JP2005025730A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の物体の移送順序をシミュレートした解候補の集合から成る解空間よりその規模を大幅に減少させ、その結果、解探索処理時間を大幅に短縮させ、実用上の利用価値を向上させる。
【解決手段】 解探索処理部104は、所定の場所において複数の物体を積載して形成される積み山の識別番号を変数とし、物体毎の各変数に値を割り当てることにより解探索処理を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、制約条件を充足するように変数に値を割り当てる制約充足問題に適用される技術に関するものである。
従来から製鉄所内における鋼材等の適切な積替え方法について検討される際には、次のようなモデルが考えられていた。
鋼材等の積載場所として場所A、場所B及び場所Cの3箇所の積載場所を想定する。場所Aは初めに積替え対象物(以下、単に物体と称す)が積載される場所であり、場所Cは物体を最終的に積載するための場所である。場所Bは、場所A及び場所C間の物体の移送経路上において、場所Aから物体を一旦積替え、場所Bから場所Cに所望の積載状態で物体を積み替えるための場所である。
このようなモデルの具体例として、一旦、場所Aである倉庫1から物体を積替えてトラック(場所Bに相当)に積載し、積載した物体をトラックによって場所Cまで移送する。そして、場所Cにおいて所望の積載状態に物体を積み替えるモデルが挙げられる。
ここで、特に鋼材等の重量の重い物体を取り扱う場合、物体の積替え方法を想定する際には特に次のような制約条件が課せられる。即ち、場所Aから場所Bに物体を積み替える場合及び場所Bから場所Cに物体を積み替える場合の何れにおいても元の場所で上段に積まれている物体から順に取り出さなければならないこと、また、同一の積み直し先に積まれる物体は、先に移動された物体が積み直し先において下段に積み上げなければならないことである。
従来は、各物体の移送手順をシミュレートした解候補の集合から成る解空間を解探索の対象としており、上記のような制約条件を充足する解候補を検出することにより、場所Cにおいて所望の積載状態とし得る制約充足解を得ていた。
特許第2951167号公報 特許第3243058号公報 特開平5−173999号公報 特開平5−233597号公報 特開平5−28126号公報
しかしながら、従来から解探索の対象となる解空間の規模の膨大さが懸念されていた。つまり、解空間の規模が膨大であることから、解空間から制約充足解を探索していく解探索処理においては、その処理時間が多大なものとなってしまうことが非常に問題視されている。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、従来の物体の移送順序をシミュレートした解候補の集合から成る解空間よりその規模を大幅に減少させ、その結果、解探索処理時間を大幅に短縮させ、実用上の利用価値を向上させることが可能な情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明者は、鋭意検討の結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
本発明の情報処理装置は、所定の場所において一又は複数の物体を積載して形成される積み山の識別番号を値として取る変数を前記各物体毎に有し、前記変数に値を割り当てることにより解探索処理を行う解探索処理手段を有することを特徴とする。
本発明の情報処理方法は、情報処理装置による情報処理方法であって、所定の場所において一又は複数の物体を積載して形成される積み山の識別番号を値として取る前記各物体毎の変数に値を割り当てることにより解探索処理を行うを特徴とする。
本発明のプログラムは、前記情報処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、所定の場所において複数の物体を積載して形成される積み山の識別番号を値として取る変数を各物体毎に有し、それらの変数に値を割り当てることにより解探索処理を行うことで、従来の物体の移送順序をシミュレートした解候補の集合から成る解空間よりその規模が大幅に減少し、その結果、解探索処理時間を大幅に短縮させ、実用上の利用価値を向上させることが可能となる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、本発明を適用した制約充足問題のモデリング例を図1を参照しながら説明する。
図1には、場所A、場所B、場所Cの3つの物体の積載箇所が示されている。本発明に適用される制約充足問題は、場所Aに積載される物体を、最終的に場所Cにおいて所望の積載順序で積み替えるために、一旦、場所Aから場所Bのどの積み山に各物体を積み替えるか、及び、各物体を場所Aから場所Bへ移送する順序、場所Bから場所Cへ移送する順序を解として求める問題を扱う。
