JP2005038005A - 指紋センサー搭載マウス - Google Patents

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Abstract

【課題】パーソナルコンピュータシステムのセキュリティ性を向上可能な本人確認システムを提供する。
【解決手段】本発明のパーソナルコンピュータのポインディングデバイスの一つであるマウスには、利用者本人確認のための指紋情報検出部と非接触データ読み取り機能を備え、指紋情報検出部よりの指紋情報と非接触データ読み取り機能が利用者の指紋情報が予め登録している当該記録媒体よりの指紋情報とをマウス内部等で比較照合し、その結果により、パーソナルコンピュータへの利用の可否を判断することを特徴とするものである。
【選択図】図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者を認証するための指紋情報読み取り機能を搭載したコンピュータ接続用のマウスに関する。
詳しくは、利用者本人を確認するための指紋センサー部と非接触データ読み取り書き込み機能部とを備えたマウスであって、指紋センサー部よりの指紋情報と、非接触データ読み取り書き込み機能部よりの非接触で読み取った非接触ICカード内に予め承認され登録された利用者の指紋情報とを比較照合するためのマウスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パーソナルコンピュータ用マウスに指紋情報検出部を搭載し、コンピュータの利用者を認証する提案は、特許文献1にされている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−143270号公報
【0004】
特許文献1は、マウスに指紋読取手段と、マウス本体に情報記録媒体の挿入口を設て、該挿入口より挿入された情報記録媒体から指紋情報を読み出す手段を備え、指紋読取手段から読み取られた指紋情報と情報記録媒体から読み出された指紋情報とをマウス内部もしくはコンピュータ本体の照合手段で照合し、照合結果が一致したときにマウスの操作を可能とするマウスを提案している。
【0005】
しかし、特許文献1が、マウス本体に情報記録媒体の挿入口を設けおり、この挿入口より粉塵が、マウス本体内部に入り、ボールマウスであればボール位置検出機構等の機構部等に付着し、マウスの故障の一因となる問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように特許文献1では、マウスに利用者の指紋情報を記録する情報記録媒体の挿入口を設けている。挿入口より入る粉塵等は、マウスの故障原因の一因なり、信頼性に欠けることは、利用者には不便である。
そこで、本願発明者は、高信頼性のコンピュータのマウスを完成するべく、鋭意研究して本発明に至ったものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1の要旨は、コンピュータに接続して入力操作を行うマウスにおいて、利用者の指紋を読み取る指紋センサー部と、非接触ICカードのデータを非接触で読み取る非接触データ読み取り書き込み機能部とを備え、指紋センサー部が読み取った利用者の指紋情報と当該非接触ICカードより読み取った予め非接触ICカードに登録された指紋情報とを当該マウス内部で比較照合し、照合結果が一致したときに照合結果が一致したときにコンピュータに予め搭載している認証プログラムがコンピュータの使用を許可することを特徴とする指紋センサー搭載マウスである。
【0008】
上記課題を解決する本発明の請求項2の要旨は、コンピュータに接続して入力操作を行うマウスにおいて、利用者の指紋を読み取る指紋センサー部と、非接触ICカードのデータを非接触で読み取る非接触データ読み取り書き込み機能部とを備え、指紋センサー部が読み取った利用者の指紋情報と当該非接触ICカードに予め登録された指紋情報とを非接触ICカード内部で比較照合し、照合結果が一致したときに照合結果が一致したときにコンピュータに予め搭載している認証プログラムがコンピュータの使用を許可することを特徴とする指紋センサー搭載マウスである。
【0009】
