JP2005024286A - 半導体アレイセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】核酸又は核酸誘導体の分子の検知部を高密度にアレイ化することによって、高感度に核酸又は核酸誘導体の分子検出を行うこと。
【解決手段】平滑な導電性基板12の上に、各々独立した所定位置に微小スポット形状に低濃度不純物半導体層による複数の検知部14aを形成し、この検知部14aを高濃度不純物半導体層14bで囲んで成る半導体層14を積層する。この半導体層14の上に絶縁体層16を積層し、この絶縁体層16上の検知部14a位置に分子プローブ18を固定する。絶縁体層16の上の外周に設けた容器20に導電性液体22を満たし、この中に参照電極24を挿入する。導電性基板12の下にオーミック電極26を固定し、参照電極24とオーミック電極26との間に電源28と電流計30とを直列に接続する。導電性液体22の上方に導電性液体22を透過して分子プローブ18に照射光32を照射するLED34を配置する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体層上に絶縁体層を積層し、この層上に層表面が露出するように周回する外壁を形成して成る容器を設け、この容器に導電性液体を満たした状態で、半導体層に局所的に光を照射し、この照射により半導体層中に誘発された光励起キャリアによる電気的特性を評価することによって、導電性液体との界面の局所的な物理及び化学的な状態を測定し、これに基づき、遺伝子等の分子検出を行うようにした半導体アレイセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、遺伝子の発現、変異、多型等を検出する手段として、DNAチップに代表される固相担体に多数のDNA分子を固定させたマイクロアレイが活発に開発されている。
その検出方法としては、検体である核酸に蛍光、或いはラジオアイソトープ(RI)、酵素反応させるための酵素等を標識として使用し、又は予め標識を行わない場合には、インタカレーターと呼ばれる核酸に結合する分子に標識を修飾することで、物理的或いは化学的に標識を検出し、間接的に目的とする遺伝子の有無を検出している。
【0003】
しかしながら、上記のような方法による核酸の検出には、煩雑な操作が必要であり、特に蛍光やRIを用いる方式では蛍光色素の褪色や安全性を考慮して迅速な操作も必要である。
このため、核酸等の特定の分子を、より簡便に且つ迅速に検出可能な方式の一つとしてLAPS(Light Addressable Potentiometric Sensor)方式が検討されている。
【0004】
LAPSとは、半導体層上に絶縁体層を積層し、この層上に層表面が露出するように周回する外壁を形成して成る容器を設け、この容器に導電性液体を満たした状態で、半導体層に局所的に光を照射し、この照射により半導体層中に誘発された光励起キャリアによる電気的特性を評価することによって、導電性液体との界面の局所的な物理及び化学的な状態を測定するセンサである(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
その絶縁体層上に、プローブとしてDNA(DNAプローブ)を固定すれば導電性液体中にDNAプローブと相補的なDNA(ターゲットDNA)が存在した場合、DNAプローブとターゲットDNAがハイブリダイゼーションし、DNAの2本鎖が形成される。DNAは負の極性を持つため、2本鎖の形成により、絶縁体上の表面電荷密度が変化する。この変化を電気信号として検知することで、非標識に目的とするDNAの有無を検出することが可能である(例えば、特許文献2参照)。
また、IS−FET(Ion sensitive−Field Effective Transistor)のように配線を作製する等の複雑なプロセスを必要としない、簡便、且つ安価にアレイ化センサが作製可能である。
【0006】
【特許文献1】
公表特許第WO85/04018号公報
【特許文献2】
公表特許第WO02/04935号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のLAPS方式による半導体アレイセンサにおいては、次のような理由によって、高密度のアレイ化が困難であるため、高感度に核酸等の分子検出を行うことができないという問題がある。
LAPSは、光を照射した部分の情報のみを取り出せるが、高密度化のためには光を小スポット化する必要がある。しかし、導電性液体を透過させて光を照射した場合、液体による光回折、光吸収の影響は免れない。半導体層側から照射する場合、半導体層は担体としての強度を保持するために100μm以下の薄膜化は難しく、これらのことが光の小スポット化を著しく制限してしまう。
