JP2005037198A - 内側炉心槽の挿入・引き抜き方法及びその装置と内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体の拘束支持方法及びその装置 - Google Patents

内側炉心槽の挿入・引き抜き方法及びその装置と内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体の拘束支持方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内側炉心槽の挿入・引き抜きを確実、容易にし、内側炉心槽引き抜き時にその周囲の最内層燃料集合体が内側に倒れ込まないようにする。
【解決手段】内側炉心槽の挿入・引き抜き時、内側炉心槽の外周側に嵌装した拘束枠を最内層燃料集合体のハンドリングヘッド下端に位置させて、最内層燃料集合体を炉心内側方から径方向に拘束支持するか、内側炉心槽の引き抜き、挿入に支障の無いように最内層燃料集合体のハンドリングヘッド内に夫々拘束ピンを一斉に嵌入し、最内層燃料集合体を炉心径方向に押し出すように拘束支持することにより、内側炉心槽の挿入・引き抜きを確実、容易にする。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、核変換利用の加速器駆動炉プラント(未臨界炉)における内側炉心槽の挿入・引き抜き方法及びその装置と、内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体の拘束支持方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、核変換利用の加速器駆動炉プラント(未臨界炉)に関して、冷却材を鉛−ビスマスとして陽子ビームを炉心に入射し核変換を行う未臨界炉概念設計研究が行われている。陽子ビーム入射筒を炉心中央に設置するには、炉心中央部の燃料集合体複数本を取り除いて内側炉心槽を配置することが必要である。炉心中央部の燃料集合体複数本を取り除くと、その周囲の燃料集合体の炉心中央方向への変位(倒れ込み)が生じるので、それを拘束することが必要となり、図1,図2に示すように内側炉心槽1とこれと一体に上端外周側に設けた炉心支持枠2の設置が必要となる。そして、この内側炉心槽1の内側に、陽子ビーム入射筒3が配置される。関連する先行技術文献として、特開2000−321389がある。
【0003】
ところで、内側炉心槽1の周囲の最内層燃料集合体4の周りは、最も中性子束が高いため、内側炉心槽1は最も照射条件の厳しい構造物の1つとなっているので、プラント寿命中に内側炉心槽1を何回か交換する必要がある。
【0004】
燃料集合体4は、図3に示す下端のエントランスノズル5を図示せぬ炉心支持板の穴に挿入して支持され、燃料集合体4の上部は燃料集合体4の上端のハンドリングヘッド6同士で支持し合い、炉心部最外層の燃料集合体4は図4に示すように炉心槽7によって炉心径方向が拘束支持されている。図2に示されるような六角形の燃料集合体4では、燃料交換時等に二本の燃料集合体4を同時に引き抜くと、炉心構成の形状が崩れて、新たな燃料集合体4を装荷できなくなる恐れがある。このため、図4に示すように最外層及び最内層の燃料集合体4を炉心槽7に固定された炉心支持枠8及び内側炉心槽1に固定された内側炉心支持枠2で炉心径方向に支持する方式を採用し、燃料集合体4は一体ずつ交換する方式を採用している。
【0005】
しかし、内側炉心槽1とこれと一体の内側炉心支持枠2を交換のために引き抜くと、最内層の燃料集合体4が内側炉心支持枠2による拘束状態から解放され、自由に変位し、引き抜き後支えの無い方向へ最内層の燃料集合体4の頂部が図4の矢印の如く移動するため、即ち最内層の燃料集合体4が内側に倒れ込むために、新しい内側炉心槽1とこれと一体の内側炉心支持枠2の挿入、据付けができなくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、内側炉心槽の挿入・引き抜きが確実、容易にできる方法及びその装置と、内側炉心槽引き抜き時、その周囲の最内層燃料集合体が内側に倒れ込まないように拘束支持する方法及びその装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するめの本発明の内側炉心槽の挿入・引き抜き方法は、上部外周に炉心支持枠を一体に設け、上端内周に鍔状の掴み部を一体に設けた内側炉心槽を、内側炉心槽用グリッパにて鍔状の掴み部を掴んで炉心中央部に挿入し、内側炉心槽用グリッパの中心に貫通された駆動軸の先端の拘束枠用グリッパにて駆動機構とキーを介して炉心中央部の最内層燃料集合体の上端を拘束している拘束枠を下方に押し下げ、内側炉心槽の上部外周に一体に設けられた炉心支持枠にて最内層燃料集合体の上端部を支持し、内側炉心槽の供用期間終了の際は、内側炉心槽用グリッパにて鍔状の掴み部を掴み且つ拘束枠用グリッパにて駆動機構とキーを介して内側炉心槽を掴んで内側炉心槽を引き抜くことを特徴とするものである。
