JP2005025315A - 通信システム及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】管理サーバへの負荷集中を避けると共に、エンド/エンドで直接通信をするP2P通信においても、該通信状態を把握した上で課金処理や接続処理を行う通信システム及びその制御方法を提供する。
【解決手段】管理サーバ10は、ユーザ端末20aからのP2P通信用ツールの利用に関する認証を行うと共に、ユーザ端末20aからの通信中メッセージや通信終了メッセージ(通信情報を含む)を受信して記録管理しておく。このことにより、管理サーバ10側でエンド/エンド間の通信状況を把握することができるので、ツールの使用制限や課金処理等を管理サーバに余分な負荷を掛けずに行うことができる。
【選択図】 図2
【解決手段】管理サーバ10は、ユーザ端末20aからのP2P通信用ツールの利用に関する認証を行うと共に、ユーザ端末20aからの通信中メッセージや通信終了メッセージ(通信情報を含む)を受信して記録管理しておく。このことにより、管理サーバ10側でエンド/エンド間の通信状況を把握することができるので、ツールの使用制限や課金処理等を管理サーバに余分な負荷を掛けずに行うことができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット網を介してP2P(Peer to Peer)通信を実現する通信システム及びその制御方法に関し、特にサーバ側でのP2P通信による課金、統計情報取得、ツール使用制限等を実現する通信システム及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、P2P通信システムとしては、インスタントメッセージングシステムが知られている。これらは、メッセンジャーツールを使ってP2P通信によるメッセージングサービスを行っている。
【0003】
しかし、従来のP2P通信は、ユーザが専用ツールにより一旦管理センタにあるサーバに接続し、そこへ接続しているユーザと通信するという方法であり、エンド/エンドで直接通信をするP2P通信を実現しているというものではなかった。
【0004】
P2P通信ツールとしては、例えば「gnutella」などのファイル共有ツールが知られている。これらのツールは、エンド/エンドで直接通信することにより P2P通信を実現している。つまり、ユーザ個々の通信となるため、ツール提供側となるプロバイダがツールを使用してサービスを実現しようとした場合、個々の通信状況(接続状況や利用状況)を把握することができないため、適切な課金処理を行うことができなかった。例えば、従来のP2P通信システムの公知技術としては以下のものが知られている。
【0005】
【特許文献1】特開2003−114857号公報(図1)
【0006】
しかしながら、特許文献1は、インスタントメッセージングシステムにおいて、一対一通信を介しての企業によるサービス提供を目的とするものであり、そのシステム構成によれば、各ユーザ間での通信状況を管理するものではなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、管理センタにあるサーバを介した従来のP2P通信システムにおいては、接続ユーザ数の増加によりサーバの負荷が高くなるため、サーバの拡張性に不具合があった。
【0008】
また、エンド/エンドで直接通信をする従来のP2P通信システムでは、個々の端末間における通信状態を把握することができないため、課金や接続管理ができないという不具合があった。
【0009】
本発明は、上記不具合に鑑みて成されたものであり、管理センタに設置したサーバへの負荷集中を回避する通信システムを提供することを第1の目的とし、エンド/エンドで直接通信をするP2P通信においても、該通信状態を把握した上で課金処理や接続処理を行う通信システムの制御方法を提供することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の通信システムは、P2P通信用ツールを備える管理サーバと複数のユーザ端末とが通信ネットワークを介して接続され、前記複数のユーザ端末間におけるP2P通信可能な通信システムにおいて、前記管理サーバは、前記通信ネットワークを介して前記P2P通信用ツールを利用してのユーザ端末間における通信状況を管理する管理手段を具備することを特徴とする。
【0011】
また、前記管理サーバは、前記通信状況に応じて課金する課金手段を具備することを特徴とする。
【0012】
本発明の通信システムは、通信ネットワーク上でP2P通信用ツールを提供するプロバイダにより管理される管理サーバと、前記通信ネットワークを介して前記管理サーバにアクセス可能な複数台のユーザ端末と、からなる通信システムにおいて、前記管理サーバは、任意のユーザ端末からの前記P2P通信用ツールの使用に関する認証要求に対する認証結果を記録後、当該認証結果を前記任意のユーザ端末へ送信し、前記任意のユーザ端末は、前記管理サーバからの認証結果に基づいて前記P2P通信用ツールを使用しての通信を制限される、ことを特徴とする。
【0013】
また、前記任意のユーザ端末は、前記P2P通信用ツールを使用しての通信時に通信中である旨を示す通信中メッセージを、通信終了時に通信が終了したことを示す通信終了メッセージを前記管理サーバに対して送信することを特徴とする。
【0014】
また、前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージは、前記任意のユーザ端末と他のユーザ端末とのP2P通信に関する通信情報を含んでいることを特徴とする。
【0015】
また、前記管理サーバは、前記任意のユーザ端末から送信される前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージを記録管理することを特徴とする。
【0016】
また、前記任意のユーザ端末は、前記P2P通信用ツールにより、前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージに対して一方向関数により作成した認証コードを付与して前記管理サーバへ送信することを特徴とする。
【0017】
また、前記管理サーバは、前記任意のユーザ端末から送信される前記通信中メッセージに付与される認証コードを認証し、認証OKの場合には、当該認証コードが正しいという旨の応答を前記任意のユーザ端末へ送信し、前記任意のユーザ端末は、前記通信中メッセージの送信数と前記認証コードが正しいという旨の応答数とを比較判定し、その差分が規定数以上の場合に前記P2P通信用ツールにより通信を切断することを特徴とする。
【0018】
また、前記任意のユーザ端末は、前記P2P通信用ツールにより、タイマ機能を具備し、前記タイマ機能に基づいて、前記通信中メッセージの送信間隔を、通信時間の経過に応じて長くなるように設定することを特徴とする。
【0019】
さらに、前記管理サーバは、前記認証結果と前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージの集計結果とに基づいて、前記任意のユーザ端末への課金量に変換することを特徴とする。
【0020】
