JP2005030555A - ばね式ブレーキアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ばね式ブレーキアクチュエータにおいて、圧縮コイルばねとの接触に起因するダイヤフラムの損傷を未然に防止する。
【解決手段】 ハウジング23,24の内部空間がダイヤフラム28により圧力室45とばね室46とに区画され、ばね室46内に圧縮コイルばね54が装填されるばね式ブレーキアクチュエータ20B。前記ダイヤフラム28と圧縮コイルばね54の軸方向端部54aとの間に介在するばね座部材56の外周部に、その圧縮コイルばね54の外周部分とダイヤフラム28の弛み部分28bとの接触を阻止するダイヤフラム保護部56dが形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バス、トラック、トレーラー等の車両における流体ブレーキシステムに用いられるブレーキアクチュエータであって、流体圧力と圧縮コイルばねの弾発力とを利用してブレーキ操作を行うばね式ブレーキアクチュエータに関するものである。
一般に、バス、トラック、トレーラー等の大型車両においては、油圧や空気圧などの流体圧力を利用したブレーキシステムが用いられている。このようなブレーキシステムにおいては、運転者のブレーキペダルの踏み込みに伴って油圧や空気圧により作動する通常のブレーキ装置に加え、パーキングブレーキ操作が行われたときにブレーキを強制作動させるブレーキアクチュエータが搭載されており、かかるブレーキアクチュエータとしては、空気圧等の流体圧と圧縮コイルばねの弾発力とを利用してブレーキ作動及び解除の切換を行うばね式ブレーキアクチュエータが知られている。
例えば、下記特許文献1には、液圧の作用によりピストンを伸縮作動させて被ブレーキ部材の制動を行う液圧ブレーキに加え、空気圧の作用により同一ピストンを伸縮作動させて制動を行わせるばね式ブレーキアクチュエータ(同文献ではスプリングチャンバーアセンブリ80B)を備えたブレーキシステムが開示されている。
この特許文献1に示されるばね式ブレーキアクチュエータの概要を図6に示す。
図示のブレーキアクチュエータ100は、上側ハウジング102及び下側ハウジング104を備え、その内部空間が撓み変形可能なダイヤフラム106によって下側の圧力室108と上側のばね室110とに区画されている。
ダイヤフラム106は、その外周端106aが上下ハウジング102,104同士の間に挟み込まれた状態で固定され、中央部が上下方向に変位可能となっており、当該中央部に上下方向に延びる操作ロッド112の上端部112aが固定されている。
この操作ロッド112の中間部は、下側ハウジング104に固定されたシール部材114と接触しながら軸方向(上下方向)にスライド可能となっている。同ロッド112の下端部にはピストン116が固定され、このピストン116は前記下側ハウジング104から垂設されたシリンダ118内に装填されている。そして、このシリンダ118の下端部に形成されたフランジ120が図略のブレーキ装置に固定されるとともに、前記ピストン116の下面に形成された凹部116aに図略の伝達軸の上端が係合され、この伝達軸及び図略のウェッジを介して前記ブレーキ装置の強制的なブレーキ操作(パーキングブレーキ操作)が実行されるようになっている。
一方、前記ばね室110内の中央位置には、互いに上下方向に離間可能なばね支持部材122,124が設けられ、その周囲に圧縮コイルばね103が圧縮状態で装填されている。
この圧縮コイルばね103は、前記上側ハウジング102の天壁下面と下側ばね支持部材122に形成された圧力板部122aとの間に介在し、かつ、その径方向の動きが当該圧縮コイルばね103の中心を貫く両ばね支持部材122,124によって規制された状態となっている。
この圧縮コイルばね103には、最収縮状態での軸方向寸法を削減するためにいわゆる樽型のもの(上下端に比べて中間部が径方向に膨らんだ形状のもの)が用いられている。具体的には、図7にも示すように、小径部103a、中径部103b、大径部103c、中径部103d、小径部103eが順に並んだ5巻数5のものが使用されており、小径部103aが上側ハウジング102の天壁に、小径部103eが下側ばね支持部材122の圧力板部122aにそれぞれ当たる向きでばね室110内に装填されている。
