JP2005026874A - 撮影方法、観察撮影モード機能付き電子カメラ、及びプログラム - Google Patents
撮影方法、観察撮影モード機能付き電子カメラ、及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】撮影モード時に、観察撮影モードが選択されると、レンズが捉えている画像2の輪郭3を抽出して表示し、輪郭中の中の特定の輪郭部分4を指定することで前回の撮影画像の輪郭5を前回画像の輪郭と大きさ、位置を自動的又は手動で揃えて表示し、撮影する。また、前回の撮影画像と今回の撮影画像の色合いや光量を統一させることもできる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ等の電子カメラに関し、特に、経過観察等の撮影時の撮影方法、観察撮影モード機能付き電子カメラ、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
草花の開花推移や昆虫などの脱皮過程等の経過観察や、風景等の経年定点観察で前回と同じ被写体を撮影しようとする場合、カメラを固定して所定時間間隔で自動撮影を行うインターバル撮影方法が知られている。
【0003】
パノラマ撮影時に、2枚目の分割画像候補がスルー表示されている時に、撮影者が特定キーを押すと、直前に撮像された分割画像が画像バッファから取り出されて液晶画面に表示され、撮影者が特定キーを押し続けている間は直前に撮像された分割画像が表示され、指を離すとスルー画像表示に復帰するように構成され、撮影者は表示された直前の撮像とスルー画像の位置(張合わせ位置)にずれがある場合にカメラを動かして位置調整をして、スルー画像表示を行ない、再び特定キーを押して直前の撮像を表示する動作を繰り返して位置合せを行なうようにする技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、商品カタログに載せる商品の写真を撮る場合に撮像された各商品の大きさや角度等が揃った写真を撮るために、予め撮像された画像と位置、大きさ、角度が正確に揃っていることを確認しながら撮像することのできる位置合わせシステムがある(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
また、画像データ合成技術として、指定された画像部分の相対的位置関係と輪郭を抽出して、メモリに格納してある画像パターンとの相似度を算出して相似度が最も高いパターン画像を抽出して抽出された輪郭と合成する技術がある(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−175186号公報
【特許文献2】
特開2001−358972号公報
【特許文献3】
特開平11−136547号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
デジタルカメラ等の電子カメラでは撮影する画像に対して様々な補正が可能である。カメラを教育に利用するにあたり、画像による観察対象の比較という使用方法が考えられる。この使用方法の場合、撮影した複数の画像を外部機器のモニタ上の表示画像や印刷物の形で閲覧して見比べることになるが、比較対象となる物体(被写体)を撮影する際に、前回撮影したものと位置や角度が違ったままで撮影してしまい、比較が困難になったり、設定を変えてしまって色合いや光量が比較する画像間で異なってしまい、比較が困難になる場合がある。
【0008】
そこで、撮影時に、前回の撮影画像を表示することにより、今回の撮影画像の画角、倍率、色合いなどを前回の撮影画像と統一することができれば、観察対象の比較が行いやすくなり、カメラの教育利用等に資することが期待できるという課題がある。
【0009】
ここで、上記特許文献1に記載の技術では、同一撮影モードで一連の撮影を行っている場合に、直前の撮影画像と次の撮影タイミングのスルー画像を重複させて表示して位置合わせを行うので、建物等のように形が変わらないものの場合は位置合わせが行いやすく、時間の推移による周囲の環境等の変化を調べることができるが、注目している被写体が植物等のように成長して形状が変化していくものについては位置合わせが行い難いので、画像を見比べた場合に比較が困難になるという課題がある。また、設定を変えてしまって色合いや光量が比較する画像間で異なってしまった場合、比較が困難になる場合があるといった課題もある。
【0010】
また、上記特許文献2に記載の技術では予め撮像された画像と位置や画角を揃えることはできるが、特許文献1と同様、注目している被写体が植物等のように成長して形状が変化していくものについては位置合わせが行い難く、画像を見比べた場合に比較が困難になるという課題がある。また、同様に、設定が変わった場合、色合いや光量を前回の画像と一致させることはできないという課題もある。
【0011】
ここで、上記特許文献3に記載の技術では画像の輪郭を抽出して、メモリに格納してある画像パターンとの相似度を算出するので、画像の比較に相似度を利用することはできるが、位置合わせの場合は撮影時に2つの画像を比較して撮影者が画角の一致不一致を判断しやすくする必要があるという課題がある。また、特許文献1と同様に、設定が変わった場合、色合いや光量を前回の画像と一致させることはできないという課題もある。
【0012】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、観察撮影時に、前回の撮影画像を表示することにより、今回の撮影画像の画角、倍率、色合いなどを前回の撮影画像に合わせやすくした、撮影方法、観察撮影モード機能付き電子カメラ、及びプログラムの提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する撮影方法であって、前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する撮影方法であって、前回画像の輪郭を抽出するステップと、今回画像の輪郭を抽出するステップと、抽出された今回画像の輪郭及び前回画像の輪郭を同一画面上に表示するステップと、表示されている今回画像の大きさを表示されている前回画像の大きさに揃えるステップと、表示されている今回画像の方向を、表示されている前回画像の方向に揃えさせるシンボルを表示するステップと、を備えたことを特徴とする撮影方法を提供する。
