配送センタシステム3では、入庫指示情報を受信し、入庫処理が完了する(ステップSA27)。
なお、情報管理センタ2では、商取引管理サーバ11が、貨物追跡サーバ14から貨物追跡情報を得て、輸送車Cが終点の共通配送センタ31に接近していると判断した場合は、終点の共通配送センタ31に最寄の例えば物流事業者6に予め通知をしておき、輸送車Cの手配をしておく。
輸送車Cが共通配送センタ31に到着すると、情報管理センタ2では、在庫管理サーバ12が、出庫指示情報を作成し、共通配送センタシステム3へ送信する(ステップSA28)。この出庫指示情報では、受渡すべき物流事業者(例えば物流事業者6)が指定されている。
共通配送センタシステム3では、出庫指示情報を受信し、出庫処理を行う。出庫が完了すると、出庫管理端末36は、配送管理サーバ32へ出庫情報を送信し、配送管理サーバ32は、出庫情報を受け取ると、情報管理センタ2に出庫情報を送信する(ステップSA29)。
情報管理センタ2では、商取引管理サーバ11が出庫情報を受け取り、この出庫情報を、在庫管理サーバ12及び貨物追跡サーバ14へ送信する(ステップSA30)。
一方、輸送者としての運転手は、ゲートGを通過する際に、管理カードを返却し、高速料金から輸送料金を差し引いた料金を支払する。ここで、上記管理カードには、高速道路利用料金と共に、輸送料金が記載される。また、ゲートGに設置された貨物通過検知装置5によって、貨物通過検知がなされ、紛失や盗難が防止される。
また、この例では、輸送料金は、この輸送者の輸送実績情報に基づいて、割増料金が加算されて算出される。輸送実績情報は、どの程度正しくかつ数多く輸送したかの情報を含み、上述したように、輸送回数、延べ輸送距離、遅延回数及び破損件数等からなっている。
この後、貨物は、所定の物流事業者6の輸送車Cによって、荷受人宛てに届けられる。
この例では、図11に示すように、荷主EからゲートGまでの輸送区間Lは、物流事業者6の受け持ち地域に含まれ、物流事業者6によって課金される区間、ゲートGからゲートGまでの輸送区間Lは、物流統括管理組織Bによって課金される区間、ゲートGから荷受人Fまでの輸送区間Lは、物流事業者6の受け持ち地域に含まれ、物流事業者6によって課金される区間とされる。
料金負担者(例えば荷主)に対する課金情報等は、物流事業者6及び物流事業者6の自社物流システム6,6へ情報管理センタ2からネットワークNを介して送信される。また、この例では、貨物追跡情報も自社物流システム6,6へ情報管理センタ2からネットワークNを介して送信される。
このように、この例の構成によれば、一般の高速道路の利用者を含めて、代行輸送の発注を行うので、高速道路上の貨物の輸送を行う輸送者を、常に安定的にかつ安価に確保することができる。したがって、共通配送センタでの連携を円滑かつ迅速に行うことができる。
また、物流事業者にとっては、例えば始点又は終点の共通配送センタと荷主E又は荷受人Fとの間の輸送を行えば良いので、物流に係るコストを確実に低減することができる。
特に事業規模が比較的小さく地域密着型の物流事業者にとっては、例えば、地域内輸送に特化した輸送車両を用意すれば良いので、固定費の低減し、一段と輸送コストを低減することができる。
すなわち、従来であれば荷主Eから荷受人Fまで、例えば物流事業者Aと物流事業者Aとが連携して貨物を輸送する場合、両者の受け持ち地域以外の高速道路のゲートGからゲートGまでの輸送区間Lの車両負担や費用負担については、物流事業者Aと物流事業者Aとで予め個々に協定を結んで、課金方法と輸送責任とを決める必要があったが、物流統括管理組織Bを介することによって、各物流事業者の課金処理が簡単となり、輸送責任が限定される。
また、地域密着型の物流業者にとっては、互いに競合関係にない他の地域の地域密着型の物流事業者との連携を強化することによって、受注を増やすことができるとともに、輸送コストを低減することができる。
また、最後の共通配送センタから荷受人までの経路では、荷受人の周辺の地理に詳しい者が、輸送作業を担当する可能性が高くなるので、迅速に届けることができる。
また、例えば、高速道路を移動する物流事業者の輸送車が低減されるので、高速道路の渋滞を緩和することができ、常に迅速に荷受人に貨物を届けることに寄与することができる。
また、高速道路の一般の利用者にとっては、高速道路利用料金から輸送料金が差し引かれた料金を出口の料金所で支払えば良いので、輸送料金の受取りも簡単かつ迅速で手間がかからず、かつ、実質的に、代行輸送の代償として、高速道路利用料金を低減することができる。
