JP2005027478A - ブラシレスモータ - Google Patents

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匠 荒尾
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Abstract

【課題】耐振性と耐熱性及び電気的な接続性に優れ、高寿命なブラシレスモータを提供する。
【解決手段】一対の軸受23,23を介して回転自在に支持されたロータ軸12と該ロータ軸12に固着されたマグネット13とから成るロータ11と、このロータ11を励磁により回転させるコイル18をコア16のティース17に巻装して成る環状のステータ15と、を備えたブラシレスモータ10において、ステータ15を熱硬化性樹脂Pのインサートモールド成形で中央にロータ挿通孔20aを有したステータ本体20に一体形成し、このステータ本体20のロータ挿通孔20aの両端を塞ぐように該ステータ本体20を一対のカバー21,22で挾持し、この一対のカバー21,22の中央に軸受23を取り付けて該一対のカバー21,22の各軸受23,23間でロータ軸12を回転自在に支持した。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載アクチュエータに用いて好適なDC(直流電流)のブラシレスモータに関する。
この種のブラシレスモータとして、図12に示すものがある(例えば、特許文献1参照)。このブラシレスモータ1は、図12に示すように、有底で略円筒状のケース本体2aと該ケース本体2aの開口部を閉塞するカバー2bとから成るモータケース2を有している。このモータケース2のケース本体2aの内側にはステータ3を取り付けてあると共に、ケース本体2aとカバー2bとに取り付けた各軸受4a,4b間にはロータ軸5を回転自在に支持してある。このロータ軸5はロータ6の回転軸になっている。
ステータ3は、6つのティース3bを有した円環状のコア3aと、このコア3aの各ティース3bにそれぞれ巻き付けられたコイル3cとで構成されている。また、ロータ6は、ロータ軸5に固着された非磁性材料から成るロータベース6aと、このロータベース6aの外周にマグネット鉄心6bを介して固着され、円環状のコア3a内に所定のクリアランスを有して挿通される円筒状のマグネット6cとで構成されている。
また、モータケース2のカバー2bには円板の回路基板7を取り付けてあり、この回路基板7のマグネット6cに対向する位置には、等間隔毎に3つのホール素子8をそれぞれ取り付けてある。そして、ロータ6のマグネット6cは、外周側に互いに相反する磁極を着磁してあり、ステータ3の内周側にティース3b毎に回転磁界が発生すると、互いに相反する磁力によって反発または吸引することによって回転エネルギーを与えられてロータ軸5とともに回転するようになっている。この際に、各ホール素子8によりロータ6の回転が検出されるようになっている。
特開平9−308208号公報
しかしながら、前記従来のブラシレスモータ1では、ケース本体2aの内側にステータ3を取り付けた構造であるため、例えば、エンジンの周辺等の高温の取付場所に搭載されるアクチュエータの駆動源として使用するには耐振性及び耐熱性に劣り、高温の環境下では十分に対処することができなかった。また、ステータ3のコイル3cへの通電経路とホール素子8(回路基板7)への通電経路(通電用端子9)が分かれているため、上記アクチュエータの駆動回路等との電気的な接続が煩雑であった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、耐振性と耐熱性及び電気的な接続性に優れ、高寿命なブラシレスモータを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、一対の軸受を介して回転自在に支持されたロータ軸と該ロータ軸に固着されたマグネットとから成るロータと、このロータを励磁により回転させるコイルをコアのティースに巻装して成る環状のステータと、を備えたブラシレスモータにおいて、前記ステータを熱硬化性樹脂のインサートモールド成形で中央にロータ挿通孔を有したステータ本体に一体形成し、このステータ本体のロータ挿通孔の両端を塞ぐように該ステータ本体を一対のカバーで挾持し、この一対のカバーの中央に前記軸受をそれぞれ取り付けて該一対のカバーの各軸受間で前記ロータ軸を回転自在に支持したことを特徴とする。
このブラシレスモータでは、ステータ全体が熱硬化性樹脂で封止されているため、ブラシレスモータ全体の耐振性が向上すると共に、ステータのコイル部分の放熱性が向上する。これにより、耐振性及び耐熱性に優れた高寿命のブラシレスモータが低コストで提供される。