【0008】
上記の内側炉心槽の挿入・引き抜き方法を実施するための本発明の内側炉心槽の挿入・引き抜き装置は、上部外周に炉心支持枠を一体に設けた内側炉心槽を、炉心中央部に挿入し且つ引き抜くために、内側炉心槽の上端内周に一体に設けた鍔状の掴み部を掴む上下動可能な内側炉心槽用グリッパと、内側炉心槽の下部周方向対向位置に夫々枢支したキーと、この両キーの上部を内側炉心槽の挿入時に押圧し外方に回動して炉心中央部の最内層燃料集合体を拘束するリング状の拘束枠を下降させ、両キーの下部を内側炉心槽の引き抜き時に押圧し外方に回動して拘束枠を上昇させる内側炉心槽内に配した上下動可能なリング状の駆動機構と、前記内側炉心槽用グリッパの中心に上下動可能な駆動軸を貫通してその下端に設けた前記駆動機構の内側に係合する拘束枠用グリッパとより成るものである。
【0009】
本発明の内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体の拘束支持方法の1つは、内側炉心槽の引き抜き時、その内側炉心槽の下部外周に押し下げられていた拘束枠を引き上げて内側炉心槽周囲の最内層燃料集合体のハンドリングヘッド下端に係止して、最内層燃料集合体を炉心内側方から径方向に拘束支持することを特徴とするものである。
【0010】
本発明の内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体の拘束支持方法の他の1つは、内側炉心槽の挿入・引き抜きに支障の無いように内側炉心槽周囲の最内層燃料集合体の各ハンドリングヘッド内に拘束ピンを一斉に嵌入し、最内層燃料集合体を炉心径方向に押し出すように拘束支持することを特徴とするものである。
【0011】
前述の内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体の拘束支持方法の1つを行うための拘束支持装置は、上部外周に炉心支持枠を一体に有する内側炉心槽の下部外周に上下動可能に嵌装された最内層燃料集合体を拘束するリング状の拘束枠と、この拘束枠の上面に内側炉心槽の挿入時上部突起を係合して拘束枠を降下させ、拘束枠の下面に内側炉心槽の引き抜き時下部突起を係合して拘束枠を上昇させる、内側炉心槽の周方向対向位置に夫々枢支されたキーと、この両キーの上部を内側炉心槽の挿入時に押圧し外方に回動して前記拘束枠を下降させ、両キーの下部を内側炉心槽の引き抜き時に押圧し外方に回動して拘束枠を上昇させる、内側炉心槽内に配された上下動可能なリング状の駆動機構と、内側炉心槽の上端内周に一体に設けた鍔状の掴み部を掴む上下動可能な内側炉心槽用グリッパの中心に上下動可能な駆動軸を貫通してその下端に設けた前記駆動機構の内側に係合する拘束枠用グリッパとより成るものである。
【0012】
前述の内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体の拘束支持方法の他の1つを行うための拘束支持装置は、内側炉心槽の上端外周側に一体に設けられた内側炉心支持枠の外径よりも大きい内径を有し、内側炉心槽の外周に装荷された最内層燃料集合体群の外径とほぼ等しい外径を有する環状盤と、この環状盤の周方向にて下方に多数突設され、内側炉心槽の外周に装荷された最内層燃料集合体のハンドリングヘッド内に夫々嵌入する拘束ピンより成るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明による内側炉心槽の挿入・引き抜き方法及びその装置と、内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体の拘束支持方法及びその装置の実施の形態について説明する。先ず、内側炉心槽の挿入・引き抜き方法と内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体の拘束支持方法を実施するための挿入・引き抜き装置とそれに組み込まれた拘束支持装置を図5によって説明すると、1は炉心中央部に挿入した内側炉心槽、2′はその内側炉心槽1の上部外周に一体に設けられた炉心支持枠で、この炉心支持枠2′により内側炉心槽1の外周に装荷された最内層燃料集合体4が径方向に支持される。