このばね式ブレーキアクチュエータ100において、前記下側ハウジング104に形成されたポート104aから圧力室108内に圧力流体(例えば高圧エア)が供給されると、その圧力及び図略のウェッジから受ける反力でダイヤフラム106の中央部及び操作ロッド112が圧縮コイルばね103の収縮を伴いながら上昇し(図6の状態)、これにより図略のブレーキ装置でのパーキングブレーキが解除される。逆に、前記圧力室108から圧力流体が逃がされると、前記圧縮コイルばね103の弾発力によって図8に示すようにダイヤフラム106の中央部が押し下げられ、この中央部に連結されている操作ロッド112、ピストン116、並びにこのピストン116に係合されている伝達軸及びウェッジが図略のブレーキ装置を強制的にブレーキ状態にする(すなわちパーキングブレーキをかける)。
特開2001−234959号公報(第6頁,図3)
前記ブレーキアクチュエータ100は、車両に搭載されるものであるため、走行中にかなりの振動が加えられる。特に、図示のようにシリンダ118の端部のフランジ120がブレーキ装置本体に固定されるだけのいわゆる片持ち支持で取付けられる場合には、ブレーキアクチュエータ100にかなり大きな加速度が発生することになる。
一方、このブレーキアクチュエータ100に用いられる圧縮コイルばね103は、図6に示すような圧縮状態で隣り合う素線同士がかなり接近し、特に、図7に示すような樽型のものでは素線同士が密集する状態となる。このような密集状態で前記のような大きな加速度が長期にわたって繰り返し発生すると、前記素線同士が擦れてその表面の防錆被膜がはがれ、これに起因して素線自体に錆が生じ、クラックついには折損にまで至るおそれがある。
このような折損が一部生じても、ブレーキを作動させるための弾発力はとりあえず確保可能であるが、例えば図7に示すように中径部103dの途中箇所Aで折損が生じて小径部103eが脱落してしまった場合、当該中径部103dは小径部103eよりも内径が大きいためにその径差分だけ圧縮コイルばね103の位置がばね室110内で径方向にずれる(すなわち偏心する)可能性がある。
一方、図8に示すようにダイヤフラム106が押し下げられた状態では当該ダイヤフラム106の弛み部分106bが下側ばね支持部材122の圧力板部122aの外周端と上側ハウジング102の内側面との隙間からばね室110側(図では上側)に膨出するため、この膨出した弛み部分106bと、前記折損により位置ずれした圧縮コイルばね103の例えば中径部103d(図8の二点鎖線参照)とが接触することにより、前記弛み部分106bが傷つけられ、最終的に破れてしまうおそれがある。
また、前記のような圧縮コイルばね103の折損が生じない場合でも、ブレーキアクチュエータ全体のコンパクト化のために圧縮コイルばね103がハウジング内面に近接した状態でばね室110内に収容されている場合には、当該圧縮コイルばね103の位置が少しずれるだけでも当該圧縮コイルばね103が前記ダイヤフラム106の弛み部分106bと擦れてこれを傷つけるおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑み、ばね式ブレーキアクチュエータにおいて、圧縮コイルばねとの接触に起因するダイヤフラムの損傷を未然に防止することを目的とする。
本発明は、前記の課題を解決するための手段であって、内部に空間を有するハウジングと、このハウジングの内部空間をばね室と圧力室とに区画し、かつ、その外周端部が前記ハウジングに固定された状態で略中央部が変位する方向に変形可能なダイヤフラムと、このダイヤフラムの変位方向と略平行な方向に伸縮する姿勢で前記ばね室内に装填される圧縮コイルばねと、前記ダイヤフラムの変位に連動してブレーキ装置をブレーキ状態とブレーキ解除状態に切換えるブレーキ操作部とを具備し、前記圧力室に圧力流体が導入されることによりその圧力で前記ダイヤフラムの略中央部が前記圧縮コイルばねの弾発力に抗して前記圧力室の容積を増大させる方向に変位するばね式ブレーキアクチュエータにおいて、前記ダイヤフラムと前記圧縮コイルばねの軸方向端部との間に介在するばね座部材を備え、かつ、このばね座部材の外周部に、前記圧縮コイルばねの外周部分と前記ダイヤフラムの弛み部分との接触を阻止するダイヤフラム保護部が形成されているものである。