これにより、前回画像と今回画像の大きさ及び位置が揃っているので、動植物等のように、時系列によって大きさが変化する観察対象物を画像内に自動的に見出すことが可能になり、撮影者は、観察撮影モード撮影後に、撮影された画像を見比べれば大きさが変化する観察対象物の時系列における変化を簡単に見出すことができる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明では、前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する撮影方法であって、今回撮影する際、今回画像及び前回画像を同一画面上に表示するステップと、表示されている、今回画像の色情報及び前回画像の色情報を抽出するステップと、表示されている、今回画像の光量情報及び前回画像の光量情報を抽出するステップと、表示されている今回画像の色情報を表示されている前回画像の色情報に統一するように補正するステップと、表示されている今回画像の光量情報を表示されている前回画像の光量情報に統一するように補正するステップと、を備えたことを特徴とする撮影方法を提供する。
これにより、撮影時の天候などによって変化する色合いや光量による撮影画像の差異を極力抑えることが可能となるので、撮影後に画像を見比べれば観察対象物の時系列における変化を簡単に見出すことができる。
【0015】
また、請求項3に記載の発明では、前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する撮影方法であって、今回撮影する際、今回画像及び前回画像を同一画面上に表示するステップと、表示されている、今回画像の画像情報を抽出するステップと、表示されている、今回画像の画像情報を抽出するステップと、表示されている今回画像の画像情報を表示されている前回画像の画像情報に統一するように補正するステップと、を備えたことを特徴とする撮影方法を提供する。
これにより、撮影時期の相違による、色合いや光量等の画像情報の変化に伴う撮影画像の差異を極力抑えることが可能となるので、撮影後に画像を見比べれば観察対象物の時系列における変化を簡単に見出すことができる。
【0016】
また、請求項4に記載の発明では、前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する撮影方法であって、前回画像の輪郭を抽出するステップと、今回撮影する際、今回画像の輪郭を抽出するステップと、抽出された今回画像の輪郭及び前回画像の輪郭を同一画面上に表示するステップと、表示されている今回画像の大きさを表示されている前回画像の大きさに揃えるステップと、表示されている今回画像の方向を表示されている前回画像の方向に揃えさせるシンボルを表示するステップと、表示されている、今回画像の色情報及び前回画像の色情報を抽出するステップと、表示されている、今回画像の光量情報及び前回画像の光量情報を抽出するステップと、表示されている今回画像の色情報を表示されている前回画像の色情報に統一するように補正するステップと、表示されている今回画像の光量情報を表示されている前回画像の光量情報に統一するように補正するステップと、を備えたことを特徴とする撮影方法を提供する。
これにより、観察撮影モードで撮影した前回と今回の撮影画像の大きさ及び位置が揃っているので、動植物等のように、時系列によって大きさが変化する観察対象物を画像内に自動的に見出すことが可能になると共に、撮影時の天候などによって変化する色合いや光量による画像の差異を極力抑えることが可能となるので、撮影者は、観察撮影モード撮影後に、撮影画像を見比べれば観察対象物の時系列における変化をより簡単に見出すことができる。
【0017】
また、請求項5に記載の発明では、今回画像及び前回画像を同一画面上に表示するステップは、今回画像と前回画像を同一画面上に並べて表示するステップであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮影方法を提供する。これにより、今回画像と前回画像を同一画面内で対照させて見比べることができ、画像を見比べ易い。
【0018】
また、請求項6記載の発明では、今回画像及び前回画像を同一画面上に表示するステップは、今回画像を半透明の透過画像として前回画像に重畳表示するステップであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮影方法を提供する。これにより、前回画像に今回画像がスルー表示されるので、両画像位置のズレや色合いのズレを見出しやすい。
【0019】
また、請求項7に記載の発明では、前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する観察撮影モード機能付き電子カメラであって、今回撮影する際、今回画像の輪郭及び前回画像の輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、輪郭抽出手段によって抽出された今回画像の輪郭及び前回画像の輪郭を同一画面上に表示する表示手段と、表示されている今回画像の大きさを表示されている前回画像の大きさに揃える画像サイズ補正手段と、表示されている今回画像の方向を表示されている前回画像の方向に揃えさせるガイド情報を表示させるガイド情報表示手段と、を備えたことを特徴とする観察撮影モード機能付き電子カメラを提供する。
これにより、撮影者はガイド情報をもとに表示されている今回画像の方向を表示されている前回画像の方向に揃えることが容易になり、請求項1に記載の発明と同様、観察撮影モード撮影後に、撮影された画像を見比べれば大きさが変化する観察対象物の時系列における変化を簡単に見出すことができる。
【0020】
また、請求項8に記載の発明では、前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する観察撮影モード機能付き電子カメラであって、今回撮影する際、今回画像の輪郭及び前回画像の輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、輪郭抽出手段によって抽出された今回画像の輪郭及び前回画像の輪郭を同一画面上に表示する表示手段と、表示されている今回画像の大きさを表示されている前回画像の大きさに揃える画像サイズ補正手段と、を備えたことを特徴とする観察撮影モード機能付き電子カメラを提供する。