10は内側炉心槽1を挿入し且つ引き抜くために内側炉心槽1の上端内周に一体に設けた鍔状の掴み部11を掴む上下動可能な内側炉心槽用グリッパである。12は内側炉心槽1の下部外周に嵌装されて、内側炉心槽1の引き抜き時に上昇せしめられ最内層燃料集合体4を拘束するリング状の拘束枠である。このリング状の拘束枠12の上面に前記内側炉心槽1の挿入時に外側の上部突起13を係合して拘束枠12を降下させ、拘束枠12の下面に内側炉心槽1の引き抜き時に外側の下部突起14を係合して拘束枠12を上昇させるキー15が内側炉心槽1の周方向対向位置に夫々ピン16にて内外方向に回動可能に支持されている。17は前記両キー15の内側上部を内側炉心槽1の挿入時に前記拘束枠12側の押圧して回動し、両キー15の内側下部を内側炉心槽1の引き抜き時に前記拘束枠12側に押圧して回動する、内側炉心槽1内に配された上下動可能な外周面上下に凸部18,19を有するリング状の駆動機構である。20はこの駆動機構17の内側の環状溝21に係合するディスク状の拘束枠用グリッパで、この拘束枠用グリッパ20は前記内側炉心槽用グリッパ10の中心に上下動可能に貫通した駆動軸22の下端に設けられている。23は内側炉心槽1の下部外周に一体に設けた突起で、拘束枠12の浮き上がりを防止するものである。
【0014】
初期炉心装荷時に内側炉心槽1、拘束枠12、キー15、ピン16および駆動機構17は、図6の状態となるように設置され、プラント運転中もこの状態である。拘束枠12は、原子炉運転中中性子照射量の少ない最内層燃料集合体4の下端部の上部炉心支持板(図示せず)近傍位置に保持されるので、中性子照射損傷が抑制され交換の必要は無い。内側炉心槽1の供用期間終了の際は、図7に示すように内側炉心槽1の上端内周の鍔状の掴み部11を内側炉心槽用グリッパ10により掴み、且つ拘束枠用グリッパ20をリング状の駆動機構17の内側の環状溝21に係合して駆動機構17の外周面下側の凸部19によりキー15の内側下部を押圧して外方に回動した上、内側炉心槽1を内側炉心槽用グリッパ10と拘束枠用グリッパ20とにより図8に示すように引き上げることにより、拘束枠12の下面にキー15の外側の下部突起14が係合して、拘束枠12が引き上げられていき、拘束枠12が図9に示すように最内層燃料集合体4の上端のハンドリングヘッド6の下端に係止されて止まり、最内層燃料集合体4は拘束枠12にて炉心内側方から拘束支持される。尚、照射変形した最内層燃料集合体4に拘束枠12がひっかかりその浮き上がりが止まった場合にも拘束枠12はキー15の下部突起14との係合により強制的に上昇せしめられる。その後拘束枠用グリッパ20によりリング状の駆動機構17を僅かに下げてキー15の下部突起14と拘束枠12の係合を解いて拘束枠12を放した後、図10に示すように内側炉心槽1を引き抜く。この内側炉心槽1の引き抜き後、拘束枠12は原子炉容器内の冷却材である鉛−ビスマス中で浮力によって最内層燃料集合体4の上端のハンドリングヘッド6の下端に位置したままとなる。従って、最内層燃料集合体4は内側に倒れ込むことがないので、新しい内側炉心槽1の挿入は何ら支障なく容易に行うことができる。
【0015】
次に上記のように構成された装置による内側炉心槽1の挿入・引き抜き方法と内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体4の拘束支持方法について説明する。内側炉心槽1の挿入時、先ず燃料集合体複数本が取り除かれて空隙となった炉心中央部における最内層燃料集合体4の内側に図11に示すようにリング状の拘束枠12を嵌める。次に内側炉心槽用グリッパ10により内側炉心槽1の上端内周の鍔状の掴み部11を掴んで内側炉心槽1を拘束枠12内に通して最内層燃料集合体4の内側に挿入すると共に、内側炉心槽用グリッパ10の中心に上下動可能に貫通した駆動軸22の下端のディスク状の拘束枠用グリッパ20をリング状の駆動機構17の内側の環状溝21に係合して、図12に示すようにリング状の駆動機構17を押し下げて、その駆動機構17の外周面上側の凸部18によりキー15の内側上部を押圧して外方に回動し、キー15の外側の上部突起13を拘束枠12の上面に係合して拘束枠12を降下させながら内側炉心槽1を最内層燃料集合体4の内側に深く挿入することにより、内側炉心槽1の上部外周に一体に設けられている炉心支持枠2′は図13に示すように最内層燃料集合体4の上端部を支持することになり、拘束枠12は原子炉運転中中性子照射量の少ない最内層燃料集合体4の下端部の上部炉心支持板(図示せず)近傍位置に保持される。そして、内側炉心槽用グリッパ10及び拘束枠用グリッパ20は図14に示すように外して引き上げる。尚、拘束枠12は浮力により浮き上がろうとするが、内側炉心槽1の下部外周に一体に設けた突起23により防止される。