上記課題を解決する本発明の請求項3の要旨は、コンピュータに接続して入力操作を行うマウスにおいて、利用者の指紋を読み取る指紋センサー部と、非接触ICカードのデータを非接触で読み取る非接触データ読み取り書き込み機能部とを備え、指紋センサー部が読み取った利用者の指紋情報と当該非接触ICカードより読み取った予め非接触ICカードに登録された指紋情報とをマウスが接続しているコンピュータ内部で比較照合し、照合結果が一致したときに照合結果が一致したときにコンピュータに予め搭載している認証プログラムがコンピュータの使用を許可することを特徴とする指紋センサー搭載マウスである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の指紋センサー搭載マウス(以下、「本発明のマウス」という。)の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のマウスの外観を示す上面図である。
図2は、本発明のマウスに搭載した指紋センサーの原理の説明図である。
図3は、本発明のマウスの非接触データ読み取り書き込み機能部装着位置を図示する側面図である。
図4は、非接触データ読み取り書き込み機能部と非接触ICカードのデータ交信の状況を説明図である。
図5は、実施形態1の本発明のマウスとパーソナルコンピュータとの関係を示すブロック図である。
図6は、実施形態1の利用者認証手順を示すフロー図である。
図7は、実施形態2の本発明のマウスとパーソナルコンピュータとの関係を示すブロック図である。
図8は、実施形態2の利用者認証手順を示すフロー図である。
図9は、実施形態3の本発明のマウスとパーソナルコンピュータとの関係を示すブロック図である。
図10は、実施形態3の利用者認証手順を示すフロー図である。
【0011】
図1に示すようにマウス1本体には、プラスチック等で射出成型したマウス筐体1Aの表面に指紋センサー2を備えている。指紋センサー2には、光学的もしくは電気的な指紋センサーのいずれかを搭載できるが、図1では静電容量検出方式の電気的な指紋センサーの場合を示している。なお、マウス筐体1Aの表面に左右のクリックスイッチ1Aを備え、下面にトラックボールを備えるのは通常のマウスと同様である。マウス1のデータは信号線3により、図示しないパーソナルコンピュータに送信される。
また、非接触データ読み取り書き込み機能部4は、図1で矩形状の鎖線を付した部分のマウス1内部に格納されている。
【0012】
静電容量検出方式の指紋センサー2の検出原理を図2に基づいて説明する。検出電極2Aの上に指を載せたときに、検出電極2Aと指の表面との間に指紋の凸部である隆線2Bと指紋の凹部である隆線溝2Cに応じて形成される静電容量差を検出することによって、隆線2Bと隆線溝2Cによる指紋パターンを取得するものである。
すなわち、指紋の隆線2Bでは指の表面と検出電極2Aとの間の距離が短くなるため、指紋の隆線の静電容量2Dが大きくる。また、指紋の隆線溝2Cでは指の表面と検出電極2Aとの距離が長くなるため、指紋の隆線溝の静電容量2Eはが小さくなる。このことから指紋の隆線2Bと隆線溝2Cの静電容量差を検出することにより指紋のパターンを検出するものである。
【0013】
図3は、本発明のマウス1本体に非接触データ読み取り書き込み機能部4を装着する位置を図示する一部切り欠き側面図である。マウス1本体の上部には、電磁誘導方式の非接触データ交信を行う非接触データ読み取り書き込み機能部4を装着する。
具体的には、非接触データ読み取り書き込み機能部4のアンテナコイル4Aを射出成型樹脂よりなるマウス筐体1A内部に貼着等する。さらに、非接触データ読み取り書き込み機能部4のアンテナコイル4Aと非接触データ処理回路部4Bとを接続する。
マウス1本体の筐体1Aは、プラスチックの射出成型樹脂製であるため電磁誘導方式のデータ交信には影響しない。さらに、非接触ICカード5はマウス1本体に挿入する必要がなく、マウス1のアンテナコイル4A上にかざすだけで交信が可能となる。したがって、マウス1本体には、ICカードの挿入口を設ける必要がない。
また、クリックスイッチ1B、トラックボール1Cは、通常のマウス機能のものと異なるものではない。
【0014】
図4に基づいて、非接触データの交信について説明する。非接触データ読み取り書き込み機能部4のアンテナコイル4Aから放射される電磁波は、電力の供給役割と、位相変化、振幅の強弱の調整をキャリアとするデータ送信との2つの目的を行っている。