これにより、請求項1に記載の発明と同様、撮影者は、観察撮影モード撮影後に、撮影された画像を見比べれば大きさが変化する観察対象物の時系列における変化を簡単に見出すことができる。
【0021】
また、請求項9に記載の発明では、前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する観察撮影モード機能付き電子カメラであって、今回撮影する際、今回画像及び前回画像を同一画面上に表示する表示手段と、表示されている、今回画像の色情報及び前回画像の色情報を抽出する色情報抽出手段と、表示されている、今回画像の光量情報及び前回画像の光量情報を抽出する画像情報抽出手段と、表示されている今回画像の色情報及び光量情報を表示されている前回画像の色情報及び光量情報に統一するように補正する画像情報補正手段と、を備えたことを特徴とする観察撮影モード機能付き電子カメラを提供する。
これにより、請求項2に記載の発明と同様、撮影時の天候などによって変化する色合いや光量による画像の差異を極力抑えることが可能となるので、撮影者は、観察撮影モード撮影後に撮影画像を見比べれば観察対象物の時系列における変化を簡単に見出すことができる。
【0022】
また、請求項10に記載の発明では、前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する観察撮影モード機能付き電子カメラにおいて観察撮影モード時に実行可能なプログラムであって、今回画像の輪郭抽出処理を行うプログラムステップと、保存メモリから前回画像の画像データを取り出すプログラムステップと、取り出した前回画像の画像データを基に前回画像の輪郭抽出処理を行うプログラムステップと、抽出された今回画像の輪郭と前回画像の輪郭を同一画面上に表示させるプログラムステップと、表示されている今回画像の大きさを表示されている前回画像の大きさに揃えるプログラムステップと、表示されている今回画像の方向を表示されている前回画像の方向に揃えさせるシンボルを表示させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラムを提供する。
これにより、観察撮影モードにおいて、撮影者は、表示されたシンボルにより前回画像と今回画像の大きさ及び位置を簡単に揃えることができるので、請求項6に記載の発明と同様、観察撮影モード撮影後に、撮影された画像を見比べれば大きさが変化する観察対象物の時系列における変化を簡単に見出すことができる。
【0023】
また、請求項11に記載の発明では、前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する観察撮影モード機能付き電子カメラにおいて実行可能なプログラムであって、観察撮影モードへの切換えを検知するプログラムステップと、取り込まれた今回画像の画像データを生成させるプログラムステップと、生成された画像データを基に今回画像の輪郭抽出処理を行うプログラムステップと、保存メモリから前回画像の画像データを取り出すプログラムステップと、取り出した前回画像の画像データを基に前回画像の輪郭抽出処理を行うプログラムステップと、抽出された今回画像の輪郭と前回画像の輪郭を同一画面上に表示させるプログラムステップと、表示されている今回画像の大きさを表示されている前回画像の大きさに揃えるプログラムステップと、表示されている今回画像の方向を表示されている前回画像の方向に揃えさせるシンボルを表示させるプログラムステップと、を備えたことを特徴とするプログラムを提供する。
これにより、撮影者は、表示されたシンボルにより前回画像と今回画像の大きさ及び位置を簡単に揃えることができるので、撮影者は、請求項6に記載の発明と同様、観察撮影モード撮影後に、撮影された画像を見比べれば大きさが変化する観察対象物の時系列における変化を簡単に見出すことができる。
【0024】
また、請求項12に記載の発明では、前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する観察撮影モード機能付き電子カメラにおいて実行可能なプログラムであって、観察撮影モードへの切換えを検知するプログラムステップと、取り込まれた今回画像の画像データを生成させるプログラムステップと、保存メモリから前回の画像データを取り出すプログラムステップと、今回画像及び前回画像を同一画面上に表示するプログラムステップと、表示されている、今回画像の色情報及び前回画像の色情報を抽出するプログラムステップと、表示されている、今回画像の光量情報及び前回画像の光量情報を抽出するプログラムステップと、表示されている今回画像の色情報を表示されている前回画像の色情報に統一するように補正するプログラムステップと、表示されている今回画像の光量情報を表示されている前回画像の光量情報に統一するように補正するステップと、を備えたことを特徴とするプログラムを提供する。
これにより、請求項2及び請求項9に記載の発明と同様、撮影時の天候などによって変化する色合いや光量による画像の差異を極力抑えることが可能となるので、撮影者は、観察撮影モード撮影後に、撮影画像を見比べれば観察対象物の時系列における変化を簡単に見出すことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る電子カメラの一実施例の外観を示す図であり、デジタルカメラの例を示す。なお、図1(a)は正面図、図1(b)は背面図、図1(c)は平面図(上面図)である。
【0026】
図1で、デジタルカメラ100は正面側に撮像レンズ111、測光センサ113を有し、更に、光学ファインダ112を有している。デジタルカメラ100の背面部には液晶モニタ画面41、光学ファインダ112、モードの切換えを行なうモード切換えスイッチ31、液晶モニタスイッチ32、ズームキー33、メニューキー34、カーソルキー35、撮影モードボタン38等のスイッチ及びキーが設けられている。また、上面にはシャッターキー36、ストロボ設定キー37、及び電源ボタン91が設けられ、側部にはパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSBケーブルを接続する場合に用いるUSB端子接続部95が設けられている。なお、更に、正面等に赤外線通信やブルートゥース等の近接通信用の光送受口や無線通信用アンテナ、GPS受信アンテナを設けるようにしてもよい。
【0027】
