JP2005023787A - 双方向ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】楽に送気できる双方向ポンプの提供。
【解決手段】頭部の相互に反対の二側にそれぞれシリンダが組み合わされ、シリンダと頭部の入気端の間に入気口逆止装置と漏止装置が設けられ、入気口逆止装置が片側で送気する時にもう片側で空気が漏出するのを防止し、該漏止装置により空気がシリンダと頭部の組合せ部分より漏出するのを防止でき、上述の頭部の出気端に出気口逆止装置とノブが設けられ、該ノブにナットが結合されて、該ナットを利用して充気ノズルを螺合させて脱落防止でき、該出気口逆止装置により送出した空気の逆流を防止し、これにより送気が楽に行なえるものとされている。
【選択図】 図1
【解決手段】頭部の相互に反対の二側にそれぞれシリンダが組み合わされ、シリンダと頭部の入気端の間に入気口逆止装置と漏止装置が設けられ、入気口逆止装置が片側で送気する時にもう片側で空気が漏出するのを防止し、該漏止装置により空気がシリンダと頭部の組合せ部分より漏出するのを防止でき、上述の頭部の出気端に出気口逆止装置とノブが設けられ、該ノブにナットが結合されて、該ナットを利用して充気ノズルを螺合させて脱落防止でき、該出気口逆止装置により送出した空気の逆流を防止し、これにより送気が楽に行なえるものとされている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一種の自転車或いは球類に対する送気作業に用いられるポンプに係り、特に送出した空気の逆流と漏洩を防止する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1の提供する双方向ポンプは、頭部の二側にそれぞれポンプ筒が設けられ、該頭部にタイヤ用入気ノズルを連接できる連接装置が設けられ、入気ノズルを介してタイヤに空気を送ることができる。
【0003】
前述の特許文献1の連接装置は嵌合の方式により頭部に結合され、このため使用過程で振動或いはその他の外力因子により脱落しやすい。さらに頭部内に逆止構造がなく、ゆえに送気時に双方向で同時に送気する動作を行なわねば空気を送り出すことができず、片側だけで送気しようとすると、空気がもう片側から漏れだすため順調に送気できない。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第6,350,112号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は双方向送気を行なうポンプを提供し、その第1の目的は、従来の双方向ポンプの片側で送気する時にもう片側より空気が漏出する欠点を解決することにある。
【0006】
本発明の提供する双方向ポンプの第2の目的は、従来の双方向ポンプの頭部と充気ノズルの組合せ時に空気圧力作用により離脱しやすい欠点を解決することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、双方向ポンプにおいて、該双方向ポンプは頭部、入気口逆止装置、漏止装置、出気口逆止装置、ノブを具え、
該頭部は、その両側に入気端を具え、この二つの入気端にそれぞれシリンダが結合され、該入気端に入気管があり、該入気管が入気チャネルに連通し、該入気チャネルの入気口部分の側辺に溝(131)があり、該頭部は出気端を具え、該出気端が出気チャネルを具え、該出気チャネルが該入気チャネルと連通し、
該入気口逆止装置は、入気バルブシートとバルブ(32)を具え、該入気バルブシートが上述の入気管の入気口部分に組み合わされ、該バルブ(32)が該入気管内に設置され、並びに該入気管底部と入気バルブシートの間に位置し、
該漏止装置は、上述の入気管に結合されると共に該頭部と該シリンダの結合部分を圧迫し、