図1の例では、場所Aの積み山1及び積み山2に物体1〜物体4が積載されている。積み山1には、下段から物体2及び物体4が積載されており、積み山2には、下段から物体3及び物体1が積載されている。場所Cには、最終的な物体の積載状態が示してあり、ここでは、一つの積み山に下段から物体4、物体2、物体3、物体1の順で積載されている。
なお、ここでいう「積み山」とは、図1に示されるように複数の物体が積み上げられて成る一塊の物体群を指すが、単数の物体で構成されていても「積み山」の概念に含むものとする。
また、以下の説明で用いられる用語「積み山番号変数」、「移送順序変数」、「解」、「部分解」及び「部分解候補」を次のように定義する。
・積み山番号変数:各物体毎に設けられた変数で、各物体が所定の場所に移送される際の、所定の場所における積み山番号を値として取る。
・移送順序変数:移送元から所定の場所、所定の場所から移送先の夫々について、各物体毎に設けられる変数で、各物体の移送順序を値として取る。
・解:存在する全ての変数に値が割り当てられたもので、値が割り当てられた各変数は制約条件を充足する。
・部分解:一部又は全部の物体について積み山番号変数に値が割り当てられたもので、値が割り当てられた各変数が制約条件を充足する。
・部分解候補:一部又は全部の物体について積み山番号変数に値が割り当てられたもので、値が割り当てられた各変数が制約条件を充足しない場合を含む。
本実施形態における制約充足問題では、物体1〜4毎に場所Bにおける積み山番号を示す変数(積み山番号変数)、場所Aから場所Bへの移送の順序を表す変数(移送順序変数)SAB(i)∈{1,2,3,4}、i∈{1,2,3,4}及び場所Bから場所Cへの移送順序変数SBC(i)∈{1,2,3,4}、i∈{1,2,3,4}を設け、各物体1〜4の積み山番号変数への値の割り当て方の組合せから成る部分解候補の集合が解探索の対象となり、部分解候補のうち後述する制約条件を満たす部分解候補を部分解として求める。図1の例では、各物体1〜4の積み山番号変数は夫々1又は2の値をとることになる。更に、上記で得られた各部分解について、移送順序変数に値を割り当てることにより、解を求める。
以下の説明においては、場所X(X:A,B,C)における物体i(i:1,2,3,4)の積載状態及び物体iの場所Xから場所Y(Y:B,C)への積替え手順(移送手順)を次のように表記する。
X(i):物体iの、場所Xにおける積み山番号
X(i):物体iの、場所Xにおける下段からの積載順序
XY(i):物体iの、場所Xから場所Yへの移送順序
従って、場所Aに着目すると、物体1の積載状態は、
A(1)=2・・・(式1)
A(1)=2・・・(式2)
物体2の積載状態は、
A(2)=1・・・(式3)
A(2)=1・・・(式4)
物体3の積載状態は、
A(3)=2・・・(式5)
A(3)=1・・・(式6)
物体4の積載状態は、
A(4)=1・・・(式7)
A(4)=2・・・(式8)
と表記される。
場所Cに着目すると、物体1の積載状態は、
C(1)=1・・・(式9)
C(1)=4・・・(式10)
物体2の積載状態は、
C(2)=1・・・(式11)
C(2)=2・・・(式12)
物体3の積載状態は、
C(3)=1・・・(式13)
C(3)=3・・・(式14)
物体4の積載状態は、
C(4)=1・・・(式15)
C(4)=1・・・(式16)
と表記される。
以上は、本制約充足問題に関して予め与えられる初期条件である。
また、制約条件とは、解が充足するべき条件であり、本実施形態では、上記初期条件から導出される制約条件、及び、部分解候補から制約伝播によって導出される制約条件を用いて制約を充足するかどうかを判定する。尚、本発明に適用可能な制約条件は、以下の説明中の制約条件に限られず、ユーザの要求に応じて適当な制約条件を更に設定することも本発明の技術思想の範疇に含まれる。
ここで、初期条件から導出される制約条件について説明する。初期条件から導出される制約条件は、以下のように2種類の制約条件がある。
<場所Aに関する初期条件から、場所Aから場所Bへの物体の移送順序が受ける制約条件>
場所Aにおいて同じ積み山に複数の物体が積載されている場合、そのうちの任意の2つの物体i、jについては上段に積まれている方を先に場所Bに動かさなければならない。
<場所Cに関する初期条件から、場所Bから場所Cへの物体の移送順序が受ける制約条件>
場所Cにおいて同じ積み山に複数の物体が積載される場合、そのうちの任意の2つの物体i,jについては下段に積載されるべきものから先に場所Bから動かさなければならない。
上記制約条件は次の関係式によって表される。
<場所Aに関する初期条件から、場所Aから場所Bへの物体の移送順序が受ける制約条件>
A(i)=PA(j)かつHA(i)>HA(j)ならば、
AB(i)<SAB(j)
<場所Cに関する初期条件から、場所Bから場所Cへの物体の移送順序が受ける制約条件>
C(i)=PC(j)かつHC(i)>HC(j)ならば、
BC(i)>SBC(j)
尚、本実施形態におけるPC(i)とPC(j)の関係については、場所Cにおいて物体i,物体jは必ず同一の物体の山に積載されるので、任意の2つの物体i,物体jに関しPC(i)=PC(j)=1となる。
従って、図1の例における制約条件は次のようになる。