【0008】
光透過性担体基板上の半導体層の場合、半導体層の膜厚を任意に調整できるが、半導体層の薄膜化によるサイズ効果により抵抗が増加し、この結果、取り出す信号の出力低下や、半導体層のオーミック電極と光照射する位置による信号の依存性が発生する。
また、照射光の小スポット化に対応して検知部を小型化した場合、正確に検知部に光照射させるためには照射光の精密な位置制御が不可欠となるので、その実現が困難となる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、核酸又は核酸誘導体の分子の検知部を高密度にアレイ化することによって、高感度に核酸又は核酸誘導体の分子検出を行うことができる半導体アレイセンサを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1による半導体アレイセンサは、基板の少なくとも一方の面に半導体層及び絶縁体層を順次積層し、前記絶縁体層が導電性液体と接し、前記半導体層と前記導電性液体間でバイアス電圧を印可し、前記絶縁体層上に特定の目的分子と特異的に結合する分子からなる分子プローブを有する検知部を複数個形成し、前記基板側及び前記導電性液体側の何れか一方から前記検知部に光照射し、光照射した検知部のバイアス電圧に依存する光電流を測定し、前記導電性液体中に存在する特定の目的分子が前記分子プローブと結合した場合に前記光電流の変化により、前記特定の目的分子を検出する半導体アレイセンサであって、前記検知部における半導体層の極性がn型及びp型の何れかであり、前記検知部の周囲の半導体層の極性が当該検知部の半導体層の極性と同一であって、その周囲の半導体層の不純物濃度が当該検知部の半導体層の不純物濃度よりも高いことを特徴としている。
【0010】
この構成によれば、導電性液体中の目的分子が、分子プローブと特異的に結合するので、絶縁体層と導電性液体との界面で表面電荷密度が変化する。この際、導電性液体と半導体層との間に電源によって印加されるバイアス電圧が一定に保持された状態であれば、表面電荷密度の変化により検知部の空乏層の厚みが変化する。また、結合が起こった検知部に光源から光を照射すれば、空乏層の厚みの変化に対応して、ループを流れる電流量が結合前と比較して変化する。これによって、光を照射した検知部のアドレスと目的分子導入前と導入後の電流量変化の有無を対比するか、もしくはリファレンスとなる検知部を設け、それらの出力の大小を比較することで、目的の分子を検出することができる。
【0011】
また、本発明の請求項2による半導体アレイセンサは、請求項1において、前記基板は、この基板に接する前記半導体層と同質の半導体であって、その極性が前記検知部の半導体層の極性と同一であって、その不純物濃度が当該検知部の半導体層の不純物濃度よりも高いことを特徴としている。
仮に基板が低濃度の場合、半導体層を透過した光により無用な励起キャリアが発生するが、本発明の構成であれば、高濃度であるため、それを防止することができる。
【0012】
また、本発明の請求項3による半導体アレイセンサは、請求項1において、前記基板は、透明な誘電体からなる透明基板であることを特徴としている。
この構成によれば、透明基板の下方から光照射を行うことができるので、導電性液体による光吸収、散乱、回折等の影響を回避することができる。
また、本発明の請求項4による半導体アレイセンサは、請求項1から3の何れか1項において、前記検知部の面積が、前記検知部に光照射したときの照射光の照射面積よりも小さいことを特徴としている。
【0013】
この構成によれば、検知部の面積よりも照射面積が大きいので、検知部に光を正確に照射させるための位置制御が容易となる。
また、本発明の請求項5による半導体アレイセンサは、請求項1から4の何れか1項において、前記分子プローブを、前記検知部の上方に固定する際に、前記検知部の周囲に余分に固定された分子プローブを不活性な状態にすることを特徴としている。
【0014】
この構成によれば、検知部以外で無用に対象分子と分子プローブが結合するのを防ぐことができるので、検知部で高感度に検出することができる。
また、本発明の請求項6による半導体アレイセンサは、請求項1から5の何れか1項において、前記分子プローブは、核酸及び核酸誘導体の何れかであることを特徴としている。
この構成によれば、高感度に核酸又は核酸誘導体の分子検出を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る半導体アレイセンサの概略構成図である。
この図1に示す半導体アレイセンサ10は、次のように構成されている。