該出気口逆止装置は、出気バルブシートとバルブ(55)を具え、該出気バルブシートが上述の頭部の出気端に組み合わされ、該出気バルブシートが出気貫通孔を具え、該出気貫通孔の入気口部分の側辺に溝(53)が設けられ、該バルブ(55)が該出気バルブシートの内部底面と該頭部の出気端の間に設けられ、
該ノブは、該出気バルブシートに組み合わされて該出気バルブシートに対して回転可能とされ、該ノブにナットが結合され、
以上を特徴とする双方向ポンプとしている。
請求項2の発明は、請求項1記載の双方向ポンプにおいて、漏止装置が管状フランジを具え、該管状フランジの外周に一体に環状フランジと錐状フランジが形成されたことを特徴とする、双方向ポンプとしている。
請求項3の発明は、請求項1記載の双方向ポンプにおいて、上述の頭部の出気端に雄ネジを具えた螺合管が設けられ、且つ出気バルブシートに雌ネジが設けられ、該雌ネジと該雄ネジにより、出気バルブシートと螺合管が結合されたことを特徴とする、双方向ポンプとしている。
請求項4の発明は、請求項3記載の双方向ポンプにおいて、出気バルブシートの側壁に孔が設けられ、螺合管の外壁面にネジ孔が設けられ、ネジが該孔を通った後に該ネジ孔にねじ込まれ、出気バルブシートと螺合管が固定されたことを特徴とする、双方向ポンプとしている。
請求項5の発明は、請求項1記載の双方向ポンプにおいて、出気バルブシートがフランジを具え、且つノブの両端が貫通し、並びに内部に内縁が形成され、出気バルブシートが該ノブに通される時に該内縁に当接させられることを特徴とする、双方向ポンプとしている。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の技術手段は、双方向ポンプの両側の入気口部分に逆止装置を設け、片側で送気する時に、頭部内の空気がもう片側より漏洩するのを防止できるようにする、というものである。
【0009】
本発明の第2の技術手段は、送気の出気端にナットが結合されたノブを設け、該ナットと充気ノズルの雄ネジの螺合により、頭部と充気ノズルが空気圧力の作用により離脱するのを防止できるようにする、というものである。
【0010】
これにより、本発明は頭部の二側にシリンダを設け、このシリンダと頭部の入気端の間に入気口逆止装置と漏止装置を設け、該入気口逆止装置により片側で送気する時に空気がもう片側より漏洩するのを防止し、上述の頭部の出気端に出気口逆止装置とノブを設け、該ノブにナットを結合させ、該ナットを利用して充気ノズルを螺合させて脱落防止するようにし、該出気口逆止装置により送出した空気の逆流を防止し、これにより送気を楽に行なえるようにしている。
【0011】
【実施例】
図1は本発明の双方向ポンプの主要な構造を示す。頭部1の二側にはシリンダ2が設置され、各シリンダ2内にピストンロッド22が結合されたピストンが設けられ、該ピストンロッド22はハンドル24に組み合わされ、ハンドル24の操作によりピストン23がシリンダ2内で軸方向に運動する時、空気を圧縮して頭部1内に進入させることができる。該頭部1の別の位置に出気端が設けられ、該出気端に出気口逆止装置5が設けられ、該出気口逆止装置5にナット8を結合させたノブ6が結合されている。
【0012】
図2と図3は本発明の双方向ポンプのそのうちの一つの送気端、及び出気端の構造を示す。もう一側の送気端の構造は図示される送気端の構造と同じである。図3に示される頭部1の両側に入気端10が設けられ、該入気端10の内径に雌ネジ11が設けられ、且つ入気端10の中心部分に入気管12が設置され、該入気管12の底部に入気チャネル13が設置され、該入気チャネル13の周辺の入気管12の底面に複数の溝131が設けられている。該入気チャネル13は垂直な出気チャネル14に連通している。該頭部1の出気端101に頭部1と結合されて一体とされる螺合管15があり、該螺合管15に雄ネジ151が設けられ、且つ上述の出気チャネル14が該螺合管15の中心を貫通し、該螺合管15の外壁面にネジ孔152が設けられている。
【0013】