すなわち、非接触データ読み取り書き込み機能部4のアンテナコイル4Aから放射される電磁波を非接触ICカード5の内アンテナコイル5Aが受け、アンテナコイル5Aに電磁誘導により起電力が発生し、この起電力が非接触ICチップ5Bに供給される。
送信データは、電磁波に位相変化、振幅の強弱の調整をキャリアとして付加し、非接触ICカード5内アンテナコイル5Aの両端に電位差が生じ、この電位差より非接触ICチップ5内でデータ信号成分に変換されることにより伝搬される。
非接触ICカード5内の非接触ICチップ5Bからのデータ送信は、上述した流れと逆の流れで信号が伝搬される。
このため、非接触ICカード5内に電池を搭載せずに非接触でデータ交信が可能となる。
【0015】
以下には、本発明の実施形態を3種の例を上げて説明する。図1で示したマウス1は、実施形態1では101、実施形態2では102,実施形態3では103の符号を付して表示する。
また、図4で示した非接触ICカード5は、実施形態1では501、実施形態2では502、実施形態3では503の符号を付して表示する。
【0016】
<実施形態1>
請求項1に記載の指紋センサー部が読み取った利用者の指紋情報と当該非接触ICカードより読み取った予め非接触ICカードに登録された指紋情報とをマウス内部で比較照合し、照合結果が一致したときにパーソナルコンピュータの使用を許可する指紋センサー搭載マウスについて説明する。
図5は、実施形態1のマウス101とパーソナルコンピュータ1001との関係を示すブロック図である。
図5のようにマウス101本体は、ボールマウス機能回路部1Eに加えて、利用者の指紋情報を検出するための指紋情報検出回路部1Dを有している。指紋情報検出回路部1Dは、指紋センサー2と抽出回路6を有し、さらに非接触ICカード501の非接触データ読み取り書き込み機能部4も有している。抽出回路6と非接触データ読み取り書き込み機能部4は、認証回路7に接続し、認証回路7はバスライン8に接続している。なお、バスライン8には、マウスの他の諸機能も接続している。
バスライン8は、通信インターフェース9、信号線3を通じて、パーソナルコンピュータ1001に接続する。
【0017】
非接触ICカード501は、パーソナルコンピュータの使用を許可された利用者の指紋を判別するための指紋判別データを予め登録している。指紋判別データは、例えば指紋の特徴点又は特異点呼ばれる箇所のイメージデータあるいは特別なアルゴリズムで処理したデータを示す。以下、単に指紋判別データという。
なお、非接触ICカード501内に予め登録している利用者の指紋情報の指紋判別データは、暗号化データとして記録している。非接触ICカード501内の暗号化した利用者の指紋情報の指紋判別データは、マウス101本体の非接触データ読み取り書き込み機能部4を通じて、認証回路7に供給される。認証回路7は、暗号化データの復号化処理を行い、復号化したデータを比較照合に用いる構成としている。
これは、非接触ICカード501とマウス101本体の非接触データ読み取り書き込み機能部4との非接触データ交信の際に傍受による悪用を防止するセキュリティ向上の目的である。
【0018】
認証回路7は、抽出回路6よりの利用者指紋の指紋判別データと、非接触ICカード501内より取得した利用者指紋の指紋判別データの比較を行う。
認証回路7は、比較結果が一致した場合は、利用者を認証したことを示す認証信号を生成する。
また、認証回路7は、比較結果が不一致を示す場合は、非承認信号を生成する。
【0019】
パーソナルコンピュータ1001は、認証回路7より認証信号を受信した場合には、パーソナルコンピュータに予め搭載している認証プログラム1001Aが、利用者のパーソナルコンピュータ1001の使用を許可する。
また、パーソナルコンピュータ1001は、認証回路7より非認証信号を受信した場合にはパーソナルコンピュータ1001に搭載している認証プログラム1001Aが、利用者のパーソナルコンピュータ1001への使用を許可せず、表示装置11に「認証不可能」との表示を示すプログラムを搭載しているため表示装置11に認証不可能と表示し、パーソナルコンピュータ1001に搭載しているオペレーションシステムの立ち上げを許可しない。
【0020】
実施形態1の非接触データ交信機能付き指紋センサー搭載マウスの認証手順を図6に示すフロー図とともに説明する。