即ち、平滑な導電性基板12の上に、各々独立した所定位置に微小スポット形状に低濃度不純物半導体層を形成することによって複数の検知部14aを形成し、この検知部14aを高濃度不純物半導体層14bで囲んで成る半導体層14を積層する。
【0016】
この半導体層14の上に絶縁体層16を積層し、この絶縁体層16上の検知部14a位置に、シランカップリング剤等を介してDNA,RNA,PNA等の分子プローブ18を固定する。更に絶縁体層16の上の外周に、この層16の表面が露出するように周回する外壁を形成して成る容器20をOリング21を介して設け、この容器20に導電性液体22を満たす。Oリング21は、容器20と密着させ、液漏れを防ぐ。容器20自体に弾力性があるか、絶縁体層16に密着できる場合はなくともよい。
【0017】
更に、導電性液体22の中に参照電極24を挿入すると共に、導電性基板12の下にオーミック電極26を固定し、参照電極24とオーミック電極26との間に電源28と電流計30とを直接に接続し、光電流量を測定するためのループを形成する。そして、導電性液体22の上方に導電性液体22を透過して分子プローブ18に照射光(変調光)32を照射するためのLED(Light emitting diode)34を配置して構成されている。
【0018】
但し、高濃度不純物半導体層14bの不純物濃度は、検知部14aを形成する低濃度不純物半導体層以上の濃度とする。
このような構成において、特定の分子(目的分子)を検出する場合、まず、試料溶液を導電性液体22の中に添加する。この試料溶液中に、分子プローブ18と特異的に結合する目的分子が存在した場合、目的分子と分子プローブ18とは結合し、絶縁体層16と導電性液体22との界面で表面電荷密度が変化する。
【0019】
この際、導電性液体22と半導体層14との間に電源28によって印加される逆バイアス電圧が、一定に保持された状態であれば表面電荷密度の変化により、図2に示す検知部14a内の空乏層33の厚みが変化する。
また、結合が起こった検知部14aにLED34から照射光32を照射すれば、空乏層33の厚みの変化に対応して、参照電極24,オーミック電極26間を流れる光電流量が結合前と比較して変化する。これによって、照射光32を照射した検知部14aのアドレスにおいて、試料溶液導入前と導入後の光電流量変化の有無を対比することで、試料溶液中の特定の分子を検出することができる。
【0020】
このように半導体アレイセンサ10においては、導電性液体22と半導体層14との間に逆バイアス電圧を印加した場合、空乏層33は、図2に示すように、低濃度領域(検知部14a)のみに形成される。周囲は低抵抗な高濃度不純物半導体層14bによる高濃度領域であるため、全ての低濃度領域を同電位にすることが可能であり、導電性基板12を介した半導体層14へのオーミック電極26の接続位置による依存性をキャンセルすることができる。
【0021】
また、LED34の照射光32の照射による励起キャリアは、検知部14aである低濃度領域で発生する。従って、図2に示すように、照射光32の単位面積当たりの光量が一定で、照射面積が検知部14aの面積よりも大きく且つ検知部14aを覆って照射する限り、励起キャリアを一定にすることができる。
ところで、従来技術では、図3に示すように、導電性基板12上の全体が低濃度な半導体層36であるための、分子プローブ18が固定された検知部38にLED39から照射光40を照射する場合、検知部38の面積に等しい照射面積で、かつ正確に位置合わせする必要があった。
【0022】
また、図4に示すように、照射光40による照射面積が検知部38よりも大きい場合、又は図5に示すように、照射光40が検知部38からずれた場合、分子プローブ18が固定されていない半導体層36では空乏層33の変化が発生しないため、測定分子結合による変化量が減少する。このため、照射光40を検知部38の面積に合わせて絞り込み、かつ検知部38に正確に位置合わせする必要があった。
【0023】
本実施の形態では上述したように、このような問題点を解消することができる。
また、本実施の形態においては、製造プロセスにより、検知部14aを図6に示すサイズから図7に示すサイズのように、任意に小さくできる。しかも結合による信号の変化量は表面電荷密度の変化に比例するため、検知部14aの面積に依らず一定である。
【0024】
このことから、目的分子を分子プローブ18に同じ手段で固定した場合、固定化密度を一定と仮定すると、検知部14aが図7に示すように小さくなれば、これに比例して、分子プローブ18に固定化する目的分子の絶対量も小さくなる。従って、分子プローブ18にハイブリダイゼーションする目的分子の絶対量が少ない場合では、検知部14aが小さい方がより高感度に検出することができる。