<場所Aに関する初期条件から、場所Aから場所Bへの物体の移送順序が受ける制約条件>
AB(4)<SAB(2)・・・(式17)
AB(1)<SAB(3)・・・(式18)
<場所Cに関する初期条件から、場所Bから場所Cへの物体の移送順序が受ける制約条件>
BC(4)<SBC(2)・・・(式19)
BC(4)<SBC(3)・・・(式20)
BC(4)<SBC(1)・・・(式21)
BC(2)<SBC(3)・・・(式22)
BC(2)<SBC(1)・・・(式23)
BC(3)<SBC(1)・・・(式24)
図2は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示したブロック図である。
図2に示されるように、本実施形態に係る情報処理装置10は、初期条件記憶部101、制約条件記憶部102、制約条件導出部103、解探索処理部104、制約検査部105及び出力制御部106の機能的構成を有する。
初期条件記憶部101は、キーボード等の入力手段から入力される初期条件を記憶する。ここでいう初期情報には、上記のように、場所A及び場所Cにおける物体の積載状態を示す情報(PA,PC,HA,HC)の他、場所Bにおいて形成可能な積み山数或いは各積み山の識別情報等が含まれる。
制約条件導出部103は、初期条件記憶部101に記憶される初期条件に基づいて、場所Aに関する初期条件から、場所Aから場所Bへの物体の移送順序が受ける制約条件、及び、場所Cに関する初期条件から、場所Bから場所Cへの物体の移送順序が受ける制約条件を導出する。制約条件記憶部102は、制約条件導出部103により導出された制約条件を記憶する。
解探索処理部104は、初期条件記憶部101に記憶される、個々の物体に付与される物体の識別情報(物体番号)及び場所Bにおける積み山数に基づいて、物体1〜4の積み山番号変数に対して値を割り当てることにより部分解候補を生成し、部分解候補を制約検査部105に渡す。
制約検査部105は、初期条件記憶部101を参照し、初期条件である場所A及び場所Cにおける物体の積載状態と、解探索処理部104によって探索された部分解候補及び以下の式47、式48とに基づいてSAB、SBCに関する制約条件(2)を導出する。
(∀i,j:i≠j)((PB(i)=PB(j)∧SBC(i)<SBC(j))⇒SAB(i)>SAB(j))・・・(式47)
(∀i,j:i≠j)((PB(i)=PB(j)∧SAB(i)<SAB(j))⇒SBC(i)>SBC(j))・・・(式48)
さらに、SAB、SBCに関する制約条件(2)と、制約条件記憶部102に記憶されるSAB、SBCに関する制約条件(1)との矛盾を判断することにより部分解候補が制約を充足するかどうかを判定する。なお、式47及び式48においては、所定の場所における積み山番号が同じ物体同士は、SABに関する移送順序の前後関係とSBCに関する移送順序の前後関係が逆転することを意味している。
解探索処理部104は、部分解候補が制約検査部105により制約を充足すると判定された場合は、部分解候補を部分解とする。部分解候補が制約検査部105により制約を充足しないと判定された場合は、解探索処理部104はバックトラックし、解探索を続行する。出力制御部106は部分解等を表示パネル等の出力手段を用いて出力させる。また、出力制御部106は、利用者に対して上記初期条件の各情報の入力を促す画面表示を制御することも可能である。
図3は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の具体例を示した図であり、図3に示すように、本発明に係る情報処理装置はPC(パーソナル・コンピュータ)等に適用することができる。
200は、ユニット間のデータ並びに制御情報を伝送する伝送路であるシステムバスである。情報処理装置の筐体内に存在する各ユニットはシステムバス200によって接続される。以下、各ユニットについて説明する。中央処理装置(以下、CPUという)201は、本情報処理装置の各種制御および演算などを行い、図2の制約条件導出部103、解探索処理部104、制約検査部105及び出力制御部106に相当する機能を有する。
ランダムアクセスメモリ(以下、RAMという)202は、CPU201の主メモリとして、また実行プログラムの格納領域、プログラムの実行エリアならびにデータエリアとして機能する他、図1の初期条件記憶部101及び制約条件記憶部102に相当する機能や制約充足解検出部105の演算結果を一時保持する機能を有する。読み取り専用メモリ(以下、ROMという)203は、情報処理装置内の各ユニットの制御を行う基本プログラム、すなわちBIOS(Basic Input/Output System)や、本情報処理装置を稼働するために必要な情報などを記憶する。
データ入出力を行うユニット群(以下、単にFDDという)204は、フレキシブルディスクやCD−ROMなど、取り外し可能な外部記憶媒体のデータ入出力を行う。ネットワークインタフェース(以下、単にNETIFという)205は、後述するモデム206を介して外部ネットワークに接続し、または後述するLAN207に接続する。NETIF205は、ネットワークを介して情報処理装置間のデータ転送を行うための制御や接続状況の診断を行う。
