JP2005025908A - 記録装置、記録方法および情報記録媒体 - Google Patents

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英明 三田
Masafumi Shimotashiro
雅文 下田代
Tatsuji Sakauchi
達司 坂内
Toshiro Tanaka
寿郎 田中
Hideki Ando
秀樹 安藤
Masaki Hirose
正樹 広瀬
Satoshi Yonetani
聡 米谷
Seiji Kawa
誠司 河
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Abstract

【課題】 年輪フォーマットのリアルタイムファイルの再生において不連続点が生じた場合に、その不連続点を解消することが可能な記録装置を提供する。
【解決手段】 記録装置1は、第1のクリップに対応する年輪フォーマットの第1のリアルタイムファイルと第2のクリップに対応する年輪フォーマットの第2のリアルタイムファイルとの少なくとも一方に基づいて、年輪フォーマットのブリッジファイルを生成するブリッジファイル生成部14と、年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体18の所定の位置に記録する記録部16と、年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体18の所定の位置に記録することによって、第1のクリップから第2のクリップへの連続再生が可能であるか否かを判定する判定部12とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録装置、記録方法および情報記録媒体に関する。
従来、ビデオ信号とオーディオ信号とをそれぞれ分割し、分割されたビデオ信号と分割されたオーディオ信号とをインタリーブして記録する技術が知られていた(特許文献1)。
特開平11−88827号公報
しかし、従来の技術では、年輪フォーマットのリアルタイムファイルの再生において不連続点が生じた場合に、どのように対処するかについては開示されていなかった。
本発明は、年輪フォーマットのリアルタイムファイルの再生において不連続点が生じた場合に、その不連続点を解消することが可能な記録装置、記録方法および情報記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の記録装置は、年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体に記録する記録装置であって、第1のクリップに対応する年輪フォーマットの第1のリアルタイムファイルと第2のクリップに対応する年輪フォーマットの第2のリアルタイムファイルとの少なくとも一方に基づいて、年輪フォーマットのブリッジファイルを生成するブリッジファイル生成部と、前記年輪フォーマットのブリッジファイルを前記情報記録媒体の所定の位置に記録する記録部と、前記年輪フォーマットのブリッジファイルを前記情報記録媒体の前記所定の位置に記録することによって、前記第1のクリップから前記第2のクリップへの連続再生が可能であるか否かを判定する判定部とを備えており、これにより上記目的が達成される。
前記第1のクリップから前記第2のクリップへの連続再生が可能であるか否かを判定は、前記年輪フォーマットのブリッジファイルを前記情報記録媒体の前記所定の位置に記録する前に行われてもよい。
前記第1のクリップから前記第2のクリップへの連続再生が可能であるか否かを判定は、前記年輪フォーマットのブリッジファイルを前記情報記録媒体の前記所定の位置に記録した後に行われてもよい。
前記年輪フォーマットの第1のリアルタイムファイルは、第1の補助AVファイルと第1のリアルタイムメタデータファイルと第1のオーディオファイルと第1のビデオファイルとに基づいて生成されたものであり、前記年輪フォーマットの第2のリアルタイムファイルは、第2の補助AVファイルと第2のリアルタイムメタデータファイルと第2のオーディオファイルと第2のビデオファイルとに基づいて生成されたものであり、前記ブリッジファイル生成部は、前記第1の補助AVファイルと前記第2の補助AVファイルとの少なくとも一方に基づいて、補助AVブリッジファイルを生成する手段と、前記補助AVブリッジファイルを複数の補助AV・エレメントに分割する手段と、前記第1のリアルタイムメタデータファイルと前記第2のリアルタイムメタデータファイルとの少なくとも一方に基づいて、リアルタイムメタデータブリッジファイルを生成する手段と、前記リアルタイムメタデータブリッジファイルを複数のリアルタイムメタデータ・エレメントに分割する手段と、前記第1のオーディオファイルと前記第2のオーディオファイルとの少なくとも一方に基づいて、オーディオブリッジファイルを生成する手段と、前記オーディオブリッジファイルを複数のオーディオ・エレメントに分割する手段と、前記第1のビデオファイルと前記第2のビデオファイルとの少なくとも一方に基づいて、ビデオブリッジファイルを生成する手段と、前記ビデオブリッジファイルを複数のビデオ・エレメントに分割する手段と、前記複数の補助AV・エレメントと前記複数のリアルタイムメタデータ・エレメントと前記複数のオーディオ・エレメントと前記複数のビデオ・エレメントとを年輪単位に配列する手段とを含んでいてもよい。
前記年輪フォーマットのブリッジファイルは、少なくとも1つのボディ年輪を含み、前記年輪単位に配列する手段は、前記少なくとも1つのボディ年輪のうち先頭のボディ年輪に含まれるビデオ・エレメントの先頭の再生時刻と前記先頭のボディ年輪に含まれるオーディオ・エレメントの先頭の再生時刻とが一致するように、前記複数のビデオ・エレメントと前記複数のオーディオ・エレメントとを配列してもよい。
前記ビデオ・エレメントは、少なくとも1つのビデオフレームを含み、前記年輪単位に配列する手段は、前記先頭のボディ年輪に含まれるビデオ・エレメントの先頭ビデオフレームの再生時刻と前記先頭のボディ年輪に含まれるオーディオ・エレメントの先頭の再生時刻とが一致するように、前記複数のビデオ・エレメントと前記複数のオーディオ・エレメントとを配列してもよい。
前記第2のビデオファイルは、少なくとも1つのGOPを含み、前記第2のクリップの編集点は、前記第2のビデオファイルに含まれる前記少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にあり、前記ビデオブリッジファイルを生成する手段は、前記第2のビデオファイルに含まれる前記特定のGOPの先頭から前記編集点までのビデオデータに対応するプリデコードデータを生成し、前記編集点から前記第2のビデオファイルに含まれる前記特定のGOPの終端までのビデオデータを含むビデオデータをコピーし、前記コピーされたビデオデータの先頭に前記プリデコードデータを結合することにより、前記ビデオブリッジファイルを生成してもよい。
前記第1のビデオファイルは、少なくとも1つのGOPを含み、前記第1のクリップの編集点は、前記第1のビデオファイルに含まれる前記少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にあり、前記第2のビデオファイルは、少なくとも1つのGOPを含み、前記第2のクリップの編集点は、前記第2のビデオファイルに含まれる前記少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にあり、前記ビデオブリッジファイルを生成する手段は、前記第1のビデオファイルに含まれる前記特定のGOPの先頭から前記編集点までのビデオデータを含むビデオデータをコピーし、前記第2のビデオファイルに含まれる前記特定のGOPの先頭から前記編集点までのビデオデータに対応するプリデコードデータを生成し、前記コピーされたビデオデータの終端に前記プリデコードデータを結合することにより、前記ビデオブリッジファイルを生成してもよい。
前記ビデオ・エレメントは、少なくとも1つのビデオフレームを含み、前記オーディオブリッジファイルを生成する手段は、前記第1のオーディオファイルに含まれるオーディオデータのうち、ビデオフレーム境界に一致する点から編集点までのオーディオデータをコピーし、前記第2のオーディオファイルに含まれるオーディオデータのうち、前記編集点からビデオフレーム境界に一致する点までのオーディオデータをコピーし、前記第1のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータに前記第2のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータを結合することにより、前記オーディオブリッジファイルを生成し、前記オーディオブリッジファイルのオーディオデータに対して前記編集点においてミュート処理を行ってもよい。
前記第1のオーディオファイルは、N個のチャンネルにそれぞれ対応するN個のオーディオデータを含み、前記第2のオーディオファイルは、N個のチャンネルにそれぞれ対応するN個のオーディオデータを含み、前記オーディオブリッジファイルを生成する手段は、前記第1のオーディオファイルに含まれるN個のオーディオデータのうち、Nチャンネルに対応するオーディオデータをビデオフレーム境界に一致する点から編集点までコピーし、前記第2のオーディオファイルにNチャンネルに対応するオーディオデータが含まれているか否かを判定し、前記第2のオーディオファイルにNチャンネルに対応するオーディオデータが含まれていると判定された場合には、前記第2のオーディオファイルに含まれるN個のオーディオデータのうち、Nチャンネルに対応するオーディオデータを編集点からビデオフレーム境界に一致する点までコピーし、前記第1のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータに前記第2のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータを結合することにより、Nチャンネルに対応するブリッジデータを生成し、前記第2のオーディオファイルにNチャンネルに対応するオーディオデータが含まれていないと判定された場合には、Nチャンネルに対応するミュートデータを編集点からビデオフレーム境界に一致する点まで生成し、前記第1のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータに前記ミュートデータを結合することにより、Nチャンネルに対応するブリッジデータを生成し、Nチャンネルは、N個のチャンネルのうちの任意のチャンネルであり、N、Nは1以上の任意の整数であってもよい。
前記オーディオブリッジファイルを生成する手段は、前記オーディオブリッジファイルへのイン点およびアウト点が前記オーディオデータの編集点と一致しないように、前記オーディオブリッジファイルを生成してもよい。
本発明の記録方法は、年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体に記録する記録方法であって、第1のクリップに対応する年輪フォーマットの第1のリアルタイムファイルと第2のクリップに対応する年輪フォーマットの第2のリアルタイムファイルとの少なくとも一方に基づいて、年輪フォーマットのブリッジファイルを生成するステップと、前記年輪フォーマットのブリッジファイルを前記情報記録媒体の所定の位置に記録するステップと、前記年輪フォーマットのブリッジファイルを前記情報記録媒体の前記所定の位置に記録することによって、前記第1のクリップから前記第2のクリップへの連続再生が可能であるか否かを判定するステップとを包含し、これにより上記目的が達成される。
