JP2005033603A - 通信端末及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ネットワーク内の通信を簡易に行える通信端末を提供する。
【解決手段】 通信端末10は、ネットワーク40に接続された端末であることの登録を要求する登録要求に自端末が提供するサービスに関する情報を含める。送受信部22により、一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式でネットワーク40に送信し、登録要求に応じて他の端末のそれぞれから自端末宛てに送信された登録応答を受信する。通信端末10は、受信した登録応答から他の端末が提供するサービスに関する情報を取得するSIPメッセージ処理部26と、SIPメッセージ処理部26により取得した情報を格納する他端末情報ファイル32と、を備える。
【選択図】 図1

Description

ネットワークに接続される通信端末およびネットワークに接続された通信端末間の通信方法に関する。
家庭やオフィスなどにおいて、PC端末、FAX、スキャナなどの端末が接続されて構内ネットワークが構成される場合がある。以下、ネットワークに接続される端末を「通信端末」という。このようなネットワークに接続された通信端末同士が機器制御や動画/音声セッション確立などの連携した動作を行うためには、まず、それぞれの通信端末がお互いの存在を認識する必要がある(サービスディスカバリ)。さらに、それぞれの通信端末がお互いのサービス情報を交換するための仕組み(サービス情報の交換)が必要である。ここで、サービス情報とは、通信端末の種別、品番、名称等のデバイスに関する情報と、通信端末が提供可能な機能またはサービスに関する情報と、通信端末がサポートするメディアのコーデックや受信アドレス等のメディアに関する情報である。
サービスディスカバリやサービス情報の交換は、ディレクトリサービスを提供するサーバによって実現される場合がある。しかし、家庭やオフィスなどの小規模な環境にディレクトリサーバを設け、定期的に管理することは現実的ではない。また、ディレクトリサーバを介さず、通信端末間のend−to−endでサービスディスカバリとサービス情報の交換を行う仕組みも存在する。この代表的な技術としてはユニバーサルプラグアンドプレイ(UPnP)が知られている(非特許文献1)。
UPnPは、通信端末間のサービスの検出と機器制御を実現するための技術であり、複数のプロトコルにより構成されている。その中でサービスディスカバリを規定しているのは、SSDP(Simple Service Discovery Protocol, IETF draft-cai-ssdp-v1-03)である。SSDPは、HTTPのアーキテクチャを利用してエンド間でサービス情報の告知と検索を行うためのプロトコルである。通信端末は新規にネットワークに参加した際に、SSDPにより他の端末へ自端末のプレゼンスを通知する。これによりサービスディスカバリが行われる。
続くサービス情報の交換では、他の端末のサービスを検索することにより、他の端末およびそのサービスを認識する。サービスの検索は、他の端末からの応答に含まれるURLを参照することにより行い、デバイス記述(Device Description)、サービス記述(Service Description)を取得する。ここで、デバイス記述とは、種別、品番、名称、製造者等のデバイスに関する情報であり、サービス記述とは、機能/サービスに関する情報である。なお、サービス記述には、通信端末がサポートするメディアコーデック等のメディアに関する情報を記述することができなかった。
Windows(登録商標)XPのユニバーサルプラグアンドプレイ(UPnP)
ネットワーク内の通信端末間で、音声通話やテレビ通話等のメディアセッションを確立する場合には、上記したサービスディスカバリ、サービス情報の交換の手続きの後はじめてSIPやH.323等のセッション制御プロトコルによりセッション確立が可能となる。すなわち、セッションの確立を行う前に、サービスディスカバリを行い、サービスディスカバリの応答に含まれるURLを参照することにより、サービス情報を取得する手続きが必要であった。
本発明は上記の背景を考慮し、ネットワーク内の通信を簡易に行える通信端末および通信方法を提供することを目的とする。
本発明に係る通信端末は、ネットワークに接続された端末であることの登録を要求する登録要求に自端末が提供するサービスに関する情報を含めて、一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式でネットワークに送信する送信手段と、登録要求に応じて他の端末のそれぞれから自端末宛てに送信された登録応答を受信する受信手段と、登録応答から他の端末が提供するサービスに関する情報を取得する取得手段と、取得手段により取得した情報を格納する格納手段と、を備える。
登録要求に自端末が提供するサービスに関する情報(以下、「サービス情報」という)を含めて送信することにより、登録要求を受信した他の端末は、新しくネットワークに参加した通信端末のサービス情報を取得できる。また、登録要求に応じて送信される登録応答には送信元の端末のサービス情報が含まれているので、ネットワークに新しく参加した端末はネットワークに既に参加している端末のサービス情報を格納できる。従って、登録要求を送信してその登録応答を受信するシーケンスにより、自端末のサービス情報をネットワーク内の他の端末に通知すると共に、他の端末のサービス情報を取得できる。また、後にセッション接続を行うときには、それぞれの通信端末に格納された他の端末のサービス情報を参照してセッション相手を選択でき、セッション確立までのシーケンスを簡略化できる。なお、サービス情報には、端末の種別、品番、名称、製造者等のデバイスに関する情報、機能/サービスに関する情報が含まれる。
好ましくは、本発明に係る通信端末は、取得手段により取得した情報に基づいて他の端末と通信可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて取得手段により取得した情報を格納するか否かを制御する制御手段をさらに備える。
この構成によれば、登録応答に含まれるサービス情報に基づいて、登録応答送信元の端末と通信可能か否かを判定し、通信可能と判定されたときに他の端末のサービス情報を格納する。これにより、通信不可能な通信端末のサービス情報を格納しなくてよいので、格納手段に格納する情報量を抑制できる。
好ましくは、本発明に係る通信端末は、登録要求に含ませる自端末のユーザ名を自端末の製品番号に基づいて生成する手段をさらに備える。
この構成により、特別な設定なしで自動的に自端末のユーザ名を生成可能となる。また、ユーザ名を参照することにより端末を容易に識別可能となる。
本発明の別の態様に係る通信端末は、自端末とネットワークで接続された他の端末から一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式で送信される、ネットワークに接続された端末であることの登録を要求する登録要求を受信する受信手段と、受信した登録要求から他の端末が提供するサービスに関する情報を取得する取得手段と、取得手段により取得した情報を格納する格納手段と、登録要求に対する登録応答に自端末が提供するサービスに関する情報を含めて他の端末に送信する送信手段と、を備える。
登録要求には送信元の端末のサービス情報が含まれているので、受信した登録要求からサービス情報を取得して格納できる。また、登録要求に応じて送信する登録応答に自端末のサービス情報を含めて送信することにより、登録要求送信元の通信端末に自端末のサービス情報を通知できる。従って、登録要求を受信してその登録応答を送信するシーケンスにより、ネットワークに参加した通信端末の情報を取得できると共に、その通信端末に自端末のサービス情報を通知できる。また、後にセッション接続を行うときには、それぞれの通信端末に格納された他端末のサービス情報を参照してセッション相手を選択でき、セッション確立までのシーケンスを簡略化できる。
好ましくは、本発明の通信端末は、取得手段により取得した情報に基づいて他の端末と通信可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて取得手段により取得した情報を格納するか否かを制御する制御手段をさらに備える。
この構成によれば、登録要求に含まれるサービス情報に基づいて登録要求送信元の端末と通信可能か否かを判定し、通信可能と判定されたときに他の端末のサービス情報を格納する。これにより、通信不可能な通信端末のサービス情報を格納しなくてよいので、格納手段に格納する情報量を抑制できる。
好ましくは、本発明の通信端末は、取得手段により取得した情報に基づいて他の端末と通信可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて、失敗応答を送信する又は登録応答を送信しないように送信手段を制御する制御手段をさらに備える。
この構成によれば、登録要求に含まれるサービス情報に基づいて登録要求送信元の端末と通信可能か否かを判定し、通信不可能と判定されたときには失敗応答を送信する。これにより、登録要求送信元の通信端末はサービス情報に基づいて通信可能か否かを判定せずに応答を破棄できる。また、通信不可能と判定されたときに、登録応答を送信しないこととしてもよい。これにより、登録要求送信元の端末に送信される登録応答数を制限できる。
好ましくは、本発明の通信端末は、登録応答に含ませる自端末のユーザ名を自端末の製品番号に基づいて生成する手段をさらに備える。
この構成により、特別な設定なしで自動的に自端末のユーザ名を生成可能となる。また、ユーザ名を参照することにより端末を容易に識別可能となる。
好ましくは、本発明の通信端末は、格納手段に格納されたサービスに関する情報に基づいて選択された端末とセッションを開始して通信する手段をさらに備える。
このようにセッションを開始する端末を格納手段に格納されたサービス情報に基づいて選択することにより、セッション接続時にサービス情報交換のシーケンスを省略でき、簡略化したシーケンスでセッションを開始できる。
好ましくは、登録要求とセッション開始には同じプロトコルを用いる。また、好ましくは、ネットワークはIPネットワークであり、通信用のプロトコルとしてSIPを用いる。
これにより、サービス情報の交換とセッション接続を同じプロトコルで実現でき、通信端末のプロトコルスタックを軽減できる。また、SIPはプロトコルが簡単であり、また機器情報などや伝送データなどの付加情報をメッセージボディに入れることができるので好ましい。
好ましくは、サービスに関する情報には、端末が処理できるメディアに関する情報を含む。