モデム206は、外部ネットワークと本情報処理装置とを電話回線を介して接続するための機器であって、モデムやISDN接続用のターミナルアダプタを含む。LAN207は、イーサネット(登録商標)などのネットワークシステムである。本実施形態に係る情報処理装置は、モデム206又はLAN207上に接続されているルータやゲートウェイ等の通信機器を用いて外部ネットワークに接続し、外部装置とのデータの送受信を可能とする。
ビデオRAM(以下、VRAMという)208は、後述するCRT209に表示するために展開された画像データを保持する。CRT209は、ディスプレイなどの表示装置である。
キーボードコントローラ(KBC)210は、キーボード(KB)211およびマウス212からの入力信号を制御する。KB211は、情報処理装置10の利用者が入力操作を行うためのキーボードである。マウス212は、情報処理装置10の利用者が入力操作を行うためのポインティングデバイスである。
ハードディスクドライブ(HDD)213は、アプリケーションプログラムや各種データなどの保存に用いられる。図2の初期条件記憶部101及び制約条件記憶部102は、このハードディスクドライブ213に構成しても良い。アプリケーションプログラムとは、例えば図4のフローチャートに示される処理を本情報処理装置に実行させるためのソフトウェアプログラムのことをいう。外部ネットワーク等のデータの伝送媒体、CD−ROM等のデータの記録媒体等を介して情報処理装置がアプリケーションプログラムを得る構成も本発明の技術的思想の範疇に含まれる。
コントローラ(IOC)214は、外部に接続されるプリンタ(PRT)215やスキャナ116等に対する情報の入出力制御を行うことを可能とする。また本図には示していないが、IOC214は、プリンタ215やスキャナ216以外に、例えば、同様に外部に接続されるHDDやMOドライブ等と情報の入出力制御を行うことが可能である。
次に、本実施形態に係る情報処理装置10の動作を図4のフローチャートを用いて詳細に説明する。以下でも図1の制約充足問題を対象に説明を行うものとする。
先ず、利用者はKB211やマウス212を用いて初期条件を入力する(ステップS401)。ここで、入力される初期条件には、場所Aにおける物体の積載状態と場所Cにおける所望の物体の積載状態(式1〜式16)の他、場所Bにおいて形成可能な積み山数(ここでは、2つ)等が含まれる。
初期条件記憶部101は、入力された初期条件を記憶する。次に、制約条件導出部103が初期条件記憶部101に記憶される初期条件を読み出し、初期条件に基づいてSAB、SBCに関する制約条件(1)(式17〜式24)を導出する。
制約条件記憶部102は、導出されたSAB、SBCに関する制約条件(1)を記憶する。次に、解探索処理部104は、初期条件記憶部101に記憶される"場所Bにおいて形成可能な積み山数2"を示す情報を参照することにより、物体1〜4が場所Bにおいて夫々積み山1又は2に積み替えられ得ることを判断し、場所Bにおける積み山番号を示す変数の値の組合せを更新しながら分枝限定法による解探索を実行する(ステップS402)。尚、解探索処理部104は、初期条件として積み山の識別情報が入力された場合は、物体1〜4が場所Bにおいて夫々積み山1又は2に積み替えられることをそれらの識別情報から判断してもよい。
図5は、本実施形態の解探索の対象となる解空間を概念的に示した図であり、この解空間は探索木とも称される。本実施形態による分枝限定法による解探索処理では、図中、解空間の最左の枝から解探索を開始するものとする。解探索処理部104は、物体を一つずつ選択しながら、選択した物体についてPBの値を選択していく。ここでは、PB(1)=PB(2)=1を選択するものとする。
次に、制約条件導出部103は、解探索処理部104の解探索結果(PB(1)=PB(2)=1)と場所Cに関する初期条件式23と式47とに基づいて、次のSABに関する制約条件(2)を導出する(ステップS403)。
AB(1)<SAB(2)・・・(式26)
同じく、制約条件導出部103は、解探索処理部104の解探索結果(PB(1)=PB(2)=1)と場所Aに関する初期条件及び式48に基づいて、SBCに関する制約条件(2)を導出する(ステップS404)。しかし、物体1、2の場所Aにおける積載状態はPA(1)≠PA(2)であるため、場所BにおいてPB(1)=PB(2)=1の積載状態とするための制約条件は存在しない。従って、ここでは制約条件は導出されない。
次に、SABに関する制約条件(1)(式17〜式18)とSABに関する制約条件(2)(式26)間、及び、SBCに関する制約条件(1)(式19〜式24)とSBCに関する制約条件(2)(ここでは、制約条件なし)間に夫々矛盾がないか否かを判断する(ステップS407)。即ち、SABに関する制約条件である式17〜式18と式26間の矛盾の判断において、制約検査部105は、式17〜式18と式26の制約条件に反しないSAB(1)、SAB(2)の値を計算し、SAB(1)、SAB(2)の値が存在する場合(算出された場合)、現時点では制約条件間に矛盾はないものと判断し、解探索処理部104は続くPB(3)の値の解探索を行う。
