JP2005034500A - 採血用穿刺器具、及び穿刺針カートリッジ - Google Patents

採血用穿刺器具、及び穿刺針カートリッジ Download PDF

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Koichi Matsuda
孝一 松田
Yoshinori Amano
良則 天野
Toshiaki Iio
敏明 飯尾
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Abstract

【課題】 種々の生体試料中の特定成分を高精度で、迅速かつ容易に定量することのできるバイオセンサおよびバイオセンサ分与装置の取扱性の向上を目的とする。
【解決手段】 生体の表面を穿刺する器具であって、複数個の穿刺針19を収容する着脱自在なカートリッジ18と、前記カートリッジ18内の複数個の穿刺針19を1個毎に穿刺位置へ移動させるための順送機構と、穿刺針19を前進させて穿刺部位まで駆動させるハンマー6と、前記カートリッジ18の筐体内にカートリッジの筐体と穿刺針19を一体的に形成するための可撓性のある弾性変形可能な弾性支持部27と、穿刺針19の穿刺深さを調節するための穿刺深さ調節スライダ7と、穿刺毎に穿刺針19を発射させるための穿刺セット機構と、を備えたバイオセンサ分与装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、血糖値を測定する場合になどに使用する採血用穿刺器具および穿刺用カートリッジに関し、特に複数個の穿刺針を内蔵した穿刺器具に関する。
糖尿病の患者さんは、自分自身で血糖値を一日に数回測定している。この測定時に、指先などから少量の血液を採取する必要がある。そのために、図11に示したように、穿刺器具1と言われる装置に使い捨ての穿刺針19を取り付け、その穿刺針19によって、指先や腕などを穿刺し、その穿刺した部位からの出血を測定に用いる。一般的な穿刺器具1は筒状の本体部分8とキャップ部分53から構成されている。本体部分には取り付けた穿刺針19を打ち出すための第1のバネ11、打ち出した穿刺針19を後退させるための第2のバネ12および圧縮された第1のバネ11を解放するための発射ボタン17を有している。
使用方法は、本体からキャップ53を外し、本体に穿刺針19を装着し、再度キャップ53を本体にかぶせる。そして、第1のバネ11を圧縮して、穿刺動作を可能状態とし、キャップ53の穿刺部押圧面34を指先などの穿刺部に当て、発射ボタン17を押すことにより穿刺針19が打ち出され、その後、第2のバネ12により穿刺針19は即座に指先などから後退することになる。この動作によって血液を採取することができる。一度使用した穿刺針19を再使用することは衛生面から非常に危険である。そのため、次の使用時には穿刺針19を交換する必要がある(例えば特許文献1参照。)。
また、数本の穿刺針を格納し、これらを個別に順番に使用して穿刺動作を行うものもある。穿刺後は、穿刺針を装置から個別に取り除くことができる。穿刺針を前後に移動するための駆動手段として、穿刺針に設けられた板ばねの弾力を利用したものがある(例えば特許文献2参照。)。
特開2000−237172号公報(第3−4頁、第1図) 米国特許第4,794,926号公報(第3−4頁、第1図)
ところで、使用者は、従来の穿刺器具システム、即ち、穿刺針、およびその穿刺動作工程における手作業による動作段階の多くを面倒だと思っている。このため、使用者は、一度挿入された穿刺針を、穿刺動作および血液採取のために数回使用してしまいがちになる。1本の穿刺針を複数回使用することは、特に穿刺針を2人以上の人物に使用する場合、衛生面の理由から避けなければならない。このような状況は、例えば開業医院、病院において起こり得るが、子供が間違って使用してしまうケースも除外できない。
一方で、穿刺針は1回使い捨て用として製造されているので、複数回使用すれば先端がすぐに鈍くなってしまうため、穿刺針の連続使用は患者にさらに痛みを与える原因となる。さらに、従来技術による穿刺装置および穿刺針では、穿刺装置への穿刺針の挿入を正確に行えない危険性がある。また、穿刺針および穿刺装置を誤使用した場合、使用者が誤って怪我をする危険性もある。
穿刺動作を実行するには、まず血液採取装置(穿刺装置)内の穿刺針を移動または穿刺方向へ変位させ(すなわち、先端を穿刺する身体範囲へと向かって移動させる)、次に、穿刺針を初期位置へと可能な限り急速に牽引して後退させる必要がある。
例えば穿刺針マガジンを使用して行う穿刺針の自動交換は、このような穿刺針を穿刺針ホルダで密封する必要のあるシステムでは実現が難しい。さらに、穿刺針に穿刺針本体を設ける必要がある。この穿刺針本体は穿刺針ホルダに取り付けられ、特に後進移動を確実に行えるように、穿刺針とホルダ間の接続を強化するものである。また、多くの場合、使用する穿刺針の本数が多いため、これらをマガジンに格納することで穿刺針システムが大きくなってしまう。