【0025】
しかも、検知部14aが小さくなるほどに、限定された面積において高密度に検知部14をアレイ化することが可能となる。これによって、より多種多様な目的分子の測定を行うことができる。言い換えれば、導電性液体22中に分散可能な物質であれば種々のものを測定することができる。また、半導体アレイセンサ10の製造単価を低減することができる。
【0026】
更に、担体となる基板についてはシリコン基板等の導電性基板、又はサファイア等の透明な誘電体からなる透明基板を用いることができる。シリコン基板を用いる場合、不純物濃度が高く、低抵抗な基板が良い。この理由は、低濃度では半導体層14を透過した光により無用な励起キャリアが発生するためである。また、低抵抗な基板であれば、検知部14bとオーミック電極26との距離に依存する抵抗を小さくすることができる。
【0027】
図8に、誘電体からなる透明基板の1つであるサファイア基板49を用いた場合の半導体アレイセンサ50の概略構成図を示す。
この図8に示すように、サファイア基板49を用いる場合は、オーミック電極26を高濃度不純物半導体層14bの上に固定する必要がある。このような構成の半導体アレイセンサ50においては、導電性液体22の上方からではなく、サファイア基板49の下方からLED34によって光照射を行うことができるので、導電性液体22による光吸収、散乱、回折等の影響を回避することができる。
【0028】
次に、半導体アレイセンサ10の製造方法の各工程を、図9(a)〜(e)を参照して説明する。
まず、(a)に示す第1の工程において、担体となる基板12の上に半導体層14−1をCVD法等によりエピタキシャル成長させる。この成長時に、不純物を導入し、半導体層14−1全体を、低濃度領域と同じ不純物濃度になるよう調整する。担体となる基板12としては、シリコン基板又はサファイア基板等を用いることができる。
【0029】
ここでは、担体となる基板12は導電性基板であるとする。半導体層14−1は、シリコンからなり、好ましくは単結晶シリコンがよい。つまり、欠陥が少なく、結晶性が高い程好ましい。欠陥は、励起キャリアをトラップし、発生する光電流量を減少させるからである。
次に、(b)に示す第2の工程において、半導体層14−1上にCVD法等により、酸化シリコン(SiO2)層を形成する。これは、酸化雰囲気中で熱酸化し、形成しても良い。次に、酸化シリコン層上にフォトリソグラフィーにより、パターンニングされたレジスト膜(図示せず)を形成する。検知部14aに相当する部分はレジスト膜に覆われるようにする。
【0030】
次に、フッ酸又はRIE法により、露出している酸化シリコン層をエッチングして取り除く。次に、酸化シリコン層を保護していたレジスト膜を除去する。これによって(b)に示すように、独立した酸化シリコン層が残った状態となる。そして、拡散炉又はイオン注入装置により、高濃度に不純物を導入する。この際、残った各酸化シリコン層の下方には高濃度不純物は導入されない。
次に、(c)に示す第3の工程において、(b)に示す各酸化シリコン層を除去し、熱処理により、高濃度不純物領域の不純物濃度を深さ方向に均一にする。これによって、検知部14aと高濃度不純物半導体層14bとが形成される。
【0031】
次に、(d)に示す第4の工程において、検知部14a及び高濃度不純物半導体層14bから成る半導体層14の上に、酸化シリコン(SiO2)層を形成し、その上に例えば窒化シリコン(Si3N4)による絶縁体層16を形成し、導電性基板12の下にオーミック電極26を固定する。酸化シリコン層は絶縁性が高く、酸化雰囲気中の熱処理により、容易に形成できる上、酸化により得られる酸化シリコンと半導体層14の界面準位は非常に小さい。反面、水溶性の導電性液体22と直接接した場合、水分により膨潤し、溶液中のイオンの侵入により、イオン伝導性を持つことが考えられる。短時間の使用、もしくは使い捨てであれば酸化シリコン層のみをもって絶縁体層16としても良い。
【0032】
より好ましくは、窒化シリコン、酸化アルミ、酸化タンタル等の誘電体薄膜を酸化シリコン層上、もしくは直接、半導体層14の表面に形成する。これらの誘電体薄膜は、酸化シリコンよりもイオン伝導性は低く、電気化学測定におけるドリフトも小さい。
もしくはSelf Assemble Monolayer(自己組織化単分子膜)(SAM)を酸化シリコン層上、もしくは直接半導体層14の表面に形成することもできる。
【0033】
オーミック電極26は、導電性基板を用いる場合、検知面の裏面である導電性基板上に設けることができる。誘電体基板を用いる場合は、半導体層14上に設ける。