また、高速道路利用料金の低減という利点のために、自身の輸送車の収納スペースや座席に余裕の有る場合、多数の代行輸送を行う輸送者の受注を期待することができる。
また、輸送者の輸送実績に基づいて、所定の割増料金を加算して輸送料金を算出することによって、良質な輸送者を確保することができる。
また、高速道路に沿って配置された貨物通過検知装置からの貨物通過検知情報に基づいて、貨物の追跡を行うことによって、紛失や盗難等の事故を未然に防止することができる。
図12は、この発明の実施例2である物流管理システムの情報管理センタの構成を示すブロック図である。
この例が上述した実施例1と大きく異なるところは、情報管理センタに、輸送車を貨物量等に応じて常に安定的に確保するための車両運行管理サーバを独立させて設け、例えば輸送車が不足した場合に、このシステムの支援輸送車としての各物流事業者の車両や高速道路管理組織が所有する定期運用車両等の手配を行うように構成した点である。
これ以外の構成は、上述した実施例1の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
物流管理システムの情報管理センタ2Aは、図12に示すように、商取引管理サーバ11と、在庫管理サーバ12と、在庫管理データベースサーバ13と、貨物追跡サーバ14と、貨物追跡データベースサーバ15と、車両運行管理サーバ71と、車両運行管理情報を登録するための運行管理データベースサーバ72と、課金サーバ16と、監視端末17とを有している。
車両運行管理サーバ71及び運行管理データベースサーバ72は、ハードウェア上の概略構成は上述した商取引管理サーバ11等と同様であり、所定の制御プログラムに従って構成各部を制御する制御部と、各種プログラムやデータが記憶される記憶部と、所定のプロトコルに従ってデータ通信を行うための通信部とを有している。
車両運行管理サーバ71の記憶部には、輸送車を貨物量等に応じて常に安定的に確保するための運行管理プログラムが記憶されている。
運行管理プログラムには、在庫管理データベースサーバ13及び貨物追跡データベースサーバ15に登録された在庫管理情報及び貨物追跡情報に基づいて、運行計画を作成するための手順や、一般車両の交通量、及び共通配送センタにおける貨物の在庫量や納期等を把握して、輸送車が不足していると判断された場合に、各物流事業者の車両や、必要に応じて高速道路管理組織が所有する定期運用車両等の融通の要請を行うための手順が記述されている。
この例の物流管理システムの動作については、車両運行管理サーバ71が、必要に応じて各物流事業者の車両を手配する支援要求処理を行うこと以外は、上述した実施例1で述べた動作と略同一であるので、その説明を省略する。
この例の構成によれば、上述した実施例1と略同一の効果を得ることができる。
加えて、貨物を共通配送センタに長時間滞留させることなく、迅速に貨物の輸送を行うことができる。
図13は、この発明の実施例3である物流管理システムの共通配送センタシステムの構成を示すブロック図、また、図14は、同物流管理システムの車載端末の構成を示すブロック図である。
この例が上述した実施例1と大きく異なるところは、実施例1では、発注情報を表示装置に送信したのに対して、発注情報の表示装置への表示に加えて、高速道路を走行する車両の車載端末に発注情報を送信するように構成した点である。
これ以外の構成は、上述した実施例1の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
物流管理システムの共通配送センタシステム3Bは、図13に示すように、例えば上り線用の共通配送センタ31に配置され、共通配送センタシステム3B(3B,3B,…)の構成各部を制御する配送管理サーバ32Bと、後述する車載端末83との間で無線通信を行うためのアンテナを含む無線装置81と、上り線用及び下り線用の共通配送センタ31,33にそれぞれ配置された入庫管理端末34,35及び出庫管理端末36,37と、上り線用及び下り線用の料金所の手前にそれぞれ配置された表示装置38,39と、貨物の代理輸送の受付けを行うためのゲート端末41,42とを有している。
配送管理サーバ32Bは、ハードウェア上の概略構成は上述した商取引管理サーバ11等と同様であり、所定の制御プログラムに従って構成各部を制御する制御部と、各種プログラムやデータが記憶される記憶部と、所定のプロトコルに従ってデータ通信を行うための通信部とを有している。