そこで、本発明の目的は、上記のような従来技術の欠点を排除することにあり、特に、本発明の目的は、できるだけ狭い場所に複数の穿刺針を備えた、血液または他の体液採取用のシステム、即ち採血用穿刺器具、および穿刺針カートリッジを提供することである。
以上のように、従来技術では穿刺針の交換時に使用済みの穿刺針で指先を怪我する危険性があり、また一日数回測定するため、穿刺針の交換が非常に煩わしい。特に、糖尿病の合併症等により、目の不自由な患者さんにとっては大きな問題である。
上記課題を解決するために、本発明は、穿刺針を複数個筐体内に収納した穿刺針カートリッジを構成し、この穿刺針カートリッジを組み込んだ穿刺器具を構成することにより、穿刺針を順次に送出して、所定の穿刺位置にセット可能とするとともに、穿刺針の入換えを容易に行えるようにしたものである。
すなわち、本発明(請求項1)にかかる穿刺針カートリッジは、生体の表面を穿刺する穿刺針を、その針先が中心から外方に向かうよう放射状に複数個配置してなるものとしたので、穿刺毎に行う穿刺針の廃棄動作をすることもなく、多くの穿刺針を器具内に装填することが可能である。
また、本発明(請求項2)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項1記載の穿刺針カートリッジにおいて、前記カートリッジ内に放射状に配置された前記複数の穿刺針は、それらの軸線が同一平面内に配置されたものとしたので、前記ハンマー手段が同一のスライド動作を行うことにより、穿刺針の前進動作を一定の条件で確実に行うことができる。
また、本発明(請求項3)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項1または2記載の穿刺針カートリッジにおいて、該カートリッジの内部に配置された前記複数の穿刺針は、該穿刺針が前記カートリッジの外周面から出入りする際に、該穿刺針を支持する支持機構を各々有するものとしたので、このカートリッジを使用することで、穿刺針の送り機構を簡単な回転動作のみで行いかつ、カートリッジの厚みもコンパクトにすることができる。
また、本発明(請求項4)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項3記載の穿刺針カートリッジにおいて、該カートリッジ内に配置される複数個の穿刺針は、円柱状のカートリッジ筐体の中に格納されているものとしたので、穿刺後に隣接した穿刺針に血液などの生体試料が飛散などにより付着することを防止することができる。
また、本発明(請求項5)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項3記載の穿刺針カートリッジにおいて、前記複数個の穿刺針は、該穿刺針をそれぞれ穿刺した後に、該各穿刺針を穿刺部位から遠ざかる方向へ移動させる復帰力を発生させるために該カートリッジと一体的に形成された弾性支持機構により前記カートリッジ内の所定の場所に支持されてなるものとしたので、穿刺針の後退のためのバネ材などの別部品を用いることなく、後退機構を形成することができる。
また、本発明(請求項6)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項5記載の穿刺針カートリッジにおいて、前記穿刺針の弾性支持機構は、該穿刺針の動作方向を軸として複数の箇所で前記穿刺針を支持するものとしたので、前記ハンマー手段による前進運動中における穿刺針の駆動軸方向の大きなブレが抑制できる。
また、本発明(請求項7)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項4記載の穿刺針カートリッジにおいて、前記円柱状のカートリッジ筐体の外周の面上に、前記穿刺針のカートリッジ外への穿刺動作が可能な開口部を、穿刺針通過路として設けたものとしたので、穿刺針はそれ自身の駆動軸方向の動きだけで穿刺動作が容易に実現できる。
また、本発明(請求項8)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項3記載の穿刺針カートリッジにおいて、前記カートリッジ内に前記穿刺針の穿刺動作中の直進性を確保させるガイド部材を備えたものとしたので、穿刺直前から穿刺時までの穿刺針の直進性を確保することができ、針のブレによる穿刺時の痛みを軽減することができる。
また、本発明(請求項9)にかかる穿刺針カートリッジによれば、請求項1記載の穿刺針カートリッジにおいて、前記円柱状のカートリッジの筐体上面に、前記穿刺針の順番あるいは残量を判別させるための位置識別マークを設けたものとしたので、穿刺針の使い始めからの順番や残量の判別を即座に行うことができる。
また、本発明(請求項10)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項9記載の穿刺針カートリッジにおいて、前記残量識別マークが、数字或いは点字で構成されているものとしたので、目の不自由な方やお年寄りでも容易に残量を確認することができる。