本発明によると、シリンダ2の外周に雄ネジ21が設けられ、該雄ネジ21が頭部1の雌ネジ11に螺合され、これによりシリンダ2と頭部1が結合される。本発明はさらにシリンダ2と頭部1の間に入気口逆止装置3と漏止装置4が設けられ、該入気口逆止装置3は頭部1内部に送られた空気の逆流を防止して、片側で送気する時に空気がもう片側より漏出するのを防止する。該漏止装置4は空気がシリンダ2と頭部1の結合部分より漏出するのを防止する。上述の入気口逆止装置3は入気バルブシート31とバルブ32を具え、該バルブ32は軟質のゴム材料で形成された適当な厚さを具えた片状体とされ、且つバルブ32の面積は完全に上述の入気チャネル13の入気口と溝131の軸方向端面を被覆するが、ただし溝131の側辺は被覆不能であるものとされる。該入気バルブシート31は入気貫通孔311を具えている。該バルブ32が入気管12内に置かれる時、入気バルブシート31が入気管12の内周に結合され、入気管12の内部と外部が僅かに入気貫通孔311により連通するものとされる。上述の漏止装置4は軟質のゴム材料で形成され、それは一体成形されて管状フランジ43と、該管状フランジ43の外周に連接された環状フランジ41と、該管状フランジ43と環状フランジ41の間に連接された錐状フランジ42とを具え、これにより該漏止装置4が碗状形態とされている。該漏止装置4は管状フランジ43の内周により頭部1の入気管12の外周を圧迫し、これにより環状フランジ41が入気端10の底面に接合され、また該錐状フランジ42の端縁が頭部1の外側に向けられている。上述のシリンダ2の雄ネジ21が頭部1の雌ネジ11に螺合された後、錐状フランジ42の端縁がシリンダ2の内周壁面に貼り合わされ(図2参照)、これにより空気のシリンダ2と頭部1の組合せ部分からの漏出が防止される。
【0014】
本発明は頭部1に設けられた出気口逆止装置5が出気バルブシート50とバルブ55を具えている。該出気バルブシート50はほぼ筒状体とされ、筒状体の上端に凹んだ内空間があり、並びに該内空間の内壁面に雌ネジ54が設置され、その壁面に貫通する孔511が設けられている。該出気バルブシート50の外周の下端近くに環状のフランジ56が設けられ、出気バルブシート50の底面に上方と下方に貫通する出気貫通孔52が設けられ、該出気貫通孔52の周辺の内空間底面に複数の溝53が設けられている。出気バルブシート50の雌ネジ54は上述の螺合管15の雄ネジ151に螺合される。該バルブ55は軟質のゴム材料で形成されて適当な厚さを具えた片状体とされ、且つバルブ55の面積は完全に上述の出気貫通孔52の入気口と出気チャネル14の出口を塞ぐが、上述の溝53の側辺は被覆しないものとされる。
【0015】
上述のノブ6はこの出気バルブシート50より大きな筒状体とされ、その内周の上端に内縁61が形成されている。
【0016】
上述の出気バルブシート50と頭部1の組合せ前に、先ずバルブ55が出気バルブシート50の内空間底面に置かれ、その後、出気バルブシート50が下から上にノブ6に通され、これによりフランジ56が内縁61に当接させられ、その後、出気バルブシート50の雌ネジ54と螺合管15の雄ネジ151が螺合されて孔511とネジ孔152が対応する時、ネジ153が孔511を通されてネジ孔152にねじ込まれ、これにより出気バルブシート50と螺合管15が更に固定されて脱落防止される。最後に出気バルブシート50の底端の凸管57が漏止パッキング7の中心孔71に通された後、ナット8がノブ6の内周の下端に圧迫固定される。
【0017】
前述の本発明の構造により、その送気操作方式は以下のとおりである。まず、ナット8のネジ孔81が自転車或いは球類等の物体の充気ノズルに嵌め合わされ、さらにノブ6が回されてネジ孔81と充気ノズルの雄ネジが螺合され、こうして充気ノズルとノブの間の結合が強固とされ、空気圧力の作用による離脱が防止される。その後、ハンドルが軸方向に操作されて空気が入気口逆止装置3を通過して頭部1内に送られ、さらに空気が出気口逆止装置5を通過し頭部1より送出されて充気が行なわれる。