図2は、図1のデジタルカメラの内部構成例を示すブロック図である。図2で、デジタルカメラ100は、光学系11、信号変換部12、信号処理部13、DRAM14、輪郭抽出部15、方位センサ16、ストロボ発光部17、制御部20、操作部30、表示部40、フラッシュメモリ50、及び電源90を有している。
【0028】
光学系11は、撮像レンズ111、測光センサ113、自動合焦機構114及び自動絞り機構等(図示せず)を含み、撮像レンズ111を介して集光された被写体像の光束を後段の撮像素子(CCD)上に結像させる。CCDの感度はISO感度設定値によって決定される。
【0029】
信号変換部12は、A/D変換器等の信号変換回路等を含み、また、前段の光学系11を介して結像した画像をCCDによって電気信号に変換し、その電気信号をデジタルデータに変換して一定の周期で出力する。
【0030】
信号処理部13は、通常撮像モード時には信号変換部12からの出力を処理して、撮像素子の各画素に対応したベイヤーデータとしていったん記憶し、それを補間してRGBデータとし、更に輝度、色差マルチプレクス信号(Y,Cb,Crデータ)等の信号成分を得て、Y,Cb,Crデータ(以下、画像データ)をDRAM14に転送し、一時的に記憶する。また、スルー画像を表示するために、取込んだ画像データを間引いて表示部40に送る。また、シャッター操作がされるとその時点の画像データを表示部40に送って静止画表示させる。
【0031】
また、信号処理部13は、記録保存の際にDRAM14に書込まれている画像データを読み出してJPEG圧縮処理を施し、再生時にフラッシュメモリ(保存メモリ)50に保存記録されていた圧縮画像データに伸張処理を施して画像データを再生する圧縮伸張部を備えている。また、圧縮画像データを高速で伸張する高速伸張部を備えるように構成してもよい。
【0032】
DRAM14は作業用メモリとして用いられ、撮像された画像を一時的に記憶する画像バッファ領域やJPEG圧縮/伸張時や画像合成時の作業用領域等が確保されている。
【0033】
輪郭抽出部15はレンズが捉えている画像を背景処理して輪郭(画像の外郭)を抽出し、制御部20の制御によりフラッシュメモリ50に転送する。また、方位センサ16は地磁気センサ等からなり、レンズ方向の方位データを取得し、制御部20に送る。なお、輪郭抽出部15は実施例ではプログラムで構成しているがこれに限定されない。
【0034】
ストロボ発光部17はストロボ設定キー37によりストロボモードに設定されると、周辺光量に応じた発光量のチャージを行い、シャッターキー36が操作されると発光して周辺光量を補う。
【0035】
制御部20はCPU、RAM、プログラム格納用ROMおよびタイマ等の計時機構を有したマイクロプロセッサ構成を有しており、CPUは、上述の各回路および図示しない電源切換えスイッチ等にバスラインを介して接続し、プログラム格納用ROMに格納されている制御プログラムによりデジタルカメラ100全体の制御を行なうと共に、操作部30からの状態信号に対応してプログラム格納用ROMに格納されている各モードに対応の処理プログラムを取り出して、デジタルカメラ100の各機能の実行制御、例えば、輪郭抽出部15に対するレンズが捉えている画像の輪郭抽出制御、レンズ位置合わせのため前回の撮影画像の輪郭の再生及び重畳表示の実行や、信号処理部13からの色情報や光量情報等の画像情報を含む各種撮影条件の取得、記録、各種補正処理等の制御を行なう。
【0036】
操作部30はモード切替えスイッチ31、液晶モニタスイッチ32、ズームキー33、メニューキー34、カーソルキー35、シャッターキー36、及びストロボ設定キー37、撮影モードボタン38等のボタンやスイッチを構成部分としており、これらのキーやボタン或いはスイッチが操作されると状態信号や設定値が制御部20に送出される。
【0037】
表示部40はビデオエンコーダ(デジタル入力の場合は不要)、VRAM(図示せず)および液晶モニタ画面(LCD)41等から構成されており、制御部20の表示制御により、撮像時のスルー画像、および再生時の再生画像、処理選択時の選択用メニュー(或いはアイコン)の表示等を行なう。
【0038】
フラッシュメモリ50は画像データ(圧縮画像データ)と画像データに関連付けられた輪郭データや色情報や光量情報等の画像情報や、これら画像情報を含む各種撮影条件を関連付けてフラッシュメモリ50に記録することもできる。なお、フラッシュメモリ50に代えてメモリカードのように着脱可能な記憶媒体を用いるようにしてもよい。
【0039】
測光センサ113はデジタルカメラ100の周辺光量を計測して制御部20に計測値を送る。自動合焦機構は、制御部20の制御下でいわゆるオートフォーカスによる合焦のためのレンズの移動等を行う。
【0040】
<第1の実施の形態>
本実施の形態では、レンズが捉えている画像(今回画像)の中の特定の輪郭部分を指定することでこの輪郭を前回の撮影画像(前回画像)の輪郭と大きさ、位置を揃えて撮影する。
図3は観察撮影モードによる撮影方法の説明図であり、図3(a)〜図3(g)は液晶モニタ画面に表示される画像の例である。以下、下記▲1▼〜▲5▼に従って説明する。
【0041】
▲1▼カメラを撮影モードにした状態で、観察撮影モードをオンに設定するとレンズが捉えている被写体1(図3(a))のスルー画像2(図3(b))の輪郭抽出が実行され、スルー画像の輪郭3のみが液晶モニタ画面41に表示される(図3(c))。なお、画像データから輪郭抽出する技術は例えば特許文献3に示された技術など公知の技術を採用することができるので詳述はしない。
【0042】
▲2▼この状態で液晶モニタ画面41上のポインタ4をキー操作で指定するなどの方法でスルー画像の輪郭3の任意の部分を選択する(図3(d))。
【0043】
▲3▼輪郭部分が選択されると観察撮影モードで前回撮影された画像の輪郭5が重畳されてスルー表示されると共に、また、デジタルカメラ100は該当する輪郭がフラッシュメモリ50に記録されているかどうか、指定輪郭の表示倍率を変更してドットパターンを検証しながらパターンマッチングの技術により調べ、同一の輪郭が前回撮影された画像の輪郭の中から検出されると前回撮影された画像の輪郭5とスルー画像の輪郭3の指定部分の大きさが揃うようにデジタルカメラ100のレンズ倍率が変更され、位置が揃うようにデジタルカメラ100の方向変更を促すシンボル6が表示される(図3(e))。なお、前回の撮影画像の輪郭は、今回撮影するときに抽出してもいいし、あらかじめ抽出しておいてもいい。若しくは、撮影したとき自動的に輪郭を抽出するようになっていてもよいし、画像データにサムネイルを関連付けて保存するように、画像データに輪郭データを関連付けて保存するようにしてもよい。
