JP2005024423A - スリット部材、エンコーダ装置、コントローラ装置、薬液注入装置 - Google Patents

スリット部材、エンコーダ装置、コントローラ装置、薬液注入装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エンコーダの小型化と分解能向上に寄与できるスリット部材を提供する。
【解決手段】金属板151の少なくとも多数のスリット孔153が形成されている部分を透光部材152で封入する。極薄の金属板151にスリット孔153を微細な配列ピッチで形成しても、透光部材152により充分な機械強度を確保することができる。金属板151のスリット孔153を封入しているのが透光部材152なので、フォトセンサなどによる検知を阻害することがない。このため、エンコーダ装置の小型化や分解能向上に寄与することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンコーダ装置などに利用されるスリット部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のロータリエンコーダは、スリット部材とフォトセンサからなり、スリット部材は、回動自在に軸支された円盤形状の金属板からなる。このスリット部材の金属板には円周方向に連続的に多数のスリット孔が形成されており、フォトセンサは、スリット部材のスリット孔の位置を介して発光素子と受光素子とを対向させる。このため、ロータリエンコーダは、スリット部材の回動に対応してフォトセンサが検出信号を出力するので、その検出信号からスリット部材の回動角度や回動速度を検出することができる。
【0003】
また、リニアエンコーダは、スリット部材がスライド自在に支持された細長い矩形の金属板からなり、この金属板には長手方向に連続的に多数のスリット孔が形成されている。フォトセンサは、スリット部材のスリット孔の位置を介して発光素子と受光素子とを対向させるので、フォトセンサの検出信号からスリット部材のスライド量やスライド速度を検出することができる。
【0004】
なお、本出願人はCT(Computed Tomography)スキャナやMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置で撮像される被験者に造影剤を注入する薬液注入装置の開発/製造/販売を主要な業務としており、その組立部品として市販のエンコーダ装置を使用することはあるが、エンコーダ装置の開発などは経験がないため、上述のようなスリット部材の先行技術文献を開示できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエンコーダ装置では、スリット部材の金属板は数ミリの板厚を有しており、そのスリット孔の開口幅や配列ピッチもミリ単位で形成されている。しかし、このスリット部材のスリット孔の配列ピッチがエンコーダ装置の分解能となるので、上述のエンコーダ装置ではスリット部材の微細な変位を検出することができず、全体を小型化することも困難である。
【0006】
このような課題を解決するためには、スリット部材にマイクロメータ単位でスリット孔を形成する必要があり、本出願人は金属板に数(μm)のスリット孔をエッチングで形成することを発案した。しかし、このように微細なスリット孔を金属板に正確に形成するためには、その金属板の板厚を数10(μm)程度とする必要がある。
【0007】
しかし、このようなスリット部材は機械強度が不足するため、可動部品として使用することが困難である。特に、多数のスリット孔が連続的に形成されている部分は機械強度が極度に不足するため、スリット孔の形状を維持することも困難である。さらに、上述のように微細なスリット孔は塵芥が目詰まりしやすく、耐食性も良好ではない。
【0008】
また、本出願人は1(mm)程度の板厚のガラス板の表面にストライプを印刷してスリット部材を形成することも発案したが、印刷したストライプは耐久性が良好ではない。このため、このようなスリット部材を可動部品として使用すると、摩耗によりストライプが消失することがある。
【0009】
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、スリット孔の配列ピッチが極度に微細でありながら機械強度が充分なスリット部材を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のスリット部材は、金属板と透光部材からなり、金属板は多数のスリット孔が所定ピッチで連続的に形成されている。透光部材は金属板の少なくとも多数のスリット孔が連続的に形成されている部分を封入しているので、極薄の金属板にスリット孔を微細な配列ピッチで形成しても透光部材により充分な機械強度が確保される。