【0018】
図4に示されるように、本発明による充気が行なわれる時、空気が入気バルブシート31の入気貫通孔311を通過する時、バルブ32を押動させて入気貫通孔311の入気口を塞ぎ、これにより空気は溝131の側辺のみより入気チャネル13に進入する。図5に示されるように、もし一側で送気動作を行なわず、一側のみで送気動作を行なう時、頭部1に進入する空気は入気チャネル13を経由してバルブ32を押動して移動させ、入気バルブシート31の入気貫通孔311を塞がせ、これにより空気の漏出を防止し、空気を順調に出気チャネル14より送出させる。
【0019】
図6に示されるように、空気が出気チャネル14より送出される時、直接バルブ55を駆動して出気バルブシート50の出気貫通孔52の入気口を塞がせ、これにより空気がただ溝53の側辺より出気チャネル52に流入し送出される。送出された空気が逆流する時、空気の圧力がバルブ55を押動して移動させ、出気チャネル14の出口を塞がせ(図7)、これにより空気の逆流により形成される抵抗力が減り、使用者が楽に操作できるものとされている。図6、7に示される漏止パッキング7は、充気ノズル9がナット8に螺合される時、充気ノズルの端部が漏止パッキング7に圧接することにより、空気の充気ノズルとナット8の接合部分からの漏出が防止される。
【0020】
以上は本発明の好ましい実施例の説明であって、本発明の実施範囲を限定するものではなく、本発明に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。
【0021】
【発明の効果】
従来の技術と比較すると、本発明の双方向ポンプは、単一方向送気時に、頭部内の空気が送気しないもう一端より漏出するのを防止できる。
【0022】
本発明の双方向ポンプの頭部は充気ノズルと強固に結合可能で、これにより空気圧力作用による離脱を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構造の断面図である。
【図2】本発明の片側の構造の拡大断面図である。
【図3】本発明の主要な構成部品の組合せ関係を示す分解図である。
【図4】本発明の入気口逆止装置が頭部とシリンダの間に組み付けられた状態と送気時の空気の流動方向を示す局部断面図である。
【図5】空気が逆流する時に、本発明の入気口逆止装置が空気の逆流を防止する状態を示す局部断面図である。
【図6】本発明の出気口逆止装置が頭部の出気端に組み付けられた状態と送気時の空気の流動方向を示す局部断面図である。
【図7】空気が逆流する時に、本発明の出気口逆止装置が空気の逆流を防止する状態を示す局部断面図である。
【符号の説明】
1 頭部 151 雄ネジ
10 入気端 152 ネジ孔
101 出気端 153 ネジ
11 雌ネジ 2 シリンダ
12 入気管 21 雄ネジ
120 入気口 22 ピストンロッド
13 入気チャネル 23 ピストン
131 溝 24 ハンドル
14 出気チャネル 3 入気口逆止装置
15 螺合管 31 入気バルブシート
311 入気貫通孔 54 雌ネジ
32 バルブ 55 バルブ
4 漏止装置 56 フランジ
41 環状フランジ 57 凸管
42 錐状フランジ 6 ノブ
43 管状フランジ 61 内縁
5 出気口逆止装置 7 漏止パッキング
50 出気バルブシート 71 中心孔
51 管壁 8 ナット
511 孔 81 雌ネジ
52 出気貫通孔 9 充気ノズル
53 溝
【発明の属する技術分野】
本発明は一種の自転車或いは球類に対する送気作業に用いられるポンプに係り、特に送出した空気の逆流と漏洩を防止する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1の提供する双方向ポンプは、頭部の二側にそれぞれポンプ筒が設けられ、該頭部にタイヤ用入気ノズルを連接できる連接装置が設けられ、入気ノズルを介してタイヤに空気を送ることができる。