また、本発明(請求項11)にかかる穿刺器具は、生体の表面を穿刺する採血用の穿刺器具であって、複数個の穿刺針を放射状に収容する着脱自在なカートリッジと、前記カートリッジ内の複数個の穿刺針を1個毎に穿刺位置へ移動させるための順送り機構と、前記穿刺針を前進させて穿刺部位まで駆動させるハンマー手段と、前記カートリッジの筐体内に該カートリッジの筐体と前記穿刺針を一体的に形成するための可撓性のある弾性変形可能な可撓腕と、前記穿刺針の穿刺深さを調節するための穿刺深さ調節機構と、前記穿刺針を穿刺毎に発射させるための穿刺セット機構と、を備えたものとしたので、操作手段を操作するだけで穿刺針を順次に穿刺位置に送出できるので、複数回の穿刺動作を確実にかつ連続的に行うことが可能である。
また、本発明(請求項12)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、前記穿刺針を発射させるためのハンマー手段が、前記カートリッジの中心から放射状に伸びたライン上を往復運動するものとしたので、穿刺針を穿刺位置まで直線的に送出するための動作を無理なく確実に行える。
また、本発明(請求項13)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、前記穿刺セット機構を、前記穿刺器具本体上において、前記カートリッジの装着側と反対の面に配置したものとしたので、穿刺針が穿刺位置まで順送された後、確実に穿刺動作を行える。
また、本発明(請求項14)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、前記穿刺セット機構を、前記穿刺器具本体上において、前記カートリッジの装着側と反対の面に配置したものとしたので、カートリッジ装着面に対して厚み方向に穿刺セット機構を重ねることにより本体の投影面積を小さくすることが出来、本体のコンパクト化を実現できる。
また、本発明(請求項15)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、前記トリガー手段を、前記穿刺位置にセットするための穿刺セット機構の動作と、未使用の前記穿刺針を所定の穿刺可能な位置に移動させる順送り機構の動作と、が連動しているものとしたので、以降の穿刺時には確実に新しい穿刺針を使用することができる。
また、本発明(請求項16)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、前記円柱状のカートリッジの筐体上面に、前記穿刺針の順番あるいは残量を判別させるための位置識別マークを設けたものとしたので、穿刺針の使い始めからの順番や残量の判別を即座に行うことができる。
また、本発明(請求項17)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、一度使用した穿刺針が2度目の使用を不可能とするために、前記カートリッジを2回転以上回さないための複数回転防止機構を設けたものとしたので、カートリッジ交換忘れによる穿刺針カートリッジの複数回使用の危険性を無くすことができる。
また、本発明(請求項18)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、透明な部材、あるいは開口部を有するカートリッジ確認窓を、外装ケース上に設けたものとしたので、穿刺針の使用本数或いは残量などが即座に確認できる。
また、本発明(請求項19)にかかる穿刺器具は、請求項16記載の穿刺器具において、前記カートリッジ確認窓を、前記カートリッジに設けた前記位置識別マークと合致する位置に設けたものとしたので、使用者が残量を確認する場合に、穿刺器具のどの位置を見ればよいのかが、確認窓を覗くことによって即座にわかる。
また、本発明(請求項20)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、前記穿刺深さ調節機構を有するものとしたので、この調節機構がカートリッジの回転運動を妨げることを防止できる。
また、本発明(請求項21)にかかる穿刺器具は、請求項20記載の穿刺器具において、前記穿刺深さ調節機構が、前記カートリッジの半径方向にスライドするものとしたので、ネジ機構などの回転動作をすることなく、簡単な操作で調節できる。
また、本発明(請求項22)にかかる穿刺器具は、請求項20記載の穿刺器具において、前記穿刺深さ調節機構が、その皮膚に当接せられる面である凹面を有するものとしたので、穿刺部位が穿刺器具から容易にずれることがない。
また、本発明(請求項23)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、前記穿刺針を発射させるための前記穿刺セット機構の回転方向を、一方向だけの回転とするための穿刺セット逆転防止機構を備えたものとしたので、穿刺針を確実に所定の穿刺動作に入るための準備をすることができる。
本発明によれば、簡単な構成、簡単な操作で、血糖値測定時の採血操作を行うことができる。
特に、従来は血糖値測定のたびに穿刺針を穿刺器具に装着し、測定が終わった後は針の先端にキャップをして廃棄していたが、この操作が不要となり、針先を覆ったり廃棄したりすることもなく、安全性が高い。