そして、(e)に示す第5の工程において、分子プローブ18を、検知部14aの上方の絶縁体層16の上に固定する。
DNAの場合は3‘又は5’の一方にチオール基、アミノ基、カルボキシル基等で修飾し、アミド結合等でその基を用いて検知部14aの上方の絶縁体層16上に固定すれば配向させることができる。
【0034】
DNA等の分子プローブ18は、正確に検知部14a上に固定化することが望ましい。固定化には、DNAチップ作製装置(アレイヤー)を用いてもよい。アレイヤーは、従来型のスタンプピン方式によるものや、インクジェットの原理を利用したもの等、なんでもよい。検知部14aからはみ出して固定化した分子プローブ18は検知に関与しないため、不活化することが望ましい。不活化には紫外線を照射してもよいし、光硬化性を有する樹脂等で封止してもよい。
次に、このような実施の形態に係る半導体アレイセンサを、実際に構成した際の実施例について説明する。
【0035】
【実施例1】
上記のような製造方法で形成された図9(e)に示す構成のセンサ部が、20mm角のSOS基板からなり、シリコン層による半導体層14の厚みは1μmである。絶縁体層16としてシリコン酸化膜、シリコン窒化膜を50nmの厚さで順次積層する。半導体層14にはイオン注入装置により、p型の場合はボロン、n型の場合はリンを不純物としてドープし、拡散炉によりドライブインし、深さ方向に均一に不純物を拡散させた。
【0036】
オーミック電極26は、図8に示すように、導電性液体22と接さない部分の絶縁体層16を除去し、アルミを蒸着して形成した。導電性液体22は、10mmol/lのTE(トリス−EDTA緩衝液)(pH=8.0)を用いた。LED34には、波長470nmの光を照射する青色LEDを用いた。
このような構成の実施例1の半導体アレイセンサにおいては、図10に示すように、バイアス電圧を変化させて飽和した光電流値(飽和光電流値)とドープ量(不純物濃度)との関係は、p型及びn型とも、1E16cm−3前後で光電流が最大となる。
【0037】
【実施例2】
センサ部が20mm角のSOS基板からなり、シリコン層による半導体層14の厚みが1μmであり、また、絶縁体層16としてシリコン酸化膜、シリコン窒化膜を50nmの厚さで順次積層する。極性はn型で不純物濃度が3E15cm−3である。オーミック電極26は、導電性液体22と接さない部分の絶縁体層16を除去し、アルミを蒸着して形成した。導電性液体22には、10mmol/lのTE(pH=8.0)を用いた。
【0038】
LED34には、波長470nmの照射光32を発光する青色LEDを用いた。分子プローブ18として35塩基からなるDNAを用い、固定にはDNAの合成時に3‘にチオール基を修飾し、シランカップリング処理した絶縁体表面に異反応性2価性試薬により固定した。
このような構成の実施例2の半導体アレイセンサによるDNAの分子の測定方法の概略説明図を、図11(a)及び(b)に示す。
【0039】
(a)に示すように、測定は5mlのTEを入れた状態で先ず測定し、それから(b)に示すように、測定対象となるDNAが入ったTE試料溶液(DNA 200pmol/μl)10μlを添加(injection)し、その間、バイアス電圧を2.45Vに固定し、光電流の変化を測定した。
図12に相補的なDNAが入ったTE試料溶液を添加(ハイブリダイゼーション)する前(Probe)と後(Probe+Target)のI−V特性を示す。但し、ハイブリダイゼーション前と後の測定で飽和する光電流値が変わるため、その電流値を1.0として規格化してある(図15、図16においても同様)。相補的なDNAが存在する試料溶液を導入した場合、I−V特性は約50mV、正側にシフトした。
【0040】
また、図13に同一の試料で分子プローブ18となるDNAを固定する前(a)と後(b)で相補的なDNAが入ったTE試料溶液を添加した場合の光電流の変化を示す。分子プローブ18が無い(a)の場合、光電流は変化しないが、分子プローブ18がある(b)の場合、光電流が増加し、約1時間で飽和した。
【0041】
【実施例3】
この実施例3に用いる半導体アレイセンサは、図8に示すものと対応しているものとする。センサ部は20mm角のSOS基板からなり、シリコン層による半導体層14の厚みは1μmである。絶縁体層16としてシリコン酸化膜、シリコン窒化膜を50nmの厚さで順次積層する。図14にセンサ部の概略図を示す。但し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【0042】