上記記憶部のプログラム記憶部には、発注情報を表示装置38に表示させるための表示制御プログラムや、発注情報を車載端末83に対して送信するための送信制御プログラムが記憶されていると共に、情報記憶部には、発注情報が常時更新されて状態で記憶されている。
車載端末83は、それぞれ無線通信が可能なカーナビゲーション装置、携帯電話機、無線通信装置(例えば、ETC車載機)、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置であって、図14に示すように、所定の処理プログラムを実行し、車載端末本体の構成各部を制御する制御部84と、制御部84が実行する各種プログラムや各種情報等が記憶された記憶部85と、無線装置81とデータ通信を行うためのアンテナを含む無線通信部86と、例えばタッチパネル等からなり、クリアキー、電源キー、数字等を入力するためのテンキー、表示部88に表示された表示画面上のカーソルを上下左右方向へ移動させるためのカーソルキー等が画面上に配置され、各種の指令や必要な情報の入力を行うために用いられる操作部87と、液晶ディスプレイ等からなり、文字や画像を表示するために用いられる表示部88とを有してなっている。
この例の物流管理システムの動作については、配送管理サーバ32Bが、発注情報の表示装置への表示に加えて、高速道路を通行する車両の車載端末に無線装置を介して発注情報を送信すること以外は、上述した実施例1で述べた動作と略同一であるので、その説明を省略する。
この例の構成によれば、上述した実施例1と略同一の効果を得ることができる。
加えて、迅速にかつ広範囲に発注情報を通知することができる。
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述した実施例では、未登録の一般の者からの輸送の受付けも行う場合について述べたが、輸送者を会員に限定しても良い。これによって、安全性を向上させることができる。
また、物流統括管理組織を介さずに、物流事業者が単独で、高速道路を通行する一般の利用者に輸送を依頼する場合にも適用することができる。
また、上述した実施例では、1本の高速道路上で始点の共通配送センタから終点の共通配送センタまでを物流統括管理組織の管轄範囲とする場合について述べたが、連続した区間に限らず、複数の高速道路上を含む区間を輸送する場合にも適用しても良いし、始点側及び終点側を受け持つ物流事業者以外に、中継区間(例えば2本の高速道路間)の輸送を受け持つ物流事業者が単数又は複数介在しても良い。
また、情報管理センタ2を構成する各サーバに表示部や操作部を設けるようにしても良いし、各サーバをネットワーク上に分散配置しても良いし、各サーバをそれぞれ複数配置しても良い。また、情報管理センタも、例えば担当地域毎に配置しても良い。
また、物流統括管理組織Bを介する場合、依頼者(例えば荷主)からの料金の徴収について、荷受人に至るまでの全料金を、最初に受け付けた物流事業者が一括して徴収し、物流統括管理組織Bや他の物流事業者に振り分ける場合について述べたが、荷主から物流統括管理組織Bへ荷受人に至るまでの全料金を振り込み、物流統括管理組織Bが振り分けるようにしても良い。
また、最初に物流統括管理組織Bが受け付けた場合も、荷主から物流統括管理組織Bへ荷受人に至るまでの全料金を振り込み、物流統括管理組織Bが振り分けるようにしても良い。
また、タグ装置4と貨物通過検知装置5との間の情報の送受信を中継する送受信装置を、所定の共通配送センタ間のみ輸送者に貸与して輸送車に着脱自在に取り付けて、確実に貨物の検知がなされるように構成しても良い。
また、上述した実施例では、代行輸送を行う輸送車両Dが、始点の共通配送センタ31から終点の共通配送センタ31まで貨物を輸送する場合について述べたが、輸送車両Dが途中のゲートから出る場合や、緊急の要件で貨物を降ろす場合には、この途中の共通配送センタ31を始点として輸送を行うものとしても良い。ここで、貨物の移替えや輸送車両の交代に関する情報の自社物流システムへの伝達は省略しても良い。
また、実施例2では、輸送車が不足した場合に、このシステムの支援輸送車としての各物流事業者の車両や高速道路管理組織が所有する定期運用車両の手配を行う場合について述べたが、支援要請する車両を、各物流事業者の車両のみとしても良いし、高速道路管理組織が所有する定期運用車両のみとしても良い。
また、実施例3では、共通配送センタシステムから発注情報を送信する場合について述べたが、例えば、道路交通情報通信システム(VICS:Vehicle Information and Communication System)で、道路交通情報に貨物代理輸送の発注情報を含ませ、車載端末(カーナビゲーション装置)に対して、発注情報を送信するようにしても良い。また、多重放送システムで、文字情報に発注情報を含ませるようにしても良い。