これにより、セッションを開始する端末を格納手段に格納されたメディアに関する情報(以下、「メディア情報」という)に基づいて選択することにより、メディア情報不一致によるセッション接続失敗を防止できる。
本発明の別の態様に係る通信端末は、他の端末とのセッション開始を要求するセッション開始要求に自端末が提供するサービスに関する情報を含めて、一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式でネットワークに送信する送信手段と、セッション開始要求に応じて、ネットワークに接続された他の端末のうちサービスに関する情報に基づいて自端末と通信可能と判定した端末から送信されたセッション開始応答を受信する受信手段と、セッション開始応答に基づいて他の端末と通信する通信手段と、を備える。
セッション開始要求に自端末のサービス情報を含めてネットワーク内の複数の端末に送信することにより、セッション開始要求を受信した他端末はサービス情報に基づいてセッション接続可能か否か判定できる。そして、接続可能と判定した他の端末から送信されたセッション開始応答を受信し、セッションを開始する。これにより、セッション確立前にサービスディスカバリ及びサービス情報取得の手続きを行っておく必要がなく、セッション開始までのシーケンスを簡略化できる。また、それぞれの通信端末が他端末のサービス情報を格納しておく必要がないので各端末の構成を簡単にできる。
好ましくは、本発明の通信端末は、セッション開始応答から他の端末が提供するサービスに関する情報を取得する取得手段と、取得手段により取得した情報を格納する格納手段と、をさらに備える。
この構成により、セッション開始のシーケンスを利用して他端末のサービス情報を取得して格納できる。従って、以降は、格納されたサービス情報を参照して選択した他端末のみを宛先としてセッション開始手続きを行うことができる。
好ましくは、本発明の通信端末は、セッション開始要求に含ませる自端末のユーザ名を自端末の製品番号に基づいて生成する手段をさらに備える。
この構成により、特別な設定なしで自動的に自端末のユーザ名を生成可能となる。また、ユーザ名を参照することにより端末を容易に識別可能となる。
本発明の別の態様に係る通信端末は、自端末とネットワークで接続された他の端末から一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式で送信されるセッション開始を要求するセッション開始要求を受信する受信手段と、セッション開始要求から他の端末が提供するサービスに関する情報を取得する取得手段と、取得手段により取得した情報に基づいて他の端末と通信可能か否か判定する判定手段と、判定手段による判定結果に基づいてセッション開始応答を送信する送信手段と、を備える。
セッション開始要求に含まれる他端末のサービス情報により、セッション開始要求送信元の通信端末と通信可能か否かを判定し、判定の結果、通信可能な場合にセッション開始応答を送信する。これにより、セッション確立前にサービスディスカバリ及びサービス情報取得の手続きを行っておく必要がなく、セッション開始までのシーケンスを簡略化できる。また、それぞれの通信端末が他端末のサービス情報を格納しておく必要もないので各端末の構成を簡単にできる。
好ましくは、本発明の通信端末は、取得手段により取得した情報を格納する格納手段をさらに備える。
この構成により、セッション開始のシーケンスを利用して他端末のサービス情報を取得して格納できる。従って、以降は、格納されたサービス情報を参照して選択した他端末のみを宛先としてセッション開始手続きを行うことができる。
好ましくは、送信手段が、セッション開始応答に自端末が提供するサービスに関する情報を含めて送信する。
この構成により、セッション開始のシーケンスを利用して自端末のサービス情報を通知でき、セッション接続相手の端末がこのサービス情報を格納することが可能である。従って、セッション接続相手の端末は、以降のセッション開始時に、格納されたサービス情報を利用できる。
好ましくは、ネットワークはIPネットワークであり、セッション開始のプロトコルにSIPを用いる。
SIPはプロトコルが簡単であり、また機器情報などや伝送データなどの付加情報をメッセージボディに入れることができるので好ましい。
本発明に係る通信方法は、ネットワークに接続された他の端末と通信する通信方法であって、ネットワークに接続された端末であることの登録を要求する登録要求に自端末が提供するサービスに関する情報を含めて、一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式でネットワークに送信する送信ステップと、登録要求に応じて他の端末のそれぞれから自端末宛てに送信された登録応答を受信する受信ステップと、登録応答から他の端末が提供するサービスに関する情報を取得する取得ステップと、取得ステップにおいて取得した情報を格納する格納ステップと、を備える。
登録要求に自端末のサービス情報を含めて送信することにより、登録要求を受信した他の端末は、新しくネットワークに参加した通信端末のサービス情報を取得できる。また、登録要求に応じて送信される登録応答には送信元の端末のサービス情報が含まれているので、ネットワークに新しく参加した端末はネットワークに既に参加している端末のサービス情報を格納できる。従って、登録要求を送信してその登録応答を受信するシーケンスにより、自端末のサービス情報をネットワーク内の他の端末に通知すると共に、他の端末のサービス情報を取得できる。また、後にセッション接続を行うときには、それぞれの通信端末に格納された他の端末のサービス情報を参照してセッション相手を選択でき、セッション確立までのシーケンスを簡略化できる。なお、サービス情報には、端末の種別、品番、名称、製造者等のデバイスに関する情報、機能/サービスに関する情報が含まれる。
好ましくは、本発明の通信方法は、取得ステップにおいて取得した情報に基づいて他の端末と通信可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて取得ステップにおいて取得した情報を格納するか否かを制御する制御ステップをさらに備える。
この方法によれば、登録応答に含まれるサービス情報に基づいて登録応答送信元の端末と通信可能か否かを判定し、通信可能と判定されたときに他の端末のサービス情報を格納する。これにより、通信不可能な通信端末のサービス情報を格納しなくてよいので、通信端末に格納する情報量を抑制できる。
好ましくは、本発明の通信方法は、登録要求に含ませる自端末のユーザ名を自端末の製品番号に基づいて生成するステップをさらに備える。
この方法により、特別な設定なしで自動的に自端末のユーザ名を生成可能となる。また、ユーザ名を参照することにより端末を容易に識別可能となる。
本発明の別の態様に係る通信方法は、ネットワークに接続された他の通信端末と通信する通信方法であって、自端末とネットワークで接続された他の端末から一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式で送信される、ネットワークに接続された端末であることの登録を要求する登録要求を受信する受信ステップと、受信した登録要求から他の端末が提供するサービスに関する情報を取得した取得ステップと、取得ステップにおいて取得した情報を格納する格納ステップと、登録要求に対する登録応答に自端末が提供するサービスに関する情報を含めて他の端末に送信する送信ステップと、を備える。
登録要求には送信元の端末のサービス情報が含まれているので、受信した登録要求からサービス情報を取得して格納できる。また、登録要求に応じて送信する登録応答に自端末のサービス情報を含めて送信することにより、登録要求送信元の通信端末に自端末のサービス情報を通知できる。従って、登録要求を受信してその登録応答を送信するシーケンスにより、ネットワークに参加した通信端末の情報を取得できると共に、その通信端末に自端末のサービス情報を通知できる。また、後にセッション接続を行うときには、それぞれの通信端末に格納された他端末のサービス情報を参照してセッション相手を選択でき、セッション確立までのシーケンスを簡略化できる。
好ましくは、本発明の通信方法は、取得ステップにおいて取得した情報に基づいて他の端末と通信可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて取得ステップにおいて取得した情報を格納するか否かを制御する制御ステップをさらに備える。
この方法によれば、登録要求に含まれるサービス情報に基づいて登録要求送信元の端末と通信可能か否かを判定し、通信可能と判定されたときに他の端末のサービス情報を格納する。これにより、通信不可能な通信端末のサービス情報を格納しなくてよいので、通信端末に格納する情報量を抑制できる。
好ましくは、本発明の通信方法は、取得ステップにおいて取得した情報に基づいて他の端末と通信可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて、送信ステップにおいて失敗応答を送信する。
この方法によれば、登録要求に含まれるサービス情報に基づいて登録要求送信元の端末と通信可能か否かを判定し、通信不可能と判定されたときには失敗応答を送信する。これにより、登録要求送信元の通信端末はサービス情報に基づいて通信可能か否かを判定せずに応答を破棄できる。
好ましくは、本発明の通信方法は、登録応答に含ませる自端末のユーザ名を自端末の製品番号に基づいて生成するステップをさらに備える。
この方法により、特別な設定なしで自動的に自端末のユーザ名を生成可能となる。また、ユーザ名を参照することにより端末を容易に識別可能となる。
好ましくは、本発明の通信方法は、格納ステップにおいて格納されたサービスに関する情報に基づいて選択された端末とセッションを開始して通信するステップをさらに備える。
このようにセッションを開始する端末を格納ステップにおいて格納されたサービス情報に基づいて選択することにより、セッション接続時にサービス情報交換のシーケンスを省略でき、簡略化したシーケンスでセッションを開始できる。
好ましくは、登録要求とセッション開始には同じプロトコルを用いる。また、好ましくは、ネットワークはIPネットワークであり、通信用のプロトコルとしてSIPを用いる。
これにより、サービス情報の交換とセッション接続を同じプロトコルで実現でき、通信端末のプロトコルスタックを軽減できる。また、SIPはプロトコルが簡単であり、また機器情報などや伝送データなどの付加情報をメッセージボディに入れることができるので好ましい。
好ましくは、サービスに関する情報には、端末が処理できるメディアに関する情報を含む。