請求項2の発明は、請求項1記載のブラシレスモータであって、前記一対のカバーのうちの一方のカバーと前記ステータ本体との間に回路基板を配置すると共に、前記ロータ軸の前記回路基板に対向する位置にセンサ用マグネットを配置し、前記回路基板の前記センサ用マグネットに対向した位置に回転検出用素子を配置し、かつ、前記コイルに一端が接続されたコイル通電用端子の他端と前記回路基板に一端が接続されたセンサ用端子の他端を前記ステータ本体に突設されたコネクタの内部に収容された各端子にそれぞれ接続したことを特徴とする。
このブラシレスモータでは、ステータのコイルに接続されたコイル通電用端子と回路基板に配置されたセンサ用端子とが一つのコネクタにまとめられる。これにより、コネクタ内に相手側コネクタを嵌合することでステータのコイル部分及び回路基板と外部との電気的接続が容易に行われ、電気的な接続作業性が向上する。
請求項3の発明は、請求項1記載のブラシレスモータであって、前記軸受としてボールベアリングを用いたことを特徴とする。
このブラシレスモータでは、軸受として耐振性及び耐熱性に優れたボールベアリングを用いたので、ブラシレスモータ全体の耐振性及び耐熱性がより一段と向上する。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、ステータを熱硬化性樹脂のインサートモールド成形により中央にロータ挿通孔を有したステータ本体として一体に形成し、このステータ本体のロータ挿通孔の両端を塞ぐように該ステータ本体を一対のカバーで挾持し、この一対のカバーの中央に軸受をそれぞれ取り付けて該一対のカバーの各軸受間でロータ軸を回転自在に支持したので、ステータ全体を熱硬化性樹脂で封止することができ、ブラシレスモータ全体の耐振性を向上させることができる。また、ステータ全体を熱硬化性樹脂で封止することで、ステータのコイル部分の放熱性を向上させることができ、ブラシレスモータ全体の耐熱性を向上させることができる。その結果、高寿命のブラシレスモータを低コストで提供することができる。
請求項2の発明によれば、一方のカバーとステータ本体との間に回路基板を配置すると共に、ロータ軸の回路基板に対向する位置にセンサ用マグネットを配置し、回路基板のセンサ用マグネットに対向した位置に回転検出用素子を配置し、かつ、コイルに一端が接続されたコイル通電用端子の他端と回路基板に一端が接続されたセンサ用端子の他端をステータ本体に突設されたコネクタの内部に収容された各端子にそれぞれ接続したので、コイル通電用端子とセンサ用端子を一つのコネクタにまとめることができ、このコネクタに相手側コネクタを嵌合することでステータのコイル部分及び回路基板と外部の電気的接続を容易に行うことができる。
請求項3の発明によれば、軸受として耐振性及び耐熱性に優れたボールベアリングを用いたので、ブラシレスモータ全体の耐振性及び耐熱性をより一段と向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態のブラシレスモータを示す断面図、図2は同ブラシレスモータの斜視図、図3は同ブラシレスモータを下側から見た分解斜視図、図4は同ブラシレスモータを向きを変えて上側から見た分解斜視図、図5は同ブラシレスモータに用いられるステータの巻き線前の状態を上側から見た斜視図、図6は同ステータの巻き線前の状態を下側から見た斜視図、図7は同ステータの平面図、図8は同ステータのコイルの結線図、図9(a)は同コイルの結線前の状態を示す要部の拡大説明図、図9(b)は同コイルの結線後の状態を示す要部の拡大説明図、図10(a)は同コイルの左巻きの状態を示す要部の斜視図、図10(b)は同コイルの右巻きの状態を示す要部の斜視図、図11は同ブラシレスモータをアクチュエータのハウジングに取り付ける前の状態を示す斜視図である。
図1〜図4に示すように、ブラシレスモータ10は直流電流(DC)モータであり、ロータ軸12と該ロータ軸12に固着されたマグネット13及びセンサ用マグネット14とから成るロータ11と、このロータ11を励磁により回転させるコイル18をコア16の各ティース17に巻装して成る円環状のステータ15と、を備えている。
図1,図3,図4に示すように、ロータ軸12は段差部を有した円柱状に形成してあり、その上部12aと下部12bの間の上部12a寄りの位置には円板状の鍔部12cを一体突出形成してある。そして、このロータ軸12の鍔部12cより下側に円筒状のマグネット13を固着してあると共に、該ロータ軸12の鍔部12cより上側に円環板状のセンサ用マグネット14を固着してある。これらマグネット13及びセンサ用マグネット14はN極とS極を交互に8極それぞれ着磁してあり、マグネット13の着磁方向は軸方向に対して所定角傾斜(スキュー)している。