前記第1のクリップから前記第2のクリップへの連続再生が可能であるか否かを判定は、前記年輪フォーマットのブリッジファイルを前記情報記録媒体の前記所定の位置に記録する前に行われてもよい。
前記第1のクリップから前記第2のクリップへの連続再生が可能であるか否かを判定は、前記年輪フォーマットのブリッジファイルを前記情報記録媒体の前記所定の位置に記録した後に行われてもよい。
前記年輪フォーマットの第1のリアルタイムファイルは、第1の補助AVファイルと第1のリアルタイムメタデータファイルと第1のオーディオファイルと第1のビデオファイルとに基づいて生成されたものであり、前記年輪フォーマットの第2のリアルタイムファイルは、第2の補助AVファイルと第2のリアルタイムメタデータファイルと第2のオーディオファイルと第2のビデオファイルとに基づいて生成されたものであり、前記年輪フォーマットのブリッジファイルを生成するステップは、前記第1の補助AVファイルと前記第2の補助AVファイルとの少なくとも一方に基づいて、補助AVブリッジファイルを生成するステップと、前記補助AVブリッジファイルを複数の補助AV・エレメントに分割するステップと、前記第1のリアルタイムメタデータファイルと前記第2のリアルタイムメタデータファイルとの少なくとも一方に基づいて、リアルタイムメタデータブリッジファイルを生成するステップと、前記リアルタイムメタデータブリッジファイルを複数のリアルタイムメタデータ・エレメントに分割するステップと、前記第1のオーディオファイルと前記第2のオーディオファイルとの少なくとも一方に基づいて、オーディオブリッジファイルを生成するステップと、前記オーディオブリッジファイルを複数のオーディオ・エレメントに分割するステップと、前記第1のビデオファイルと前記第2のビデオファイルとの少なくとも一方に基づいて、ビデオブリッジファイルを生成するステップと、前記ビデオブリッジファイルを複数のビデオ・エレメントに分割するステップと、前記複数の補助AV・エレメントと前記複数のリアルタイムメタデータ・エレメントと前記複数のオーディオ・エレメントと前記複数のビデオ・エレメントとを年輪単位に配列するステップとを包含してもよい。
前記年輪フォーマットのブリッジファイルは、少なくとも1つのボディ年輪を含み、前記年輪単位に配列するステップは、前記少なくとも1つのボディ年輪のうち先頭のボディ年輪に含まれるビデオ・エレメントの先頭の再生時刻と前記先頭のボディ年輪に含まれるオーディオ・エレメントの先頭の再生時刻とが一致するように、前記複数のビデオ・エレメントと前記複数のオーディオ・エレメントとを配列するステップを包含してもよい。
前記ビデオ・エレメントは、少なくとも1つのビデオフレームを含み、前記年輪単位に配列するステップは、前記先頭のボディ年輪に含まれるビデオ・エレメントの先頭ビデオフレームの再生時刻と前記先頭のボディ年輪に含まれるオーディオ・エレメントの先頭の再生時刻とが一致するように、前記複数のビデオ・エレメントと前記複数のオーディオ・エレメントとを配列するステップを包含してもよい。
前記第2のビデオファイルは、少なくとも1つのGOPを含み、前記第2のクリップの編集点は、前記第2のビデオファイルに含まれる前記少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にあり、前記ビデオブリッジファイルを生成するステップは、前記第2のビデオファイルに含まれる前記特定のGOPの先頭から前記編集点までのビデオデータに対応するプリデコードデータを生成するステップと、前記編集点から前記第2のビデオファイルに含まれる前記特定のGOPの終端までのビデオデータを含むビデオデータをコピーするステップと、前記コピーされたビデオデータの先頭に前記プリデコードデータを結合することにより、前記ビデオブリッジファイルを生成するステップとを包含してもよい。
前記第1のビデオファイルは、少なくとも1つのGOPを含み、前記第1のクリップの編集点は、前記第1のビデオファイルに含まれる前記少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にあり、前記第2のビデオファイルは、少なくとも1つのGOPを含み、前記第2のクリップの編集点は、前記第2のビデオファイルに含まれる前記少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にあり、前記ビデオブリッジファイルを生成するステップは、前記第1のビデオファイルに含まれる前記特定のGOPの先頭から前記編集点までのビデオデータを含むビデオデータをコピーするステップと、前記第2のビデオファイルに含まれる前記特定のGOPの先頭から前記編集点までのビデオデータに対応するプリデコードデータを生成するステップと、前記コピーされたビデオデータの終端に前記プリデコードデータを結合することにより、前記ビデオブリッジファイルを生成するステップとを包含してもよい。
前記ビデオ・エレメントは、少なくとも1つのビデオフレームを含み、前記オーディオブリッジファイルを生成するステップは、前記第1のオーディオファイルに含まれるオーディオデータのうち、ビデオフレーム境界に一致する点から編集点までのオーディオデータをコピーするステップと、前記第2のオーディオファイルに含まれるオーディオデータのうち、前記編集点からビデオフレーム境界に一致する点までのオーディオデータをコピーするステップと、前記第1のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータに前記第2のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータを結合することにより、前記オーディオブリッジファイルを生成するステップと、前記オーディオブリッジファイルのオーディオデータに対して前記編集点においてミュート処理を行うステップとを包含してもよい。
前記第1のオーディオファイルは、N個のチャンネルにそれぞれ対応するN個のオーディオデータを含み、前記第2のオーディオファイルは、N個のチャンネルにそれぞれ対応するN個のオーディオデータを含み、前記オーディオブリッジファイルを生成するステップは、前記第1のオーディオファイルに含まれるN個のオーディオデータのうち、Nチャンネルに対応するオーディオデータをビデオフレーム境界に一致する点から編集点までコピーするステップと、前記第2のオーディオファイルにNチャンネルに対応するオーディオデータが含まれているか否かを判定するステップと、前記第2のオーディオファイルにNチャンネルに対応するオーディオデータが含まれていると判定された場合には、前記第2のオーディオファイルに含まれるN個のオーディオデータのうち、Nチャンネルに対応するオーディオデータを編集点からビデオフレーム境界に一致する点までコピーし、前記第1のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータに前記第2のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータを結合することにより、Nチャンネルに対応するブリッジデータを生成するステップと、前記第2のオーディオファイルにNチャンネルに対応するオーディオデータが含まれていないと判定された場合には、Nチャンネルに対応するミュートデータを編集点からビデオフレーム境界に一致する点まで生成し、前記第1のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータに前記ミュートデータを結合することにより、Nチャンネルに対応するブリッジデータを生成するステップとを包含し、Nチャンネルは、N個のチャンネルのうちの任意のチャンネルであり、N、Nは1以上の任意の整数であってもよい。
前記オーディオブリッジファイルを生成するステップは、前記オーディオブリッジファイルへのイン点およびアウト点が前記オーディオデータの編集点と一致しないように、前記オーディオブリッジファイルを生成するステップを包含してもよい。
本発明の情報記録媒体は、年輪フォーマットのブリッジファイルが記録された情報記録媒体であって、前記年輪フォーマットのブリッジファイルは、少なくとも1つのボディ年輪を含み、前記少なくとも1つのボディ年輪のそれぞれでは、補助AV・エレメントと、リアルタイムメタデータ・エレメントと、オーディオ・エレメントと、ビデオ・エレメントとがインタリーブされており、これにより上記目的が達成される。
本発明によれば、年輪フォーマットのブリッジファイルが生成され、情報記録媒体の所定の位置に記録される。年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体の所定の位置に記録することによって、第1のクリップから第2のクリップへの連続再生が可能であるか否かが判定される。これにより、第1のクリップから第2のクリップへの連続再生を可能とすることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
0.用語の定義
はじめに、本明細書で用いる用語を定義する。
(1)「リアルタイムファイル」(real−time file)
「リアルタイムファイル」とは、ビデオファイル(Video file)、オーディオファイル(Audio file)、補助AVファイル(Sub−Stream AV file)、リアルタイムメタデータファイル(Real time Metadata file)のいずれかをいう。
ビデオファイルとは、ビデオデータを含むファイルをいう。
オーディオファイルとは、オーディオデータを含むファイルをいう。
補助AVファイルとは、補助AVデータを含むファイルをいう。補助AVデータとは、ビデオデータの圧縮率より高い圧縮率で圧縮されたビデオデータおよびオーディオデータをいう。
リアルタイムメタデータファイルとは、リアルタイムメタデータを含むファイルをいう。リアルタイムメタデータとは、クリップの付加情報(例えば、タイムコード、UMID)を示すデータをいう。UMIDについては後述する。
(2)「クリップ」(clip)
「クリップ」とは、少なくとも2種類のリアルタイムファイルを集めたものをいう。1つのクリップに対応するリアルタイムファイルは、同一のクリップディレクトリの下に生成される。
(3)「年輪フォーマット」(Annulus format)
「年輪フォーマット」とは、複数のファイルのそれぞれを複数のエレメントに分割し、これらのエレメントを「年輪」(Annulus)を1単位として配列することによって得られるフォーマットをいう。
(4)「年輪」(Annulus)
「年輪」とは、年輪フォーマットの1単位をいう。「年輪」には、「ボディ年輪」(Body Annulus)、「ヘッダ年輪」(Header Annulus)、「フッタ年輪」(Footer Annulus)という3つのタイプがある。
(5)「ブリッジファイル」(Bridge file)
「ブリッジファイル」とは、補助AVブリッジファイル(Sub−Stream AV Bridge file)、リアルタイムメタデータブリッジファイル(Real time Metadata Bridge file)、ビデオブリッジファイル(Video Bridge file)、オーディオブリッジファイル(Audio Bridge file)のいずれかをいう。