【0044】
▲4▼撮影者はシンボル6に従ってスルー画像の輪郭3の位置が前回画像の輪郭5と揃うようにデジタルカメラ100の方向を整える(図3(f))。
【0045】
▲5▼揃った時点でシャッターキー36を操作して撮影を行うと前回の撮影画像と大きさ及び位置が揃った被写体1の静止画像が表示される(図3(g))。
【0046】
上記方法により、観察撮影モードで撮影した前回と今回の撮影画像の大きさ及び位置が揃っているので、動植物等のように、時系列によって大きさが変化する観察対象物を画像内に自動的に見出すことが可能になり、撮影された画像を見比べれば大きさが変化する観察対象物の時系列における変化を簡単に見出すことができる。
【0047】
図4は、観察撮影モードによる撮影時の撮影動作プログラムによる制御部の撮影制御動作例を示すフローチャートであり、図4(a)は制御部20の撮影制御動作、図4(b)はユーザ(撮影者)の操作を示す。以下、図1〜図4を基に説明する。
【0048】
撮影者がモード切換えスイッチ31を操作して撮影モードをオンにすると、デジタルカメラ100の制御部20は操作部30から送られる信号によりそれを検知し(ステップS1)、撮影モード開始処理が実行され、光学系11を制御して被写体像(図3(a))を取り込み、信号変換部12、信号処理部13を経てスルー画像を取得し、取得したスルー画像を液晶モニタ画面41にスルー表示(図3(b))するように表示部40を制御する(ステップS2)。
【0049】
撮影モード開始処理中に撮影者が撮影モードボタン38をオンにすると、デジタルカメラ100は操作部30から送られる信号によりそれを検知し(ステップS3)、表示バッファ情報、つまり、スルー画像データをDRAM14に転送する(ステップS4)。
【0050】
制御部20は、輪郭抽出部15により表示中のスルー画像の輪郭抽出を行い、抽出された輪郭データをDRAM14に保持(一時記憶)する(ステップS5)。
【0051】
次に、前回の撮影画像データ(圧縮画像データ)をフラッシュメモリ50から取り出して再生処理を施し、DRAM14に出力し(ステップS6)、輪郭抽出部15により前回の撮影画像データの輪郭抽出を行い、抽出された輪郭データをDRAM14に保持(一時記憶)する(ステップS7)。
【0052】
次に、制御部20は、スルー画像の輪郭データをDRAM14から取り出して表示バッファ(図示せず)に転送し、表示部40を制御して液晶モニタ画面41に表示させる(図3(c))(ステップS8)。
【0053】
撮影者が液晶モニタ画面41上のポインタ4(図3(d))をキー操作で指定するなどの方法でスルー画像の輪郭3の任意の部分を指定(又は選択)すると、制御部20は操作部30から送られる信号によりそれを検知し、撮影画像データの輪郭データをDRAM14から取り出し、表示部40を制御して液晶モニタ画面41に表示されているスルー画像の輪郭の指定された部分に前回の撮影画像データの輪郭を重畳表示させる(図3(e))(ステップS9)。
【0054】
次に、撮影者が指定したスルー画像の輪郭部分の縮小、拡大データを算出し(ステップS10)、撮影画像の輪郭の大きさと比較し、大きさが一致した場合はステップS13に進み、一致しない場合はステップS12に進む(ステップS11)。
【0055】
輪郭の大きさが一致しない場合は、ズーム操作を促すメッセージを表示させて、撮影者にズーム操作を促し、ステップS16に進む(ステップS12)。
【0056】
また、輪郭の大きさが一致した場合(図3(f))は、ズーム比を算出し(ステップS13)、ズームレンズの移動量を算出し(ステップS14)、ズームレンズ駆動信号を光学系11のレンズ駆動部(図示せず)に送出する(ステップS15)。
【0057】
上記ステップS15で算出されたズーム駆動信号によりズームレンズが駆動されるか、撮影者によるズームキー33の操作に基づくズーム駆動信号によりズームレンズが移動されると、制御部20は指定された輪郭部分の位置情報を算出し(ステップS16)、表示部40を制御して移動メッセージ又はカメラ方向指示シンボル(図3(e)の符号6参照)を表示させ、撮影者にデジタルカメラ100の方向変更等を促す(ステップS17)。
【0058】
撮影者がデジタルカメラ100の方向を変更して画角を合わせ、シャッターキー36を全押しすると、制御部20は操作部30から送られる信号によりシャッター操作による撮影指示を検知し(ステップS18)、撮影処理を行う。つまり、撮影指示時点に表示されていたスルー画像の輪郭に対応する撮影画像を静止画表示し(図3(g))、記録指示があると信号処理部13に画像圧縮処理を行わせ、フラッシュメモリ50に記録する(ステップS19)。
【0059】
なお、撮影処理時に撮影画像の輪郭抽出処理を行い、撮影画像に関連付けて記録するようにしてもよい。このように構成した場合は上記図4のフローチャートのステップS7での輪郭抽出処理は不用となり、ステップS6を前回の撮影画像の輪郭データをフラッシュメモリ50から読み出してDRAM14に転送するように構成する。つまり、前回の撮影画像の輪郭は、上記図4のステップS7のように今回撮影するときに自動的に輪郭を抽出するようになっていてもよいし、あらかじめ抽出し、画像データにサムネイルを関連付けて保存するように、画像データに輪郭データを関連付けて保存するようにしてもよい。
【0060】
<第2の実施の形態>
上記第1の実施の形態では画像の輪郭を表示し、輪郭の大きさ及び位置を揃えることにより、画像の比較を容易にしたが、本実施例では、撮影モード時に、観察撮影モードが選択されると、前回の撮影画像と今回の撮影画像の色合いや光量を統一させる。なお、本実施例でいう、「大きさを統一する」とか、「色情報を統一する」という意味は、大きさや色情報を完全に一致させなくても、ほぼ同じにすればよいことを意味するものとする。つまり、データ的に完全に同じということを必要とするわけではなく、人間の目で見て大体同じと感じる程度でよいことを意味する。
【0061】
図5は観察撮影モードによる撮影方法の説明図であり、図5(a)〜図5(f)は液晶モニタ画面に表示される画像の例である。以下、下記▲1▼〜▲5▼に従って説明する。
【0062】