すなわち、本発明(請求項1)にかかる穿刺針カートリッジは、生体の表面を穿刺する穿刺針を、その針先が中心から外方に向かうよう放射状に複数個配置してなるものとしたので、穿刺毎に行う穿刺針の廃棄動作をすることもなく、多くの穿刺針を器具内に装填することが可能である。
また、本発明(請求項2)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項1記載の穿刺針カートリッジにおいて、前記カートリッジ内に放射状に配置された前記複数の穿刺針は、それらの軸線が同一平面内に配置されたものとしたので、前記ハンマー手段が同一のスライド動作を行うことにより、穿刺針の前進動作を一定の条件で確実に行うことができる。
また、本発明(請求項3)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項1または2記載の穿刺針カートリッジにおいて、該カートリッジの内部に配置された前記複数の穿刺針は、該穿刺針が前記カートリッジの外周面から出入りする際に、該穿刺針を支持する支持機構を各々有するものとしたので、このカートリッジを使用することで、穿刺針の送り機構を簡単な回転動作のみで行いかつ、カートリッジの厚みもコンパクトにすることができる。
また、本発明(請求項4)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項3記載の穿刺針カートリッジにおいて、該カートリッジ内に配置される複数個の穿刺針は、円柱状のカートリッジ筐体の中に格納されているものとしたので、穿刺後に隣接した穿刺針に血液などの生体試料が飛散などにより付着することを防止することができる。
また、本発明(請求項5)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項3記載の穿刺針カートリッジにおいて、前記複数個の穿刺針は、該穿刺針をそれぞれ穿刺した後に、該各穿刺針を穿刺部位から遠ざかる方向へ移動させる復帰力を発生させるために該カートリッジと一体的に形成された弾性支持機構により前記カートリッジ内の所定の場所に支持されてなるものとしたので、穿刺針の後退のためのバネ材などの別部品を用いることなく、後退機構を形成することができる。
また、本発明(請求項6)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項5記載の穿刺針カートリッジにおいて、前記穿刺針の弾性支持機構は、該穿刺針の動作方向を軸として複数の箇所で、前記穿刺針を支持するものとしたので、前記ハンマー手段による前進運動中における穿刺針の駆動軸方向の大きなブレが抑制できる。
また、本発明(請求項7)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項4記載の穿刺針カートリッジにおいて、前記円柱状のカートリッジ筐体の外周の面上に、前記穿刺針のカートリッジ外への穿刺動作が可能な開口部を、穿刺針通過路として設けたものとしたので、穿刺針はそれ自身の駆動軸方向の動きだけで穿刺動作が容易に実現できる。
また、本発明(請求項8)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項3記載の穿刺針カートリッジにおいて、前記カートリッジ内に前記穿刺針の穿刺動作中の直進性を確保させるガイド部材を備えたものとしたので、穿刺直前から穿刺時までの穿刺針の直進性を確保することができ、針のブレによる穿刺時の痛みを軽減することができる。
また、本発明(請求項9)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項1記載の穿刺針カートリッジにおいて、前記円柱状のカートリッジの筐体上面に、前記穿刺針の順番あるいは残量を判別させるための位置識別マークを設けたものとしたので、穿刺針の使い始めからの順番や残量の判別を即座に行うことができる。
また、本発明(請求項10)にかかる穿刺針カートリッジは、請求項9記載の穿刺針カートリッジにおいて、前記残量識別マークが、数字或いは点字で構成されているものとしたので、目の不自由な方やお年寄りでも容易に残量を確認することができる。
また、本発明(請求項11)にかかる穿刺器具は、生体の表面を穿刺する採血用の穿刺器具であって、複数個の穿刺針を放射状に収容する着脱自在なカートリッジと、前記カートリッジ内の複数個の穿刺針を1個毎に穿刺位置へ移動させるための順送り機構と、前記穿刺針を前進させて穿刺部位まで駆動させるハンマー手段と、前記カートリッジの筐体内に該カートリッジの筐体と前記穿刺針を一体的に形成するための可撓性のある弾性変形可能な可撓腕と、前記穿刺針の穿刺深さを調節するための穿刺深さ調節機構と、前記穿刺針を穿刺毎に発射させるための穿刺セット機構と、を備えたものとしたので、操作手段を操作するだけで穿刺針を順次に穿刺位置に送出できるので、複数回の穿刺動作を確実にかつ連続的に行うことが可能である。