図1,図5〜図7に示すように、ステータ15は、中空円板を複数積層して成るコア16と、この積層コア16の内側に一体突出形成された複数のティース17に巻き付けされたコイル18と、このコイル18に電源を供給する複数のコイル通電用端子19と、積層コア16の上下面を被覆する上下一対のインシュレータ(絶縁体)29a,29bとで構成されている。
尚、図7に示すように、積層コア16の上面には、コイル18を結線する第1のフック部16a、第2のフック部16b、第3のフック部16c、第4のフック部16d、第5のフック部16eの5つのフック部を突設してあり、また、ティース17は、第1のティース17a、第2のティース17b、第3のティース17c、第4のティース17d、第5のティース17e、第6のティース17fの6つのティースを有している。さらに、コイル18は、第1のティース17aに巻き付けされる第1のコイル部18a、第2のティース17bに巻き付けされる第2のコイル部18b、第3のティース17cに巻き付けされる第3のコイル部18c、第4のティース17dに巻き付けされる第4のコイル部18d、第5のティース17eに巻き付けされる第5のコイル部18e、第6のティース17fに巻き付けされる第6のコイル部18fの6つコイル部を有しており、また、コイル通電用端子19は第1のコイル通電用端子19a、第2のコイル通電用端子19b、第3のコイル通電用端子19cの3本から成る。
図7〜図10(a),(b)を用いて、ステータ15のコイル18の巻き線の一例を説明すると、図7,図8,図9(a)に示すように、まず、積層コア16の第1のフック部16aにコイル18の一端(始端)を巻き始める。次に、第1のティース17aにコイル18を図10(b)中矢印Rで示すように右巻きに巻き付けて第1のコイル部18aを形成した後で、第2のフック部16bに結線して第1のコイル通電用端子19aに接続させる。
次に、第1のティース17aと180゜相対向する第2のティース17bにコイル18を連続して図10(a)中矢印Lで示すように左巻きに巻き付けて第2のコイル部18bを形成した後で、第3のフック部16cに結線する。この後、第3のティース17cにコイル18を連続して図10(b)中矢印Rで示すように右巻きに巻き付けて第3のコイル部18cを形成すると共に、第4のフック部16dに結線して第2のコイル通電用端子19bに接続させる。
次に、第3のティース17cと180゜相対向する第4のティース17dにコイル18を連続して図10(a)中矢印Lで示すように左巻きに巻き付けて第4のコイル部18dを形成した後で第1のフック部16aに結線する。次に、第5のティース17eにコイル18を連続して図10(b)中矢印Rで示すように右巻きに巻き付けて第5のコイル部18eを形成すると共に、第5のフック部16eに結線して第3のコイル通電用端子19cに接続させる。
そして、図7,図8に示すように、最後に、第5のティース17eと180゜相対向する第6のティース17fにコイル18を連続して図10(a)中矢印Lで示すように左巻きに巻き付けて第6のコイル部18fを形成した後で、コイル18の他端(終端)を第3のフック部16cに結線することによりコイル18の巻き付けが完成する。
図1〜図4に示すように、上述のようにコイル18を巻装したステータ15は熱硬化性樹脂Pのインサートモールド成形により中央にロータ挿通孔20aを有するステータ本体20として一体に形成されている。即ち、このステータ15のコイル18の周辺部分は熱硬化性樹脂Pで封止してある。この熱硬化性樹脂Pの封止部分は上側のカバー21と回路基板24及び下側のカバー22とで挾持されて一体化してあり、図11に示すように、ボルト31を介して後述するアクチュエータのハウジング30に締結固定されるようになっている。
図1〜図4に示すように、上下一対のカバー21,22の中央には円筒部21a,22aを一体突出形成してある。この各円筒部21a,22a内にはボールベアリング(軸受)23を圧入により嵌合してあり、この一対のボールベアリング23,23を介してロータ軸12を回転自在に支持してある。尚、上下一対のカバー21,22及び各ボールベリング23によりステータ本体20のロータ挿通孔20aの両端はそれぞれ塞がれており、ロータ軸12の下端部12dは下側のカバー22の円筒部22aより外に露出している。