円形の低濃度不純物領域が検知部14aであり、極性はn型で不純物濃度は3E15cm−3である。検知部14aを囲む高濃度不純物領域(高濃度不純物半導体層14b)も、極性はn型で不純物濃度は1E20cm−3である。オーミック電極26は、導電性液体22と接さない部分の絶縁体層16を除去し、アルミを蒸着して形成した。
【0043】
導電性液体22は、10mmol/lのTE(pH=8.0)を用いた。LED34には、波長470nmの照射光32を発光する青色LEDを用いた。分子プローブ18として35塩基からなるDNAを用い、固定にはDNAの合成時に3‘にチオール基を修飾し、シランカップリング処理した絶縁体表面に異反応性2価性試薬により固定した。
【0044】
測定は、5mlのTEを入れた状態を先ず測定し、それから測定対象となるDNAが入ったTE試料溶液(DNA 200pmol/μl)10μlを添加し、2回目の測定を行った。
図15(a)及び(b)は、600μmΦの検知部14aによるDNA検出を示す。(a)に示すように、相補的なDNAが存在する試料溶液を導入した場合、I−V特性は約100mV、正側にシフトした。それに対し、(b)に示すように、非相補的なDNAが存在する試料溶液を導入した場合、I−V特性はほとんど変化していない。
【0045】
【実施例4】
この実施例4の半導体アレイセンサは、実施例3と同様の半導体アレイセンサ及び測定方法を適用した。
図16は、(a)に示す800μmφ、(b)に示す400μmφの検知部14aでのDNAハイブリダイゼーションによるシフト量を示す。共に約100mVであり、シフト量が検知部14aの面積に依存しないことを示す結果が得られた。
【0046】
以上説明したように、検知部14aを高濃度不純物半導体層14b中に2次元的に配置することで、高密度のアレイセンサであって且つ高感度にDNA等を検知可能なLAPS型の半導体アレイセンサを実現することができる。
DNA等の高価な分子プローブを用いる場合、その必要量が少ないため、製造コストを低減することができる。しかも、作製プロセスにおいては、IS−FETアレイセンサに比べ、遙かに簡便である。
また、用いる測定装置も従来のLAPS型アレイセンサに比べ、高度の位置合わせ精度や光スポットの小径化を必要としないため、部品点数低減等により、より安価に製造可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、基板の少なくとも一方の面に半導体層及び絶縁体層を順次積層し、絶縁体層が導電性液体と接し、半導体層と導電性液体間でバイアス電圧を印可し、絶縁体層上に特定の目的分子と特異的に結合する分子からなる分子プローブを有する検知部を複数個形成し、基板側及び導電性液体側の何れか一方から検知部に光照射し、光照射した検知部のバイアス電圧に依存する光電流を測定し、導電性液体中に存在する特定の目的分子が分子プローブと結合した場合に光電流の変化により、特定の目的分子を検出する半導体アレイセンサであることを前提の構成としており、この構成に、検知部における半導体層の極性がn型及びp型の何れかであり、検知部の周囲の半導体層の極性が当該検知部の半導体層の極性と同一であって、その周囲の半導体層の不純物濃度が当該検知部の半導体層の不純物濃度よりも高いことを特徴とした。
【0048】
これによって、導電性液体中の目的分子が、分子プローブと特異的に結合するので、絶縁体層と導電性液体との界面で表面電荷密度が変化する。この際、導電性液体と半導体層との間に電源によって印加されるバイアス電圧が一定に保持された状態であれば、表面電荷密度の変化により検知部の空乏層の厚みが変化する。また、結合が起こった検知部に光源から光を照射すれば、空乏層の厚みの変化に対応して、ループを流れる電流量が結合前と比較して変化する。これによって、光を照射した検知部のアドレスと目的分子導入前と導入後の電流量変化の有無を対比するか、もしくはリファレンスとなる検知部を設け、それらの出力の大小を比較することで、目的の分子を検出することができる。
従って、核酸又は核酸誘導体の分子の検知部を高密度にアレイ化することによって、高感度に核酸又は核酸誘導体の分子検出を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体アレイセンサの概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る半導体アレイセンサによる分子測定時の動作を説明するための図である。
【図3】従来の半導体アレイセンサの欠点を説明するための図である。
【図4】従来の半導体アレイセンサにおいて、照射光の照射面積が検知部よりも大きいことを示す図である。