また、本発明(請求項12)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、前記穿刺針を発射させるためのハンマー手段が、前記カートリッジの中心から放射状に伸びたライン上を往復運動するものとしたので、穿刺針を穿刺位置まで直線的に送出するための動作を無理なく確実に行える。
また、本発明(請求項13)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、前記穿刺セット機構を、前記穿刺器具本体上において、前記カートリッジの装着側と反対の面に配置したものとしたので、穿刺針が穿刺位置まで順送された後、確実に穿刺動作を行える。
また、本発明(請求項14)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、前記穿刺セット機構を、前記穿刺器具本体上において、前記カートリッジの装着側と反対の面に配置したものとしたので、カートリッジ装着面に対して厚み方向に穿刺セット機構を重ねることにより本体の投影面積を小さくすることが出来、本体のコンパクト化を実現できる。
また、本発明(請求項15)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、前記トリガー手段を、前記穿刺位置にセットするための穿刺セット機構の動作と、未使用の前記穿刺針を所定の穿刺可能な位置に移動させる順送り機構の動作と、が連動しているものとしたので、以降の穿刺時には確実に新しい穿刺針を使用することができる。
また、本発明(請求項16)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、前記円柱状のカートリッジの筐体上面に、前記穿刺針の順番あるいは残量を判別させるための位置識別マークを設けたものとしたので、穿刺針の使い始めからの順番や残量の判別を即座に行うことができる。
また、本発明(請求項17)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、一度使用した穿刺針が2度目の使用を不可能とするために、前記カートリッジを2回転以上回さないための複数回転防止機構を設けたものとしたので、カートリッジ交換忘れによる穿刺針カートリッジの複数回使用の危険性を無くすことができる。
また、本発明(請求項18)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、透明な部材、あるいは開口部を有するカートリッジ確認窓を、外装ケース上に設けたものとしたので、穿刺針の使用本数或いは残量などが即座に確認できる。
また、本発明(請求項19)にかかる穿刺器具は、請求項16記載の穿刺器具において、前記カートリッジ確認窓を、前記カートリッジに設けた前記位置識別マークと合致する位置に設けたものとしたので、使用者が残量を確認する場合に、穿刺器具のどの位置を見ればよいのかが、確認窓を覗くことによって即座にわかる。
また、本発明(請求項20)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、前記穿刺深さ調節機構を有するものとしたので、この調節機構がカートリッジの回転運動を妨げることを防止できる。
また、本発明(請求項21)にかかる穿刺器具は、請求項20記載の穿刺器具において、前記穿刺深さ調節機構が、前記カートリッジの半径方向にスライドするものとしたので、ネジ機構などの回転動作をすることなく、簡単な操作で調節できる。
また、本発明(請求項22)にかかる穿刺器具は、請求項20記載の穿刺器具において、前記穿刺深さ調節機構が、その皮膚に当接せられる面である凹面を有するものとしたので、穿刺部位が穿刺器具から容易にずれることがない。
また、本発明(請求項23)にかかる穿刺器具は、請求項11記載の穿刺器具において、前記穿刺針を発射させるための前記穿刺セット機構の回転方向を、一方向だけの回転とするための穿刺セット逆転防止機構を備えたものとしたので、穿刺針を確実に所定の穿刺動作に入るための準備をすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における穿刺器具の斜視図、図2は、同穿刺器具の部材の構成を示す分解斜視図、図3は同穿刺器具に使用される穿刺針カートリッジの斜視図である。この穿刺器具及び穿刺針カートリッジは、血糖値測定時のような少量の採血時に使用される。また、図4は、穿刺針カートリッジの分解斜視図及び穿刺針の配置を示す図であり、図5は、カートリッジを装着する穿刺器具本体のカートリッジ収納室及びその内壁に形成したカートリッジの装着位置を規制するためのガイドリブ及びカートリッジフレームの外周部に突き出した反転防止爪の倒れ角度を変えるための爪の反転用の開口部を示す図、図6は、穿刺動作を行わせるための穿刺針をセットするための穿刺セット機構と、穿刺セット手段であるノブの逆転防止手段であるラチェット、さらにカートリッジを順送回転させるためのカートリッジ順送機構部を示す図である。