輸送手段として、車両を用いることもできるし、例えば、船舶や航空機、鉄道を用いることもできる。また、車両も個人所有のものでも法人所有のものでも良いし、また、自家用であっても営業用であっても良い。また、輸送経路としては、高速道路を含む有料道路のほか、一般道路にも適用することができる。
この発明の実施例1である物流管理システムの構成を示すブロック図である。 同物流管理システムの構成を説明するための説明図である。 同物流管理システムの情報管理センタの構成を示すブロック図である。 同情報管理センタの商取引管理サーバの構成を示すブロック図である。 同情報管理センタの監視端末の構成を示すブロック図である。 同物流管理システムの共通配送センタシステムの構成を示すブロック図である。 同共通配送センタシステムの入庫端末の構成を示すブロック図である。 同物流管理システムのタグ装置の構成を示すブロック図である。 同物流管理システムの貨物通過検知装置の構成を示すブロック図である。 同物流管理システムの動作を説明するための処理手順図である。 同物流管理システムの動作を説明するための説明図である。 この発明の実施例2である物流管理システムの情報管理センタの構成を示すブロック図である。 この発明の実施例3である物流管理システムの共通配送センタシステムの構成を示すブロック図である。 同物流管理システムの車載端末の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 物流管理システム
2、2A 情報管理センタ
,3,…、3B,3B,… 共通配送センタシステム
4 タグ装置(貨物情報送信手段)
5 貨物通過検知装置(貨物通過検知手段)
14 貨物追跡サーバ(貨物追跡手段の一部)
15 貨物追跡データベースサーバ(貨物追跡手段の一部)
16 課金サーバ(料金清算手段)
32,32A 配送管理サーバ(輸送者情報生成手段)
38,39 表示装置(募集情報提示手段)
,A,… 物流事業者
B 物流統括管理組織(物流統括組織)
,C,…、C輸送車(輸送手段)
D 貨物
ネットワーク(第1の情報伝達経路)
ネットワーク(第2の情報伝達経路)

Claims (17)

  1. 貨物の受取場所から前記貨物の引渡場所に至る前記貨物の輸送経路上の所定の中継場所間の前記貨物の輸送を代行して行う代行輸送者を募集するための募集情報を提示する募集情報提示手段と、
    前記募集情報提示手段によって提示された前記募集情報に対して応募した前記代行輸送者に係り、前記貨物の輸送に用いる輸送手段の情報を含む輸送者情報を生成する輸送者情報生成手段と、
    前記貨物に取着され、少なくとも前記貨物を識別するための貨物識別情報を無線送信する貨物情報送信手段と、
    前記所定の中継場所間の代行輸送区間に沿って配置され、前記貨物情報送信手段から送信された前記貨物識別情報を受信して前記貨物の通過を検知し貨物通過検知情報を生成する貨物通過検知手段と、
    前記輸送者情報生成手段と第1の情報伝達経路を介して接続されるとともに、前記貨物通過検知手段と第2の情報伝達経路を介して接続され、前記輸送者情報生成手段から前記輸送者情報を受け取り、かつ、前記貨物通過検知手段から前記貨物通過検知情報を受け取り、前記輸送者情報及び前記貨物通過検知情報に基づいて、前記貨物の追跡を行う貨物追跡手段とを備えた
    ことを特徴とする物流管理システム。
  2. 前記募集情報提示手段は、前記輸送経路上の始点側の前記中継場所の手前に設置され、前記貨物の種別情報、行先情報及び輸送料金情報を含む前記募集情報を表示する表示装置を有してなることを特徴とする請求項1記載の物流管理システム。
  3. 前記代行輸送区間の輸送に係る前記貨物の輸送料金の精算を行うための料金清算手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の物流管理システム。
  4. 前記輸送手段は車両であり、かつ前記代行輸送区間は有料道路を含み、終点側の前記中継場所近傍の料金所で、前記有料道路の管理者は、通行料から前記輸送料金が差し引かれた料金を前記代行輸送者から徴収することを特徴とする請求項1、2又は3記載の物流管理システム。
  5. 前記料金清算手段は、前記代行輸送者の輸送実績に基づいて、所定の割増料金を加算して前記輸送料金を算出することを特徴とする請求項3又は4記載の物流管理システム。