本発明の通信システムの制御方法は、通信ネットワーク上でP2P通信用ツールを提供するプロバイダにより管理される管理サーバと、前記通信ネットワークを介して前記管理サーバにアクセス可能な複数台のユーザ端末と、からなる通信システムの制御方法において、前記P2P通信用ツールを使用してユーザ端末間で通信を行う前に、前記ユーザ端末が前記管理サーバに対して前記P2P通信用ツールの使用に関する認証要求を送信する認証要求送信ステップと、前記管理サーバから前記認証要求に対する認証結果を前記ユーザ端末が受信する認証結果受信ステップと、を有し、前記認証結果に基づいて、前記P2P通信用ツールを利用しての通信を制限することを特徴とする。
【0021】
また、前記管理サーバにて、任意のユーザ端末からの認証要求を受信後、該認証要求に基づく認証を行う認証ステップと、前記認証の結果を記録する認証結果記録ステップと、前記記録された認証の結果を収集して前記任意のユーザ端末へ送信する認証結果送信ステップと、を有することを特徴とする。
【0022】
また、前記任意のユーザ端末にて、前記P2P通信用ツールを使用しての通信時に通信中である旨を示す通信中メッセージを、通信終了時に通信が終了したことを示す通信終了メッセージを前記管理サーバに対して送信する通信中メッセージ/通信終了メッセージ送信ステップを有することを特徴とする。
【0023】
また、前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージは、前記任意のユーザ端末と他のユーザ端末とのP2P通信に関する通信情報を含んでいることを特徴とする。
【0024】
また、前記管理サーバにて、前記任意のユーザ端末から送信される前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージを記録管理する記録管理ステップを有することを特徴とする。
【0025】
また、前記任意のユーザ端末は、前記P2P通信用ツールにより、前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージに対して一方向関数により作成した認証コードを付与して前記管理サーバへ送信することを特徴とする。
【0026】
また、前記管理サーバにて、前記任意のユーザ端末から送信される前記通信中メッセージに付与される認証コードを認証し、認証OKの場合には、当該認証コードが正しいという旨の応答を前記任意のユーザ端末へ送信する応答送信ステップを有し、前記任意のユーザ端末は、前記通信中メッセージの送信数と前記認証コードが正しいという旨の応答数とを比較判定する比較判定ステップと、前記比較判定における前記送信数と前記応答数との差分が規定数以上の場合に前記P2P通信用ツールにより通信を切断する切断ステップと、を有することを特徴とする。
【0027】
また、前記任意のユーザ端末は、前記P2P通信用ツールにより、タイマ機能を具備し、前記タイマ機能に基づいて、前記通信中メッセージの送信間隔を、通信時間の経過に応じて長くなるように設定することを特徴とする。
【0028】
さらに、前記管理サーバにて、前記認証結果と前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージの集計結果とに基づいて、前記任意のユーザ端末への課金量に変換する課金量変換ステップを有することを特徴とする。
【0029】
<作用>
本発明は、ユーザ端末側にインストールされたP2P通信ツールから認証要求を送信し、管理サーバでは該ツールからの認証要求を受信して認証し、認証結果を該ツールに送信し、受信した認証結果が管理サーバにより受理された場合には該ツールを起動してのP2P通信を開始し、否認された場合には該ツールの起動を終了させることが可能となるので、その使用を制限することが可能である。
【0030】
また、ユーザ端末からP2P通信によるユーザ端末間の通信状態を通信中メッセージや通信終了メッセージが管理サーバに対して送信されるので、これらのメッセージを管理サーバ側で記録管理しておき、当該通信中メッセージや通信終了メッセージに含まれる通信情報に基づいてP2P通信に対する課金処理を行うことが可能である。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る通信システムの実施の形態を詳細に説明する。図1から図6に、本発明の実施形態である通信システムの実施の形態を示す。
【0032】
図1は、本発明の実施形態である通信システムの概略構成を示すブロック図である。図1において、本発明の実施形態である通信システムは、P2P通信用ツールを提供するプロバイダにより管理運営される管理サーバ10と、サービス利用者側となる複数台のユーザ端末20a〜20nと、がインターネット網100を介して接続されて構成される。複数のユーザ端末20a〜20nは、インターネット網100へアクセス可能な環境下にあるコンピュータや携帯通信端末などである。
【0033】
なお、複数のユーザ端末20a〜20nからインターネット網100へ接続するためのISP(インターネットサービスプロバイダ)サーバに関しては、既存であるため、図示しないものとする。
【0034】
図2は、本発明の実施形態である通信システムにおける動作処理例を示すシステム図である。図2において、本発明の実施形態である通信システムの動作処理例を説明するにあたり、ユーザ端末20aとユーザ端末20bとがそれぞれ不図示のISPを介してインターネットへ接続し、インターネット上のP2P通信用ツール(以下、単にツールと称す)を提供するプロバイダにより管理運営される管理サーバ10へと接続可能な構成となっている。この管理サーバ10は、以下の機能を具備している。
【0035】
(1)〔ツール提供機能11〕
ツール提供機能11は、P2P通信で使用するツールをユーザがダウンロード可能な形式で保持しており、ユーザ端末からのインストール要求に応じてツールを提供するものである。ユーザ端末20a、20bを使用する夫々のユーザは、ツール提供機能11により管理サーバ10からツールをダウンロードしてインストールすることでP2P通信を利用することができる。
【0036】
(2)〔インストール情報登録管理機能12〕
インストール情報登録管理機能12は、ユーザ端末がツールをインストールする際のインストール要求に応じてシリアル番号を発行し、ユーザ端末で生成した認証情報(ダイジェスト)をシリアル番号に対応付けて保存し、管理するものである。
【0037】
(3)〔ツール認証機能13〕
ツール認証機能13は、ユーザ端末にインストールされたツールによるP2P通信を開始するため、当該ツールの使用を認証するものである。この認証とは、ユーザ端末から送信される認証情報(ダイジェスト)及びシリアル番号の照合を行うことであり、合致する場合には認証OK、合致しない場合には認証NG、といった結果を認証要求のあったユーザ端末へ送信する処理である。このツール認証機能13は、ユーザ端末20a、20bの夫々から送信されるツール認証要求▲1▼、▲4▼に基づいて処理を開始し、その結果をツール認証応答▲2▼、▲5▼として夫々のユーザ端末20a、20bへ送信する。
【0038】
(4)〔通信状態管理機能14〕
通信状態管理機能14は、ユーザ端末にインストールされたツールの通信状態通知機能により通知される通信状態メッセージ(通信中メッセージ▲6▼、通信終了メッセージ▲8▼)を受信し、そのメッセージ内容をログファイルに記録して管理するものである。