図1及び図2に示すように、本発明の穿刺器具1は本体ボトムケース3を有し、この本体ボトムケース3内に、穿刺針保持フレーム収納室4を設け、本体カバー23と、穿刺深さ調節スライダ7と、穿刺セットノブ8とが設けられている。穿刺針保持フレーム収納室4には、穿刺針カートリッジ18が所定の位置において装填される。この場合、穿刺針カートリッジ18上に、図3に示したように、穿刺針保持フレーム21上に形成した装着位置決めツメ24と、穿刺針保持フレーム収納室4の内壁に設けられている図5に示したように、装着位置決めガイドリブ38をあわせるようにして装填する。
このとき、図3に示したように、例えば穿刺針保持フレーム21の円周上に、その円周方向に弾性変形可能に一体的に形成した複数回転防止ツメ44を設けて、その複数回転防止ツメ44が撓みながら、穿刺針カートリッジ18が穿刺針保持フレーム収納室4に所定の位置に装填されて、セットが完了する。
また、穿刺針カートリッジ18は、穿刺動作が行われるまで、その内部に射出成型などの手段により穿刺針保持フレーム21と一体的に形成された穿刺針19を、概ね清潔に保つために、図4(a)に示したように、上下面を包装フィルム(底部)40、包装フィルム(上部)41及び、外周面のための包装フィルム(外周部)42が貼り付けられている。また、この穿刺針保持フレーム21の円周方向に形成された一つのエッジ部には、図4(b)に示したように、カートリッジ円筒ギア20が形成されている。このカートリッジ円筒ギア20は、穿刺針カートリッジ18自体が穿刺器具1の本体へ装填されたときに、図6に示した穿刺器具1の底部に配置されたアイドラギア30と係合する。
このアイドラギア30にはさらに、図2に示したように、穿刺セットノブ8の上に形成された穿刺針カートリッジ18を回転させるための順送用ノブギア16と係合する。このような構成により、穿刺セットノブ8を所定の方向へ、決められた回転角度だけ回転させることにより、アイドラギア30が、穿刺針カートリッジ18を所定の角度(この場合、穿刺を終えた穿刺針19を一個分送るだけの回転角(α)とする)だけ順送することで、次の穿刺針19がセットされる。さらに、この動作時には、図2に示したように穿刺セットノブ8の回転中心上に突き出した軸の先端部に設けられたハンマーセット用ツメ13が、穿刺針19をその軸線上に駆動させるための図2のハンマー6が駆動され、ハンマー6の駆動方向の軸線上において、ハンマー6の前後に配置された戻しバネ11(図6)と、発射バネ12(図6)をそれぞれ圧縮及び牽引する。このハンマー6は、図6に示したように、発射ボタン17上に形成されたハンマー係止ツメ50が発射セット位置に留めることによって、発射セット位置にセットされる。また、穿刺セットノブ8は、セット動作時に、逆方向の回転を防止させるために、ラチェット14と、本体ボトムケース3側に設けられた穿刺セットノブ逆転防止用ラッチ15をかみ合わせられている。
一旦セットされたハンマー6は、発射レバー17を操作することによって、この発射レバー17はその回転中心51を中心として回転することにより、ハンマー6を係止していたハンマー係止ツメ50とハンマー6との係止が解除される。この動作により、ハンマー6は、発射バネ12(図示せず)により、その軸線上を直線運動し、ハンマー6の先端部が、穿刺針カートリッジ18内に固定されている一つの穿刺針19の後端部を打撃する。この動作により、穿刺針19は、それを保持する弾性支持部27の弾力に逆らいながら、穿刺針ガイド部材26間を通過し、さらに穿刺針突き出し口5から、穿刺深さ調節スライダ7の穿刺部押圧面34に設けられている先端開口39から、穿刺針19の先端部が突き出す。その後穿刺針19は、弾性支持部27の反力により、概略的に元の穿刺針保持フレーム21内での位置まで戻ることによって、一連の穿刺動作が完了することになる。
穿刺針カートリッジ18内に固定された穿刺針19は、穿刺針カートリッジ18の回転面内において、同一面上に配置されているため、ハンマー6は同じ位置で直線運動を行うことで、確実に順送された穿刺針19の後端面を打撃しつづける状態となる。
また、穿刺深さを変える場合には、穿刺深さ調節スライダ7を、穿刺器具1の本体の直径方向へスライドさせることにより達成される。
さらに、弾性支持部27は、穿刺針19の直線動作時のブレを少なくするため、穿刺針19の長手方向において、2箇所以上の複数箇所で支持する。
ところで、この穿刺針カートリッジ18は、一度使用した穿刺針19を再度使用させない必要がある。前述したように、穿刺後次のセット動作を行うことで、次の未使用の新しい穿刺針19を穿刺可能なセット位置へ順送する機構はアイドラギア30により達成できるが、一方、穿刺針カートリッジ18を穿刺器具1の本体内で2回転目に突入させないようにすることも必要である。このための機構について次に述べる。