いま、「SAB(1)=1,SAB(2)=2」、「SAB(1)=2,SAB(2)=3」等、式17〜式18と式26の制約条件を充足するSAB(1)、SAB(2)の値が存在し、また、SBCに関する制約条件に関しては、SBCに関する制約条件(2)が存在しないため、制約条件間の矛盾はあり得ないので、解探索処理部104は、続いてPB(3)の値(ここでは、PB(3)=1)を選択する(ステップS410、ステップS411)。そして、制約条件導出部103が同様に制約条件(2)の導出を行い、制約検査部105が、同じく制約条件間の矛盾の有無を判断する。
この場合、PB(3)探索時における制約検査の過程では、制約条件間の矛盾は検出されないが、PB(4)探索時に制約条件間の矛盾が検出される。
ここでは、PB(4)=1が探索されるため、制約検査部105は、解探索処理部104により探索された部分解候補(PB(1)=PB(2)=PB(3)=PB(4)=1)と場所Cに関する初期条件及び式47に基づいて、次のSABに関する制約条件(2)を導出する(ステップS403)。
AB(1)<SAB(3)・・・(式33)(←式24及び式47から導出)
AB(1)<SAB(2)・・・(式34)(←式23及び式47から導出)
AB(1)<SAB(4)・・・(式35)(←式21及び式47から導出)
AB(3)<SAB(2)・・・(式36)(←式22及び式47から導出)
AB(3)<SAB(4)・・・(式37)(←式20及び式47から導出)
AB(2)<SAB(4)・・・(式38)(←式19及び式47から導出)
同じく、制約条件導出部103は、解探索処理部104により選択された部分解候補(PB(1)=PB(2)=PB(3)=PB(4)=1)と、場所Aに関する初期条件及び式48に基づいて、SBCに関する制約条件(2)を導出する(ステップS404)。いま、HBに関する制約条件は式39〜式40に示す通りであるので、次のSBCに関する制約条件(2)を導出する。
BC(3)<SBC(1)・・・(式41)(←式18及び式48から導出)
BC(2)<SBC(4)・・・(式42)(←式17及び式48から導出)
次に、制約検査部105は、SABに関する制約条件(1)(式17〜式18)とSABに関する制約条件(2)(式33〜式38)間、及び、SBCに関する制約条件(1)(式19〜式24)とSBCに関する制約条件(2)(式41〜式42)間に夫々矛盾がないか否かを判断する(ステップS407)。
この場合、SABに関して式17、式38のように矛盾した制約条件が存在するため、制約検査部105は、SABに関する制約条件(1)、(2)に反しないSAB(1)、SAB(2)、SAB(3)、SAB(4)の値を算出することができず、SABに関する制約条件(1)、(2)間に矛盾を検出する。解探索処理部104は、この矛盾の検出によって1つバックトラックしてPB(4)=2の部分解候補を選択する(ステップS408、ステップS409)。つまり、いま、解探索処理部104が選択している部分解候補は、PB(1)=PB(2)=PB(3)=1,PB(4)=2となる。
続いて、制約条件導出部103は、PB(1)=PB(2)=PB(3)=1,PB(4)=2の部分解候補について同様に制約条件(2)の導出を行い、制約検査部105は同様の制約条件間の矛盾を判断する。この部分解候補については上記のような矛盾は検出されないため(SAB(1)〜SAB(4)、SBC(1)〜SBC(4)の全てについて、とり得る値が存在する)、解探索処理部104はこの部分解候補(PB(1)〜PB(4))を部分解として保持する(ステップS412)。
また、解探索処理部104は、上記の制約条件(1)及び制約条件(2)に矛盾しないようにSAB(1)〜SAB(4)、SBC(1)〜SBC(4)に対し値を割り当てることによって解を生成し、解を保持する(ステップS413)。
ここで、SAB及びSBCの値の算出処理について具体的に説明する。本実施形態では、SAB、SBCに関して得られた制約条件に反しないように各物体1〜4のSAB、SBCの値を決定する。即ち、SAB(i)<SAB(j)、SBC(i)<SBC(j)という制約条件が幾つもある中で、単純に前詰めでSAB及びSBCの値を決めていく。
B(1)=PB(2)=PB(3)=1,PB(4)=2の部分解候補について、ステップS403の処理により得られるSABに関する制約条件(2)は、
AB(1)<SAB(3)・・・(式43)
AB(1)<SAB(2)・・・(式44)
AB(3)<SAB(2)・・・(式45)
である。
また、同じ部分解候補についてステップS404の処理により得られるSBCに関する制約条件(2)は、
BC(3)<SBC(1)・・・(式46)
である。
従って、式17〜式18のSABに関する制約条件と式43〜式45の制約条件を列挙すると、
AB(4)<SAB(2)・・・(式17)
AB(1)<SAB(3)・・・(式18(式43))
AB(1)<SAB(2)・・・(式44)
AB(3)<SAB(2)・・・(式45)
となる。