(1)利用者は、マウス101本体の指紋センサー2に指をおき、指紋を読み取らせる。抽出回路6は、利用者の指紋判別データを抽出し、認証回路7に供給する。(ステップ101)
(2)利用者は、自身の指紋判別データを先に暗号化し記録している非接触ICカード501をマウス1本体にかかげる。(ステップ102)
(3)マウス101本体に内蔵された非接触データ読み取り書き込み機能部が、非接触ICカード501内の利用者の暗号化された指紋の指紋判別データを読み取り、認証回路7に供給する。暗号化データを認証回路内7で復号化する。(ステップ103)
(4)認証回路7は、指紋センサー2が読み取り抽出回路6が抽出した指紋判別データと、非接触ICカード501から非接触読み取り書き込み機能部4が読み取り認証回路7で復号化した指紋判別データとの比較を行う。
(ステップ104)
(5)認証回路7は、比較結果が一致する場合には、利用者を認証したことを示す認証信号を生成し、パーソナルコンピュータ1001に送信する。
パーソナルコンピュータ1001は、認証信号を得てパーソナルコンピュータ1001に搭載している認証プログラム1001Aが利用者の使用を許可し、利用者のパーソナルコンピュータ1001の使用が開始される。(ステップ105)
(6)認証回路7は、比較結果が不一致の場合には、非認証信号を生成し、パーソナルコンピュータ1001に送信する。(ステップ106)
(7)パーソナルコンピュータ1001に予め搭載している認証プログラム 1001Aは、非認証信号より、表示装置11に「認証不可能」との表示を行い、パーソナルコンピュータ1001が搭載しているOSの立ち上げを許可しない。(ステップ107)
【0021】
<実施形態2>
請求項2に記載の指紋センサー部が読み取った利用者の指紋情報と当該非接触ICカードより読み取った予め非接触ICカードに登録された指紋情報とを非接触ICカード内部で比較照合し、照合結果が一致したときにパーソナルコンピュータの使用を許可する指紋センサー搭載マウスについて説明する。
なお、実施形態2では、指紋センサー搭載マウス102はマウス本体に認証回路を搭載しないものを使用し、非接触ICカード502は内部に認証プログラム502Aと復号化プログラム502Bを搭載するものを使用する。
【0022】
図7は、実施形態2の本発明のマウスとパーソナルコンピュータとの関係を示すブロック図である。図7において、非接触ICカード502に搭載されている認証プログラム502Aは、マウス102の非接触データ読み取り書き込み機能部4より非接触にて送信されたマウス102の抽出回路6よりの利用者の指紋判別データと、非接触ICカード502内部の半導体メモリーに暗号化し記憶している利用者の指紋判別データとを非接触ICカード502に搭載されている復号化プログラム502Bで復号化した指紋判別データとの比較を行う。
認証プログラム502Aは、比較結果が一致した場合は、利用者を認証したことを示す認証信号を生成し、マウス102の非接触データ読み取り書き込み機能部4が非接触で読み取り、バスライン8、信号インターフェース9、信号線3を通してパーソナルコンピュータ1002に送信する。
また、認証プログラム502Aは、比較結果が不一致を示す場合は、非承認信号を生成し、マウス102の非接触データ読み取り書き込み機能部4が非接触で読み取り、バスライン8、信号インターフェース9、信号線3を通してパーソナルコンピュータ1002に送信する。
【0023】
パーソナルコンピュータ1002は、非接触ICカード502より認証信号を受信した場合には、パーソナルコンピュータ1002に予め搭載している認証プログラム1002Aが利用者のパーソナルコンピュータ1002の使用を許可する。
また、パーソナルコンピュータ1002は、非接触ICカード502より非認証信号を受信した場合には、パーソナルコンピュータ1002に予め搭載している認証プログラム1002Aが利用者のパーソナルコンピュータ1002への使用を許可せず、表示装置11に「認証不可能」との表示を示すプログラムを搭載しているため表示装置11に認証不可能と表示し、パーソナルコンピュータ1001に搭載しているオペレーションシステムの立ち上げを許可しない。
【0024】
実施形態2の非接触データ交信機能付き指紋センサー搭載マウスの認証手順を図8に示すフロー図とともに説明する。