【0003】
前述の特許文献1の連接装置は嵌合の方式により頭部に結合され、このため使用過程で振動或いはその他の外力因子により脱落しやすい。さらに頭部内に逆止構造がなく、ゆえに送気時に双方向で同時に送気する動作を行なわねば空気を送り出すことができず、片側だけで送気しようとすると、空気がもう片側から漏れだすため順調に送気できない。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第6,350,112号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は双方向送気を行なうポンプを提供し、その第1の目的は、従来の双方向ポンプの片側で送気する時にもう片側より空気が漏出する欠点を解決することにある。
【0006】
本発明の提供する双方向ポンプの第2の目的は、従来の双方向ポンプの頭部と充気ノズルの組合せ時に空気圧力作用により離脱しやすい欠点を解決することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、双方向ポンプにおいて、該双方向ポンプは頭部、入気口逆止装置、漏止装置、出気口逆止装置、ノブを具え、
該頭部は、その両側に入気端を具え、この二つの入気端にそれぞれシリンダが結合され、該入気端に入気管があり、該入気管が入気チャネルに連通し、該入気チャネルの入気口部分の側辺に溝(131)があり、該頭部は出気端を具え、該出気端が出気チャネルを具え、該出気チャネルが該入気チャネルと連通し、
該入気口逆止装置は、入気バルブシートとバルブ(32)を具え、該入気バルブシートが上述の入気管の入気口部分に組み合わされ、該バルブ(32)が該入気管内に設置され、並びに該入気管底部と入気バルブシートの間に位置し、
該漏止装置は、上述の入気管に結合されると共に該頭部と該シリンダの結合部分を圧迫し、
該出気口逆止装置は、出気バルブシートとバルブ(55)を具え、該出気バルブシートが上述の頭部の出気端に組み合わされ、該出気バルブシートが出気貫通孔を具え、該出気貫通孔の入気口部分の側辺に溝(53)が設けられ、該バルブ(55)が該出気バルブシートの内部底面と該頭部の出気端の間に設けられ、
該ノブは、該出気バルブシートに組み合わされて該出気バルブシートに対して回転可能とされ、該ノブにナットが結合され、
以上を特徴とする双方向ポンプとしている。
請求項2の発明は、請求項1記載の双方向ポンプにおいて、漏止装置が管状フランジを具え、該管状フランジの外周に一体に環状フランジと錐状フランジが形成されたことを特徴とする、双方向ポンプとしている。
請求項3の発明は、請求項1記載の双方向ポンプにおいて、上述の頭部の出気端に雄ネジを具えた螺合管が設けられ、且つ出気バルブシートに雌ネジが設けられ、該雌ネジと該雄ネジにより、出気バルブシートと螺合管が結合されたことを特徴とする、双方向ポンプとしている。
請求項4の発明は、請求項3記載の双方向ポンプにおいて、出気バルブシートの側壁に孔が設けられ、螺合管の外壁面にネジ孔が設けられ、ネジが該孔を通った後に該ネジ孔にねじ込まれ、出気バルブシートと螺合管が固定されたことを特徴とする、双方向ポンプとしている。
請求項5の発明は、請求項1記載の双方向ポンプにおいて、出気バルブシートがフランジを具え、且つノブの両端が貫通し、並びに内部に内縁が形成され、出気バルブシートが該ノブに通される時に該内縁に当接させられることを特徴とする、双方向ポンプとしている。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の技術手段は、双方向ポンプの両側の入気口部分に逆止装置を設け、片側で送気する時に、頭部内の空気がもう片側より漏洩するのを防止できるようにする、というものである。
【0009】
本発明の第2の技術手段は、送気の出気端にナットが結合されたノブを設け、該ナットと充気ノズルの雄ネジの螺合により、頭部と充気ノズルが空気圧力の作用により離脱するのを防止できるようにする、というものである。