この構成によれば、圧縮コイルばねとダイヤフラムとの間に介在するばね座部材にダイヤフラム保護部を形成するだけの簡素な構成で、特別な部材を用いることなく、ダイヤフラムの弛み部分が圧縮コイルばねの外周部分と接触して破損してしまう不都合を回避することができる。
具体的に、前記ばね座部材としては、前記圧縮コイルばねの弾発力によって前記ダイヤフラムの表面に押付けられるばね座本体を有し、かつ、前記ダイヤフラム保護部として、前記ばね座本体の外周部からばね室側に立ち上がるダイヤフラム保護壁を有するものが、好適である。
このばね座部材によれば、そのばね座本体からばね室側に立ち上がるダイヤフラム保護壁によって、その内側に位置する圧縮コイルばねの外周部分と前記ダイヤフラム保護壁の外側でダイヤフラムが弛む部分との接触が確実に阻まれる。
ここで、前記ダイヤフラム保護壁の高さ寸法はこのダイヤフラム保護壁の外側領域で生じるダイヤフラムの弛み部分の最大高さと略同等であることが好ましい。この構成によれば、前記ダイヤフラム保護壁の高さ寸法を小さく抑えながら圧縮コイルばねの外周部分と前記弛み部分との接触を有効に阻止することができる。
さらに、前記ダイヤフラム保護壁は前記ばね座部材の外周全域にわたって連続する外周面を有し、かつ、この外周面は前記ダイヤフラムに向かうに従って縮径する向きに傾斜している構成とすれば、当該外周面には前記圧力室から前記ダイヤフラムを介して求心方向の成分の圧力が作用するため、ばね座部材自体に調心機能をもたせることが可能になる。
前記圧縮コイルばねは、そのコイル径が一定な円筒状のものであってもよいが、前記ダイヤフラム側の端部を構成する素線のコイル径が当該素線と軸方向に隣り合う素線のコイル径よりも小さい形状を有するものであれば、そのコイル径の差分だけ最圧縮時のばね軸長をより短くすることが可能である。また、このような形状の圧縮コイルばねであると、そのダイヤフラム側の素線が折損などで離脱した場合に当該ダイヤフラム側のばね端部のコイル径が大きくなって圧縮コイルばね全体が径方向に位置ずれ(すなわち偏心)し、その分当該圧縮コイルばねの外周部分とダイヤフラムの弛み部分とが接触しやすくなるため、ばね座部材におけるダイヤフラム保護部はより有効に機能することになる。
さらに、その場合において、前記ダイヤフラム保護壁の内周面が前記ダイヤフラムに向かうに従って縮径する向きに傾斜している構成とすれば、当該内周面を前記圧縮コイルばねの外形に沿わせることができ、当該ダイヤフラム保護壁の根元側の内径は小さく抑えてコンパクト化を図りながら当該ダイヤフラム保護壁と圧縮コイルばねとの接触を回避することができる。
以上のように本発明は、ハウジングの内部空間がダイヤフラムによってばね室と圧力室とに区画されるばね式ブレーキアクチュエータにおいて、前記ダイヤフラムと前記ばね室内の圧縮コイルばねの軸方向端部との間に介在するばね座部材の外周部に、前記圧縮コイルばねの外周部分と前記ダイヤフラムの弛み部分との接触を阻止するダイヤフラム保護部が形成されているものであるので、特別な部材を用いることなく、ダイヤフラムの弛み部分が圧縮コイルばねの外周部分と接触することに起因する当該ダイヤフラムの損傷を未然に防止することができる効果がある。
本発明の好ましい実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図5に示すブレーキ装置は、上下一対の円弧状のブレーキシュー10,12を備え、その周囲に図略のブレーキドラムが配置されている。両ブレーキシュー10,12の端部同士の間には上下に伸縮ロッドをもつブレーキシリンダ14が介在し、その各伸縮ロッドがピン16を介して各ブレーキシュー10,12の端部に連結されている。