これにより、セッションを開始する端末を格納手段に格納されたメディア情報に基づいて選択することにより、メディア情報不一致によるセッション接続失敗を防止できる。
本発明の別の態様に係る通信方法は、ネットワークに接続された他の端末と通信する通信方法であって、他の端末とのセッション開始を要求するセッション開始要求に自端末が提供するサービスに関する情報を含めて、一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式でネットワークに送信する送信ステップと、セッション開始要求に応じて、ネットワークに接続された他の端末のうちサービスに関する情報に基づいて自端末と通信可能と判定した端末から送信されたセッション開始応答を受信する受信ステップと、セッション開始応答に基づいて他の端末と通信する通信ステップと、を備える。
セッション開始要求に自端末のサービス情報を含めてネットワーク内の複数の端末に送信することにより、セッション開始要求を受信した他端末はサービス情報に基づいてセッション接続可能か否か判定できる。そして、接続可能と判定した他の端末から送信されたセッション開始応答を受信し、セッションを開始する。これにより、セッション確立前にサービスディスカバリ及びサービス情報取得の手続きを行っておく必要がなくなり、セッション開始までのシーケンスを簡略化できる。また、それぞれの通信端末が他端末のサービス情報を格納しておく必要がないので各端末の構成を簡単にできる。
好ましくは、本発明の通信方法は、セッション開始応答から他の端末が提供するサービスに関する情報を取得する取得ステップと、取得ステップにおいて取得した情報を格納する格納ステップと、をさらに備える。
この方法により、セッション開始のシーケンスを利用して他端末のサービス情報を取得して格納できる。従って、以降は、格納されたサービス情報を参照して選択した他端末のみを宛先としてセッション開始手続きを行うことができる。
好ましくは、本発明の通信方法は、セッション開始要求に含ませる自端末のユーザ名を自端末の製品番号に基づいて生成するステップをさらに備える。
この方法により、特別な設定なしで自動的に自端末のユーザ名を生成可能となる。また、ユーザ名を参照することにより端末を容易に識別可能となる。
本発明の別の態様に係る通信方法は、ネットワークに接続された他の端末と通信する通信方法であって、他の端末から一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式で送信されるセッション開始を要求するセッション開始要求を受信する受信ステップと、セッション開始要求から他の端末が提供するサービスに関する情報を取得する取得ステップと、取得ステップにおいて取得した情報に基づいて他の端末と通信可能か否か判定する判定ステップと、判定ステップによる判定結果に基づいてセッション開始応答を送信する送信ステップと、を備える。
セッション開始要求に含まれる他端末のサービス情報により、セッション開始要求送信元の通信端末と通信可能か否かを判定し、判定の結果、通信可能な場合にセッション開始応答を送信する。これにより、セッション確立前にサービスディスカバリ及びサービス情報取得の手続きを行っておく必要がなく、セッション開始までのシーケンスを簡略化できる。また、それぞれの通信端末が他端末のサービス情報を格納しておく必要もないので各端末の構成を簡単にできる。
好ましくは、本発明の通信方法は、取得ステップにおいて取得した情報を格納する格納ステップをさらに備える。
この方法により、セッション開始のシーケンスを利用して他端末のサービス情報を取得して格納できる。従って、以降は、格納されたサービス情報を参照して選択した他端末のみを宛先としてセッション開始手続きを行うことができる。
好ましくは、送信ステップでは、セッション開始応答に自端末が提供するサービスに関する情報を含めて送信する。
この方法により、セッション開始のシーケンスを利用して自端末のサービス情報を通知でき、セッション接続相手の端末がこのサービス情報を格納することが可能である。従って、セッション接続相手の端末は、以降のセッション開始時に、格納されたサービス情報を利用できる。
好ましくは、ネットワークはIPネットワークであり、セッション開始のプロトコルにSIPを用いる。
SIPはプロトコルが簡単であり、また機器情報などや伝送データなどの付加情報をメッセージボディに入れることができるので好ましい。
本発明は、登録要求に自端末に関する情報を含めて送信することにより、登録要求を受信した他の端末は、新しくネットワークに参加した通信端末のサービス情報を取得できる。また、登録要求に応じて送信される登録応答には送信元の端末のサービス情報が含まれているので、ネットワークに新しく参加した端末はネットワークに既に参加している端末のサービス情報を格納できる。従って、登録要求を送信してその登録応答を受信するシーケンスにより、自端末のサービス情報をネットワーク内の他の端末に通知すると共に、他の端末のサービス情報を取得できるというすぐれた効果を有する。
また、後にセッション接続を行うときには、それぞれの通信端末に格納された他の端末のサービス情報を参照してセッション相手を選択でき、セッション確立までのシーケンスを簡略化できるというすぐれた効果を有する。
以下、本発明の実施形態に係る通信端末および通信方法について図面を参照しながら説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る通信端末10a〜10dによる通信方法の特徴を示すシーケンス図である。以下の説明では、通信端末10a〜10dを総称する場合には、通信端末10と記載する。図1による説明の前に本実施形態に係る通信端末10の構成について説明する。
図2は、第1実施形態に係る通信端末10が用いられる環境を示す図である。図2に示すように、本実施形態に係る通信端末10は家庭のLANなどネットワーク40に接続されて用いられる。通信端末10の具体例としては、デジタルTV、DVDプレーヤー、電話端末、カメラ付インターホンなどが挙げられる。
図3は、通信端末10の構成を示すブロック図である。通信端末10は、ユーザインターフェースを構成する入力手段12および受信手段を有する。入力手段12および出力手段14はデバイス制御部16に接続され、デバイス制御部16は全体制御部18に接続されている。また、通信端末10はネットワーク40を通じてデータを送受信するための送受信部22を有する。送受信部22も全体制御部18に接続されている。さらに、通信端末10は、メディア制御部24と、SIPメッセージ処理部26とを有する。SIPメッセージ処理部26は、自端末情報ファイル30および他端末情報ファイル32にアクセス可能となっている。以下に、通信端末10を構成する各構成要素について説明する。
入力手段12は、ユーザからの指示を入力させる機能および音声や動画等のメディアストリームを入力させる機能を有する。入力手段12は、マウス、キーボード又はボタンなどのユーザの入力を受け付けるデバイスにより構成される。また、メディアストリームの入力のために、カメラやマイクなどのデバイスが用いられる。
出力手段14は、音声、動画またはテキストデータ等の情報を出力する機能を有する。出力手段14は、ディスプレイやスピーカーなどのデバイスにより構成される。
デバイス制御部16は、入力手段12および出力手段14を制御する機能を有する。デバイス制御部16は、入力手段12および出力手段14と全体制御部18およびメディア制御部24に接続されている。そして、入力手段12により入力されたユーザの指示を受け付けてその内容を全体制御部18に通知し、入力手段12により入力された音声又は動画等のメディアストリームをメディア制御部24に渡す。また、全体制御部18から指示された情報を出力手段14により出力し、メディア制御部24から渡されたメディアストリームを出力手段14により出力する。
送受信部22は、全体制御部18からの指示を受けてSIPメッセージを他の端末に送信する機能と、他の端末から送信されたSIPメッセージを受信し、受信したSIPメッセージを全体制御部18に通知する機能を有する。また、送受信部22は、メディア制御部24から渡されるメディアストリームを他の端末へ送信する機能と、他の端末から送信されたメディアストリームを受信し、受信したメディアストリームをメディア制御部24に渡す機能を有する。
SIPメッセージ処理部26は、全体制御部18からの指示によりSIPメッセージを解析する機能を有する。また、SIPメッセージ処理部26は、全体制御部18からの指示によりSIPメッセージを作成し、作成されたSIPメッセージを全体制御部18に渡す機能を有する。SIPメッセージ処理部26は、全体制御部18からの指定された情報を用いて、セッション記述を作成し、SIPメッセージのボディに付記することが可能である。セッション記述とは、セッションを確立するときに用いられる情報である。例えば、使用するコーデックの情報や受信アドレスの情報など、端末間でネゴシエートする必要のあるメディアに関する情報を含む。なお、SIPでは一般的に、セッション記述はSDP(Session Description Protocol)により記述される。
SIPメッセージ処理部26は、サービス情報処理機能28を有する。サービス処理機能28は、SIPメッセージのメッセージボディにサービス情報を付記し、またメッセージボディに付記されたサービス情報を解析する機能である。例えば、サービス情報処理機能28により、REGISTERメッセージ若しくは他端末から受信したREGISTERメッセージの200OK応答の作成を全体制御部18から指示された場合、自端末情報ファイル30からサービス情報を取得し、200OK応答メッセージのボディに付記する。また、サービス情報処理機能28により、REGISTERメッセージ若しくは他端末から受信したREGISTERメッセージの200OK応答の解析を全体制御部18から指示された場合、メッセージに付記されたサービス情報を解析し、解析結果に基づいて他端末情報ファイル32を更新する。
メディア制御部24は、送受信部22により受信したメディアストリームをデバイス制御部16に渡し、出力手段14によりメディアストリームを出力させる機能と、入力手段12により入力されたメディアストリームをデバイス制御部16から受け取り、送受信部22に渡す機能を有する。
自端末情報ファイル30は、自端末のサービス情報とセッション情報を格納するファイルである。サービス情報とは、種別、品番、アドレス、使用可能なコーデックや機能などのサービスに関する情報である。セッション情報とは、自端末が参加しているセッションの情報である。
他端末情報ファイル32は、自端末とセッション接続可能な他端末のサービス情報を格納するファイルである。