【0010】
これにより、本発明は頭部の二側にシリンダを設け、このシリンダと頭部の入気端の間に入気口逆止装置と漏止装置を設け、該入気口逆止装置により片側で送気する時に空気がもう片側より漏洩するのを防止し、上述の頭部の出気端に出気口逆止装置とノブを設け、該ノブにナットを結合させ、該ナットを利用して充気ノズルを螺合させて脱落防止するようにし、該出気口逆止装置により送出した空気の逆流を防止し、これにより送気を楽に行なえるようにしている。
【0011】
【実施例】
図1は本発明の双方向ポンプの主要な構造を示す。頭部1の二側にはシリンダ2が設置され、各シリンダ2内にピストンロッド22が結合されたピストンが設けられ、該ピストンロッド22はハンドル24に組み合わされ、ハンドル24の操作によりピストン23がシリンダ2内で軸方向に運動する時、空気を圧縮して頭部1内に進入させることができる。該頭部1の別の位置に出気端が設けられ、該出気端に出気口逆止装置5が設けられ、該出気口逆止装置5にナット8を結合させたノブ6が結合されている。
【0012】
図2と図3は本発明の双方向ポンプのそのうちの一つの送気端、及び出気端の構造を示す。もう一側の送気端の構造は図示される送気端の構造と同じである。図3に示される頭部1の両側に入気端10が設けられ、該入気端10の内径に雌ネジ11が設けられ、且つ入気端10の中心部分に入気管12が設置され、該入気管12の底部に入気チャネル13が設置され、該入気チャネル13の周辺の入気管12の底面に複数の溝131が設けられている。該入気チャネル13は垂直な出気チャネル14に連通している。該頭部1の出気端101に頭部1と結合されて一体とされる螺合管15があり、該螺合管15に雄ネジ151が設けられ、且つ上述の出気チャネル14が該螺合管15の中心を貫通し、該螺合管15の外壁面にネジ孔152が設けられている。
【0013】
本発明によると、シリンダ2の外周に雄ネジ21が設けられ、該雄ネジ21が頭部1の雌ネジ11に螺合され、これによりシリンダ2と頭部1が結合される。本発明はさらにシリンダ2と頭部1の間に入気口逆止装置3と漏止装置4が設けられ、該入気口逆止装置3は頭部1内部に送られた空気の逆流を防止して、片側で送気する時に空気がもう片側より漏出するのを防止する。該漏止装置4は空気がシリンダ2と頭部1の結合部分より漏出するのを防止する。上述の入気口逆止装置3は入気バルブシート31とバルブ32を具え、該バルブ32は軟質のゴム材料で形成された適当な厚さを具えた片状体とされ、且つバルブ32の面積は完全に上述の入気チャネル13の入気口と溝131の軸方向端面を被覆するが、ただし溝131の側辺は被覆不能であるものとされる。該入気バルブシート31は入気貫通孔311を具えている。該バルブ32が入気管12内に置かれる時、入気バルブシート31が入気管12の内周に結合され、入気管12の内部と外部が僅かに入気貫通孔311により連通するものとされる。上述の漏止装置4は軟質のゴム材料で形成され、それは一体成形されて管状フランジ43と、該管状フランジ43の外周に連接された環状フランジ41と、該管状フランジ43と環状フランジ41の間に連接された錐状フランジ42とを具え、これにより該漏止装置4が碗状形態とされている。該漏止装置4は管状フランジ43の内周により頭部1の入気管12の外周を圧迫し、これにより環状フランジ41が入気端10の底面に接合され、また該錐状フランジ42の端縁が頭部1の外側に向けられている。上述のシリンダ2の雄ネジ21が頭部1の雌ネジ11に螺合された後、錐状フランジ42の端縁がシリンダ2の内周壁面に貼り合わされ(図2参照)、これにより空気のシリンダ2と頭部1の組合せ部分からの漏出が防止される。
【0014】