このブレーキシリンダ14は、その伸縮によってブレーキ及びブレーキ解除の切換を行う。具体的には、同シリンダ14が伸長することにより、ブレーキシュー10,12が拡径してその外周面が前記ブレーキドラムの内周面に圧接する(ブレーキがかけられる)一方、前記ブレーキシリンダ14が収縮することにより、ブレーキシュー10,12が縮径してその外周面が前記ブレーキドラムの内周面から離れる(ブレーキが解除される)。
そして、このブレーキシリンダ14を駆動する手段として、同シリンダ14にブレーキアクチュエータ20が連結されている。
この実施の形態に係るブレーキアクチュエータ20は、前記ブレーキシリンダ14に近い側から順に、シリンダ側ハウジング22、中間ハウジング23、及びばね収納ハウジング24を備え、そのうちのシリンダ側ハウジング22の端部が前記ブレーキシリンダ14の側面に形成されたフランジ部18に図略のボルトで締結されている。
次に、このブレーキアクチュエータ20の具体的な構造を図1及び図2に示す。ここで、図1は当該ブレーキアクチュエータ20が前記ブレーキシリンダ14をブレーキ操作している状態、図2は当該ブレーキアクチュエータ20が前記ブレーキシリンダ14のブレーキを解除している状態をそれぞれ示している。
このブレーキアクチュエータ20は、運転者のペダルの踏み込みに連動してブレーキ操作を行うサービスブレーキアクチュエータ20Aと、前記ペダルの踏み込みとは別にパーキングブレーキ操作を行うばね式のパーキングブレーキアクチュエータ20Bとがタンデムで合体されたものであり、後者のパーキングブレーキアクチュエータ20Bに本発明が適用されている。
なお、本発明に係るばね式ブレーキアクチュエータは必ずしもパーキングブレーキアクチュエータに限らず、サービスブレーキアクチュエータにも適用可能なものである。また、前記特許文献1に示されるようにパーキングブレーキアクチュエータとサービスブレーキアクチュエータとがそれぞれ独立して構成されたものにも適用が可能である。
前記サービスブレーキアクチュエータ20Aのハウジングは、前記シリンダ側ハウジング22と中間ハウジング23とで構築されており、そのハウジング内には第1ダイヤフラム26が設けられている。これに対してパーキングブレーキアクチュエータ20Bのハウジングは、前記中間ハウジング23とばね収納ハウジング24とで構築されており、そのハウジング内には第2ダイヤフラム28が設けられている。
まず、サービスブレーキアクチュエータ20Aについて説明すると、前記シリンダ側ハウジング22は、略円筒状のシリンダ部22aと、このシリンダ部22aから拡径する大気室形成部22bとを一体に有し、大気室形成部22bの適所にはその内部空間を大気に連通する大気連通口22cが設けられている。前記シリンダ部22a内には、その軸方向に沿って摺動するピストン(ブレーキ操作部)30が装填され、このピストン30の外端面(図1では右端面)には、前記ブレーキシリンダ14にブレーキ操作力を伝達するための伝達軸32の端部32aと係合する係合凹部30aが形成されている。そして、これらのピストン30及び伝達軸32がブレーキシリンダ14側に向かって図1の位置まで前進することにより、当該伝達軸32に連結されている図略のウェッジがブレーキシリンダ14の両伸縮ロッド間に割り込んで同シリンダ14を伸長させる(すなわちブレーキ状態にする)ように構成されている。
一方、中間ハウジング23は、円板状の仕切り壁23aと、この仕切り壁23aから前記シリンダ側ハウジング22側に拡径するように延びる第1圧力室形成部23bと、前記仕切り壁23aからばね収容ハウジング24側に拡径するように延びる第2圧力室形成部23cとを一体に有し、その側面の適所には、前記第1圧力室形成部23bの内側に高圧エアを供給するための第1供給ポート23dと、前記第2圧力室形成部23cの内側に高圧エアを供給するための第2供給ポート23eとが形成されている。
この中間ハウジング23における第2圧力室形成部23bの開口端と、前記シリンダ側ハウジング22における大気室形成部22bの開口端は、互いに略同等の直径を有しており、両開口端がその間に前記第1ダイヤフラム26の外周端部26aを挟んで互いに突き合わされ、連結リング34で連結されることにより、両ハウジング22,23で囲まれた内部空間が前記第1ダイヤフラム26によって大気室形成部22b側の大気室35と第1圧力室形成部23b側の第1圧力室36とに区画された状態となっている。