全体制御部18は、上記した各構成要素を適切に機能させ、通信端末10全体を制御する機能を有する。全体制御部18の機能を以下に挙げる。1)送受信部22よりSIPメッセージの受信を通知されると、SIPメッセージ処理部26によってSIPメッセージを解析させる。そして、解析結果に応じてデバイス制御部16にユーザへの情報表示を指示し、あるいは、メディア制御部24に対してメディアストリームの送受信開始または停止を指示する。2)デバイス制御部16によりユーザからの入力を通知された場合または受信したSIPメッセージに対する応答メッセージを作成する必要がある場合に、SIPメッセージ処理部26にSIPメッセージの作成を指示し、作成されたSIPメッセージを送受信部22に入力する。3)他端末のセッション確立または切断により、自端末の参加しているセッションの状態が変化した場合に、自端末情報ファイル30のセッション情報を更新する。
また、全体制御部18は、SIP URI決定機能20を有する。SIP URI決定機能20は、自端末が新たにネットワーク40に接続してIPアドレスを取得した場合または自端末のIPアドレスが変化した場合に、自端末のSIP URIを作成する機能である。より詳細には、新たなIPアドレスと自端末情報ファイル30に格納された品番とを用いてSIP URIを作成する。
ここで、実施形態に係る通信端末10の構成を従来の通信端末の構成と比較する。図4は、従来の通信端末の構成を示す図である。従来の通信端末はSSDPメッセージ処理部を有していたのに対し、図3に示す本実施形態ではSSDP処理部を有しておらず、簡単な構成となっている。
次に、本実施形態に係る通信端末10の動作について説明する。通信端末10の詳しい動作説明に先立って、本実施形態の通信端末10の動作と従来の通信端末10の動作を比較し、本実施形態の特徴について述べる。
図1は第1実施形態に係る通信端末10による通信方法の特徴を示すシーケンス図、図5は従来の通信端末10による通信方法を示すシーケンス図である。図1及び図5では、通信端末10b、通信端末10c、通信端末10dが接続されたネットワーク40に新たに通信端末10aがネットワーク40に接続し、通信端末10aと通信端末10dとの間でセッションを確立するまでの流れを示している。
最初に、従来のシーケンスについて説明する。従来は、ネットワーク40に参加した通信端末10aは、まず、自端末のプレゼンスをネットワーク40内の端末に通知する。すなわち、自端末のサービスタイプまたは識別子をヘッダにより指定したSSDPのNOTIFYコマンドを、ネットワーク40内の端末にマルチキャスト送信する。なお、この通知に対する応答はない。
次に、通信端末10aは、ネットワーク40内の他の端末のサービスの情報を検索する。通信端末10aは、検索対象としてすべてのサービスタイプを指定(ssdp:all)したSSDPのM−SEARCHコマンドをネットワーク40内の端末にマルチキャスト送信する。これに対し、M−SEARCHコマンドを受信した他の通信端末10b〜10dは、自身のサービスタイプまたは識別子をヘッダにより指定し、通信端末10aにSSDPの200OK応答を送信する。ここまでのシーケンスにより、通信端末10aは自端末のサービスタイプを他端末に通知し、他端末のサービスタイプを受信して、サービスディスカバリが完了する。
続いて、通信端末10aによるセッションの確立について説明する。通信端末10aは、サービス情報の取得処理を行う(S10)。すなわち、サービスディスカバリにより得られたデバイス情報のURIを参照し、他端末のサービス情報を取得する。次に、通信端末10aは、取得したサービス情報に基づいて、通信相手の通信端末10を選択する。ここでは、通信端末10dが通信相手として選択された例を示す。
通信端末10aは、選択された通信端末10dにセッションの開始を要求するINVITEメッセージを送信する。通信端末10dは、INVITEメッセージを受信すると、INVITEメッセージに対する応答を通信端末10aに送信する。ここでは、SIPで肯定応答を示す200OK応答を送信している。続いて、通信端末10aは200OK応答に対するACKを通信端末10dに送信する。これにより、通信端末10aと通信端末10dとの間でセッションが確立され、音声/動画メディアの交換が可能となる。
次に、図1を参照しながら、実施形態に係る通信端末10による通信シーケンスについて説明する。ネットワーク40に参加した通信端末10aは、ネットワーク40内の端末にREGISTERメッセージをマルチキャストまたはブロードキャストで送信する。後に詳しく述べるが、このREGISTERメッセージには、通信端末10aのサービス情報が含まれている。REGISTERメッセージを受信した通信端末10b〜10dは、REGISTERメッセージに含まれた通信端末10aのサービス情報を格納し、SIPの200OK応答(登録応答)を通信端末10aに送信する。この応答には応答送信元の通信端末10b〜10dのサービス情報が含まれている。通信端末10aは、通信端末10b〜10dから送信された応答を受信すると、応答に含まれるサービス情報を格納する。ここまでのシーケンスにより、サービスディスカバリとサービス情報の交換を行うことができる。従来の通信シーケンスに比べると、サービス情報の交換が完了するまでのシーケンスを削減できたことが分かる。
次に、セッション接続について説明する。格納された他端末のサービス情報に基づいて通信相手となる通信端末を選択する。そして、選択された通信端末10dに対してINVITEメッセージを送信する。INVITEメッセージを受信した通信端末10dは200OK応答を通信端末10aに返し、通信端末10aは200OK応答に対するACKを送信する。以上のフローによりセッションが確立する。ネットワークへの登録時に他端末のサービス情報を格納しているので、通信端末10aはセッションを確立するフローではURIを参照してサービス情報を取得しなくてもよい。
次に、第1実施形態に係る通信端末10による通信方法について具体的に説明する。以下の説明では、通信端末10aがデジタルテレビ、通信端末10bが電話端末、通信端末10cがDVDプレーヤー、通信端末10dがカメラ付インターホンとする。
図6は第1実施形態に係る通信端末10による通信シーケンスの例を示す図である。図6を参照して、ここで説明する通信シーケンスの概略を述べる。ネットワーク40には、電話端末10b、DVDプレーヤー10cおよびカメラ付インターホン10dが接続されている。まず、このネットワーク40にデジタルテレビ10aを接続する(S20)。続いて、デジタルテレビ10aはREGISTERメッセージを作成し、作成したREGISTERメッセージをネットワーク40内の通信端末10にマルチキャストまたはブロードキャストで送信する(S30)。このとき送信されるREGISTERメッセージには、図7に示すようにデジタルテレビ10aのサービス情報が含まれる。REGISTERメッセージを受信した各通信端末10b〜10dは、REGISTERメッセージに含まれるサービス情報を他端末情報ファイル32に格納すると共に、REGISTERメッセージに含まれるサービス情報に基づいて、デジタルテレビ10aと接続可能か否か判定する(S40)。
判定の結果、デジタルテレビ10aと接続可能な通信端末はSIPの200OK応答を作成し、デジタルテレビ10aに送信する(S60)。図6に示すように、DVDプレーヤー10cとカメラ付インターホン10dが200OK応答を送信している。200OK応答には、図8に示すように送信元の端末のサービス情報が含まれる。続いて、デジタルテレビ10aは、DVDプレーヤー10cおよびカメラ付インターホン10dから送信された200OK応答を受信し、200OK応答に含まれるサービス情報を他端末情報ファイル32に格納する(S70)。以上で、デジタルテレビ10aがネットワーク40に接続したことに伴うセッション情報交換手続きが完了する。
次に、カメラ付インターホン10dが来客を検知すると、カメラ付インターホン10dは他端末情報ファイル32を検索し、通信可能な通信端末10としてデジタルテレビ10aを抽出する(S80)。そして、カメラ付インターホン10dはINVITEメッセージを作成し、デジタルテレビ10aに送信する(S80)。INVITEメッセージを受信したデジタルテレビ10aは、INVITEメッセージの受入処理を行い、200OK応答を作成する(S100)。そして、デジタルテレビ10aは、200OK応答をカメラ付インターホン10dに送信する。200OK応答を受信したカメラ付インターホン10dはACKを作成し、デジタルテレビ10aに送信する(S130)。デジタルテレビ10aは、ACKを受信するとセッション情報を更新する(S150)。カメラ付インターホン10dとデジタルテレビ10aとの間でセッションが確立する。以上でセッション確立手続きが完了する。
次に、各端末における処理について説明する。
図9は、デジタルテレビ10aのネットワーク接続処理(S20)を示すフローチャートである。まず、デジタルテレビ10aをネットワーク40に接続する(S22)。そして、ユーザによりデジタルテレビ10aのIPアドレスが手動で設定される(S24)。ここで、設定されるIPアドレスはローカルアドレスでもグローバルアドレスでもよい。また、ユーザにより手動で設定されるのではなく、ネットワーク40上のDHCPサーバからIPアドレスを取得してもよい。
次に、デジタルテレビ10aは、全体制御部18によりSIP URIを作成する(S26)。具体的には、設定されたIPアドレスとデジタルテレビ10aの品番を用いてSIPセッションで用いるSIP URIを作成する。例えば、「品番@IPアドレス」というSIP URIを作成してもよい。品番が「D111」でIPアドレスが「192.168.0.1」の場合には、SIP URIは「D111@192.168.0.1」となる。全体制御部18は、作成したSIP URIを自端末情報ファイル30に格納する。
なお、SIP URIは、デジタルテレビ10aの電源がON、OFFされる度に同じ手続きにより決定してもよい。また、不揮発性メモリに書き込むことにより、電源がOFFになっても次回電源がONになったときに同じURIを使用可能としてもよい。