【0016】
内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体の拘束支持方法の他の1つを実施するための拘束支持装置を図15によって説明すると、1は内側炉心槽、2はその内側炉心槽1の上端外周に一体に設けられた内側炉心支持枠で、この内側炉心支持枠2により内側炉心槽1の外周に装荷された最内層燃料集合体4が径方向に支持されているが、内側炉心槽1を引き抜くと最内層燃料集合体4が内側に倒れ込む。これを防ぐための本発明の拘束支持装置は、内側炉心支持枠2の外径よりも大きい内径を有し、内側炉心槽1の外周に装荷された最内層燃料集合体4群の外径とほぼ等しい外径を有する環状盤24と、この環状盤24の周方向にて下方に多数突設され、内側炉心槽1の外周の装荷された最内層燃料集合体4のハンドリングヘッド6内に夫々嵌入する筒状の拘束ピン25とより成るもので、拘束ピン25は外周面にテーパ26が付されて先細となっている。
【0017】
上記のように構成された拘束支持装置による内側炉心槽1の引き抜き時の燃料集合体4の拘束支持方法について説明する。図15に示すように内側炉心槽1の周囲の最内層燃料集合体4のハンドリングヘッド6内に、環状盤24の周方向にて下方に多数突設された筒状の拘束ピン25を一斉に嵌入し、最内層燃料集合体4を矢印の炉心径方向に押し出すように拘束支持する。かくして最内層燃料集合体4は内側に倒れ込むことがないので、上端外周に内側炉心支持枠2を一体に有する内側炉心槽1は、環状盤24の内側の通路27を通して何ら支障なく容易に引き抜くことができ、また新しい内側炉心槽1を環状盤24の内側の通路27を通して何ら支障なく容易に挿入し、据付けることができる。この場合、内側炉心槽1の引き抜き,挿入は、図5に示される内側炉心槽用グリッパ10にて内側炉心槽1の上端内周に一体に設けた掴み部11を掴んで昇降することにより行われる。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明で判るように本発明によれば、内側炉心槽の挿入・引き抜きを確実、容易にでき、また内側炉心槽の引き抜き時その周囲の最内層燃料集合体が内側に倒れ込まないように拘束支持することができる。従って、プラント寿命中に要求される上端外周に炉心支持枠を一体に有する内側炉心槽の数回の交換に適切に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】未臨界炉概念設計における陽子ビーム入射筒が内側に配置される内側炉心槽を示す縦断面図である。
【図2】内側炉心槽と内側炉心支持枠と最内層燃料集合体の配置構成を示す要部斜視図である。
【図3】燃料集合体の部分省略縦断面図である。
【図4】未臨界炉の炉心構造の概念を示す平面図である。
【図5】本発明による内側炉心槽の挿入・引き抜き方法と内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体の拘束支持方法を実施するための挿入・引き抜き装置とそれに組み込まれた拘束支持装置を示す縦断面図である。
【図6】交換前の内側炉心槽の状態を示す縦断面図である。
【図7】図6に示される内側炉心槽を内側炉心槽用グリッパと拘束枠用グリッパとにより引き上げる直前の状態を示す縦断面図である。
【図8】図7において内側炉心槽を引き上げ始めた状態を示す縦断面図である。
【図9】図8において内側炉心槽が引き上げられて拘束枠が最内層燃料集合体のハンドリングの下端に係止されて最内層燃料集合体を拘束支持している状態を示す縦断面図である。
【図10】図9において内側炉心槽がさらに引き上げられて炉心中央部の空隙から引き抜かれる直前の状態を示す縦断面図である。
【図11】図5において内側炉心槽用グリッパにより内側炉心槽を下降し炉心中央部の空隙に挿入し始めた状態を示す縦断面図である。
【図12】図11において拘束枠用グリッパを下降してリング状の駆動機構によりキーの上部を外方に回動し拘束枠の上面にキーの外側の上部突起を係合した状態を示す縦断面図である。
【図13】図12において内側炉心槽を炉心中央部の空隙に下降し挿入し終えた状態を示す縦断面図である。
【図14】図13において内側炉心槽内より内側炉心槽用グリッパと拘束枠用グリッパを引き上げる状態を示す縦断面図である。
【図15】本発明による内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体の拘束支持方法の他の1つを実施するための拘束支持装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 内側炉心槽
