JP2005035047A - プリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】布地にインクを噴射して所定の模様を染色するプリンタにおいて、布地に噴射されたインクの速乾性を全う出来るプリンタを提供する。
【解決手段】布地31に対して相対移動するインクヘツド21を備え、前記インクヘツド21から噴射されるインクにより前記布地31に所定の模様を染色するようにし、前記インクヘツド21に前記布地31にエアを噴射するノズル35Cを設けた。
【選択図】図6
【解決手段】布地31に対して相対移動するインクヘツド21を備え、前記インクヘツド21から噴射されるインクにより前記布地31に所定の模様を染色するようにし、前記インクヘツド21に前記布地31にエアを噴射するノズル35Cを設けた。
【選択図】図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、布地等に模様印刷を施すプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
布地にインクを噴射して所定の模様を染色するプリンタは、特許文献1に開示されている。すなわち、このプリンタは、固定された布地の上を縦横に移動するインクヘツドを備えており、このインクヘツドから噴射されるインクにより布地に所定の模様が染色されるようになっている。そして、布地に噴射されたインクは、エアにより、即、乾燥されるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−84887号公報 (第1〜4頁、図1〜7)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したプリンタは、確かに、布地にインクで所定の模様を染色でき、実用的価値が高いものであるが、特定のユーザにとっては、満足できるものではなかった。すなわち、上記したプリンタにおいては、布地に噴射されたインクの速乾のために、布地にエアを噴射するようになっている。しかるに、この温風を発生する装置は、プリンタのコーナー部に位置しており、布地の全般に渡って噴射されるようになっており、布地の種類によっては、インクの速乾は、必ずしも実効性があるとはいえなかった。
【0005】
それ故に、本発明は、インクの速乾性を全う出来るプリンタを提供することを、その技術的課題とする。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明において講じた技術的解決手段は、「布地に対して相対移動するインクヘツドを備え、前記インクヘツドから噴射されるインクにより前記布地に所定の模様を染色するようにしたプリンタにおいて、前記インクヘツドに前記布地にエアを噴射するノズルを設けてなるプリンタ」を構成したことである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に係るプリンタの実施形態の一例を添付図面に基づいて説明する。図1は本実施形態例のプリンタのブロック図を示す。本実施形態例のプリンタ3は編集機2と接続されており、編集機2は画像入力装置1と接続されている。画像入力装置1としては例えばスキヤナ等を用いることができる。画像入力装置1より読み込まれた画像情報は、編集機2で画像の編集、印刷する色彩の指定等が行われて新たな印刷情報となり、プリンタ3の入力装置4を介してマイクロコンピユータ(以下、MPUと称する。)5に送られる。印刷情報は、プリンタ3の操作パネル29からの指示により、順次、または一括してMPU5に接続されたRAM6に入力されるようになっている。
【0009】
図2にプリンタ3の全体図を示す。このように、プリンタ3の機枠7は逆U字状をなし、中央部にはテーブル8が上下動可能に配設されている。また、機枠7の上面には、MPU5に対して入力を行う操作パネル29が配設されている。機枠7の両側面にはそれぞれ溝7a(片方のみ図示)が形成されており、この溝7aには溝7aに沿つてY方向に移動するY移動バー9の端部がかけられている。Y移動バー9の側面にも溝9aが形成されており、この溝9aには先端に印刷部11を備えたX移動腕10が、X方向に移動可能に配設されている。MPU5よりXYモータドライブ30(図1)に駆動の指示が入ると、Xモータ10b、Yモータ9bが移動距離に合わせて回転し、X移動腕10及びY移動バー9が移動して印刷部11を平面的に移動させることができるようになっている。
【0010】
布地31を保持する保持枠12は、円形の枠本体12a(図3)と、枠本体12aの内周に係合し枠本体12aとの間で布地31を保持する係合枠12bと、枠本体12aの両端部より機枠7に向かつて延在するよう固着された取付け部12cより構成されている。機枠7の上面には一対の段部7cが形成されており、保持枠12はその取付け部12cが段部7cにネジ止めされることによって固定される。図3に示すように、機枠7の上面で一方の取付け部12cの真下にあたる部分には、センサー14が配設されている。センサー14はMPU5に接続されており、機枠7と取付け部12cとの間の距離を検知してMPU5に伝えるようになっている。
【0011】