図20(a)〜図20(d)は、デジタルテレビ10aがネットワーク40に接続された時点T1(図6参照)で、各通信端末10が保持している情報を示す図である。図20(a)はデジタルテレビ10aが保持する情報、図20(b)はDVDプレーヤー10cが保持する情報、図20(c)は電話端末10bが保持する情報、図20(d)はカメラ付インターホン10dが保持する情報である。図20(a)〜図20(d)に示すように、自端末情報30としてサービス情報とセッション情報を有し、他端末情報32としてサービス情報を有している。各通信端末10a〜10dは、SIP URIのdisplay−nameを有している。例えば、デジタルテレビ10aでは「居間TV」、カメラ付インターホン10dでは「インターホン1」である。display−nameは、自動的に決定されるものではなく、ユーザの入力により決定される。display−nameは、SIP URIの一部として他端末に送信される。display−nameは、ネットワーク40内のセッション確立可能な端末一覧を表示するときなどに用いられる。ここで一例を示す。
図18(a)はDVDプレーヤー10cの利用可能デバイス一覧、図18(b)はデジタルテレビ10aの利用可能デバイス一覧の表示例を示す図である。図18(a)及び図18(b)に示すように、他端末の識別子としてdisplay−nameが用いられる。なお、display−nameが与えられていない場合には、SIP URIを表示する。
図10は、デジタルテレビ10aによるREGISTERメッセージ作成・送信処理(S30)を示すフローチャートである。デジタルテレビ10aは、ネットワーク40内の通信端末10とサービス情報の交換を行うため、SIPメッセージ処理部26によりREGISTERメッセージを作成する(S32)。このとき、SIPメッセージ処理部26のサービス情報処理機能28により、自端末のサービス情報をREGISTERメッセージのメッセージボディに付記する(S34)。
図7は、作成されるREGISTERメッセージのデータ構成を示す図である。図7に示すように、REGISTERメッセージは、SIPヘッダにサービス情報が続いて構成される。メッセージボディに記述されるサービス情報には、種別、品番、対応コーデックおよび機能が含まれている。なお、自端末のサービス情報は、自端末情報ファイル30に格納された情報を用いる。そして、デジタルテレビ10aは、作成したREGISTERメッセージを送受信部22によりネットワーク40内の端末にマルチキャストまたはブロードキャストで送信する(S36)。このとき使用されるマルチキャストアドレスまたはブロードキャストアドレスは、ユーザが手動で設定してもよいし、IPアドレス/サブネットマスクから自動的にローカルマルチキャストアドレスまたはローカルブロードキャストアドレスが決定されてもよい。
図11は、REGISTERメッセージを受信した各通信端末10の接続可否判定処理(S40)を示すフローチャートである。通信端末10はREGISTERメッセージを受信する(S42)と、メッセージを解析して送信元のサービス情報を取得する(S44)。続いて、REGISTERメッセージを受信した通信端末10は、REGISTERメッセージの送信元の通信端末10とセッションを確立可能か否か判定する(S46)。ここでは、通信端末10の自端末情報ファイル30に格納された自端末のサービス情報と、REGISTERメッセージに含まれるサービス情報とに基づいて行う。具体的には、REGISTERメッセージ送信元の端末と自端末とが共通のコーデックを有するか否かにより判定する。
接続可能と判定された場合には、REGISTERメッセージ送信元のデジタルテレビ10aのサービス情報を他端末情報ファイル32に格納する(S48)。この例では、DVDプレーヤー10cおよびカメラ付インターホン10dは、デジタルテレビ10aと共通のコーデックを有するので接続可能と判定し、REGISTERメッセージのメッセージボディに含まれるデジタルテレビ10aのサービス情報を格納する。接続不可能と判定された場合には、REGISTERメッセージを処理せずに破棄する(S50)。この例では、電話端末10bは共通のコーデックを有しないので、REGISTERメッセージを破棄する。
図21(a)〜図21(d)は、REGISTERメッセージがマルチキャストまたはブロードキャストで送信された時点T2(図6参照)で、各通信端末10が保持している情報を示す図である。図21(a)はデジタルテレビ10aが保持する情報、図21(b)はDVDプレーヤー10cが保持する情報、図21(c)は電話端末10bが保持する情報、図21(d)はカメラ付インターホン10dが保持する情報である。図20(b)と図21(b)、図20(d)と図21(d)を比較すれば分かるようにDVDプレーヤー10cおよびカメラ付インターホン10dの他端末情報ファイル32には、デジタルテレビ10aのサービス情報が新たに格納されている。また、電話端末10bについては、REGSITERメッセージを受信する前と状態が変化していない(図20(c)、図21(c)参照)。
図12は、REGISTERメッセージに対する応答作成・送信処理(S60)を示すフローチャートである。このフローは、図11に示すフローにおいて、REGISTERメッセージ送信元のデジタルテレビ10aと通信可能と判定された場合に実行される。すなわち、DVDプレーヤー10cとカメラ付インターホン10dにおいて実行される。電話端末10cでは、このフローは実行されず、登録応答を送信しない。なお、電話端末10cは、失敗応答を送信してもよい。
まず、DVDプレーヤー10cおよびカメラ付インターホン10dは、SIPメッセージ処理部26により、REGISTERメッセージに対する200OK応答を作成する(S62)。このときSIPメッセージ処理部26は、200OK応答に自端末のサービス情報を付記する(S64)。図8は、カメラ付インターホン10dが作成する200OK応答のデータ構成を示す図である。図8に示すように、200OK応答は、SIPヘッダにサービス情報が続いて構成される。メッセージボディに記述されるサービス情報には、種別、品番、対応コーデックおよび機能が含まれている。なお、自端末のサービス情報は、自端末情報ファイル30に格納された情報を用いる。そして、DVDプレーヤー10cおよびカメラ付インターホン10dは、作成した200OK応答を送受信部22によりデジタルテレビ10aにユニキャスト送信する(S66)。以上で、セッション情報交換手続きが完了する。
図13は、200OK応答を受信したデジタルテレビ10aのサービス情報登録処理(S70)を示すフローチャートである。デジタルテレビ10aは、200OK応答を受信する(S72)と、受信した200OK応答をSIPメッセージ処理部26により解析する。デジタルテレビ10aは、サービス情報処理機能28により200OK応答に含まれるサービス情報を抽出し、抽出したサービス情報を他端末情報ファイル32に格納する(S74)。
図22(a)〜図22(d)は、サービス情報交換の完了時点T3(図6参照)で、各通信端末10が保持している情報を示す図である。図22(a)はデジタルテレビ10aが保持する情報、図22(b)はDVDプレーヤー10cが保持する情報、図22(c)は電話端末10bが保持する情報、図22(d)はカメラ付インターホン10dが保持する情報である。
図21(a)と図22(a)を比較すれば分かるようにデジタルテレビ10aの他端末情報ファイル32には、DVDプレーヤー10cとカメラ付インターホン10dのサービス情報が新たに格納されている。また、既に述べたが、DVDプレーヤー10cおよびカメラ付インターホン10dの他端末情報ファイル32には、デジタルテレビ10aのサービス情報が追加されている。すなわち、デジタルテレビ10aがREGISTERメッセージを送信し、その200OK応答を受信するというシーケンスにより、デジタルテレビ10aとDVDプレーヤー10cおよびカメラ付インターホン10dとの間で、サービス情報が交換された。電話端末10bは、デジタルテレビ10aと共通のコーデックを有しておらず、接続不可能なため、サービス情報の交換がなされていない。
図19(a)はサービス情報交換完了時点T3(図6参照)でDVDプレーヤー10cの利用可能デバイスを表示した画面例、(b)はサービス情報交換完了時点T3でデジタルテレビ10aの利用可能デバイスを表示した画面例である。図18(a)及び図19(a)と比較すれば分かるように、DVDプレーヤー10cの利用可能デバイスにデジタルテレビ10aが追加されている。また、図18(b)及び図19(b)を比較すれば分かるように、ネットワーク40に接続したデジタルテレビ10aに利用可能デバイスの情報が登録された。
本例においては、デジタルテレビ10aが新たにネットワーク40に接続したことをトリガとしてサービス情報の交換がなされたが、これ以外のタイミングでサービス情報を交換してもよい。例えば、通信端末10のアドレス(SIP URI)やサービス情報が変更された場合にサービス情報を交換することも可能である。
次に、セッションの接続シーケンスについて説明する。図14は、カメラ付インターホン10dのINVITEメッセージ作成・送信処理(S80)を示すフローチャートである。カメラ付インターホン10dが来客を検知する(S82)と、カメラ付インターホン10dは他端末情報ファイル32から接続可能な通信端末10を検索し(S84)、ネットワーク40内に接続可能な通信端末10が存在するか判定する(S86)。判定の結果、接続可能な端末がネットワーク40内に存在しない場合には、ログを記録して処理を終了する(S94)。
図22(d)に示すカメラ付インターホン10dの他端末情報ファイル32を参照すると、自端末機能の通話に対応できる通信端末10は、デジタルテレビ10aであることが分かる。すなわち、デジタルテレビ10aは、カメラ付インターホン10dの機能である「通話」機能を有している。接続可能な通信端末10がネットワーク40内に存在するので、カメラ付インターホン10dは、その通信端末(デジタルテレビ10a)宛てのINVITEメッセージを作成する(S88)。このとき、作成されるメッセージにはSDPにより記述されたセッション記述が含まれる。
カメラ付インターホン10dは、作成したINVITEメッセージをデジタルテレビ10aに送信する(S90)。そして、全体制御部18により、自端末情報ファイル30のセッション情報を更新する(S92)。具体的には、セッション状態を「接続中」、セッション相手を「デジタルテレビ10a」、使用コーデックを「MPEG1」にそれぞれ更新する。
図15は、デジタルテレビ10aのINVITEメッセージの受入処理(S100)を示すフローチャートである。デジタルテレビ10aはINVITEメッセージを受信する(S102)と、SIPメッセージ処理部26によりINVITEメッセージを解析する(S104)。そして、SIPメッセージ処理部26は、INVITEメッセージのセッション記述からメディアに関する情報を取得する。