本発明は頭部1に設けられた出気口逆止装置5が出気バルブシート50とバルブ55を具えている。該出気バルブシート50はほぼ筒状体とされ、筒状体の上端に凹んだ内空間があり、並びに該内空間の内壁面に雌ネジ54が設置され、その壁面に貫通する孔511が設けられている。該出気バルブシート50の外周の下端近くに環状のフランジ56が設けられ、出気バルブシート50の底面に上方と下方に貫通する出気貫通孔52が設けられ、該出気貫通孔52の周辺の内空間底面に複数の溝53が設けられている。出気バルブシート50の雌ネジ54は上述の螺合管15の雄ネジ151に螺合される。該バルブ55は軟質のゴム材料で形成されて適当な厚さを具えた片状体とされ、且つバルブ55の面積は完全に上述の出気貫通孔52の入気口と出気チャネル14の出口を塞ぐが、上述の溝53の側辺は被覆しないものとされる。
【0015】
上述のノブ6はこの出気バルブシート50より大きな筒状体とされ、その内周の上端に内縁61が形成されている。
【0016】
上述の出気バルブシート50と頭部1の組合せ前に、先ずバルブ55が出気バルブシート50の内空間底面に置かれ、その後、出気バルブシート50が下から上にノブ6に通され、これによりフランジ56が内縁61に当接させられ、その後、出気バルブシート50の雌ネジ54と螺合管15の雄ネジ151が螺合されて孔511とネジ孔152が対応する時、ネジ153が孔511を通されてネジ孔152にねじ込まれ、これにより出気バルブシート50と螺合管15が更に固定されて脱落防止される。最後に出気バルブシート50の底端の凸管57が漏止パッキング7の中心孔71に通された後、ナット8がノブ6の内周の下端に圧迫固定される。
【0017】
前述の本発明の構造により、その送気操作方式は以下のとおりである。まず、ナット8のネジ孔81が自転車或いは球類等の物体の充気ノズルに嵌め合わされ、さらにノブ6が回されてネジ孔81と充気ノズルの雄ネジが螺合され、こうして充気ノズルとノブの間の結合が強固とされ、空気圧力の作用による離脱が防止される。その後、ハンドルが軸方向に操作されて空気が入気口逆止装置3を通過して頭部1内に送られ、さらに空気が出気口逆止装置5を通過し頭部1より送出されて充気が行なわれる。
【0018】
図4に示されるように、本発明による充気が行なわれる時、空気が入気バルブシート31の入気貫通孔311を通過する時、バルブ32を押動させて入気貫通孔311の入気口を塞ぎ、これにより空気は溝131の側辺のみより入気チャネル13に進入する。図5に示されるように、もし一側で送気動作を行なわず、一側のみで送気動作を行なう時、頭部1に進入する空気は入気チャネル13を経由してバルブ32を押動して移動させ、入気バルブシート31の入気貫通孔311を塞がせ、これにより空気の漏出を防止し、空気を順調に出気チャネル14より送出させる。
【0019】
図6に示されるように、空気が出気チャネル14より送出される時、直接バルブ55を駆動して出気バルブシート50の出気貫通孔52の入気口を塞がせ、これにより空気がただ溝53の側辺より出気チャネル52に流入し送出される。送出された空気が逆流する時、空気の圧力がバルブ55を押動して移動させ、出気チャネル14の出口を塞がせ(図7)、これにより空気の逆流により形成される抵抗力が減り、使用者が楽に操作できるものとされている。図6、7に示される漏止パッキング7は、充気ノズル9がナット8に螺合される時、充気ノズルの端部が漏止パッキング7に圧接することにより、空気の充気ノズルとナット8の接合部分からの漏出が防止される。
【0020】
以上は本発明の好ましい実施例の説明であって、本発明の実施範囲を限定するものではなく、本発明に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。
【0021】
【発明の効果】
従来の技術と比較すると、本発明の双方向ポンプは、単一方向送気時に、頭部内の空気が送気しないもう一端より漏出するのを防止できる。
【0022】