【0039】
各ユーザが使用するそれぞれのユーザ端末20a、20bにインストールされるツールは、管理サーバ10上のツール提供機能11により取得することができる。ユーザ端末20a、20bが管理サーバ10から取得するツールには、以下の機能が含まれている。
【0040】
(1)〔認証情報登録機能21〕
認証情報登録機能21は、ユーザ端末へのツールのインストール時、当該ツールのシリアル番号を管理サーバ10上のインストール情報登録管理機能12へ要求し、シリアル番号を取得後、非可逆性暗号を用いて該シリアル番号とユーザ端末上の時刻データとからダイジェストを生成し、該ダイジェストを認証情報としてインストール情報登録管理機能12に登録するものである。
【0041】
(2)〔認証機能22〕
認証機能22は、ツールによるP2P通信開始時、認証情報登録機能21により取得したシリアル番号と該認証情報登録機能21により生成したダイジェストとを管理サーバ10上のツール認証機能13へ送信し、該ツール認証機能13によるチェック結果を受信し、該結果が認証OK(受理)の場合は通信を開始させ、該結果が認証NG(拒否)の場合はツールを初期状態へ戻すものである。
【0042】
(3)〔通信状態通知機能23〕
通信状態通知機能23は、ツールによるP2P通信中に、当該ツールにより定められたある時間間隔で管理サーバ10上の通信状態管理機能14に通信中メッセージ▲6▼と、該通信中メッセージに基づいて一方向関数により生成した認証コードと、少なくとも1つ以上の通信情報とを送信する。
また、通信状態通知機能23は、ツールによるP2P通信を終了する際に、管理サーバ10上の通信状態管理機能14に通信終了メッセージ▲8▼と、該通信終了メッセージに基づいて一方向関数により生成した認証コードと、少なくとも1つ以上の通信情報とを送信する。
なお、通信状態通知機能23により管理サーバ10上の通信状態管理機能に対してユーザ端末から送信される通信情報とは、ユーザ端末間(20a⇔20b)のP2P通信における「通信開始からの累積時間」、「通信開始からの送信データ量の累積値」、「通信開始からの受信データ量の累積値」、「個々の通信データのサイズ」、「データオクテット」、「パケット数」などのデータであるが、これらに限らず、障害等に関する「エラーデータオクテット」などもデータとすることができる。
【0043】
図3は、ユーザ端末のツールから管理サーバの通信状態管理機能に対して送信される通信中メッセージの送信状況推移を示すタイミングチャートである。図3に示すように、通信開始当初は、比較的短い間隔で通信中メッセージが送信されているが、通信時間が経過するに従って通信中メッセージの送信間隔が長くなるように予めツールにより、n回目の送信からn+1回目までの送信間隔時間(t)をt=2^nと設定しておく。
【0044】
管理サーバ10は、ユーザ端末からの通信中メッセージを受信すると、応答メッセージを生成してユーザ端末へ返信する。ユーザ端末側では、管理サーバ10からの応答メッセージをカウントしておき、応答メッセージが送信されない場合には、一定の回数(規定値)を設けておき、当該規定値を超えた際に通信できないように制限することができる。
【0045】
図4は、ツールのインストール時に、ツール上の認証情報登録機能と管理サーバ上のインストール情報登録管理機能との処理シーケンスを示す図である。
【0046】
まず、ツールのインストール開始時にユーザ端末のインストーラーは、管理サーバ10上のインストール情報登録管理機能12に対してシリアル番号の要求を送信する(ステップS1)。管理サーバ10は、ユーザ端末からのシリアル番号の要求送信を受信すると(ステップS2)、管理番号をシリアル番号として発行し(ステップS3)、当該シリアル番号をユーザ端末へ送信する(ステップS4)。
【0047】
次に、ユーザ端末のインストーラーは、管理サーバ10から送信されたシリアル番号を受信し(ステップS5)、当該シリアル番号と時刻データ(秒とマイクロ秒)とからダイジェストを生成し(ステップS6)、当該生成されたダイジェストを管理サーバ10上のインストール情報登録管理機能12にシリアル番号と共に送信する(ステップS7)。
【0048】
管理サーバ10は、ユーザ端末からダイジェストとシリアル番号とを受信すると(ステップS8)、このダイジェストを登録し(ステップS9)、処理完了の旨をユーザ端末へ送信する(ステップS10)。
【0049】
ユーザ端末のインストーラーは、管理サーバ10からの処理完了の応答を受信すると(ステップS11)、ツール本体のインストール処理を行った後(ステップS12)、処理を終了する。
【0050】
図5は、ツールを使用してP2P通信を開始する時に、ツール上の認証機能と管理サーバ上のツール認証機能との処理シーケンスを示す図である。
【0051】
ユーザ端末20aを使用するユーザがツールを立ち上げてユーザ端末20bを使用するユーザと通信を開始する場合、該ツールは、インストール時に取得したシリアル番号と、インストール時に生成したダイジェストを、管理サーバ10上のツール認証機能13へ認証要求として送信する(ステップS21)。
【0052】
管理サーバ10上のツール認証機能13は、ユーザ端末20aからの認証要求を受信すると(ステップS22)、受信したシリアル番号とダイジェストとの組合せを管理サーバ10上で管理しているシリアル番号とダイジェストと照合してダイジェストチェックを行う(ステップS23)。管理サーバ10は、ダイジェストチェックの結果、合致した場合はOKを、合致しない場合はNGを、ツール認証機能13によりユーザ端末20aへ送信する(ステップS24)。
【0053】
ユーザ端末20aは、管理サーバ10上のツール認証機能13によりダイジェストチェックの認証結果を受信すると(ステップS25)、その結果判定を行い(ステップS26)、認証結果がOKであればツールによるP2P通信開始処理を行い(ステップS27)、認証結果がNGであればツールの初期状態へと戻り(ステップS28)、処理を終了する。
【0054】
図6は、ツールによるP2P通信中におけるツール上の通信状態通知機能と管理サーバ上の通信状態管理機能との処理シーケンスを示す図である。
【0055】
ユーザ端末20aを使用するユーザがツールを使用してユーザ端末20bを使用するユーザとP2P通信を行っている間、ユーザ端末20aのツール上の通信状態通知機能23は、管理サーバ10上の通信状態管理機能14に対して送信する通信中メッセージを作成後(ステップS31)、当該作成されたメッセージから一方向関数により認証コードを生成し(ステップS32)、通信中メッセージと認証コードとを管理サーバ10へ送信する(ステップS33)。
【0056】
なお、通信中メッセージには、ユーザ端末間(20a⇔20b)のP2P通信における「通信開始からの累積時間」、「通信開始からの送信データ量の累積値」、「通信開始からの受信データ量の累積値」、「個々の通信データのサイズ」、「データオクテット」、「パケット数」、「エラーデータオクテット」などの通信情報のうち、少なくとも1つ以上のデータが含まれている。
【0057】