補助AVブリッジファイルとは、補助AVデータの再生の不連続点を補うためのファイルをいう。
リアルタイムメタデータブリッジファイルとは、リアルタイムメタデータの再生の不連続点を補うためのファイルをいう。
オーディオブリッジファイルとは、オーディオデータの再生の不連続点を補うためのファイルをいう。
ビデオブリッジファイルとは、ビデオデータの再生の不連続点を補うためのファイルをいう。
1.記録装置の構成
図1は、本発明の実施の形態の記録装置1の構成の一例を示す。
記録装置1は、連続再生が可能であるか否かを判定する判定部12と、年輪フォーマットのブリッジファイルを生成するブリッジファイル生成部14と、年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体18に記録する記録部16とを含む。
情報記録媒体18としては、情報を記録することが可能な任意のタイプの媒体が使用され得る。情報記録媒体18は、例えば、ブルーレイディスクなどの光ディスクである。
判定部12は、エディットリストを受け取り、エディットリストに従った連続再生が可能であるか否かを判定する。例えば、エディットリストがクリップAからクリップBへの連続再生を指示している場合には、判定部12は情報記録媒体18からクリップAに対応するリアルタイムファイルの配置情報とクリップBに対応するリアルタイムファイルの配置情報とを読み出し、これらの配置情報に基づいてクリップAからクリップBへの連続再生が可能であるか否かを判定する。これらの配置情報は、例えば、情報記録媒体18上のファイルシステム管理情報領域に記録されている。クリップAからクリップBへの連続再生が可能か否かの判定は、例えば、連続再生条件が満たされているか否かを判定することによって行われる。連続再生条件については後述される。
例えば、クリップAは、カメラで撮影された映像の1シーンに関連するリアルタイムファイル(例えば、ビデオファイル、オーディオファイル、補助AVファイル、リアルタイムメタデータ)の組である。例えば、クリップBは、カメラで撮影された映像の他の1つのシーンに関連するリアルタイムファイル(例えば、ビデオファイル、オーディオファイル、補助AVファイル、リアルタイムメタデータ)の組である。映像の1シーンとは、例えば、カメラの録画ボタンが押されてからその録画ボタンが押されなくなるまでの期間に撮影された一連の映像をいう。
図2Aは、リアルタイムファイルのうち、ビデオファイル、オーディオファイル、補助AVファイルのフォーマットを示す。図2Aに示されるフォーマットは、MXF(Material Exchange Format)と呼ばれる。
図2Aに示されるように、MXFのファイルは、MXFファイルヘッダと、MXFファイルボディと、MXFファイルフッタとから構成されている。MXFファイルヘッダと、MXFファイルボディと、MXFファイルフッタは、それぞれ、65536バイトに整列されている。
図2Bは、リアルタイムファイルのうち、リアルタイムメタデータファイルのフォーマットを示す。図2Bに示されるフォーマットは、BiMファイルと呼ばれる。BiMファイルのフォーマットは、MPEG−7で採用されている「ISO/IEC FDIS 15938−1」という規格において定義されている。
図2Bに示されるように、BiMファイルは、BiMファイルヘッダと、BiMファイルボディとから構成されている(BiMファイルフッタは存在しない)。
図2Cは、年輪フォーマットのリアルタイムファイルのデータレイアウトを示す。年輪フォーマットのリアルタイムファイルは、図2Cに示されるデータレイアウトに従って情報記録媒体18に記録される。
年輪フォーマットのリアルタイムファイルは、補助AVファイルを複数の補助AV・エレメント(Sub−Stream AV Elements)に分割し、リアルタイムメタデータファイルを複数のリアルタイムメタデータ・エレメント(Realtime Metadata Elements)に分割し、複数のオーディオファイルを複数のオーディオ・エレメント(Audio Elements)に分割し、ビデオファイルを複数のビデオ・エレメント(Video
Elements)に分割し、これらのエレメントを年輪を1単位として配列することによって得られる。
年輪フォーマットのリアルタイムファイルは、少なくとも1つのボディ年輪と、ヘッダ年輪と、フッタ年輪とを含む。
ボディ年輪のそれぞれでは、MXFファイルボディの補助AV・エレメントと、MXFファイルボディの1チャンネルあたりのオーディオ・エレメントと、MXFファイルボディのビデオ・エレメントと、BiMファイルボディのリアルタイムメタデータ・エレメントとがインタリーブされている。
ヘッダ年輪では、MXFファイルヘッダの補助AV・エレメントと、MXFファイルヘッダの1チャンネルあたりのオーディオ・エレメントと、MXFファイルヘッダのビデオ・エレメントと、BiMファイルヘッダのリアルタイムメタデータ・エレメントとがインタリーブされている。
フッタ年輪では、MXFファイルフッタの補助AV・エレメントと、MXFファイルフッタの1チャンネルあたりのオーディオ・エレメントと、MXFファイルフッタのビデオ・エレメントとがインタリーブされている。
図2Cにおいて、SEは補助AV・エレメントを示し、REはリアルタイムメタデータ・エレメントを示し、RAは再配置領域(Re−allocation
Area)を示し、AEはオーディオ・エレメントを示し、VEはビデオ・エレメントを示し、SAはシフト領域(Shifting Area)を示す。
年輪の初期アロケーションでは、1つの年輪には、1個の補助AV・エレメントと、0個または1個のリアルタイムメタデータ・エレメントと、0個または1個の再配置領域と、4個または8個のオーディオ・エレメントと、1個のビデオ・エレメントと、0個または1個のシフト領域とが、この順番で連続的にアロケートされる。オーディオ・エレメントは、チャンネルの番号の順にアロケートされる。
各年輪は、ECCブロックの先頭セクタから開始する。各エレメントは、ECCブロックの境界から開始し、ECCブロックの境界で終了する。図2Cでは、ECCブロックの境界は▲で示されている。
図1を再び参照して、判定部12がエディットリストに従った連続再生が可能でないと判定した場合には、判定部12は、ブリッジファイル生成部14にブリッジファイルの生成を指示する。
ブリッジファイル生成部14は、エディットリストに従った連続再生が可能となるように、年輪フォーマットのブリッジファイルを生成する。例えば、エディットリストがクリップAからクリップBへの連続再生を指示している場合には、ブリッジファイル生成部14は、クリップAに対応する年輪フォーマットのリアルタイムファイルとクリップBに対応する年輪フォーマットのリアルタイムファイルとの少なくとも一方に基づいて、年輪フォーマットのブリッジファイルを生成する。
図3は、ブリッジファイル生成部14によって実行される処理の手順を示す。
クリップAに対応する年輪フォーマットのリアルタイムファイルは、補助AVファイルAとリアルタイムメタデータファイルAとオーディオファイルAとビデオファイルAとに基づいて生成され、図2Cに示されるデータレイアウトに従って情報記録媒体18に記録されているものとする。
クリップBに対応する年輪フォーマットのリアルタイムファイルは、補助AVファイルBとリアルタイムメタデータファイルBとオーディオファイルBとビデオファイルBとに基づいて生成され、図2Cに示されるデータレイアウトに従って情報記録媒体18に記録されているものとする。
ステップ31では、ブリッジファイル生成部14は、補助AVファイルAと補助AVファイルBとの少なくとも一方に基づいて、補助AVブリッジファイルを生成する。
ステップ32では、ブリッジファイル生成部14は、ステップ31において生成された補助AVブリッジファイルを複数の補助AV・エレメントに分割する。ここで、補助AVブリッジファイルを分割する際に使用される分割ルールは、補助AVファイルを分割する際に使用される分割ルールと同一である。
ステップ33では、ブリッジファイル生成部14は、リアルタイムメタデータファイルAとリアルタイムメタデータファイルBとの少なくとも一方に基づいて、リアルタイムメタデータブリッジファイルを生成する。
ステップ34では、ブリッジファイル生成部14は、ステップ33において生成されたリアルタイムメタデータブリッジファイルを複数のリアルタイムメタデータ・エレメントに分割する。ここで、リアルタイムメタデータブリッジファイルを分割する際に使用される分割ルールは、リアルタイムメタデータファイルを分割する際に使用される分割ルールと同一である。
ステップ35では、ブリッジファイル生成部14は、オーディオファイルAとオーディオファイルBとの少なくとも一方に基づいて、オーディオブリッジファイルを生成する。
ステップ36では、ブリッジファイル生成部14は、ステップ35において生成されたオーディオブリッジファイルを複数のオーディオ・エレメントに分割する。ここで、オーディオブリッジファイルを分割する際に使用される分割ルールは、オーディオファイルを分割する際に使用される分割ルールと同一である。
ステップ37では、ブリッジファイル生成部14は、ビデオファイルAとビデオファイルBとの少なくとも一方に基づいて、ビデオブリッジファイルを生成する。
ステップ38では、ブリッジファイル生成部14は、ステップ37において生成されたビデオブリッジファイルを複数のビデオ・エレメントに分割する。ここで、ビデオブリッジファイルを分割する際に使用される分割ルールは、ビデオファイルを分割する際に使用される分割ルールと同一である。
ステップ39では、ブリッジファイル生成部14は、複数の補助AV・エレメントと複数のリアルタイムメタデータ・エレメントと複数のオーディオ・エレメントと複数のビデオ・エレメントとを年輪単位に配列する。
このように、ブリッジファイル生成部14が図3に示されるステップ31〜39を実行することにより、年輪フォーマットのブリッジファイルが生成されることになる。年輪フォーマットのブリッジファイルは、記録部16によって情報記録媒体18に記録される。
図4は、年輪フォーマットのブリッジファイルのデータレイアウトを示す。年輪フォーマットのブリッジファイルは、図4に示されるデータレイアウトに従って情報記録媒体18に記録される。
年輪フォーマットのブリッジファイルは、少なくとも1つのボディ年輪を含む。ボディ年輪のそれぞれでは、補助AV・エレメントと、リアルタイムメタデータ・エレメントと、オーディオ・エレメントと、ビデオ・エレメントとがインタリーブされている。
図4において、SSは補助AV・エレメントを示し、RMはリアルタイムメタデータ・エレメントを示し、RAは再配置領域を示し、AUはオーディオ・エレメントを示し、VEはビデオ・エレメントを示し、SAはシフト領域を示す。
複数のビデオ・エレメントと複数のオーディオ・エレメントとは、先頭のボディ年輪に含まれるビデオ・エレメントの先頭の再生時刻と先頭のボディ年輪に含まれるオーディオ・エレメントの先頭の再生時刻とが一致するように配列される。このような配列は、ブリッジファイル生成部14によって行われる(図3のステップ39)。このような配列を実現するためには、例えば、ビデオブリッジファイルの先頭の再生時刻とオーディオブリッジファイルの先頭の再生時刻とが一致するようにビデオブリッジファイルとオーディオブリッジファイルとを生成し、ビデオブリッジファイルの先頭から切り出したビデオ・エレメントとオーディオブリッジファイルの先頭から切り出したオーディオ・エレメントとを先頭のボディ年輪に配列するようにすればよい。