【図5】従来の半導体アレイセンサにおいて、照射光が検知部からずれた場合を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る半導体アレイセンサの検知部のサイズと照射光のスポットサイズとの関係を示す第1の図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る半導体アレイセンサの検知部のサイズと照射光のスポットサイズとの関係を示す第2の図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る半導体アレイセンサに、誘電体透明基板の1つであるサファイア基板を用いた場合の概略構成図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る半導体アレイセンサの製造方法を説明するための図である。
【図10】本発明の実施例1に係る半導体アレイセンサにおける飽和光電流値とドープ量(不純物濃度)との関係図である。
【図11】本発明の実施例2に係る半導体アレイセンサによるDNAの分子の測定方法の概略説明図である。
【図12】本発明の実施例2に係る半導体アレイセンサにおいて、相補的なDNAが入ったTE試料溶液を添加する前と後のI−V特性を示す図である。
【図13】本発明の実施例2に係る半導体アレイセンサにおいて、同一の試料で分子プローブとなるDNAを固定する前と後で相補的なDNAが入ったTE試料溶液を添加した場合の光電流の変化を示す図である。
【図14】本発明の実施例3に係る半導体アレイセンサのセンサ部の概略構成図である。
【図15】本発明の実施例3に係る半導体アレイセンサにおいて、相補的なDNAが存在する試料溶液を導入した場合のI−V特性と、非相補的なDNAが存在する試料溶液を導入した場合のI−V特性を示す図である。
【図16】本発明の実施例4に係る半導体アレイセンサにおいて、800μmφと400μmφとの各々の検知部でのDNAハイブリダイゼーションによるI−V特性を示す図である。
【符号の説明】
10 半導体アレイセンサ
12 導電性基板
14 半導体層
14a 検知部(低濃度不純物半導体層)
14b 高濃度不純物半導体層
16 絶縁体層
18 分子プローブ
19 目的分子
20 容器
21 Oリング
22 導電性液体
24 参照電極
26 オーミック電極
28 電源
30 電流計
32 照射光(変調光)
33 空乏層
34 LED

Claims (6)

  1. 基板の少なくとも一方の面に半導体層及び絶縁体層を順次積層し、前記絶縁体層が導電性液体と接し、前記半導体層と前記導電性液体間でバイアス電圧を印可し、前記絶縁体層上に特定の目的分子と特異的に結合する分子からなる分子プローブを有する検知部を複数個形成し、前記基板側及び前記導電性液体側の何れか一方から前記検知部に光照射し、光照射した検知部のバイアス電圧に依存する光電流を測定し、前記導電性液体中に存在する特定の目的分子が前記分子プローブと結合した場合に前記光電流の変化により、前記特定の目的分子を検出する半導体アレイセンサであって、
    前記検知部における半導体層の極性がn型及びp型の何れかであり、前記検知部の周囲の半導体層の極性が当該検知部の半導体層の極性と同一であって、その周囲の半導体層の不純物濃度が当該検知部の半導体層の不純物濃度よりも高い
    ことを特徴とする半導体アレイセンサ。
  2. 前記基板は、この基板に接する前記半導体層と同質の半導体であって、その極性が前記検知部の半導体層の極性と同一であって、その不純物濃度が当該検知部の半導体層の不純物濃度よりも高い
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体アレイセンサ。
  3. 前記基板は、透明な誘電体からなる透明基板である
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体アレイセンサ。
  4. 前記検知部の面積が、前記検知部に光照射したときの照射光の照射面積よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の半導体アレイセンサ。
  5. 前記分子プローブを、前記検知部の上方に固定する際に、前記検知部の周囲に余分に固定された分子プローブを不活性な状態にする
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の半導体アレイセンサ。
  6. 前記分子プローブは、核酸及び核酸誘導体の何れかである
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の半導体アレイセンサ。
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