【0011】
本発明のエンコーダ装置は、本発明のスリット部材と、フォトセンサとを有している。
【0012】
本発明の第1のエンコーダ装置では、スリット部材は、金属板が細長い矩形に形成されており、その金属板の長手方向に多数のスリット孔が連続的に形成されている。このスリット部材が長手方向にスライド自在に支持されており、フォトセンサは、スリット部材のスリット孔の位置を介して発光素子と受光素子とを対向させる。
【0013】
このため、本発明の第1のエンコーダ装置では、スリット部材のスリット孔をフォトセンサが検知するので、スリット部材のスライドの距離や速度がフォトセンサの検知信号から測定される。スライドするスリット部材の金属板は多数のスリット孔の位置が透光部材で封入されているので機械強度が充分であり、金属板のスリット孔の位置を封入しているのが透光部材なのでフォトセンサによる検知が阻害されない。
【0014】
本発明の第2のエンコーダ装置では、スリット部材は、金属板が円盤形状に形成されており、多数のスリット孔が金属板の円周方向に連続的に形成されている。このスリット部材が円周方向に回動自在に軸支に支持されており、フォトセンサは、スリット部材のスリット孔の位置を介して発光素子と受光素子とを対向させる。
【0015】
このため、本発明の第2のエンコーダ装置では、スリット部材のスリット孔をフォトセンサが検知するので、スリット部材の回動の角度や速度がフォトセンサの検知信号から測定される。回動するスリット部材の金属板は多数のスリット孔の位置が透光部材で封入されているので機械強度が充分であり、金属板のスリット孔の位置を封入しているのが透光部材なのでフォトセンサによる検知が阻害されない。
【0016】
本発明のコントローラ装置は、可動装置の駆動回路に可動機構を動作制御するための駆動制御信号を供給するもので、コントローラ本体、操作部材、アウターチューブ、インナーワイヤ、スリット部材、フォトセンサ、信号生成手段、を有している。
【0017】
コントローラ本体には操作部材がスライド自在に装着されており、アウターチューブは、湾曲自在で一端がコントローラ本体に装着されていて他端が可動装置の装置本体に装着されている。インナーワイヤは、湾曲自在でアウターチューブの内部にスライド自在に配置されており、一端が操作部材に装着されていて他端がスライド自在なスリット部材に装着されている。フォトセンサは可動装置の装置本体に搭載されていてスリット部材のスライドを検出し、信号生成手段はフォトセンサの検出信号から駆動制御信号を生成して駆動回路に供給する。
【0018】
このため、可動装置の装置本体とコントローラ装置のコントローラ本体とが湾曲自在なアウターチューブで接続されており、作業者がコントローラ本体の操作部材をスライドさせることで可動装置の駆動回路により可動機構が動作制御される。しかし、コントローラ本体にはフォトセンサおよび信号生成手段などの回路部品は搭載されていないので、例えば、コントローラ本体を消毒液や薫蒸などで消毒することが容易である。
【0019】
上述のようなコントローラ装置において、装置本体にフォトセンサと信号生成手段とが搭載されており、装置本体に着脱自在に装着されるコントローラユニットが、コントローラ本体と操作部材とアウターチューブとインナーワイヤとスリット部材とを有することも可能である。
【0020】
本発明の薬液注入装置は、シリンジのシリンダ部材とピストン部材とを別個に保持して相対移動させるもので、本発明のコントローラ装置、装置本体、シリンダ保持機構、可動機構、駆動回路、を有している。シリンダ保持機構は、シリンジのシリンダ部材を保持し、可動機構は、シリンジのピストン部材を保持してスライドさせる。駆動回路は、コントローラ装置から供給される駆動制御信号に対応して可動機構を動作制御するので、作業者がコントローラ本体の操作部材をスライドさせると、これに対応してシリンジのピストン部材がスライドされる。
【0021】
なお、本発明で云う各種手段は、その機能を実現するように形成されていれば良く、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与されたデータ処理装置、コンピュータプログラムによりデータ処理装置の内部に実現された所定の機能、これらの組み合わせ、等で良い。
【0022】
また、本発明で云う各種手段は、個々に独立した存在である必要もなく、複数の手段が1個の装置として形成されていること、ある手段が他の手段の一部であること、ある手段の一部と他の手段の一部とが重複していること、等も可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】