(1)利用者は、マウス102本体の指紋センサー2に指をおき、指紋を読み取らせる。抽出回路6は、指紋判別データを抽出し、非接触データ読み取り書き込み機能部4に供給する。(ステップ101―2)
(2)利用者は、自身の指紋判別データが先に暗号化し記録している非接触ICカード502をマウス102本体にかかげる。(ステップ102―2)
(3)マウス102本体に内蔵された非接触データ読み取り書き込み機能部は、抽出回路6より供給された指紋判別データを非接触ICカード502に非接触で送信する。(ステップ103―2)
(4)非接触ICカード502内部に搭載されている認証プログラム502は、指紋センサー2が読み取り抽出回路6が抽出し非接触データ読み取り書き込み機能部4より非接触で送信された指紋判別データと、非接触ICカード502内部に記憶し復号化プログラム502Bで復号化した指紋の指紋判別データとの比較を行う。(ステップ104―2)
(5)認証プログラム502Aは、比較結果が一致する場合には、利用者を認証したことを示す認証信号を生成し、マウス102の非接触データ読み取り書き込み機能部4が非接触で読み取り、パーソナルコンピュータ1002に送信する。パーソナルコンピュータ1002は、認証信号を得てパーソナルコンピュータ1002に予め搭載している認証プログラム1002Aが利用者の使用を許可し、パーソナルコンピュータの使用が開始される。
(ステップ105―2)
(6)認証プログラム502Aは、比較結果が不一致の場合には、非認証信号を生成し、マウス102の非接触データ読み取り書き込み機能部4が非接触で読み取り、パーソナルコンピュータ1002に送信する。(ステップ106―2)
(7)パーソナルコンピュータ1002に予め搭載している認証プログラム1002Aは、非認証信号より、表示装置11に「認証不可能」との表示を行い、パーソナルコンピュータ1002に搭載しているOSの立ち上げを許可しない。(ステップ107―2)
【0025】
<実施形態3>
請求項3に記載の指紋センサー部が読み取った利用者の指紋情報と当該非接触ICカードより読み取った予め非接触ICカードに登録された指紋情報とをパーソナルコンピュータ内部で比較照合し、照合結果が一致したときにパーソナルコンピュータの使用を許可することを特徴とする指紋センサー搭載マウスについて説明する。
なお、実施形態3の構成は、パーソナルコンピュータ1003においては、認証プログラム1003Aと復号化プログラム1003Bを搭載し、指紋センサー搭載マウスにおいては、マウス本体に認証回路を搭載しないマウス103を使用する。なお、実施形態2のマウス102と実施形態3のマウスは、同一の構成である。
さらに非接触ICカードは、認証プログラム及び復号化プログラムを搭載しない非接触ICカード503を使用する。なお、実施形態1の非接触ICカード501と実施形態3の非接触ICカード503は、同一の構成である。
【0026】
図9は、実施形態3の本発明のマウスとパーソナルコンピュータとの関係を示すブロック図である。図9において、パーソナルコンピュータ1003に搭載されている認証プログラム1003Aは、マウス103の抽出回路6よりの利用者の指紋判別データと、非接触ICカード503内よりの利用者指紋情報の暗号化した指紋判別データが非接触データ読み取り書き込み機能部4より供給されパーソナルコンピュータ1003に搭載されている復号化プログラム1003Bで復号化した指紋判別との比較を行う。
認証プログラム1003Aは、比較結果が一致した場合は、利用者を認証し、パーソナルコンピュータ1003の利用を許可する。
また、認証プログラム1003Aは、比較結果が一致しない場合は、パーソナルコンピュータ1003の使用を許可しない。さらに、パーソナルコンピュータ1003は、表示装置11に「認証不可能」との表示を示すプログラムを搭載しているため表示装置11に認証不可能と表示し、パーソナルコンピュータ1003に搭載しているオペレーションシステムの立ち上げを許可しない。
【0027】
実施形態3の非接触データ交信機能付き指紋センサー搭載マウスの認証手順を図10に示すフロー図とともに説明する。
(1)利用者は、マウス103本体の指紋センサー2に指をおき、指紋を読み取らせる。抽出回路6は、利用者の指紋判別データを抽出し、バスライン8,通信インターフェース9,信号線3を通して、パーソナルコンピュータ1003に供給する。(ステップ101―3)