続いて、デジタルテレビ10aは、INVITEメッセージを受信したことを出力手段14に表示し、ユーザに知らせる(S106)。このときに表示される画面の例を図24に示す。この画面表示により、カメラ付インターホン10dとの接続を許可するか否かユーザに選択させる(S108)。デジタルテレビ10aは、図24に示す画面において、ユーザが「通話」を選択すれば接続し、「拒否」を選択すれば接続拒否する。
ユーザが「通話」を選択し、接続を許可した場合には、デジタルテレビ10aはINVITEメッセージに対する200OK応答を作成する(S110)。このとき作成される応答には、SDPにより記述されたセッション記述が含まれる。そして、デジタルテレビ10aは、作成した200OK応答を送受信部22によりカメラ付インターホン10dに送信する(S112)。次に、デジタルテレビ10aは、自端末情報ファイル30のセッション情報を更新する(S114)。具体的には、セッション状態を「接続中」、セッション相手を「カメラ付インターホン10d」、使用コーデックを「MPEG1」にそれぞれ更新する。また、デジタルテレビ10aは、全体制御部18により、メディア制御部24にメディア送受信の開始を指示する(S116)。
一方、ユーザが「拒否」を選択し、接続を拒否した場合には、デジタルテレビ10aはINVITEメッセージに対する失敗応答を作成する(S118)。そして、デジタルテレビ10aは、カメラ付インターホン10dに失敗応答を送信する(S120)。失敗応答を受信したカメラ付インターホン10dは、失敗応答に対するACKを送信し処理を終了する。このように失敗応答が送信された場合には、ユーザの情報が来客者に知られないように、インターホンは来客者への通知を行わないことが好ましい。
図16は、200OK応答を受信したカメラ付インターホン10dのACK作成・送信処理(S130)を示すフローチャートである。カメラ付インターホン10dは200OK応答を受信する(S132)と、SIPメッセージ処理部26により200OK応答を解析し、メッセージのセッション記述からメディアに関する情報を取得する(S134)。続いて、カメラ付インターホン10dは、取得したメディア情報に基づいてメディア送受信を開始する(S136)。次に、カメラ付インターホン10dは、200OK応答に対するACKを作成し(S138)、作成したACKをデジタルテレビ10aに送信する(S140)。その後、カメラ付インターホン10dは、自端末情報ファイル30のセッション情報を更新する(S142)。具体的には、セッション状態を「通話中」に更新する。
図17は、200OK応答に対するACKを受信したデジタルテレビ10aのサービス情報登録処理(S150)を示すフローチャートである。デジタルテレビ10aはACKを受信する(S152)と、SIPメッセージ処理部26によりACKを解析し、INVITE手続きの完了を確認する(S154)。次に、デジタルテレビ10aは、自端末情報ファイル30のセッション情報を更新する(S156)。具体的には、セッション状態を「通話中」に更新する。
図23(a)〜図23(d)は、デジタルテレビ10aとカメラ付インターホン10dのセッション確立時点T4(図6参照)で、各通信端末10が保持している情報を示す図である。図23(a)はデジタルテレビ10aが保持する情報、図23(b)はDVDプレーヤー10cが保持する情報、図23(c)は電話端末10bが保持する情報、図23(d)はカメラ付インターホン10dが保持する情報である。図23(a)及び図23(d)より、デジタルテレビ10aとカメラ付インターホン10dのセッション状態が「通話中」に更新されていることが分かる。
以上のフローにより、カメラ付インターホン10dとデジタルテレビ10aとの間でセッションが確立し、来客者とデジタルテレビ10aのユーザとの間で、音声および映像、または音声のみによる通話が可能となる。図25は、通話中のデジタルテレビ10aの画面例を示す図である。以上、第1実施形態に係る通信端末10の動作について説明した。
第1実施形態によれば、通信端末10がネットワーク40へ接続したときに、自端末のサービス情報を付記したREGISTERメッセージをネットワーク40内の通信端末10にマルチキャストまたはブロードキャストで送信する。これにより、REGISTERメッセージを受信した通信端末10は、新たに接続した通信端末10のサービス情報を格納することができる。また、REGISTERメッセージを受信した通信端末10は、その200OK応答に自端末のサービス情報を付記して送信する。これにより、200OK応答を受信した通信端末10は、ネットワーク40内の通信端末10のサービス情報を格納することができる。
また、第1実施形態によれば、REGISTERメッセージを受信した通信端末10は、REGISTERメッセージに含まれるサービス情報に基づいて、REGISTERメッセージの送信元の通信端末10と接続可能か否か判定する。そして、接続可能と判定された場合のみ、送信元の通信端末10に関する情報を格納し、200OK応答を送信する。すなわち、ネットワーク40内のすべての通信端末10の情報を格納するのではなく、自分が接続可能な通信端末10に関する情報のみを格納する。これにより、通信端末10に格納するデータ量を抑制できる。
上記したフローでは、カメラ付インターホン10dが接続可能な通信端末10はデジタルテレビ10aのみであったが、接続可能な通信端末10がネットワーク40内に複数存在する場合もある。その場合には、カメラ付インターホン10dは以下のいずれかの方法によりセッションを確立することができる。1)最も優先度の高い通信端末10にセッション確立手続きを試み、失敗した場合に順次優先度の低い通信端末10に対してセッション確立手続きを行う。この優先度は、ユーザにより設定されてもよいし、通信端末10の機能に応じて決定してもよい。例えば、動画と音声の両方を通信可能な端末の方が、音声のみ通信可能な端末より優先度を高く設定してもよい。2)SIPのフォーキング処理を用いて、同時に複数の通信端末10にINVITEメッセージを送信する。この場合、複数の通信端末10とセッションが確立することもあり得る。複数の通信端末10とセッションが確立した場合には、そのうちの一つの通信端末10を選択し、残りの通信端末10とのセッションを切断することとしてもよいし、複数の通信端末10と通話を継続してもよい。
また、上記したフローでは、カメラ付インターホン10dは、接続可能な端末がネットワーク40内に存在しない場合にはログをとって終了するが、その他の方法を採用してもよい。例えば、デジタルテレビ10aが存在しない場合に、DVDプレーヤー10cに動画および音声の情報を蓄積することが可能である。これにより、来客者はメッセージを残すことができる。
(第2実施形態)
図26は、第2実施形態に係る通信端末10の構成を示すブロック図である。第2実施形態に係る通信端末10は、第1実施形態に係る通信端末10と基本的な構成は同じである。第2実施形態に係る通信端末10は、他の端末のサービス情報を保持する必要がなく、他端末情報ファイル32を有していない。
図27は、第2実施形態に係る通信端末10による通信方法の特徴を示すシーケンス図である。まず、図27を参照しながら、第2実施形態の通信方法の特徴について説明する。第2実施形態では、通信端末10がネットワーク40への接続時に、サービスディスカバリおよびサービス情報の交換を行わない。通信端末10がセッションを開始する際に、セッション確立と共に、サービスディスカバリおよびサービス情報の交換を行う。
通信端末10がセッションを開始するときには、セッション開始を要求するINVITEメッセージをネットワーク40内の通信端末10にマルチキャストまたはブロードキャストで送信する。後に詳しく述べるが、このINVITEメッセージには、通信端末10aのサービス情報が含まれている。INVITEメッセージを受信した通信端末10b〜10dは、INVITEメッセージに含まれるサービス情報に基づいて、通信端末10aと通信可能か否か判定する。通信可能と判定した通信端末10cが200OK応答を通信端末10aに送信する。この応答には送信元の通信端末10cのサービス情報が含まれている。通信端末10aは200OK応答を受信すると、応答に基づいて通信端末10cとのセッションを確立する。
次に、第2実施形態に係る通信端末10による通信方法について具体的に説明する。以下の説明では、通信端末10aがデジタルテレビ10a、通信端末10bが電話端末10b、通信端末10cがDVDプレーヤー10c、通信端末10dがカメラ付インターホン10dとする。
図28は第2実施形態に係る通信端末10による通信シーケンスの例を示す図である。図28を参照して、ここで説明するシーケンスの概略を述べる。ネットワーク40には、電話端末10b、DVDプレーヤー10cおよびカメラ付インターホン10dが接続されている。まず、このネットワーク40にデジタルテレビ10aを接続する(S200)。第2実施形態では第1実施形態と異なり、REGISTERメッセージをマルチキャストまたはブロードキャストで送信しないので、ネットワーク40内の他の通信端末10b〜10dはデジタルテレビ10aがネットワーク40に接続したことを検知しない。また、第2実施形態では、通信端末10は他端末情報ファイル32を有していないので、各通信端末10はネットワーク40内に接続された他の端末についての情報を有していない。
カメラ付インターホン10dが来客を検知すると、セッション開始を要求するINVITEメッセージを作成し、ネットワーク40内の通信端末10にINVITEメッセージをマルチキャストまたはブロードキャストで送信する(S210)。
図29は、INVITEメッセージのデータ構成を示す図である。INVITEメッセージは、メッセージヘッダに続くメッセージボディにセッション記述とサービス情報を有する。INVITEメッセージを受信した通信端末10は、INVITEメッセージの送信元であるカメラ付インターホン10dと通信可能か判定する(S220)。通信可能と判定した通信端末10は200OK応答を送信する。ここでは、デジタルテレビ10aが通信可能と判定し、200OK応答をカメラ付インターホン10dに送信している。
図30は、200OK応答のデータ構成を示す図である。200OK応答は、メッセージヘッダに続くメッセージボディにセッション記述とサービス情報を有する。カメラ付インターホン10dは、デジタルテレビ10aから送信された200OK応答を受信するとACKを作成し、デジタルテレビ10aに送信する(S250)。これにより、INVITE手続きが完了し(S270)、カメラ付インターホン10dとデジタルテレビ10aとの間のセッションが確立する。