[実施の形態の構成]
図3に示すように、本形態の薬液注入装置100は、主要要素として注入ヘッド101と装置本体102を有しており、この装置本体102はスタンド103の上端に装着されている。装置本体102の側部にはアーム104が装着されており、このアーム104の先端に注入ヘッド101が装着されている。
【0024】
この注入ヘッド101は、図4に示すように、シリンダ保持機構となる凹部106が上面に形成されており、この凹部106で交換自在なシリンジ200のシリンダ部材201を保持する。凹部106の後方にはスライダ機構107が形成されており、このスライダ機構107は、凹部106に保持されたシリンジ200のピストン部材202を把持してスライドさせる。
【0025】
注入ヘッド101の後部には、可動機構として超音波モータ108が内蔵されており、この超音波モータ108のロータ部はネジ機構などによりスライダ機構107に連結されているので(図示せず)、このスライダ機構107は超音波モータ108の回転によりスライドする。
【0026】
本形態の薬液注入装置100では、図3に示すように、装置本体102に操作パネル121とディスプレイパネル122とが一体に搭載されており、後述するコントローラ装置130のコントローラユニット131が着脱自在に装着されている。
【0027】
図5に示すように、本形態の薬液注入装置100は、信号生成手段である統合制御回路123を有しており、この統合制御回路123に、操作パネル121とディスプレイパネル122とが接続されている。さらに、統合制御回路123には、モータ駆動回路124が接続されており、このモータ駆動回路124が超音波モータ108に接続されている。この超音波モータ108のロータ部にはロータリエンコーダ125が装着されており、このロータリエンコーダ125は統合制御回路123にフィードバック接続されている。
【0028】
モータ駆動回路124は、統合制御回路123から供給される駆動制御信号に対応して超音波モータ108を駆動し、ロータリエンコーダ125は、超音波モータ108の回転に対応した回転検出信号を統合制御回路123にフィードバック出力する。
【0029】
本形態の薬液注入装置100は、図2に示すように、コントローラ装置130を有しており、このコントローラ装置130は、薬液注入装置100の装置本体102に着脱自在なコントローラユニット131を有している。このコントローラユニット131は、樹脂製のボックス状のコントローラ本体132を有しており、このコントローラ本体132に操作部材133がスライド自在に装着されている。
【0030】
コントローラ本体132には、アウターチューブ135の一端が装着されており、このアウターチューブ135の他端には着脱ボックス136が装着されている。アウターチューブ135の内部には、インナーワイヤ137がスライド自在に配置されており、このインナーワイヤ137の一端が操作部材133に接続されている。例えば、アウターチューブ135は、湾曲自在で伸縮困難かつ高耐食性のビニルチューブなどからなり、インナーワイヤ137は、湾曲自在で伸縮困難かつ高耐食性のステンレスワイヤなどからなる。
【0031】
図6に示すように、着脱ボックス136および装置本体102の外面には、着脱自在に相互に係合する係合爪138,139が形成されているので、図2に示すように、コントローラユニット131の着脱ボックス136が装置本体102に着脱自在に装着されている。この装置本体102には、着脱ボックス136が装着される位置の内側にセンサボックス141が一体に形成されており、このセンサボックス141の内部にスライドセンサ142が装着されている。
【0032】
また、インナーワイヤ137の他端にはスリット部材150が装着されており、このスリット部材150がセンサボックス141の内部にスライド自在に配置されている。スライドセンサ142は凹字形状に形成されており、その凹部の検知位置にスリット部材150がスライド自在に配置されるので、ここにエンコーダ装置144が形成されている。
【0033】
スリット部材150は、図1に示すように、金属板151と透光部材152からなり、例えば、金属板151は“60(mm)×6.0(mm)×50(μm)”の細長い矩形の極薄のステンレス板からなり、多数のスリット孔153が所定ピッチで連続的にエッチングにより形成されている。
【0034】