本発明の双方向ポンプの頭部は充気ノズルと強固に結合可能で、これにより空気圧力作用による離脱を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構造の断面図である。
【図2】本発明の片側の構造の拡大断面図である。
【図3】本発明の主要な構成部品の組合せ関係を示す分解図である。
【図4】本発明の入気口逆止装置が頭部とシリンダの間に組み付けられた状態と送気時の空気の流動方向を示す局部断面図である。
【図5】空気が逆流する時に、本発明の入気口逆止装置が空気の逆流を防止する状態を示す局部断面図である。
【図6】本発明の出気口逆止装置が頭部の出気端に組み付けられた状態と送気時の空気の流動方向を示す局部断面図である。
【図7】空気が逆流する時に、本発明の出気口逆止装置が空気の逆流を防止する状態を示す局部断面図である。
【符号の説明】
1 頭部 151 雄ネジ
10 入気端 152 ネジ孔
101 出気端 153 ネジ
11 雌ネジ 2 シリンダ
12 入気管 21 雄ネジ
120 入気口 22 ピストンロッド
13 入気チャネル 23 ピストン
131 溝 24 ハンドル
14 出気チャネル 3 入気口逆止装置
15 螺合管 31 入気バルブシート
311 入気貫通孔 54 雌ネジ
32 バルブ 55 バルブ
4 漏止装置 56 フランジ
41 環状フランジ 57 凸管
42 錐状フランジ 6 ノブ
43 管状フランジ 61 内縁
5 出気口逆止装置 7 漏止パッキング
50 出気バルブシート 71 中心孔
51 管壁 8 ナット
511 孔 81 雌ネジ
52 出気貫通孔 9 充気ノズル
53 溝
Claims (5)
- 双方向ポンプにおいて、該双方向ポンプは頭部、入気口逆止装置、漏止装置、出気口逆止装置、ノブを具え、
該頭部は、その両側に入気端を具え、この二つの入気端にそれぞれシリンダが結合され、該入気端に入気管があり、該入気管が入気チャネルに連通し、該入気チャネルの入気口部分の側辺に溝(131)があり、該頭部は出気端を具え、該出気端が出気チャネルを具え、該出気チャネルが該入気チャネルと連通し、
該入気口逆止装置は、入気バルブシートとバルブ(32)を具え、該入気バルブシートが上述の入気管の入気口部分に組み合わされ、該バルブ(32)が該入気管内に設置され、並びに該入気管底部と入気バルブシートの間に位置し、
該漏止装置は、上述の入気管に結合されると共に該頭部と該シリンダの結合部分を圧迫し、
該出気口逆止装置は、出気バルブシートとバルブ(55)を具え、該出気バルブシートが上述の頭部の出気端に組み合わされ、該出気バルブシートが出気貫通孔を具え、該出気貫通孔の入気口部分の側辺に溝(53)が設けられ、該バルブ(55)が該出気バルブシートの内部底面と該頭部の出気端の間に設けられ、
該ノブは、該出気バルブシートに組み合わされて該出気バルブシートに対して回転可能とされ、該ノブにナットが結合され、
以上を特徴とする双方向ポンプ。 - 請求項1記載の双方向ポンプにおいて、漏止装置が管状フランジを具え、該管状フランジの外周に一体に環状フランジと錐状フランジが形成されたことを特徴とする、双方向ポンプ。
- 請求項1記載の双方向ポンプにおいて、上述の頭部の出気端に雄ネジを具えた螺合管が設けられ、且つ出気バルブシートに雌ネジが設けられ、該雌ネジと該雄ネジにより、出気バルブシートと螺合管が結合されたことを特徴とする、双方向ポンプ。
- 請求項3記載の双方向ポンプにおいて、出気バルブシートの側壁に孔が設けられ、螺合管の外壁面にネジ孔が設けられ、ネジが該孔を通った後に該ネジ孔にねじ込まれ、出気バルブシートと螺合管が固定されたことを特徴とする、双方向ポンプ。
- 請求項1記載の双方向ポンプにおいて、出気バルブシートがフランジを具え、且つノブの両端が貫通し、並びに内部に内縁が形成され、出気バルブシートが該ノブに通される時に該内縁に当接させられることを特徴とする、双方向ポンプ。
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