最初、穿刺針カートリッジ18を穿刺器具1に装填する動作について述べたところで触れたように、穿刺針カートリッジ18と穿刺器具1の装填位置を決めるために本体ボトムケース3の内壁に設けた装着位置決めガイドリブ38を図5に示したように、穿刺針カートリッジ18の回転軸に対して斜め方向に或る角度で設定している。従って、穿刺針カートリッジ18を装填する際には、図9(a)と(b)に示したように、穿刺針カートリッジ18の外周面に設けた装着位置決めツメ24は装着位置決めツメガイドリブ38に沿って、穿刺針カートリッジ18の回転軸に対して斜め方向にガイドされながら穿刺器具1に装着される。このとき、図9(c)に示したように、弾性変形可能な複数回転防止ツメ44は、穿刺針カートリッジ18の回転方向(図中のB方向)に対して、下流側に倒れた状態となる。この姿勢のまま、所定の穿刺動作が進み、1回転進んだ位置まで到達すると、本体ボトムケース3の壁面に形成された複数回転防止ツメ44の倒れ角度を変えるためのツメ反転用開口10と、複数回転防止ツメ44が出会う位置となる。このとき、複数回転防止ツメ44は弾性変形した状態が開放されることにより図9(d)に示したように、回転方向Bの上流側へ倒れた姿勢になる。このまま回転が進もうとした場合、本体ボトムケース3の外周部に、詰め反転用開口10に隣接した位置に設けた爪ストッパー43に突き当たり、この位置において複数回転防止ツメ44が回転を阻止する。この作用によって、穿刺針カートリッジ18が、穿刺器具1内において、装填位置から二回転目に入ることが阻止でき、使用済みの穿刺針19が、再度穿刺位置にセットされることがない。
また、順送された穿刺針カートリッジ18の使用済みの穿刺針19の位置、及び残量が判別できるように、穿刺針保持フレーム21の上面部に、図3で示したように、数字もしくは点字を用いた位置識別マーク22を成型時に一体的に形成し、これを穿刺器具1の外部から確認できるようにするため、本体カバー23の材料を透明なもので作製するか、あるいは、本体カバー23の一部に識別マーク覗き窓52を設け、前記の位置識別マーク22の位置を指し示す構成とした。
従って、以上の操作を反復することにより、血糖値の測定時などに行う穿刺操作を連続的に行うことができ、操作者は穿刺針セットノブ8の回転操作後に、図10に示したように、穿刺深さ調節スライダ7へ指先や腕などの採血部を軽く押し当てながら、発射レバー17を、図10の矢印の方向へ倒すことにより、採血動作を行うことができる。
本発明の穿刺器具の外観斜視図 本発明の穿刺器具の部材の構成を示す分解斜視図 本発明の穿刺器具に使用される穿刺針カートリッジのフレームを示す斜視図 (a)は本発明の穿刺器具に使用される穿刺針カートリッジの分解斜視図、(b)は本発明の穿刺器具に使用される穿刺針カートリッジ内の穿刺針の配置を示す斜視図 本発明の穿刺器具の穿刺針カートリッジを装填する収納室内を示す斜視図 本発明の穿刺器具の穿刺針装填機構部を示す分解斜視図 本発明の穿刺器具の穿刺針カートリッジの装填前を示す斜視図 本発明の穿刺器具の穿刺針カートリッジの順送機構を示す断面図 本発明の穿刺器具の穿刺針カートリッジの装填されてから二周目に入ることを防止するための機構を示す図 本発明の穿刺器具による穿刺動作の一例を示す斜視図 従来の穿刺器具の一例を示す斜視図
符号の説明
1 穿刺器具
2 蓋
3 本体ボトムケース
4 穿刺針保持フレーム収納室
5 穿刺針突き出し口
6 ハンマー
7 穿刺深さ調節スライダ
8 穿刺セットノブ
9 カートリッジ順送音発生部材
10 複数回転防止ツメ反転用開口
11 ハンマー戻しバネ
12 ハンマー発射バネ
13 ハンマーセット用ツメ
14 ラチェット
15 穿刺セットノブ逆転防止用ラッチ
16 順送用ノブギア
17 発射レバー
18 穿刺針カートリッジ
19 穿刺針
20 カートリッジ円筒ギア
21 穿刺針保持フレーム
22 位置識別マーク
23 本体カバー
24 装着位置決めツメ
25 穿刺針通過路
26 穿刺針ガイド部材
27 弾性支持部
28 カートリッジ順送用ギア部
29 穿刺針収納室隔壁
30 アイドラギア
31 傾斜ガイドリブ
32 回転制御リブ
33 カートリッジ確認窓
34 穿刺部押圧面
35 カートリッジ上下識別用切欠き部
36 蓋係止部材
37 穿刺セットノブ押え
38 装着位置決めガイドリブ
39 先端開口
40 包装フィルム(底部)
41 包装フィルム(上部)
42 包装フィルム(外周部)
43 爪ストッパー
44 複数回転防止ツメ
45 装着位置決めツメ切り欠き部
46 穿刺深さ調節スライダ係止部
47 穿刺針先端部
48 穿刺針ホルダー
49 穿刺針係止爪
50 ハンマー係止ツメ
51 発射レバー回転中心部
52 識別マーク覗き窓
53 キャップ

Claims (23)

  1. 生体の表面を穿刺する穿刺針を、その針先が中心から外方に向かうよう放射状に複数個配置してなる、
    ことを特徴とする穿刺針カートリッジ。
  2. 請求項1記載の穿刺針カートリッジにおいて、
    前記カートリッジ内に放射状に配置された前記複数の穿刺針は、それらの軸線が同一平面内に配置されたものである、
    ことを特徴とする穿刺針カートリッジ。
  3. 請求項1または2記載の穿刺針カートリッジにおいて、
    該カートリッジの内部に配置された前記複数の穿刺針は、該穿刺針が前記カートリッジの外周面から出入りする際に、該穿刺針を支持する支持機構を各々有する、
    ことを特徴とする穿刺針カートリッジ。