▲1▼カメラを撮影モードにした状態で、観察撮影モードをオンに設定するとレンズが捉えている被写体1’(図5(a))のスルー画像7が液晶モニタ画面41に表示される(図5(b))。
【0063】
▲2▼カメラのモニタ画面が2分割若しくはスルー表示されて、被写体1’のスルー画像7と前回撮影された画像8が表示される(図5(c))。
【0064】
▲3▼この状態で撮影者はキー操作により画面上の任意の点数カ所(図でシンボル9−1、9−2、9−3、9−4で示す部分)を選択(若しくは指定)する(図5(d))。
【0065】
▲4▼撮影者が選択した(若しくは指定した)同一座標の点内について、それぞれ、光量と色情報の比較を行い、光量や色情報が選択(若しくは指定)したあらゆる点9−1、9−2、9−3、9−4で異なる場合、デジタルカメラ100内の光量、色情報を補正する設定のパラメータを変化させて、ある一点で光量、色情報が一致する設定を導き、この設定状態で、色情報、光量情報判定点のうちいくつかの情報が前回画像と今回画像で所定の誤差範囲に収まる場合、補正完了として画像7、8と共に撮影を促すメッセージ10を表示し、撮影者にシャッターキーを全押しさせる(図5(e))。
【0066】
▲5▼揃った時点でシャッターキー36を操作して撮影を行うと前回の撮影画像と色合い及び光量が統一された被写体1の静止画像が表示される(図5(f))。
【0067】
上記方法により、撮影時の天候などによって変化する色合いや光量による画像の差異を極力抑えることが可能となるので、撮影後に画像を見比べれば観察対象物の時系列における変化を簡単に見出すことができる。
【0068】
なお、前述した第1の実施の形態での輪郭による画像の大きさ及び位置を揃える撮影方法に続けて、本実施例の画像の色合い及び光量の統一を行う撮影方法を実行するように観察撮影モードを構成してもよい。
【0069】
このように構成すれば、観察撮影モードで撮影した前回と今回の撮影画像の大きさ及び位置が揃っているので、動植物等のように、時系列によって大きさが変化する観察対象物を画像内に自動的に見出すことが可能になると共に、撮影時の天候などによって変化する色合いや光量による画像の差異を極力抑えることが可能となるので、撮影後に画像を見比べれば観察対象物の時系列における変化をより簡単に見出すことができる。
【0070】
図6は、観察撮影モードによる撮影時の撮影動作プログラムによる制御部の撮影制御動作例を示すフローチャートであり、図6(a)は制御部20の撮影制御動作、図6(b)はユーザ(撮影者)の操作を示す。以下、図1、図2、図5、図6を基に説明する。
【0071】
撮影者がモード切換えスイッチ31を操作して撮影モードをオンにすると、デジタルカメラ100の制御部20は操作部30から送られる信号によりそれを検知し(ステップT1)、撮影モード開始処理が実行され、光学系11を制御して被写体像(図5(a))を取り込み、信号変換部12、信号処理部13を経てスルー画像を取得し、取得したスルー画像を液晶モニタ画面41にスルー表示(図5(b))するように表示部40を制御する(ステップT2)。
【0072】
撮影モード開始処理中に撮影者が撮影モードボタン38をオンにすると、デジタルカメラ100は操作部30から送られる信号によりそれを検知し(ステップT3)、表示バッファ情報、つまり、スルー画像データをDRAM14に転送する(ステップT4)。
【0073】
制御部20は、DRAM14に記憶されたスルー画像データを加工して液晶モニタ画面41に表示される画像を画面の縦半分の大きさの画像に加工し、DRAM14に保持(一時記憶)する(ステップT5)。
【0074】
次に、前回の撮影画像データ(圧縮画像データ)をフラッシュメモリ50から取り出して再生処理を施し、DRAM14に出力し(ステップT6)、DRAM14に記憶された前回の撮影画像データを加工して液晶モニタ画面41に表示される画像を画面の縦半分の大きさの画像に加工し、DRAM14に保持する(ステップT7)。
【0075】
次に、制御部20は、1/2に加工されたスルー画像及び前回の撮影画像データをDRAM14から取り出して表示バッファ(図示せず)に転送し、表示部40を制御して液晶モニタ画面41の左半分と右半分(又は右半分と左半分)に表示させる(図5(c))(ステップT8)。
【0076】
撮影者が液晶モニタ画面41上のスルー画像及び前回の撮影画像の特定位置数カ所(例えば、図5(d)の符号9−1、9−2、9−3、9−4で示す点)をキー操作で指定すると、制御部20は操作部30から送られる信号によりそれぞれの点の座標を検知し、各点から所定範囲内の色情報および光量情報を検出してDRAM14に記憶する(ステップT9)。
【0077】
次に、液晶モニタ画面41上のスルー画像の光量を前回の撮影画像に合うように変更し(ステップT10)、更に、スルー画像の色合いを前回の撮影画像に合うように変更する(ステップT11)。
【0078】
制御部20は、液晶モニタ画面41上のスルー画像の複数の指定点(図5(c)の例では符号9−1、9−2で示す点)から所定範囲内の色情報及び光量情報がDRAM14に保持されている前回画像の指定点(図5(c)の例では符号9−3、9−4で示す点)の色情報及び光量情報と一致するか否かを調べ、一致する場合にはステップT14に進み、一致しない場合はステップT13に進む(ステップT12)。
【0079】
色情報及び光量情報がどの指定点でも一致しない場合は、デジタルカメラ100内の光量、色情報を補正する設定のパラメータを変化させて、ある一点で光量、色情報が一致する設定を導き、この設定状態で、色情報、光量情報判定点のうちいくつかの情報が前回画像と今回画像で所定の誤差範囲に収まる場合、補正完了とする(ステップT13)。
【0080】
次に、撮影を促すメッセージ10を表示し(図5(e))、撮影を促し(ステップT14)、ユーザがシャッターキー36を全押し(オン)すると、制御部20は操作部30から送られる信号によりシャッター操作による撮影指示を検知し(ステップT15)、撮影処理を行う。つまり、撮影指示時点に表示されていたスルー画像に対応する撮影画像を静止画表示し(図5(f))、記録指示があると信号処理部13に画像圧縮処理を行わせ、フラッシュメモリ50に記録する(ステップT16)。
【0081】