図1,図3に示すように、上側のカバー(一方のカバー)21とステータ本体20との間の該ステータ本体20の上部に回路基板24を配置してある。この回路基板24はロータ軸12の上部に併設されたセンサ用マグネット14に所定距離隔てて対向しており、該回路基板24の中央にはロータ軸12を挿通するための軸挿通孔24cを形成してある。また、回路基板24の下面24bのセンサ用マグネット14に対向する位置には、3つのホール素子(回転検出用素子)25a,25b,25cをそれぞれ取り付けてある。これらセンサ用マグネット14と各ホール素子25a,25b,25cとでロータ軸12の回転位置を検出する位置センサ25が構成されている。即ち、センサ用マグネット14の磁界の方向を各ホール素子25a,25b,25cが検出してロータ軸12の回転角度の情報を回路基板24に取り付けられた図示しないCPU等に伝えるようになっている。さらに、回路基板24の上面24aの突出部には各ホール素子25a,25b,25cに接続された複数のパターン(ランド)24dを形成してある。
図1,図4に示すように、ステータ本体20の一側面にはステータ15のコイル18に一端が接続されたコイル通電用端子19(3本のコイル通電用端子19a,19b,19c)の他端が露出している。この各コイル通電用端子19a,19b,19cの他端は雌コネクタ(コネクタ)26の複数(8個)の端子収容室26a内にそれぞれ収容された雌型の各中継端子(端子)27に接続されている。また、この雌コネクタ26の残りの各中継端子27には複数のセンサ用端子28の他端を接続してある。この複数のセンサ用端子28の一端は回路基板24の複数のパターン24dに接続されるようになっている。
また、雌コネクタ26は上下に分離できるタイプであり、ボルト(締結手段)32により締結固定されて一体化されるようになっている。さらに、複数のセンサ用端子28は回路基板24に電源を供給する+端子用と−端子用の2本と各ホール素子25a,25b,25cの出力端子用の3本の計5本の端子から構成されている。また、図2に示すように、回路基板24の各パターン24dは上側のカバー21の矩形の切欠部21cより露出している。
図1〜図4及び図11に示すように、ブロック状のステータ本体20の各コーナ部及び上下一対のカバー21,22の各コーナ部には、ブラシレスモータ10をアクチュエータのアルミ合金ダイキャスト製のハウジング30に締結固定するためのボルト(締結手段)31を挿通するボルト挿通孔20b,21b,22bをそれぞれ形成してある。この各ボルト挿通孔20b,21b,22bにボルト31を挿通させてハウジング30の図示しないネジ穴にボルト31を締結固定することにより、ブラシレスモータ10がアクチュエータのハウジング30に締結固定されるようになっている。
尚、上記アクチュエータは、例えば可変ノズル式ターボチャージャの可変ノズルの各ノズルベーン(いずれも図示省略)を開閉駆動用として好適なものであり、このアクチュエータでは各ノズルベーンの開度を制御してタービンホイールに吹き付けられる排気ガスの流速を調整させる電子コントロールユニット(ECU)と一体化されている。
以上実施例1のブラシレスモータ10によれば、ステータ14を熱硬化性樹脂Pのインサートモールド成形により中央にロータ挿通孔20aを有したステータ本体20として一体に形成し、このステータ本体20のロータ挿通孔20aの両端を塞ぐように該ステータ本体20を一対のカバー21,22で挾持し、この一対のカバー21,22の中央の各円筒部21a,22a内に軸受としてのボールベアリング23を圧入して該一対のカバー21,22の各ボールベアリング23,23間でロータ軸12の上,下部12a,12bを回転自在に支持したので、ステータ全体を熱硬化性樹脂Pで封止することができ、ブラシレスモータ全体の耐振性を向上させることができる。また、ステータ全体を熱硬化性樹脂Pで封止することで、ステータ15の第1,第2,第3,第4,第5,第6のコイル部18a,18b,18c,18d,18e,18fの放熱性を向上させることができる。これにより、ブラシレスモータ全体の耐熱性を向上させることができ、高寿命のブラシレスモータ10を低コストで提供することができる。
また、上側のカバー21とステータ本体20の上部との間に回路基板24を配置すると共に、ロータ軸12の上部12aの回路基板24に対向する位置に円板環状のセンサ用マグネット14を鍔部12cの上面に接触するように配置し、回路基板24の下面24bのセンサ用マグネット14に対向する位置に各ホール素子25a,25b,25cをそれぞれ配置し、かつ、コイル18に一端が接続されたコイル通電用端子19(3本のコイル通電用端子19a,19b,19c)の他端と回路基板24に一端が接続された各センサ用端子28の他端をステータ本体20に突設された雌コネクタ26の内部に収容された各中継端子27にそれぞれ接続したので、各コイル通電用端子19a,19b,19cと各センサ用端子28を一つの雌コネクタ26の端子収容室26a内にまとめることができる。そして、この雌コネクタ26内に図示しない雄コネクタ(相手側コネクタ)を嵌合することでステータ15のコイル部分及び回路基板24と外部の電気的接続を容易に行うことができ、ブラシレスモータ10の外部との電気的な接続作業性を向上させることができる。