  4. 請求項3記載の穿刺針カートリッジにおいて、
    該カートリッジ内に配置される複数個の穿刺針は、円柱状のカートリッジ筐体の中に格納されている、
    ことを特徴とする穿刺針カートリッジ。
  5. 請求項3記載の穿刺針カートリッジにおいて、
    前記複数個の穿刺針は、該穿刺針をそれぞれ穿刺した後に、該各穿刺針を穿刺部位から遠ざかる方向へ移動させる復帰力を発生させるために該カートリッジと一体的に形成された弾性支持機構により前記カートリッジ内の所定の場所に支持されてなる、
    ことを特徴とする穿刺針カートリッジ。
  6. 請求項5記載の穿刺針カートリッジにおいて、
    前記穿刺針の弾性支持機構は、該穿刺針の動作方向を軸として複数の箇所で前記穿刺針を支持する、
    ことを特徴とする穿刺針カートリッジ。
  7. 請求項4記載の穿刺針カートリッジにおいて、
    前記円柱状のカートリッジ筐体の外周の面上に、前記穿刺針のカートリッジ外への穿刺動作が可能な開口部を、穿刺針通過路として設けた、
    ことを特徴とする穿刺針カートリッジ。
  8. 請求項3記載の穿刺針カートリッジにおいて、
    前記カートリッジ内に前記穿刺針の穿刺動作中の直進性を確保させるガイド部材を備えた、
    ことを特徴とする穿刺針カートリッジ。
  9. 請求項1記載の穿刺針カートリッジにおいて、
    前記円柱状のカートリッジの筐体上面に、前記穿刺針の順番あるいは残量を判別させるための位置識別マークを設けた、
    ことを特徴とする穿刺針カートリッジ。
  10. 請求項9記載の穿刺針カートリッジにおいて、
    前記残量識別マークが、数字或いは点字で構成されている、
    ことを特徴とする穿刺針カートリッジ。
  11. 生体の表面を穿刺する採血用の穿刺器具であって、
    複数個の穿刺針を放射状に収容する着脱自在なカートリッジと、
    前記カートリッジ内の複数個の穿刺針を1個毎に穿刺位置へ移動させるための順送り機構と、
    前記穿刺針を前進させて穿刺部位まで駆動させるハンマー手段と、
    前記カートリッジの筐体内に該カートリッジの筐体と前記穿刺針を一体的に形成するための可撓性のある弾性変形可能な可撓腕と、
    前記穿刺針の穿刺深さを調節するための穿刺深さ調節機構と、
    前記穿刺針を穿刺毎に発射させるための穿刺セット機構と、を備えた、
    ことを特徴とする穿刺器具。
  12. 請求項11記載の穿刺器具において、
    前記穿刺針を発射させるためのハンマー手段が、前記カートリッジの中心から放射状に伸びたライン上を往復運動する、
    ことを特徴とする穿刺器具。
  13. 請求項11記載の穿刺器具において、
    前記ハンマー手段が、前記カートリッジの中心側に配置されている、
    ことを特徴とする穿刺器具。
  14. 請求項11記載の穿刺器具において、
    前記穿刺セット機構を、前記穿刺器具本体上において、前記カートリッジの装着側と反対の面に配置した、
    ことを特徴とする穿刺器具。
  15. 請求項11記載の穿刺器具において、
    前記トリガー手段を、前記穿刺位置にセットするための穿刺セット機構の動作と、未使用の前記穿刺針を所定の穿刺可能な位置に移動させる順送り機構の動作と、が連動している、
    ことを特徴とする穿刺器具。
  16. 請求項11記載の穿刺器具において、
    前記円柱状のカートリッジの筐体上面に、前記穿刺針の順番あるいは残量を判別させるための位置識別マークを設けた、
    ことを特徴とする穿刺器具。
  17. 請求項11記載の穿刺器具において、
    一度使用した穿刺針が2度目の使用を不可能とするために、前記カートリッジを2回転以上回さないための複数回転防止機構を設けた、
    ことを特徴とする穿刺器具。
  18. 請求項11記載の穿刺器具において、
    透明な部材、あるいは開口部を有するカートリッジ確認窓を、外装ケース上に設けた、
    ことを特徴とする穿刺器具。
  19. 請求項16記載の穿刺器具において、
    前記カートリッジ確認窓を、前記カートリッジに設けた前記位置識別マークと合致する位置に設けた、
    ことを特徴とする穿刺器具。
  20. 請求項11記載の穿刺器具において、
    前記穿刺深さ調節機構を有する、
    ことを特徴とする穿刺器具。
  21. 請求項20記載の穿刺器具において、
    前記穿刺深さ調節機構が、前記カートリッジの半径方向にスライドする、
    ことを特徴とする穿刺器具。
  22. 請求項20記載の穿刺器具において、
    前記穿刺深さ調節機構が、その皮膚に当接せられる面である凹面を有する、
    ことを特徴とする穿刺器具。
  23. 請求項11記載の穿刺器具において、
    前記穿刺針を発射させるための前記穿刺セット機構の回転方向を、一方向だけの回転とするための穿刺セット逆転防止機構を備えた、
    ことを特徴とする穿刺器具。
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