次に、各端末における処理について説明する。図31は、デジタルテレビ10aのネットワーク接続処理(S200)を示すフローチャートである。この接続処理は第1実施形態における接続処理と同様である。すなわち、デジタルテレビ10aをネットワーク40に接続する(S202)。そして、ユーザによりデジタルテレビ10aのIPアドレスが手動で設定される(S204)。ここで、設定されるIPアドレスはローカルアドレスでもグローバルアドレスでもよい。また、ユーザにより手動で設定されるのではなく、ネットワーク40上のDHCPサーバからIPアドレスを取得してもよい。
次に、デジタルテレビ10aは、全体制御部18によりSIP URIを作成する。具体的には、設定されたIPアドレスとデジタルテレビ10aの品番を用いてSIPセッションで用いるSIP URIを作成する。全体制御部18は、作成したSIP URIを自端末情報ファイル30に格納する(S206)。以上により、ネットワーク40への接続処理が完了する。
図32は、カメラ付インターホン10dのINVITEメッセージ作成・送信処理(S210)の動作を示すフローチャートである。カメラ付インターホン10dが来客を検知する(S212)と、SIPメッセージ処理部26によりINVITEメッセージを作成する(S214)。このとき作成されるINVITEメッセージには、図29に示すようにSIPヘッダおよびセッション記述のほかに、カメラ付インターホン10dのサービス情報が含まれている。なお、サービス情報には、カメラ付インターホン10dのすべてのサービス情報を記述する必要はなく、セッション接続を行うために必要な情報のみ記述してもよい。ここでは、種別、品番、対応コーデックおよび機能の情報が含まれる。
次に、カメラ付インターホン10dは、作成したINVITEメッセージをネットワーク40内の通信端末10にマルチキャストまたはブロードキャストで送信する(S216)。このとき使用されるマルチキャストアドレスまたはブロードキャストアドレスは、ユーザが手動で設定してもよいし、IPアドレス/サブネットマスクから自動的にローカルマルチキャストアドレスまたはローカルブロードキャストアドレスが決定されてもよい。
そして、カメラ付インターホン10dは、全体制御部18により、自端末情報ファイル30のセッション情報を更新する(S218)。具体的には、セッション状態を「接続中」に更新する。
図33は、INVITEメッセージを受信した通信端末10の接続可否判定処理(S220)を示すフローチャートである。通信端末10はINVITEメッセージを受信する(S222)と、SIPメッセージ処理部26によりINVITEメッセージを解析する。そして、SIPメッセージ処理部26は、INVITEメッセージのメッセージボディからセッション記述およびサービス情報を取得する(S224)。通信端末10は、SIP処理部により取得したセッション記述およびサービス情報に基づいてカメラ付インターホン10dとのセッションを確立可能か否か判定する(S226)。ここで、各通信端末10a〜10cが有する自端末情報ファイル30に格納されている情報について説明する。
図36(a)〜図36(d)は、INVITE作成時T5(図28参照)における自端末情報ファイル30に格納された情報を示す図である。図36(a)はデジタルテレビ10aが保持する情報、図36(b)はDVDプレーヤー10cが保持する情報、図36(c)は電話端末10bが保持する情報、図36(d)はカメラ付インターホン10dが保持する情報である。各通信端末10は、自端末のサービス情報およびセッション情報を有する。
引き続き、図36(a)〜図36(d)を参照してセッションを確立可能か否かの判定について説明する。図36(c)に示すように、電話端末10bはG.711のコーデックを有するが、カメラ付インターホン10dから送信されたINVITEメッセージに付記されたサービス情報を解析すると、カメラ付インターホン10dと共通のコーデックを有しないことが分かる。従って、電話端末10bは、カメラ付インターホン10dとのセッション接続不可と判定する。接続不可と判定した電話端末10bは、INVITEメッセージを処理しないで破棄する(S240)。
図36(b)に示すように、DVDプレーヤー10cは、カメラ付インターホン10dと共通のコーデックを有する。しかし、INVITEメッセージに含まれるサービス情報を解析すると、カメラ付インターホン10dの機能は通話であり、DVDプレーヤー10cの必要とする機能とは異なる。従って、DVDプレーヤー10cはカメラ付インターホン10dとのセッション接続不可と判定する。接続不可と判定したDVDプレーヤー10cは、INVITEメッセージを処理しないで破棄する(S240)。
図36(a)に示すように、デジタルテレビ10aは、カメラ付インターホン10dと共通のコーデックを有する。そして、デジタルテレビ10aは、カメラ付インターホン10dが必要とする通話機能を有するので、カメラ付インターホン10dとのセッション接続可能と判定する。
続いて、カメラ付インターホン10dとのセッション接続可能と判定したデジタルテレビ10aは、INVITEメッセージを受信したことを出力手段14に表示し、来客があることをユーザに知らせる(S228)。このときに表示される画面は、第1実施形態での表示画面と同じである(図24参照)。この画面表示により、カメラ付インターホン10dとの接続を許可するか否かユーザに選択させる(S230)。デジタルテレビ10aは、図24に示す画面において、ユーザが「通話」を選択すれば接続し、「拒否」を選択すれば接続拒否する。接続拒否の場合には、INVITEメッセージに対する失敗応答を作成し(S242)、カメラ付インターホン10dに送信する(S244)。
ユーザが「通話」を選択し、接続を許可した場合には、デジタルテレビ10aはINVITEメッセージに対する200OK応答を作成する(S232)。このとき作成される応答には、図30に示すように、SDPにより記述されたセッション記述とデジタルテレビ10aのサービス情報を付記する(S234)。なお、サービス情報を付記することは必須ではなく、セッション記述のみを付記することも可能である。本実施形態では、サービス情報も付記しているので、デジタルテレビ10aのサービス情報をカメラ付インターホン10dに通知できる。そして、デジタルテレビ10aは、作成した200OK応答を送受信部22によりカメラ付インターホン10dに送信する(S236)。
次に、デジタルテレビ10aは、自端末情報ファイル30のセッション情報を更新する(S238)。具体的には、セッション状態を「接続中」、セッション相手を「カメラ付インターホン10d」、使用コーデックを「MPEG1」にそれぞれ更新する。また、デジタルテレビ10aは、全体制御部18により、メディア制御部24にメディア送受信の開始を指示する。
図34は、200OK応答を受信したカメラ付インターホン10dのACK作成・送信処理(S250)を示すフローチャートである。カメラ付インターホン10dは200OK応答を受信する(S252)と、SIPメッセージ処理部26により200OK応答を解析し、メッセージのセッション記述からメディアに関する情報を取得する(S254)。そして、カメラ付インターホン10dは、取得した情報に基づいてメディア制御部24によりメディア送受信を開始する(S256)。次に、カメラ付インターホン10dは、200OK応答に対するACKを作成し(S258)、作成したACKをデジタルテレビ10aに送信する(S260)。その後、カメラ付インターホン10dは、自端末情報ファイル30のセッション情報を更新する(S262)。具体的には、セッション状態を「通話中」に更新する。
図35は、200OK応答に対するACKを受信したデジタルテレビ10aのINVITE手続き完了処理(S270)を示すフローチャートである。デジタルテレビ10aはACKを受信する(S272)と、SIPメッセージ処理部26によりACKを解析し、INVITE手続きの完了を確認する(S274)。続いて、デジタルテレビ10aは、取得したメディア情報に基づいて、メディア送受信を開始する(S276)。デジタルテレビ10aは、自端末情報ファイル30のセッション情報を更新する(S278)。具体的には、セッション状態を「通話中」、セッション相手を「カメラ付インターホン10d」、使用コーデックを「MPEG1」にそれぞれ更新する。
図37(a)〜図37(d)は、デジタルテレビ10aとカメラ付インターホン10dのセッション確立時点T6(図28参照)で、各通信端末10が保持している情報を示す図である。図37(a)はデジタルテレビ10aが保持する情報、図37(b)はDVDプレーヤー10cが保持する情報、図37(c)は電話端末10bが保持する情報、図37(d)はカメラ付インターホン10dが保持する情報である。デジタルテレビ10aとカメラ付インターホン10dのセッション状態が「通話中」に更新されていることが分かる。
以上のフローにより、カメラ付インターホン10dとデジタルテレビ10aとの間でセッションが確立し、来客者とデジタルテレビ10aのユーザとの間で、音声および映像、または音声のみによる通話が可能となる。以上、第2実施形態に係る通信端末10の動作について説明した。
第2実施形態によれば、通信端末10がセッションを開始するときに、INVITEメッセージに自端末のサービス情報を付記してネットワーク40内に通信端末10にマルチキャストまたはブロードキャストで送信する。INVITEメッセージを受信した通信端末10は、受信したINVITEメッセージに含まれるセッション記述およびサービス情報に基づいて、INVITEメッセージ送信元の通信端末10とセッション接続可能か否か判定する。そして、接続可能と判定した場合に、INVITEメッセージの200OK応答に自端末のサービス情報を付記して送信する。これにより、セッション開始の際にサービスディスカバリ、サービス情報の交換、を行うことができる。
また、第2実施形態によれば、他端末の情報を格納しておく必要がないので、通信端末10のメモリ容量を節約できる。
以上、本発明に係る通信端末10および通信方法について、実施形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。
以上のように、本発明にかかる通信方法は、登録要求を送信してその登録応答を受信するシーケンスにより、自端末のサービス情報をネットワーク内の他の端末に通知すると共に、他の端末のサービス情報を取得できるというすぐれた効果を有し、ネットワークに接続された通信端末間の通信方法等として有用である。