透光部材152は、無色透明なポリカーボネートのモールド品からなり、金属板151の多数のスリット孔153が形成されている部分を封入している。この透光部材152は、金属板151の多数のスリット孔153を封入する部分は平板状の補強部154として形成されており、金属板151の末端を封入する部分は立方体状の保持部155として形成されている。
【0035】
図7に示すように、インナーワイヤ137の先端にはボックス状のチャック部材145が装着されており、このチャック部材145に透光部材152の保持部155が着脱自在に装着されることで、インナーワイヤ137にスリット部材150が装着されている。
【0036】
スライドセンサ142は、第1/第2のフォトセンサ147,148からなり、これら第1/第2のフォトセンサ147,148は、スリット部材150の多数のスリット孔153の位置を介して対向する発光素子と受光素子とを各々有している(図示せず)。第1/第2のフォトセンサ147,148は、微細なスリット孔153を個々に検知して2値の第1/第2検出信号を個々に出力するが、その検知位置はスリット孔153の配列ピッチの“1/4”だけ相違している。
【0037】
図5に示すように、スライドセンサ142の第1/第2のフォトセンサ147,148は統合制御回路123に接続されており、この統合制御回路123は、第1/第2のフォトセンサ147,148の第1/第2検出信号とロータリエンコーダ125の回転検出信号とから、駆動制御信号を生成してモータ駆動回路124に供給する。
【0038】
なお、本形態の薬液注入装置100は、図8に示すように、MRI装置300の撮像ユニット301の近傍で使用され、必要によりMRI装置300を制御するコンピュータシステム302に接続される。このコンピュータシステム302は、いわゆるパーソナルコンピュータからなり、データ処理装置であるコンピュータ本体311、データ表示装置であるディスプレイユニット312、キーボードユニット313、等を有している。
【0039】
[実施の形態の動作]
上述のような構成において、本形態の薬液注入装置100を使用する場合、作業者はMRI装置300の撮像ユニット301に位置する被験者に延長チューブでシリンジ200を連結し(図示せず)、図4に示すように、そのシリンジ200のシリンダ部材201を注入ヘッド101の凹部106に保持させるとともにピストン部材202をスライダ機構107に把持させる。
【0040】
また、上記の作業とは別個に、図6に示すように、消毒してあるコントローラユニット131を用意し、そのスリット部材150を薬液注入装置100のスライドセンサ142の凹溝に挿入させながら、図2に示すように、着脱ボックス136を装置本体102に装着する。
【0041】
つぎに、コントローラユニット131の操作部材133をコントローラ本体132の最後部に位置させてから、装置本体102の操作パネル121に初期設定の実行を入力操作することにより、スリット部材150の初期位置をスライドセンサ142に検出させて統合制御回路123に初期設定する。
【0042】
このような状態で、作業者がコントローラ本体132を把持して操作部材133を前方にスライドさせると、これに対応してアウターチューブ135の内部をインナーワイヤ137がスライドし、スリット部材150がスライドセンサ142に対してスライドする。
【0043】
すると、このスライドセンサ142の第1/第2のフォトセンサ147,148が、スライドするスリット部材150のスリット孔153に対応した第1/第2検出信号を統合制御回路123に出力するので、この統合制御回路123は、第1/第2検出信号から駆動制御信号を生成してモータ駆動回路124に出力する。
【0044】
このとき、第1/第2のフォトセンサ147,148が出力する第1/第2検出信号はスリット孔153の有無に対応した2値信号からなるので、第1/第2検出信号の一方のみでは、スリット部材150のスライドの速度と距離とは検出できても方向が検出できない。
【0045】
しかし、本形態では第1/第2のフォトセンサ147,148の検知位置がスリット孔153の配列ピッチの“1/4”だけ相違しているので、その第1/第2検出信号のオン/オフタイミングの相互関係からスリット部材150のスライド方向も検出される。
【0046】
そこで、モータ駆動回路124は、駆動制御信号に対応して超音波モータ108を駆動し、この超音波モータ108は、駆動制御信号に対応してロータ部が回転する。この超音波モータ108の回転に対応して注入ヘッド101のスライダ機構107がシリンジ200のピストン部材202を前方にスライドさせるので、これでシリンジ200のシリンダ部材201から被験者に薬液が注入されることになる。
【0047】