なお、上記図6のフローチャートの説明では、スルー画像データを加工して液晶モニタ画面41に表示される画像の縦半分の画面の大きさの画像に加工し、前回の撮影画像データを加工して液晶モニタ画面41に表示される画の縦半分の画面の大きさの画像に加工して、両画面を液晶モにタ画面41内に並べて表示するように構成した(ステップS5〜S7)が、これに代えて、前回の撮影画像データを液晶モニタ画面41に表示し、スルー画像データを加工して半透明状の透過画像(スルー画像)に加工して、前回の撮影画像データに重畳表示するようにしてもよい。
【0082】
以上、本発明の一実施例について説明したが本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0083】
【発明の効果】
上記説明したように、本発明によれば、動植物等のように、撮影時の天候などによって変化する色合いや光量による画像の差異を極力抑えることが可能となるので、撮影後に画像を見比べれば観察対象物の時系列における変化を簡単に見出すことができる。また、撮影時の天候などによって変化する色合いや光量による画像の差異を極力抑えることが可能となるので、撮影後に画像を見比べれば観察対象物の時系列における変化を簡単に見出すこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子カメラの一実施例の外観を示す図である。
【図2】図1のデジタルカメラの内部構成例を示すブロック図である。
【図3】観察撮影モードによる撮影方法の説明図である。
【図4】観察撮影モードによる撮影時の撮影動作プログラムによる制御部の撮影制御動作例を示すフローチャートである。
【図5】観察撮影モードによる撮影方法の説明図である。
【図6】観察撮影モードによる撮影時の撮影動作プログラムによる制御部の撮影制御動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2、7 スルー画像(今回画像)
3 スルー画像の輪郭(今回画像の輪郭)
5 前回の撮影画像の輪郭(前回画像の輪郭)
6 シンボル(ガイド情報)
8 前回の撮影画像(前回画像)
13 信号処理部(色情報抽出手段)
15 輪郭抽出部(輪郭抽出手段)
100 デジタルカメラ(観察撮影モード付き電子カメラ)
Claims (12)
- 前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する撮影方法であって、
前回画像の輪郭を抽出するステップと、
今回画像の輪郭を抽出するステップと、
前記抽出された今回画像の輪郭及び前回画像の輪郭を同一画面上に表示するステップと、
前記表示されている今回画像の大きさを表示されている前回画像の大きさに揃えるステップと、
前記表示されている今回画像の方向を、表示されている前回画像の方向に揃えさせるシンボルを表示するステップと、
を備えたことを特徴とする撮影方法。 - 前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する撮影方法であって、
今回撮影する際、今回画像及び前回画像を同一画面上に表示するステップと、
表示されている、今回画像の色情報及び前回画像の色情報を抽出するステップと、
表示されている、今回画像の光量情報及び前回画像の光量情報を抽出するステップと、
前記表示されている今回画像の色情報を表示されている前回画像の色情報に統一するように補正するステップと
前記表示されている今回画像の光量情報を表示されている前回画像の光量情報に統一するように補正するステップと、
を備えたことを特徴とする撮影方法。 - 前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する撮影方法であって、
今回撮影する際、今回画像及び前回画像を同一画面上に表示するステップと、表示されている、今回画像の画像情報を抽出するステップと、表示されている、今回画像の画像情報を抽出するステップと、前記表示されている今回画像の画像情報を表示されている前回画像の画像情報に統一するように補正するステップと、を備えたことを特徴とする撮影方法。 - 前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する撮影方法であって、
前回画像の輪郭を抽出するステップと、今回撮影する際、今回画像の輪郭を抽出するステップと、前記抽出された今回画像の輪郭及び前回画像の輪郭を同一画面上に表示するステップと、前記表示されている今回画像の大きさを表示されている前回画像の大きさに揃えるステップと、前記表示されている今回画像の方向を表示されている前回画像の方向に揃えさせるシンボルを表示するステップと、表示されている、今回画像の色情報及び前回画像の色情報を抽出するステップと、表示されている、今回画像の光量情報及び前回画像の光量情報を抽出するステップと、前記表示されている今回画像の色情報を表示されている前回画像の色情報に統一するように補正するステップと、前記表示されている今回画像の光量情報を表示されている前回画像の光量情報に統一するように補正するステップと、を備えたことを特徴とする撮影方法。 - 今回画像及び前回画像を同一画面上に表示するステップは、今回画像と前回画像を同一画面上に並べて表示するステップであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮影方法。
- 今回画像及び前回画像を同一画面上に表示するステップは、今回画像を半透明の透過画像として前回画像に重畳表示するステップであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮影方法。
- 前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する観察撮影モード機能付き電子カメラであって、
今回撮影する際、今回画像の輪郭及び前回画像の輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、
前記輪郭抽出手段によって抽出された今回画像の輪郭及び前回画像の輪郭を同一画面上に表示する表示手段と、
前記表示されている今回画像の大きさを表示されている前回画像の大きさに揃える画像サイズ補正手段と、
前記表示されている今回画像の方向を表示されている前回画像の方向に揃えさせるガイド情報を表示させるガイド表示手段と、
を備えたことを特徴とする観察撮影モード機能付き電子カメラ。 - 前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する観察撮影モード機能付き電子カメラであって、