第1実施形態に係る通信端末による通信方法の特徴を示すシーケンス図 第1実施形態に係る通信端末が適用される環境を示す図 第1実施形態に係る通信端末の構成を示す図 従来の通信端末の構成を示す図 従来の通信方法のシーケンスを示す図 第1実施形態の通信端末による通信のシーケンスを示す図 REGISTERメッセージのデータ構成を示す図 200OK応答のデータ構成を示す図 ネットワークへの接続処理を示す図 REGISTERメッセージの作成・送信処理を示す図 接続可否の判定処理を示す図 REGISTERメッセージに対する200OK応答の作成・送信処理を示す図 サービス情報の登録処理を示す図 INVITE作成・送信処理を示す図 INVITE受入処理を示す図 ACK作成・送信処理を示す図 サービス情報の登録処理を示す図 (a)及び(b)は、利用可能デバイス一覧画面の例を示す図 (a)及び(b)は、利用可能デバイス一覧画面の例を示す図 (a)〜(d)は、通信端末に格納された情報の例を示す図 (a)〜(d)は、通信端末に格納された情報の例を示す図 (a)〜(d)は、通信端末に格納された情報の例を示す図 (a)〜(d)は、通信端末に格納された情報の例を示す図 デジタルテレビの画面例を示す図 デジタルテレビの画面例を示す図 第2実施形態に係る通信端末の構成を示す図 第2実施形態に係る通信端末による通信方法の特徴を示すシーケンス図 第2実施形態に係る通信端末による通信のシーケンスを示す図 INVITEメッセージのデータ構成を示す図 200OK応答のデータ構成を示す図 ネットワークへの接続処理を示す図 INVITEメッセージ作成・送信処理を示す図 接続可否判定処理を示す図 ACK作成・送信処理を示す図 INVITE手続の完了処理を示す図 (a)〜(d)は、通信端末に格納された情報の例を示す図 (a)〜(d)は、通信端末に格納された情報の例を示す図
符号の説明
10 通信端末
12 入力手段
14 出力手段
16 デバイス制御部
18 全体制御部
20 SIP URI決定機能
22 送受信部
24 メディア制御部
26 SIPメッセージ処理部
28 サービス情報処理機能
30 自端末情報ファイル
32 他端末情報ファイル
40 ネットワーク

Claims (17)

  1. ネットワークに接続された端末であることの登録を要求する登録要求に自端末が提供するサービスに関する情報を含めて、一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式で前記ネットワークに送信する送信手段と、
    前記登録要求に応じて他の端末のそれぞれから自端末宛てに送信された登録応答を受信する受信手段と、
    前記登録応答から前記他の端末が提供するサービスに関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した情報を格納する格納手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末。
  2. 前記取得手段により取得した情報に基づいて前記他の端末と通信可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて前記取得手段により取得した情報を格納するか否かを制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記登録要求に含ませる自端末のユーザ名を自端末の製品番号に基づいて生成する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  4. 自端末とネットワークで接続された他の端末から一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式で送信される、前記ネットワークに接続された端末であることの登録を要求する登録要求を受信する受信手段と、
    受信した登録要求から前記他の端末が提供するサービスに関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した情報を格納する格納手段と、
    前記登録要求に対する登録応答に自端末が提供するサービスに関する情報を含めて前記他の端末に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末。
  5. 前記取得手段により取得した情報に基づいて前記他の端末と通信可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて、失敗応答を送信する、または登録応答を送信しないように前記送信手段を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の通信端末。
  6. 前記格納手段に格納されたサービスに関する情報に基づいて選択された端末とセッションを開始して通信する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は4に記載の通信端末。
  7. 前記登録要求に用いられるプロトコルと前記セッション開始に用いられるプロトコルとが同じであることを特徴とする請求項6に記載の通信端末。
  8. 前記サービスに関する情報には、端末が処理できるメディアに関する情報を含むことを特徴とする請求項1又は4に記載の通信端末。
  9. 他の端末とのセッション開始を要求するセッション開始要求に自端末が提供するサービスに関する情報を含めて、一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式でネットワークに送信する送信手段と、
    前記セッション開始要求に応じて、前記ネットワークに接続された他の端末のうち前記サービスに関する情報に基づいて前記自端末と通信可能と判定した端末から送信されたセッション開始応答を受信する受信手段と、
    前記セッション開始応答に基づいて前記他の端末と通信する通信手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末。
  10. 前記セッション開始応答から前記他の端末が提供するサービスに関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した情報を格納する格納手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の通信端末。
  11. 自端末とネットワークで接続された他の端末から一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式で送信されるセッション開始を要求するセッション開始要求を受信する受信手段と、
    前記セッション開始要求から前記他の端末が提供するサービスに関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した情報に基づいて前記他の端末と通信可能か否か判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づいてセッション開始応答を送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末。
  12. 前記送信手段が、前記セッション開始応答に自端末が提供するサービスに関する情報を含めて送信することを特徴とする請求項11に記載の通信端末。
  13. ネットワークに接続された他の端末と通信する通信方法であって、
    ネットワークに接続された端末であることの登録を要求する登録要求に自端末が提供するサービスに関する情報を含めて、一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式で前記ネットワークに送信する送信ステップと、
    前記登録要求に応じて他の端末のそれぞれから自端末宛てに送信された登録応答を受信する受信ステップと、
    前記登録応答から前記他の端末が提供するサービスに関する情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得した情報を格納する格納ステップと、
    を備えることを特徴とする通信方法。
  14. 前記取得ステップにおいて取得した情報に基づいて前記他の端末と通信可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて前記取得ステップにおいて取得した情報を格納するか否かを制御する制御ステップをさらに備えることを特徴とする請求項13に記載の通信方法。
  15. ネットワークに接続された他の端末と通信する通信方法であって、
    自端末とネットワークで接続された他の端末から一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式で送信される、前記ネットワークに接続された端末であることの登録を要求する登録要求を受信する受信ステップと、
    受信した登録要求から前記他の端末が提供するサービスに関する情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得した情報を格納する格納ステップと、
    前記登録要求に対する登録応答に自端末が提供するサービスに関する情報を含めて前記他の端末に送信する送信ステップと、
    を備えることを特徴とする通信方法。
  16. ネットワークに接続された他の端末と通信する通信方法であって、
    他の端末とのセッション開始を要求するセッション開始要求に自端末が提供するサービスに関する情報を含めて、一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式でネットワークに送信する送信ステップと、
    前記セッション開始要求に応じて、前記ネットワークに接続された他の端末のうち前記サービスに関する情報に基づいて前記自端末と通信可能と判定した端末から送信されたセッション開始応答を受信する受信ステップと、
    前記セッション開始応答に基づいて前記他の端末と通信する通信ステップと、
    を備えることを特徴とする通信方法。
  17. ネットワークに接続された他の端末と通信する通信方法であって、
    他の端末から一つの宛先アドレスで複数の端末が受信可能な形式で送信されるセッション開始を要求するセッション開始要求を受信する受信ステップと、
    前記セッション開始要求から前記他の端末が提供するサービスに関する情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得した情報に基づいて前記他の端末と通信可能か否か判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果に基づいてセッション開始応答を送信する送信ステップと、
    を備えることを特徴とする通信方法。
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