なお、上述のように統合制御回路123がモータ駆動回路124を介して超音波モータ108を駆動するとき、その回転に対応してロータリエンコーダ125が回転検出信号を統合制御回路123にフィードバック出力する。この統合制御回路123は、回転検出信号に対応して駆動制御信号を調整するので、コントローラユニット131の操作部材133のスライドに良好に対応してシリンジ200のピストン部材202がスライドされる。
【0048】
ただし、本形態の薬液注入装置100では、超音波モータ108の回転速度に予め上限が設定されているので、シリンジ200のピストン部材202をスライドさせる速度に上限が設定されている。このため、作業者がコントローラユニット131の操作部材133を無用に高速にスライドさせても、注入ヘッド101は上限以下の速度でしかシリンジ200のピストン部材202をスライドさせない。
【0049】
また、作業者がコントローラユニット131の操作部材133を後方にスライドさせると、注入ヘッド101がシリンジ200のピストン部材202を後方にスライドさせるので、例えば、被験者などからシリンジ200に薬液を吸引することも可能である。
【0050】
[実施の形態の効果]
本形態の薬液注入装置100は、上述のように装置本体102に有線接続されているコントローラ本体132の操作部材133を手動操作することで、注入ヘッド101のスライダ機構107を遠隔操作することができるので、その操作性が良好である。
【0051】
それでいて、装置本体102に着脱自在なコントローラユニット131に、スライドセンサ142や統合制御回路123などの回路部品が搭載されていないので、コントローラユニット131を消毒することが容易であり、コントローラユニット131を手動操作する作業者の手指を常時清浄に維持することができる。
【0052】
特に、コントローラ本体132やスリット部材150などは高耐食性の樹脂などからなり、アウターチューブ135は高耐食性のビニルチューブなどからなり、インナーワイヤ137は高耐食性のステンレスワイヤなどからなるので、コントローラユニット131は溶液などで消毒しても腐食することがない。
【0053】
しかも、上述のように回路部品が搭載されていないコントローラユニット131は構造が簡単で安価なので、ディスポーザブルとして1回ないし数回の使用で廃棄することも容易であり、より確実にコントローラユニット131を清浄に維持することが可能である。
【0054】
さらに、スライドセンサ142や統合制御回路123などの回路部品は、磁気シールドされた装置本体102に内蔵されていてコントローラユニット131には搭載されていないので、本形態の薬液注入装置100は、MRI装置300の磁場に影響する磁気ノイズを発生することがない。
【0055】
しかも、コントローラユニット131のスリット部材150のスリット孔153をスライドセンサ142の第1/第2のフォトセンサ147,148が検出するので、簡単な構造で操作部材133のスライドを統合制御回路123が検出することができる。
【0056】
特に、第1/第2のフォトセンサ147,148は検出位置がスリット孔153の配列ピッチの“1/4”だけ相違しているので、統合制御回路123は第1/第2のフォトセンサ147,148の第1/第2検出信号からスリット部材150のスライド方向も確実に検出することができる。
【0057】
さらに、作業者がコントローラユニット131の操作部材133を無用に高速にスライドさせても、注入ヘッド101は上限以下の速度でしかシリンジ200のピストン部材202をスライドさせないので、異常な圧力によるシリンジ200の破損を防止することができる。
【0058】
そして、本形態の薬液注入装置100は、スリット部材150の極薄のステンレス板からなる金属板151にスリット孔153が微細に形成されているので、センサボックス141の部分を大型化することなく良好な分解能でスリット部材150のスライドを検知することができる。
【0059】
それでいて、スリット部材150の金属板151は多数のスリット孔153の部分が透光部材152で封入されているので、可動部品であるスリット部材150の機械強度が良好でスリット孔153の部分が変形することがなく、上述のようにスリット部材150を消毒してもスリット孔153に薬液が詰まるようなことがない。しかも、金属板151のスリット孔153の部分を封入しているのが透光部材152なので、フォトセンサ147,148によるスリット孔153の検知が阻害されることがない。
【0060】