管理サーバ10は、ユーザ端末20a、20bから送信される通信中メッセージと認証コードとを受信すると(ステップS34)、管理サーバ10上の通信状態管理機能14で該受信した認証コードによる認証処理を行い(ステップS35)、その認証の結果を判定する(ステップS36)。
【0058】
ステップS36において、管理サーバ10上の通信状態管理機能14は、認証の結果がNGの場合には処理を終了し、認証の結果がOKの場合には受信した通信中メッセージとその応答に対する認証コードを付与してログファイルに書き込んで記録し(ステップS37)、認証コードが正しい旨の応答メッセージを生成後(ステップS38)、当該生成された応答メッセージをユーザ端末20a、20bに対して送信する(ステップS39)。
【0059】
ユーザ端末20a、20bの夫々のツールは、管理サーバ10から送信される応答メッセージを受信すると(ステップS40)、通信中メッセージの送信及び応答メッセージの受信回数を比較判定し(ステップS41)、その結果が規定数以内であれば通信を継続し(ステップS42)、規定数以上であれば通信を中断する(ステップS43)。
【0060】
また、ユーザ端末20aを使用するユーザがツールを使用してユーザ端末20bを使用するユーザとの通信を終了させる場合、P2P通信用ツールは、管理サーバ10上の通信状態管理機能14に対して通信終了を示す通信終了メッセージ(図2の▲8▼)を送信し、管理サーバの通信状態管理機能では当該通信終了メッセージを受信後、ログファイルに書き込んで記録する。
【0061】
なお、この通信終了メッセージには、通信中メッセージ送信の場合と同様に、ユーザ端末間(20a⇔20b)のP2P通信における「通信開始からの累積時間」、「通信開始からの送信データ量の累積値」、「通信開始からの受信データ量の累積値」、「個々の通信データのサイズ」、「データオクテット」、「パケット数」、「エラーデータオクテット」などの通信情報のうち、少なくとも1つ以上のデータが含まれている。
【0062】
管理サーバ10は、通信中メッセージや通信終了メッセージと共にユーザ端末から送信される通信情報を通信状態管理機能14により管理記録しておき、この通信情報を課金情報として用いることができ、所定の算出方式に当てはめた上で課金料金を設定することができる。
【0063】
なお、上述する実施形態は本発明の好適な実施形態であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能なことは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、P2P通信を行うツールによりユーザ端末から管理サーバに対してツール使用に関する認証要求を送信し、管理サーバで認証することにより、従来のP2P通信における管理サーバの場合と比較して負荷を大幅に軽減することができると共に、認証結果に応じたP2P通信制御を利用した課金処理を行うことが可能となる。
【0065】
また、ユーザ端末は、P2P通信を行うツールにより管理サーバに対して通信中メッセージや通信終了メッセージなどの通信状態を示すメッセージと通信情報とを送信するので、通信時間や通信データ量などを管理サーバ側で把握することができるので、これらの情報に基づいた従量課金を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の動作処理例を示すシステム図である。
【図3】ユーザ端末のツールから管理サーバの通信状態管理機能に対して送信される通信中メッセージの送信状況推移を示すタイミングチャートである。
【図4】ツールのインストール時におけるツール上の認証情報登録機能と管理サーバ上のインストール情報登録管理機能との処理シーケンスを示す図である。
【図5】ツールを使用して通信を開始する時におけるツール上の認証機能と管理サーバ上のツール認証機能との処理シーケンスを示す図である。
【図6】ツールによる通信中におけるツール上の通信状態管理機能と管理サーバ上の通信状態管理機能との処理シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
10 管理サーバ
11 ツ―ル提供機能
12 インストール情報登録管理機能
13 ツ―ル認証機能
14 通信状態管理機能
20a〜20n ユーザ端末
21 認証情報登録機能
22 認証機能
23 通信状態通知機能
100 インターネット網
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット網を介してP2P(Peer to Peer)通信を実現する通信システム及びその制御方法に関し、特にサーバ側でのP2P通信による課金、統計情報取得、ツール使用制限等を実現する通信システム及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、P2P通信システムとしては、インスタントメッセージングシステムが知られている。これらは、メッセンジャーツールを使ってP2P通信によるメッセージングサービスを行っている。
【0003】
しかし、従来のP2P通信は、ユーザが専用ツールにより一旦管理センタにあるサーバに接続し、そこへ接続しているユーザと通信するという方法であり、エンド/エンドで直接通信をするP2P通信を実現しているというものではなかった。
【0004】
P2P通信ツールとしては、例えば「gnutella」などのファイル共有ツールが知られている。これらのツールは、エンド/エンドで直接通信することにより P2P通信を実現している。つまり、ユーザ個々の通信となるため、ツール提供側となるプロバイダがツールを使用してサービスを実現しようとした場合、個々の通信状況(接続状況や利用状況)を把握することができないため、適切な課金処理を行うことができなかった。例えば、従来のP2P通信システムの公知技術としては以下のものが知られている。
【0005】
【特許文献1】特開2003−114857号公報(図1)
【0006】
しかしながら、特許文献1は、インスタントメッセージングシステムにおいて、一対一通信を介しての企業によるサービス提供を目的とするものであり、そのシステム構成によれば、各ユーザ間での通信状況を管理するものではなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、管理センタにあるサーバを介した従来のP2P通信システムにおいては、接続ユーザ数の増加によりサーバの負荷が高くなるため、サーバの拡張性に不具合があった。
【0008】
また、エンド/エンドで直接通信をする従来のP2P通信システムでは、個々の端末間における通信状態を把握することができないため、課金や接続管理ができないという不具合があった。
【0009】
本発明は、上記不具合に鑑みて成されたものであり、管理センタに設置したサーバへの負荷集中を回避する通信システムを提供することを第1の目的とし、エンド/エンドで直接通信をするP2P通信においても、該通信状態を把握した上で課金処理や接続処理を行う通信システムの制御方法を提供することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の通信システムは、P2P通信用ツールを備える管理サーバと複数のユーザ端末とが通信ネットワークを介して接続され、前記複数のユーザ端末間におけるP2P通信可能な通信システムにおいて、前記管理サーバは、前記通信ネットワークを介して前記P2P通信用ツールを利用してのユーザ端末間における通信状況を管理する管理手段を具備することを特徴とする。