このように、ビデオ・エレメントの先頭の再生時刻とオーディオ・エレメントの先頭の再生時刻とが一致するようにブリッジファイルを生成しておくことにより、ブリッジファイルの再生時に、ビデオ・エレメントの再生とオーディオ・エレメントの再生とを同期させるためのタイミング情報をブリッジファイル以外のファイルから取得する必要がない。ブリッジファイルのみを参照することにより、ビデオ・エレメントとオーディオ・エレメントとを同期させることができるからである。
なお、複数のビデオ・エレメントのそれぞれが、少なくとも1つのビデオフレームを含んでいる場合には、先頭のボディ年輪に含まれるビデオ・エレメントの先頭ビデオフレームの再生時刻と先頭のボディ年輪に含まれるオーディオ・エレメントの先頭の再生時刻とが一致するように、複数のビデオ・エレメントと複数のオーディオ・エレメントとを配列するようにすればよい。
図5は、年輪フォーマットのブリッジファイルが情報記録媒体18に記録されている状態を示す。図5に示される例は、クリップAからクリップBへの連続再生が可能でないと判定されたために、年輪フォーマットのブリッジファイルが生成され、情報記録媒体18に記録された場合を示す。
図5において、参照番号51は、クリップAに対応する年輪フォーマットのリアルタイムファイルが記録されている位置を示す。クリップAに対応する年輪フォーマットのリアルタイムファイルは、情報記録媒体18の中心から半径方向の距離がR1の位置に記録されている。
図5において、参照番号52は、クリップBに対応する年輪フォーマットのリアルタイムファイルが記録されている位置を示す。クリップBに対応する年輪フォーマットのリアルタイムファイルは、情報記録媒体18の中心から半径方向の距離がR2の位置に記録されている。
図5において、参照番号53は、年輪フォーマットのブリッジファイルが記録されている位置を示す。年輪フォーマットのブリッジファイルは、情報記録媒体18の中心から半径方向の距離がR3(R2<R3<R1)の位置に記録されている。例えば、R3=(R1+R2)/2である。
年輪フォーマットのブリッジファイルを記録すべき位置に空き領域がない場合には、その近傍の空き領域に年輪フォーマットのブリッジファイルを記録するようにしてもよいし、年輪フォーマットのブリッジファイルの大きさを増大させるようにしてもよい。
このように、年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体18の所定の位置に記録することによって、クリップAからブリッジファイルを経由してクリップBを再生することにより、クリップAからクリップBへの連続再生を可能とすることができる。
クリップAからブリッジファイルを経由してクリップBを再生することによって、クリップAからクリップBへの連続再生が可能であるか否かの判定は、年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体18に記録する前に行われてもよいし、年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体18に記録した後に行われてもよい。このような判定は、判定部12によって行われる。
年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体18に記録する前にクリップAからクリップBへの連続再生が可能であるか否かの判定を行う場合には、年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体18の所定の位置に配置したと仮定して、クリップAからブリッジファイルを経由してクリップBを再生したと仮定した場合に連続再生条件が満たされるか否かを判定するようにすればよい。このような判定は、判定部12によって行われる。判定部12によって連続再生条件が満たされたと判定された場合には、記録部16によって年輪フォーマットのブリッジファイルが情報記録媒体18の所定の位置に記録される。判定部12によって連続再生条件が満たされないと判定された場合には、例えば、年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体18の別の位置に再配置したと仮定して、連続再生条件が満たされるか否かを再度判定するようにすればよい。
年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体18に記録した後にクリップAからクリップBへの連続再生が可能であるか否かの判定を行う場合には、年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体18の所定の位置に記録した後に、クリップAからブリッジファイルを経由してクリップBを再生して連続再生条件が満たされるか否かを判定するようにすればよい。このような判定は、判定部12によって行われる。判定部12によって連続再生条件が満たされないと判定された場合には、例えば、情報記録媒体18に記録された年輪フォーマットのブリッジファイルを削除して、年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体18の別の位置に記録するようにすればよい。
2.ブリッジファイルの生成
ブリッジファイルは、連続再生条件が満たされないと判定された場合に生成される。連続再生条件が満たされるか否かは、3種類のリアルタイムファイル(すなわち、ビデオファイル、オーディオファイルおよびリアルタイムメタデータファイル)のそれぞれについて判定される。3種類のリアルタイムファイルのうちの少なくとも1つについて、連続再生条件が満たされないと判定された場合には、4種類のブリッジファイル(すなわち、補助AVブリッジファイル、リアルタイムメタデータブリッジファイル、オーディオブリッジファイルおよびビデオブリッジファイル)が生成される。
なお、補助AVファイルについては連続再生条件が満たされるか否かを判定する必要がない。補助AVファイルの性質上、補助AVファイルについての連続再生条件は常に満たされていることが明らかだからである。
以下、2.1〜2.4では、個別のブリッジファイルをどのように生成するかについて説明する。
2.1 補助AVブリッジファイルの生成
図6は、補助AVブリッジファイルの生成処理の一例を示す。
この例では、エディットリストはクリップA→クリップB→クリップAの連続再生を指示している。この例では、補助AVブリッジファイルCは、補助AVファイル(クリップA)と補助AVファイル(クリップB)とに基づいて生成される。このような生成は、ブリッジファイル生成部14によって行われる(図3のステップ31)。
この例では、補助AVブリッジファイルCは、3つのCPから構成されている。ここで、CPとは、”コンテント・パッケージ”(Content Package)の略称である。CPは、補助AV・エレメントと等価である。
補助AVブリッジファイルCの3つのCPのそれぞれは、図6に示されるように、エディットリストの編集点P1、P2の前後において、補助AVファイル(クリップA)の補助AVデータと補助AVファイル(クリップB)の補助AVデータとをデコードおよび再エンコードすることによって生成される。
また、補助AVファイルに対応するビデオファイルおよびオーディオファイルのデータをエンコードすることによって補助AVブリッジファイルCを生成するようにしてもよい。この場合、再エンコードによる画質の劣化を避けることができる。
補助AVブリッジファイルCの再生タイミングは、プレイリストに示される。プレイリストは、ブリッジファイル生成部14から出力される。
2.2 リアルタイムメタデータブリッジファイルの生成
リアルタイムメタデータブリッジファイルは、ビデオフレームに同期するデータをコピーすることによって生成される。リアルタイムメタデータファイルのデータは、1フレームあたり6144バイトに整列されているからである。
2.3 オーディオブリッジファイルの生成
図7Aは、オーディオブリッジファイルの生成処理の一例を示す。
この例では、エディットリストはクリップA→クリップB→クリップAの連続再生を指示している。この例では、オーディオブリッジファイルCは、オーディオファイル(クリップA)とオーディオファイル(クリップB)とに基づいて生成される。このような生成は、ブリッジファイル生成部14によって行われる(図3のステップ35)。
この例では、オーディオブリッジファイルCは、3つの部分から構成されている(#1〜#3)。
オーディオブリッジファイルCの3つ部分のうち1番目の部分(#1)は、オーディオファイル(クリップA)に含まれるオーディオデータのうち、ビデオフレーム境界に一致する点から編集点P1までのオーディオデータをコピーすることによって得られる。
オーディオブリッジファイルCの3つ部分のうち2番目の部分(#2)は、オーディオファイル(クリップB)に含まれるオーディオデータのうち、編集点P1から編集点P2までのオーディオデータをコピーすることによって得られる。
オーディオブリッジファイルCの3つ部分のうち3番目の部分(#3)は、オーディオファイル(クリップA)に含まれるオーディオデータのうち、編集点P2からビデオフレーム境界に一致する点までのオーディオデータをコピーすることによって得られる。
コピーされた3つのオーディオデータを結合することにより、オーディオブリッジファイルCが生成される。
このように、オーディオブリッジファイルCは、オーディオブリッジファイルCの先頭および終端(オーディオブリッジファイルCへのイン点およびアウト点)がオーディオデータの編集点と一致しないように生成される。
さらに、オーディオブリッジファイルCのオーディオデータに対して編集点においてミュート処理が行われる。このようなミュート処理は、例えば、オーディオブリッジファイルCを生成する際にブリッジファイル生成部14によって行われる(図3のステップ35)。ミュート処理は、例えば、オーディオデータの振幅を低減することにより達成され得る。
このように、オーディオデータの編集点に対してミュート処理を行うことにより、オーディオデータのつなぎ目でノイズが発生することを抑制または防止することができる。さらに、オーディオブリッジファイルCへのイン点およびアウト点とオーディオデータの編集点とを一致させないことにより、オーディオブリッジファイルCでのミュート処理を行わなくても、オーディオデータの編集点でのみ的確にミュート処理を行うことが可能になる。
編集点P1、P2は、いずれも、ビデオフレーム境界に一致する点である。図7Aにおいて、▲はビデオフレーム境界に一致する点を示す。□はオーディオデータに対してミュート処理を行う点を示す。
なお、エディットリストがクリップA→クリップBの連続再生を指示している場合には、オーディオファイル(クリップA)に含まれるオーディオデータのうち、ビデオフレーム境界に一致する点から編集点までのオーディオデータをコピーし、オーディオファイル(クリップB)に含まれるオーディオデータのうち、編集点からビデオフレーム境界に一致する点までのオーディオデータをコピーし、コピーされた2つのオーディオデータを結合することにより、オーディオブリッジファイルCを生成するようにしてもよい。
オーディオブリッジファイルCの再生タイミングは、プレイリストに示される。プレイリストは、ブリッジファイル生成部14から出力される。
図7Bは、オーディオブリッジファイルの生成処理の他の一例を示す。