第1ダイヤフラム26は、ゴム等の弾性材料により薄円板状に形成されたものであり、その変形を伴って、前記外周端部26aがハウジング22,23間に固定されたまま中央部がアクチュエータ軸方向(図1では左右方向)に大きく変位できるようになっている。
この第1ダイヤフラム26の中央部の前記大気室35側の面には、フランジ37を挟んで操作ロッド40が連結されており、この操作ロッド40の端部にピン42を介して前記ピストン30が連結されている。また、この操作ロッド40の外周面とシリンダ側ハウジング22との間には、大気室35側からシリンダ部22a側への塵等の侵入を阻止するダストカバー44が設けられている。
前記第1圧力室36に通ずる第1供給ポート23dには、図略のブレーキ弁を介して空気圧供給源が接続されている。そして、ブレーキペダルの踏み込み時に前記ブレーキ弁を通じて前記第1供給ポート23dから第1圧力室36内に高圧エアが供給される一方、当該踏み込みを緩めるに従って前記第1圧力室36内の高圧エアが前記第1供給ポート23dを通じて逃がされるようになっている。
次に、パーキングブレーキアクチュエータ20Bについて説明すると、前記ばね収容ハウジング24は、前記中間ハウジング23の第2圧力室形成部23cをその開口端側から覆うキャップ状をなし、その開口端は前記第2圧力室形成部23cの開口端を外側から抱き込む形状の抱き込み部24aが形成されている。そして、この抱き込み部24a内に前記第2圧力室形成部23cの開口端と前記第2ダイヤフラム28の外周端部28aとが重ねて圧入されることにより、両ハウジング23,24で囲まれた内部空間が前記第2ダイヤフラム28によって第2圧力室形成部23c側の第2圧力室45とばね収容ハウジング24側のばね室46とに区画された状態となっている。
第2ダイヤフラム28も、ゴム等の弾性材料により薄円板状に形成されたものであり、その変形を伴って、前記外周端部28aがハウジング23,24間に固定されたまま中央部がアクチュエータ軸方向(図1では左右方向)に大きく変位できるようになっている。
この第2ダイヤフラム28の中央部と前記第1ダイヤフラム26の中央部との間には、両者間での力伝達を行う伝達ロッド50が介在している。具体的に、この伝達ロッド50の両端にはそれぞれフランジ48,38が固定されており、そのうちのフランジ48が第2圧力室45内の補助コイルばね62の弾発力によって第2ダイヤフラム28の中央部に押し当てられる一方、フランジ38が第1ダイヤフラム26の中央部に当接可能となっている。また、前記仕切り壁23には、当該仕切り壁23と前記伝達ロッド50の外周面との隙間を防ぐシール部材52が設けられている。
前記ばね室46内には、圧縮コイルばね54が装填されている。この圧縮コイルばね54は、ダイヤフラムの変位方向と略平行な方向に伸縮する姿勢、すなわち、当該圧縮コイルばね54の中心軸とブレーキアクチュエータ20の中心軸とが合致する姿勢でばね室46内に装填されている。
この実施の形態では、前記圧縮コイルばね54として、前記図7に示した圧縮コイルばね103と同様のいわゆる樽型のもの、すなわち軸方向両端部54a,54bに比べて中間部が径方向外側に膨らんだ形状のものが用いられている。従って、当該圧縮コイルばね54の軸方向両端部54a,54bを構成する素線のコイル径は当該素線と軸方向に隣り合う(すなわち1巻分内側の)素線のコイル径よりも小さくなっている。
さらに、前記ばね室46内には、前記圧縮コイルばね54の位置を中心位置に安定させるためのばね座部材56,58が設けられている。ばね座部材56は、前記圧縮コイルばね54の一方の軸方向端部54aと第2ダイヤフラム28との間に介在し、ばね座部材58は、前記圧縮コイルばね54の他方の軸方向の端部54bとばね収容ハウジング24の天壁24bとの間に介在している。
ばね座部材56は、円板状のばね座本体56mを有し、このばね座本体56mが前記第2ダイヤフラム28のばね室側表面に密着するように配設されている。このばね座本体56mと第2ダイヤフラム28との相対位置は、圧縮コイルばね54の押付けによる摩擦力を利用して固定可能であるが、さらに両者を接着することによって積極的に固定するようにしてもよい。