【0011】
また、前記管理サーバは、前記通信状況に応じて課金する課金手段を具備することを特徴とする。
【0012】
本発明の通信システムは、通信ネットワーク上でP2P通信用ツールを提供するプロバイダにより管理される管理サーバと、前記通信ネットワークを介して前記管理サーバにアクセス可能な複数台のユーザ端末と、からなる通信システムにおいて、前記管理サーバは、任意のユーザ端末からの前記P2P通信用ツールの使用に関する認証要求に対する認証結果を記録後、当該認証結果を前記任意のユーザ端末へ送信し、前記任意のユーザ端末は、前記管理サーバからの認証結果に基づいて前記P2P通信用ツールを使用しての通信を制限される、ことを特徴とする。
【0013】
また、前記任意のユーザ端末は、前記P2P通信用ツールを使用しての通信時に通信中である旨を示す通信中メッセージを、通信終了時に通信が終了したことを示す通信終了メッセージを前記管理サーバに対して送信することを特徴とする。
【0014】
また、前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージは、前記任意のユーザ端末と他のユーザ端末とのP2P通信に関する通信情報を含んでいることを特徴とする。
【0015】
また、前記管理サーバは、前記任意のユーザ端末から送信される前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージを記録管理することを特徴とする。
【0016】
また、前記任意のユーザ端末は、前記P2P通信用ツールにより、前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージに対して一方向関数により作成した認証コードを付与して前記管理サーバへ送信することを特徴とする。
【0017】
また、前記管理サーバは、前記任意のユーザ端末から送信される前記通信中メッセージに付与される認証コードを認証し、認証OKの場合には、当該認証コードが正しいという旨の応答を前記任意のユーザ端末へ送信し、前記任意のユーザ端末は、前記通信中メッセージの送信数と前記認証コードが正しいという旨の応答数とを比較判定し、その差分が規定数以上の場合に前記P2P通信用ツールにより通信を切断することを特徴とする。
【0018】
また、前記任意のユーザ端末は、前記P2P通信用ツールにより、タイマ機能を具備し、前記タイマ機能に基づいて、前記通信中メッセージの送信間隔を、通信時間の経過に応じて長くなるように設定することを特徴とする。
【0019】
さらに、前記管理サーバは、前記認証結果と前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージの集計結果とに基づいて、前記任意のユーザ端末への課金量に変換することを特徴とする。
【0020】
本発明の通信システムの制御方法は、通信ネットワーク上でP2P通信用ツールを提供するプロバイダにより管理される管理サーバと、前記通信ネットワークを介して前記管理サーバにアクセス可能な複数台のユーザ端末と、からなる通信システムの制御方法において、前記P2P通信用ツールを使用してユーザ端末間で通信を行う前に、前記ユーザ端末が前記管理サーバに対して前記P2P通信用ツールの使用に関する認証要求を送信する認証要求送信ステップと、前記管理サーバから前記認証要求に対する認証結果を前記ユーザ端末が受信する認証結果受信ステップと、を有し、前記認証結果に基づいて、前記P2P通信用ツールを利用しての通信を制限することを特徴とする。
【0021】
また、前記管理サーバにて、任意のユーザ端末からの認証要求を受信後、該認証要求に基づく認証を行う認証ステップと、前記認証の結果を記録する認証結果記録ステップと、前記記録された認証の結果を収集して前記任意のユーザ端末へ送信する認証結果送信ステップと、を有することを特徴とする。
【0022】
また、前記任意のユーザ端末にて、前記P2P通信用ツールを使用しての通信時に通信中である旨を示す通信中メッセージを、通信終了時に通信が終了したことを示す通信終了メッセージを前記管理サーバに対して送信する通信中メッセージ/通信終了メッセージ送信ステップを有することを特徴とする。
【0023】
また、前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージは、前記任意のユーザ端末と他のユーザ端末とのP2P通信に関する通信情報を含んでいることを特徴とする。
【0024】
また、前記管理サーバにて、前記任意のユーザ端末から送信される前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージを記録管理する記録管理ステップを有することを特徴とする。
【0025】
また、前記任意のユーザ端末は、前記P2P通信用ツールにより、前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージに対して一方向関数により作成した認証コードを付与して前記管理サーバへ送信することを特徴とする。
【0026】
また、前記管理サーバにて、前記任意のユーザ端末から送信される前記通信中メッセージに付与される認証コードを認証し、認証OKの場合には、当該認証コードが正しいという旨の応答を前記任意のユーザ端末へ送信する応答送信ステップを有し、前記任意のユーザ端末は、前記通信中メッセージの送信数と前記認証コードが正しいという旨の応答数とを比較判定する比較判定ステップと、前記比較判定における前記送信数と前記応答数との差分が規定数以上の場合に前記P2P通信用ツールにより通信を切断する切断ステップと、を有することを特徴とする。
【0027】
また、前記任意のユーザ端末は、前記P2P通信用ツールにより、タイマ機能を具備し、前記タイマ機能に基づいて、前記通信中メッセージの送信間隔を、通信時間の経過に応じて長くなるように設定することを特徴とする。
【0028】
さらに、前記管理サーバにて、前記認証結果と前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージの集計結果とに基づいて、前記任意のユーザ端末への課金量に変換する課金量変換ステップを有することを特徴とする。
【0029】
<作用>
本発明は、ユーザ端末側にインストールされたP2P通信ツールから認証要求を送信し、管理サーバでは該ツールからの認証要求を受信して認証し、認証結果を該ツールに送信し、受信した認証結果が管理サーバにより受理された場合には該ツールを起動してのP2P通信を開始し、否認された場合には該ツールの起動を終了させることが可能となるので、その使用を制限することが可能である。
【0030】
また、ユーザ端末からP2P通信によるユーザ端末間の通信状態を通信中メッセージや通信終了メッセージが管理サーバに対して送信されるので、これらのメッセージを管理サーバ側で記録管理しておき、当該通信中メッセージや通信終了メッセージに含まれる通信情報に基づいてP2P通信に対する課金処理を行うことが可能である。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る通信システムの実施の形態を詳細に説明する。図1から図6に、本発明の実施形態である通信システムの実施の形態を示す。