今回撮影する際、今回画像の輪郭及び前回画像の輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、
前記輪郭抽出手段によって抽出された今回画像の輪郭及び前回画像の輪郭を同一画面上に表示する表示手段と、
前記表示されている今回画像の大きさを表示されている前回画像の大きさに揃える画像サイズ補正手段と、
を備えたことを特徴とする観察撮影モード機能付き電子カメラ。 - 前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する観察撮影モード機能付き電子カメラであって、
今回撮影する際、今回画像及び前回画像を同一画面上に表示する表示手段と、
表示されている、今回画像の色情報及び前回画像の色情報を抽出する色情報抽出手段と、
表示されている、今回画像の光量情報及び前回画像の光量情報を抽出する画像情報抽出手段と、
前記表示されている今回画像の色情報及び光量情報を表示されている前回画像の色情報及び光量情報に統一するように補正する画像情報補正手段と、
を備えたことを特徴とする観察撮影モード機能付き電子カメラ。 - 前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する観察撮影モード機能付き電子カメラにおいて観察撮影モード時に実行可能なプログラムであって、
今回画像の輪郭抽出処理を行うプログラムステップと、
保存メモリから前回画像の画像データを取り出すプログラムステップと、
前記取り出した前回画像の画像データを基に前回画像の輪郭抽出処理を行うプログラムステップと、
抽出された今回画像の輪郭と前回画像の輪郭を同一画面上に表示させるプログラムステップと、
前記表示されている今回画像の大きさを表示されている前回画像の大きさに揃えるプログラムステップと、
前記表示されている今回画像の方向を表示されている前回画像の方向に揃えさせるシンボルを表示させるプログラムステップと、
を備えたことを特徴とするプログラム。 - 前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する観察撮影モード機能付き電子カメラにおいて実行可能なプログラムであって、
観察撮影モードへの切換えを検知するプログラムステップと、
取り込まれた今回画像の画像データを生成させるプログラムステップと、
前記生成された画像データを基に今回画像の輪郭抽出処理を行うプログラムステップと、
保存メモリから前回画像の画像データを取り出すプログラムステップと、
前記取り出した前回画像の画像データを基に前回画像の輪郭抽出処理を行うプログラムステップと、
抽出された今回画像の輪郭と前回画像の輪郭を同一画面上に表示させるプログラムステップと、
前記表示されている今回画像の大きさを表示されている前回画像の大きさに揃えるプログラムステップと、
前記表示されている今回画像の方向を表示されている前回画像の方向に揃えさせるシンボルを表示させるプログラムステップと、
を備えたことを特徴とするプログラム。 - 前回撮影した画像と関連して今回画像を撮影する観察撮影モード機能付き電子カメラにおいて実行可能なプログラムであって、
観察撮影モードへの切換えを検知するプログラムステップと、
取り込まれた今回画像の画像データを生成させるプログラムステップと、
保存メモリから前回の画像データを取り出すプログラムステップと、
今回画像及び前回画像を同一画面上に表示するプログラムステップと、
表示されている、今回画像の色情報及び前回画像の色情報を抽出するプログラムステップと、
表示されている、今回画像の光量情報及び前回画像の光量情報を抽出するプログラムステップと、
前記表示されている今回画像の色情報を表示されている前回画像の色情報に統一するように補正するプログラムステップと、
前記表示されている今回画像の光量情報を表示されている前回画像の光量情報に統一するように補正するステップと、
を備えたことを特徴とするプログラム。
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---|---|---|---|
JP2003188528A JP2005026874A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 撮影方法、観察撮影モード機能付き電子カメラ、及びプログラム |
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JP2003188528A JP2005026874A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 撮影方法、観察撮影モード機能付き電子カメラ、及びプログラム |
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JP (1) | JP2005026874A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006237757A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Casio Comput Co Ltd | デジタルカメラ装置、及びスルー画像表示方法 |
JP2007174548A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Casio Comput Co Ltd | 撮影装置及びプログラム |
-
2003
- 2003-06-30 JP JP2003188528A patent/JP2005026874A/ja not_active Abandoned
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006237757A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Casio Comput Co Ltd | デジタルカメラ装置、及びスルー画像表示方法 |
JP4548144B2 (ja) * | 2005-02-23 | 2010-09-22 | カシオ計算機株式会社 | デジタルカメラ装置、及びスルー画像表示方法 |
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