(2)利用者は、自身の指紋判別データを先に暗号化し、記録している非接触ICカード503をマウス103本体にかかげる。(ステップ102―3)
(3)マウス503本体に内蔵された非接触データ読み取り書き込み機能部が、非接触ICカード503内の利用者の暗号化された指紋の指紋判別データの情報を読み取り、バスライン8,通信インターフェース9,信号線3を通して、パーソナルコンピュータ1003に供給する。パーソナルコンピュータ1003が搭載する復号化プログラム1003Bにより復号化する。(ステップ103―3)
(4)パーソナルコンピュータ1003が搭載する認証プログラム1003A は、指紋センサー2が読み取り抽出回路6が抽出した指紋判別と、非接触ICカード503から非接触読み取り書き込み機能部4が読み取り、パーソナルコンピュータ1003が搭載する復号化プログラム1003Bで復号化した指紋の指紋判別データとの比較を行う。(ステップ104―3)
(5)パーソナルコンピュータ1003が搭載する認証プログラム1003A 内で比較結果が一致する場合には、パーソナルコンピュータ1003の使用が開始される。(ステップ105―3)
(6)パーソナルコンピュータ1003が搭載する認証プログラム1003A 内で比較結果が不一致の場合には、パーソナルコンピュータ1003の使用を許可しない。(ステップ106―3)
(7)パーソナルコンピュータ1003に予め搭載している認証プログラム1003Aは、使用を許可しない場合には表示装置11に「認証不可能」との表示を行い、パーソナルコンピュータ1003に搭載しているOSの立ち上げを許可しない。(ステップ107―3)
【0028】
マウス1本体に内蔵された非接触データ読み取り書き込み機能部4は、いわゆる非接触ICカードのリーダーライターとしての機能を備えるため、一般の非接触ICカードのリーダーライターとしても使用が可能である。
例えば、非接触ICカード利用小額決済電子マネーシステムであれば、利用者のインターネットショッピングの小額決済に本発明のマウスと電子マネー機能搭載非接触ICカードの採用が可能であり、本発明のマウス1を多目的に利用が可能である。
さらに、利用者の指紋情報も格納した電子マネー機能搭載非接触ICカードと本発明マウス1を利用すれば、パスワードより確実な決済時の本人認証が、実現可能である。
【0029】
以上のように本発明の各実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に記載にされた具体的構成のみに限定されるものではない。
(1)例えば、指紋判別データを暗号化した場合を例に説明したが、必ずしも暗号化する必要がなく、平文のままでも良い。その場合は、暗号化と復号化に係わる処理機能又はプログラムは不要となる。
(2)例えば、マウスとしては、ボール回転式のマウスであるボールマウスを用いた場合について説明したが、これに限定するものではなく光学マウス、回転ホイール付きマウス、トラックボールあるいはジョイスティック等のパーソナルコンピュータ用のポンティングデバイスであれば良い。
(3)非接触ICカードを用いた場合について説明したが、これに限定されることなく、ISO/IEC7816で定めるSIM形状に非接触データ交信機能を搭載したものであっても良い。
(4)パーソナルコンピュータを用いた場合について説明したが、これに限定されるものではなく銀行のテラーズマシンなどコンピュータを組み込んだ機器でマウスを使用するものであっても良い。
【0030】
【発明の効果】
本発明の指紋センサー搭載マウスは、非接触ICカードによる非接触データ交信方法を採用しているため、非接触ICカードをマウスに接近させてかかげるだけで、データ交信が可能である。このため、挿入口をマウス本体に設ける必要がないため、挿入口よりの粉塵の侵入がなく、高信頼性のマウスの実現が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマウスの外観を示す上面図である。
【図2】本発明のマウスに搭載した指紋センサーの原理の説明図である。
【図3】本発明のマウスの非接触データ読み取り書き込み機能部装着位置を図示する側面図である。