【0032】
図1は、本発明の実施形態である通信システムの概略構成を示すブロック図である。図1において、本発明の実施形態である通信システムは、P2P通信用ツールを提供するプロバイダにより管理運営される管理サーバ10と、サービス利用者側となる複数台のユーザ端末20a〜20nと、がインターネット網100を介して接続されて構成される。複数のユーザ端末20a〜20nは、インターネット網100へアクセス可能な環境下にあるコンピュータや携帯通信端末などである。
【0033】
なお、複数のユーザ端末20a〜20nからインターネット網100へ接続するためのISP(インターネットサービスプロバイダ)サーバに関しては、既存であるため、図示しないものとする。
【0034】
図2は、本発明の実施形態である通信システムにおける動作処理例を示すシステム図である。図2において、本発明の実施形態である通信システムの動作処理例を説明するにあたり、ユーザ端末20aとユーザ端末20bとがそれぞれ不図示のISPを介してインターネットへ接続し、インターネット上のP2P通信用ツール(以下、単にツールと称す)を提供するプロバイダにより管理運営される管理サーバ10へと接続可能な構成となっている。この管理サーバ10は、以下の機能を具備している。
【0035】
(1)〔ツール提供機能11〕
ツール提供機能11は、P2P通信で使用するツールをユーザがダウンロード可能な形式で保持しており、ユーザ端末からのインストール要求に応じてツールを提供するものである。ユーザ端末20a、20bを使用する夫々のユーザは、ツール提供機能11により管理サーバ10からツールをダウンロードしてインストールすることでP2P通信を利用することができる。
【0036】
(2)〔インストール情報登録管理機能12〕
インストール情報登録管理機能12は、ユーザ端末がツールをインストールする際のインストール要求に応じてシリアル番号を発行し、ユーザ端末で生成した認証情報(ダイジェスト)をシリアル番号に対応付けて保存し、管理するものである。
【0037】
(3)〔ツール認証機能13〕
ツール認証機能13は、ユーザ端末にインストールされたツールによるP2P通信を開始するため、当該ツールの使用を認証するものである。この認証とは、ユーザ端末から送信される認証情報(ダイジェスト)及びシリアル番号の照合を行うことであり、合致する場合には認証OK、合致しない場合には認証NG、といった結果を認証要求のあったユーザ端末へ送信する処理である。このツール認証機能13は、ユーザ端末20a、20bの夫々から送信されるツール認証要求▲1▼、▲4▼に基づいて処理を開始し、その結果をツール認証応答▲2▼、▲5▼として夫々のユーザ端末20a、20bへ送信する。
【0038】
(4)〔通信状態管理機能14〕
通信状態管理機能14は、ユーザ端末にインストールされたツールの通信状態通知機能により通知される通信状態メッセージ(通信中メッセージ▲6▼、通信終了メッセージ▲8▼)を受信し、そのメッセージ内容をログファイルに記録して管理するものである。
【0039】
各ユーザが使用するそれぞれのユーザ端末20a、20bにインストールされるツールは、管理サーバ10上のツール提供機能11により取得することができる。ユーザ端末20a、20bが管理サーバ10から取得するツールには、以下の機能が含まれている。
【0040】
(1)〔認証情報登録機能21〕
認証情報登録機能21は、ユーザ端末へのツールのインストール時、当該ツールのシリアル番号を管理サーバ10上のインストール情報登録管理機能12へ要求し、シリアル番号を取得後、非可逆性暗号を用いて該シリアル番号とユーザ端末上の時刻データとからダイジェストを生成し、該ダイジェストを認証情報としてインストール情報登録管理機能12に登録するものである。
【0041】
(2)〔認証機能22〕
認証機能22は、ツールによるP2P通信開始時、認証情報登録機能21により取得したシリアル番号と該認証情報登録機能21により生成したダイジェストとを管理サーバ10上のツール認証機能13へ送信し、該ツール認証機能13によるチェック結果を受信し、該結果が認証OK(受理)の場合は通信を開始させ、該結果が認証NG(拒否)の場合はツールを初期状態へ戻すものである。
【0042】
(3)〔通信状態通知機能23〕
通信状態通知機能23は、ツールによるP2P通信中に、当該ツールにより定められたある時間間隔で管理サーバ10上の通信状態管理機能14に通信中メッセージ▲6▼と、該通信中メッセージに基づいて一方向関数により生成した認証コードと、少なくとも1つ以上の通信情報とを送信する。
また、通信状態通知機能23は、ツールによるP2P通信を終了する際に、管理サーバ10上の通信状態管理機能14に通信終了メッセージ▲8▼と、該通信終了メッセージに基づいて一方向関数により生成した認証コードと、少なくとも1つ以上の通信情報とを送信する。
なお、通信状態通知機能23により管理サーバ10上の通信状態管理機能に対してユーザ端末から送信される通信情報とは、ユーザ端末間(20a⇔20b)のP2P通信における「通信開始からの累積時間」、「通信開始からの送信データ量の累積値」、「通信開始からの受信データ量の累積値」、「個々の通信データのサイズ」、「データオクテット」、「パケット数」などのデータであるが、これらに限らず、障害等に関する「エラーデータオクテット」などもデータとすることができる。
【0043】
図3は、ユーザ端末のツールから管理サーバの通信状態管理機能に対して送信される通信中メッセージの送信状況推移を示すタイミングチャートである。図3に示すように、通信開始当初は、比較的短い間隔で通信中メッセージが送信されているが、通信時間が経過するに従って通信中メッセージの送信間隔が長くなるように予めツールにより、n回目の送信からn+1回目までの送信間隔時間(t)をt=2^nと設定しておく。
【0044】
管理サーバ10は、ユーザ端末からの通信中メッセージを受信すると、応答メッセージを生成してユーザ端末へ返信する。ユーザ端末側では、管理サーバ10からの応答メッセージをカウントしておき、応答メッセージが送信されない場合には、一定の回数(規定値)を設けておき、当該規定値を超えた際に通信できないように制限することができる。
【0045】
図4は、ツールのインストール時に、ツール上の認証情報登録機能と管理サーバ上のインストール情報登録管理機能との処理シーケンスを示す図である。
【0046】
まず、ツールのインストール開始時にユーザ端末のインストーラーは、管理サーバ10上のインストール情報登録管理機能12に対してシリアル番号の要求を送信する(ステップS1)。管理サーバ10は、ユーザ端末からのシリアル番号の要求送信を受信すると(ステップS2)、管理番号をシリアル番号として発行し(ステップS3)、当該シリアル番号をユーザ端末へ送信する(ステップS4)。
【0047】
次に、ユーザ端末のインストーラーは、管理サーバ10から送信されたシリアル番号を受信し(ステップS5)、当該シリアル番号と時刻データ(秒とマイクロ秒)とからダイジェストを生成し(ステップS6)、当該生成されたダイジェストを管理サーバ10上のインストール情報登録管理機能12にシリアル番号と共に送信する(ステップS7)。
【0048】