2 内側炉心支持枠
2′ 炉心支持枠
4 燃料集合体
6 ハンドリングヘッド
10 内側炉心槽用グリッパ
11 鍔状の掴み部
12 リング状の拘束枠
13 上部突起
14 下部突起
15 キー
16 ピン
17 リング状の駆動機構
18,19 凸部
20 拘束枠用グリッパ
21 環状溝
22 駆動軸
23 拘束枠の浮き上がりを防止する突起
24 環状盤
25 拘束ピン
26 拘束ピン外周面のテーパ
27 環状盤の内側の通路

Claims (6)

  1. 上部外周に炉心支持枠を一体に設け、上端内周に鍔状の掴み部を一体に設けた内側炉心槽を、内側炉心槽用グリッパにて鍔状の掴み部を掴んで炉心中央部に挿入し、内側炉心槽用グリッパの中心に貫通された駆動軸の先端の拘束枠用グリッパにて駆動機構とキーを介して炉心中央部の最内層燃料集合体の上端を拘束している拘束枠を下方に押し下げ、内側炉心槽の上部外周に一体に設けられた炉心支持枠にて最内層燃料集合体の上端部を支持し、内側炉心槽の供用期間終了の際は、内側炉心槽用グリッパにて鍔状の掴み部を掴み且つ拘束枠用グリッパにて駆動機構とキーを介して内側炉心槽を掴んで内側炉心槽を引き抜くことを特徴とする内側炉心槽の挿入・引き抜き方法。
  2. 上部外周に炉心支持枠を一体に設けた内側炉心槽を、炉心中央部に挿入し且つ引き抜くために、内側炉心槽の上端内周に一体に設けた鍔状の掴み部を掴む上下動可能な内側炉心槽用グリッパと、内側炉心槽の下部周方向対向位置に夫々枢支したキーと、この両キーの上部を内側炉心槽の挿入時に押圧し外方に回動して炉心中央部の最内層燃料集合体を拘束するリング状の拘束枠を下降させ、両キーの下部を内側炉心槽の引き抜き時に押圧し外方に回動して拘束枠を上昇させる内側炉心槽内に配した上下動可能なリング状の駆動機構と、前記内側炉心槽用グリッパの中心に上下動可能な駆動軸を貫通してその下端に設けた前記駆動機構の内側に係合する拘束枠用グリッパとより成る内側炉心槽の挿入・引き抜き装置。
  3. 内側炉心槽の引き抜き時、その内側炉心槽の下部外周に押し下げられていた拘束枠を引き上げて内側炉心槽周囲の最内層燃料集合体のハンドリングヘッド下端に係止して最内層燃料集合体を炉心内側方から径方向に拘束支持することを特徴とする内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体の拘束支持方法。
  4. 内側炉心槽の挿入・引き抜きに支障の無いように内側炉心槽周囲の最内層燃料集合体の各ハンドリングヘッド内に拘束ピンを一斉に嵌入し、最内層燃料集合体を炉心径方向に押し出すように拘束支持することを特徴とする内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体の拘束支持方法。
  5. 上部外周に炉心支持枠を一体に有する内側炉心槽の下部外周に上下動可能に嵌装された最内層燃料集合体を拘束するリング状の拘束枠と、この拘束枠の上面に内側炉心槽の挿入時上部突起を係合して拘束枠を降下させ、拘束枠の下面に内側炉心槽の引き抜き時下部突起を係合して拘束枠を上昇させる、内側炉心槽の周方向対向位置に夫々枢支されたキーと、この両キーの上部を内側炉心槽の挿入時に押圧し外方に回動して前記拘束枠を下降させ、両キーの下部を内側炉心槽の引き抜き時に押圧し外方に回動して拘束枠を上昇させる、内側炉心槽内に配された上下動可能なリング状の駆動機構と、内側炉心槽の上端内周に一体に設けた鍔状の掴み部を掴む上下動可能な内側炉心槽用グリッパの中心に上下動可能な駆動軸を貫通してその下端に設けた前記駆動機構の内側に係合する拘束用グリッパとより成る内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体の拘束支持装置。
  6. 内側炉心槽の上端外周に一体に設けられた内側炉心支持枠の外径より大きい内径を有し、内側炉心槽の外周に装荷された最内層燃料集合体群の外径とほぼ等しい外径を有する環状盤と、この環状盤の周方向にて下方に多数突設され、内側炉心槽の外周に装荷された最内層燃料集合体のハンドリングヘッド内に夫々嵌入する拘束ピンとより成る内側炉心槽引き抜き時の燃料集合体の拘束支持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022085680A1 (ja) 2020-10-22 2022-04-28 京都府公立大学法人 ヒト角膜内皮細胞及び/又はヒト角膜内皮前駆細胞の保存方法

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