このとき、1番目にAからBに移送できるのは各制約条件の右辺に表れないもの、即ち物体1か物体4である。ここでは、物体1を1番目の積替え対象とする。
次に、解探索処理部104は、物体1に関する制約条件を除いた中で右辺に表れないものを選択する。従って、式18及び式44が除かれ、2番目に積替えられるのは物体3か物体4となる。ここでは、物体3が2番目に積替えられるものとする。すると、式17のみが残り、次に積み替えられるのは物体4となる。よって、場所Aから場所Bへの積替え順は、物体1、物体3、物体4、物体2となる。
同じく、SBCに関して得られた制約条件は、
BC(4)<SBC(2)・・・(式19)
BC(4)<SBC(3)・・・(式20)
BC(4)<SBC(1)・・・(式21)
BC(2)<SBC(3)・・・(式22)
BC(2)<SBC(1)・・・(式23)
BC(3)<SBC(1)・・・(式24(式46))
である。
このとき、1番目に積替えできるのは各制約条件の右辺に表れないもの、即ち物体4である。
次に、制約充足解検出部105は、物体4に関する制約条件を除いた中で右辺に表れないものを選択する。従って、式19〜式21が除かれ、2番目に積替えされるのは物体2となる。すると、式24(式46)のみが残り、次に積替えできるのは物体3となる。よって、場所Bから場所Cへの積替え順は、物体4、物体2、物体3、物体1となる。
以上のように、場所Aから場所Bへの移送順序(SAB)は、物体1、物体3、物体4、物体2、即ちSAB(1)=1、SAB(2)=4、SAB(3)=2、SAB(4)=3となり、また、場所Bから場所Cへの移送順序(SBC)は、物体4、物体2、物体3、物体1、即ちSBC(1)=4、SBC(2)=2、SBC(3)=3、SBC(4)=1となる。続いて、解探索処理部104は、各物体1〜4のSAB及びSBCの値並びにPBの値に基づいてHBを決定する(ステップS414)。即ち、上記PBの値(PB(1)=PB(2)=PB(3)=1、PB(4)=2)とSAB及びSBCの何れか一方或いは双方からHBは次のように決定される。
B(1)=1,HB(2)=3,HB(3)=2,HB(4)=1
次に、下記の演算結果を表示パネル等の出力装置を用いて出力させる(ステップS415)。
・PB(PB(1)=PB(2)=PB(3)=1、PB(4)=2)
・SAB(SAB(1)=1、SAB(2)=4、SAB(3)=2、SAB(4)=3、)
・SBC(SBC(1)=4、SBC(2)=2、SBC(3)=3、SBC(4)=1)
・HB(HB(1)=1,HB(2)=3,HB(3)=2,HB(4)=1)
これにより、利用者は、場所Aに積載される物体を場所Cにおいて所望の積載状態とするための積替え方法を出力結果から把握することができる。
また、ステップS407において矛盾があると判断され、且つ、未探索の部分解候補が存在しないと判断された場合は(ステップS408)、制約条件を充足する部分解候補、即ち部分解が存在しない旨を利用者に通知する(ステップS415)。
本実施形態においては、制約条件を充足する部分解候補、即ち部分解を一つ検出すると、その部分解及び当該部分解に基づいて算出されるSAB、SBC、HBを表示パネル上に表示させ、処理を終了するように構成されているが、他の実施形態として、制約条件を充足する部分解候補、即ち部分解を全て探索し、各部分解に基づいてSAB、SBC、HBを夫々算出し、各部分解に対応するPB、SAB、SBC、HBを表示パネル上に表示させた後に処理を終了させるように構成してもよい。
尚、図4中におけるステップS403の処理と、ステップS404の処理は、上記説明の手順に限定されるものでなく、ステップS404の処理から先に行っても良い。
−比較例−
次に、本発明者が想到する他の制約充足問題のモデリング例を説明する。上記実施形態との比較を図るべく、本比較例においても図1の制約充足問題のモデリング例を説明するものとする。
本比較例と上記実施形態との相違点は、値を割り当てる対象となる変数の持ち方にある。上記実施形態では、物体1〜4毎に場所Bの積み山番号を値として取る変数を用意し、これらの変数に値を割り当てることにより解探索処理を行うが、本比較例では、場所Aから場所Bへの物体の移送の回数は物体の個数4と等しく、1回目から4回目まである。移送の各回毎に、場所Aの積み山番号と場所Bの積み山番号との組を値として持つ変数を用意し、これらの変数を値の割り当ての対象としている。また、本比較例では、変数に割り当てられた値から、物体の移送順序を特定することができる。
本比較例の解空間は図6に示す探索木によって概念的に表される。当該探索木の枝の組合せが各物体1〜4の場所Aから場所Bへの積替え順序を踏まえた積替え方法を示す解となり、解探索の前段(探索の上段)に属する変数によって示される積替え方法から順次実行されることを示している。即ち、本比較例の解空間は、各物体の実際の移送手順をシミュレートした場合に相当するものである。
当該探索木の最左部分に着目し、当該探索木の変数の組合せにより示される積替え方法を具体的に説明する。