管理サーバ10は、ユーザ端末からダイジェストとシリアル番号とを受信すると(ステップS8)、このダイジェストを登録し(ステップS9)、処理完了の旨をユーザ端末へ送信する(ステップS10)。
【0049】
ユーザ端末のインストーラーは、管理サーバ10からの処理完了の応答を受信すると(ステップS11)、ツール本体のインストール処理を行った後(ステップS12)、処理を終了する。
【0050】
図5は、ツールを使用してP2P通信を開始する時に、ツール上の認証機能と管理サーバ上のツール認証機能との処理シーケンスを示す図である。
【0051】
ユーザ端末20aを使用するユーザがツールを立ち上げてユーザ端末20bを使用するユーザと通信を開始する場合、該ツールは、インストール時に取得したシリアル番号と、インストール時に生成したダイジェストを、管理サーバ10上のツール認証機能13へ認証要求として送信する(ステップS21)。
【0052】
管理サーバ10上のツール認証機能13は、ユーザ端末20aからの認証要求を受信すると(ステップS22)、受信したシリアル番号とダイジェストとの組合せを管理サーバ10上で管理しているシリアル番号とダイジェストと照合してダイジェストチェックを行う(ステップS23)。管理サーバ10は、ダイジェストチェックの結果、合致した場合はOKを、合致しない場合はNGを、ツール認証機能13によりユーザ端末20aへ送信する(ステップS24)。
【0053】
ユーザ端末20aは、管理サーバ10上のツール認証機能13によりダイジェストチェックの認証結果を受信すると(ステップS25)、その結果判定を行い(ステップS26)、認証結果がOKであればツールによるP2P通信開始処理を行い(ステップS27)、認証結果がNGであればツールの初期状態へと戻り(ステップS28)、処理を終了する。
【0054】
図6は、ツールによるP2P通信中におけるツール上の通信状態通知機能と管理サーバ上の通信状態管理機能との処理シーケンスを示す図である。
【0055】
ユーザ端末20aを使用するユーザがツールを使用してユーザ端末20bを使用するユーザとP2P通信を行っている間、ユーザ端末20aのツール上の通信状態通知機能23は、管理サーバ10上の通信状態管理機能14に対して送信する通信中メッセージを作成後(ステップS31)、当該作成されたメッセージから一方向関数により認証コードを生成し(ステップS32)、通信中メッセージと認証コードとを管理サーバ10へ送信する(ステップS33)。
【0056】
なお、通信中メッセージには、ユーザ端末間(20a⇔20b)のP2P通信における「通信開始からの累積時間」、「通信開始からの送信データ量の累積値」、「通信開始からの受信データ量の累積値」、「個々の通信データのサイズ」、「データオクテット」、「パケット数」、「エラーデータオクテット」などの通信情報のうち、少なくとも1つ以上のデータが含まれている。
【0057】
管理サーバ10は、ユーザ端末20a、20bから送信される通信中メッセージと認証コードとを受信すると(ステップS34)、管理サーバ10上の通信状態管理機能14で該受信した認証コードによる認証処理を行い(ステップS35)、その認証の結果を判定する(ステップS36)。
【0058】
ステップS36において、管理サーバ10上の通信状態管理機能14は、認証の結果がNGの場合には処理を終了し、認証の結果がOKの場合には受信した通信中メッセージとその応答に対する認証コードを付与してログファイルに書き込んで記録し(ステップS37)、認証コードが正しい旨の応答メッセージを生成後(ステップS38)、当該生成された応答メッセージをユーザ端末20a、20bに対して送信する(ステップS39)。
【0059】
ユーザ端末20a、20bの夫々のツールは、管理サーバ10から送信される応答メッセージを受信すると(ステップS40)、通信中メッセージの送信及び応答メッセージの受信回数を比較判定し(ステップS41)、その結果が規定数以内であれば通信を継続し(ステップS42)、規定数以上であれば通信を中断する(ステップS43)。
【0060】
また、ユーザ端末20aを使用するユーザがツールを使用してユーザ端末20bを使用するユーザとの通信を終了させる場合、P2P通信用ツールは、管理サーバ10上の通信状態管理機能14に対して通信終了を示す通信終了メッセージ(図2の▲8▼)を送信し、管理サーバの通信状態管理機能では当該通信終了メッセージを受信後、ログファイルに書き込んで記録する。
【0061】
なお、この通信終了メッセージには、通信中メッセージ送信の場合と同様に、ユーザ端末間(20a⇔20b)のP2P通信における「通信開始からの累積時間」、「通信開始からの送信データ量の累積値」、「通信開始からの受信データ量の累積値」、「個々の通信データのサイズ」、「データオクテット」、「パケット数」、「エラーデータオクテット」などの通信情報のうち、少なくとも1つ以上のデータが含まれている。
【0062】
管理サーバ10は、通信中メッセージや通信終了メッセージと共にユーザ端末から送信される通信情報を通信状態管理機能14により管理記録しておき、この通信情報を課金情報として用いることができ、所定の算出方式に当てはめた上で課金料金を設定することができる。
【0063】
なお、上述する実施形態は本発明の好適な実施形態であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能なことは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、P2P通信を行うツールによりユーザ端末から管理サーバに対してツール使用に関する認証要求を送信し、管理サーバで認証することにより、従来のP2P通信における管理サーバの場合と比較して負荷を大幅に軽減することができると共に、認証結果に応じたP2P通信制御を利用した課金処理を行うことが可能となる。
【0065】
また、ユーザ端末は、P2P通信を行うツールにより管理サーバに対して通信中メッセージや通信終了メッセージなどの通信状態を示すメッセージと通信情報とを送信するので、通信時間や通信データ量などを管理サーバ側で把握することができるので、これらの情報に基づいた従量課金を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の動作処理例を示すシステム図である。
【図3】ユーザ端末のツールから管理サーバの通信状態管理機能に対して送信される通信中メッセージの送信状況推移を示すタイミングチャートである。
【図4】ツールのインストール時におけるツール上の認証情報登録機能と管理サーバ上のインストール情報登録管理機能との処理シーケンスを示す図である。
【図5】ツールを使用して通信を開始する時におけるツール上の認証機能と管理サーバ上のツール認証機能との処理シーケンスを示す図である。
【図6】ツールによる通信中におけるツール上の通信状態管理機能と管理サーバ上の通信状態管理機能との処理シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
10 管理サーバ
11 ツ―ル提供機能
12 インストール情報登録管理機能
13 ツ―ル認証機能
14 通信状態管理機能
20a〜20n ユーザ端末
21 認証情報登録機能
22 認証機能
23 通信状態通知機能