さらに、透光部材152は金属板151の多数のスリット孔153の部分を封入する補強部154と金属板151の末端に位置する保持部155からなり、図7に示すように、この保持部155でスリット部材150はインナーワイヤ137に装着されているので、部品点数を増加させることなく簡単な構造で確実にインナーワイヤ137とスリット部材150とを連結することができる。
【0061】
特に、インナーワイヤ137とスリット部材150とは着脱自在に装着されているので、上述のように繰り返し消毒されて使用されるコントロールユニット131において、精密部品であるスリット部材150のみを交換することも容易である。
【0062】
[実施の形態の変形例]
本発明は上記形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態ではスリット部材150の金属板151が細長い矩形に形成されており、多数のスリット孔153が金属板151の長手方向に連続的に形成されていることを例示した。しかし、スリット部材の金属板が円盤形状に形成されており、多数のスリット孔が金属板の円周方向に連続的に形成されていることも可能である(図示せず)。
【0063】
また、上記形態ではスリット部材150の金属板151のスリット孔153の部分のみを透光部材152が封入していることを例示したが、例えば、金属板151の全部を透光部材152で封入することも可能である。さらに、上記形態では透光部材152がポリカーボネートからなることを例示したが、これがポリエチレンやポリスチレンやガラスからなることも可能である。
【0064】
さらに、上記形態では注入ヘッド101にシリンジ200が1個だけ装着され、コントローラ本体132に操作部材133が1個だけ装着されていることを例示したが、注入ヘッドに装着されるシリンジ200の個数を複数とし、それに対応した個数まで操作部材133などがコントローラ本体132に設けられていることも可能である。
【0065】
例えば、実際にMRI装置300に使用されている薬液注入装置では(図示せず)、注入ヘッドに造影剤のシリンジと生理食塩水のシリンジとを並列に装着するものがある。このような場合、1個のコントローラ本体に2個の操作部材を装着することにより、注入ヘッドの2個のシリンジを個々に遠隔操作することが可能となる。
【0066】
さらに、上記形態ではコントローラユニット131の操作部材133のスライド位置に注入ヘッド101でのピストン部材202のスライド位置を同期させることを例示したが、例えば、コントローラユニット131の操作部材133のスライド位置に注入ヘッド101でのピストン部材202のスライド速度を対応させるようなことも可能である。
【0067】
【発明の効果】
本発明のスリット部材は、金属板の少なくとも多数のスリット孔が連続的に形成されている部分を透光部材で封入していることにより、極薄の金属板にスリット孔を微細な配列ピッチで形成しても透光部材により充分な機械強度を確保することができ、それでいて金属板のスリット孔を封入しているのが透光部材なので、例えば、フォトセンサにより金属板のスリット孔を検知するようなことが容易であり、エンコーダ装置の小型化や分解能向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のスリット部材を示す斜視図である。
【図2】コントローラ装置の内部構造を示す模式的な縦断側面図である。
【図3】薬液注入装置の外観を示す斜視図である。
【図4】シリンジを注入ヘッドに装着する状態を示す斜視図である。
【図5】薬液注入装置の回路構造を示す模式的なブロック図である。
【図6】薬液注入装置の装置本体からコントローラユニットを取り外した状態を示す模式的な縦断側面図である。
【図7】インナーワイヤとスリット部材との直脱構造を示す模式的な分解斜視図である。
【図8】MRI装置の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
100 薬液注入装置
102 装置本体
108 可動機構である超音波モータ
130 コントローラ装置
131 コントローラユニット
132 コントローラ本体
133 操作部材
135 アウターチューブ
137 インナーワイヤ
147,148 フォトセンサ
143 スリット部材150
150 スリット部材
151 金属板
152 透光部材
153 スリット孔
155 保持部
200 シリンジ
201 シリンダ部材
202 ピストン部材
300 MRI装置

Claims (14)

  1. 多数のスリット孔が所定ピッチで連続的に形成された金属板と、
    この金属板の少なくとも多数の前記スリット孔が連続的に形成されている部分を封入している透光部材と、
    を有しているスリット部材。