この例では、オーディオファイル(クリップA)は、4つのチャンネル(CH1、CH2、CH3、CH4)にそれぞれ対応する4つのオーディオデータを含んでおり、オーディオファイル(クリップB)は2つのチャンネル(CH1、CH2)にそれぞれ対応する2つのオーディオデータを含んでいる。
この例では、エディットリストはクリップA→クリップBの連続再生を指示している。この例では、オーディオブリッジファイルCは、オーディオファイル(クリップA)とオーディオファイル(クリップB)とに基づいて生成される。このような生成は、ブリッジファイル生成部14によって行われる(図3のステップ35)。
この例では、オーディオブリッジファイルCは、4つのチャンネル(CH1、CH2、CH3、CH4)にそれぞれ対応する4つのブリッジデータを含む。4つのブリッジデータのそれぞれは、2つの部分から構成されている(#1〜#2)。
チャンネルCH1に対応するブリッジデータの2つの部分のうち1番目の部分(#1)は、オーディオファイル(クリップA)に含まれる4つのオーディオデータのうち、チャンネルCH1に対応するオーディオデータ(A−1)をビデオフレーム境界に一致する点から編集点P1までコピーすることによって得られる。
チャンネルCH1に対応するブリッジデータの2つ部分のうち2番目の部分(#2)は、オーディオファイル(クリップB)に含まれる2つのオーディオデータのうち、チャンネルCH1に対応するオーディオデータ(B−1)を編集点P1からビデオフレーム境界に一致する点までコピーすることによって得られる。
コピーされた2つのオーディオデータを結合することにより、チャンネルCH1に対応するブリッジデータが生成される。チャンネルCH2に対応するブリッジデータは、チャンネルCH1に対応するブリッジデータと同様にして生成される。
チャンネルCH3に対応するブリッジデータの2つの部分のうち1番目の部分(#1)は、オーディオファイル(クリップA)に含まれる4つのオーディオデータのうち、チャンネルCH3に対応するオーディオデータ(A−3)をビデオフレーム境界に一致する点から編集点P1までコピーすることによって得られる。
チャンネルCH3に対応するブリッジデータの2つ部分のうち2番目の部分(#2)は、チャンネルCH3に対応するミュートデータを編集点P1からビデオフレーム境界に一致する点まで生成することによって得られる。このようなミュートデータは、例えば、オールゼロのデータ(無音データ)とすることができる。
コピーされたオーディオデータとミュートデータとを結合することにより、チャンネルCH3に対応するブリッジデータが生成される。チャンネルCH4に対応するブリッジデータは、チャンネルCH3に対応するブリッジデータと同様にして生成される。
なお、オーディオファイル(クリップA)が、N個のチャンネルにそれぞれ対応するN個のオーディオデータを含み、オーディオファイル(クリップB)が、N個のチャンネルにそれぞれ対応するN個のオーディオデータを含む場合にも、各チャンネルごとにブリッジデータを生成することにより、オーディオブリッジファイルCを生成することができる。ここで、N、Nは1以上の任意の整数である。
例えば、Nチャンネルに対応するブリッジデータを生成する手順は、以下に示すとおりである。ここで、Nチャンネルは、N個のチャンネルのうちの任意のチャンネルであるとする。
(1)オーディオファイル(クリップA)に含まれるN個のオーディオデータのうち、Nチャンネルに対応するオーディオデータをビデオフレーム境界に一致する点から編集点P1までコピーする。
(2)オーディオファイル(クリップB)にNチャンネルに対応するオーディオデータが含まれているか否かを判定する。このような判定は、例えば、エディットリストを参照することによって行われる。
(3)オーディオファイル(クリップB)にNチャンネルに対応するオーディオデータが含まれていると判定された場合には、オーディオファイル(クリップB)に含まれるN個のオーディオデータのうち、Nチャンネルに対応するオーディオデータを編集点P1からビデオフレーム境界に一致する点までコピーし、オーディオファイル(クリップA)からコピーされたオーディオデータにオーディオファイル(クリップB)からコピーされたオーディオデータを結合する。これにより、Nチャンネルに対応するブリッジデータが生成される。
(4)オーディオファイル(クリップB)にNチャンネルに対応するオーディオデータが含まれていないと判定された場合には、Nチャンネルに対応するミュートデータを編集点P1からビデオフレーム境界に一致する点まで生成し、オーディオファイル(クリップA)からコピーされたオーディオデータにミュートデータを結合する。これにより、Nチャンネルに対応するブリッジデータが生成される。
このように、オーディオブリッジファイルCは、オーディオブリッジファイルCの先頭および終端(オーディオブリッジファイルCへのイン点およびアウト点)がオーディオデータの編集点と一致しないように生成される。
さらに、オーディオブリッジファイルCのオーディオデータに対して編集点においてミュート処理が行われる。このようなミュート処理は、例えば、オーディオブリッジファイルCを生成する際にブリッジファイル生成部14によって行われる(図3のステップ35)。ミュート処理は、例えば、オーディオデータの振幅を低減することにより達成され得る。
このように、オーディオデータの編集点に対してミュート処理を行うことにより、オーディオデータのつなぎ目でノイズが発生することを抑制または防止することができる。さらに、オーディオブリッジファイルCへのイン点およびアウト点とオーディオデータの編集点とを一致させないことにより、オーディオブリッジファイルCでのミュート処理を行わなくても、オーディオデータの編集点でのみ的確にミュート処理を行うことが可能になる。
編集点P1は、ビデオフレーム境界に一致する点である。図7Bにおいて、▲はビデオフレーム境界に一致する点を示す。□はオーディオデータに対してミュート処理を行う点を示す。
オーディオブリッジファイルCの再生タイミングは、プレイリストに示される。プレイリストは、ブリッジファイル生成部14から出力される。
2.4 ビデオブリッジファイルの生成
2.4.1 フレーム内(Intra−frame)ビデオブリッジファイルの生成
図8Aは、ビデオファイルがフレーム内圧縮されたビデオデータを含む場合における、ビデオブリッジファイルの生成処理の一例を示す。ビデオデータは、1フレームあたり2048バイトに整列されている。
この例では、エディットリストはクリップA→クリップB→クリップAの連続再生を指示している。この例では、ビデオブリッジファイルCは、ビデオファイル(クリップA)とビデオファイル(クリップB)とに基づいて生成される。このような生成は、ブリッジファイル生成部14によって行われる(図3のステップ37)。
この例では、ビデオブリッジファイルCは、3つの部分から構成されている(#1〜#3)。
ビデオブリッジファイルCの3つ部分のうち1番目の部分(#1)は、ビデオファイル(クリップA)に含まれる1フレームビデオデータのうち、編集点P1の直前の1フレームビデオデータをコピーすることによって得られる。
ビデオブリッジファイルCの3つ部分のうち2番目の部分(#2)は、ビデオファイル(クリップB)に含まれる1フレームビデオデータのうち、編集点P1から編集点P2までの1フレームビデオデータをコピーすることによって得られる。
ビデオブリッジファイルCの3つ部分のうち3番目の部分(#3)は、ビデオファイル(クリップA)に含まれる1フレームビデオデータのうち、編集点P2より後の少なくとも1つの1フレームビデオデータをコピーすることによって得られる。
コピーされた複数の1フレームビデオデータを結合することにより、ビデオブリッジファイルCが生成される。
ビデオブリッジファイルCの再生タイミングは、プレイリストに示される。プレイリストは、ブリッジファイル生成部14から出力される。
2.4.2 フレーム間(Inter−frame)ビデオブリッジファイルの生成
図8Bは、ビデオファイルがフレーム間圧縮されたビデオデータを含む場合における、ビデオブリッジファイルの生成処理の一例を示す。
この例では、エディットリストはクリップA→クリップB→クリップAの連続再生を指示している。この例では、ビデオブリッジファイルCは、少なくとも1つのGOPを含むビデオファイル(クリップA)と少なくとも1つのGOPを含むビデオファイル(クリップB)とに基づいて生成される。このような生成は、ブリッジファイル生成部14によって行われる(図3のステップ37)。
ここで、「GOP」とは、Group of Picturesの略称であり、複数のピクチャをグループ化したものをいう。ピクチャには、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャという3つのタイプがある。GOPおよびピクチャは、MPEG規格において定義されている。これらの定義は周知であるのでここでは詳しい説明を省略する。
この例では、ビデオブリッジファイルCは、5つの部分(#1〜#5)から構成されている。
図8Bに示されるように、クリップBの編集点P1(クリップBのイン点)は、ビデオファイル(クリップB)に含まれる少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にある。この場合、ビデオブリッジファイルCの1番目の部分(#1)は、ビデオファイル(クリップB)に含まれる特定のGOPの先頭から編集点P1までのビデオデータに対応するプリデコードデータを生成する(例えば、特定のGOPの先頭から編集点P1までのIピクチャおよびPピクチャをコピーする)ことによって得られる。
このように、プリデコードデータを生成することにより、編集点P1の先頭フレームに対して再エンコード処理を行うことなくデコード可能である。その結果、画質劣化を防止することが可能になる。
図8Bに示されるように、クリップBの編集点P2(クリップBのアウト点)は、ビデオファイル(クリップB)に含まれる少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にあり、かつ、クリップAの編集点P2(クリップAのイン点)は、ビデオファイル(クリップA)に含まれる少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にある。この場合、ビデオブリッジファイルCの4番目の部分(#4)は、クリップBのアウト点を含む特定のGOPをデコードし、クリップAのイン点を含む特定のGOPをデコードし、2つのデコードされたビデオデータを編集点P2において結合し、結合されたビデオデータを1つのGOPとして再エンコードすることによって得られる。
なお、エディットリストがクリップA→クリップBの連続再生を指示している場合において、クリップBの編集点(クリップBのイン点)がビデオファイル(クリップB)の特定のGOPの途中にある場合には、その特定のGOPの先頭からその編集点までのビデオデータに対応するプリデコードデータを生成し、その編集点からその特定のGOPの終端までのビデオデータを含むビデオデータをコピーし、そのコピーされたビデオデータの先頭にプリデコードデータを結合することにより、ビデオブリッジファイルCを生成するようにしてもよい。
ビデオブリッジファイルCの再生タイミングは、プレイリストに示される。プレイリストは、ブリッジファイル生成部14から出力される。
図8Cは、ビデオファイルがフレーム間圧縮されたビデオデータを含む場合において、ビデオブリッジファイルの生成処理の一例を示す。