100 インターネット網
Claims (19)
- P2P通信用ツールを備える管理サーバと複数のユーザ端末とが通信ネットワークを介して接続され、前記複数のユーザ端末間におけるP2P通信可能な通信システムにおいて、
前記管理サーバは、
前記通信ネットワークを介して前記P2P通信用ツールを利用してのユーザ端末間における通信状況を管理する管理手段を具備することを特徴とする通信システム。 - 前記管理サーバは、
前記通信状況に応じて課金する課金手段を具備することを特徴とする請求項1記載の通信システム。 - 通信ネットワーク上でP2P通信用ツールを提供するプロバイダにより管理される管理サーバと、前記通信ネットワークを介して前記管理サーバにアクセス可能な複数台のユーザ端末と、からなる通信システムにおいて、
前記管理サーバは、
任意のユーザ端末からの前記P2P通信用ツールの使用に関する認証要求に対する認証結果を記録後、当該認証結果を前記任意のユーザ端末へ送信し、
前記任意のユーザ端末は、
前記管理サーバからの認証結果に基づいて前記P2P通信用ツールを使用しての通信を制限される、
ことを特徴とする通信システム。 - 前記任意のユーザ端末は、
前記P2P通信用ツールを使用しての通信時に通信中である旨を示す通信中メッセージを、通信終了時に通信が終了したことを示す通信終了メッセージを前記管理サーバに対して送信することを特徴とする請求項3記載の通信システム。 - 前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージは、
前記任意のユーザ端末と他のユーザ端末とのP2P通信に関する通信情報を含んでいることを特徴とする請求項4記載の通信システム。 - 前記管理サーバは、
前記任意のユーザ端末から送信される前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージを記録管理することを特徴とする請求項4又は5記載の通信システム。 - 前記任意のユーザ端末は、
前記P2P通信用ツールにより、前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージに対して一方向関数により作成した認証コードを付与して前記管理サーバへ送信することを特徴とする請求項4から6の何れか1項に記載の通信システム。 - 前記管理サーバは、
前記任意のユーザ端末から送信される前記通信中メッセージに付与される認証コードを認証し、認証OKの場合には、当該認証コードが正しいという旨の応答を前記任意のユーザ端末へ送信し、
前記任意のユーザ端末は、
前記通信中メッセージの送信数と前記認証コードが正しいという旨の応答数とを比較判定し、その差分が規定数以上の場合に前記P2P通信用ツールにより通信を切断することを特徴とする請求項7記載の通信システム。 - 前記任意のユーザ端末は、
前記P2P通信用ツールにより、タイマ機能を具備し、
前記タイマ機能に基づいて、前記通信中メッセージの送信間隔を、通信時間の経過に応じて長くなるように設定することを特徴とする請求項4から8の何れか1項に記載の通信システム。 - 前記管理サーバは、
前記認証結果と前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージの集計結果とに基づいて、前記任意のユーザ端末への課金量に変換することを特徴とする請求項4から9の何れか1項に記載の通信システム。 - 通信ネットワーク上でP2P通信用ツールを提供するプロバイダにより管理される管理サーバと、前記通信ネットワークを介して前記管理サーバにアクセス可能な複数台のユーザ端末と、からなる通信システムの制御方法において、
前記P2P通信用ツールを使用してユーザ端末間で通信を行う前に、前記ユーザ端末が前記管理サーバに対して前記P2P通信用ツールの使用に関する認証要求を送信する認証要求送信ステップと、
前記管理サーバから前記認証要求に対する認証結果を前記ユーザ端末が受信する認証結果受信ステップと、を有し、
前記認証結果に基づいて、前記P2P通信用ツールを利用しての通信を制限することを特徴とする通信システムの制御方法。 - 前記管理サーバにて、
任意のユーザ端末からの認証要求を受信後、該認証要求に基づく認証を行う認証ステップと、
前記認証の結果を記録する認証結果記録ステップと、
前記記録された認証の結果を収集して前記任意のユーザ端末へ送信する認証結果送信ステップと、
を有することを特徴とする請求項11記載の通信システムの制御方法。 - 前記任意のユーザ端末にて、
前記P2P通信用ツールを使用しての通信時に通信中である旨を示す通信中メッセージを、通信終了時に通信が終了したことを示す通信終了メッセージを前記管理サーバに対して送信する通信中メッセージ/通信終了メッセージ送信ステップを有することを特徴とする請求項12記載の通信システムの制御方法。 - 前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージは、
前記任意のユーザ端末と他のユーザ端末とのP2P通信に関する通信情報を含んでいることを特徴とする請求項13記載の通信システムの制御方法。 - 前記管理サーバにて、
前記任意のユーザ端末から送信される前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージを記録管理する記録管理ステップを有することを特徴とする請求項13又は14記載の通信システムの制御方法。 - 前記任意のユーザ端末にて、
前記P2P通信用ツールにより、前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージに対して一方向関数により作成した認証コードを付与して前記管理サーバへ送信することを特徴とする請求項13から15の何れか1項に記載の通信システム。 - 前記管理サーバにて、
前記任意のユーザ端末から送信される前記通信中メッセージに付与される認証コードを認証し、認証OKの場合には、当該認証コードが正しいという旨の応答を前記任意のユーザ端末へ送信する応答送信ステップを有し、
前記任意のユーザ端末にて、
前記通信中メッセージの送信数と前記認証コードが正しいという旨の応答数とを比較判定する比較判定ステップと、
前記比較判定における前記送信数と前記応答数との差分が規定数以上の場合に前記P2P通信用ツールにより通信を切断する切断ステップと、
を有することを特徴とする請求項16記載の通信システムの制御方法。 - 前記任意のユーザ端末は、
前記P2P通信用ツールにより、タイマ機能を具備し、
前記タイマ機能に基づいて、前記通信中メッセージの送信間隔を、通信時間の経過に応じて長くなるように設定することを特徴とする請求項13から17の何れか1項に記載の通信システムの制御方法。 - 前記管理サーバにて、
前記認証結果と前記通信中メッセージ又は前記通信終了メッセージの集計結果とに基づいて、前記任意のユーザ端末への課金量に変換する課金量変換ステップを有することを特徴とする請求項14から18の何れか1項に記載の通信システム。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060905 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070116 |