  2. 前記透光部材が樹脂とガラスとの少なくとも一方からなる請求項1に記載のスリット部材。
  3. 前記透光部材がポリカーボネートからなる請求項1に記載のスリット部材。
  4. 前記金属板がステンレスからなる請求項1ないし3の何れか一項に記載のスリット部材。
  5. 前記金属板が細長い矩形に形成されており、
    多数の前記スリット孔が前記金属板の長手方向に連続的に形成されている請求項1ないし4の何れか一項に記載のスリット部材。
  6. 細長い前記金属板の少なくとも一方の端部に前記透光部材で保持部が形成されている請求項5に記載のスリット部材。
  7. 前記金属板が円盤形状に形成されており、
    多数の前記スリット孔が前記金属板の円周方向に連続的に形成されている請求項1ないし4の何れか一項に記載のスリット部材。
  8. 長手方向にスライド自在に支持された請求項5または6に記載のスリット部材と、
    前記スリット部材の前記スリット孔の位置を介して発光素子と受光素子とを対向させるフォトセンサと、
    を有しているエンコーダ装置。
  9. 円周方向に回動自在に軸支に支持された請求項7に記載のスリット部材と、
    前記スリット部材の前記スリット孔の位置を介して発光素子と受光素子とを対向させるフォトセンサと、
    を有しているエンコーダ装置。
  10. 装置本体と可動機構と駆動回路とを有する可動装置の前記駆動回路に前記可動機構を動作制御するための駆動制御信号を供給するコントローラ装置であって、
    コントローラ本体と、
    このコントローラ本体にスライド自在に装着されている操作部材と、
    前記コントローラ本体に一端が装着されていて他端が前記装置本体に装着されている湾曲自在なアウターチューブと、
    このアウターチューブの内部にスライド自在に配置されて一端が前記操作部材に装着されている湾曲自在なインナーワイヤと、
    このインナーワイヤの他端に装着されていてスライド自在な請求項5または6に記載のスリット部材と、
    このスリット部材の前記スリット孔の位置を介して発光素子と受光素子とを対向させるフォトセンサと、
    このフォトセンサの検出信号から前記駆動制御信号を生成して前記駆動回路に供給する信号生成手段と、
    を有しているコントローラ装置。
  11. 前記フォトセンサと前記信号生成手段とが前記装置本体に搭載されており、
    前記コントローラ本体と前記操作部材と前記アウターチューブと前記インナーワイヤと前記スリット部材とを有するコントローラユニットが前記装置本体とは別体に形成されており、
    このコントローラユニットが前記装置本体に着脱自在に装着される請求項10に記載のコントローラ装置。
  12. 前記フォトセンサは、前記スリット孔の配列の1/4ピッチだけ相互に変位した位置に並設されていて前記スリット孔の有無に対応した2値の第1検出信号を出力する第1センサと第2検出信号を出力する第2センサとを有しており、
    信号生成手段は、前記第1検出信号と前記第2検出信号とから前記駆動制御信号を生成する請求項10または11に記載のコントローラ装置。
  13. 請求項11に記載のコントローラ装置のコントローラユニットであって、
    前記コントローラ本体と、
    このコントローラ本体にスライド自在に装着されている前記操作部材と、
    前記コントローラ本体に一端が装着されていて他端が前記装置本体に装着されている湾曲自在な前記アウターチューブと、
    このアウターチューブの内部にスライド自在に配置されて一端が前記操作部材に装着されている湾曲自在な前記インナーワイヤと、
    このインナーワイヤの他端に装着されていてスライド自在な前記スリット部材と、
    を有しているコントローラユニット。
  14. シリンダ部材にピストン部材がスライド自在に挿入されているシリンジの前記シリンダ部材と前記ピストン部材とを別個に保持して相対移動させる薬液注入装置であって、
    請求項10ないし13の何れか一項に記載のコントローラ装置と、
    前記コントローラ装置の少なくとも前記フォトセンサが搭載されている前記装置本体と、
    前記シリンジのシリンダ部材を保持するシリンダ保持機構と、
    保持された前記シリンジのピストン部材を保持してスライドさせる前記可動機構と、
    前記コントローラ装置から供給される前記駆動制御信号に対応して前記可動機構を動作制御する前記駆動回路と、
    を有している薬液注入装置。
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