この例では、エディットリストはクリップA→クリップB→クリップAの連続再生を指示している。この例では、ビデオブリッジファイルCは、少なくとも1つのGOPを含むビデオファイル(クリップA)と少なくとも1つのGOPを含むビデオファイル(クリップB)とに基づいて生成される。このような生成は、ブリッジファイル生成部14によって行われる(図3のステップ37)。
この例では、ビデオブリッジファイルCは、6つの部分(#1〜#6)から構成されている。
図8Cに示されるように、クリップBの編集点P2(クリップBのアウト点)は、ビデオファイル(クリップB)に含まれる少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にあり、かつ、クリップAの編集点P2(クリップAのイン点)は、ビデオファイル(クリップA)に含まれる少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にある。この場合、ビデオブリッジファイルCの6番目の部分(#6)は、クリップAの編集点P2(クリップAのイン点)を含む特定のGOPの先頭から編集点P2までのビデオデータに対応するプリデコードデータを生成する(例えば、特定のGOPの先頭から編集点P2までのIピクチャおよびPピクチャをコピーする)ことによって得られる。
このように、プリデコードデータを生成することにより、クリップAのイン点にアクセスする前に、プリデコードを開始することができる。
なお、エディットリストがクリップA→クリップBの連続再生を指示している場合において、クリップAの編集点(クリップAのアウト点)がビデオファイル(クリップA)の特定のGOPの途中にあり、かつ、クリップBの編集点(クリップBのイン点)がビデオファイル(クリップB)の特定のGOPの途中にある場合には、ビデオファイル(クリップA)に含まれる特定のGOPの先頭からその編集点までのビデオデータを含むビデオデータをコピーし、ビデオファイル(クリップB)に含まれる特定のGOPの先頭からその編集点までのビデオデータに対応するプリデコードデータを生成し、そのコピーされたビデオデータの終端にプリデコードデータを結合することにより、ビデオブリッジファイルCを生成するようにしてもよい。
ビデオブリッジファイルCの再生タイミングは、プレイリストに示される。プレイリストは、ブリッジファイル生成部14から出力される。
図8D、図8Eは、オーディオデータの編集点とビデオデータの編集点とが同一の場合において、オーディオブリッジファイルおよびビデオブリッジファイルの生成処理の一例を示す。
オーディオデータの編集点とビデオデータの編集点とが同一の場合には、オーディオブリッジファイルのミュートの制約条件から、編集点とブリッジファイルへの遷移点とを同一にすることはできない。従って、プリデコードデータをビデオブリッジファイルの途中に含むようにビデオブリッジファイルを生成する場合がある。この場合には、プリデコードデータは、ビデオブリッジファイルにのみ存在し、ビデオブリッジファイル以外のブリッジファイルには影響を及ぼさない。
オーディオブリッジファイルCの再生タイミングとビデオブリッジファイルCの再生タイミングとは、プレイリストに示される。プレイリストは、ブリッジファイル生成部14から出力される。
3.連続再生条件
連続再生条件は、ディスクに記録されたリアルタイムファイルが連続して再生され得るか否かを判定するために使用される。連続再生条件が満たされるか否かを判定するために、基準再生モデル(Reference Playback Model)が定義されている。
図9は、基準再生モデルの構成を示す。
基準再生モデルは、ディスクと、ピックアップと、トラックバッファと、デコードモジュールとから構成されている。
リアルタイムファイルを再生する場合、ピックアップは、年輪フォーマットで記録されているデータをディスクから読み出す。ディスクから読み出されたデータは、トラックバッファに格納される。トラックバッファからのデータはデコードモジュールに連続して転送される。
図9において、Vtはディスクからトラックバッファへのデータレートを示し、Vdxはトラックバッファからデコードモジュールへのデータレートを示す。
連続再生条件は、(数1)によって表現される。0以上の任意の整数iに対してBx(i)≧0が成立するとき、連続再生条件が満たされるという。それ以外のとき、連続再生条件は満たされないという。
(数1)
Bx(i)≧0 (i=0,1,2,・・・に対して)
Bx(i)=Blx (i=0のとき)
Bx(i)=Bx(i−1)+Dx(i)−Vdx×Tx(i) (i=1,2,...のとき)
Dx(i)=(Vt−Vdx)×Sx(i)/Vt
ただし、Dx(i)≧BFx−Bx(i−1)の場合には、Dx(i)=BFx−Bx(i−1)
ここで、
Bx(i):トラックバッファに蓄積されているデータ量であって、ピックアップが年輪#(i+1)において読み出されるべき場所にアクセスした時点のデータ量。データは、ビデオデータ、オーディオデータ、または、リアルタイムメタデータのいずれかである。
Dx(i):年輪#iからデータが読み出されることによる、トラックバッファ内のデータの増加量。データは、ビデオデータ、オーディオデータ、または、リアルタイムメタデータのいずれかである。
Sx(i):年輪#iから読み出されるべきデータのサイズ。データは、ビデオデータ、オーディオデータ、または、リアルタイムメタデータのいずれかである。
Tx(i):ピックアップのアクセス時間。年輪#iから読み出されるべきデータの終端から年輪#(i+1)から読み出されるべきデータの先頭までのアクセス時間。データは、ビデオデータ、オーディオデータ、または、リアルタイムメタデータのいずれかである。
Blx:データの再生を開始する時点においてトラックバッファに蓄積されているデータのサイズ。データは、ビデオデータ、オーディオデータ、または、リアルタイムメタデータのいずれかである。
BFx:トラックバッファに割り当てられたデータの最大サイズ。データは、ビデオデータ、オーディオデータ、または、リアルタイムメタデータのいずれかである。
Vt:ディスクからトラックバッファへのデータレート。
Vdx:トラックバッファに蓄積されたデータをデコードモジュールに転送する時のデータレート。データは、ビデオデータ、オーディオデータ、または、リアルタイムメタデータのいずれかである。
なお、サフィックスの”x”は、V、A、または、Mのいずれかであり、対象となるデータのタイプを示す。
V:ビデオデータ
A:オーディオデータ
M:リアルタイムメタデータ
4.UMID
リアルタイムメタデータ・エレメントは、付加情報としてUMID(Unique Material Identifier)を含む。UMIDとは、AVエレメントおよびAVエレメントが含むユニットデータをグローバルユニークに識別するための識別子である。UMIDは、例えば32バイトまたは64バイトのバイト列を有する。
32バイトのバイト列を有するUMIDを基本UMID(Basic UMID)と呼ぶ。基本UMIDはAVエレメントを識別するために用いる。AVエレメントは、圧縮または非圧縮のビデオ・エレメント、圧縮または非圧縮のオーディオ・エレメント、マルチチャネルデータまたはシングルチャネルデータ等である。
64バイトのバイト列を有するUMIDを拡張UMID(Extended UMID)と呼ぶ。拡張UMIDは、AVエレメントの識別に加えて、AVエレメントが含むユニットデータを識別するために用いる。ユニットデータは、ビデオクリップデータまたは編集済みの完全にパッケージングされた状態のビデオデータエレメントが含む1フレームデータ等、所定のデータ単位の映像を示すデータである。
基本UMIDは、AVエレメントを識別するためのグローバルユニークな識別値を含む。この識別値は、例えば、AVエレメントが生成された時刻とAVエレメントを生成した機器のMAC(Media Access Control)アドレスとを組み合わせた値である。
基本UMIDは、AVエレメントを識別するために用いられるが、他のデータ、例えば、補助AV・エレメント(データエッセンス、サブタイトルデータおよびカルーセルデータ等)を識別するために用いられても良い。また、ビデオ・エレメントとそれに同期したオーディオ・エレメントとを1グループのエレメントとして識別するように基本UMIDに識別値を割り当てても良い。また、1フレームデータで構成されるビデオクリップデータ、編集済みの完全にパッケージングされた状態のビデオ・エレメント等を識別するように基本UMIDに識別値を割り当てても良い。基本UMIDを用いることで、任意の長さのデータを識別することが出来る。
拡張UMIDは、AVエレメントの識別に加えて、AVエレメントが含むユニットデータを識別するために用いられる。拡張UMIDのフォーマットの一例を図10に示す。図10に示す拡張UMID241は、基本UMID242とソースパック243とを含む。拡張UMID241のデータサイズは例えば64バイトである。基本UMID242およびソースパック243それぞれのデータサイズは例えば32バイトである。基本UMID242はAVエレメントを識別するための識別子として拡張UMID241に含まれる。ソースパック243は、AVデータエレメントが含むユニットデータの初期生成条件を示す時間データ244、位置データ245およびユーザデータ246を含む。
時間データ244は、ユニットデータを最初に生成した時間(年月日および時刻)を示す。時間データ244のデータサイズは例えば8バイトである。時間データ244が示す時間をユニットデータ毎に異ならせることにより、ユニットデータを識別することが出来る。例えば、拡張UMID241を用いて識別するユニットデータがフレームデータである場合には、時間データ244として記録される時間をカウントする速さを、フレームレートよりも速くなるように設定することで、時間データ244が示す時間をフレームデータ毎に異ならせることが出来る。
位置データ245は、ユニットデータを最初に生成した場所の地理的位置情報(例えば、高度、緯度および経度)を示す。位置データ245のデータサイズは例えば12バイトである。位置データ245が高度、緯度および経度を示す場合、高度を示すデータ、緯度を示すデータおよび経度を示すデータそれぞれのデータサイズは例えば4バイトである。位置データ245は、映像を撮影した撮影者の位置を示してもよいし、撮影対象の位置を示しても良い。また、GPS(Global Positioning System)受信機から得られるGPSデータを位置データ245としてもよい。GPS受信機は、撮影機器に外部接続または内蔵され得る。
ユーザデータ246は、ユニットデータを最初に生成したユーザ(例えば撮影者)に関するデータを示す。ユーザデータ246は、国コード247、組織コード248およびユーザコード249を含む。ユーザデータ246のデータサイズは例えば12バイトである。国コード247、組織コード248、ユーザコード249それぞれのデータサイズは例えば4バイトである。
国コード247は、ユーザが属する組織の本拠国を示す文字列であり、例えばISO 3166−1に従って、us(アメリカ合衆国)、jp(日本)、uk(イギリス)、de(ドイツ連邦共和国)、kr(大韓民国)のように表わされる。
組織コード248は、ユーザが属する組織を表す文字列である。国コード247と組織コード248とを組み合わせることにより、ユーザが属する組織をワールドワイドに特定することが出来る。なお、組織コード248をSMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers) Registration Authorityに予め登録しておくことにより、同一国内で組織コード248が重複することを避けることが出来る。