さらに、軸受取付部としての上下のカバー21,22とステータ本体20とを別部品とし、また、軸受として耐振性及び耐熱性に優れたボールベアリング23を用いたので、ブラシレスモータ全体の耐振性及び耐熱性をより一段と向上させることができる。さらに、ホール素子26a,25b,25cも耐熱性に優れたホールICを使用することにより、ブラシレスモータ全体の耐熱性をより一層向上させることができる。
尚、前記実施例1によれば、ブラシレスモータをエンジンの周辺の高温の取付場所に搭載されるアクチュエータの駆動源として使用する場合について説明したが、エンジンの周辺以外の他の駆動源として前記ブラシレスモータを使用できることは勿論である。
この発明は、以上のように構成されているので、ステータ全体を熱硬化性樹脂で封止することができ、ブラシレスモータ全体の耐振性を向上させることができる。また、ステータ全体を熱硬化性樹脂で封止することで、ステータのコイル部分の放熱性を向上させることができ、ブラシレスモータ全体の耐熱性を向上させることができる。その結果、高寿命のブラシレスモータを低コストで提供することができる。
本発明の実施例1のブラシレスモータを示す断面図である。 上記ブラシレスモータの斜視図である。 上記ブラシレスモータを下側から見た分解斜視図である。 上記ブラシレスモータを向きを変えて上側から見た分解斜視図である。 上記ブラシレスモータに用いられるステータの巻き線前の状態を上側から見た斜視図である。 上記ステータの巻き線前の状態を下側から見た斜視図である。 上記ステータの平面図である。 上記ステータのコイルの結線図である。 (a)は上記コイルの結線前の状態を示す要部の拡大説明図、(b)は同コイルの結線後の状態を示す要部の拡大説明図である。 (a)は上記コイルの左巻きの状態を示す要部の斜視図、(b)は同コイルの右巻きの状態を示す要部の斜視図である。 上記ブラシレスモータをアクチュエータのハウジングに取り付ける前の状態を示す斜視図である。 従来のブラシレスモータの断面図である。
符号の説明
10 ブラシレスモータ
11 ロータ
12 ロータ軸
13 マグネット
14 センサ用マグネット
15 ステータ
16 コア
17 ティース
18 コイル
19a,19b,19c コイル通電用端子
20 ステータ本体
20a ロータ挿通孔
21,22 一対のカバー
21 上側のカバー(一方のカバー)
23 ボールベアリング(軸受)
24 回路基板
25a,25b,25c ホール素子(回転検出用素子)
26 雌コネクタ(コネクタ)
27 中継端子(端子)
28 センサ用端子
P 熱硬化性樹脂

Claims (3)

  1. 一対の軸受を介して回転自在に支持されたロータ軸と該ロータ軸に固着されたマグネットとから成るロータと、このロータを励磁により回転させるコイルをコアのティースに巻装して成る環状のステータと、を備えたブラシレスモータにおいて、
    前記ステータを熱硬化性樹脂のインサートモールド成形で中央にロータ挿通孔を有したステータ本体に一体形成し、このステータ本体のロータ挿通孔の両端を塞ぐように該ステータ本体を一対のカバーで挾持し、この一対のカバーの中央に前記軸受をそれぞれ取り付けて該一対のカバーの各軸受間で前記ロータ軸を回転自在に支持したことを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 請求項1記載のブラシレスモータであって、
    前記一対のカバーのうちの一方のカバーと前記ステータ本体との間に回路基板を配置すると共に、前記ロータ軸の前記回路基板に対向する位置にセンサ用マグネットを配置し、前記回路基板の前記センサ用マグネットに対向した位置に回転検出用素子を配置し、かつ、前記コイルに一端が接続されたコイル通電用端子の他端と前記回路基板に一端が接続されたセンサ用端子の他端を前記ステータ本体に突設されたコネクタの内部に収容された各端子にそれぞれ接続したことを特徴とするブラシレスモータ。
  3. 請求項1記載のブラシレスモータであって、
    前記軸受としてボールベアリングを用いたことを特徴とするブラシレスモータ。
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