図3(a)(b)にも示すように、前記ばね座本体56mの中央部には厚肉のばね拘束部56aが形成されている。このばね拘束部56aは、前記圧縮コイルばね54のダイヤフラム側端部54aの内径よりも僅かに小さい外径を有しており、このばね拘束部56aの外側に前記ダイヤフラム側端部54aが嵌められることにより、当該ダイヤフラム側端部54aの径方向の動きが制限されている。また、このばね拘束部56aの中央にはさらに厚肉のボス部56bが形成され、このボス部56bの中心には、メンテナンス時等において治具を係合させるための鍵穴56cが形成されている。
さらに、本発明の特徴として、前記ばね座本体56mの外周部には、図4にも示すように、当該外周部からばね室46側(図4では左側)に立ち上がるダイヤフラム保護壁56dが形成されている。
このダイヤフラム保護壁56dの外周面56e及び内周面56fは、ともに、第2ダイヤフラム28側(図4では右側)に向かうに従って縮径する向きに傾斜した面(略円錐面)となっている。従って、当該内周面56fは、図4に示すようにダイヤフラム保護壁56dとばね収容ハウジング24の内側面との狭間で第2ダイヤフラム28に弛み部分28bが生じる位置(前記図1に示す位置と図2に示す位置との間の位置)において、当該内周面56fに前記圧縮コイルばね54が最も近接する点での当該圧縮コイルばね54の外形線(包絡線)に対する接線55と略同じ向きに傾斜する面となっており、このようにダイヤフラム保護壁56dを圧縮コイルばね54の外形に沿わせることによってばね座部材56ひいてはアクチュエータ全体のコンパクト化が図られている。
また、このダイヤフラム保護壁56dの高さ寸法は、第2ダイヤフラム28の弛み部分28bの最大高さ(この実施の形態では図4に示される状態での弛み部分28bの高さ)と略同等に設定されている。
一方、ばね座部材58は、円筒部58aと、その軸端から径方向外側に広がるフランジ部58bとを有し、前記円筒部58aの外側に前記圧縮コイルばね54の軸方向端部54bが嵌められた状態で当該軸方向端部54bと前記ばね収容ハウジング24の天壁24bとの間に前記フランジ部58bが介在している。前記円筒部58aの内径は、前記ばね座部材56のボス部56bの外径よりも大きく、かつ、ばね拘束部56aの外径よりも小さくなっており、従って、図2に示すように前記円筒部58aの軸端58cに前記ばね拘束部56aの前面が当たる位置まで両ばね座部材56,58が接近可能となっている。
なお、前記ばね収容ハウジング24の天壁24bの中央には貫通孔24cが形成され、この貫通孔24cを塞ぐように当該天壁24bにキャップ60が装着されている。従って、このキャップ60を取り外すことにより、前記貫通孔24c及びばね座部材58の内側を通じて前記ばね座部材56を操作することが可能となっている。
前記ばね室46内は、バイパス管路66を介して前記大気室35内に連通されており、当該大気室35を通じて大気に開放されている。一方、前記第2圧力室45に通ずる第2供給ポート23eには、図略のパーキングブレーキ弁を介して空気圧供給源が接続されており、パーキングブレーキ操作がされていない時に前記パーキングブレーキ弁を通じて前記第2供給ポート23eから第2圧力室45内に高圧エアが供給される一方、パーキングブレーキ操作がされた時には前記パーキングブレーキ弁を通じて前記第2供給ポート23eから第2圧力室45内の高圧エアが逃がされるようになっている。
また、前記補助コイルばね62は、第2圧力室45内において前記フランジ48と仕切り壁23aとの間に介在し、前記圧縮コイルばね54の弾発力よりもかなり弱い力で第2ダイヤフラム28の中央部にフランジ48を第2圧力室45側から押し当てている。
次に、このブレーキアクチュエータ20の作用を説明する。