以下では、"1A−1B"、"1A−1B"、"2A−2B"、"2A−2B"の解候補を例に挙げて説明を行う。これは、図7に示すように、移送の1回目に、場所Aの積み山1に積載される物体4を場所Bの積み山1に積替える("1A−1B")。移送の2回目に、場所Aの積み山1に積載される物体2を場所Bの積み山1に積替え("1A−1B")、移送の3回目に、場所Aの積み山2に積載される物体1を場所Bの積み山2に積替え("2A−2B")、移送の4回目に、場所Aの積み山2に積載される物体3を積み山2に積み直す事象("2A−2B")を示している。
本比較例による解探索処理も上記実施形態と同様に実行され、探索された夫々の解候補について所定の制約条件を満たすか否かを判断し、当該制約条件を充足する制約充足解が検出されたときに処理を終了する。尚、本比較例における制約条件は上記実施形態の制約条件とは異なる。それは、上記のように解空間のモデリング方法の違いによるものであり、本比較例では、場所Cから場所Bをみた制約条件を充足する解候補を検出することによって、場所Cにおいて所望の積載状態とし得る制約充足解を得ることができる。
次に、物体1と物体3を例に挙げて本比較例の制約条件について具体的に説明すると、図1の例では、場所Cにおいて物体2が物体4より上段に積載(HC(2)>HC(4))されている。この積載状態となるには少なくとも場所Bにおいて物体2と物体4が異なる積み山に積載(PB(2)≠PB(4))されているか、或いは同一の積み山に積載され、且つ物体4が物体2より上段に積載(PB(2)=PB(4)且つHB(4)>HB(2))されていなければならないことが制約条件となる。従って、図7に示す"1A−1B"、"1A−1B"、"2A−2B"、"2A−2B"の解候補は、制約違反として検出される。
任意の2つの物体i、jについて該当する制約条件を夫々適用し、全制約条件を充足した場合にそのときの解候補を制約充足解として検出する。これにより、場所CにおいてHC(1)=4、HC(2)=2、HC(3)=3、HC(4)=1の積載状態とし得る制約充足解を得ることができる。
ここで、上記実施形態と本比較例との解空間について更に考察すると、上記実施形態における解空間は、場所Aに積載された各物体1〜4を場所Bのどの積み山1,2に積み直すかを示す変数への値の割り当て方の組合せの集合によって構成されているので、その解空間内には24=16通りの解候補が存在する。
一方、本比較例の解空間は、どのような順序で場所Aの積み山1或いは2から物体1〜4を運び出すか、また、運び出した物体1〜4を場所Bのどの積み山に積載するかを特定することができる解候補の集合である。従って、その解空間内には24×42=96通りの解候補が存在する。このように、本比較例に比べ上記実施形態の解空間は格段に狭くなっていることが分かる。積替え対象の物体の数や場所Aにおける積み山数が増加する程、上記実施形態と本比較例との解空間の大きさの差は指数関数的に拡大し、この傾向は顕著となる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば解探索処理の対象となる解空間の規模を格段に小さくすることができ、それに伴って解探索処理に要する時間が短縮し、実用性を向上させることが可能となる。
また、多くの場合、個々の移送対象物体(物体)は大きさ・長さ・重さ等の物理的な性質を持っている。そのことに関連して、クレーン及びフォークリフト等の物体の移送手段が一度に移送可能な数量は異なってくる。このような設備制約を背景に、上記実施形態の説明中における「物体」とは必ずしも単数の物体を指すものでなく、上記説明中の「物体」の全部或いは一部を、一度に積載可能な単位又は移送手段が一度に搬送可能な単位の数量の物体群として扱っても良い。
本発明を適用した制約充足問題のモデリングの一例を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を具体例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の動作の流れを示したフローチャートである。 本発明の一実施形態における解探索の対象となる解空間を模式的に示した図である。 比較例の解空間を模式的に示した図である。 比較例における制約充足問題のモデリングを説明するための図である。
符号の説明
10:情報処理装置
101:初期条件記憶部
102:制約条件記憶部
103:制約条件導出部
104:解探索処理部
105:制約検査部
106:出力制御部
200:システムバス
201:中央処理装置(CPU)
202:ランダムアクセスメモリ(RAM)
203:読み取り専用メモリ(RAM)
204:ユニット群(フレキシブルディスク、CD−ROM等)
205:ネットワークインタフェース
206:モデム
207:LAM
208:ビデオRAM(VRAM)
209:CRT
210:キーボードコントローラ(KBC)
211:キーボード(KB)
212:マウス
213:ハードディスクドライブ(HDD)
214:コントローラ(IOC)
215:プリンタ(PRT)
216:スキャナ

Claims (14)