機枠7の内側面にはピニオン15が形成されている。また、テーブル8の両側面にはピニオン15と噛合する一対のラツク16が軸支されており、ラツク16にはベルト17が巻回されている。テーブル8内には、回転軸19が軸着されたステツピングモータ18が配設されており、回転軸19にはベルト17が噛合している。こうして、MPU5よりモータドライブ20(図1)を介してステツピングモータモータ18に駆動の指示が入ると、ベルト17及びラツク16を回転させる。このとき、ベルト17は一方のラツク16にねじれて巻回されているため、ステツピングモータ18の回転によって、ラツク16はそれぞれ相反する方向に回動する。従って、本実施例ではステツピングモータ18が図3にて時計方向に回転すればテーブル8は上昇し、反時計方向に回転すれば下降するようになつている。
【0012】
次に、X移動腕10の先端に備えられた印刷部11について説明する。図6に示すように、本実施例の印刷部11は、それぞれ青、赤、緑の3原色のインクを蓄えた3本のインクヘツド21を備えている。インクヘツド21はインクヘツド保持部材22に固定されており、MPU5よりヘツドドライブ24(図1)にプリントの指示が入ると、指定された色をもつインクヘツド21がインクヘツド保持部材22より下降して、布地31上にプリントを行うようになっている。インクヘツド保持部材22には、センサー28が各インクヘツド21に対応して配設されている。センサー28は布地31との距離を検知してMPU5に送るようになっている。またインクヘツド保持部材22の両端は、X移動腕10内に配設された一対のガイドバー23に通されている。X移動腕10の内壁には、ガイドバー23に隣接してプーリー25a、25bが上下に並んで配設されており、プーリー25aにはインクヘツドモータ27が配設されている。また、プーリー25a、25bにはベルト26が巻回され、ベルト26にはインクヘツド保持部材22の端部が取付けられている。こうして、インクヘツドモータ27が作動してプーリー25a、25bが回動すると、ベルト26が回転しインクヘツド保持部材22をガイドバー23に沿って上下に駆動させるようになっている。
【0013】
図6に明瞭に示されるように、X移動腕10の両側には、インクヘッド21に近接するように、一対のノズル35c・35cが設けられている。しかして、一対のノズル35c・35cの先端部は布31の表面を指向している。ヒータ35aによって暖められた空気は、駆動されたファン35bの送風により、一対のノズル35c・35cの基端部に供給され、先端部から、インクヘッド21から噴射された直後の布31の表面(つまり染色されて模様が形成された部位)に吹き付けられ、インクの速乾が図られるようになっている。しかして、ノズル35cはグースネックの態様で形成されており、温風が吹き付けられる部位を適宜、調整できるようになっている。なお、ヒータ35a、ファン35b及び一対のノズル35c・35cは、温風装置35を構成する。
【0014】
次に本実施形態例の作用について説明する。初めに、保持枠12を機枠7上に固定するネジ13を緩めた状態で、布地31を保持枠12にセツトする。このとき、テーブル8は最も高い位置まで上昇させてあり、布地を保持枠12にセツトすることで布地31の厚み分Δdだけ保持枠12の取付け部12cは上昇する(図4)。ここで、操作パネル29よりテーブル8の高さ補正の指示をすると、センサー14が機枠7と取付け部12cとの間の距離を測定してMPU5に送る。MPU5はこれを受けて、モータドライブ20に指示してステツピングモータ18を回転させ、Δdだけテーブル8を下げる。こうして、機枠7と取付け部12cはその距離がdとなるよう調整され、同時にインクヘツド21と布地31との距離が調整される(図5)。次に、操作パネル29からプリントスタートの指示が入ると、MPU5はRAM6に入力されている印刷情報に基づいて、X移動腕10Y移動バー9を1ラインまたは複ラインごとにスキヤンさせるとともに、3色のインクヘツド21を印刷情報のデジタルデータに通りに上下動させて布地31上に印刷を行う。
【0015】
こうして、布地31とインクヘツド21との間が所望の距離に保たれたまま印刷が行われるが、図7に示すように布地31上面にアツプリケ等の部分的な別布32の重ね合わせがあつた場合には、次にようにしてインクヘツド21と別布32との間の高さ調節が行われる。インクヘツド21に隣接して配設されるセンサー28は、インクヘッド21の先端と布地31及び別布32との間の距離を常に検知してMPU5に送つているが、この距離が所定の距離を越えるとMPU5はモータドライブ20に指示してインクヘツドモータ27を駆動させ、インクヘツド保持部材22を上方に移動させる。また、布地31上に段差がなくなれば、再びこれを検知してインクヘツド保持部22を下方に移動させる。
【0016】
また、印刷時において、操作パネル29で温風の指示をすれば、MPU5がヒーター35a及びフアン35bに通電を指示し温風機35の1対のダクト35cより布地31上に温風が送風されるようになっている。これにより、染色に使用されたインクの速乾を達成できる。しかして、ヒーター35aの温度は、操作パネル29にて適宜調整できる。また、1対のダクト35cを適宜屈曲することにより、温風を供給したい布地31上の部位に、的確に温風供給が可能となる。更に、操作パネル29にてフアン35bの回転数を上げれば、布地31の表面の毛立ちを抑制し、立った毛にインクが噴射される不具合を防止できる。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、布地に噴射されたインクの速乾を図ることができる。また、布地の立ち毛を抑制して、立ち毛にインク噴射を防止して染色の見栄えが悪くなるのを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図を示す。