  6. 前記輸送実績は、貨物の輸送回数、延べ輸送距離、遅延回数及び破損件数を含んでいることを特徴とする請求項5記載の物流管理システム。
  7. 前記受取場所から最初の中継場所までは、第1の物流事業者の輸送手段が前記貨物を輸送し、最後の中継場所から前記引渡場所までは第2の物流事業者の輸送手段が前記貨物を輸送することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の物流管理システム。
  8. 前記募集情報提示手段、前記輸送者情報生成手段、前記貨物情報送信手段、前記貨物通過検知手段及び前記貨物追跡手段は、前記第1及び第2の物流事業者を含む複数の物流事業者が加盟する物流統括組織が管理し、前記物流統括組織が、所定の中継場所間の前記貨物の輸送に係る前記輸送料金の輸送依頼者に対する課金、及び前記代行輸送者に対する支払いを行うことを特徴とする請求項7記載の物流管理システム。
  9. 募集情報提示手段によって、貨物の受取場所から前記貨物の引渡場所に至る前記貨物の輸送経路上の所定の中継場所間の前記貨物の輸送を代行して行う代行輸送者を募集するためのの募集情報を提示する募集情報提示ステップと、
    輸送者情報生成手段によって、前記募集情報に対して応募した前記代行輸送者に係り、前記貨物の輸送に用いる輸送手段の情報を含む輸送者情報を生成する輸送者情報生成ステップと、
    前記貨物に取着される貨物情報送信手段によって、少なくとも前記貨物を識別するための貨物識別情報を無線送信する貨物情報送信ステップと、
    前記所定の中継場所間の代行輸送区間に沿って配置される貨物通過検知手段によって、前記貨物情報送信手段から送信された前記貨物識別情報を受信して前記貨物の通過を検知し貨物通過検知情報を生成する貨物通過検知ステップと、
    前記輸送者情報生成手段と第1の情報伝達経路を介して接続されるとともに、前記貨物通過検知手段と第2の情報伝達経路を介して接続される貨物追跡手段によって、前記輸送者情報生成手段から前記輸送者情報を受け取り、かつ、前記貨物通過検知手段から前記貨物通過検知情報を受け取り、前記輸送者情報及び前記貨物通過検知情報に基づいて、前記貨物の追跡を行う貨物追跡ステップとを含む
    ことを特徴とする物流管理方法。
  10. 前記募集情報提示手段は、前記輸送経路上の始点側の前記中継場所の手前に設置され、前記貨物の種別情報、行先情報及び輸送料金情報を含む前記募集情報を表示する表示装置を有してなることを特徴とする請求項9記載の物流管理方法。
  11. 料金清算手段によって、前記代行輸送区間の輸送に係る前記貨物の輸送料金の精算を行う料金清算ステップを含むことを特徴とする請求項9又は10記載の物流管理方法。
  12. 前記輸送手段は車両であり、かつ前記代行輸送区間は有料道路を含み、終点側の前記中継場所近傍の料金所で、前記有料道路の管理者は、通行料から前記輸送料金が差し引かれた料金を前記代行輸送者から徴収することを特徴とする請求項9、10又は11記載の物流管理方法。
  13. 前記料金清算手段は、前記代行輸送者の輸送実績に基づいて、所定の割増料金を加算して前記輸送料金を算出することを特徴とする請求項11又は12記載の物流管理方法。
  14. 前記輸送実績は、貨物の輸送回数、延べ輸送距離、遅延回数及び破損件数を含んでいることを特徴とする請求項13記載の物流管理方法。
  15. 前記受取場所から最初の中継場所までは、第1の物流事業者の輸送手段が前記貨物を輸送し、最後の中継場所から前記引渡場所までは第2の物流事業者の輸送手段が前記貨物を輸送することを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1に記載の物流管理方法。
  16. 前記募集情報提示手段、前記輸送者情報生成手段、前記貨物情報送信手段、前記貨物通過検知手段及び前記貨物追跡手段は、前記第1及び第2の物流事業者を含む複数の物流事業者が加盟する物流統括組織が管理し、前記物流統括組織が、所定の中継場所間の前記貨物の輸送に係る前記輸送料金の輸送依頼者に対する課金、及び前記代行輸送者に対する支払いを行うことを特徴とする請求項15記載の物流管理方法。
  17. コンピュータに請求項9乃至16のうちいずれか1に記載の物流管理方法を実行させることを特徴とする物流管理プログラム。

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