ユーザコード249はユーザに割り当てられるコードであり、ユーザが属する組織によって任意にユーザに割り当てられる。
なお、ユーザデータ246は、特定の組織に属さないフリーランサーを識別するための別のフォーマットで構成されていても良い。
なお、AVエレメントおよびAVエレメントが含むユニットデータをグローバルユニークに識別するために基本UMID242およびソースパック243が含むデータは一旦決定されたならば、その内容は変更されない。
リアルタイムメタデータ・エレメントが付加情報として基本UMIDのような識別子を含むことにより、ビデオ・エレメントおよびビデオ・エレメントに関連するオーディオ・エレメントをグローバルユニークに識別することができる。このことにより、ビデオ・エレメントおよびオーディオ・エレメントがネットワーク等を介して世界中の様々なユーザに伝送されて編集された場合でも、ビデオ・エレメントおよびオーディオ・エレメントを識別することが出来る。
また、リアルタイムメタデータ・エレメントが、ソースパック243を含む拡張UMID241のような識別子を含む場合には、ビデオ・エレメントおよびオーディオ・エレメントに加えてビデオ・エレメントが含むビデオユニットデータをグローバルユニークに識別することが出来る。
また、リアルタイムメタデータ・エレメントが拡張UMID241のような識別子を含むことにより、様々な編集作業が容易になる。例えば、ビデオユニットデータの再生中に、表示画面の一部に撮影場所を示す地図を表示させるような編集も、編集装置に世界中の地図データを予め格納しておき、位置データ245から特定される位置を示す地図データを編集装置が読み出すことにより容易に行うことが出来る。
本発明によれば、年輪フォーマットのブリッジファイルが生成され、情報記録媒体の所定の位置に記録される。年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体の所定の位置に記録することによって、第1のクリップから第2のクリップへの連続再生が可能であるか否かが判定される。これにより、第1のクリップから第2のクリップへの連続再生を可能とすることができる。従って、本発明は、記録装置、記録方法および情報記録媒体等として有用である。
本発明の実施の形態の記録装置1の構成の一例を示す図 ビデオファイル、オーディオファイル、補助AVファイルのフォーマットを示す図 リアルタイムメタデータファイルのフォーマットを示す図 年輪フォーマットのリアルタイムファイルのデータレイアウトを示す図 ブリッジファイル生成部14によって実行される処理の手順を示す図 年輪フォーマットのブリッジファイルのデータレイアウトを示す図 年輪フォーマットのブリッジファイルが情報記録媒体18に記録されている状態を示す図 補助AVブリッジファイルの生成処理の一例を示す図 オーディオブリッジファイルの生成処理の一例を示す図 オーディオブリッジファイルの生成処理の他の一例を示す図 ビデオブリッジファイルの生成処理の一例を示す図 ビデオブリッジファイルの生成処理の一例を示す図 ビデオブリッジファイルの生成処理の一例を示す図 オーディオブリッジファイルおよびビデオブリッジファイルの生成処理の一例を示す図 オーディオブリッジファイルおよびビデオブリッジファイルの生成処理の一例を示す図 基準再生モデルの構成を示す図 拡張UMIDのフォーマットの一例を示す図
符号の説明
1 記録装置
12 判定部
14 ブリッジファイル生成部
16 記録部
18 情報記録媒体

Claims (23)

  1. 年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体に記録する記録装置であって、
    第1のクリップに対応する年輪フォーマットの第1のリアルタイムファイルと第2のクリップに対応する年輪フォーマットの第2のリアルタイムファイルとの少なくとも一方に基づいて、年輪フォーマットのブリッジファイルを生成するブリッジファイル生成部と、
    前記年輪フォーマットのブリッジファイルを前記情報記録媒体の所定の位置に記録する記録部と、
    前記年輪フォーマットのブリッジファイルを前記情報記録媒体の前記所定の位置に記録することによって、前記第1のクリップから前記第2のクリップへの連続再生が可能であるか否かを判定する判定部と
    を備えた、記録装置。
  2. 前記第1のクリップから前記第2のクリップへの連続再生が可能であるか否かを判定は、前記年輪フォーマットのブリッジファイルを前記情報記録媒体の前記所定の位置に記録する前に行われる、請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記第1のクリップから前記第2のクリップへの連続再生が可能であるか否かを判定は、前記年輪フォーマットのブリッジファイルを前記情報記録媒体の前記所定の位置に記録した後に行われる、請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記年輪フォーマットの第1のリアルタイムファイルは、第1の補助AVファイルと第1のリアルタイムメタデータファイルと第1のオーディオファイルと第1のビデオファイルとに基づいて生成されたものであり、
    前記年輪フォーマットの第2のリアルタイムファイルは、第2の補助AVファイルと第2のリアルタイムメタデータファイルと第2のオーディオファイルと第2のビデオファイルとに基づいて生成されたものであり、
    前記ブリッジファイル生成部は、
    前記第1の補助AVファイルと前記第2の補助AVファイルとの少なくとも一方に基づいて、補助AVブリッジファイルを生成する手段と、
    前記補助AVブリッジファイルを複数の補助AV・エレメントに分割する手段と、
    前記第1のリアルタイムメタデータファイルと前記第2のリアルタイムメタデータファイルとの少なくとも一方に基づいて、リアルタイムメタデータブリッジファイルを生成する手段と、
    前記リアルタイムメタデータブリッジファイルを複数のリアルタイムメタデータ・エレメントに分割する手段と、
    前記第1のオーディオファイルと前記第2のオーディオファイルとの少なくとも一方に基づいて、オーディオブリッジファイルを生成する手段と、
    前記オーディオブリッジファイルを複数のオーディオ・エレメントに分割する手段と、
    前記第1のビデオファイルと前記第2のビデオファイルとの少なくとも一方に基づいて、ビデオブリッジファイルを生成する手段と、
    前記ビデオブリッジファイルを複数のビデオ・エレメントに分割する手段と、
    前記複数の補助AV・エレメントと前記複数のリアルタイムメタデータ・エレメントと前記複数のオーディオ・エレメントと前記複数のビデオ・エレメントとを年輪単位に配列する手段と
    を含む、請求項1に記載の記録装置。
  5. 前記年輪フォーマットのブリッジファイルは、少なくとも1つのボディ年輪を含み、
    前記年輪単位に配列する手段は、
    前記少なくとも1つのボディ年輪のうち先頭のボディ年輪に含まれるビデオ・エレメントの先頭の再生時刻と前記先頭のボディ年輪に含まれるオーディオ・エレメントの先頭の再生時刻とが一致するように、前記複数のビデオ・エレメントと前記複数のオーディオ・エレメントとを配列する、請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記ビデオ・エレメントは、少なくとも1つのビデオフレームを含み、
    前記年輪単位に配列する手段は、
    前記先頭のボディ年輪に含まれるビデオ・エレメントの先頭ビデオフレームの再生時刻と前記先頭のボディ年輪に含まれるオーディオ・エレメントの先頭の再生時刻とが一致するように、前記複数のビデオ・エレメントと前記複数のオーディオ・エレメントとを配列する、請求項4に記載の記録装置。
  7. 前記第2のビデオファイルは、少なくとも1つのGOPを含み、前記第2のクリップの編集点は、前記第2のビデオファイルに含まれる前記少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にあり、
    前記ビデオブリッジファイルを生成する手段は、
    前記第2のビデオファイルに含まれる前記特定のGOPの先頭から前記編集点までのビデオデータに対応するプリデコードデータを生成し、
    前記編集点から前記第2のビデオファイルに含まれる前記特定のGOPの終端までのビデオデータを含むビデオデータをコピーし、
    前記コピーされたビデオデータの先頭に前記プリデコードデータを結合することにより、前記ビデオブリッジファイルを生成する、請求項4に記載の記録装置。
  8. 前記第1のビデオファイルは、少なくとも1つのGOPを含み、前記第1のクリップの編集点は、前記第1のビデオファイルに含まれる前記少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にあり、
    前記第2のビデオファイルは、少なくとも1つのGOPを含み、前記第2のクリップの編集点は、前記第2のビデオファイルに含まれる前記少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にあり、
    前記ビデオブリッジファイルを生成する手段は、
    前記第1のビデオファイルに含まれる前記特定のGOPの先頭から前記編集点までのビデオデータを含むビデオデータをコピーし、
    前記第2のビデオファイルに含まれる前記特定のGOPの先頭から前記編集点までのビデオデータに対応するプリデコードデータを生成し、
    前記コピーされたビデオデータの終端に前記プリデコードデータを結合することにより、前記ビデオブリッジファイルを生成する、請求項4に記載の記録装置。
  9. 前記ビデオ・エレメントは、少なくとも1つのビデオフレームを含み、
    前記オーディオブリッジファイルを生成する手段は、
    前記第1のオーディオファイルに含まれるオーディオデータのうち、ビデオフレーム境界に一致する点から編集点までのオーディオデータをコピーし、
    前記第2のオーディオファイルに含まれるオーディオデータのうち、前記編集点からビデオフレーム境界に一致する点までのオーディオデータをコピーし、
    前記第1のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータに前記第2のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータを結合することにより、前記オーディオブリッジファイルを生成し、
    前記オーディオブリッジファイルのオーディオデータに対して前記編集点においてミュート処理を行う、請求項4に記載の記録装置。
  10. 前記第1のオーディオファイルは、N個のチャンネルにそれぞれ対応するN個のオーディオデータを含み、前記第2のオーディオファイルは、N個のチャンネルにそれぞれ対応するN個のオーディオデータを含み、
    前記オーディオブリッジファイルを生成する手段は、
    前記第1のオーディオファイルに含まれるN個のオーディオデータのうち、Nチャンネルに対応するオーディオデータをビデオフレーム境界に一致する点から編集点までコピーし、
    前記第2のオーディオファイルにNチャンネルに対応するオーディオデータが含まれているか否かを判定し、