【図2】本実施例のプリンタの斜視図を示す。
【図3】プリンタのX方向の断面図を示す。
【図4】厚い布地が保持された場合のプリンタの断面図を示す。
【図5】図4の布地の厚みに合わせてテーブルの高さを調整した後のプリンタの断面図を示す。
【図6】インク出力部の断面図を示す。
【図7】別布の当てられた布地の配設されたプリンタの模式断面図を示す。
【符号の説明】
3 プリンタ
5 MPU(制御手段)
6 RAM(記憶手段)
7 機枠
8 テーブル
9 X移動腕(移動手段)
10 Y移動バー(移動手段)
11 印刷部(印刷手段)
12 保持枠
14 センサー(検知手段)
18 ステツピングモータ(テーブル駆動手段)
21 インクヘツド(インク出力部)
27 インクヘツドモータ(インク出力部駆動手段)
28 センサー(検知手段)
31 布地
35 温風機(温風手段)
35c ノズル
【発明の属する技術分野】
本発明は、布地等に模様印刷を施すプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
布地にインクを噴射して所定の模様を染色するプリンタは、特許文献1に開示されている。すなわち、このプリンタは、固定された布地の上を縦横に移動するインクヘツドを備えており、このインクヘツドから噴射されるインクにより布地に所定の模様が染色されるようになっている。そして、布地に噴射されたインクは、エアにより、即、乾燥されるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−84887号公報 (第1〜4頁、図1〜7)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したプリンタは、確かに、布地にインクで所定の模様を染色でき、実用的価値が高いものであるが、特定のユーザにとっては、満足できるものではなかった。すなわち、上記したプリンタにおいては、布地に噴射されたインクの速乾のために、布地にエアを噴射するようになっている。しかるに、この温風を発生する装置は、プリンタのコーナー部に位置しており、布地の全般に渡って噴射されるようになっており、布地の種類によっては、インクの速乾は、必ずしも実効性があるとはいえなかった。
【0005】
それ故に、本発明は、インクの速乾性を全う出来るプリンタを提供することを、その技術的課題とする。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明において講じた技術的解決手段は、「布地に対して相対移動するインクヘツドを備え、前記インクヘツドから噴射されるインクにより前記布地に所定の模様を染色するようにしたプリンタにおいて、前記インクヘツドに前記布地にエアを噴射するノズルを設けてなるプリンタ」を構成したことである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に係るプリンタの実施形態の一例を添付図面に基づいて説明する。図1は本実施形態例のプリンタのブロック図を示す。本実施形態例のプリンタ3は編集機2と接続されており、編集機2は画像入力装置1と接続されている。画像入力装置1としては例えばスキヤナ等を用いることができる。画像入力装置1より読み込まれた画像情報は、編集機2で画像の編集、印刷する色彩の指定等が行われて新たな印刷情報となり、プリンタ3の入力装置4を介してマイクロコンピユータ(以下、MPUと称する。)5に送られる。印刷情報は、プリンタ3の操作パネル29からの指示により、順次、または一括してMPU5に接続されたRAM6に入力されるようになっている。
【0009】
図2にプリンタ3の全体図を示す。このように、プリンタ3の機枠7は逆U字状をなし、中央部にはテーブル8が上下動可能に配設されている。また、機枠7の上面には、MPU5に対して入力を行う操作パネル29が配設されている。機枠7の両側面にはそれぞれ溝7a(片方のみ図示)が形成されており、この溝7aには溝7aに沿つてY方向に移動するY移動バー9の端部がかけられている。Y移動バー9の側面にも溝9aが形成されており、この溝9aには先端に印刷部11を備えたX移動腕10が、X方向に移動可能に配設されている。MPU5よりXYモータドライブ30(図1)に駆動の指示が入ると、Xモータ10b、Yモータ9bが移動距離に合わせて回転し、X移動腕10及びY移動バー9が移動して印刷部11を平面的に移動させることができるようになっている。
【0010】