まず、車両停車時において運転者によりパーキングブレーキ操作された状態では、第2供給ポート23e及び図略のパーキングブレーキ弁を通じて第2圧力室45内の高圧エアが外部に逃がされるため、圧縮コイルばね54の弾発力によって第2ダイヤフラム28の中央部が第2圧力室45の容積を減少させる向きに押されて図1の位置にあり、さらにはその押圧力がフランジ48、伝達ロッド50、フランジ38、第1ダイヤフラム26の中央部、フランジ37、操作ロッド40、及びピストン30にも伝達されて、これに係合する伝達軸32がブレーキシリンダ14(図5)に向かって前進する。この伝達軸32の前進により図略のウェッジがブレーキシリンダ14の両伸縮ロッド間に割り込み、当該ブレーキシリンダ14を伸長させてブレーキを働かせる。
一方、前記パーキングブレーキがかけられた状態からパーキングブレーキ操作が解除されると、前記第2供給ポート23eから第2圧力室45内に高圧エアが封入されるため、その圧力と補助コイルばね62の弾発力とにより、圧縮コイルばね54の弾発力に抗して(すなわち圧縮コイルばね54の収縮を伴いながら)第2ダイヤフラム28の中央部がばね室46の容積を減少させる向き(図1では左向き)に押され、図2に示すようにばね座部材56のばね拘束部56aの前面がばね座部材58の軸端58cに当たる位置まで移動する。これに伴い、前記ブレーキシリンダ14から図略のウェッジを介して反力を受けている伝達軸32、ピストン30、及び操作ロッド40もばね室45に向かって図2の位置まで移動する。このようにして伝達軸32がブレーキシリンダ14(図5)から後退することにより、同シリンダ14は収縮状態となり、ブレーキを解除する。
なお、このパーキングブレーキ解除状態からサービスブレーキが操作される(この実施の形態ではブレーキペダルが踏み込まれる)と、第1供給ポート23dを通じて第1圧力室36内に高圧エアが導入されるため、その圧力によって第1ダイヤフラム26の中央部、フランジ37、操作ロッド40、及びピストン30がブレーキシリンダ14側に押される。これにより、当該ブレーキシリンダ14側に向かって伝達軸32が前進するため、ブレーキシリンダ14が再び伸長してブレーキをかける状態となる。
ところで、図1に示すパーキングブレーキ位置と図2に示すパーキングブレーキ解除位置との間での移行中、図4に示すように第2ダイヤフラム28の中央部がその外周端部28aの固定位置に接近した時点で当該第2ダイヤフラム28の弛み部分28b(詳しくはばね座部材56のダイヤフラム保護壁56dの外側面56eとばね収容ハウジング24の内側面との間でばね室46側に弛む部分)の高さが最大となるが、その高さと略同等の寸法だけ前記ダイヤフラム保護壁56dがばね座本体56からばね室46側に立ち上がっているので、前記弛み部分28bと圧縮コイルばね54の外周部分との接触が確実に回避され、当該接触の繰り返しによる第2ダイヤフラム28の破損などを防ぐことができる。
特に、図示の樽型の圧縮コイルばね54のようにダイヤフラム側端部54aの素線のコイル径がこれに隣接する素線のコイル径よりも小さい形状の圧縮コイルばねを用いている場合には、例えば当該ダイヤフラム側端部54aの近傍で折損が生じて当該端部54aが脱落した場合に、これに代わってばね座部材56に当接する部分のコイル径が拡大し、その分圧縮コイルばね54が中心から径方向にずれ易くなるが、その場合でも前記ダイヤフラム保護壁56dの存在によって圧縮コイルばね54の外周部分とダイヤフラム弛み部分28aとの接触を有効に阻止することができる。
また、図示のダイヤフラム保護壁56dはばね座部材56の外周全域にわたって連続する外周面56eを有しており、かつ、第2ダイヤフラム28に向かうに従って縮径する向きに傾斜しているので、その分、第2ダイヤフラム28を介して第2圧力室45から受ける圧力についてのばね座部材56全体の受圧面積が拡大される。さらに、前記外周面56eには求心方向の成分の圧力が作用することになるため、ばね座部材56自体に調心機能をもたせることが可能になっている。
なお、本発明において前記ダイヤフラム保護壁56dの高さ寸法は適宜設定可能である。ただし、図4に示すようにダイヤフラム保護壁56dの外側領域で生じる第2ダイヤフラム28の弛み部分28bの最大高さと略同等にすれば、当該ダイヤフラム保護壁56dの高さ寸法を小さく抑えながら圧縮コイルばね54の外周部分と前記弛み部分28bとの接触を有効に阻止することができる。