【図4】非接触データ読み取り書き込み機能部と非接触ICカードの非接触データ交信状況の説明図である。
【図5】実施形態1の本発明のマウスとパーソナルコンピュータとの関係を示すブロック図である。
【図6】実施形態1の利用者認証手順を示すフロー図である。
【図7】実施形態2の本発明のマウスとパーソナルコンピュータとの関係を示すブロック図である。
【図8】実施形態2の利用者認証手順を示すフロー図である。
【図9】実施形態3の本発明のマウスとパーソナルコンピュータとの関係を示すブロック図である。
【図10】実施形態3の利用者認証手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
1……………マウス
1A…………マウス筐体
1B…………クリックスイッチ
1C…………トラックボール
1D…………指紋情報検出回路部
1E…………ボールマウス機能回路部
101………実施形態1のマウス
102………実施形態2のマウス
103………実施形態3のマウス
2………………指紋センサー
2A…………検出電極
2B…………隆線
2C…………隆線溝
2D…………隆線の静電容量
2E…………隆線溝の静電容量
3………………信号線
4………………非接触データ読み取り書き込み機能部
4A…………非接触データ読み取り書き込み機能部のアンテナコイル
4B…………非接触データ処理回路部
5………………非接触ICカード
5A…………非接触ICカードに搭載されるアンテナコイル
5B…………非接触ICカードに搭載される非接触ICチップ
501………実施形態1の非接触ICカード
502………実施形態2の非接触ICカード
502A…実施形態2の非接触ICカードの非接触ICチップ内部に搭載される認証プログラム
502B…実施形態2の非接触ICカードの非接触ICチップ内部に搭載される復号化プログラム
503………実施形態3の非接触ICカード
6………………抽出回路
7………………認証回路
8………………バスライン
9………………通信インターフェース
1001………実施形態1のパーソナルコンピュータ
1001A…実施形態1のパーソナルコンピュータに搭載している認証プログラム
1002………実施形態2のパーソナルコンピュータ
1002A…実施形態2のパーソナルコンピュータに搭載している認証プログラム
1003………実施形態3のパーソナルコンピュータ
1003A…実施形態3のパーソナルコンピュータ本体に搭載される認証プログラム
1003B…実施形態3のパーソナルコンピュータ本体に搭載される復号化プログラム
11……………表示装置

Claims (3)

  1. コンピュータに接続して入力操作を行うマウスにおいて、利用者の指紋を読み取る指紋センサー部と、非接触ICカードのデータを非接触で読み取る非接触データ読み取り書き込み機能部とを備え、指紋センサー部が読み取った利用者の指紋情報と当該非接触ICカードより読み取った予め非接触ICカードに登録された指紋情報とを当該マウス内部で比較照合し、照合結果が一致したときにコンピュータに予め搭載している認証プログラムが、コンピュータの使用を許可することを特徴とする指紋センサー搭載マウス。
  2. コンピュータに接続して入力操作を行うマウスにおいて、利用者の指紋を読み取る指紋センサー部と、非接触ICカードのデータを非接触で読み取る非接触データ読み取り書き込み機能部とを備え、指紋センサー部が読み取った利用者の指紋情報と当該非接触ICカードに予め登録された指紋情報とを非接触ICカード内部で比較照合し、照合結果が一致したときにコンピュータに予め搭載している認証プログラムが、コンピュータの使用を許可することを特徴とする指紋センサー搭載マウス。
  3. コンピュータに接続して入力操作を行うマウスにおいて、利用者の指紋を読み取る指紋センサー部と、非接触ICカードのデータを非接触で読み取る非接触データ読み取り書き込み機能部とを備え、指紋センサー部が読み取った利用者の指紋情報と当該非接触ICカードより読み取った予め非接触ICカードに登録された指紋情報とをマウスが接続しているコンピュータ内部で比較照合し、照合結果が一致したときにコンピュータに予め搭載している認証プログラムが、コンピュータの使用を許可することを特徴とする指紋センサー搭載マウス。
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