布地31を保持する保持枠12は、円形の枠本体12a(図3)と、枠本体12aの内周に係合し枠本体12aとの間で布地31を保持する係合枠12bと、枠本体12aの両端部より機枠7に向かつて延在するよう固着された取付け部12cより構成されている。機枠7の上面には一対の段部7cが形成されており、保持枠12はその取付け部12cが段部7cにネジ止めされることによって固定される。図3に示すように、機枠7の上面で一方の取付け部12cの真下にあたる部分には、センサー14が配設されている。センサー14はMPU5に接続されており、機枠7と取付け部12cとの間の距離を検知してMPU5に伝えるようになっている。
【0011】
機枠7の内側面にはピニオン15が形成されている。また、テーブル8の両側面にはピニオン15と噛合する一対のラツク16が軸支されており、ラツク16にはベルト17が巻回されている。テーブル8内には、回転軸19が軸着されたステツピングモータ18が配設されており、回転軸19にはベルト17が噛合している。こうして、MPU5よりモータドライブ20(図1)を介してステツピングモータモータ18に駆動の指示が入ると、ベルト17及びラツク16を回転させる。このとき、ベルト17は一方のラツク16にねじれて巻回されているため、ステツピングモータ18の回転によって、ラツク16はそれぞれ相反する方向に回動する。従って、本実施例ではステツピングモータ18が図3にて時計方向に回転すればテーブル8は上昇し、反時計方向に回転すれば下降するようになつている。
【0012】
次に、X移動腕10の先端に備えられた印刷部11について説明する。図6に示すように、本実施例の印刷部11は、それぞれ青、赤、緑の3原色のインクを蓄えた3本のインクヘツド21を備えている。インクヘツド21はインクヘツド保持部材22に固定されており、MPU5よりヘツドドライブ24(図1)にプリントの指示が入ると、指定された色をもつインクヘツド21がインクヘツド保持部材22より下降して、布地31上にプリントを行うようになっている。インクヘツド保持部材22には、センサー28が各インクヘツド21に対応して配設されている。センサー28は布地31との距離を検知してMPU5に送るようになっている。またインクヘツド保持部材22の両端は、X移動腕10内に配設された一対のガイドバー23に通されている。X移動腕10の内壁には、ガイドバー23に隣接してプーリー25a、25bが上下に並んで配設されており、プーリー25aにはインクヘツドモータ27が配設されている。また、プーリー25a、25bにはベルト26が巻回され、ベルト26にはインクヘツド保持部材22の端部が取付けられている。こうして、インクヘツドモータ27が作動してプーリー25a、25bが回動すると、ベルト26が回転しインクヘツド保持部材22をガイドバー23に沿って上下に駆動させるようになっている。
【0013】
図6に明瞭に示されるように、X移動腕10の両側には、インクヘッド21に近接するように、一対のノズル35c・35cが設けられている。しかして、一対のノズル35c・35cの先端部は布31の表面を指向している。ヒータ35aによって暖められた空気は、駆動されたファン35bの送風により、一対のノズル35c・35cの基端部に供給され、先端部から、インクヘッド21から噴射された直後の布31の表面(つまり染色されて模様が形成された部位)に吹き付けられ、インクの速乾が図られるようになっている。しかして、ノズル35cはグースネックの態様で形成されており、温風が吹き付けられる部位を適宜、調整できるようになっている。なお、ヒータ35a、ファン35b及び一対のノズル35c・35cは、温風装置35を構成する。
【0014】
次に本実施形態例の作用について説明する。初めに、保持枠12を機枠7上に固定するネジ13を緩めた状態で、布地31を保持枠12にセツトする。このとき、テーブル8は最も高い位置まで上昇させてあり、布地を保持枠12にセツトすることで布地31の厚み分Δdだけ保持枠12の取付け部12cは上昇する(図4)。ここで、操作パネル29よりテーブル8の高さ補正の指示をすると、センサー14が機枠7と取付け部12cとの間の距離を測定してMPU5に送る。MPU5はこれを受けて、モータドライブ20に指示してステツピングモータ18を回転させ、Δdだけテーブル8を下げる。こうして、機枠7と取付け部12cはその距離がdとなるよう調整され、同時にインクヘツド21と布地31との距離が調整される(図5)。次に、操作パネル29からプリントスタートの指示が入ると、MPU5はRAM6に入力されている印刷情報に基づいて、X移動腕10Y移動バー9を1ラインまたは複ラインごとにスキヤンさせるとともに、3色のインクヘツド21を印刷情報のデジタルデータに通りに上下動させて布地31上に印刷を行う。
【0015】
こうして、布地31とインクヘツド21との間が所望の距離に保たれたまま印刷が行われるが、図7に示すように布地31上面にアツプリケ等の部分的な別布32の重ね合わせがあつた場合には、次にようにしてインクヘツド21と別布32との間の高さ調節が行われる。インクヘツド21に隣接して配設されるセンサー28は、インクヘッド21の先端と布地31及び別布32との間の距離を常に検知してMPU5に送つているが、この距離が所定の距離を越えるとMPU5はモータドライブ20に指示してインクヘツドモータ27を駆動させ、インクヘツド保持部材22を上方に移動させる。また、布地31上に段差がなくなれば、再びこれを検知してインクヘツド保持部22を下方に移動させる。
【0016】