    前記第2のオーディオファイルにNチャンネルに対応するオーディオデータが含まれていると判定された場合には、前記第2のオーディオファイルに含まれるN個のオーディオデータのうち、Nチャンネルに対応するオーディオデータを編集点からビデオフレーム境界に一致する点までコピーし、前記第1のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータに前記第2のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータを結合することにより、Nチャンネルに対応するブリッジデータを生成し、
    前記第2のオーディオファイルにNチャンネルに対応するオーディオデータが含まれていないと判定された場合には、Nチャンネルに対応するミュートデータを編集点からビデオフレーム境界に一致する点まで生成し、前記第1のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータに前記ミュートデータを結合することにより、Nチャンネルに対応するブリッジデータを生成し、
    Nチャンネルは、N個のチャンネルのうちの任意のチャンネルであり、N、Nは1以上の任意の整数である、請求項9に記載の記録装置。
  11. 前記オーディオブリッジファイルを生成する手段は、
    前記オーディオブリッジファイルへのイン点およびアウト点が前記オーディオデータの編集点と一致しないように、前記オーディオブリッジファイルを生成する、請求項4に記載の記録装置。
  12. 年輪フォーマットのブリッジファイルを情報記録媒体に記録する記録方法であって、
    第1のクリップに対応する年輪フォーマットの第1のリアルタイムファイルと第2のクリップに対応する年輪フォーマットの第2のリアルタイムファイルとの少なくとも一方に基づいて、年輪フォーマットのブリッジファイルを生成するステップと、
    前記年輪フォーマットのブリッジファイルを前記情報記録媒体の所定の位置に記録するステップと、
    前記年輪フォーマットのブリッジファイルを前記情報記録媒体の前記所定の位置に記録することによって、前記第1のクリップから前記第2のクリップへの連続再生が可能であるか否かを判定するステップと
    を包含する、記録方法。
  13. 前記第1のクリップから前記第2のクリップへの連続再生が可能であるか否かを判定は、前記年輪フォーマットのブリッジファイルを前記情報記録媒体の前記所定の位置に記録する前に行われる、請求項12に記載の記録方法。
  14. 前記第1のクリップから前記第2のクリップへの連続再生が可能であるか否かを判定は、前記年輪フォーマットのブリッジファイルを前記情報記録媒体の前記所定の位置に記録した後に行われる、請求項12に記載の記録方法。
  15. 前記年輪フォーマットの第1のリアルタイムファイルは、第1の補助AVファイルと第1のリアルタイムメタデータファイルと第1のオーディオファイルと第1のビデオファイルとに基づいて生成されたものであり、
    前記年輪フォーマットの第2のリアルタイムファイルは、第2の補助AVファイルと第2のリアルタイムメタデータファイルと第2のオーディオファイルと第2のビデオファイルとに基づいて生成されたものであり、
    前記年輪フォーマットのブリッジファイルを生成するステップは、
    前記第1の補助AVファイルと前記第2の補助AVファイルとの少なくとも一方に基づいて、補助AVブリッジファイルを生成するステップと、
    前記補助AVブリッジファイルを複数の補助AV・エレメントに分割するステップと、
    前記第1のリアルタイムメタデータファイルと前記第2のリアルタイムメタデータファイルとの少なくとも一方に基づいて、リアルタイムメタデータブリッジファイルを生成するステップと、
    前記リアルタイムメタデータブリッジファイルを複数のリアルタイムメタデータ・エレメントに分割するステップと、
    前記第1のオーディオファイルと前記第2のオーディオファイルとの少なくとも一方に基づいて、オーディオブリッジファイルを生成するステップと、
    前記オーディオブリッジファイルを複数のオーディオ・エレメントに分割するステップと、
    前記第1のビデオファイルと前記第2のビデオファイルとの少なくとも一方に基づいて、ビデオブリッジファイルを生成するステップと、
    前記ビデオブリッジファイルを複数のビデオ・エレメントに分割するステップと、
    前記複数の補助AV・エレメントと前記複数のリアルタイムメタデータ・エレメントと前記複数のオーディオ・エレメントと前記複数のビデオ・エレメントとを年輪単位に配列するステップと
    を包含する、請求項12に記載の記録方法。
  16. 前記年輪フォーマットのブリッジファイルは、少なくとも1つのボディ年輪を含み、
    前記年輪単位に配列するステップは、
    前記少なくとも1つのボディ年輪のうち先頭のボディ年輪に含まれるビデオ・エレメントの先頭の再生時刻と前記先頭のボディ年輪に含まれるオーディオ・エレメントの先頭の再生時刻とが一致するように、前記複数のビデオ・エレメントと前記複数のオーディオ・エレメントとを配列するステップ
    を包含する、請求項15に記載の記録方法。
  17. 前記ビデオ・エレメントは、少なくとも1つのビデオフレームを含み、
    前記年輪単位に配列するステップは、
    前記先頭のボディ年輪に含まれるビデオ・エレメントの先頭ビデオフレームの再生時刻と前記先頭のボディ年輪に含まれるオーディオ・エレメントの先頭の再生時刻とが一致するように、前記複数のビデオ・エレメントと前記複数のオーディオ・エレメントとを配列するステップ
    を包含する、請求項15に記載の記録方法。
  18. 前記第2のビデオファイルは、少なくとも1つのGOPを含み、前記第2のクリップの編集点は、前記第2のビデオファイルに含まれる前記少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にあり、
    前記ビデオブリッジファイルを生成するステップは、
    前記第2のビデオファイルに含まれる前記特定のGOPの先頭から前記編集点までのビデオデータに対応するプリデコードデータを生成するステップと、
    前記編集点から前記第2のビデオファイルに含まれる前記特定のGOPの終端までのビデオデータを含むビデオデータをコピーするステップと、
    前記コピーされたビデオデータの先頭に前記プリデコードデータを結合することにより、前記ビデオブリッジファイルを生成するステップと
    を包含する、請求項15に記載の記録方法。
  19. 前記第1のビデオファイルは、少なくとも1つのGOPを含み、前記第1のクリップの編集点は、前記第1のビデオファイルに含まれる前記少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にあり、
    前記第2のビデオファイルは、少なくとも1つのGOPを含み、前記第2のクリップの編集点は、前記第2のビデオファイルに含まれる前記少なくとも1つのGOPのうち特定のGOPの途中にあり、
    前記ビデオブリッジファイルを生成するステップは、
    前記第1のビデオファイルに含まれる前記特定のGOPの先頭から前記編集点までのビデオデータを含むビデオデータをコピーするステップと、
    前記第2のビデオファイルに含まれる前記特定のGOPの先頭から前記編集点までのビデオデータに対応するプリデコードデータを生成するステップと、
    前記コピーされたビデオデータの終端に前記プリデコードデータを結合することにより、前記ビデオブリッジファイルを生成するステップと
    を包含する、請求項15に記載の記録方法。
  20. 前記ビデオ・エレメントは、少なくとも1つのビデオフレームを含み、
    前記オーディオブリッジファイルを生成するステップは、
    前記第1のオーディオファイルに含まれるオーディオデータのうち、ビデオフレーム境界に一致する点から編集点までのオーディオデータをコピーするステップと、
    前記第2のオーディオファイルに含まれるオーディオデータのうち、前記編集点からビデオフレーム境界に一致する点までのオーディオデータをコピーするステップと、
    前記第1のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータに前記第2のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータを結合することにより、前記オーディオブリッジファイルを生成するステップと、
    前記オーディオブリッジファイルのオーディオデータに対して前記編集点においてミュート処理を行うステップと
    を包含する、請求項15に記載の記録方法。
  21. 前記第1のオーディオファイルは、N個のチャンネルにそれぞれ対応するN個のオーディオデータを含み、前記第2のオーディオファイルは、N個のチャンネルにそれぞれ対応するN個のオーディオデータを含み、
    前記オーディオブリッジファイルを生成するステップは、
    前記第1のオーディオファイルに含まれるN個のオーディオデータのうち、Nチャンネルに対応するオーディオデータをビデオフレーム境界に一致する点から編集点までコピーするステップと、
    前記第2のオーディオファイルにNチャンネルに対応するオーディオデータが含まれているか否かを判定するステップと、
    前記第2のオーディオファイルにNチャンネルに対応するオーディオデータが含まれていると判定された場合には、前記第2のオーディオファイルに含まれるN個のオーディオデータのうち、Nチャンネルに対応するオーディオデータを編集点からビデオフレーム境界に一致する点までコピーし、前記第1のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータに前記第2のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータを結合することにより、Nチャンネルに対応するブリッジデータを生成するステップと、
    前記第2のオーディオファイルにNチャンネルに対応するオーディオデータが含まれていないと判定された場合には、Nチャンネルに対応するミュートデータを編集点からビデオフレーム境界に一致する点まで生成し、前記第1のオーディオファイルからコピーされた前記オーディオデータに前記ミュートデータを結合することにより、Nチャンネルに対応するブリッジデータを生成するステップと
    を包含し、
    Nチャンネルは、N個のチャンネルのうちの任意のチャンネルであり、N、Nは1以上の任意の整数である、請求項20に記載の記録方法。
  22. 前記オーディオブリッジファイルを生成するステップは、
    前記オーディオブリッジファイルへのイン点およびアウト点が前記オーディオデータの編集点と一致しないように、前記オーディオブリッジファイルを生成するステップ
    を包含する、請求項15に記載の記録方法。
  23. 年輪フォーマットのブリッジファイルが記録された情報記録媒体であって、
    前記年輪フォーマットのブリッジファイルは、少なくとも1つのボディ年輪を含み、前記少なくとも1つのボディ年輪のそれぞれでは、補助AV・エレメントと、リアルタイムメタデータ・エレメントと、オーディオ・エレメントと、ビデオ・エレメントとがインタリーブされている、情報記録媒体。
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