  1. 所定の場所において一又は複数の物体を積載して形成される積み山の識別番号を値として取る変数を前記各物体毎に有し、前記変数に値を割り当てることにより解探索処理を行う解探索処理手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記所定の場所において形成可能な前記積み山の数又は前記各積み山の識別情報と、前記複数の物体夫々の識別情報とを初期条件として入力する初期条件入力手段を更に有し、
    前記解探索処理手段は、前記初期条件入力手段より入力された前記初期条件に基づいて解探索処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記解探索処理手段は、前記各物体毎に移送順序を値として取る変数を前記変数として更に有することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記解探索処理手段の生成する部分解候補が制約条件を充足するか否かを判断する制約検査手段を更に有することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記初期条件入力手段は、移送元から前記所定の場所への前記各物体の移送順序に関する第1の制約条件、及び、前記所定の場所から移送先への前記各物体の移送順序に関する第1の制約条件を初期条件として更に受け付けることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記初期条件入力手段により更に受け付けられる移送元の積載状態に基づいて、前記移送元から前記所定の場所への前記各物体の移送順序に関する第1の制約条件を前記制約条件に包含される条件として導出するとともに、前記初期条件入力手段により更に受け付けられる移送先の積載状態に基づいて、前記所定の場所から前記移送先への前記各物体の移送順序に関する第1の制約条件を前記制約条件に包含される条件として導出する制約条件導出手段を更に有することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記制約条件導出手段は、前記解探索処理手段の生成する部分解候補に基づいて、前記移送元から前記所定の場所への前記各物体の移送順序に関する第2の制約条件及び前記所定の場所から前記移送先への前記各物体の移送順序に関する第2の制約条件を、前記制約条件に包含される条件として導出することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記制約検査手段は、前記移送元から前記所定の場所への前記各物体の移送順序に関する第1の制約条件及び前記移送元から前記所定の場所への前記各物体の移送順序に関する第2の制約条件間、並びに、前記所定の場所から前記移送先への前記各物体の移送順序に関する第1の制約条件及び前記所定の場所から前記移送元への前記各物体の移送順序に関する第2の制約条件間の夫々について矛盾の有無を判断し、前記解探索処理手段は、矛盾が無い場合の部分解候補を部分解とすることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記解探索処理手段は、前記移送元から前記所定の場所への移送順序に関する第1の制約条件、及び、前記移送元から前記所定の場所への移送順序に関する第2の制約条件に基づいて、前記移送元から前記所定の場所への前記各物体の移送順序を決定するとともに、前記所定の場所から前記移送先への移送順序に関する第1の制約条件、及び、前記所定の場所から前記移送先への移送順序に関する第2の制約条件に基づいて、前記所定の場所から前記移送先への前記各物体の移送順序を決定することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記解探索処理手段は、前記移送元から前記所定の場所への前記各物体の移送順序及び前記所定の場所から前記移送先への前記各物体の移送順序の双方或いは何れか一方と前記部分解とに基づいて、前記所定の場所における前記各物体の積載順序を示す座標値を決定することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記複数の物体の一部又は全部の物体は、設備制約に基づいて規定される一度に移送可能な単位の数量の物体群であることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記複数の物体の一部又は全部の物体は、設備制約に基づいて規定される一度の積載可能な単位の数量の物体群であることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の情報処理装置。
  13. 情報処理装置による情報処理方法であって、
    所定の場所において一又は複数の物体を積載して形成される積み山の識別番号を値として取る前記各物体毎の変数に値を割り当てることにより解探索処理を行うことを特徴とする情報処理方法。
  14. 請求項13に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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