また、印刷時において、操作パネル29で温風の指示をすれば、MPU5がヒーター35a及びフアン35bに通電を指示し温風機35の1対のダクト35cより布地31上に温風が送風されるようになっている。これにより、染色に使用されたインクの速乾を達成できる。しかして、ヒーター35aの温度は、操作パネル29にて適宜調整できる。また、1対のダクト35cを適宜屈曲することにより、温風を供給したい布地31上の部位に、的確に温風供給が可能となる。更に、操作パネル29にてフアン35bの回転数を上げれば、布地31の表面の毛立ちを抑制し、立った毛にインクが噴射される不具合を防止できる。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、布地に噴射されたインクの速乾を図ることができる。また、布地の立ち毛を抑制して、立ち毛にインク噴射を防止して染色の見栄えが悪くなるのを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図を示す。
【図2】本実施例のプリンタの斜視図を示す。
【図3】プリンタのX方向の断面図を示す。
【図4】厚い布地が保持された場合のプリンタの断面図を示す。
【図5】図4の布地の厚みに合わせてテーブルの高さを調整した後のプリンタの断面図を示す。
【図6】インク出力部の断面図を示す。
【図7】別布の当てられた布地の配設されたプリンタの模式断面図を示す。
【符号の説明】
3 プリンタ
5 MPU(制御手段)
6 RAM(記憶手段)
7 機枠
8 テーブル
9 X移動腕(移動手段)
10 Y移動バー(移動手段)
11 印刷部(印刷手段)
12 保持枠
14 センサー(検知手段)
18 ステツピングモータ(テーブル駆動手段)
21 インクヘツド(インク出力部)
27 インクヘツドモータ(インク出力部駆動手段)
28 センサー(検知手段)
31 布地
35 温風機(温風手段)
35c ノズル
Claims (1)
- 布地に対して相対移動するインクヘツドを備え、前記インクヘツドから噴射されるインクにより前記布地に所定の模様を染色するようにしたプリンタにおいて、前記インクヘツドに前記布地にエアを噴射するノズルを設けてなるプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003198003A JP2005035047A (ja) | 2003-07-16 | 2003-07-16 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003198003A JP2005035047A (ja) | 2003-07-16 | 2003-07-16 | プリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005035047A true JP2005035047A (ja) | 2005-02-10 |
Family
ID=34207944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003198003A Withdrawn JP2005035047A (ja) | 2003-07-16 | 2003-07-16 | プリンタ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005035047A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016137586A (ja) * | 2015-01-26 | 2016-08-04 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置及び検出方法 |
EP3666531A1 (en) * | 2018-12-13 | 2020-06-17 | ColDesi Inc. | Apparatus and methods for processing digitally printed textile materials |
-
2003
- 2003-07-16 JP JP2003198003A patent/JP2005035047A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016137586A (ja) * | 2015-01-26 | 2016-08-04 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置及び検出方法 |
EP3666531A1 (en) * | 2018-12-13 | 2020-06-17 | ColDesi Inc. | Apparatus and methods for processing digitally printed textile materials |
US11504980B2 (en) | 2018-12-13 | 2022-11-22 | ColDesi, Inc. | Apparatus and methods for processing digitally printed textile materials |
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