本発明の実施の形態にかかるブレーキアクチュエータにおいてパーキングブレーキがかけられた状態を示す断面図である。 前記ブレーキアクチュエータのパーキングブレーキ及びサービスブレーキがともに解除された状態を示す断面図である。 (a)は前記ブレーキアクチュエータに設けられるばね座部材の正面図、(b)は断面側面図である。 前記ブレーキアクチュエータにおいて第2ダイヤフラムの弛み部分の高さが最大となる状態を示す断面図である。 前記ブレーキアクチュエータが付設されるブレーキ装置の全体斜視図である。 従来のばね式ブレーキアクチュエータの断面図である。 前記ばね式ブレーキアクチュエータに用いられる樽型の圧縮コイルばねの一例を示す斜視図である。 図6のばね式ブレーキアクチュエータにおいてダイヤフラムに弛み部分が生じている状態を示す断面図である。
符号の説明
20 ブレーキアクチュエータ
20B パーキングブレーキアクチュエータ(ばね式ブレーキアクチュエータ)
22 シリンダ側ハウジング
23 中間ハウジング
24 ばね収容ハウジング
28 第2ダイヤフラム
30 ピストン(ブレーキ操作部)
54 圧縮コイルばね
54a 圧縮コイルばねのダイヤフラム側端部
56 ばね座部材
56d ダイヤフラム保護壁
56e ダイヤフラム保護壁の外側面
56f ダイヤフラム保護壁の内周面

Claims (6)

  1. 内部に空間を有するハウジングと、このハウジングの内部空間をばね室と圧力室とに区画し、かつ、その外周端部が前記ハウジングに固定された状態で略中央部が変位する方向に変形可能なダイヤフラムと、このダイヤフラムの変位方向と略平行な方向に伸縮する姿勢で前記ばね室内に装填される圧縮コイルばねと、前記ダイヤフラムの変位に連動してブレーキ装置をブレーキ状態とブレーキ解除状態に切換えるブレーキ操作部とを具備し、前記圧力室に圧力流体が導入されることによりその圧力で前記ダイヤフラムの略中央部が前記圧縮コイルばねの弾発力に抗して前記圧力室の容積を増大させる方向に変位するばね式ブレーキアクチュエータにおいて、前記ダイヤフラムと前記圧縮コイルばねの軸方向端部との間に介在するばね座部材を備え、かつ、このばね座部材の外周部に、前記圧縮コイルばねの外周部分と前記ダイヤフラムの弛み部分との接触を阻止するダイヤフラム保護部が形成されていることを特徴とするばね式ブレーキアクチュエータ。
  2. 請求項1記載のばね式ブレーキアクチュエータにおいて、前記ばね座部材は、前記圧縮コイルばねの弾発力によって前記ダイヤフラムの表面に押付けられるばね座本体を有し、かつ、前記ダイヤフラム保護部として、前記ばね座本体の外周部からばね室側に立ち上がるダイヤフラム保護壁を有することを特徴とするばね式ブレーキアクチュエータ。
  3. 請求項2記載のばね式ブレーキアクチュエータにおいて、前記ダイヤフラム保護壁の高さ寸法がこのダイヤフラム保護壁の外側領域で生じるダイヤフラムの弛み部分の最大高さと略同等であることを特徴とするばね式ブレーキアクチュエータ。
  4. 請求項2または3記載のばね式ブレーキアクチュエータにおいて、前記ダイヤフラム保護壁は前記ばね座部材の外周全域にわたって連続する外周面を有し、かつ、この外周面は前記ダイヤフラムに向かうに従って縮径する向きに傾斜していることを特徴とするばね式ブレーキアクチュエータ。
  5. 請求項4記載のばね式ブレーキアクチュエータにおいて、前記圧縮コイルばねは前記ダイヤフラム側の端部を構成する素線のコイル径が当該素線と軸方向に隣り合う素線のコイル径よりも小さい形状を有し、かつ、前記ダイヤフラム保護壁の内周面が前記ダイヤフラムに向かうに従って縮径する向きに傾斜していることを特徴とするばね式ブレーキアクチュエータ。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載のばね式ブレーキアクチュエータにおいて、前記圧縮コイルばねは前記ダイヤフラム側の端部を構成する素線のコイル径が当該素線と軸方向に隣り合う素線のコイル径よりも小さい形状を有することを特徴とするばね式ブレーキアクチュエータ。
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